JP2016031559A - 推定プログラム、推定方法および推定装置 - Google Patents

推定プログラム、推定方法および推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】計算量が大きくなることを防いで入力値に対応する出力値を推定すること。【解決手段】推定装置100は、サンプル集合に含まれる点を平均とし、かつ、点の近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、サンプル集合に含まれる各点に対して実行する。そして、推定装置100は、入力値を取得した場合に、入力値に対応する出力値を、サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、推定プログラム等に関する。
近年、複数のサンプル点が与えられた場合に、各サンプル点を回帰分析することで、回帰関数を特定し、特定した回帰関数を用いて、新たな入力値が与えられた場合に、新たな入力値に対応する出力値を推定する従来技術がある。
従来技術で利用される回帰分析には、カーネル回帰分析や、多項式回帰分析などがある。カーネル回帰分析では、バンド幅行列とよばれるパラメータの最適値を探索し、探索したパラメータを用いて、回帰関数を特定する。多項式回帰分析では、多項式の次数および各項の係数の最適値を探索し、回帰関数を特定する。
Nadaraya, E. A. (1964). "On Estimating Regression". Theory of Probability and its Applications 9 (1): 141-2. Watson, G. S. (1964). "Smooth Regression Analysis". Sankhya: The Indian Journal of Statistics, Series A 26 (4): 359-372. Wand, P. and Jones, C. (1994). "Kernel Smoothing". Chapman & Hall/CRC Monographs on Statistics & Applied Probability, Taylor & Francis.
しかしながら、上述した従来技術では、入力値に対応する出力値を推定するための計算量が大きくなるという問題がある。
入力値が高次元の場合や、各サンプル点が複雑な分布形状を持つ場合には、カーネル回帰のバンド幅を調整する処理や、多項式回帰の次数および係数を調整する時間が大きくなる。
1つの側面では、計算量が大きくなることを防いで入力値に対応する出力値を推定することができる推定プログラム、推定方法および推定装置を提供することを目的とする。
第1の案では、推定プログラムは、コンピュータに下記の処理を実行させる。コンピュータに、サンプル集合に含まれる複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定する処理を実行させる。コンピュータに、サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択する処理を実行させる。コンピュータに、選択した点および近傍点に基づいて、選択した点のベクトル値を平均とし、かつ、近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、サンプル集合に含まれる各点に対して実行する処理を実行させる。コンピュータに、入力値を取得した場合に、入力値に対応する出力値を、サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する処理を実行させる。
本発明の1実施態様によれば、計算量が大きくなることを防いで入力値に対応する出力値を推定することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係る推定装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、サンプル集合情報のデータ構造の一例を示す図である。 図3は、k近傍情報のデータ構造の一例を示す図である。 図4は、白色化サンプル集合のデータ構造の一例を示す図である。 図5は、近傍点を特定する処理を説明するための図である。 図6は、本実施例に係る回帰関数の一例を示す図である。 図7は、推定部の処理を説明するための図である。 図8は、本実施例に係る推定装置の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、推定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する推定プログラム、推定方法および推定装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施例に係る推定装置の構成の一例について説明する。図1は、本実施例に係る推定装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、この推定装置100は、通信部110、入力部120、表示部130、記憶部140、制御部150を有する。
通信部110は、ネットワークを介して他の装置とデータ通信を実行する処理部である。例えば、通信部110は、通信装置等に対応する。例えば、通信部110は、後述する近傍サイズ情報141、サンプル集合情報142を、他の装置から受信した場合には、受信した近傍サイズ情報141、サンプル集合情報142を、制御部150に出力する。
入力部120は、各種の情報を推定装置100に入力する入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウス、タッチパネル等に対応する。例えば、利用者は、入力部120を操作して、近傍サイズ情報141、サンプル集合情報142を入力してもよい。
表示部130は、制御部150から出力される各種データを表示する表示装置である。例えば、表示部130は、液晶ディスプレイやタッチパネル等に対応する。
記憶部140は、近傍サイズ情報141、サンプル集合情報142、k近傍情報143、関数パラメータ情報144を有する。記憶部140は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子などの記憶装置に対応する。
近傍サイズ情報141は、サンプル集合情報142のある点のk近傍を求める場合のサイズを指定するパラメータである。
サンプル集合情報142は、複数のサンプル点の情報を有する。図2は、サンプル集合情報のデータ構造の一例を示す図である。
図2に示す例において、横軸は「時間帯」等の入力変数に対応する軸である。入力変数は、時間帯に限らず、曜日、降水量、気温など複数の属性を含む多次元変数であってもよい。縦軸は「所要時間」等の出力変数に対応する軸である。例えば、所要時間は、ある区間を通過するために要した所要時間である。出力変数は、所要時間に限らず、通行料、燃費など複数の属性を含む多次元変数であってもよい。また、サンプル集合情報142は、各点X〜X15が配置されている。各点の座標を適宜、(x,y)、・・・、(x15,y15)とする。サンプル集合情報142は、各点X〜X15以外の点を有していてもよい。
k近傍情報143は、サンプル集合情報142の点と、この点の近傍に存在する近傍点との関係を示す情報である。図3は、k近傍情報のデータ構造の一例を示す図である。図3に示すように、このk近傍情報143は、サンプル集合情報142に含まれる点と、近傍点とを対応付ける。近傍点の数は、近傍サイズkにより指定される数となる。
関数パラメータ情報144は、各点の交叉カーネル関数のパラメータの情報を保持する。関数パラメータ情報144の説明は後述する。
制御部150は、取得部151と、白色化処理部152と、特定部153と、逆白色化処理部154と、実行部155と、推定部156とを有する。制御部150は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部150は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
取得部151は、通信部110または入力部120から、近傍サイズ情報141およびサンプル集合情報142を取得する。取得部151は、近傍サイズ情報151およびサンプル集合情報142を、記憶部140に登録する。
白色化処理部152は、サンプル集合情報142に対して白色化処理を実行する処理部である。白色化処理部152は、白色化を行ったサンプル集合情報142を、特定部153に出力する。以下の説明では、白色化処理を行ったサンプル集合情報142を、白色化サンプル集合と表記する。なお、白色化処理部152は、サンプル集合情報142のX〜X15について、x〜x15に対して白色化処理を実行して値を調整し、y〜y15の値はそのままとする。
ここで、白色化処理の一例について説明する。白色化処理部152は、サンプル集合情報142に含まれるx〜x15の平均ベクトルが0となり、かつ、x〜x15の共分散行列が単位行列となるように、サンプル集合情報142の各点のx〜x15の値を調整する。
白色化処理部152が、サンプル集合情報142に含まれるx〜x15の平均ベクトルを0にする処理の一例について説明する。白色化処理部152は、サンプル集合情報142の各x〜x15の平均ベクトルを計算し、各点のベクトルの値から平均ベクトルの値を減算することにより、サンプル集合情報142に含まれる点の平均ベクトルを0にする。
白色化処理部152が、サンプル集合情報142に含まれる点の共分散行列が単位行列となるように調整する処理の一例について説明する。白色化処理部153は、サンプル集合情報142の各x〜x15に対して、間隔を拡大、縮小する処理等を実行することで、各x〜x15の値を更新し、更新後の各x〜x15の値によって、共分散行列を算出する。白色化処理部152は、共分散行列が単位行列となる、各x〜x15の間隔を算出する。
白色化処理部152は、上述した平均ベクトルを0にする処理と、共分散行列を単位行列とする処理とを実行することで、式(1)を満たす白色化行列「T」を特定する。式(1)において、式(1)において、「S」は、サンプル集合情報142に含まれる点のベクトル値を並べたサンプル行列を示すものであり、「E[TS]」は、白色化サンプル行列TSの平均ベクトルを示すものであり、「Cov[TS]」は、白色化サンプル行列TSの共分散行列を示すものであり、「I」は、単位行列を示すものである。
E[TS]=0、 Cov[TS]=I・・・(1)
例えば、白色化処理部152は、サンプル集合情報142に含まれる各x〜x15に、白色化行列Tを乗算することで、各x〜x15の値を更新し、白色化サンプル集合を生成する。白色化処理部152は、生成した白色化サンプル集合の情報を、特定部153に出力する。また、白色化処理部152は、白色化行列Tの情報を逆白色化処理部154に出力する。
図4は、白色化サンプル集合のデータ構造の一例を示す図である。図4に示す例において、横軸は白色化処理部152が出力した第1主成分Aに対応する軸である。縦軸は、所要時間の出力変数に対応する軸である。白色化処理部152により白色化処理されることで、図3に示す各点X〜X15の位置は、図4に示す各点X〜X15の位置に移動している。
特定部153は、白色化サンプル集合の各点について、点の近傍に存在する近傍点を特定する処理部である。特定部153は、点と、この点に対応する近傍点との関係を、k近傍情報143に登録する。特定部153は、近傍点の数を、近傍点サイズ情報141のサイズに対応させる。
特定部153の処理の一例について説明する。図5は、近傍点を特定する処理を説明するための図である。ここでは一例として、近傍点サイズ情報141のサイズをkとする。特定部153は、各点について、他の点とのユーグリッド距離をそれぞれ算出する。図5の各矢印が、ユーグリッド距離を示す。特定部153は、基準となる点とのユーグリッド距離が最も近いものからk番目までの点を、基準となる点の近傍点とする。
例えば、基準点を点Xとし、この点Xとのユーグリッド距離が近い点を近い順に、X、X、X、X、・・・とする。また、近傍サイズkを「3」とする。この場合には、特定部153は、点Xの近傍点を「X、X、X」とし、点と近傍点との関係を、k近傍情報143に登録する。特定部153は、他の点X〜X15についても、同様にして、近傍点を特定し、k近傍情報143に登録する。
図1の説明に戻る。逆白色化処理部154は、白色化サンプル集合に含まれる各x〜x15に、白色化行列の逆行列「T-1」を乗算することで、逆白色化処理を実行する処理部である。白色化サンプル集合を逆白色化した情報を、サンプル集合情報と表記する。逆白色化処理部154は、サンプル集合情報を、実行部155に出力する。
実行部155は、サンプル集合情報に含まれる点とこの点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点に基づいて、選択した点のベクトル値を平均とし、近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、サンプル集合に含まれる各点に対して実行する。実行部155は、サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで、サンプル集合に対応する回帰関数を特定する。実行部155は、回帰関するに対応するパラメータの情報を、関数パラメータ情報144に登録する。
実行部155の処理の一例について説明する。例えば、実行部155は、式(2)に基づいて、回帰関数を特定する。式(2)に含まれるKは、カーネル関数である。カーネル関数Kは、式(3)によって定義される。
Figure 2016031559
Figure 2016031559
式(3)において、xは、実行部155が選択した点Xのxに対応する値が設定される。例えば、実行部155が点Xを選択し、この点Xのカーネル関数を求める場合には、xにxの値が設定される。
式(3)において、Hは、点Xのカーネル関数の形状を決める変数であり、式(4)によって定義される。式3に含まれるdijは、式(5)によって定義される。式(5)に含まれる「式(7)」は、式(6)によって定義される。
Figure 2016031559
Figure 2016031559
Figure 2016031559
Figure 2016031559
式(5)および式(6)に含まれる変数xijは、実行部155が選択した点Xの各近傍点のxにそれぞれ対応する。実行部155は、点Xと近傍点との関係を、k近傍情報143を基にして特定する。例えば、点Xの近傍点をX、X、Xとすると、点Xに対応する変数xijは「x12、x13、x14」となる。式(6)は、近傍点のxの平均値を求めるものである。式(5)は、近傍点の平均値と、ある近傍点のxとのノルムを求めるものである。
例えば、実行部155は、サンプル集合情報に含まれる点とこの点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点と、式(3)〜(6)に基づいて、サンプル集合情報に含まれる点のカーネル関数Kをそれぞれ算出する。実行部155は、サンプル集合情報の点と、この点に対応するカーネル関数との関係を、関数パラメータ情報144に登録する。
実行部155は、サンプル集合情報の各点のカーネル関数を算出した後に、式(2)によって、回帰関数を特定する。図6は、本実施例に係る回帰関数の一例を示す図である。図6において、横軸は図2と同様にして「時間帯」等の入力変数に対応する軸である。縦軸は図2と同様にして「所要時間」等の出力変数に対応する軸である。回帰関数10のグラフは、サンプル集合の各点に対応する出力値を入力値におけるカーネル関数の値で加重平均したものに対応する。
推定部156は、通信部110または入力部120から入力値を取得した場合に、入力値に対応する出力値を、サンプル集合情報の各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する処理部である。
例えば、推定部156は、関数パラメータ情報144を参照し、サンプル集合情報の各点に対応するカーネル関数を特定する。また、推定部156は、式(1)に基づいて、サンプル集合情報の各点に対応する出力値を入力値におけるカーネル関数の値で加重平均した回帰関数を特定する。推定部156は、回帰関数の情報を、実行部155から取得してもよい。
推定部156は、入力値を受け付けた場合に、入力値と回帰関数とを比較して、出力値を推定する。図7は、推定部の処理を説明するための図である。図7において、横軸は図2と同様にして「時間帯」等の入力変数に対応する軸である。縦軸は図2と同様にして「所要時間」等の出力変数に対応する軸である。回帰関数10のグラフは、サンプル集合の各点に対応する出力値を入力値におけるカーネル関数の値で加重平均したものに対応する。
推定部156は、入力値Bを取得すると、回帰関数10と入力値Bとを基にして、出力値Bを推定する。推定部156は、推定した出力値の情報を、表示部130に出力する。または、推定部156は、推定した出力値の情報を、ネットワークを介して外部の装置に送信する。
次に、本実施例に係る推定装置100の処理手順の一例について説明する。図8は、本実施例に係る推定装置の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、推定装置100の取得部151は、近傍サイズ情報141を取得する(ステップS101)。取得部151は、サンプル集合情報142を取得する(ステップS102)。
推定装置100の白色化処理部152は、サンプル集合情報142に対して白色化処理を実行する(ステップS103)。推定装置100の特定部153は、白色化サンプル集合に含まれる各点のk近傍を計算する(ステップS104)。
推定装置100の逆白色化処理部154は、白色化サンプル集合に対して逆白色化処理を実行する(ステップS105)。推定装置100の実行部155は、サンプル集合情報の各点に対応する各カーネル関数のパラメータを算出する(ステップS106)。
推定装置100の推定部156は、入力値を取得し(ステップS107)、回帰関数を計算する(ステップS108)。推定部156は、入力値と回帰関数とに基づいて出力値を特定し、出力値を出力する(ステップS109)。
次に、本実施例に係る推定装置100の効果について説明する。推定装置100は、サンプル集合に含まれる点を平均とし、かつ、点の近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、サンプル集合に含まれる各点に対して実行する。そして、推定装置100は、入力値を取得した場合に、入力値に対応する出力値を、サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する。このため、計算量が大きくなることを防いで入力値に対応する出力値を推定することができる。
例えば、推定装置100は、サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで、回帰関数を特定し、入力値と回帰関数とを比較して、出力値を推定する。本実施例に係る回帰関数は、例えば式(2)を利用するが、この式(2)では、最適値を求めるような計算を行わないため、計算量を削減することができる。
また、推定装置100は、カーネル関数を利用する場合に、カーネル関数の平均を、サンプル集合の点に合わせるため、カーネル関数がサンプル集合の点から外れ、回帰関数の精度が低下することを防止することができる。
推定装置100は、各点のカーネル関数を求める場合に、サンプル集合の点の近傍点を用いるため、バンド幅の調整等を実行しなくても、サンプル集合の点のカーネル関数の形状を精度よく推定でき、適切な回帰関数を求めることができる。
次に、上記実施例に示した推定装置100と同様の機能を実現する推定プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。図9は、推定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図9に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置202と、ディスプレイ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読取る読み取り装置204と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うインターフェース装置205とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM206と、ハードディスク装置207とを有する。そして、各装置201〜207は、バス208に接続される。
ハードディスク装置207は、特定プログラム207a、実行プログラム207b、推定プログラム207cを有する。CPU201は、特定プログラム207a、実行プログラム207b、推定プログラム207cを読み出してRAM206に展開する。特定プログラム207aは、特定プロセス206aとして機能する。実行プログラム207bは、実行プロセス206bとして機能する。推定プログラム207cは、推定プロセス206cとして機能する。
なお、特定プログラム207a、実行プログラム207b、推定プログラム207cについては、必ずしも最初からハードディスク装置207に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200が特定プログラム207a、実行プログラム207b、推定プログラム207cを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
サンプル集合に含まれる複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定し、
サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点に基づいて、選択した点のベクトル値を平均とし、かつ、前記近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、前記サンプル集合に含まれる各点に対して実行し、
入力値を取得した場合に、前記入力値に対応する出力値を、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する
処理を実行させることを特徴とする推定プログラム。
(付記2)前記推定する処理は、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで、回帰関数を特定し、前記入力値と前記回帰関数とを比較して、前記出力値を推定することを特徴とする付記1に記載の推定プログラム。
(付記3)前記特定する処理は、k近傍に基づいて、前記点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定することを特徴とする付記1または2に記載の推定プログラム。
(付記4)前記カーネル関数を特定する処理は、選択した点にカーネル関数を割り当て、前記カーネル関数の平均を選択した点のベクトル値に合わせ、前記カーネル関数のモーメントを、選択した点の近傍点のモーメントに合わせることで、前記点に対応するカーネル関数を特定することを特徴とする付記1、2または3に記載の推定プログラム。
(付記5)コンピュータが実行する推定方法であって、
コンピュータが実行する推定方法であって、
サンプル集合に含まれる複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定し、
サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点に基づいて、選択した点のベクトル値を平均とし、かつ、前記近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、前記サンプル集合に含まれる各点に対して実行し、
入力値を取得した場合に、前記入力値に対応する出力値を、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する
処理を実行することを特徴とする推定方法。
(付記6)前記推定する処理は、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで、回帰関数を特定し、前記入力値と前記回帰関数とを比較して、前記出力値を推定することを特徴とする付記5に記載の推定方法。
(付記7)前記特定する処理は、k近傍に基づいて、前記点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定することを特徴とする付記5または6に記載の推定方法。
(付記8)前記カーネル関数を特定する処理は、選択した点にカーネル関数を割り当て、前記カーネル関数の平均を選択した点のベクトル値に合わせ、前記カーネル関数のモーメントを、選択した点の近傍点のモーメントに合わせることで、前記点に対応するカーネル関数を特定することを特徴とする付記5、6または7に記載の推定方法。
(付記9)サンプル集合に含まれる複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定する特定部と、
サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点に基づいて、選択した点のベクトル値を平均とし、かつ、前記近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、前記サンプル集合に含まれる各点に対して実行する実行部と、
入力値を取得した場合に、前記入力値に対応する出力値を、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する推定部と
を有することを特徴とする推定装置。
(付記10)前記推定部は、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで、回帰関数を特定し、前記入力値と前記回帰関数とを比較して、前記出力値を推定することを特徴とする付記9に記載の推定装置。
(付記11)前記特定部は、k近傍に基づいて、前記点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定することを特徴とする付記9または10に記載の推定装置。
(付記12)前記実行部は、選択した点にカーネル関数を割り当て、前記カーネル関数の平均を選択した点のベクトル値に合わせ、前記カーネル関数のモーメントを、選択した点の近傍点のモーメントに合わせることで、前記点に対応するカーネル関数を特定することを特徴とする付記9、10または11に記載の推定装置。
100 推定装置
153 特定部
155 実行部
156 推定部

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    サンプル集合に含まれる複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定し、
    サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点に基づいて、選択した点のベクトル値を平均とし、かつ、前記近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、前記サンプル集合に含まれる各点に対して実行し、
    入力値を取得した場合に、前記入力値に対応する出力値を、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する
    処理を実行させることを特徴とする推定プログラム。
  2. 前記推定する処理は、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで、回帰関数を特定し、前記入力値と前記回帰関数とを比較して、前記出力値を推定することを特徴とする請求項1に記載の推定プログラム。
  3. 前記特定する処理は、k近傍に基づいて、前記点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定することを特徴とする請求項1または2に記載の推定プログラム。
  4. 前記カーネル関数を特定する処理は、選択した点にカーネル関数を割り当て、前記カーネル関数の平均を選択した点のベクトル値に合わせ、前記カーネル関数のモーメントを、選択した点の近傍点のモーメントに合わせることで、前記点に対応するカーネル関数を特定することを特徴とする請求項1、2または3に記載の推定プログラム。
  5. コンピュータが実行する推定方法であって、
    サンプル集合に含まれる複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定し、
    サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点に基づいて、選択した点のベクトル値を平均とし、かつ、前記近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、前記サンプル集合に含まれる各点に対して実行し、
    入力値を取得した場合に、前記入力値に対応する出力値を、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する
    処理を実行することを特徴とする推定方法。
  6. サンプル集合に含まれる複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定する特定部と、
    サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点に基づいて、選択した点のベクトル値を平均とし、かつ、前記近傍点に基づいて形状が決定されるカーネル関数を特定する処理を、前記サンプル集合に含まれる各点に対して実行する実行部と、
    入力値を取得した場合に、前記入力値に対応する出力値を、前記サンプル集合に含まれる各点に対応する出力値を前記入力値におけるカーネル関数の値で加重平均することで推定する推定部と
    を有することを特徴とする推定装置。
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