JP2016030602A - プラスチックボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】口部10と、肩部20と、胴部30と、底部40とを有し、胴部30は、複数の壁部31と、壁部31同士をつなぐコーナー部32とからなり、壁部31、及びコーナー部32を横切る複数の環状の周溝を有するプラスチックボトル1において、周溝の深さが、コーナー部32での深さa2より壁部31での深さa1が大である第1周溝50と、周溝の深さが、壁部31での深さc1よりコーナー部32での深さc2が大である第2周溝60とを有する。
【選択図】図6
Description
口部と、肩部と、胴部と、底部とを有し、
前記胴部は、複数の壁部と、前記壁部同士をつなぐコーナー部とからなり、
前記壁部、及び前記コーナー部を横切る複数の環状の周溝を有するプラスチックボトルにおいて、
前記周溝の深さが、前記コーナー部での深さより前記壁部での深さが大である第1周溝と、
前記周溝の深さが、前記壁部での深さより前記コーナー部での深さが大である第2周溝とを有することを特徴とする。
[実施例1]
図1に示される本実施形態に係るプラスチックボトル1が用いられた。すなわち、プラスチックボトル1は、第1周溝50の深さはコーナー部32での深さa2より壁部31での深さa1が大であり、第2周溝60の深さは壁部31での深さc1よりコーナー部32での深さc2が大である等といった特徴を有している。プラスチックボトル1は、ポリエチレンテレフタレート製であり、重量が16gで、容量が500mlであった。プラスチックボトル1は、プリフォームをブロー成形することによって作製された。なお、ブロー成形時に賦形不良が発生することはなかった。
図9〜図12に示される、口部310と、肩部320と、胴部330と、底部340とを備えた構成であって、500ml用のプラスチックボトル300が比較例1として供試された。
図示はしないが、上述の比較例1の補強溝350、及び補強溝360の深さのみが異なる構成の500ml用のプラスチックボトル400が比較例2として供試された。なお、比較例2における補強溝350の深さa31は、周方向に一定であり、実施例1の深さa1と同じである(図6参照)。また、比較例2における補強溝360の深さc31は、周方向に一定であり、実施例1の深さc2と同じである(図8参照)。このような構成のプラスチックボトル400は、16gのプリフォームがブロー成形されることで作製された。ここで、ブロー成形時に補強溝350に賦形不良が発生した。
(ブロー成形評価)
実施例1、比較例1、及び比較例2のプラスチックボトルのブロー成形性の評価がなされた。表1には、ブロー成形によって作製されたプラスチックボトルの目視による成形評価の結果が示され、○:賦形不良なし、×:賦形不良発生、で表記されている。
実施例1及び比較例1のプラスチックボトルにヘッドスペースが20mlになるように緑茶が充填され口部がキャップによって密封された。この内容物が充填されたプラスチックボトルの正立した状態でのそれぞれの10mmまでの変位に対する垂直座屈強度が測定された。この垂直座屈強度の測定は、AGR社製のテスター、TOP LOADが使用された。図14には、試験の結果が示されている。ここで、実施例1の結果は実線で、比較例1の結果は点線で示し、縦軸は強度(N)、横軸は変位(mm)である。なお、賦形不良が発生した比較例2のプラスチックボトルについては、垂直座屈強度試験は実施していない。
実施例1及び比較例1のプラスチックボトルにヘッドスペースが20mlになるように緑茶が充填され、口部がキャップによって密封された。この内容物が充填されたプラスチックボトルが、縦3本、横4本に配列されてダンボールに箱詰めされた。このプラスチックボトルが詰められたダンボールが段積みされ、3段積みの組付可否の組付試験がそれぞれ行われた。表1には、試験の結果が示されている。組付可否は、○:荷崩れなし、×:荷崩れ発生、で表記されている。なお、賦形不良が発生した比較例2のプラスチックボトルについては、組付試験は実施していない。
垂直座屈強度試験と組付試験に基づいて、実施例1、比較例1、及び比較例2のプラスチックボトルの総合評価がなされた。表1には、総合評価の結果が示されている。○:良好、×:適性なし、で表記されている。
10 口部
20 肩部
30 胴部
31 壁部
32 コーナー部
33、34 領域(第1領域)
35 領域(第2領域)
50 第1周溝
51 上側周面
52 溝底面
53 下側周面
60 第2周溝
61 上側周面
62 溝底面
63 下側周面
a1 第1周溝の壁部での深さ
a2 第1周溝のコーナー部での深さ
b1 第1周溝の壁部での幅
b2 第1周溝のコーナー部での幅
c1 第2周溝の壁部での深さ
c2 第2周溝のコーナー部での深さ
d1 第2周溝の壁部での幅
d2 第2周溝のコーナー部での幅
Claims (14)
- 口部と、肩部と、胴部と、底部とを有し、
前記胴部は、複数の壁部と、前記壁部同士をつなぐコーナー部とからなり、
前記壁部、及び前記コーナー部を横切る複数の環状の周溝を有するプラスチックボトルにおいて、
前記周溝の深さが、前記コーナー部での深さより前記壁部での深さが大である第1周溝と、
前記周溝の深さが、前記壁部での深さより前記コーナー部での深さが大である第2周溝とを有することを特徴とする、プラスチックボトル。 - 前記第1周溝は、前記コーナー部の中央での深さが最も小であることを特徴とする、
請求項1に記載のプラスチックボトル。 - 前記第1周溝の最大深さに対する、前記第1周溝の最小深さの比は、0.20以上0.85以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載のプラスチックボトル。 - 前記第2周溝は、前記コーナー部の中央での深さが最も大であることを特徴とする、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。 - 前記第2周溝の最大深さに対する、前記第2周溝の最小深さの比は、0.25以上0.95以下であることを特徴とする、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。 - 前記第1周溝の幅は、前記コーナー部での幅より前記壁部での幅が大であることを特徴とする、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。 - 前記第1周溝の最小幅に対する、前記第1周溝の最大幅の比は、1.1以上4.5以下であることを特徴とする、
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。 - 前記第2周溝は、前記壁部での幅より前記コーナー部での幅が大であることを特徴とする、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。 - 前記第2周溝の最小幅に対する、前記第2周溝の最大幅の比は、1.1以上4.5以下であることを特徴とする、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。 - 前記胴部に、前記第1周溝を有する第1領域と前記第2周溝を有する第2領域とが上方から下方に向かって交互に配置されることを特徴とする、
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。 - 前記第1領域は、複数の前記第1周溝を有し、
前記第2領域は、複数の前記第2周溝を有することを特徴とする、
請求項10に記載のプラスチックボトル。 - 前記胴部に、上方から下方に向かって順次、前記第1領域、前記第2領域、前記第1領域が配置されることを特徴とする、
請求項10または11に記載のプラスチックボトル。 - 前記第1領域は少なくとも3つの前記第1周溝を有し、
前記第1領域の最上と最下の前記第1周溝の深さは、他の前記第1周溝の深さよりも大であることを特徴とする、
請求項10乃至12のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。 - 前記第2領域は少なくとも3つの前記第2周溝を有し、
前記第2領域の最上と最下の前記第2周溝の深さは、他の前記第2周溝の深さよりも小であることを特徴とする、
請求項10乃至13のいずれか1項に記載のプラスチックボトル。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018108830A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル、及び充填体 |
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JP2009298485A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Sidel Participations | 不均一な溝の少なくとも一つの溝を備える容器、特にボトル |
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-
2014
- 2014-07-25 JP JP2014152042A patent/JP6347167B2/ja active Active
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