JP2016033027A - キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉操作時に指が滑りにくく簡便に開閉が行え、手に痛みを感じにくいキャップの提供。【解決手段】容器本体の開口部に装着されるキャップであって、円筒状の筒壁部12を有し、筒壁部12の外周面12aに、周方向と交差する方向に延びる複数の凸条14からなるローレット部16が設けられ、凸条14の長さ方向に垂直な断面形状は、頂部14aが円弧状で、かつ頂部14aから基端に向かって幅が広くなる形状であり、凸条14の少なくとも1つは、頂部14aの両側の第1側面部14b及び第2側面部14cの両方に、凸条14の長さ方向に延びる凹条18が形成されている、キャップ1。【選択図】図3

Description

本発明は、キャップに関する。
例えば液体洗剤等の容器において容器本体の開口部に螺合装着させる計量キャップ等では、その開栓性を向上させるために、キャップ外周面に複数の凸条からなるローレット(ナール)が形成される。
具体的には、例えば、キャップ外周面に、高さ0.2〜2.0mmで頂部が円弧状の複数の縦リブ(凸条)を0.5〜20mmの間隔でキャップの回転方向と直交する向きに形成し、それら隣り合う縦リブの間に縦リブよりも高さの低い小リブ(凸条)を形成したキャップが提案されている(特許文献1)。また、キャップ外周面に、断面半円形状で、高さ0.2〜0.3mmの複数の凸条が0.95〜1.15mmの間隔で形成されたキャップが提案されている(特許文献2)。
特開2001−354247号公報 特開2008−44630号公報
しかし、特許文献1のキャップでは、手に洗剤や水が付着していても開閉操作の際の指掛かりの効果はあるが、指が滑った際に痛みを感じることがある。また、特許文献2のキャップでは、凸条への指の引っ掛かりが充分でないために、手に付着した洗剤や水の影響で指が滑って開閉操作が困難になることがある。
本発明は、開閉操作時に指が滑りにくく簡便に開閉が行え、手に痛みを感じにくいキャップを提供することを目的とする。
本発明のキャップは、容器本体の開口部に装着されるキャップであって、円筒状の筒壁部を有し、前記筒壁部の外周面に、周方向と交差する方向に延びる複数の凸条からなるローレット部が設けられ、前記凸条の長さ方向に垂直な断面形状は、頂部が円弧状で、かつ前記頂部から基端に向かって幅が広くなる形状であり、前記凸条の少なくとも1つは、前記頂部の両側の側面部のいずれか一方もしくは両方に、当該凸条の長さ方向に延びる凹条が形成されている。
本発明のキャップにおいては、前記凸条における前記頂部の両側の側面部同士がなす角度は、100〜150°であることが好ましい。
また、前記凸条における前記頂部の両側の側面部にそれぞれ、当該凸条の長さ方向に延びる凹条が形成されていることが好ましい。
また、前記凹条は、前記凸条の一方の端から他方の端まで形成されていることが好ましい。
また、前記凸条のすべてに前記凹条が形成されていることが好ましい。
また、前記筒壁部の外径が20〜110mmであることが好ましい。
本発明のキャップは、開閉操作時に指が滑りにくく簡便に開閉が行え、手に痛みを感じにくい。
本発明のキャップの一例を示した斜視図である 図1のキャップの正面図である。 図1のキャップを軸方向に垂直に切断したときのローレット部の凸条部分の拡大断面図である。 図3の凸条に形成された凹条部分を拡大した断面図である。 本発明のキャップの凸条の他の例を示した断面図である。 本発明のキャップの凸条の他の例を示した断面図である。 本発明のキャップの他の例を示した斜視図である。 比較例で作製したキャップのローレット部の凸条部分の拡大断面図である。
以下、本発明のキャップの一例について図1〜4に基づいて説明する。
本実施形態のキャップ1は、図1及び図2に示すように、円板状の天板部10と、天板部10の周縁から垂下された円筒状の筒壁部12とを有する。
筒壁部12の内周面には、容器本体の開口部に形成されたネジ部に対応するネジ部(不図示)が形成されている。これにより、キャップ1は該容器本体の開口部に螺合して装着できるようになっている。つまり、キャップ1を周方向に回転させることで容器の開閉が行えるようになっている。
筒壁部12の外周面12aには、その周方向と直交する方向、すなわち軸方向に延びる複数の凸条14からなるローレット部16が設けられている。なお、凸条14の長さ方向は、この例では筒壁部12の周方向と直交する方向であるが、周方向と交差する方向であればよく、周方向と直交する方向には限定されない。例えば、凸条14の長さ方向は、周方向と直交する方向に対して傾斜していてもよい。
この例では、凸条14の下端が筒壁部12の下端まで達していない態様となっている。本発明では、複数の凸条14からなるローレット部16がこのように筒壁部12の軸方向に部分的に形成されていてもよい。
また、この例では、複数の凸条14からなるローレット部16が筒壁部12の外周面12aにその全周にわたって形成されている。なお、複数の凸条14からなるローレット部16は、筒壁部12の外周面12aに周方向に部分的に形成されていてもよい。すなわち、筒壁部12の外周面12aにおいて凸条14が形成されていない部分があってもよい。
凸条14の長さ方向に垂直な断面形状は、図3に示すように、頂部14aが円弧状で、かつ頂部14aから基端に向かって幅が広くなる形状になっている。凸条14の頂部14aが円弧状になっていることで、キャップ1の開閉時に筒壁部12のローレット部16を指で摘まんだときに、手に痛みを感じにくい。
凸条14における頂部14aの円弧の半径Rは、0.5〜1.0mmが好ましく、0.6〜0.8mmがより好ましい。頂部14aの円弧の半径Rが下限値以上であれば、キャップ1の開閉時に筒壁部12のローレット部16を指で摘まんだときに、より手に痛みを感じにくい。頂部14aの円弧の半径Rが上限値以下であれば、凸条14に指が引っ掛かりやすくキャップ1の開閉操作が容易になる。
凸条14の高さは、0.25〜0.6mmが好ましく、0.4〜0.5mmがより好ましい。凸条14の高さが下限値以上であれば、凸条14に指が引っ掛かりやすくキャップ1の開閉操作が容易になる。凸条14の高さが上限値以下であれば、高さによる痛みがより起こりにくく、開閉操作が容易にできる。
なお、凸条14の高さとは、筒壁部12の外周面12aのローレット部16を形成している部分における凸条14を形成していないときの基準面k(図3)から凸条14の頂点までの距離を意味する。すなわち、凸条14の高さとは、筒壁部12の軸方向に垂直な断面における、凸条14と凸条14の間の谷底12bに接する内接円である基準面k(図3)から凸条14の頂点までの距離を意味する。
凸条14の幅は、1.1〜3.4mmが好ましく、1.8〜2.7mmがより好ましい。凸条14の幅が下限値以上であれば、ローレット部16の谷底12bまで隙間無く指全体が接触しやすく開閉操作が容易である。凸条14の幅が上限値以下であれば、指の引っ掛かりが良く開閉操作が容易である。
なお、凸条14の幅とは、凸条14の正面視における幅を意味する。
凸条14のピッチは、1.1〜3.4mmが好ましく、1.8〜2.7mmがより好ましい。凸条14のピッチが下限値以上であれば、ローレット部16の谷底12bまで隙間無く指全体が接触しやすく開閉操作が容易である。凸条14のピッチが上限値以下であれば、指の引っ掛かりが良く開閉操作が容易である。
なお、凸条14のピッチとは、隣り合う凸条14の幅方向の中心間の距離を意味する。
この例の凸条14では隣り合う凸条14同士が隣接しているため、幅とピッチが同じになっている。筒壁部12の外周面12aにおいて周方向に隣り合う凸条14同士が離れている場合は、幅とピッチが異なる値となる。
凸条14における頂部14aの両側の第1側面部14bと第2側面部14cとがなす角度θ(図3)は、100〜150°が好ましく、110〜140°がより好ましい。前記角度θが下限値以上であれば、キャップ1の開閉時においてローレット部16を指で摘まんだときに指が凸条14の第1側面部14b及び第2側面部14cに充分に接触しやすく、指が滑りにくくなるため、開閉操作がより容易になる。また、ローレット部16を摘まんだときに指に痛みを感じにくい。前記角度θが上限値以下であれば、凸条14に指がかかりやすくなるため、キャップ1の開閉操作がより容易になる。
図3及び図4に示すように、この例では、凸条14における頂部14aの両側の第1側面部14bと第2側面部14cのそれぞれに、凸条14の長さ方向に延びる凹条18が形成されている。凸条14に凹条18が形成されていることで、キャップ1の開閉時に洗剤や水等で濡れた指でローレット部16を摘まんだ際に、指に付着した洗剤や水等が凹条18をつたって広がる。これにより、指で摘まんだ部分から洗剤や水等が充分に除かれるため、キャップ1の開閉時に指が滑りにくくなり、開閉操作が簡便に行える。また、ローレット部16を指で過度に強く摘ままなくてもキャップ1の開閉操作が簡便に行えるため、手に痛みも感じにくい。
凹条18は、凸条14の長さ方向に直線状に形成されていることが好ましいが、波線状、折れ線状等に形成されていてもよい。
この例の凸条14の長さ方向に垂直な面で切断したときの断面形状は、凸条14の頂点を通る筒壁部12の直径方向に平行な直線部18aと、その直線部18aに垂直な直線部18bとを有する三角形状となっている。凹条18がこのような断面三角形状であることで、凸条14の長さ方向に垂直な方向の断面形状は、台形部の上に頂部が円弧状の突起部が設けられた、段差を有する形状となっている。
凹条18の幅d1(図4)は、0.2〜0.7mmが好ましく、0.25〜0.5mmがより好ましい。凹条18の幅d1が下限値以上であれば、指に付着した洗剤や水等が凹条18内に入り込みやすく、指が滑りにくくなる。凹条18の幅d1が上限値以下であれば、凹条18内に入り込んだ洗剤や水等が毛細管現象により広がりやすく、指が滑りにくくなる。
なお、凹条の幅とは、凹条の開口部における幅を意味する。
凹条18の深さd2(図4)は、0.08〜0.28mmが好ましく、0.1〜0.2mmがより好ましい。凹条18の深さd2が下限値以上であれば、指に付着した洗剤や水等が凹条18内に入り込みやすく、指が滑りにくくなる。凹条18の深さd2が上限値以下であれば、汚れが凹条18内の角部に残りにくくキャップ1が汚れたままになりにくい。また成形時の金型からの離型性も良く金型の傷みも少なく生産効率も良い。
なお、凹条の深さとは、凹条が形成されていないときの凸条の側面部から凹条の底までの距離を意味する。
凹条18の幅d1に対する深さd2の比(d2/d1)は、0.04〜0.65が好ましく、0.15〜0.57がより好ましい。比(d2/d1)が下限値以上であれば、洗剤や水等の汚れを落としやすく開閉操作が容易である。比(d2/d1)が上限値以下であれば、凹条18内に汚れが残りにくくキャップ1が汚れにくい。
凸条14の長さ方向に対して垂直な面で切断したときの凹条18の断面積は、0.008〜0.098mmが好ましく、0.0125〜0.05mmがより好ましい。前記断面積が下限値以上であれば、指に付着した洗剤や水等が凹条18内に入り込みやすく、指が滑りにくくなる。前記断面積が上限値以下であれば、凹条18内に入り込んだ洗剤や水等が毛細管現象により広がりやすく、指が滑りにくくなる。
凹条18は、キャップ1の開閉時に指がより滑りにくくなる点から、凸条14のすべてに形成されていることが好ましい。なお、凹条18は、ローレット部16の凸条14のうち少なくとも1つに形成されていればよく、全ての凸条14に形成されていなくてもよい。
ローレット部16における凸条14の総数に対する、凹条18が形成されている凸条14の本数の比は、0.3〜1となることが好ましく、0.5〜1となることがより好ましい。前記比が下限値以上であれば、洗剤や水等で濡れた手でキャップ1の開閉を行う際でもローレット部16を指で摘まんだ部分から洗剤や水等が凹条18をつたって除かれやすく、開閉時に指が滑りにくく開閉が行いやすい。また、開閉が行いやすいため、キャップ1を過度に強く摘まむ必要がないため、痛みも感じにくい。
キャップ1を開くときも閉じるときも指が滑りにくくなる点では、この例のように凹条18は凸条14の第1側面部14bと第2側面部14cの両方に形成されていることが好ましい。
なお、凹条18は、凸条14における第1側面部14bと第2側面部14cのいずれか一方のみに形成されていてもよい。この場合、凸条14の第1側面部14b側から第2側面部14c側に向かう方向x(図2)にキャップ1を回動させてキャップ1を開ける態様では、第1側面部14bに凹条18が形成されていることが好ましい。これにより、キャップ1を開ける際に第1側面部14bに形成された凹条18により、ローレット部16における指で摘まんだ部分から手に付着した洗剤や水等が除かれやすくなる。キャップを閉める操作では通常指が滑ったときにはキャップがほぼ閉まっているため、その時点でキャップを閉める操作を終えても液漏れ等の不具合は比較的起きにくい。一方、キャップ1の開ける操作では、指が滑るとキャップが開けられない。そのため、上記のような態様としてキャップを開けるときに凹条による効果が充分に得られやすいようにすることが好ましい。
凹条18は、凸条14の長さ方向の一方の端14dから他方の端14eまで形成されていることが好ましい。これにより、ローレット部16における凸条14の長さ方向のどこを指で摘まんでも凹条18による効果が得られやすくなる。
なお、凹条18による効果が損なわれない範囲であれば、凹条18は凸条14の一方の端14dから他方の端14eまで形成されていなくてもよい。
洗剤や水等が付着した手でローレット部16を摘まんだときに洗剤や水等が凹条18をつたわって広がりやすく、より指が滑りにくい点では、凹条18は凸条14の長さ方向に連続して形成されていることが好ましい。なお、凹条18による効果を損なわない範囲であれば、凹条18は断続的に形成されていてもよい。
キャップ1の筒壁部12の外径は、20〜110mmが好ましく、25〜100mmがより好ましい。筒壁部12の外径が前記範囲内であれば、ローレット部16の効果が得られやすく、キャップ1の開閉操作がより容易になる。
なお、筒壁部12の外径とは、ローレット部16における凸条14の頂点に接する外接円の直径を意味する。
キャップ1の材質は、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリスチレン等の樹脂が挙げられる。
前記した特許文献1、2のような従来のキャップでは、洗剤や水等が付着した手で開閉操作を行う場合に凸条によって洗剤や水がある程度掻き取られるものの、その掻き取りが不充分となって指が滑ることがある。
これに対して、本発明のキャップにおいては、ローレット部を形成する凸条の少なくとも1つに凹条が形成されているため、洗剤や水等が付着した手でローレット部を摘まんだときに、指に付着した洗剤や水等が凹条をつたわって広がり、指で摘まんだ部分から除かれる。これにより、開閉操作の際に指がしっかりと凸条に接するため、指が滑りにくくなり、キャップを簡便に開閉できる。また、凹条の断面形状が前記した凹条18の断面形状のような態様の場合、凸条14に段差が形成されるため、その段差部分に指が引っ掛かりやすく、キャップの開閉操作においてより指が滑りにくくなる。
また、本発明のキャップでは、ローレット部を形成する凸条の頂部が円弧状であるうえ、前記のように指が滑りにくいためにローレット部を過度に強く摘まむ必要がないことから、開閉時に指に痛みを感じにくい。また、凸条の頂部の半径Rを前記した範囲に制御したり、凸条における頂部の両側の側面部同士がなす角度θを前記したとおりに制御したりすることで、キャップ開閉時に指が滑ったとしてもより痛みを感じにくくすることができる。
なお、本発明のキャップは、前記したものには限定されない。例えば、凹条の断面形状は三角形状には限定されない。
具体的には、図5に示すように、凸条14の第2側面部14c(第1側面部14bも同様)に断面半円形状の凹条18Aが形成されているキャップであってもよい。また、図6に示すように、凸条14の第2側面部14c(第1側面部14bも同様)に、断面形状が欠円形状で、開口部よりも底側に開口部の幅よりも幅が広い部分を有する凹条18Bが形成されているキャップであってもよい。
また、凸条における1つの側面部に形成される凹条の数は、1本には限定されず、2本以上であってもよい。
また、本発明のキャップは、計量用筒壁部を有する計量キャップであってもよい。具体的には、例えば、図7に例示したキャップ2であってもよい。
キャップ2は、円筒状の計量用筒壁部20と、計量用筒壁部20の一側開口端を閉じる蓋部22と、計量用筒壁部20の周面から外方に張り出したフランジ部24と、フランジ部24の縁部から垂下された円筒状の外側筒壁部26と、を備えている。
計量用筒壁部20には、計量用の目盛線と容量表示用の数字を備えた目盛部28が印刷、刻印等の手段により形成されている。これにより、キャップ2を倒立させた状態で、計量用筒壁部20の開口部20aから注入された液体等の内容物の量を把握することができる。
キャップ2の計量用筒壁部20における目盛部28以外の部分には、計量用筒壁部20の軸方向に複数の凸条30からなるローレット部32が形成されている。また、外側筒壁部26における計量用筒壁部20のローレット部32と対応する部分に、外側筒壁部26の軸方向に複数の凸条34からなるローレット部36が形成されている。
凸条30及び凸条34の態様としては、凸条14と同様の凹条が形成された態様が挙げられ、好ましい態様も同じである。
キャップ2では、ローレット部32又はローレット部36のいずれかを指で摘まんで開閉操作を行うことができる。凸条30及び凸条34の態様が凸条14と同様の態様となっていることで、キャップ1の場合と同様の理由から洗剤や水等が付着していても指が滑りにくく、開閉操作が簡便に行え、また痛みも感じにくい。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[評価方法]
各例で作製したキャップを螺合装着できる容器本体を用意し、当該本体容器をトルクメータ(TOHNICHI DIGITAL TORQUE METER 2TME 180CN)に固定し、各例で作製したキャップを回転螺合させて指が滑り出した時のトルク値を読み取った。トルク値の測定は、キャップを摘まむ指先に少量の水を付着させた状態(試験1)、柔軟剤を付着させた状態(試験2)、及び衣料用液体洗剤を付着させた状態(試験3)で行った。いずれの試験においても濡れた指でキャップのローレット部を摘まんで該キャップを螺合固定する操作を5回(n=5)行い、それらのトルク値の平均値を求めた。
[実施例1]
図1〜4に例示したキャップ1を作製した。凸条14の頂部14aの半径Rを0.7mm、高さを0.5mm、幅を2.34mm、第1側面部14bと第2側面部14cのなす角度θを124°とした。また、凹条18の幅d1を0.268mm、深さd2を0.107mm、比(d2/d1)を0.4、断面積を0.0132mmとした。凹条18は全ての凸条14に形成した。
キャップ1を用いて容器本体への螺合固定時のトルク値の測定を行った。結果を表1に示す。
[比較例1]
図8に示すように、凹条18が形成されていない以外はキャップ1と同様の形態のキャップ101を作製した。図8における図3と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。
キャップ101を用いて容器本体への螺合固定時のトルク値の測定を行った。結果を表1に示す。
Figure 2016033027
表1に示すように、いずれの試験においても、実施例1のキャップ1の場合において比較例1のキャップ101の場合に比べて高いトルク値が得られ、指が滑りにくかった。
1、2 キャップ
10 天板部
12 筒壁部
14、30、34 凸条
14a 頂部
14b 第1側面部
14c 第2側面部
16、32、36 ローレット部
18 凹条
20 計量用筒壁部
22 蓋部
24 フランジ部
26 外側筒壁部
28 目盛部

Claims (6)

  1. 容器本体の開口部に装着されるキャップであって、
    円筒状の筒壁部を有し、
    前記筒壁部の外周面に、周方向と交差する方向に延びる複数の凸条からなるローレット部が設けられ、
    前記凸条の長さ方向に垂直な断面形状は、頂部が円弧状で、かつ前記頂部から基端に向かって幅が広くなる形状であり、
    前記凸条の少なくとも1つは、前記頂部の両側の側面部のいずれか一方もしくは両方に、当該凸条の長さ方向に延びる凹条が形成されている、キャップ。
  2. 前記凸条における前記頂部の両側の側面部同士がなす角度が100〜150°である、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記凸条における前記頂部の両側の側面部にそれぞれ、当該凸条の長さ方向に延びる凹条が形成されている、請求項1又は2に記載のキャップ。
  4. 前記凹条が、前記凸条の一方の端から他方の端まで形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャップ。
  5. 前記凸条のすべてに前記凹条が形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のキャップ。
  6. 前記筒壁部の外径が20〜110mmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のキャップ。
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