JP2012034782A - 血液浄化装置及びその返血方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】血液ポンプ2が配設される動脈側血液回路1a及び静脈側血液回路1bで構成される血液回路1と、血液回路1にて体外循環する患者の血液を浄化するためのダイアライザ4と、ダイアライザ4に透析液を導入する透析液導入ラインL1と、ダイアライザ4から透析液を排出する透析液排出ラインL2と、透析液導入ラインL1に接続されるとともに、当該透析液導入ラインL1を流れる透析液を濾過して浄化するための濾過フィルタ(7a、7b)とを具備した血液浄化装置において、血液回路1内の血液を患者の体内に戻す返血時、濾過フィルタ(7a、7b)内の透析液を血液回路1に向かって供給させつつ血液ポンプ2を駆動させる制御手段10を備えたものである。
【選択図】図1
Description
第1の実施形態に係る血液浄化装置は、血液透析装置に適用されたもので、図1に示すように、動脈側血液回路1a及び静脈側血液回路1bから成る血液回路1と、血液浄化器としてのダイアライザ4と、透析液導入ラインL1及び透析液排出ラインL2と、濾過手段としての濾過フィルタ7a、7bと、空気導入ラインLa、Lbと、弁手段としての電磁弁Va、Vbと、制御手段10と、補液ラインL3とから主に構成されている。尚、図中符号Aは、本血液透析装置における装置本体を示している。
1a 動脈側血液回路
1b 静脈側血液回路
2 血液ポンプ
3 エアトラップチャンバ
4 ダイアライザ(血液浄化器)
5 複式ポンプ
6 除水ポンプ
7a、7b 濾過フィルタ(濾過手段)
8 補液ポンプ
9 補液ポート
10 制御手段
L1 透析液導入ライン
L2 透析液排出ライン
L3 補液ライン
L8 プライミング液供給ライン
V1〜V6 電磁弁
Va、Vb 電磁弁(弁手段)
La、Lb 空気導入ライン
B バックアップバッテリ
Claims (18)
- 血液ポンプが配設される動脈側血液回路及び静脈側血液回路で構成されるとともに、当該血液ポンプによって患者の血液を体外循環させ得る血液回路と、
該血液回路が接続されるとともに、当該血液回路にて体外循環する患者の血液を浄化するための血液浄化器と、
該血液浄化器に透析液を導入する透析液導入ラインと、
前記血液浄化器から透析液を排出する透析液排出ラインと、
を具備した血液浄化装置において、
前記血液回路内の血液を患者の体内に戻す返血時、前記透析液導入ライン内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させつつ前記血液ポンプを駆動させる制御手段を備えたことを特徴とする血液浄化装置。 - 前記透析液導入ラインに接続されて当該透析液導入ラインを流れる透析液を濾過して浄化するための濾過手段を具備するとともに、前記制御手段は、前記血液回路内の血液を患者の体内に戻す返血時、当該濾過手段内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させつつ前記血液ポンプを駆動させることを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
- 前記血液ポンプは、独立して電力供給可能なバックアップバッテリで駆動可能とされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血液浄化装置。
- 前記透析液導入ラインにおける所定部位から延設され、先端から空気を導入可能とされた空気導入ラインと、
該空気導入ラインの途中に配設され、当該空気導入ラインの流路を開閉可能とされた弁手段と、
を具備するとともに、
前記制御手段は、返血時、前記弁手段を動作させて前記空気導入ラインの流路を開状態とすることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の血液浄化装置。 - 前記透析液導入ラインにおいて当該透析液導入ラインを流れる透析液を濾過して浄化するための濾過手段が複数接続されるとともに、各濾過手段より上流側から前記弁手段を有した前記空気導入ラインがそれぞれ延設されたことを特徴とする請求項4記載の血液浄化装置。
- 前記制御手段は、前記透析液導入ラインに接続された複数の空気導入ラインのうち上流側に接続されたものから順に開状態とさせることを特徴とする請求項5記載の血液浄化装置。
- 前記透析液導入ラインにおける所定部位から延設され、先端が前記血液回路に接続された補液ラインと、
該補液ラインの途中に配設され、前記透析液導入ラインの透析液を前記血液回路まで流動させ得る補液ポンプと、
を具備するとともに、
前記制御手段は、返血時、前記補液ポンプを駆動させることにより前記補液ラインを介して前記透析液導入ライン内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させることを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の血液浄化装置。 - 前記透析液導入ラインにおける所定部位に前記血液回路の先端を接続可能な補液ポートを具備するとともに、前記制御手段は、返血時、当該補液ポートに接続した血液回路を介して前記透析液導入ライン内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させることを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記制御手段は、返血時、前記血液浄化器の透析液流路から血液流路に向かって透析液を流動させる逆濾過を行わせ、当該逆濾過によって前記透析液導入ライン内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させることを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 血液ポンプが配設される動脈側血液回路及び静脈側血液回路で構成されるとともに、当該血液ポンプによって患者の血液を体外循環させ得る血液回路と、
該血液回路が接続されるとともに、当該血液回路にて体外循環する患者の血液を浄化するための血液浄化器と、
該血液浄化器に透析液を導入する透析液導入ラインと、
前記血液浄化器から透析液を排出する透析液排出ラインと、
を具備した血液浄化装置による返血方法において、
前記血液回路内の血液を患者の体内に戻す返血時、前記透析液導入ライン内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させつつ前記血液ポンプを動作させることを特徴とする血液浄化装置による返血方法。 - 前記透析液導入ラインに接続されて当該透析液導入ラインを流れる透析液を濾過して浄化するための濾過手段を具備するとともに、前記血液回路内の血液を患者の体内に戻す返血時、当該濾過手段内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させつつ前記血液ポンプを動作させることを特徴とする請求項10記載の血液浄化装置による返血方法。
- 前記血液ポンプは、手動で動作可能とされたことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の血液浄化装置による返血方法。
- 前記血液浄化装置は、
前記透析液導入ラインにおける所定部位から延設され、先端から空気を導入可能とされた空気導入ラインと、
該空気導入ラインの途中に配設され、当該空気導入ラインの流路を開閉可能とされた弁手段と、
を具備するとともに、
返血時、前記弁手段を動作させて前記空気導入ラインの流路を開状態とすることを特徴とする請求項10〜12の何れか1つに記載の血液浄化装置による返血方法。 - 前記透析液導入ラインにおいて当該透析液導入ラインを流れる透析液を濾過して浄化するための濾過手段が複数接続されるとともに、各濾過手段より上流側から前記弁手段を有した前記空気導入ラインがそれぞれ延設されたことを特徴とする請求項13記載の血液浄化装置による返血方法。
- 前記透析液導入ラインに接続された複数の空気導入ラインのうち上流側に接続されたものから順に開状態とさせることを特徴とする請求項14記載の血液浄化装置による返血方法。
- 前記血液浄化装置は、
前記透析液導入ラインにおける所定部位から延設され、先端が前記血液回路に接続された補液ラインと、
該補液ラインの途中に配設され、前記透析液導入ラインの透析液を前記血液回路まで流動させ得る補液ポンプと、
を具備するとともに、
返血時、前記補液ポンプを動作させることにより前記補液ラインを介して前記透析液導入ライン内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させることを特徴とする請求項10〜15の何れか1つに記載の血液浄化装置による返血方法。 - 前記透析液導入ラインにおける所定部位に前記血液回路の先端を接続可能な補液ポートを具備するとともに、返血時、当該補液ポートに接続した血液回路を介して前記透析液導入ライン内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させることを特徴とする請求項10〜15の何れか1つに記載の血液浄化装置による返血方法。
- 返血時、前記血液浄化器の透析液流路から血液流路に向かって透析液を流動させる逆濾過を行わせ、当該逆濾過によって前記透析液導入ライン内の透析液を前記血液回路側に向かって供給させることを特徴とする請求項10〜15の何れか1つに記載の血液浄化装置による返血方法。
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