JP2016030124A - 血液浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電等により電源からの電力供給が遮断された際、バッテリによる電力供給を長時間継続して行わせることができる血液浄化装置を提供する。
【解決手段】体外循環する血液を浄化するための血液浄化器が取り付け可能とされた血液浄化装置本体2と、ポンプ手段14の動作を制御し得る制御手段13と、AC電源からの電力供給が遮断されたことを判定し得る電力供給判定手段11と、血液浄化装置本体2に搭載され、電力供給判定手段11にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際に電力供給可能なバッテリ9とを備えた血液浄化装置において、制御手段13は、電力供給判定手段11にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、バッテリ9によるポンプ手段14に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得るものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、透析治療等の血液浄化治療を行うための血液浄化装置に関するものである。
例えば血液透析装置(血液浄化装置)は、ダイアライザ(血液浄化器)が形成された血液回路(動脈側血液回路及び静脈側血液回路)と、ダイアライザに透析液を供給しつつその透析液を回収する治療装置本体とから主に構成されており、血液回路の先端に取り付けられた穿刺針を患者に穿刺して、当該血液回路にて患者の血液を体外循環させつつダイアライザにて血液浄化及び除水等を行っている。
従来の血液浄化装置として、例えば特許文献1にて開示されているように、地震等の災害や送電の不具合等で停電し、電源からの電力供給が遮断した際、血液浄化治療を継続して行わせるべく電力供給可能なバッテリを内蔵したものが提案されている。かかるバッテリは、通常時、商用電源からの電力供給で蓄電されるとともに、停電等で当該電源からの電力供給が遮断されると、血液浄化装置が具備する血液ポンプ等に対して電力供給可能とされている。
特開2008−283996号公報
しかしながら、上記従来技術においては、停電時、バッテリによる電力供給にて血液ポンプ等が駆動を継続可能とされているものの、当該バッテリの容量には限界がある故、血液浄化治療を正常に終了させる前にバッテリの容量がなくなってしまう虞があった。例えば、停電等により電源からの電力供給が遮断された際、血液浄化治療を終了させて血液回路にある血液を患者に返血する前にバッテリの容量がなくなってしまうと、手動にて血液ポンプを回転させて返血する必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、停電等により電源からの電力供給が遮断された際、バッテリによる電力供給を長時間継続して行わせることができる血液浄化装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、患者の血液を体外循環させる血液ポンプを含むポンプ手段を有するとともに、その体外循環する血液を浄化するための血液浄化器が取り付け可能とされた血液浄化装置本体と、該血液浄化装置本体に設けられ、前記ポンプ手段の動作を制御し得る制御手段と、電源からの電力供給が遮断されたことを判定し得る電力供給判定手段と、前記血液浄化装置本体に搭載され、前記電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際に電力供給可能なバッテリとを備えた血液浄化装置において、前記制御手段は、前記電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、前記バッテリによる前記ポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の血液浄化装置において、前記制御手段は、前記電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、電力供給が遮断される前の電力より予め設定された電力の方が小さい場合に限り、前記バッテリによる前記ポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の血液浄化装置において、前記制御手段は、前記バッテリによる電力供給時間、又は当該バッテリの電圧低下に応じて前記予め設定された電力を逐次変更可能又は電力供給を停止可能とされたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の血液浄化装置において、前記血液浄化装置本体は、前記ポンプ手段に加え、液体の流路をクランプ可能なクランプ手段、血液の体外循環を監視する監視手段、及び治療に関わる表示が可能な表示手段を具備するとともに、当該ポンプ手段、クランプ手段、監視手段及び表示手段について前記血液ポンプの優先度が最も高く設定された優先順位を予め設定可能とされ、当該優先順位が低い順から前記バッテリによる電力供給を逐次低下又は停止させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の血液浄化装置において、前記制御手段は、前記電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された時点から所定時間経過したことを条件として、前記バッテリによる前記ポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、制御手段は、電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、バッテリによるポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得るので、比較的消費電力が大きなポンプ手段に対する電力供給を抑制することができ、停電等により電源からの電力供給が遮断された際、バッテリによる電力供給を長時間継続して行わせることができる。
請求項2の発明によれば、制御手段は、電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、電力供給が遮断される前の電力より予め設定された電力の方が小さい場合に限り、バッテリによるポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせるので、バッテリによる電力供給を通常時より常に低減させることができる。
請求項3の発明によれば、制御手段は、バッテリによる電力供給時間、又は当該バッテリの電圧低下に応じて予め設定された電力を逐次変更可能又は電力供給を停止可能とされたので、停電等により電源からの電力供給が遮断された際、バッテリによる電力供給をより長時間継続して行わせることができる。
請求項4の発明によれば、ポンプ手段、クランプ手段、監視手段及び表示手段について血液ポンプの優先度が最も高く設定された優先順位を予め設定可能とされ、当該優先順位が低い順からバッテリによる電力供給を逐次低下又は停止させるので、優先度に応じて電力供給を継続又は停止させることができる。
請求項5の発明によれば、制御手段は、電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された時点から所定時間経過したことを条件として、バッテリによるポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得るので、瞬間的に電力供給が遮断された場合(瞬停)に、予め設定された電力による電力供給に変更されてしまうのを回避することができる。
本発明の実施形態に係る血液浄化装置を示す斜視図 同血液浄化装置の構成を示すブロック図 同血液浄化装置の制御手段による制御内容を示すフローチャート 同血液浄化装置の電力供給判定手段による判定方法を説明するためのグラフ
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る血液浄化装置1は、患者が着座又は横臥し得る治療台としてのベッド近傍に配置されてその患者に血液透析治療(血液浄化治療)を施すための透析治療装置に適用されたものであり、図1に示すように、透析装置本体2(血液浄化装置本体)と、血液ポンプ3と、シリンジポンプ4と、モニタ画面5と、警報ランプ6と、血液濃度センサ7と、気泡検出器8とを有して構成されている。
透析装置本体2は、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための各種治療手段を具備したもので、例えば血液回路が接続されたダイアライザを取り付け可能とされるとともに、そのダイアライザに対して透析液を導入及び導出するためのポートや流路等が配設されている。かかる透析装置本体2には、しごき型ポンプから成る血液ポンプ3が配設されており、当該血液ポンプ3を駆動させることにより、血液回路にて患者の血液を体外循環させるよう構成されている。
また、透析装置本体2には、図2に示すように、制御手段13と、ポンプ手段14と、クランプ手段15と、監視手段16と、表示手段17とを有しており、制御手段13によって、ポンプ手段14、クランプ手段15、監視手段16及び表示手段17に対する電力供給及び制御が行われるようになっている。制御手段13は、透析装置本体2に搭載されたCPU等から成り、ポンプ手段14及びクランプ手段15の動作、並びに監視手段16及び表示手段17の作動を制御し得るものである。
ポンプ手段14は、通電により送液可能な主にアクチュエータ類から成るもので、患者の血液を体外循環させる血液ポンプ3の他、通電により送液可能な他のポンプ類(抗凝固剤等の薬剤を体外循環する血液に注入可能なシリンジポンプ4、透析液をダイアライザに送液するための送液ポンプ、除水のための除水ポンプ、及び補液のための補液ポンプ等)から成るものである。クランプ手段15は、通電によって開閉し、血液、透析液又は生理食塩液流路等から成る液体の流路をクランプ可能なもので、血液回路の先端部を開閉するクランプ手段、生理食塩液の供給路を開閉するクランプ手段、血液回路から延設されたオーバーフローラインを開閉するクランプ手段等から成るものである。
監視手段16は、血液の体外循環を監視するセンサ類から成るもので、血液濃度センサ7及び気泡検出器8の他、静脈圧監視センサ、脱血圧監視センサ、ダイアライザ入口圧監視センサ、血液判別器、血圧計等の各種センサ類及び計測機器等から成るものである。表示手段17は、通電により治療に関わる表示が可能なもので、モニタ画面5及び警報ランプ6等から成るものである。なお、本実施形態に係るモニタ画面5は、タッチパネルから成り、治療に関わる表示に加え、種々の入力が可能とされている。
さらに、透析装置本体2は、電力供給判定手段11及びバッテリ電圧監視手段12を有したパワーユニット10と、バッテリ9とを具備しており、当該パワーユニット10にAC電源(商用電源)が接続されるよう構成されている。電力供給判定手段11は、AC電源からの電力供給が遮断されたことを判定し得るもので、例えば図4に示すように、AC電源からの電力供給に伴って生じる波形において0(V)になる時点(ゼロクロスα)を検出し、当該ゼロクロスαが検出されるとパルス出力し得る回路構成を有している。そして、パルス出力が検出されなくなったことを条件として、AC電源からの電力供給が遮断されたと判定するよう構成されている。
バッテリ9は、透析装置本体2に搭載され、電力供給判定手段11にてAC電源からの電力供給が遮断したと判定された際に、ポンプ手段14、クランプ手段15、監視手段16、表示手段17等に電力供給可能なもので、充電及び放電可能な所謂二次電池と称されるものである。なお、AC電源からの電力供給がある通常時においては、当該AC電源による電力供給にてバッテリ9が充電されるようになっている。
バッテリ電圧監視手段12は、バッテリ9と接続され、当該バッテリ9の残り容量(電圧低下)を監視し得るものである。かかるバッテリ電圧監視手段12で検出されたバッテリ9の残り容量及び電力供給判定手段11による判定は、制御手段13に対してリアルタイムに送信されるよう構成されている。しかして、制御手段13は、電力供給判定手段11にてAC電源からの電力供給が遮断したと判定された際、バッテリ9による電力供給に切り替えるよう構成されており、バッテリ電圧監視手段12にて検出されたバッテリ9の残り容量により当該バッテリ9の状態を把握し得るようになっている。
ここで、本実施形態に係る制御手段13は、電力供給判定手段11にてAC電源からの電力供給が遮断したと判定された際、バッテリ9によるポンプ手段14に対する電力供給を予め設定された電力(所定電圧による電力供給)にて行わせ得るよう構成されている。すなわち、停電等によりAC電源からの電力供給が遮断されると、バッテリ9による電力供給に切り替えられるとともに、比較的消費電力が大きいポンプ手段14に対しては、予め設定した電力を供給するよう構成されているのである。この予め設定する電力は、通常供給される電力より低く設定されるものとされ、ポンプ手段14がポンプ機能を発揮し得る最低限のものとするのが好ましい。
また、本実施形態に係る制御手段13は、電力供給判定手段11にてAC電源からの電力供給が遮断したと判定された際、電力供給が遮断される前の電力より予め設定された電力の方が小さい場合に限り、バッテリ9によるポンプ手段14に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせるものとされている。すなわち、停電等によりAC電源からの電力供給が遮断された際、その遮断される前にポンプ手段14に供給された電力が予め設定された電力より小さい場合、予め設定された電力の供給には切り替わらず、遮断される前の電力が引き続きポンプ手段14に供給されるよう構成されているのである。
さらに、本実施形態に係る制御手段13は、バッテリ9による電力供給時間(すなわち、停電等によりAC電源からの電力供給が遮断され、バッテリ9による電力供給に切り替わった後の経過時間)、又はバッテリ電圧監視手段12にて監視されるバッテリ9の電圧低下に応じて予め設定された電力を逐次変更可能又は電力供給を停止可能とされている。これにより、停電等によりAC電源からの電力供給が遮断された際、バッテリ9による電力供給をより長時間継続して行わせることができる。
またさらに、本実施形態係る血液浄化装置1においては、ポンプ手段14、クランプ手段15、監視手段16及び表示手段17について血液ポンプ3の優先度が最も高く設定された優先順位を予め設定可能とされ、当該優先順位が低い順からバッテリ9による電力供給を逐次低下又は停止させるよう構成されている。すなわち、透析装置本体2が具備する電力供給が必要な構成において、電力供給が遮断された非常時であっても治療を完全に終了させるために必要なもの(特に、血液ポンプ3が最も必要とされる。)以外の電力供給を逐次低下又は停止(例えば、優先順位が低いものから順次供給する電力を低下させ或いは停止)させることにより、バッテリ9による電力供給をより長時間行わせ得ることができるのである。なお、電力供給の逐次低下の方法の1つとして、CPU等のクロック周波数を下げる方法を採用することもできる。
また、本実施形態に係る制御手段13は、電力供給判定手段11にて電源からの電力供給が遮断したと判定された時点から所定時間経過したことを条件として、バッテリ9によるポンプ手段14に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得るよう構成されている。すなわち、AC電源からの電力供給が遮断されたと判定された時点から所定の遅延時間を有してバッテリ9によるポンプ手段14に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせることにより、瞬間的に電力供給が遮断された場合(瞬停)に、予め設定された電力による電力供給に変更されてしまうのを回避することができるのである。
次に、本実施形態に係る制御手段13による血液ポンプ3の制御方法について図3のフローチャートに基づいて説明する。
透析治療が行われているとき、電力供給判定手段11からの信号により、AC電源による電力供給が行われているか否かが判定され(S1)、電力供給が行われていると判定されると、S2に進み、装置の運転が続行されるとともに、電力供給が行われていないと判定されると、S3に進み、バッテリ9による電力供給に切り替えられる。
その後、S4にてバッテリ9による電力供給に切り替えられてから所定時間経過したか否かが判断され、所定経過していない場合は、S5にて経過時間に1(s)を加算する。そして、S4にて所定時間経過したと判断されると、AC電源からの電力供給が遮断される前の電力Qと、予め設定された電力QBBとの比較が行われ、電力QBBの方が電力Qより小さいと判断されると、S7に進み、ポンプ手段14に供給する電力を予め設定された電力QBBに変更する。
一方、S6にて、電力QBBの方が電力Qより大きいと判断されると、S8に進み、ポンプ手段14に供給する電力は、AC電源からの電力供給が遮断される前の電力Qに保持されて動作が継続される。そして、S7にてポンプ手段14に供給する電力が電力QBBに変更された後、或いはS8にてポンプ手段14に供給する電力が電力Qに保持された後、S9にて、バッテリ9による電力供給時間又は当該バッテリ9の電圧低下と予め設定された優先順位(血液ポンプ3の優先度が最も高く設定された優先順位)との比較が行われる。
すなわち、バッテリ9による電力供給時間又は当該バッテリ9の電圧低下が所定の閾値を超えたか否かをS9にて判断し、当該閾値を超えていない場合は、S10にて経過時間に1(s)を加算又はバッテリ電圧を0.5(V)減算するとともに、当該閾値を超えた場合、S11に進み、予め設定された優先順位の低い順から供給電圧をQBB’(但し、QBB>QBB’)に変更又は電力供給を停止する。以上で一連の制御が終了することとなる。なお、電力供給判定手段11にてAC電源からの電力供給が復帰したと判定されると、バッテリ9による電力供給からAC電源による電力供給に切り替わることとなる。
上記実施形態によれば、制御手段13は、電力供給判定手段11にてAC電源からの電力供給が遮断したと判定された際、バッテリ9によるポンプ手段14に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得るので、比較的消費電力が大きなポンプ手段14に対する電力供給を抑制することができ、停電等により電源からの電力供給が遮断された際、バッテリによる電力供給を長時間継続して行わせることができる。
さらに、本実施形態に係る制御手段13は、電力供給判定手段11にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、電力供給が遮断される前の電力(Q)より予め設定された電力(QBB)の方が小さい場合に限り、バッテリによるポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせるので、バッテリによる電力供給を通常時より常に低減させることができる。
また、ポンプ手段14、クランプ手段15、監視手段16及び表示手段17について血液ポンプの優先度が最も高く設定された優先順位(電力供給が遮断された非常時であっても治療を完全に終了させるために必要なものの優先順位)を予め設定可能とされ、当該優先順位が低い順からバッテリによる電力供給を逐次低下又は停止させるので、優先度に応じて電力供給を継続又は停止させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば電力供給判定手段11にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、バッテリ9によるポンプ手段14に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせるとともに、他の手段(クランプ手段15、監視手段16又は表示手段17)に対する電力供給を停止させるものとしてもよい。また、適用される血液浄化装置は、本実施形態の如き透析装置の他、患者の血液を体外循環させつつ浄化し得る他の血液浄化装置に適用してもよい。
なお、制御手段は、電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断した際、バッテリによるポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得る構成に代えて、予め設定された動作速度に変更し得る構成としてもよい。
電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、バッテリによるポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得る制御手段を具備した血液浄化装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 血液浄化装置
2 透析装置本体(血液浄化装置本体)
3 血液ポンプ
4 シリンジポンプ
5 モニタ画面
6 警報ランプ
7 血液濃度センサ
8 気泡検出器
9 バッテリ
10 パワーユニット
11 電力供給判定手段
12 バッテリ電圧監視手段
13 制御手段
14 ポンプ手段
15 クランプ手段
16 監視手段
17 表示手段

Claims (5)

  1. 患者の血液を体外循環させる血液ポンプを含むポンプ手段を有するとともに、その体外循環する血液を浄化するための血液浄化器が取り付け可能とされた血液浄化装置本体と、
    該血液浄化装置本体に設けられ、前記ポンプ手段の動作を制御し得る制御手段と、
    電源からの電力供給が遮断されたことを判定し得る電力供給判定手段と、
    前記血液浄化装置本体に搭載され、前記電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際に電力供給可能なバッテリと、
    を備えた血液浄化装置において、
    前記制御手段は、前記電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、前記バッテリによる前記ポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得ることを特徴とする血液浄化装置。
  2. 前記制御手段は、前記電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された際、電力供給が遮断される前の電力より予め設定された電力の方が小さい場合に限り、前記バッテリによる前記ポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせることを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
  3. 前記制御手段は、前記バッテリによる電力供給時間、又は当該バッテリの電圧低下に応じて前記予め設定された電力を逐次変更可能又は電力供給を停止可能とされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血液浄化装置。
  4. 前記血液浄化装置本体は、前記ポンプ手段に加え、液体の流路をクランプ可能なクランプ手段、血液の体外循環を監視する監視手段、及び治療に関わる表示が可能な表示手段を具備するとともに、当該ポンプ手段、クランプ手段、監視手段及び表示手段について前記血液ポンプの優先度が最も高く設定された優先順位を予め設定可能とされ、当該優先順位が低い順から前記バッテリによる電力供給を逐次低下又は停止させることを特徴とする請求項3記載の血液浄化装置。
  5. 前記制御手段は、前記電力供給判定手段にて電源からの電力供給が遮断したと判定された時点から所定時間経過したことを条件として、前記バッテリによる前記ポンプ手段に対する電力供給を予め設定された電力にて行わせ得ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の血液浄化装置。
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