JP2016030612A - 紙容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】片手で持ち運びすることができ、多数回の開閉作業を繰り返すことができる板紙製の容器を提供する。【解決手段】0.8mm〜1.2mm厚の一枚の板紙から外表部2、上側部、胴部、下側部および内表部6、右側部7、右端部8、左側部、左端部、右隅部11、右蓋部12、左隅部、左蓋部、2対の舌部15、スリット孔16、で構成され、当該内表部6と当該外表部2とが留め具によって閉じられる略直方体の収納箱本体であって、各部折り目は板厚の3〜8倍の幅でスジ入れ加工したものであり、各舌部15は、一方の側が当該折り目の上方で開口され、当該各スリット孔16は折り目上に形成され、当該各舌部15の開口面18aと当該各スリット孔16が折り目同士で係合し、当該内表部6と当該外表部2との留め具17、17’)は当該各舌部15の開口の折り目と当該各スリット孔16の折れ目が当接する位置の近傍に設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、0.8mm〜1.2mm厚の一枚の打ち抜かれた板紙から折り曲げて組み立てられる紙容器、特に片手で持ち運びすることができる紙容器、例えばカバン類やバッグ類に関するものである。
従来から一枚の紙を所定の形状に裁断し、この裁断したシートを折り曲げ、嵌め合わせて角筒状の箱本体を成形したものは多数知られている。例えば、実公昭02−012281号公報(後述する特許文献1)には、「図面に示す如く1枚の板紙にて形成せる箱に於て板紙に井桁の折目を付し井桁中央部を側板四周を底板とし井桁四隅の正方形の部分にて前後側板に舌状片を左右側板には沓形片を何れも側板と同体に作出し側板と沓形片とを分つ折目に沿い皿形切目を付し各側板を曲げ起し舌状片を皿形切目に挿入保持せしめて成る組立箱の構造」が開示されている。これは、沓形構造によって側壁と側壁を固定するものである。しかし、この構造は、側壁2を開閉するものではない。
また、実開昭62−78615号公報に係る全文明細書(後述する特許文献2)には、「前面板(1)と底板(2)と後面板(3)が連続し、前面板(1)は底辺に平行の折曲げ線(6)で上部と下部に分かれ、…(中略)…長孔(11)に遊嵌しうる係止具(17)を取り付けてなり、それぞれの舌片を折曲げ長孔(11)に係止具(17)を遊嵌させて組立た」洋服箱が開示されている(同公報第5図参照)。そして、「この容器を使用する場合には、舌片19を孔20から抜き出した後、前面板1の、折曲げ線6より上部を折曲げ線6の位置で外方向に折曲げると、係止具17の軸が長孔11内をスライドして、点7を中心点とし、折曲げ線6を軸として前面板1の上部が回動し(同公報8ページ1〜7行)」、第3図に示すように、前面板1が後面板3に対して開口する。しかし、この構造は、開閉作業で回動箇所が摩耗しやすく、多数回の開閉作業に不向きである。
また、実開昭61−129727号公報に係る全文明細書(後述する特許文献3)には、「ダンボール板紙等の一枚原紙から箱構成部分を一体に打抜き形成した組立箱であって、この箱構成部分が左右端部に係合孔1a,1bを設けた底壁1と、この底壁の四辺に折目線a1,a2,b1,b2を介して上方に立ち曲げ可能に連設された前後側壁2,3及び左右側壁4,5と、前後側壁2,3の開放端に折目線c1,c2を介して内方折曲げ可能に連設され旦つこの折目線内折部分の左右端位置に係止孔6a,6b,7a,7bを穿設した側壁内折縁部2a,3aと、左右側壁4,5の両側端に折目線d1,d2,e1,e2を介して内方折曲げ可能に連設された箱コーナ部内側に三角形状の支柱8を形成するための中開折目線fを有するコーナフラップ8a〜8dと、左右側壁4,5の開放端に折目線g1,g2を介して内方折曲げ可能に連設された細帯片9a,10aの両端に箱コーナ跨設補強片9b,9c,10b,10cを有する凹形展開形状の頂壁9,10と、この頂壁の箱コーナ跨設補強片9b,9c,10b,10cに折目線h1,h2,j1,j2を介して連設された前記係止孔6a,6b,7a,7bに折曲挿入される掛止め片11a〜11dと前記頂壁9,10の細帯片9a,10aに折目線k1,k2を介して内方折曲げ可能に連設された底壁係合孔1a,1bに対する挿入係合突片12a,13aを有するコーナ支柱押え込み用の内折り側壁12,13とからなることを特徴とする果実・食品物類などの輸送用組立箱」が開示されている。しかし、この構造は、厚さ20mm内外の特定方向に変形しやすいダンボール板紙等の一枚原紙から変形しにくい組立箱の側壁をつくるもので、内折り側壁12、13の開閉を意図するものではない。
また、特開2010−111421号公報(後述する特許文献4)には、段ボール紙、厚手クラフト紙、積層紙等の紙材により形成される「紙材からなる底板と、該底板の各長側縁に沿って起立可能に一体形成された一対の第1側板と、各第1側板の長手方向端にて折り曲げ可能で、長手方向へ延出して一体形成され、上部に第1係合片が設けられた隅板と、底板の各短側縁にて沿って起立可能に一体形成された起立板と該起立板の上部にて折り曲げ形成され、紙材1枚分の幅で平面状に延出する頂面板及び該頂面板の端部に沿って折り曲げ形成されて垂下する垂下板からなる第2側板と、起立板の長手方向中央部に一体形成され、所定の幅で上方に突出する規制突片と、垂下板の下端に一体形成され、長手方向が上記規制突片より長く、所定の幅で下方へ突出する第2係合片と、頂面板の長手方向両側に形成され、起立板及び垂下板に挟持される隅板の第1係合片が係合される第1係合開口と、底板の各短側縁に沿って形成され、規制突片が係合可能な第2係合開口部及び該第2係合開口部の内側に位置し、第2係合片が係合可能な第3係合開口部と、を備え、底板に対して各第1側板を起立させた状態で各隅板を内側へ直角状に折り返し、該状態にて底板に対して起立板を起立させると共に頂面板を内側へ平面状に折り返して第1係合開口部に第1係合片を係合して隅板を固定させた後、垂下板を下方へ折返して第2係合片を第3係合開口部に係合して底板に固定して箱形に形成した紙製収容箱」が開示されている。しかし、この構造も強固な側壁をつくるもので、垂下板27の多数回の開閉を意図するものではない。
このように上記の先行技術を参照して0.8mm〜1.2mm厚の板紙で上記のような紙製収容箱を作製しようとしても、紙厚が薄かったり厚かったりして、剛性が強く柔軟性が欠けている板紙には採用できず、突起片が孔内にうまく係合しなかった。すなわち、紙厚が薄い場合のように孔が大きいと、板紙の突起片が前の形を維持しようとして孔内から飛び出してしまう。また、板紙はダンボール紙のようにクッション性がないので、板紙の孔が小さいと突起片が孔壁を無理にこじ開けてひびが入るというなどの課題があった。
実公昭02−012281号公報 実開昭62−78615号公報に係る全文明細書 実開昭61−129727号公報に係る全文明細書 特開2010−111421号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、特に片手で持ち運びすることができる紙製包装容器の舌部とスリット孔との係合構造に関し、0.8mm〜1.2mm厚の板紙製収容箱であっても、柔軟性のあるスジ加工した板紙に剛性の高い板紙の開口面を係止することによって外表部と内表部との多数回の開閉作業を繰り返して使用することができる板紙製の紙容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、0.8mm〜1.2mm厚の一枚の板紙から外表部(2)、上側部(3)、胴部(4)、下側部(5)および内表部(6)が構成され、その胴部(4)にはさらに右側部(7)と右端部(8)および左側部(9)と左端部(10)が連なり、その右側部(7)および左側部(9)にはさらに右隅部(11)と右蓋部(12)および左隅部(13)と左蓋部(14)を設け、その内表部(6)にはさらに2対の舌部(15)を設け、その舌部(15)が係止するスリット孔(16)を右側部(7)および左側部(9)の境界に設け、各部の境界は折り目によって直角に折り曲げられ、当該内表部(6)と当該外表部(2)とが留め具によって閉じられる略直方体の収納箱本体であって、
当該折り目は板厚の3〜8倍の幅でスジ入れ加工したものであり、その折り目の上部に突設されている当該各舌部(15)は、一方の側が当該折り目の上方で開口され、当該各スリット孔(16)は折り目上に形成され、当該各舌部(15)の開口面(18a)と当該各スリット孔(16)が折り目同士で係合し、当該内表部(6)と当該外表部(2)との留め具(17、17’)は当該各舌部(15)の開口(18)の折り目と当該各スリット孔(16)の折れ目が当接する位置の近傍に設けられていることを特徴とする紙容器である。
また、請求項2に記載の発明は、0.8mm〜1.2mm厚の一枚の板紙から外表部(2)、上側部(3)、胴部(4)、下側部(5)および内表部(6)が構成され、その胴部(4)にはさらに右側部(7)と右端部(8)および左側部(9)と左端部(10)が連なり、その右側部(7)および左側部(9)にはさらに右隅部(11)と右蓋部(12)および左隅部(13)と左蓋部(14)を設け、その内表部(6)にはさらに2対の舌部(15)を設け、その舌部(15)が係止するスリット孔(16)を右側部(7)および左側部(9)の境界に設け、各部の境界は折り目によって直角に折り曲げられ、当該内表部(6)と当該外表部(2)とが留め具によって閉じられる略直方体の収納箱本体であって、
当該折り目は板厚の3〜8倍の幅でスジ入れ加工したものであり、その折り目の上部に突設されている当該各舌部(15)は、一方の側が当該折り目の上方で開口され、当該各スリット孔(16)は折り目上に形成され、当該各舌部(15)の開口面(18a)と当該各スリット孔(16)が折り目同士で係合し、当該内表部(6)と当該外表部(2)との留め具(17、17’)は当該各舌部(15)の開口(18)の折り目と当該各スリット孔(16)の折れ目が当接する位置の近傍に設けられ、当該上側部(3)に取っ手が設けられていることを特徴とする紙容器である。
また、請求項3に記載の発明は、上記留め具(17、17’)がボタンであることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の紙容器である。
また、請求項4に記載の発明は、上記舌部(15)における開口(18)入口の幅が上記スリット孔(16)よりもわずかに長いことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の紙容器である。
本発明において、特に片手で持ち運びすることができ、かつ、板紙自体の剛性が必要であることを考慮して、板厚は0.8mm〜1.2mm厚が適当である。板厚2.0mm厚内外のダンボール紙では特定方向の変形を防止しようとするとかさばりすぎて、片手で持ち運びするには不便だからである。なお、古紙を用いた方が新パルプ紙よりも剛性を増すので好ましい。板紙に剛性がでると、細長の右側部および左側部の両端にある右隅部と右蓋部および左隅部と左蓋部が紙容器の4隅でいずれも直角に折り曲げられているので、支持棒のようになって紙容器の変形を防ぐ役割をする。このため右隅部と右蓋部および左隅部と左蓋部は横長の長方形が好ましい。
本発明において、折り目をスジ入れ加工されたものとするのは、剛性の高い板紙のスジ入れ加工面と直交する厚さ方向の面に柔軟性をもたせるためである。また、折り目の幅を板厚の3〜8倍とするのは、後述するスリット孔を折り目上に形成するためである。すなわち、舌部をスリット孔に挿入しやすくするために折り目の幅を板厚の3〜8倍とした。好ましくは、板厚の4〜6倍である。
他方、スジ入れ加工された折り目は幅広なので、4隅に隙間ができる。この隙間の大部分を上記の右隅部と右蓋部および左隅部と左蓋部が埋め、ゴミが入り込まないようになっている。
本発明において、内表部に2対の舌部を設けたのは内表部の面積が広いからである。これまでの紙容器は変形しやすいため面積の狭い個所に用いることが多かったので、1対であったが、本発明では2対とした。これらの舌部に折り目を設けたのは、柔軟性のある板紙部分と剛性の高い板紙部分を同時に利用するためである。すなわち、片側の開口された一面にスジ入れ加工された折り目箇所をもってくることにより、紙容器を閉じた時にこの折り目箇所がスリット孔の折り目箇所と当接する。舌部における剛性の高い開口入口の幅は、スリット孔と同程度であれば、内表部と右端部および左端部を糊で接着しなくても嵌合することができる。しかし、舌部における開口入口の幅をスリット孔よりもわずかに長くしておくことが望ましい。糊で接着しなくても外表部を開いた時に内表部と右側部および左側部とが係止した状態を保つことができる。
本発明において、内表部と外表部とを留め具でもって留めるのは、舌部における開口面(折り目箇所)とスリット孔の折り目箇所とを当接するようにするためである。舌部における開口面とスリット孔とを当接することによって、紙容器に不意に力がかかっても内表部と右側部および左側部との嵌合状態を保つためである。
発明の実施の形態
次に、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1および図2は本発明による紙製カバン(1)の一実施形態を示す図である。図1は、紙製カバン(1)の展開図であり、図2は嵌合していく状態を示している。これらの図に基づいて説明する。
紙製カバン(1)は、厚さ1mmの古紙を固めた板紙(北越紀州製紙株式会社製の商品名「パスコ」)である。この一枚の板紙から外表部(2)、上側部(3)、胴部(4)、下側部(5)および内表部(6)が構成される。また、胴部(4)の右側には右側部(7)と右端部(8)が連なり、左側には左側部(9)と左端部(10)が連なっている。さらに、その右側部(7)には右隅部(11)と右蓋部(12)が設けられ、左側部(9)には左隅部(13)と左蓋部(14)を設けている。
また、内表部(6)には2対の舌部(15)を設け、その舌部(15)と係止するスリット孔(16)を右側部(7)および左側部(9)に設けている。外表部(2)、上側部(3)、胴部(4)、下側部(5)および内表部(6)、並びに、右側部(7)、右端部(8)、右隅部(11)と右蓋部(12)、および左側部(9)、左端部(10)、左隅部(13)と左蓋部(14)における各部の間は、折り目によって直角に折り曲げられ、内表部(6)と外表部(2)とが留め具(17、17’)によって閉じられる。
また、舌部(15)の一方の側には開口(18)があり、他方の側は開口(18)の距離だけオフセットされ、舌部(15)がS字曲線のようになっている。後述するように、舌部(15)のS字曲線の幅にスリット孔(16)の幅より短い箇所があり、そこから舌部(15)がスリット孔(16)に嵌合される。嵌合されると、舌部(15)の開口面(18a)がスリット孔の端面(16a)に当たって係止する。
また、2箇所のボタン留め具(17、17’)を留めると、内表部(6)と外表部(2)とが固定される。上側部(3)には2箇所の切り込み(19、19’)が設けられ、図示しないプラスチック製の取っ手が係止される。
次に、本発明の使用方法ないし作用を説明する。
まず、内表部(6)の舌部(15)を右側部(7)および左側部(9)のスリット孔(16)に嵌合する場合について説明する。
本発明の舌部(15)の先端面はスリット孔(16)よりも狭い。図2の右側に示すように、内表部(6)の舌部(15)には折り目があるので、その折り目で曲げながら舌部(15)の先端面をスリット孔(16)へ簡単に挿入することができる。次いで、舌部(15)の一方の側がスリット孔の一方の端面(16a)に沿って開口(18)の入口まで来ると、舌部(15)の幅がスリット孔(16)の幅よりも大きいので、図2の左側に示すように、舌部(15)の他方の側がスリット孔の他方の端面に当接する。ところが、その当接箇所を中心に舌部(15)を反時計回りに略45°回転させると、舌部(15)の幅がスリット孔(16)の幅よりも狭いところに位置する。そこで、この状態のまま舌部(15)をスリット孔(16)に押し込むと、舌部(15)はスリット孔(16)と嵌合することができる。
挿入された舌部(15)は開口面(18a)とスリット孔の端面(16a)とで当接して係止する。当接する舌部(15)とスリット孔(16)とはいわゆる点接触であるが、いずれもスジ入れ加工した折り目に形成されているので、スジ入れ加工面と直交する厚さ方向の面に柔軟性があり、繰返し多数回当接しても、その箇所から板紙がへたることはない。
挿入後、舌部(15)は開口面(18a)がスリット孔(16)といわゆる線接触して蓋となる。線接触している当接箇所は、スリット孔(16)に隣接する折り目箇所がクッションとなるので、舌部における開口面(18a)の剛性の高い板厚面を保持する。このためボタン留め具(17、17’)によって内表部(6)と外表部(2)とを繰り返し開閉しても、舌部(15)がスリット孔(16)から外れることはない。
また、プラスチック製の取っ手は取り外しが簡単なので、購入者の趣味感によってお気に入りの取っ手に自由に交換することができる。
以上、本発明の好適な1個の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明に係る紙容器は、以下の効果を有する。
本発明の紙容器は、0.8mm〜1.2mm厚の一枚の板紙から構成されているので、どの方向からでも頑丈で容易に変形することはない。また、右隅部と右蓋部および左隅部と左蓋部が紙容器の4隅で支持棒のようになって紙容器本体の変形を防ぐ役割をすることができる。また、隙間からゴミが入るのを防止するとともに、入ってきたゴミは底から払い出すことができる。また、当接する舌部とスリット孔との点接触箇所は、いずれもスジ入れ加工した折り目に形成されているので、スジ入れ加工面と直交する厚さ方向の面に柔軟性があり、繰返し多数回当接することができる。また、紙容器に不意に力がかかっても内表部と右側部および左側部との嵌合状態を保つことができ、紙容器本体の変形を防ぐ役割をすることができる。また、蓋体を箱体から分離する作業を繰り返すと、箱体の中央の台形形凹台片にある積層した紙が柔らかくなって箱体の寿命がくる。しかし、箱体は長側部が内方へ変形してくるので、変形しない蓋体でカバーすることができ、箱体の寿命を延長することができる。また、購入者の趣味感によって本発明の紙容器に防水スプレー材を塗布したり、着色を施したりすることが容易にできる。また、部品のすべて大部分を再生紙などの紙で構成した場合には、安価であり、かつ、環境にやさしい紙製カバンとなることができる。また、のりを使わないので、廃棄時に分解しやすい。
本発明に係る紙製カバンの展開図である。 本発明に係る舌部をスリット孔へ挿入するための説明図である。
1……紙製カバン
2……外表部
3……上側部
4……胴部
5……下側部
6……内表部
7……右側部
8……右端部
9……左側部
10……左端部
15……舌部
16……スリット孔
16a……スリット孔の端面
17、17’……留め具
18……開口
18a……開口面

Claims (4)

  1. 0.8mm〜1.2mm厚の一枚の板紙から外表部(2)、上側部(3)、胴部(4)、下側部(5)および内表部(6)が構成され、その胴部(4)にはさらに右側部(7)と右端部(8)および左側部(9)と左端部(10)が連なり、その右側部(7)および左側部(9)にはさらに右隅部(11)と右蓋部(12)および左隅部(13)と左蓋部(14)を設け、その内表部(6)にはさらに2対の舌部(15)を設け、その舌部(15)が係止するスリット孔(16)を右側部(7)および左側部(9)の境界に設け、各部の境界は折り目によって直角に折り曲げられ、当該内表部(6)と当該外表部(2)とが留め具によって閉じられる略直方体の収納箱本体であって、
    当該折り目は板厚の3〜8倍の幅でスジ入れ加工したものであり、その折り目の上部に突設されている当該各舌部(15)は、一方の側が当該折り目の上方で開口され、当該各スリット孔(16)は折り目上に形成され、当該各舌部(15)の開口面(18a)と当該各スリット孔(16)が折り目同士で係合し、当該内表部(6)と当該外表部(2)との留め具(17、17’)は当該各舌部(15)の開口(18)の折り目と当該各スリット孔(16)の折れ目が当接する位置の近傍に設けられていることを特徴とする紙容器(1)。
  2. 0.8mm〜1.2mm厚の一枚の板紙から外表部(2)、上側部(3)、胴部(4)、下側部(5)および内表部(6)が構成され、その胴部(4)にはさらに右側部(7)と右端部(8)および左側部(9)と左端部(10)が連なり、その右側部(7)および左側部(9)にはさらに右隅部(11)と右蓋部(12)および左隅部(13)と左蓋部(14)を設け、その内表部(6)にはさらに2対の舌部(15)を設け、その舌部(15)が係止するスリット孔(16)を右側部(7)および左側部(9)の境界に設け、各部の境界は折り目によって直角に折り曲げられ、当該内表部(6)と当該外表部(2)とが留め具によって閉じられる略直方体の収納箱本体であって、
    当該折り目は板厚の3〜8倍の幅でスジ入れ加工したものであり、その折り目の上部に突設されている当該各舌部(15)は、一方の側が当該折り目の上方で開口され、当該各スリット孔(16)は折り目上に形成され、当該各舌部(15)の開口面(18a)と当該各スリット孔(16)が折り目同士で係合し、当該内表部(6)と当該外表部(2)との留め具(17、17’)は当該各舌部(15)の開口(18)の折り目と当該各スリット孔(16)の折れ目が当接する位置の近傍に設けられ、当該上側部(3)に取っ手が設けられていることを特徴とする紙容器(1)。
  3. 上記留め具(17、17’)がボタンであることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の紙容器(1)。
  4. 上記舌部(15)における開口(18)入口の幅が上記スリット孔(16)よりもわずかに長いことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の紙容器(1)。

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