JP2016029437A - 映像信号処理装置 - Google Patents

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秀樹 吉井
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Abstract

【課題】 画素毎に色数が減じられた入力映像信号から、輪郭部が櫛状(ギザギザ)化、ぼやけや滲み、色着きなどの弊害、又は解像度劣化を起こすことなく、色数を復元する映像信号処理装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 動き検出部4が、映像の動きを検出し、検出した動き検出量を元に、映像信号混合部5が、動き検出量の多いときに映像信号算出部2が現フレームの周辺画素から算出した注目画素の映像信号の加重を重く、動き検出量が少ないときにフレーム遅延した注目画素の映像信号の加重を重く混合し、注目画素の映像信号とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力された映像信号を処理する映像信号処理装置に関する。
一般的に、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3色の色信号を用いて映像信号を構成する場合が多い。しかし、色の純度を下げずに輝度を向上させることなどを目的として、RGBの3色に、白(W)又は黄(Ye)などの色を加え、4つ以上の色信号を用いて映像信号を構成することがある。
そこで、例えばRGBの3色の色信号のうちから最小値を計算するなどして、Wを新たに作り出すことにより、色の純度を下げずに輝度を向上させている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3805150号公報(第6頁、段落0032)
近年、両眼視差を利用した3D映像に対応するディスプレイや、左右それぞれの視点で見える映像が異なる2画面表示ディスプレイ等が存在する。2つの異なる映像を1つのフレームに重畳して従来の伝送レートで伝送した場合、1フレーム内におけるそれぞれの映像の情報量は半分になる。上述のディスプレイに対し、情報量が半分になった映像信号を入力して、輝度を向上させるためのWを生成した場合、精細感が低下するなどの問題があった。そのため、情報量が半分になる前に、Wを作成する。この問題を解消する方法として、情報量が半分になる前に、Wを作成した上で映像信号処理装置に伝送するという方法が考えられる。なお、以下において、画素(ピクセル)とは、画像を扱うときの色情報を持つ1単位であり、最小要素としても表わすことがある。また、1画素を構成する色情報の1つずつを副画素(サブピクセル)と呼ぶ。例えば、1画素がRGBの3色の副画素から構成されるもの、あるいはRGBWの4色またはRGBYeの4色の副画素から構成されるものがある。また、Rは「赤色」、Gは「緑色」、Bは「青色」、Wは「白色」、Yeは「黄色」を表す。従来、RGBの3色を用いていたため、例えばRGBそれぞれ1色につき8ビットを用いていた場合、画素ごとのデータは24ビットのビット幅になる。RGBWでは、1色につき8ビットを用いるとすれば、32ビット必要になるが、伝送する画素データのビット幅が従来の24ビット幅の場合は、RGBW4色のうち3色を1フレーム(映像上の1画面)で伝送し、次のフレームで残り1色を含む3色を伝送する方法がある。例えば、ある画素における副画素Bと副画素Wとをフレームごとに交互に伝送するように、RGWをあるフレームで伝送し、次のフレームでRGBを伝送しても良いし、ある画素における副画素Bと副画素Rとをフレームごとに交互に伝送するように、RGWをあるフレームで伝送し、次のフレームでGBWを伝送しても良い。フレーム毎に伝送される色は、1フレームの間記憶しておき次のフレームにおける副画素情報として用いることで表示すれば良い。なお、1フレームの間記憶する記憶手段は、一般的にフレームメモリと呼ばれる。しかしながら、上述のような方法を用いて4色分の副画素を表示する方法を用いた場合、表示する映像が動きの大きな映像、つまりフレーム間で色情報の差が大きくなるような映像では、画質が劣化する。画質劣化は、輪郭部の櫛状のがたつき(ギザギザ)、ぼやけ、又は動きがスムーズでなくなることなどのような弊害として現れる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、映像上の動きを検出し、検出された動きの程度に応じて、1フレーム前の情報と現フレーム内の周辺画素の情報とを混合することにより、現フレームに無い色の情報を補間することで、画質劣化を最小限にし、精細感も同時に向上するものである。
本発明に係る映像信号処理装置においては、1フレーム分の画像情報に第1の入力映像信号及び前記第1の入力映像信号とは異なる第2の入力映像信号が合成された入力画像を入力する映像信号処理装置であって、現フレームの前記第1の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第1の映像信号を算出する第1の映像信号算出部と、現フレームの前記第2の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第2の映像信号を算出する第2の映像信号算出部と、現フレームの前記第1の入力映像信号に基づく信号と第1のフレーム数を遅延した前記第1の入力映像信号に基づく信号とから第1の動き検出量を検出する第1の動き検出部と、現フレームの前記第2の入力映像信号に基づく信号と前記第1のフレーム数を遅延した前記第2の入力映像信号に基づく信号とから第2の動き検出量を検出する第2の動き検出部と、前記第1の映像信号と第2のフレーム数を遅延した前記第1の入力映像信号とを混合するものであり、前記第1の動き検出量が大きいほど前記第1の映像信号の加重を大きく混合し、前記第1の動き検出量が小さいほど前記第2のフレーム数を遅延した前記第1の入力映像信号の加重を大きく混合する第1の映像信号混合部と、前記第2の映像信号と前記第2のフレーム数を遅延した前記第2の入力映像信号とを混合するものであり、前記第2の動き検出量が大きいほど前記第2の映像信号の加重を大きく混合し、前記第2の動き検出量が小さいほど前記第2のフレーム数を遅延した前記第2の入力映像信号の加重を大きく混合する第2の映像信号混合部とを備えるものである。
この発明の映像信号処理装置によれば、2つ以上の異なる映像があり(2画面表示ディスプレイや3Dなど)、映像信号の色数が増えた場合でも、伝送路のビット数を抑えながら、輪郭部の櫛状のがたつき等の弊害の少ない信号処理ができる。
本発明の実施の形態1に係る映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る映像信号における2つの視点から見た副画素(サブピクセル)の配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るフレーム毎の映像信号における副画素(サブピクセル)の配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る動き検出量Mに対する映像信号の混合比を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るフレーム毎の映像信号における副画素(サブピクセル)の配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るフレーム毎の映像信号における副画素(サブピクセル)の配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る映像信号処理装置100の構成を示すブロック図である。本実施の形態1に係る映像信号処理装置100は、入力端子W/BIN,GIN,RINと、入力端子FID,POSと、信号処理装置10と、補償遅延部11,12,13,14と、映像信号選択部15,16と、出力端子ROUT,GOUT,BOUT,WOUTとを備えている。入力端子W/BINには、青又は白の映像信号が入力される。入力端子GINには、緑の映像信号が入力される。入力端子RINには、赤の映像信号が入力される。入力端子FIDは、入力端子W/BINに入力される映像信号が、例えば白か青かを判断するためのフレーム識別信号が入力される。入力端子POSには、注目画素の位置を判断するための位置識別信号が入力される。映像信号選択部15と映像信号選択部16とは、入力端子FID、補償遅延部11から入力された信号に基づいて、信号処理装置10から入力された映像信号か、補償遅延部12から入力された映像信号かのいずれかを、それぞれ出力端子WOUT,BOUTに出力する。補償遅延部13は、入力端子GINから入力された映像信号を、信号処理装置10が計算に要した時間を遅延し、出力端子GOUTに出力する。補償遅延部14は、補償遅延部13と同様のもので、入力端子RINから入力された映像信号を、補償遅延部13と同じ時間だけ遅延し、出力端子ROUTに出力する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る信号処理装置10の構成を示すブロック図である。本実施の形態1に係る信号処理装置は、入力端子INと、入力端子POSと、フレーム遅延部1a,1bと、映像信号算出部2と、映像信号算出部3と、動き検出部4と、映像信号混合部5と、信号変換部6と、出力端子OUTとを備えている。入力端子INには、テレビやコンピューター等で用いられている所定の形式の映像信号が入力される。ここでの映像信号は、青又は白の色信号である。映像信号算出部2は、第一の映像信号算出部2aと第二の映像信号算出部2bとを備える。映像信号算出部3は、第一の映像信号算出部3aと第二の映像信号算出部3bとを備える。動き検出部4は、第一の動き検出部4aと第二の動き検出部4bとを備える。映像信号混合部5は、第一の映像信号混合部5aと第二の映像信号混合部5bとを備える。
フレーム遅延部1aは、入力端子INに入力された映像信号を1フレーム分遅延させるものである。フレーム遅延部1bは、フレーム遅延部1aにより1フレーム分遅延された映像信号を、1フレーム分遅延させるものである。なお、実施の形態1におけるフレーム遅延部1aとフレーム遅延部1bとによるフレーム遅延の数である2フレームを、例えば第1のフレーム数とする。また、実施の形態1におけるフレーム遅延部1aによるフレーム遅延の数である1フレームを、例えば第2のフレーム数とする。
映像信号算出部2は、入力端子INから入力された映像信号及び入力端子POSから入力された信号を用いて、現フレームの注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4及び映像信号混合部5に出力する。映像信号算出部2において、映像信号算出部2aは、入力端子INから入力された映像信号及び入力端子POSから入力された信号を用いて、現フレームの注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4a及び映像信号混合部5aに出力する。映像信号算出部2aにおいて算出した現フレームの注目画素の映像信号は、第1の映像信号とする。また、映像信号算出部2において、映像信号算出部2bは、入力端子INから入力された映像信号及び入力端子POSから入力された信号を用いて、現フレームの注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4b及び映像信号混合部5bに出力する。映像信号算出部2bにおいて算出した現フレームの注目画素の映像信号は、第2の映像信号とする。入力端子POSから入力された信号は、位置識別信号であり、具体的には注目画素の画素位置を示すものである。注目画素の画素位置により、算出に用いる周辺画素が決まる。
映像信号算出部3は、フレーム遅延部1bから入力された映像信号及び入力端子POSから入力された信号を用いて、2フレーム前の注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4に出力する。映像信号算出部3において、映像信号算出部3aは、フレーム遅延部1bから入力された映像信号及び入力端子POSから入力された信号を用いて、2フレーム前の注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4aに出力する。映像信号算出部3aにおいて算出した2フレーム前の注目画素の映像信号は、第3の映像信号とする。また、映像信号算出部3において、映像信号算出部3bは、フレーム遅延部1bから入力された映像信号及び入力端子POSから入力された信号を用いて、2フレーム前の注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4bに出力する。映像信号算出部3bにおいて算出した2フレーム前の注目画素の映像信号は、第4の映像信号とする。
動き検出部4は、入力端子INから入力された現フレームの注目画素の映像信号と、フレーム遅延部1bから入力された2フレーム前の注目画素の映像信号とを比較し、映像信号に変化があるかを検出し、変化の程度である動き検出量を映像信号混合部5に出力する。動き検出部4において、動き検出部4aは、入力端子INから入力された現フレームの注目画素の映像信号と、フレーム遅延部1bから入力された2フレーム前の注目画素の映像信号とを比較し、映像信号に変化があるかを検出し、変化の程度である動き検出量を映像信号混合部5aに出力する。また、動き検出部4において、動き検出部4bは、入力端子INから入力された現フレームの注目画素の映像信号と、フレーム遅延部1bから入力された2フレーム前の注目画素の映像信号とを比較し、映像信号に変化があるかを検出し、変化の程度である動き検出量を映像信号混合部5bに出力する。
映像信号混合部5は、動き検出部4から入力された動き検出量に基づいて、映像信号算出部2から入力された映像信号とフレーム遅延部1aから入力された映像信号とを混合し、その結果を信号変換部6に出力する。映像信号混合部5において、映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、映像信号算出部2aから入力された映像信号とフレーム遅延部1aから入力された映像信号とを混合し、その結果を信号変換部6に出力する。また、映像信号混合部5において、映像信号混合部5bは、動き検出部4bから入力された動き検出量に基づいて、映像信号算出部2bから入力された映像信号とフレーム遅延部1aから入力された映像信号とを混合し、その結果を信号変換部6に出力する。信号変換部6は、第1の入力映像信号及び第2の入力映像信号を1フレーム分の画像情報に合成するよう変換した信号を出力端子OUTに出力する。
本発明に係る映像信号処理装置における入力映像信号について、図3及び図4を用いて説明する。図3は、例えば、入力映像信号における2つの視点から見た副画素(サブピクセル)の配置である。このときの副画素は、RGBWの4色が1画素ごとに伝送された場合を示している。図3(a)及び図3(b)は、それぞれの視点からの見え方である。図3(a)は左側の視点位置から見える副画素の配置であり、この視点をL視点とする。図3(a)の副画素は、例えば「LR 00」のように表される。この例での「L」は、L視点のLを表す。この例での「R」は、赤色を表し、その他には「G」、「B」又は「W」のいずれかで表わされる。この例での「00」は、垂直画素位置「0」及び水平画素位置「0」を表す。同様に隣の画素(垂直画素位置「0」及び水平画素位置「1」)は「01」で表わされる。図3(b)は右側の視点位置から見える副画素の配置であり、この視点をR視点とする。図3(b)の副画素は、例えば「RB 00」のように表される。その表記は、図3(a)の例と同様である。それぞれの視点から、1画素(ピクセル)につき2つの副画素(サブピクセル)が見える。物理的には1画素につき4つの副画素が存在するが、例えば遮蔽物を配置するなどの方法で、それぞれの視点からは、1画素につき2つの副画素が見えるようにしてある。図3に示した副画素の形状は意味を持たず、その画素に見える色を示しているに過ぎない。本発明は、副画素の形状や位置に係わらない。なお、図3(a)及び図3(b)のように、「00」の画素には、RGBWの4色があるが、L視点からはR及びGが見え、R視点からはB及びWが見える。それぞれの視点からは、2画素でRGBWの4色が見えることになる。ここでは、左側の視点位置から見える副画素からなる入力映像信号を第1の入力映像信号とする。また、右側の視点位置から見える副画素からなる入力映像信号を第2の入力映像信号とする。入力映像信号は、第1の入力映像信号の画素及び前記第1の入力映像信号とは異なる第2の入力映像信号の画素を1枚の画像として配置したものである。
図4は、1画素(ピクセル)におけるRGBW4色のうちの3色を1フレームで伝送し、次のフレームで残り1色を含む3色を伝送した場合のフレーム毎の映像信号における副画素(サブピクセル)の配置を示す。図4(a)は、フレーム番号0番目の副画素(サブピクセル)の配置である。図4(b)は、フレーム番号1番目の副画素(サブピクセル)の配置である。図4(c)は、フレーム番号2番目の副画素(サブピクセル)の配置である。R視点でも同様のことが言えるので、L視点のみについて記述する。図4(a)の副画素は、例えば「R 00 F0」のように表される。この例での「R」は、赤色を表し、その他には「G」、「B」又は「W」のいずれかで表わされる。この例での「00」は、垂直画素位置「0」及び水平画素位置「0」を表す。この例での「F0」は、フレーム番号0番目を意味し、その他には図4においては「F1」又は「F2」で表わされる。例えば、F0のフレームとF2のフレームとでは、W01、B03、W05、B10、W12、B14、W21、B23、W25、B30、W32及びB34の情報が無く、F1のフレームでは、B01、W03、B05、W10、B12、W14、B21、W23、B25、W30、B32及びW34の情報が無い。例えば、00、01の2画素でRGBWの4色があるが、2画素単位で見ると、F0のフレームとF2のフレームとでは、左上から順番に、W、B、Wの情報がなく、次の行では、B、W、Bの情報がない。F1のフレームでは、逆に左上から順番にB、W、Bの情報がなく、次の行では、W、B、Wの情報がない。
図4において、例えば、B14に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF2、1フレーム前のフレーム番号をF1、2フレーム前のフレーム番号をF0とする。
フレーム遅延部1bは、信号B05F0,B12F0,B25F0を映像信号算出部3aに出力する。映像信号算出部3aは、例えば、式(1)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、2フレーム前のB14の信号B14F0として、動き検出部4aに出力する。
B14F0=(3×B05F0+2×B12F0+3×B25F0)÷8 ・・・(1)
この式は、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示しているが、注目画素からの距離などに応じて、適切に計算されればよい。
入力端子INに入力された映像信号である信号B05F2,B12F2,B25F2は、映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(2)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのB14の信号B14F2として、動き検出部4aに出力する。
B14F2=(3×B05F2+2×B12F2+3×B25F2)÷8 ・・・(2)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
動き検出部4aは、上記2フレーム前のB14信号B14F0と現フレームのB14信号B14F2を比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり2フレーム前のB14信号B14F0と現フレームのB14信号B14F2の差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号(ここでは信号B14F1)と入力端子INから入力された現フレームのB14信号B14F2を、例えば式(3)のように加重平均する。動き検出量が多いほど現フレームのB14信号B14F2の加重を重くし、動き検出量が少ないほどB14F1の加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWB14=(M×B14F2+(256−M)×B14F1)÷256 ・・・(3)
この式は、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。この式と同じでなくても、動き検出量に基づいて、B14F2とB14F1が、上述のように混合されればよい。
図4において、例えば、B23に注目すると、フレーム遅延部1bは、信号B12F0,B25F0,B32F0を映像信号算出部3aに出力し、映像信号算出部3aは、例えば、式(4)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、2フレーム前のB23の信号B23F0として、動き検出部4aに出力する。例えば、注目画素が14の時と23の時で、映像信号算出部3aで使用する周辺画素情報の相対位置が異なるが、映像信号算出部3aは、入力端子POSから入力された信号に基づいて、映像信号を算出する。なお、12、25及び32が周辺画素の位置であり、ここでは、B12F0、B25F0及びB32F0は、周辺画素における画素値である。
B23F0=(3×B12F0+2×B25F0+3×B32F0)÷8 ・・・(4)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
入力端子INに入力された映像信号は、信号B12F2,B25F2,B32F2を映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(5)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのB23の信号B23F2として、動き検出部4aに出力する。映像信号算出部2aは、入力端子POSから入力された信号に基づいて、映像信号を算出する。
B23F2=(3×B12F2+2×B25F2+3×B32F2)÷8 ・・・(5)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
動き検出部4aは、上記2フレーム前のB23信号B23F0と現フレームのB23信号B23F2とを比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり2フレーム前のB23信号B23F0と現フレームのB23信号B23F2の差異が大きいほど大きな数値を出力する。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号B23F1と入力端子INに入力された現フレームのB23信号B23F2とを、例えば式(6)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのB23信号B23F2に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、信号B23F1に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。動き検出量が少ない時に加重を重くする信号B23F1は、画素の位置が同じであるため、算出された信号B23F2に対して、入力された映像信号の動きが少ないほど欠落する前の値に近い値である。
NEWB23=(M×B23F2+(256−M)×B23F1)÷256 ・・・(6)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。なお、動き検出量Mに対する映像信号の混合比は、例えば図5のように表される。この例での映像信号の混合比は、B23F2/B23F1である。図5は、一例であり、図5における入出力特性の傾きを変更することにより、画質を調整することが可能である。例えば、入出力特性の傾きを大きくすれば、現フレームの信号の加重が大きくなり、入出力特性の傾きを小さくすれば、フレーム遅延された信号の加重が大きくなる。
また、図4において、例えば、W12に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF2、1フレーム前のフレーム番号をF1、2フレーム前のフレーム番号をF0とする。
フレーム遅延部1bは、信号W03F0,W10F0,W23F0を映像信号算出部3aに出力する。映像信号算出部3aは、例えば、式(7)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、2フレーム前のW12の信号W12F0として、動き検出部4aに出力する。
W12F0=(3×W03F0+2×W10F0+3×W23F0)÷8 ・・・(7)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
入力端子INに入力された映像信号である信号W03F2,W10F2,W23F2は、映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(8)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのW12の信号W12F2として、動き検出部4aに出力する。
W12F2=(3×W03F2+2×W10F2+3×W23F2)÷8 ・・・(8)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
動き検出部4aは、上記2フレーム前のW12信号W12F0と現フレームのW12信号W12F2を比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり2フレーム前のW12信号W12F0と現フレームのW12信号W12F2の差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号W12F1と入力端子INに入力された現フレームのW12信号W12F2を、例えば式(9)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのW12信号W12F2に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、W12F1に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWW12=(M×W12F2+(256−M)×W12F1)÷256 ・・・(9)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。
図4において、例えば、W21に注目すると、B23に注目した説明と同様のことが言え、映像信号算出部2a、映像信号算出部3aは、入力端子POSから入力された信号に基づいて映像信号を算出する。
映像信号選択部15は、入力端子FID、また、入力端子POSから補償遅延部11を通して入力された信号に基づいて、例えば、図4のW12に着目すると、フレーム番号がF0、F2の時は、信号処理装置10から入力された映像信号を、フレーム番号がF1の時は、補償遅延部12から入力された映像信号を、出力端子WOUTに出力する。同様に、映像信号選択部16も、入力端子FID、入力端子POSから入力された信号に基づいて、信号処理装置10から入力された映像信号か、補償遅延部12から入力された映像信号を、出力端子BOUTに出力する。
以上、第一の映像信号であるL視点の映像信号について説明したので、映像信号算出部2a、映像信号算出部3a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを用いて説明した。第二の映像信号であるR視点の映像信号については、上記説明における映像信号算出部2a、映像信号算出部3a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを、映像信号算出部2b、映像信号算出部3b、動き検出部4b及び映像信号混合部5bとすればよい。上記の説明では、第一の映像信号と第二の映像信号とをそれぞれ並列に処理したが、第一の映像信号と第二の映像信号との処理を逐次的に処理してもよい。
ここで、本発明の実施の形態1による効果を説明する。1フレーム毎に伝送される信号を記憶し、注目画素の信号として表示すれば、動きのある映像の時、現フレームの映像と1フレーム前の映像が混在し、副画素の配置や1フレーム毎に伝送する信号の副画素の位置により、画像の境界部がぼやけたり、櫛状になる弊害が見られる。また、現フレームの映像信号より注目画素を算出する場合は、動きが少ない映像で、解像度の劣化が認知される。また、液晶の駆動方法によっては、残像などの弊害が見られることがある。本発明によれば、動きのある映像の時は、現フレームの映像信号より注目画素を算出した信号を主に、動きが少ない映像では、1フレーム前の映像を主に用いるため、ほとんど弊害が見られなくなる。また、それらの信号を加重平均するため、動きの少ない映像から動きのある映像に変化する場合も、またその逆も、円滑に加重平均割合が変化し、映像に不自然な変化は見られない。上記の通り、2つ以上の異なる映像があり(2画面表示ディスプレイや3Dなど)、映像信号の色数が増えた場合でも、伝送路のビット数を抑えながら、輪郭部の櫛状のがたつき等の弊害の少ない信号処理ができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る映像信号処理装置100aの構成を示すブロック図である。本実施の形態2に係る映像信号処理装置100aは、実施の形態1に係わる映像信号処理装置100の構成を示すブロック図と、信号処理装置10aが入力端子POSを有しない点のみが異なる。注目画素の画素位置と周辺画素の画素位置の規則性により本実施の形態に係る映像信号処理装置100aにおいては信号処理装置10aが入力端子POSを有しない。
図7は、本発明の実施の形態2に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態2に係る信号処理装置10aは、実施の形態1に係わる信号処理装置10の構成を示すブロック図と、入力端子POSを有しない点が異なる。信号処理装置10aにおける映像信号算出部2cは、信号処理装置10における映像信号算出部2とは入力端子POSからの信号を入力しない点において異なる。同様に信号処理装置10aにおける映像信号算出部3cは、信号処理装置10における映像信号算出部3とは入力端子POSからの信号を入力しない点において異なる。
フレーム遅延部1aは、入力端子INに入力された映像信号を1フレーム分遅延させるものである。フレーム遅延部1bは、フレーム遅延部1aにより1フレーム分遅延された映像信号を、1フレーム分遅延させるものである。映像信号算出部2cは、入力端子INから入力された映像信号から、現フレームの注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4及び映像信号混合部5に出力する。映像信号算出部3cは、フレーム遅延部1bから入力された映像信号から、2フレーム前の注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4に出力する。動き検出部4は、入力端子INから入力された現フレームの注目画素の映像信号と、フレーム遅延部1bから入力された2フレーム前の注目画素の映像信号とを比較し、映像信号に変化があるかを検出し、変化の程度である動き検出量を映像信号混合部5に出力する。映像信号混合部5は、動き検出部4から入力された動き検出量に基づいて、映像信号算出部2から入力された映像信号とフレーム遅延部1aから入力された映像信号とを混合し、その結果を信号変換部6に出力する。信号変換部6は、変換した信号を出力端子OUTに出力する。
映像信号処理装置100aは、入力端子W/BIN,GIN,RINと、入力端子FID,POSと、信号処理装置10aと、補償遅延部11,12,13,14と、映像信号選択部15,16と、出力端子ROUT,GOUT,BOUT,WOUTとを備えている。入力端子INには、テレビやコンピューター等で用いられている所定の形式の映像信号が入力される。ここでの映像信号は、例えば青などの原色信号と、白などの輝度情報とを表す信号である。例えば赤、緑及び青などの原色信号と、白などの輝度情報を表す信号である。また、入力端子FIDは、入力端子W/BINに入力される映像信号が、例えば白か青かを判断するためのフレーム識別信号の入力端子である。映像信号選択部15と映像信号選択部16とは、入力端子FID、補償遅延部11から入力された信号に基づいて、信号処理装置10aから入力された映像信号か、補償遅延部12から入力された映像信号かのいずれかを、それぞれ出力端子WOUT、BOUTに出力する。補償遅延部13は、入力端子GINから入力された映像信号を、信号処理装置10aが計算に要した時間を遅延し、出力端子GOUTに出力する。補償遅延部14は、補償遅延部13と同様のもので、入力端子RINから入力された映像信号を、補償遅延部13と同じ時間だけ遅延し、出力端子ROUTに出力する。
本発明を説明する映像信号の一例について、図8を用いて説明する。図8は、図4と同様に、フレーム毎の映像信号を示す。R視点でも同様のことが言えるので、L視点のみについて記述する。本発明の実施の形態2では、複数の色情報のうちフレーム毎に無い情報の形式が異なっても、実施の形態1と同様の効果が得られることを示す。
図4と同様に、図8における「F0」,「F1」,「F2」は、それぞれのフレーム番号を意味する。図8(a)は、フレーム番号0番目の副画素(サブピクセル)の配置である。図8(b)は、フレーム番号1番目の副画素(サブピクセル)の配置である。図8(c)は、フレーム番号2番目の副画素(サブピクセル)の配置である。図8(d)は、フレーム番号3番目の副画素(サブピクセル)の配置である。例えば、図8(a)におけるF0のフレーム及び図8(c)におけるF2のフレームでは、W01、W03、W05、B10、B12、B14、W21、W23、W25、B30、B32及びB34の情報が無く、図8(b)におけるF1のフレームでは、B01、B03、B05、W10、W12、W14、B21、B23、B25、W30、W32及びW34の情報が無いことを意味する。F0のフレーム及びF2のフレームでは、最も上の行では、Wの情報がなく、次の行では、Bの情報がない。F1のフレームでは、逆に最も上の行では、Bの情報がなく、次の行では、Wの情報がない。
図8において(図4において)、例えば、B14に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF2、1フレーム前のフレーム番号をF1、2フレーム前のフレーム番号をF0とする。
フレーム遅延部1bは、信号B03F0,B05F0,B23F0,B25F0を映像信号算出部3cに出力する。映像信号算出部3cにおける映像信号算出部3aは、例えば、式(10)のようにそれら4つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、2フレーム前のB14の信号B14F0として、動き検出部4に出力する。
B14F0=(B03F0+B05F0+B23F0+B25F0)÷4 ・・・(10)
この式は、平均値を求める計算式になっているが、注目画素からの距離などに応じた計算をおこなうものであれば、これに限られるものではない。
入力端子INに入力された映像信号である信号B03F2,B05F2,B23F2,B25F2は、映像信号算出部2cに入力される。映像信号算出部2cにおける映像信号算出部2aは、例えば、式(11)のようにそれら4つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのB14の信号B14F2として、動き検出部7に出力する。
B14F2=(B03F2+B05F2+B23F2+B25F2)÷4 ・・・(11)
この式は、式(7)と同様、平均値を求める計算式になっているが、注目画素からの距離などに応じた計算をおこなうものであれば、これに限られるものではない。
動き検出部4は、上記2フレーム前のB14信号B14F0と現フレームのB14信号B14F2を比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり2フレーム前のB14信号B14F0と現フレームのB14信号B14F2の差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号B14F1と入力端子INから入力された現フレームのB14信号B14F2を、例えば式(12)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのB14信号B14F2に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、信号B14F1に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWB14=(M×B14F2+(256−M)×B14F1)÷256 ・・・(12)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。
また、図8において(図4において)、例えば、W21に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF2、1フレーム前のフレーム番号をF1、2フレーム前のフレーム番号をF0とする。
フレーム遅延部1bは、W10F0,W12F0,W30F0,W32F0を映像信号算出部3aに出力し、映像信号算出部3aは、例えば、式(13)のようにそれら4つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、2フレーム前のW21の信号W21F0として、動き検出部7に出力する。
W21F0=(W10F0+W12F0+W30F0+W32F0)÷4 ・・・(13)
この式は、式(7)と同様、平均値を求める計算式になっているが、注目画素からの距離などに応じた計算をおこなうものであれば、これに限られるものではない。
入力端子INに入力された映像信号である信号W10F2,W12F2,W30F2,W32F2は、映像信号算出部2cに入力される。映像信号算出部2cは、例えば、式(14)のようにそれら4つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのW21の信号W21F2として、動き検出部4aに出力する。
W21F2=(W10F2+W12F2+W30F2+W32F2)÷4 ・・・(14)
この式は、式(7)と同様、平均値を求める計算式になっているが、注目画素からの距離などに応じた計算をおこなうものであれば、これに限られるものではない。
動き検出部4は、上記2フレーム前のW21信号W21F0と現フレームのW21信号W21F2とを比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部10に出力する。つまり2フレーム前のW21信号W21F0と現フレームのW21信号W21F2との差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号(ここではW21F1)と入力端子INから入力された現フレームのW21信号(W21F2)を、例えば式(15)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのW21信号W21F2に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、W21F1に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWW21=(M×W21F2+(256−M)×W21F1)÷256 ・・・(15)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。
映像信号選択部15と映像信号選択部16とは、入力端子FID、補償遅延部11から入力された信号に基づいて、信号処理装置10から入力された映像信号か、補償遅延部12から入力された映像信号かのいずれかを、それぞれ出力端子WOUT、BOUTに出力する。補償遅延部13は、入力端子GINから入力された映像信号を、信号処理装置10が計算に要した時間を遅延し、出力端子GOUTに出力する。補償遅延部14は、補償遅延部13と同様のもので、入力端子RINから入力された映像信号を、補償遅延部13と同じ時間だけ遅延し、出力端子ROUTに出力する。
以上、第一の映像信号であるL視点の映像信号について説明したので、映像信号算出部2a、映像信号算出部3a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを用いて説明した。第二の映像信号であるR視点の映像信号については、上記説明における映像信号算出部2a、映像信号算出部3a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを、映像信号算出部2b、映像信号算出部3b、動き検出部4b及び映像信号混合部5bとすればよい。
ここで、本発明の実施の形態2による効果を説明する。本発明によれば、動きのある映像の時は、現フレームの映像信号より注目画素を算出した信号を主に、動きが少ない映像では、1フレーム前の映像を主に用いるため、ほとんど弊害が見られなくなる。また、それらの信号を加重平均するため、動きの少ない映像から動きのある映像に変化する場合も、またその逆も、円滑に加重平均割合が変化し、映像に不自然な変化は見られない。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態3に係る映像信号処理装置の構成は、本発明の実施の形態1に係る映像信号処理装置を示すブロック図である図1と同様である。本実施の形態3に係る信号処理装置は、実施の形態1に係わる信号処理装置の構成を示すブロック図と、映像信号算出部3を有しない点、フレーム遅延部1cを有する点が異なる。
本実施の形態3に係る信号処理装置10bは、入力端子INと、入力端子POSと、フレーム遅延部1a,1b,1cと、映像信号算出部2と、動き検出部4と、映像信号混合部5と、信号変換部6と、出力端子OUTとを備えている。入力端子INには、テレビやコンピューター等で用いられている所定の形式の映像信号が入力される。ここでの映像信号は、例えば青などの原色信号と、白などの輝度情報を表す信号である。映像信号算出部2は、第一の映像信号算出部2aと第二の映像信号算出部2bとを備える。動き検出部4は、第一の動き検出部4aと第二の動き検出部4bとを備える。映像信号混合部5は、第一の映像信号混合部5aと第二の映像信号混合部5bとを備える。入力端子POSは、注目画素の位置を判断するための位置識別信号の入力端子である。
フレーム遅延部1aは、入力端子INに入力された映像信号を1フレーム分遅延させるものである。フレーム遅延部1bは、フレーム遅延部1aにより1フレーム分遅延された映像信号を、1フレーム分遅延させ、2フレーム遅延した信号を出力するものである。フレーム遅延部1cは、フレーム遅延部1bにより1フレーム分遅延された映像信号を、さらに1フレーム分遅延させ、3フレーム遅延した信号を出力するものである。映像信号算出部2は、入力端子INから入力された映像信号から、現フレームの注目画素の映像信号を算出し、動き検出部4に出力する。動き検出部4は、フレーム遅延部1aから入力された1フレーム前の映像信号と、フレーム遅延部1cから入力された3フレーム前の映像信号とを比較し、映像信号に変化があるかを検出し、変化の程度(動き検出量)を映像信号混合部5に出力する。映像信号混合部5は、動き検出部4から入力された動き検出量に基づいて、映像信号算出部2から入力された映像信号とフレーム遅延部1aから入力された映像信号とを混合し、その結果を信号変換部6に出力する。信号変換部6は、変換した信号を出力端子OUTに出力する。なお、実施の形態3におけるフレーム遅延部1aとフレーム遅延部1bとフレーム遅延部1cとによるフレーム遅延の数である3フレームを、例えば第1のフレーム数とする。また、実施の形態3におけるフレーム遅延部1aによるフレーム遅延の数である1フレームを、例えば第2のフレーム数とする。
ここで、本発明を説明する映像信号の一例について、図10を用いて説明する。図10は、図4と同様に、フレーム毎の映像信号を示す。R視点でも同様のことが言えるので、L視点のみについて記述する。
図10において、例えば、B14に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF3、1フレーム前のフレーム番号をF2、2フレーム前のフレーム番号をF1、3フレーム前のフレーム番号をF0とする。
入力端子INに入力された映像信号である信号B14F2は、動き検出部4aに入力される。フレーム遅延部1cは、3フレーム前の映像信号である信号B14F0を動き検出部4aに出力する。
動き検出部4aは、上記3フレーム前映像信号である信号のB14F0と1フレーム前の映像信号である信号B14F2とを比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり3フレーム前のB14信号と1フレーム前のB14信号との差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
入力端子INに入力された映像信号である信号B05F3,B12F3,B25F3は、映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(16)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのB14の信号B14F3として、映像信号混合部5aに出力する。
B14F3=(3×B05F3+2×B12F3+3×B25F3)÷8 ・・・(16)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号B14F2と映像信号算出部2から入力された現フレームのB14信号B14F3を、例えば式(17)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのB14信号に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、B14F2に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWB14=(M×B14F3+(256−M)×B14F2)÷256 ・・・(17)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。
また、図10において、例えば、W12に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF3、1フレーム前のフレーム番号をF2、2フレーム前のフレーム番号をF1、3フレーム前のフレーム番号をF0とする。
入力端子INに入力された映像信号である信号W03F3,W10F3,W23F3は、映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(18)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのW12の信号W12F3として、映像信号混合部5aに出力する。
W12F3=(3×W03F3+2×W10F3+3×W23F3)÷8 ・・・(18)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
実施の形態1と同様に、映像信号算出部2aは、入力端子POSから入力された信号に基づいて、映像信号を算出する。入力端子POSから入力された信号は、位置識別信号であり、具体的には注目画素の画素位置を示すものである。注目画素の画素位置により、算出に用いる周辺画素が決まる。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号W12F2と映像信号算出部2aから入力された現フレームのW12信号W12F3とを、例えば式(19)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのW12信号に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、W12F2に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWW12=(M×W12F3+(256−M)×W12F2)÷256 ・・・(19)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。
映像信号選択部15は、入力端子FID、また、入力端子POSから補償遅延部11を通して入力された信号に基づいて、例えば、図10のW12に着目すると、フレーム番号がF1、F3の時は、信号処理装置10から入力された映像信号を、フレーム番号がF0、F2の時は、補償遅延部12から入力された映像信号を、出力端子WOUTに出力する。同様に、映像信号選択部16も、入力端子FID、入力端子POSから入力された信号に基づいて、信号処理装置10から入力された映像信号か、補償遅延部12から入力された映像信号を、出力端子BOUTに出力する。
以上、第一の映像信号であるL視点の映像信号について説明したので、映像信号算出部2a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを用いて説明した。第二の映像信号であるR視点の映像信号については、上記説明における映像信号算出部2a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを、映像信号算出部2b、動き検出部4b及び映像信号混合部5bとすればよい。
ここで、本発明の実施の形態3による効果を説明する。動き検出に、周辺画素からの計算によるものではなく、注目画素そのものの信号を使うため、動き検出の誤差が少ない。動きのある部分と動きの無い部分の境界部であっても、それぞれの画素で、正確に動きがあるか、又はないかを検出することができる。その他の効果については、実施の形態1と同様である。
実施の形態4.
図11は、本発明の実施の形態4に係る映像信号処理装置100cの構成を示すブロック図である。本実施の形態4に係る映像信号処理装置100cは、実施の形態2に係わる映像信号処理装置100aの構成を示すブロック図と、信号処理装置10cが入力端子W/BIN,GIN,RINを有する点が異なる。
図12は、本発明の実施の形態4に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態4に係る信号処理装置10cは、実施の形態3に係わる信号処理装置10bの構成を示すブロック図と、入力端子W/BIN,GIN,RINを有する点及び入力端子POSを有しない点が異なる。
本実施の形態4に係る信号処理装置は、入力端子W/BIN,GIN,RINと、フレーム遅延部1a,1b,1cと、映像信号算出部2と、動き検出部4と、映像信号混合部5と、信号変換部6と、出力端子OUTとを備えている。入力端子INには、テレビやコンピューター等で用いられている所定の形式の映像信号が入力される。ここでの映像信号は、例えば青などの原色信号と、白などの輝度情報を表す信号である。映像信号算出部2は、第一の映像信号算出部2aと第二の映像信号算出部2bとを備える。動き検出部4は、第一の動き検出部4aと第二の動き検出部4bとを備える。映像信号混合部5は、第一の映像信号混合部5aと第二の映像信号混合部5bとを備える。
フレーム遅延部1aは、入力端子INに入力された映像信号を1フレーム分遅延させるものである。フレーム遅延部1bは、フレーム遅延部1aにより1フレーム分遅延された映像信号を、1フレーム分遅延させ、2フレーム遅延した信号を出力するものである。フレーム遅延部1cは、フレーム遅延部1bにより1フレーム分遅延された映像信号を、さらに1フレーム分遅延させ、3フレーム遅延した信号を出力するものである。
映像信号算出部2は、入力端子W/BIN,GIN,RINから入力された映像信号から注目画素の映像信号を算出し、映像信号混合部5に出力する。映像信号算出部2aは、入力端子W/BIN,GIN,RINから入力された映像信号から注目画素の映像信号を算出し、映像信号混合部5aに出力する。また、映像信号算出部2bは、入力端子W/BIN,GIN,RINから入力された映像信号から注目画素の映像信号を算出し、映像信号混合部5bに出力する。
動き検出部4は、フレーム遅延部1aから入力された1フレーム前の映像信号と、フレーム遅延部1cから入力された3フレーム前の映像信号とを比較し、映像信号に変化があるかを検出し、変化の程度である動き検出量を映像信号混合部5に出力する。動き検出部4aは、フレーム遅延部1aから入力された1フレーム前の映像信号と、フレーム遅延部1cから入力された3フレーム前の映像信号とを比較し、映像信号に変化があるかを検出し、変化の程度である動き検出量を映像信号混合部5aに出力する。また、動き検出部4bは、フレーム遅延部1aから入力された1フレーム前の映像信号と、フレーム遅延部1cから入力された3フレーム前の映像信号とを比較し、映像信号に変化があるかを検出し、変化の程度である動き検出量を映像信号混合部5bに出力する。
映像信号混合部5は、動き検出部4から入力された動き検出量に基づいて、映像信号算出部2から入力された映像信号とフレーム遅延部1aから入力された映像信号とを混合し、その結果を信号変換部6に出力する。映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、映像信号算出部2aから入力された映像信号とフレーム遅延部1aから入力された映像信号とを混合し、その結果を信号変換部6に出力する。また、映像信号混合部5bは、動き検出部4bから入力された動き検出量に基づいて、映像信号算出部2bから入力された映像信号とフレーム遅延部1aから入力された映像信号とを混合し、その結果を信号変換部6に出力する。信号変換部6は、変換した信号を出力端子OUTに出力する。
ここで、本発明を説明する映像信号の一例について、図10を用いて説明する。R視点でも同様のことが言えるので、L視点のみについて記述する。
図10において、例えば、B14に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF3、1フレーム前のフレーム番号をF2、2フレーム前のフレーム番号をF1、3フレーム前のフレーム番号をF0とする。
フレーム遅延部1aは、B14F2を動き検出部4に出力し、フレーム遅延部1cは、B14F0を動き検出部4aに出力する。
動き検出部4aは、上記3フレーム前のB14F0と1フレーム前のB14F2とを比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり3フレーム前のB14信号と1フレーム前のB14信号との差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
入力端子W/BIN,GIN,RINに入力された映像信号は、映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(20)のように3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのB14の信号B14F3として、映像信号混合部5aに出力する。
B14F3=(3×B05F3+2×B12F3+3×B25F3)÷8 ・・・(20)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号B14F2と現フレームのB14信号B14F3とを、例えば式(21)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのB14信号に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、B14F2に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWB14=(M×B14F3+(256−M)×B14F2)÷256 ・・・(21)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。
また、図10において、例えば、W12に注目し現在のフレームのフレーム番号をF3、1フレーム前のフレーム番号をF2、2フレーム前のフレーム番号をF1、3フレーム前のフレーム番号をF0とする。
映像信号算出部2aは、信号R02F3,R11F3,R13F3,R22F3,G02F3,G11F3,G13F3,G22F3,B12F3から、例えば、式(22)(23)(24)のようにW信号を算出し、現フレームのW12の信号W12F3として、映像信号混合部5aに出力する。
R12F3=(R02F3+R11F3+R13F3+R22F3)÷4 ・・・(22)
G12F3=(G02F3+G11F3+G13F3+G22F3)÷4 ・・・(23)
W12F3=MIN(R12F3,G12F3,B12F3) ・・・(24)
ただし、MIN(A,B,C)は、A,B,Cの最小値を意味する。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号W12F2と入力端子W/BINから入力された現フレームのW12信号W12F3とを、例えば式(25)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのW12信号に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、W12F2に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWW12=(M×W12F3+(256−M)×W12F2)÷256 ・・・(25)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。
映像信号選択部15は、入力端子FID、また、入力端子POSに基づいて、例えば、図10のW12に着目すると、フレーム番号がF1又はF3の時は、信号処理装置10から入力された映像信号を、フレーム番号がF0又はF2の時は、補償遅延部12から入力された映像信号を、出力端子WOUTに出力する。同様に、映像信号選択部16も、入力端子FID、入力端子POSから入力された信号に基づいて、信号処理装置10cから入力された映像信号か、補償遅延部12から入力された映像信号を、出力端子BOUTに出力する。
以上、第一の映像信号であるL視点の映像信号について説明したので、映像信号算出部2a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを用いて説明した。第二の映像信号であるR視点の映像信号については、上記説明における映像信号算出部2a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを、映像信号算出部2b、動き検出部4b及び映像信号混合部5bとすればよい。
ここで、本発明の実施の形態4による効果を説明する。弊害の目立ちやすいW信号で、現フレームの信号を計算するときに、より注目画素に近い隣接画素からの情報だけで計算しているため、動きのある映像での弊害を抑えることができる。より遠い画素の情報を用いて計算する方が、輪郭部の櫛状のがたつき(ギザギザ)やぼやけ、動きがスムーズでなくなるなどの弊害が現れる。
実施の形態5.
図13は、本発明の実施の形態5に係る映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態5に係る映像信号処理装置100dは、実施の形態1に係わる映像信号処理装置100の構成を示すブロック図と、信号処理装置10dのみが異なる。
図14は、本発明の実施の形態5に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態5に係る信号処理装置10dは、実施の形態4に係わる信号処理装置10cの映像信号算出部2を実施の形態1に係わる信号処理装置10に応用した例を示す。
本実施の形態5に係る信号処理装置10dは、入力端子W/BIN,GIN,RINと、入力端子POSと、フレーム遅延部1a,1bと、映像信号算出部2と、映像信号算出部3と、映像信号算出部7と、動き検出部4と、映像信号混合部5と、信号変換部6と、出力端子OUTとを備えている。入力端子INには、テレビやコンピューター等で用いられている所定の形式の映像信号が入力される。ここでの映像信号は、例えば青などの原色信号と、白などの輝度情報を表す信号である。映像信号算出部2は、第一の映像信号算出部2aと第二の映像信号算出部2bとを備える。映像信号算出部3は、第一の映像信号算出部3aと第二の映像信号算出部3bとを備える。映像信号算出部7は、第一の映像信号算出部7aと第二の映像信号算出部7bとを備える。動き検出部4は、第一の動き検出部4aと第二の動き検出部4bとを備える。映像信号混合部5は、第一の映像信号混合部5aと第二の映像信号混合部5bとを備える。
ここで、本発明を説明する映像信号の一例について、図3を用いて説明する。R視点でも同様のことが言えるので、L視点のみについて記述する。
図3において(図4において)、例えば、W12に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF2、1フレーム前のフレーム番号をF1、2フレーム前のフレーム番号をF0とする。
フレーム遅延部1bは、信号W03F0,W10F0,W23F0を映像信号算出部3aに出力し、映像信号算出部3aは、例えば、式(26)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、2フレーム前のW12の信号W12F0として、動き検出部4aに出力する。
W12F0=(3×W03F0+2×W10F0+3×W23F0)÷8 ・・・(26)
式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
入力端子W/BINに入力された映像信号W03F2,W10F2,W23F2は、映像信号算出部7aに入力される。映像信号算出部7aは、例えば、式(27)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのW12の信号W12F2として、動き検出部4aに出力する。
W12F2=(3×W03F2+2×W10F2+3×W23F2)÷8 ・・・(27)
式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
映像信号算出部2a、映像信号算出部3a及び映像信号算出部7aは、入力端子POSから入力された信号に基づいて、映像信号を算出する。
動き検出部4aは、上記2フレーム前のW12信号W12F0と現フレームのW12信号W12F2とを比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり2フレーム前のW12信号W12F0と現フレームのW12信号W12F2との差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
入力端子W/BIN,GIN,RINからの信号R02F2,R11F2,R13F2,R22F2,G02F2,G11F2,G13F2,G22F2,B12F2は、映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(28)(29)(30)のようにそれら9つの映像信号からW信号を算出し、現フレームのW12の信号W12F2として、映像信号混合部5aに出力する。
R12F2=(R02F2+R11F2+R13F2+R22F2)÷4 ・・・(28)
G12F2=(G02F2+G11F2+G13F2+G22F2)÷4 ・・・(29)
W12F2=MIN(R12F2,R12F2,R12F2) ・・・(30)
W12F2=MIN(R12F2,G12F2,B12F2)
ただし、MIN(A,B,C)は、A,B,Cの最小値を意味する。
映像信号混合部5aは、動き検出部4aから入力された動き検出量に基づいて、フレーム遅延部1aから入力された映像信号W12F1と映像信号算出部2から入力された現フレームのW12信号W12F2とを、例えば式(31)のように加重平均する。動き検出量が多い時は、現フレームのW12信号に加重を重くし、動き検出量が少ない時は、W12F2に加重を重くして平均値を算出し、映像信号を混合する。
NEWW12=(M×W12F2+(256−M)×W12F1)÷256 ・・・(31)
この式は、式(3)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて256で割る計算例を示している。
以上、第一の映像信号であるL視点の映像信号について説明したので、映像信号算出部2a、映像信号算出部3a、映像信号算出部7a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを用いて説明した。第二の映像信号であるR視点の映像信号については、上記説明における映像信号算出部2a、映像信号算出部3a、映像信号算出部7a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを、映像信号算出部2b、映像信号算出部3b、映像信号算出部7b、動き検出部4b及び映像信号混合部5bとすればよい。
ここで、本発明の実施の形態5による効果を説明する。動き検出部4と、映像信号混合部5に使用する現フレーム信号の計算を別に行うことで、弊害の目立ちやすいW信号で、現フレームの信号を計算するときに、隣接画素からの情報だけで計算しているため、動きのある映像での弊害を抑え、かつ、フレームメモリを削減できる。
実施の形態6.
図15は、本発明の実施の形態6に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態6に係る映像信号処理装置の構成は、本発明の実施の形態1に係る映像信号処理装置100を示すブロック図である図1と同様である。本実施の形態6に係る信号処理装置10eは、実施の形態1に係わる信号処理装置10のフレーム遅延部1b、映像信号算出部3を除いたものである。
本実施の形態6に係る信号処理装置10eは、入力端子INと、入力端子POSと、フレーム遅延部1aと、映像信号算出部2と、動き検出部4と、映像信号混合部5と、信号変換部6と、出力端子OUTとを備えている。入力端子INには、テレビやコンピューター等で用いられている所定の形式の映像信号が入力される。ここでの映像信号は、例えば青などの原色信号と、白などの輝度情報を表す信号である。映像信号算出部2は、第一の映像信号算出部2aと第二の映像信号算出部2bとを備える。動き検出部4は、第一の動き検出部4aと第二の動き検出部4bとを備える。映像信号混合部5は、第一の映像信号混合部5と第二の映像信号混合部5bとを備える。入力端子POSは、注目画素の位置を判断するための位置識別信号の入力端子である。なお、実施の形態6におけるフレーム遅延部1aによるフレーム遅延の数である1フレームを、例えば第1のフレーム数とする。また、実施の形態3におけるフレーム遅延部1aによるフレーム遅延の数である1フレームも、例えば第2のフレーム数とする。
ここで、本発明を説明する映像信号の一例について、図3を用いて説明する。R視点でも同様のことが言えるので、L視点のみについて記述する。
図3において(図4において)、例えば、W12に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF2、1フレーム前のフレーム番号をF1とする。
入力端子W/BINに入力された映像信号W03F2,W10F2,W23F2は、映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(32)のようにそれら3つの映像信号の注目画素からの距離に応じた平均値を算出し、現フレームのW12の信号W12F2として、動き検出部4aに出力する。
W12F2=(3×W03F2+2×W10F2+3×W23F2)÷8 ・・・(32)
この式は、式(1)と同様、デジタル回路で除算の回路規模が小さくなることを考えて8で割る計算例を示している。
実施の形態1と同様に、映像信号算出部2aは、入力端子POSから入力された信号に基づいて、映像信号を算出する。
フレーム遅延部1aは、信号W12F1を動き検出部4aに出力する。
動き検出部4aは、上記1フレーム前のW12信号W12F1と現フレームのW12信号W12F2とを比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり1フレーム前のW12信号W12F1と現フレームのW12信号W12F2との差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
その他、実施の形態1と同様である。
以上、第一の映像信号であるL視点の映像信号について説明したので、映像信号算出部2a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを用いて説明した。第二の映像信号であるR視点の映像信号については、上記説明における映像信号算出部2a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを、映像信号算出部2b、動き検出部4b及び映像信号混合部5bとすればよい。
ここで、本発明の実施の形態6による効果を説明する。動き検出部4で、1フレーム前の注目画素の映像信号を用いることで、フレームメモリを削減できる。
実施の形態7.
図16は、本発明の実施の形態7に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態7に係る信号処理装置10fは、実施の形態6に係わる信号処理装置10eを実施の形態5に係わる信号処理装置10dに応用した例を示す。
本実施の形態7に係る信号処理装置10fは、入力端子W/BIN,GIN,RINと、フレーム遅延部1aと、映像信号算出部2と、動き検出部4と、映像信号混合部5と、信号変換部6と、出力端子OUTとを備えている。入力端子INには、テレビやコンピューター等で用いられている所定の形式の映像信号が入力される。ここでの映像信号は、例えば青などの原色信号と、白などの輝度情報を表す信号である。映像信号算出部2は、第一の映像信号算出部2aと第二の映像信号算出部2bとを備える。動き検出部4は、第一の動き検出部4aと第二の動き検出部4bとを備える。映像信号混合部5は、第一の映像信号混合部5aと第二の映像信号混合部5bとを備える。
ここで、本発明を説明する映像信号の一例について、図3を用いて説明する。R視点でも同様のことが言えるので、L視点のみについて記述する。
図3において(図4において)、例えば、W12に注目し、現在のフレームのフレーム番号をF2、1フレーム前のフレーム番号をF1とする。
入力端子W/BIN,GIN,RINからの信号R02F2,R11F2,R13F2,R22F2,G02F2,G11F2,G13F2,G22F2,B12F2は、映像信号算出部2aに入力される。映像信号算出部2aは、例えば、式(33)(34)(35)のようにそれら9つの映像信号からW信号を算出し、現フレームのW12の信号W12F2として、映像信号混合部a5に出力する。
R12F2=(R02F2+R11F2+R13F2+R22F2)÷4 ・・・(33)
G12F2=(G02F2+G11F2+G13F2+G22F2)÷4 ・・・(34)
W12F2=MIN(R12F2,R12F2,R12F2) ・・・(35)
W12F2=MIN(R12F2,G12F2,B12F2)
ただし、MIN(A,B,C)は、A,B,Cの最小値を意味する。
フレーム遅延部1aは、信号W12F1を動き検出部4aに出力する。
動き検出部4aは、上記1フレーム前のW12信号W12F1と現フレームのW12信号W12F2とを比較し、その差異に応じて、変化の程度である動き検出量Mを映像信号混合部5aに出力する。つまり1フレーム前のW12信号W12F1と現フレームのW12信号W12F2との差異が大きければ、より動きが大きいとして大きな数値を出力する。
その他、実施の形態1と同様である。
以上、第一の映像信号であるL視点の映像信号について説明したので、映像信号算出部2a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを用いて説明した。第二の映像信号であるR視点の映像信号については、上記説明における映像信号算出部2a、動き検出部4a及び映像信号混合部5aを、映像信号算出部2b、動き検出部4b及び映像信号混合部5bとすればよい。
ここで、本発明の実施の形態7による効果を説明する。弊害の目立ちやすいW信号で、現フレームの信号を計算するときに、隣接画素からの情報だけで計算しているため、動きのある映像での弊害を抑え、かつ、動き検出部7で、1フレーム前の注目画素の映像信号を用いることで、本発明の実施の形態5よりも、さらにフレームメモリを削減できる。
1a フレーム遅延部
1b フレーム遅延部
2 映像信号算出部
2a 映像信号算出部
2b 映像信号算出部
3 映像信号算出部
3a 映像信号算出部
3b 映像信号算出部
4 動き検出部
4a 動き検出部
4b 動き検出部
5 映像信号混合部
5a 映像信号混合部
5b 映像信号混合部
6 信号変換部
7 映像信号算出部
7a 映像信号算出部
7b 映像信号算出部
10 信号処理装置
11 補償遅延部
12 補償遅延部
13 補償遅延部
14 補償遅延部
15 映像信号選択部
16 映像信号選択部
100 映像信号処理装置

Claims (8)

  1. 1フレーム分の画像情報に第1の入力映像信号及び前記第1の入力映像信号とは異なる第2の入力映像信号が合成された入力画像を入力する映像信号処理装置であって、
    現フレームの前記第1の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第1の映像信号を算出する第1の映像信号算出部と、
    現フレームの前記第2の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第2の映像信号を算出する第2の映像信号算出部と、
    現フレームの前記第1の入力映像信号に基づく信号と第1のフレーム数を遅延した前記第1の入力映像信号に基づく信号とから第1の動き検出量を検出する第1の動き検出部と、
    現フレームの前記第2の入力映像信号に基づく信号と前記第1のフレーム数を遅延した前記第2の入力映像信号に基づく信号とから第2の動き検出量を検出する第2の動き検出部と、
    前記第1の映像信号と第2のフレーム数を遅延した前記第1の入力映像信号とを混合するものであり、前記第1の動き検出量が大きいほど前記第1の映像信号の加重を大きく混合し、前記第1の動き検出量が小さいほど前記第2のフレーム数を遅延した前記第1の入力映像信号の加重を大きく混合する第1の映像信号混合部と、
    前記第2の映像信号と前記第2のフレーム数を遅延した前記第2の入力映像信号とを混合するものであり、前記第2の動き検出量が大きいほど前記第2の映像信号の加重を大きく混合し、前記第2の動き検出量が小さいほど前記第2のフレーム数を遅延した前記第2の入力映像信号の加重を大きく混合する第2の映像信号混合部と
    を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記第1のフレーム数を遅延した前記第1の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第3の映像信号を算出する第3の映像信号算出部と、
    前記第1のフレーム数を遅延した前記第2の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第4の映像信号を算出する第4の映像信号算出部とをさらに備え、
    前記第1の動き検出部は、前記第1の映像信号と前記第3の映像信号とから前記第1の動き検出量を検出し、
    前記第2の動き検出部は、前記第2の映像信号と前記第4の映像信号とから前記第2の動き検出量を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。
  3. 前記第2のフレーム数は1フレームである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の映像信号処理装置。
  4. 前記第1のフレーム数は2フレームである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の映像信号処理装置。
  5. 前記第1のフレーム数を3フレームである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の映像信号処理装置。
  6. 前記第1の映像信号算出部が、現フレームの前記第1の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第1の映像信号を算出する際に、現フレームの前記第1の入力映像信号における注目画素に隣り合う色信号と現フレームの前記第1の入力映像信号における注目画素の色信号から、白信号を算出し、
    前記第2の映像信号算出部が、現フレームの前記第2の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第2の映像信号を算出する際に、現フレームの前記第2の入力映像信号における注目画素に隣り合う色信号と現フレームの前記第2の入力映像信号における注目画素の色信号から、白信号を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。
  7. 前記第1の映像信号算出部が、現フレームの前記第1の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第1の映像信号を算出する際に、現フレームの前記第1の入力映像信号における注目画素に隣り合う色信号と現フレームの前記第1の入力映像信号における注目画素の色信号から、白信号を算出し、
    前記第2の映像信号算出部が、現フレームの前記第2の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第2の映像信号を算出する際に、現フレームの前記第2の入力映像信号における注目画素の周辺画素に隣り合う色信号と現フレームの前記第2の入力映像信号における注目画素の色信号から、白信号を算出し、
    前記第3の映像信号算出部が、フレーム遅延した前記第1の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第3の映像信号を算出する際に、フレーム遅延した前記第1の入力映像信号における注目画素に隣り合う色信号とフレーム遅延した前記第1の入力映像信号における注目画素の色信号から、白信号を算出し、
    前記第4の映像信号算出部が、フレーム遅延した前記第2の入力映像信号における注目画素の周辺画素における画素値から第4の映像信号を算出する際に、フレーム遅延した前記第2の入力映像信号における注目画素に隣り合う色信号とフレーム遅延した前記第2の入力映像信号における注目画素の色信号から、白信号を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の映像信号処理装置。
  8. 前記第1の入力映像信号は、赤色、緑色、及び青色の3色の信号と、もう1色を加えた4色の信号からなり、1つの画素が前記4色の信号のうちの3色の信号からなり、水平方向に隣り合う画素において3色の信号の組み合わせが異なり、垂直方向に隣り合う画素において3色の信号の組み合わせが異なり、
    前記第2の入力映像信号は、1つの画素が前記4色の信号のうちの3色の信号からなり、水平方向に隣り合う画素において3色の信号の組み合わせが異なり、垂直方向に隣り合う画素において3色の信号の組み合わせが異なる
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の映像信号処理装置。
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