JP2016033430A - 熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ - Google Patents

熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ Download PDF

Info

Publication number
JP2016033430A
JP2016033430A JP2014155847A JP2014155847A JP2016033430A JP 2016033430 A JP2016033430 A JP 2016033430A JP 2014155847 A JP2014155847 A JP 2014155847A JP 2014155847 A JP2014155847 A JP 2014155847A JP 2016033430 A JP2016033430 A JP 2016033430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
heat exchanger
cable
sensor
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014155847A
Other languages
English (en)
Inventor
義則 西屋敷
Yoshinori Nishiyashiki
義則 西屋敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2014155847A priority Critical patent/JP2016033430A/ja
Publication of JP2016033430A publication Critical patent/JP2016033430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】熱交換器に装着されるセンサの取付クリップにおいて、熱交換器に対するセンサの組付性を向上させつつ、前記センサの脱落を確実に防止する。
【解決手段】熱交換器10に装着される検出センサ20のケーブル24を保持可能な取付クリップ26において、前記ケーブル24の収納されるケーブル溝36を有したクリップ本体28の側部にクリップカバー32が開閉自在に設けられ、前記クリップカバー32を回動させ前記クリップ本体28の上部を覆うことでケーブル24が保持され、この状態で第1爪部38と第2爪部48とを係合させることで保持状態がロックされる。また、ケーブル24の保持状態において、クリップ本体28の第1脚部30とクリップカバー32の第2脚部34とを、熱交換器10のフィン14へと挿入することで保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、車両用空調装置に用いられる熱交換器に装着され、該熱交換器を通過した空気の温度を検出する目的で設けられるセンサの取付クリップに関する。
従来から、自動車等の車両に搭載される車両用空調装置は、送風機によって内外気をハウジング内へと取り込み、冷却手段であるエバポレータ(熱交換器)により冷却された空気と、加熱手段であるヒータコアにより加熱された空気とを前記ハウジング内で所望の混合比率で混合して各吹出口から送風することで車室内の温度を調整している。例えば、エバポレータの表面には検出センサが設けられ、この検出センサで検出された表面温度を確認することでエバポレータに付着した凝縮水の凍結を防止している。この検出センサは、温度検出を行う検出部と、該検出部に接続されたケーブルとからなり、前記検出部がエバポレータの表面に装着された状態で、前記ケーブルを押えるように取付クリップを装着することで、該ケーブルの経路を規制して保持している。
このような取付クリップは、例えば、特許文献1に開示されるように、断面U字状に形成され、その中央部にケーブル保持部が設けられ、該ケーブル保持部から離間した二股状の連結部を有している。この連結部は、互いに離間する方向への弾発力を有しており、ケーブル保持部にケーブルを収納した後、作業者が一方の連結部と他方の連結部とを互いに接近させる方向へと押圧した状態で、前記連結部を隣接するチューブの間へと挿入することで、連結部の弾発力によって前記チューブに対して取付クリップが保持され、ケーブルがエバポレータの表面に保持される。
一方、特許文献2に開示された取付クリップでは、台座の上部にケーブルを保持可能で可撓性を有した保持部が設けられ、該保持部の端部を台座に設けられた一対の爪部によって保持可能な構成としている。そして、保持部の内部にケーブルが挿通された状態で、保持部の端部を台座側へと移動させ爪部へと係合させることで前記端部が前記台座に保持され前記ケーブルが保持された状態となる。この状態で、台座から突出した脚部をエバポレータのフィン及びチューブの間へと挿入することで取付クリップを介してケーブルが保持される。
実開昭59−89716号公報 実開昭59−122913号公報
しかしながら、上述した特許文献1に係る取付クリップをエバポレータの表面へと装着する際、作業者が一対の連結部を挟み込むように押しながらチューブの間へと挿入する必要があり、ケーブルの保持状態が不安定であると同時にその装着作業が煩雑であり、組付性の低下を招くこととなる。
また、特許文献2に係る取付クリップでは、例えば、熱交換器を搭載した車両の振動等の原因によって一対の爪部が互いに離間する方向へ移動し、爪部による保持部の保持状態が解除されてしまうことが懸念され、その場合、保持部によるケーブルの保持状態が解除され、規制のなされていない前記ケーブルが熱交換器の周辺部材と接触し、接触音の発生やケーブルの断線等の原因となる。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、熱交換器に対するセンサの組付性を向上させつつ、前記センサの脱落を確実に防止することが可能な熱交換器に装着されるセンサの取付クリップを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、空気と媒体との熱交換を行う熱交換器に装着され、熱交換器の状態を検出可能なセンサを装着するための取付クリップであって、
取付クリップはセンサに接続されるケーブルを保持し、ケーブルの収納される収納部を有した本体部と、
本体部に対して開閉自在に設けられ、その閉動作によって収納部を覆うカバー部と、
カバー部を本体部側へと閉動作させケーブルを保持した状態で開動作をロックするロック手段と、
本体部及びカバー部の端部にそれぞれ設けられ、収納部の延在方向と略直交するように形成された一組の脚部と、
を備え、
脚部が熱交換器のフィン及び/又はチューブの間へと挿入されることを特徴とする。
本発明によれば、熱交換器の状態を検出可能なセンサを装着するための取付クリップであって、センサに接続されるケーブルを収納可能な収納部を有した本体部に対してカバー部が開閉自在に設けられ、ケーブルの収納された状態でカバー部を閉動作させ収納部を覆ってロック手段によって本体部とカバー部とを係合させる。また、本体部及びカバー部の端部には、収納部の延在方向と略直交するように形成された一組の脚部が形成され、脚部が熱交換器のフィン及び/又はチューブの間へと挿入されることで装着される。
従って、ロック手段による本体部とカバー部との係合状態が誤って解除されてしまった場合でも、カバー部に設けられた脚部がフィン及び/又はチューブの間へと挿入されているため、カバー部の開動作が規制され、本体部から離間する方向へと開動作してしまうことがない。
その結果、取付クリップにおけるケーブルの保持状態が確実に維持されると共に、一組の脚部を介して装着することで脱落を確実に防止することができる。また、収納部にケーブルを収納した状態で、カバー部によって本体部の一部を覆ってロック手段によって保持することで、取付クリップを熱交換器へと装着する前にケーブルの保持状態を容易に維持することができるため、取付クリップを熱交換器へと装着する際の組付性を向上させることができる。
さらに、ロック手段は、本体部及びカバー部の少なくともいずか一方に設けられ、対向する部材側に向かって突出した爪部を有し、爪部を対向する部材へ係合させるとよい。
さらにまた、脚部には、熱交換器への挿入方向に向かって徐々に先細状となる段付部を形成するとよい。
またさらに、カバー部には、収納部に臨むように該ケーブルの延在方向に沿って突出した押え部を設けるとよい。
また、センサは、熱交換器の温度を検出する温度センサとするとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、センサを熱交換器へと装着するための取付クリップにおいて、センサのケーブルを収納可能な本体部に対してカバー部を開閉自在に設け、ケーブルの収納された状態でカバー部を閉動作させ収納部を覆ってロック手段によって本体部とカバー部とを係合させると共に、本体部及びカバー部の端部に設けられた一組の脚部が熱交換器のフィン及び/又はチューブの間へと挿入することで取付クリップを装着する。これにより、ロック手段による本体部とカバー部との係合状態が誤って解除されてしまった場合でも、カバー部の開動作が脚部の挿入されたフィン及び/又はチューブによって規制され、本体部から離間する方向へと回動してしまうことがない。
その結果、取付クリップにおけるケーブルの保持状態が確実に維持されると共に、一組の脚部を介して装着することで脱落を確実に防止することができる。また、取付クリップを熱交換器へと装着する前に、収納部にケーブルを収納してカバー部によって覆った状態で、カバー部と本体部とをロック手段によって係合させ保持することで、取付クリップを熱交換器へと装着する前に仮組み状態とすることができるため組付性の向上を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る取付クリップを用いて検出センサの装着される熱交換器の外観斜視図である。 図2Aは、取付クリップのクリップカバーを開放状態とした外観斜視図であり、図2Bは、図2Aの取付クリップにケーブルが保持された状態を示す外観斜視図である。 図3Aは、ケーブルが保持される前の状態を示す取付クリップの側面図であり、図3Bは、ケーブルの保持された取付クリップが熱交換器に装着された状態を示す拡大側面図である。 図4Aは、第1変形例に係る取付クリップの全体側面図であり、図4Bは、図4Aの取付クリップがケーブルを保持する前の状態を示す全体側面図であり、図4Cは、第2変形例に係る取付クリップの全体側面図であり、図4Dは、図4Cの取付クリップがケーブルを保持する前の状態を示す全体側面図である。
本発明に係る熱交換器に装着されるセンサの取付クリップについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るセンサの装着された熱交換器を示す。
この熱交換器10は、図1に示されるように、媒体の流通する複数のチューブ12と、該チューブ12の間において蛇行するように波状に折曲されたフィン14と、前記チューブ12の両端部に接続される一組のタンク16a、16bとを有し、例えば、前記媒体として冷媒の用いられるエバポレータである。
なお、図1に示す熱交換器10においては、便宜上、一部のチューブ12の間のみにフィン14を図示している。
そして、配管18aを通じて一方のタンク16aに媒体が供給され、複数のチューブ12を通じて熱交換器10の内部を循環し、チューブ12及びフィン14の間を通過する空気との熱交換が行われた後、再び前記タンク16aに接続された配管18bから外部へと導出される。
また、熱交換器10の表面には、その表面温度を検出するための検出センサ20が設けられる。この検出センサ20は温度センサであり、温度検出を行う検出部22と、該検出部22に接続されるケーブル24とを有し、前記ケーブル24の端部が図示しないコントローラ等に接続されることで、前記熱交換器10の表面温度が電気的に検出されている。また、ケーブル24は、熱交換器10の表面に装着される取付クリップ26によって保持されることで、近接する他部材との接触等が防止される。
取付クリップ26は、図1〜図3Bに示されるように、例えば、樹脂製材料から形成され、略平面状に形成されたクリップ本体28と、該クリップ本体28に対して突設した第1脚部30と、前記クリップ本体28の側部に対して開閉自在に設けられたクリップカバー32と、前記クリップカバー32に対して設けられた第2脚部34とを含む。
クリップ本体28は、所定厚さを有し長手方向(矢印A方向)に沿って長尺な断面長方形状に形成され、その上部には凹状に窪んだケーブル溝36が形成される。ケーブル溝36は、上方の開放された断面長方形状に形成され、長手方向(矢印A方向)に沿って延在している。
また、クリップ本体28において長手方向(矢印A方向)と直交する幅方向(矢印B方向)の一側部には、上部から下方(矢印C2方向)且つ前記ケーブル溝36から離間する方向に向かって徐々に幅広となるように傾斜した第1爪部38が形成される。
第1脚部30は、クリップ本体28の下面に対して直交するように所定長さで下方(矢印C2方向)へと突出すると共に、先端に向かって徐々に先細状となるように複数の段付部40を有している。詳細には、クリップ本体28の側部と略平行となる第1脚部30の両側部が、下方(矢印C2方向)に向かって徐々に幅狭状となった後、一旦拡幅してから再び下方に向かって徐々に幅狭状となるように形成されている。換言すれば、第1脚部30は、ケーブル溝36の延在方向(矢印A方向)に沿って見た場合に段付状に形成されている(図3A及び図3B参照)。
なお、第1脚部30は、ケーブル溝36の延在方向と直交する幅方向(矢印B方向)から見た側面が一定幅となるように形成されている。
クリップカバー32は、クリップ本体28における他側部上部に接合され、プレート状のベース部42と、該ベース部42に対して直交するように突出した壁部44と、前記壁部44の端部からさらに突出した第2脚部34とを有する。そして、クリップカバー32は、クリップ本体28に対して略直交するように鉛直上方向(矢印C1方向)に延在した状態(図2A及び図3A参照)から、前記クリップ本体28の上部を覆うように略平行な状態(図2B及び図3B参照)となるまで約90°の範囲内で回動自在に設けられる。
ベース部42は、クリップ本体28の長手方向と直交する幅方向(矢印B方向)に長尺な略長方形状に形成され、その一端部がクリップ本体28に対して接合され、該クリップカバー32に対して直交するように突出した壁部44を他端部に有する。
また、ベース部42には、その一端部及び他端部と直交する両側部に一対の押え部46が形成され、該押え部46は、クリップカバー32がクリップ本体28の上部を覆った際、ケーブル溝36に臨む位置に設けられ、且つ、前記クリップカバー32から離間する方向(矢印A方向)に向かってそれぞれ所定長さだけ突出している。そして、クリップ本体28のケーブル溝36に収納されたケーブル24に当接することで上方から前記ケーブル溝36側(矢印C2方向)へと押圧している。
壁部44は、例えば、その先端部がベース部42の一側部側に向かって折曲された断面略L字状に形成され、クリップカバー32をクリップ本体28側(図3A中、矢印D1方向)へと回動させた際、該クリップ本体28における一側部に隣接し、且つ、前記クリップ本体28と略同一高さとなるように形成される。
また、クリップカバー32には、壁部44の内側となる位置にクリップ本体28の第1爪部38に係合される第2爪部48が設けられる。第2爪部48は、壁部44に対して所定間隔離間して略平行に設けられ、その下端部がベース部42の一端部側へ向かって折曲している。そして、クリップカバー32をクリップ本体28側に向かって回動させ、該クリップ本体28の上部を覆うように略平行となった状態において第2爪部48が第1爪部38に対して係合される。これにより(図2B及び図3B参照)、クリップカバー32がクリップ本体28を覆った状態で保持される。
第2脚部34は、第1脚部30と略同一形状に形成され、該クリップ本体28の下面に対する第1脚部30の突出高さと略同一高さで前記ベース部42の下面から突出している。そして、図3Bに示されるように、クリップカバー32がクリップ本体28に対して保持された状態において、第2脚部34が第1脚部30と所定間隔離間して略平行に配置される。
本発明の実施の形態に係る取付クリップ26及び該取付クリップ26の装着された熱交換器10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に前記取付クリップ26を用いて検出センサ20を熱交換器10へと装着する方法について簡単に説明する。
先ず、図2A及び図3Aに示される取付クリップ26のクリップカバー32がクリップ本体28から離間するように開いた開放状態において、検出センサ20のケーブル24をケーブル溝36に沿って載置する。なお、ここでは2線が平行に設けられ被覆された2線平行ケーブルがケーブル24として用いられる場合について説明する。
次に、図示しない作業者がクリップ本体28を保持した状態で、クリップカバー32の他端部側を該クリップ本体28側へと接近させる方向(図3A中、矢印D1方向)に押圧して回動させる。これにより、クリップカバー32は、その一端部を支点として他端部側が回動し、前記クリップカバー32が前記クリップ本体28と略平行となるまで回動することで、第2爪部48が第1爪部38に対して係合される。
図2B及び図3Bに示されるように、このクリップカバー32の第2爪部48がクリップ本体28の第1爪部38へと係合されることで、該クリップカバー32が前記クリップ本体28の上部を覆い、且つ、略平行となった状態で保持される。換言すれば、クリップカバー32がクリップ本体28から離間する方向(図3A中、矢印D2方向)へと回動してしまうことが阻止される。
また、クリップカバー32の押え部46によってケーブル24が上方から押えられることで、該ケーブル24はケーブル溝36に収納された状態で長手方向に沿って確実に保持される。
これにより、検出センサ20のケーブル24の途中が取付クリップ26によって保持された状態となり、作業者がクリップカバー32から手を離してもケーブル24の保持状態が確実且つ安定的に維持されている。
次に、このようにケーブル24を保持している取付クリップ26を、その幅方向が検出センサ20の延在方向と直交するように配置した状態とし、略平行に配置されている第1及び第2脚部30、34側から熱交換器10へと接近させ、前記第1及び第2脚部30、34の先端からフィン14の間に挿入する。そして、熱交換器10の表面側となるフィン14及びチューブ12の端部にクリップ本体28の下面が当接するまで移動させる(図3B参照)。
これにより、図3Bに示されるように、第1及び第2脚部30、34の段付部40がフィン14に対して好適に当接し、その接触作用下に取付クリップ26が脱落することなく熱交換器10の表面に保持され、ケーブル24を保持した状態で装着される。
以上のように、本実施の形態では、熱交換器10に装着され温度検出を行う検出センサ20のケーブル24を保持可能な取付クリップ26において、ケーブル溝36を有したクリップ本体28に対して回動自在にクリップカバー32を設けると共に、前記クリップ本体28の下面に第1脚部30を設け、前記クリップカバー32における回動側端部となる他端部に第2脚部34を設けている。そして、ケーブル溝36にケーブル24を載置し、クリップカバー32の回動作用下にクリップ本体28との間に挟持した状態で、前記クリップカバー32の回動を第1及び第2爪部38、48の係合作用下に規制し、且つ、前記第1及び第2脚部30、34を熱交換器10におけるフィン14の内部へと挿入している。
そのため、クリップ本体28に対するクリップカバー32の係合状態が誤って解除されてしまった場合でも、第2脚部34がフィン14に挿入されているためクリップカバー32の回動動作(開動作)が規制され、前記クリップ本体28に対して離間する方向(矢印D2方向)に回動してしまうことが防止される。その結果、取付クリップ26における検出センサ20のケーブル24の保持状態が確実に維持される。
その結果、取付クリップ26から外れたケーブル24が熱交換器10の周辺に配置された他部材と接触してしまうことを確実に防止することができるため、接触による接触音の発生や前記ケーブル24の断線等を確実に回避することが可能となる。
また、ケーブル溝36にケーブル24を収納した状態で、該ケーブル24を覆うようにクリップカバー32をクリップ本体28側へと回動させ、その第2爪部48を第1爪部38へと係合させることで、クリップカバー32が開いてしまうことがなく、取付クリップ26に対してケーブル24の保持された状態を容易に維持することができる。その結果、取付クリップ26を熱交換器10へと装着する前に前記ケーブル24を仮組みできることで、作業者が容易に熱交換器10へと装着することができ、前記取付クリップ26の熱交換器10への組付性を向上させることができる。
さらに、取付クリップ26が、2つの第1及び第2脚部30、34によって熱交換器10へと装着されているため、単一の脚部で装着した場合と比較し、前記取付クリップ26の脱落を防止することが可能となる。
また、検出センサ20のケーブル24を固定可能な取付クリップ26は、上述した構成に限定されるものではなく、例えば、図4A〜図4Dに示されるような取付クリップ100、150を用いるようにしてもよい。なお、以下の説明においては、上述した取付クリップ26と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
例えば、図4A及び図4Bに示される第1変形例に係る取付クリップ100は、クリップ本体102の一側部にクリップカバー104が開閉自在に設けられ、前記クリップ本体102の下部に、第2脚部106の一部が設けられている。
クリップ本体102の一側部には、ケーブル24を保持可能な断面半円状の第1溝部108が形成され、該第1溝部108は側方に向かって開口している。また、第1溝部108の下部には、側方に向かって突出した爪部110が形成され、該爪部110は前記第1溝部108に臨み、且つ、クリップ本体102の他側部側に向かって徐々に幅広状となる断面三角形状に形成される。
また、クリップ本体102の下部には、他側部近傍に第1脚部30が設けられ、一側部には第2脚部106の一部を構成する支持部112が設けられている。
クリップカバー104は、クリップ本体102の一側部において第1溝部108の上部に接合され、該接合部位を支点として回動自在に設けられる。また、クリップカバー104は、クリップ本体102の側方に設けられ、該クリップ本体102に臨む断面半円状の第2溝部114を有している。そして、クリップカバー104をクリップ本体102側へ接近させるように回動させた際(図4B中、矢印E1方向)、第2溝部114と第1溝部108とが合わさることでケーブル24を保持可能なケーブル溝116が構成される。
また、第2溝部114の下部には、クリップ本体102の爪部110が係合可能なフック118が設けられている。このフック118は、例えば、水平方向に延在した平面部に対して略直交するように設けられ、クリップカバー104をクリップ本体102の一側部へ接近させるように回動させ当接させた際、爪部110がフック118に対して係合されることで、前記クリップカバー104が前記クリップ本体102の一側部を覆い、且つ、略水平方向に配置された状態で保持される。換言すれば、クリップカバー104がクリップ本体102から離間する方向(図4B中、矢印E2方向)へと回動してしまうことが阻止される。
さらに、クリップカバー104の下部には第2脚部106が形成され、クリップ本体102側となる第2脚部106の側面には、支持部112の係合される凹部120が形成されている。そして、クリップ本体102の側部にクリップカバー104が固定された際、凹部120内に支持部112が挿入されることで第2脚部106が構成される。
これにより、それぞれ開口していた第1溝部108と第2溝部114とが閉塞されることで、断面略円形状のケーブル溝116が構成され、その内部にケーブル24が確実に保持され、このケーブル24の保持された状態で、第1及び第2脚部30、106を熱交換器10のフィン14の間に挿入することで、取付クリップ100と共にケーブル24が前記熱交換器10の表面に固定される。
一方、図4C及び図4Dに示される第2変形例に係る取付クリップ150は、第1変形例に係る取付クリップ100に対して、クリップ本体152側に第2脚部154の一部を構成する支持部112が設けられることなく、該第2脚部154がクリップカバー156のみに設けられている点で相違している。なお、この取付クリップ150の構成は、上述した第1変形例に係る取付クリップ100と略同一であるため、その詳細な説明は省略する。
以上のように、第1及び第2変形例に係る取付クリップ100、150においても、クリップ本体102、152に対するクリップカバー104、156の係合状態が誤って解除されてしまった場合でも、第2脚部106、154がフィン14に挿入されているためクリップカバー104、156の回動動作が規制され、前記クリップ本体102、152に対して離間する方向(矢印E2方向)に回動してしまうことが防止される。その結果、取付クリップ100、150における検出センサ20のケーブル24の保持状態を確実に維持することが可能となる。
なお、本発明に係る熱交換器10に装着されるセンサの取付クリップ26は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…熱交換器 12…チューブ
14…フィン 20…検出センサ
24…ケーブル 26、100、150…取付クリップ
28、102、152…クリップ本体 30…第1脚部
32、104、156…クリップカバー
34、106、154…第2脚部 36、116…ケーブル溝
38…第1爪部 42…ベース部
48…第2爪部 108…第1溝部
110…爪部 112…支持部
114…第2溝部 116…ケーブル溝
118…フック 120…凹部

Claims (5)

  1. 空気と媒体との熱交換を行う熱交換器に装着され、該熱交換器の状態を検出可能なセンサを装着するための取付クリップであって、
    前記取付クリップは前記センサに接続されるケーブルを保持し、該ケーブルの収納される収納部を有した本体部と、
    前記本体部に対して開閉自在に設けられ、その閉動作によって前記収納部を覆うカバー部と、
    前記カバー部を前記本体部側へと閉動作させ前記ケーブルを保持した状態で開動作をロックするロック手段と、
    前記本体部及び前記カバー部の端部にそれぞれ設けられ、前記収納部の延在方向と略直交するように形成された一組の脚部と、
    を備え、
    前記脚部が前記熱交換器のフィン及び/又はチューブの間へと挿入されることを特徴とする熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ。
  2. 請求項1記載の取付クリップにおいて、
    前記ロック手段は、前記本体部及び前記カバー部の少なくともいずか一方に設けられ、対向する部材側に向かって突出した爪部を有し、前記爪部が前記対向する部材に係合されることを特徴とする熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ。
  3. 請求項1又は2記載の取付クリップにおいて、
    前記脚部には、前記熱交換器への挿入方向に向かって徐々に先細状となる段付部が形成されることを特徴とする熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の取付クリップにおいて、
    前記カバー部には、前記収納部に臨むように該ケーブルの延在方向に沿って突出した押え部が設けられることを特徴とする熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の取付クリップにおいて、
    前記センサは、前記熱交換器の温度を検出する温度センサであることを特徴とする熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ。
JP2014155847A 2014-07-31 2014-07-31 熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ Pending JP2016033430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155847A JP2016033430A (ja) 2014-07-31 2014-07-31 熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155847A JP2016033430A (ja) 2014-07-31 2014-07-31 熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016033430A true JP2016033430A (ja) 2016-03-10

Family

ID=55452403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014155847A Pending JP2016033430A (ja) 2014-07-31 2014-07-31 熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016033430A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112444282A (zh) * 2019-08-29 2021-03-05 浙江三花智能控制股份有限公司 传感器、换热器和换热系统
WO2022245145A1 (ko) * 2021-05-21 2022-11-24 한온시스템 주식회사 차량용 난방장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112444282A (zh) * 2019-08-29 2021-03-05 浙江三花智能控制股份有限公司 传感器、换热器和换热系统
WO2022245145A1 (ko) * 2021-05-21 2022-11-24 한온시스템 주식회사 차량용 난방장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5394008B2 (ja) 温度検出器
JP5532523B2 (ja) 温度センサ支持装置
JP2011064388A (ja) 熱交換器に装着されるセンサの取付構造
JP2008020175A (ja) 温度センサー固定装置及びこれを備えた空気調和機
JP2016033430A (ja) 熱交換器に装着されるセンサの取付クリップ
JP2009209971A (ja) 配管材の固定具及び固定装置
KR101521128B1 (ko) 유체 가열모듈 및 이를 적용한 온수매트
JP4830675B2 (ja) 空気調和機の温度センサ固定装置
JP6499020B2 (ja) 抵抗素子収納用ケース及び抵抗器
WO2017203984A1 (ja) 温度センサ
JP5234043B2 (ja) 温度センサ取付具
JP2013195147A (ja) 温度センサ、及び温度センサの取り付け構造
JP2019212751A (ja) 抵抗素子収納用ケース及び抵抗器
JP6787281B2 (ja) 支持装置および車両用空調装置
JP2013231610A (ja) 温度センサ
CN210463458U (zh) 固定组件和具有其的感温包组件、空调器
KR20210039092A (ko) 열교환기용 센서홀더
JP5112922B2 (ja) 熱輻射パネル
KR101298231B1 (ko) 차량용 디포그센서 및 케이스의 결합구조
JP6133670B2 (ja) 配線・配管材用の保護カバーの保持具、および配線・配管材用の保護カバーの保持装置
JP4440135B2 (ja) 温度センサー取り付け装置
KR20170018177A (ko) 에어컨용 관 온도 감지센서 및 그의 제조방법
CN109238487B (zh) 热敏电阻支架及空调机
JP2010112641A (ja) 空気調和機の温度センサ固定装置
KR101391535B1 (ko) 열교환기