JP2016029278A - コジェネレーションシステム - Google Patents

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Atsuo Okaichi
敦雄 岡市
引地 巧
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巧 引地
長生 木戸
Osao Kido
長生 木戸
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Abstract

【課題】大きな熱需要への適応性が高いコジェネレーションシステムを提供する。【解決手段】本開示のコジェネレーションシステム(1a)は、ランキンサイクル(30)と、高温熱媒回路(40)と、低温熱媒回路(50)と、バイパス流路(45)と、熱媒熱交換器(60)と、流量調節機構(42)とを備えている。高温熱媒回路(40)は、高温熱媒熱交換器(12)から蒸発器(32)に高温熱媒が供給されるように構成されている。低温熱媒回路(50)は、低温熱媒熱交換器(20)から凝縮器(34)に低温熱媒が供給されるように構成されている。流量調節機構(42)は、蒸発器(32)に供給される高温熱媒の流量を制限するための流量制限手段を少なくとも含み、バイパス流路(45)を流れる高温熱媒の流量と、蒸発器(32)に供給される高温熱媒の流量との比を調節する。【選択図】図1

Description

本開示は、コジェネレーションシステムに関する。
従来、発電を行うための装置としてランキンサイクル装置が知られている。また、ランキンサイクルと、ランキンサイクルの蒸発器としても機能する凝縮器を有し、ランキンサイクルに接続されている熱伝達回路とを備えたシステムが知られている。
特許文献1には、図9に示すように、熱伝達回路340及びランキンサイクル350を備えたシステム300が記載されている。熱伝達回路340は、蒸発器としてのボイラー310、凝縮器313、第一流体ダクト312、第二流体ダクト315、膨張装置316、追加凝縮器323、及びバルブ324を備えている。第一流体ダクト312は、ボイラー310の出口と凝縮器313とを接続している。第二流体ダクト315は、凝縮液をボイラー310に戻すように凝縮器313に接続されている。熱伝達回路340には、水が充填されている。追加凝縮器323は、バルブ324によって、第二流体ダクト315に選択的に接続される。ランキンサイクル350は、凝縮器313、膨張機330、エコノマイザ331、凝縮器332、ポンプ333、及び暖房回路334aを備えている。凝縮器313は、ランキンサイクル350において蒸発器として機能する。
ボイラー310に熱が付与されるとスチームが発生し、ボイラー310の一部及び第一流体ダクト312がスチームで満たされる。スチーム空間が凝縮器313まで及ぶと、凝縮器313内部で熱交換が生じるため、ボイラー310から第一流体ダクト312を経て凝縮器313へ熱が伝達される。その熱の量が増え続けると、スチーム空間が広がり、スチームの圧力及び温度が高くなる。これにより、凝縮器313における伝熱量が大きくなる。熱伝達回路340における圧力が所定のレベルを超えると、圧力保護のためにバルブ324が自動的に開かれ、追加凝縮器323によって過剰な熱が除去され、スチームの圧力が適正に低下する。
凝縮器313でスチームが凝縮することにより、ランキンサイクル350の作動流体が蒸発する。この蒸気によって膨張機330が駆動され、低圧の蒸気が凝縮器332で凝縮する前に、動力が生成される。その後、作動流体はポンプ333によって凝縮器313に戻される。また、低圧の蒸気の熱が凝縮器332において暖房回路334aに放熱される。
米国特許第8141362号明細書
特許文献1のシステム300は、大きな熱需要への適応性の観点から改良の余地を有する。そこで、本開示は、大きな熱需要への適応性が高いコジェネレーションシステムを提供する。
本開示は、
コジェネレーションシステムであって、
第1熱媒が循環する第1循環路と、
作動流体が循環するランキンサイクルと、
前記第1熱媒よりも低温である第2熱媒が循環する第2循環路と、
第1熱源と、
前記第1循環路上に配置され、前記第1熱源の熱を前記第1熱媒に伝達する第1熱交換器と、
前記第1循環路上及び前記ランキンサイクル上に跨って配置され、前記第1熱媒の熱を前記作動流体に伝達し、前記作動流体を蒸発させる第2熱交換器と、
前記ランキンサイクル上に配置され、前記作動流体を循環させる第1ポンプと、
前記ランキンサイクル上に配置され、前記作動流体を膨張させる膨張機と、
前記ランキンサイクル上及び前記第2循環路上に跨って配置され、作動流体の熱を前記第2熱媒に伝達し、前記作動流体を凝縮させる第3熱交換器と、
前記第1熱源よりも低温である第2熱源と、
前記第2循環路上に配置され、前記第2熱媒の熱を前記第2熱源に伝達する第4熱交換器と、を備え、
前記第1循環路は第1の部位と第2の部位とを有し、前記第1の部位は、前記第1熱媒が前記第1熱交換器から流出し前記第2熱交換器に流入するまでの間に位置し、前記第2の部位は、前記第1熱媒が前記第2熱交換器から流出し、前記第1熱交換器に流入するまでの部位に位置し、
前記コジェネレーションシステムは、さらに、
前記第1循環路における前記第1の部位と前記第2の部位とを接続し、前記第1の部位から前記第2の部位へ作動流体を流す第1バイパス流路と、
前記第2循環路上及び前記第1バイパス流路上に跨って配置され、前記第1熱媒の熱を前記第2熱媒に伝達する第5熱交換器と、
前記第1バイパス流路を流れる前記第1熱媒の流量と、前記第1循環路において前記第2熱交換器に流れ込む前記第1熱媒の流量の比を調整する流量調節機構と、を備えた
ものである。
本開示によれば、大きな熱需要への適応性が高いコジェネレーションシステムを提供できる。
本開示の第1実施形態に係るコジェネレーションシステムの構成図 第1変形例に係るコジェネレーションシステムの構成図 第2変形例に係るコジェネレーションシステムの構成図 第3変形例に係るコジェネレーションシステムの構成図 高温膨張タンクの一例を模式的に示す図 低温膨張タンクの一例を模式的に示す図 本開示の第2実施形態に係るコジェネレーションシステムの構成図 本開示の第3実施形態に係るコジェネレーションシステムの構成図 本開示の第4実施形態に係るコジェネレーションシステムの構成図 従来の、ランキンサイクルを有するシステムの構成図
ランキンサイクルを用いたコジェネレーションシステムにおいて、必要に応じて熱電比を調整できることが望ましい。特に、熱需要が大きく、ランキンサイクルの凝縮器において低温熱媒に供給される熱量が十分でない場合に、高温熱源から得られる熱を、ランキンサイクルを介さずに直接低温熱媒に供給することが考えられる。特許文献1では、熱需要に応じて熱電比を調整することにつき具体的な検討はなされていない。仮に、特許文献1のシステム300において熱電比を調整できるとしても、特許文献1のシステム300は、大きな熱需要への適応性に優れているとは言い難い。なぜなら、バルブ324が開いている場合でも、追加凝縮器323に供給されるスチームの流量F2と凝縮器313に供給されるスチームの流量F1との比(F2/F1)の調整可能な制御範囲が限られていて、変化量を任意に制御できないからである。
システム300において、バルブ324が開いているときのF2/F1の大きさは、凝縮器313及び追加凝縮器323における、伝熱面積、流路形状、又は低温流体の状態の影響を受ける。例えば、追加凝縮器323には、ランキンサイクル350の凝縮器332で加熱された流体が供給されて、熱伝達回路340を満たすスチームが冷却され凝縮する。また、凝縮器313には、ポンプ333の働きにより液体状態又は気液二相状態の作動流体が供給される。凝縮器313における作動流体の蒸発温度は、凝縮器313における作動流体の圧力によって定まるので、膨張機330又はポンプ333の動作状態、凝縮器332に供給される流体の温度などによって変化する。このため、バルブ324が開いているとき、F2/F1の大きさは、凝縮器313及び追加凝縮器323における、成り行きのスチーム凝縮速度に依存して定まる。その結果、F2/F1の大きさは特定の範囲に制限されてしまう。
本開示の第1態様は、
コジェネレーションシステムであって、
第1熱媒が循環する第1循環路と、
作動流体が循環するランキンサイクルと、
前記第1熱媒よりも低温である第2熱媒が循環する第2循環路と、
第1熱源と、
前記第1循環路上に配置され、前記第1熱源の熱を前記第1熱媒に伝達する第1熱交換器と、
前記第1循環路上及び前記ランキンサイクル上に跨って配置され、前記第1熱媒の熱を前記作動流体に伝達し、前記作動流体を蒸発させる第2熱交換器と、
前記ランキンサイクル上に配置され、前記作動流体を循環させる第1ポンプと、
前記ランキンサイクル上に配置され、前記作動流体を膨張させる膨張機と、
前記ランキンサイクル上及び前記第2循環路上に跨って配置され、作動流体の熱を前記第2熱媒に伝達し、前記作動流体を凝縮させる第3熱交換器と、
前記第1熱源よりも低温である第2熱源と、
前記第2循環路上に配置され、前記第2熱媒の熱を前記第2熱源に伝達する第4熱交換器と、を備え、
前記第1循環路は第1の部位と第2の部位とを有し、前記第1の部位は、前記第1熱媒が前記第1熱交換器から流出し前記第2熱交換器に流入するまでの間に位置し、前記第2の部位は、前記第1熱媒が前記第2熱交換器から流出し、前記第1熱交換器に流入するまでの部位に位置し、
前記コジェネレーションシステムは、さらに、
前記第1循環路における前記第1の部位と前記第2の部位とを接続し、前記第1の部位から前記第2の部位へ作動流体を流す第1バイパス流路と、
前記第2循環路上及び前記第1バイパス流路上に跨って配置され、前記第1熱媒の熱を前記第2熱媒に伝達する第5熱交換器と、
前記第1バイパス流路を流れる前記第1熱媒の流量と、前記第1循環路において前記第2熱交換器に流れ込む前記第1熱媒の流量の比を調整する流量調節機構と、を備えたものである。
第1態様によれば、流量調節機構によって、第2熱交換器(蒸発器)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の流量を制限しつつ、第1バイパス流路を通って第5熱交換器(熱媒熱交換器)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の流量を増やすことができる。このため、流量調節機構により調節可能な、第1バイパス流路を流れる第1熱媒(高温熱媒)の流量Fbと第2熱交換器(蒸発器)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の流量Faとの比(Fb/Fa)の範囲が広い。このため、コジェネレーションシステムの熱電比を大きな熱需要に適応させることができる。
第2態様において、例えば、第1態様にかかるコジェネレーションシステムの前記流量調節機構は、第1の弁と第2の弁とから構成され、前記第1の弁は、前記第1循環路において、前記第1の部位と、前記第1熱媒が前記第2熱交換器に流入するまでの部位との間に位置し、前記第2の弁は、前記第1バイパス流路上に位置してもよい。第2態様によれば、第1の弁(主流量調整弁)の開度及び第2の弁(バイパス流量調整弁)の開度を制御することによって、Fb/Faを広い範囲で細かく調節できる。第2熱交換器(蒸発器)のみに第1熱媒(高温熱媒)を供給する場合でも、第1の弁(主流量調整弁)の開度を全開とすれば、第1循環路(高温熱媒回路)における第1熱媒(高温熱媒)の流れの圧力損失の上昇を抑制できる。第2態様によれば、ランキンサイクルの発電効率を高く維持しつつ効率的に熱需要に適応させることができる。
第3態様において、例えば、第2態様にかかるコジェネレーションシステムの前記第1の弁は、固定絞り弁であってもよい。第3態様によれば、熱需要が小さい場合には、第2の弁(バイパス流量調整弁)の開度を小さくすることによって第5熱交換器(熱媒熱交換器)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の流量を減少させることができる。また、第2の弁(バイパス流量調整弁)の開度を全閉にすれば、第2熱交換器(蒸発器)のみに第1熱媒(高温熱媒)を供給できる。一方、熱需要が大きい場合、第2の弁(バイパス流量調整弁)の開度を大きくすることによって、Fb/Faを増加させて、第1熱媒(高温熱媒)から第2熱媒(低温熱媒)への放熱量を熱需要に適応させることができる。流量調節機構に含まれる流量調整弁の数が少ないので、製造コストを低減できる。コジェネレーションシステムの熱電比を、発電を維持しつつ効率的に熱需要に適応させることができる。
第4態様において、例えば、第1態様にかかるコジェネレーションシステムの前記流量調節機構は、前記第1の部位に配置された三方弁であってもよい。第4態様によれば、三方弁を制御することによって、Fb/Faを広い範囲で細かく調整できる。また、三方弁のみでFb/Faを調節できるので、部品点数を減らして製造コストを低減できる。第2熱交換器(蒸発器)のみに第1熱媒(高温熱媒)が流れるように三方弁が制御される場合でも、第1熱媒(高温熱媒)の流れの圧力損失の上昇を抑制できる。コジェネレーションシステムの熱電比を、発電を維持しつつ効率的に熱需要に適応させることができる。
第5態様において、例えば、第1態様にかかるコジェネレーションシステムの前記第2循環路において、前記第5熱交換器は、前記第2熱媒が前記第3熱交換器から流出し、前記第4熱交換器に流入するまでの間に位置してもよい。
第5態様によれば、第5熱交換器(熱媒熱交換器)に供給される第2熱媒(低温熱媒)の温度よりも低い温度を有する第2熱媒(低温熱媒)が第3熱交換器(凝縮器)に供給される。これにより、第2熱交換器(蒸発器)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の温度と、第3熱交換器(凝縮器)に供給される第2熱媒(低温熱媒)の温度との差が大きくなるので、ランキンサイクルの発電効率が向上する。このため、熱電比における電力の割合が高い状態でコジェネレーションシステムを運転でき、調整可能な熱電比の範囲が広い。
第6態様において、例えば、第1態様〜第5態様のいずれか一つコジェネレーションシステムは、さらに、前記第1循環路上に配置され、前記第1熱媒の一部を収容する第1のタンク(高温膨張タンク)、又は、前記第2循環路上に配置され、前記第2熱媒の一部を収容する第2のタンク(低温膨張タンク)を備えていてもよい。第6態様によれば、第1熱媒(高温熱媒)又は第2熱媒(低温熱媒)の温度上昇により、第1熱媒(高温熱媒)及び第2熱媒(低温熱媒)の体積が増加した場合でも、第1循環路(高温熱媒回路)又は第2循環路(低温熱媒回路)における圧力上昇を緩和できる。これにより、コジェネレーションシステムの運転条件が変化した場合の第1循環路(高温熱媒回路)又は第2循環路(低温熱媒回路)の信頼性、ひいてはコジェネレーションシステムの信頼性を高めることができる。
第7態様において、例えば、第1態様〜第6態様のいずれか一つにかかるコジェネレーションシステムの前記第1熱媒の大気圧における沸点は、前記第1熱媒の使用温度よりも高くてもよい。第7態様によれば、第1熱媒(高温熱媒)は使用温度において主に液相である。第1熱媒(高温熱媒)の気相は、使用温度での蒸気圧に応じて第1循環路(高温熱媒回路)に存在するので、第1循環路(高温熱媒回路)の圧力が大気圧よりも小さい。このため、コジェネレーションシステムの運転条件が変化しても第1循環路(高温熱媒回路)の圧力が低いので、コジェネレーションシステムの製造コストが低い。
第8態様において、例えば、第1態様〜第7態様のいずれか一つにかかるコジェネレーションシステムは、さらに、前記第1熱源としての燃焼ガスを生成するためのバーナーと、前記燃焼ガスが流れるガス流路と、前記ガス流路上及び前記第2循環路上に跨って配置され、前記ガス流路を流れる前記燃焼ガスが有する潜熱を回収し、前記潜熱を前記第2熱媒に伝達する第6熱交換器と、をさらに備え、前記第1熱交換器は、前記ガス流路上に配置され、前記ガス流路において、前記第6熱交換器は、前記燃焼ガスの流れ方向において前記第1熱交換器よりも下流側に配置され、前記第2循環路において、前記第6熱交換器は、前記第2熱媒が前記第4熱交換器から流出し、前記第3熱交換器に流入するまでの間に配置されていてもよい。
第8態様によれば、バーナーによって生成された燃焼ガスが第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)において第1熱媒(高温熱媒)と熱交換するので、高い温度を有する第1熱源(高温熱源)によって第1熱媒(高温熱媒)が所定の温度に加熱される。また、第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)を通過した燃焼ガスが、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70a)において、第2熱媒(低温熱媒)と熱交換する。さらに、当該熱交換は、第2熱媒(低温熱媒)が、第3熱交換器(凝縮器)においてランキンサイクルの作動流体から熱を受け取る前に行われる。これにより、燃焼ガスが有する潜熱を第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70a)において回収できる。その結果、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。
第9態様において、例えば、第1態様〜第7態様のいずれか一つにかかるコジェネレーションシステムの前記第1循環路は第3の部位と第4の部位とを有し、前記第3の部位は、前記第2の部位と、前記第1熱媒が前記第1熱交換器に流入するまでの部位との間に位置し、前記第4の部位は、前記第3の部位と、前記第1熱媒が前記第1熱交換器に流入するまでの部位との間に位置し、前記コジェネレーションシステムは、さらに、前記第1熱源としての燃焼ガスを生成するためのバーナーと、前記燃焼ガスが流れるガス流路と、前記第1循環路における前記第3の部位と前記第4の部位とを接続し、前記第3の部位から前記第4の部位へ第1熱媒を流す第2バイパス流路と、前記ガス流路上及び前記第2バイパス流路上に跨って配置され、前記ガス流路を流れる前記燃焼ガスが有する潜熱を回収し、前記潜熱を前記第1熱媒に伝達する第6熱交換器と、を備え、前記第1熱交換器は、前記ガス流路上に配置され、前記ガス流路において、前記第6熱交換器は、前記燃焼ガスの流れ方向において前記第1熱交換器よりも下流側に配置され、前記コジェネレーションシステムは、前記第2バイパス流路上に配置された第3の弁を備えていてもよい。
第9態様によれば、バーナーによって生成された燃焼ガスがまず第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)において第1熱媒(高温熱媒)と熱交換するので、高い温度を有する第1熱源(高温熱源)によって第1熱媒(高温熱媒)が所定の温度に加熱される。また、第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)を通過した燃焼ガスが、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)において、第2熱交換器(蒸発器)においてランキンサイクルの作動流体と熱交換して降温した第1熱媒(高温熱媒)と熱交換する。これにより、燃焼ガスが有する潜熱を第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)において回収できる。その結果、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。また、第9態様によれば、第1循環路(高温熱媒回路)を流れる第1熱媒(高温熱媒)の一部が第2バイパス流路(副流路)を流れる。第2バイパス流路(副流路)に配置された第3の弁を制御することによって、第2バイパス流路(副流路)を流れる第1熱媒(高温熱媒)の流量を調整できる。また、第2バイパス流路(副流路)の他端(第4の部位)は、第2バイパス流路(副流路)の一端(第3の部位)よりも第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)の入口に近い位置で主流路に接続されている。これにより、第2バイパス流路(副流路)に導かれた第1熱媒(高温熱媒)は、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)を通過して第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)の入口により近い位置で主流路における第1熱媒(高温熱媒)の流れに合流する。このため、第1循環路(高温熱媒回路)における第1熱媒(高温熱媒)の流れの圧力損失により、第1熱媒(高温熱媒)が第2バイパス流路(副流路)に導かれる。第2バイパス流路(副流路)を簡便に形成できる。
第10態様において、例えば、第9態様にかかるコジェネレーションシステムは前記第2循環路上及び前記第2バイパス流路上に跨って配置され、前記第1熱媒の熱を前記第2熱媒に伝達する第7熱交換器をさらに備え、前記第2バイパス流路において、前記第3の部位、前記第7熱交換器、第6熱交換器、及び前記第4の部位がこの順に配置されていてもよい。第10態様によれば、第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)を通過した燃焼ガスが、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)において、第1熱媒(高温熱媒)と熱交換する。さらに当該熱交換は、第1熱媒(高温熱媒)が第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80a)において第2熱媒(低温熱媒)と熱交換して降温した後に行われる。これにより、燃焼ガスが有する潜熱を第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)において回収できる。その結果、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。また、第10態様によれば、第1循環路(高温熱媒回路)を流れる第1熱媒(高温熱媒)の一部が第2バイパス流路(副流路)を流れる。第2バイパス流路(副流路)に配置された第3の弁を制御することによって、第2バイパス流路(副流路)を流れる第1熱媒(高温熱媒)の流量を調整できる。これにより、第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80a)を通過した第1熱媒(高温熱媒)の温度を調整できる。例えば、第3の弁によって第2バイパス流路(副流路)を流れる第1熱媒(高温熱媒)の流量を減少させて、第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80a)を通過した第1熱媒(高温熱媒)の温度を低下させることができる。第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)には、第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80a)と熱交換して降温した第1熱媒(高温熱媒)が供給されるので、燃焼ガスが有する潜熱を第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)において回収できる。その結果、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。第10態様によれば、第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)で昇温する前の、より低い温度を有する第1熱媒(高温熱媒)が第2バイパス流路(副流路)を流れる。このため、第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80a)における第2熱媒(低温熱媒)との熱交換によって第1熱媒(高温熱媒)の温度がより低くなり、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の温度をより低くできる。その結果、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)における、燃焼ガスが有する潜熱の回収率が向上し、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。
第11態様において、例えば、第10態様にかかるコジェネレーションシステムの前記第2循環路において、前記第7熱交換器は、前記第2熱媒が前記第4熱交換器から流出し、前記第3熱交換器に流入するまでの間に位置していてもよい。第11態様によれば、第3熱交換器(凝縮器)において作動流体と熱交換する前のより低い温度を有する第2熱媒(低温熱媒)が第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80a)に供給される。これにより、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の温度がより低くなるので、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)における、燃焼ガスが有する潜熱の回収率が向上し、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。
第12態様において、例えば、第11態様にかかるコジェネレーションシステムの前記第2循環路において、前記第5熱交換器は、前記第2熱媒が前記第3熱交換器から流出し、前記第4熱交換器に流入するまでの間に位置していてもよい。第12態様によれば、第3熱交換器(凝縮器)及び第5熱交換器(熱媒熱交換器)で昇温する前のより低い温度を有する第2熱媒(低温熱媒)が第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80a)に供給される。これにより、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の温度がより低くなるので、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70b)における、燃焼ガスが有する潜熱の回収率が向上し、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。
第13態様において、例えば、第1態様にかかるコジェネレーションシステムは、さらに、前記第1熱源としての燃焼ガスを生成するためのバーナーと、前記燃焼ガスが流れるガス流路と、第1熱媒よりも低温であり、第2熱媒よりも高温である第3熱媒が循環する第3循環路と、前記ガス流路上及び前記第3循環路上に跨って配置され、前記ガス流路を流れる前記燃焼ガスが有する潜熱を回収し、前記潜熱を前記第3熱媒に伝達する、第6熱交換器と、を備え、前記第1熱交換器は前記ガス流路上に配置され、前記ガス流路において、前記第6熱交換器は、前記燃焼ガスの流れ方向において前記第1熱交換器よりも下流側に配置されており、前記コジェネレーションシステムは、さらに、前記第2循環路上及び前記第3循環路上に跨って配置され、前記第3熱媒の熱を前記第2熱媒に伝達する第7熱交換器を備えていてもよい。
第13態様によれば、バーナーによって生成された燃焼ガスがまず第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)において第1熱媒(高温熱媒)と熱交換するので、高い温度を有する第1熱源(高温熱源)によって第1熱媒(高温熱媒)が所定の温度に加熱される。また、第1熱交換器(高温熱媒熱交換器)を通過した燃焼ガスが、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70c)において、第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80b)で第2熱媒(低温熱媒)と熱交換して降温した第3熱媒(中温熱媒)と熱交換する。これにより、燃焼ガスが有する潜熱を第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70c)において回収できる。その結果、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。
第14態様において、例えば、第13態様にかかるコジェネレーションシステムの前記第2循環路において、前記第7熱交換器は、前記第2熱媒が前記第4熱交換器から流出し、前記第5熱交換器に流入するまでの間に位置し、前記第2循環路において、前記第5熱交換器は、前記第2熱媒が前記第5熱交換器から流出し、第3熱交換器に流入するまでの間に位置していてもよい。第14態様によれば、第3熱交換器(凝縮器)及び第5熱交換器(熱媒熱交換器)で昇温する前のより低い温度を有する第3熱媒(中温熱媒)が第7熱交換器(熱媒冷却熱交換器80b)に供給される。これにより、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70c)に供給される第1熱媒(高温熱媒)の温度がより低くなるので、第6熱交換器(潜熱回収熱交換器70c)における、燃焼ガスが有する潜熱の回収率が向上し、バーナーにおける燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。
第15態様において、例えば、第1態様〜第14態様のいずれか一つにかかるコジェネレーションシステムの前記第4熱交換器は、暖房放熱器、又は温水生成器を構成してもよい。第15態様によれば、ランキンサイクルの作動流体又は第1熱媒(高温熱媒)によって加熱された第2熱媒(低温熱媒)の有する熱を暖房又は給湯に利用できる。
本開示の第16態様は、第1態様〜第15態様のいずれか1つにおいて、例えば、第1態様にかかるコジェネレーションシステムは、前記ランキンサイクルを収容する第1の筐体と、前記第1熱交換器を収容する第2の筐体と、をさらに備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが、前記第1循環路を形成する配管によって接続されていてもよい。
第16態様によれば、第2熱交換器(蒸発器)の出口から膨張機の入口までの作動流体の流路を短くすることができ、第2熱交換器(蒸発器)の出口から膨張機の入口へ流れる作動流体の温度低下を抑制できる。
第17態様において、例えば、第1態様〜第15態様にかかるコジェネレーションシステムは、前記第1循環路、前記ランキンサイクル、及び前記第1熱交換器を収容する第3筐体をさらに備えていてもよい。第17態様によれば、第2循環路(低温熱媒回路)を形成する配管のみが、第3の筺体(大筐体)の外部の配管となる。このため、例えば、断熱材料の使用量を低減でき、コジェネレーションシステムの設置作業が容易である。コジェネレーションシステムの製造又は設置に要するコストを低減できる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本開示の一例に関するものであり、本開示はこれらに限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1に示すように、コジェネレーションシステム1aは、ランキンサイクル30(ランキンサイクル)と、高温熱媒回路40(第1循環路)と、低温熱媒回路50(第2循環路)と、バイパス流路45(第1バイパス流路)と、熱媒熱交換器60(第5熱交換器)と、流量調節機構42とを備えている。また、コジェネレーションシステム1aは、例えば、バーナー11と、ガス流路13とを備えている。バーナー11は、燃料を燃焼させることにより、高温熱源(第1熱源)としての燃焼ガスを生成する。バーナー11によって生成された燃焼ガスはガス流路13を流れる。なお、高温熱源は燃焼ガスに制限されず、工場の排熱又は地熱などの熱源を高温熱源として利用することもできる。
ランキンサイクル30は、ポンプ31、蒸発器32(第2熱交換器)、膨張機33、及び凝縮器34(第3熱交換器)を有し、これらのコンポーネントが配管によってこの順番で環状に接続されることによって形成されている。ポンプ31の働きにより、作動流体がランキンサイクル30を循環する。作動流体は、特に制限されないが、例えば、水、ケトン、アルコール、炭化水素、又はフルオロカーボンである。アルコールとしては、例えば、エタノールを挙げることができる。炭化水素としては、例えば、n−ブタン又はn−ペンタンを挙げることができる。フルオロカーボンとしては、例えば、R134a、R1234yf、R1234ze(E)、R236ea、R245fa、又はR365mfcを挙げることができる。
高温熱媒回路40は、高温熱源と高温熱媒とを熱交換させるための高温熱媒熱交換器12(第1熱交換器)を有する。また、高温熱媒回路40は、高温熱媒熱交換器12から蒸発器32に高温熱媒が供給され、かつ、蒸発器32から高温熱媒熱交換器12に高温熱媒が戻されるように構成されている。換言すると、高温熱媒熱交換器12の出口が高温熱媒にとっての蒸発器32の入口に配管によって接続され、高温熱媒にとっての蒸発器32の出口が高温熱媒熱交換器12の入口に配管によって接続されている。高温熱媒熱交換器12は、例えば、ガス流路13に配置されている。高温熱媒回路40は、例えば、高温熱媒ポンプ41を有する。高温熱媒ポンプ41は、例えば、高温熱媒回路40における蒸発器32の出口と高温熱媒熱交換器12の入口との間に配置されている。高温熱媒ポンプ41の働きにより、高温熱媒が高温熱媒回路40を循環する。高温熱媒は、特に制限されない。高温熱媒としては、例えば、大気圧において、高温熱媒回路40における高温熱媒の使用温度よりも高い沸点を有する高沸点物質を用いることができる。この高沸点物質が高温熱媒として高温熱媒回路40の内部に収容されている。この場合、使用温度において高温熱媒が主に液相である。高温熱媒の気相は、使用温度での蒸気圧に応じて高温熱媒回路40に存在するので、高温熱媒回路40における高温熱媒の圧力が大気圧よりも小さい。このため、コジェネレーションシステム1aの運転条件が変化しても高温熱媒回路40における高温熱媒の圧力が低いので、コジェネレーションシステム1aの製造コストが低い。高沸点物質は特に制限されないが、例えばオイルである。オイルは、例えば、シリコーンオイル、鉱油、又は合成オイルである。
低温熱媒回路50は、低温熱源(第2熱源)と低温熱媒とを熱交換させるための低温熱媒熱交換器20(第4熱交換器)を有する。また、低温熱媒回路50は、低温熱媒熱交換器20から凝縮器34に低温熱媒が供給され、かつ、凝縮器34から低温熱媒熱交換器20に低温熱媒が戻されるように構成されている。換言すると、低温熱媒熱交換器20の出口が低温熱媒にとっての凝縮器34の入口に配管によって接続され、低温熱媒にとっての凝縮器34の出口が低温熱媒熱交換器20の入口に配管によって接続されている。低温熱媒回路50は、例えば、低温熱媒ポンプ51を有する。低温熱媒ポンプ51は、例えば、低温熱媒回路50における低温熱媒熱交換器20の出口と凝縮器34の入口との間に配置されている。低温熱媒ポンプ51の働きにより、低温熱媒が低温熱媒回路50を循環する。低温熱媒は、特に制限されない。低温熱媒は、例えば水である。低温熱媒は、空気などの気体であってもよい。
図1に示すように、暖房放熱器21及び温水生成器22が、低温熱媒熱交換器20として、低温熱媒回路50に配置されている。暖房放熱器21は、低温熱媒の流れ方向において温水生成器22の出口より下流側に位置するように低温熱媒回路50に配置されている。暖房放熱器21及び温水生成器22のいずれか一方は省略されてもよい。すなわち、低温熱媒熱交換器20は、暖房放熱器21又は温水生成器22である。暖房放熱器21は、低温熱源としての周囲物質に接触し、室内を暖房するように低温熱媒が有する熱を周囲物質に放熱する。周囲物質は、例えば、室内空気又は室内の壁を形成する材料である。温水生成器22は、低温熱媒としての水道水を温めるように低温熱媒が有する熱を水道水に放熱する。温水生成器22は、例えば、貯留タンク22a及び配管22bを有する。貯留タンク22aは、低温熱媒を一時的に貯留するタンクである。配管22bは、貯留タンク22aの内部に配置されたコイル状の配管であり、水道水が配管22bの内部を流れる。この場合、ランキンサイクル30の作動流体によって加熱される低温熱媒が有する熱を暖房又は給湯に利用できるので、エネルギーの有効利用ができる。
バイパス流路45は、高温熱媒が蒸発器32をバイパスするように高温熱媒回路40に接続されている。バイパス流路45の一端は、接続位置40a(第1の部位)で高温熱媒回路40に接続され、バイパス流路45の他端は、接続位置40b(第2の部位)で高温熱媒回路40に接続されている。接続位置40aは、例えば、高温熱媒回路40における高温熱媒熱交換器12の出口と蒸発器32の入口との間に位置している。接続位置40bは、高温熱媒回路40における蒸発器32の出口と高温熱媒熱交換器12の入口との間に位置している。接続位置40bは、例えば、高温熱媒回路40における蒸発器32の出口と高温熱媒ポンプ41の入口との間に位置している。
熱媒熱交換器60は、バイパス流路45を流れる高温熱媒と、低温熱媒の流れ方向において低温熱媒熱交換器20の入口より上流側で低温熱媒回路50を流れる低温熱媒とを熱交換させるための熱交換器である。バイパス流路45及び熱媒熱交換器60によって、高温熱媒の有する熱を、ランキンサイクル30を介さずに低温熱媒に直接付与できる。このため、凝縮器34で作動流体から低温熱媒に付与される熱の量が低温熱媒熱交換器20における熱需要に対して十分でない場合でも、コジェネレーションシステム1aの熱電比を熱需要に適応させることができる。熱媒熱交換器60は、例えば、低温熱媒ポンプ51によって吐出された低温熱媒が流れる方向において凝縮器34の出口より下流側で、低温熱媒回路50に配置されている。この場合、熱媒熱交換器60に供給される低温熱媒の温度よりも低い温度を有する低温熱媒が凝縮器34に供給される。これにより、蒸発器32に供給される高温熱媒の温度と、凝縮器34に供給される低温熱媒の温度との差が大きくなるので、ランキンサイクル30の発電効率が高い。
流量調節機構42は、流量制限手段を少なくとも含み、バイパス流路45を流れる高温熱媒の流量Fbと、蒸発器32に供給される高温熱媒の流量Faとの比(Fb/Fa)を調節する。ここで、「流量」とは質量流量を意味する。流量制御手段は、接続位置40a、又は、高温熱媒回路40における接続位置40aよりも下流側の位置に配置されている。接続位置40aは、高温熱媒の流れ方向において蒸発器32の入口より上流側に位置する。流量制御手段は、蒸発器32に供給される高温熱媒の流量を制限するための手段である。流量制御手段によって、流量Faをかなり小さくできるので、流量調節機構42により調節可能な、Fb/Faの範囲が広い。このため、コジェネレーションシステム1aは、大きな熱需要への適応性に優れる。
流量調節機構42は、例えば、主流量調整弁42a(第1の弁)と、バイパス流量調整弁42b(第2の弁)とを含む。主流量調整弁42aは、高温熱媒回路40における接続位置40aよりも下流側の位置に流量制御手段として配置されている。主流量調整弁42aは、例えば、高温熱媒回路40における接続位置40aと蒸発器32の入口との間で高温熱媒回路40に配置されている。バイパス流量調整弁42bは、バイパス流路45に配置されている。主流量調整弁42aは、例えば、開度が調整可能な電動弁である。バイパス流量調整弁42bは、開度が調整可能な電動弁である。主流量調整弁42aの開度及びバイパス流量調整弁42bの開度を制御することによって、Fb/Faを広い範囲で細かく調節できる。例えば、DSP(Digital Signal Processor)などの制御器(図示省略)によって、主流量調整弁42aの開度及びバイパス流量調整弁42bの開度が制御される。これにより、Fb/Faが、熱需要に応じた適切な値に調節される。蒸発器32のみに高温熱媒を供給する場合でも、主流量調整弁42aの開度を全開とすれば、高温熱媒回路40における高温熱媒の流れの圧力損失の上昇を抑制できる。この場合、高温熱媒ポンプ41に要求される動力を低減できる。ランキンサイクル30によって発電を行いつつ、コジェネレーションシステム1aの熱電比を効率的に熱需要に適応させることができる。
コジェネレーションシステム1aは、例えば、図1に示すように、ランキンサイクル筐体5a(第1の筺体)と、高温熱源筐体5b(第2の筺体)とを備えている。ランキンサイクル筐体5aは、ランキンサイクル30を収容している。ランキンサイクル筐体5aは、図1に示すように、必要に応じ、熱媒熱交換器60、低温熱媒ポンプ51、バイパス流路45、又は流量調節機構42を収容していてもよい。高温熱源筐体5bは、ランキンサイクル筐体5aとは別体として形成され、少なくとも高温熱媒熱交換器12を収容している。図1に示すように、高温熱源筐体5bは、バーナー11、ガス流路13、又は高温熱媒ポンプ41を収容していてもよい。ランキンサイクル筐体5aと高温熱源筐体5aとが、高温熱媒回路40を形成する配管によって接続されている。この場合、蒸発器32の出口から膨張機33の入口までの作動流体の流路を短くできる。その結果、蒸発器32の出口から膨張機33の入口へ流れる作動流体の温度低下を抑制でき、ランキンサイクル30の発電効率が高くなる。
次に、コジェネレーションシステム1aの動作の一例を説明する。コジェネレーションシステム1aは、例えば、給湯又は暖房の要求を受けて動作する。このような要求がない場合には、コジェネレーションシステム1aは動作を停止している。コジェネレーションシステム1aが動作しているとき、図1に示すように、作動流体、高温熱媒、及び低温熱媒が流れる。図1において、実線の矢印は、ランキンサイクル30における作動流体の流れを示し、破線の矢印は、高温熱媒回路40における高温熱媒の流れを示し、一点鎖線の矢印は、低温熱媒回路50における低温熱媒の流れを示す。
例えば、給湯栓(図示省略)が開かれると、温水生成器22の配管22bに水道水が供給される。配管22bには、貯留タンク22aに貯留された低温熱媒の温度よりも低い温度を有する水道水が供給される。水道水は、温水生成器20において低温熱媒と熱交換することによって加熱される。一方、貯留タンク22aに貯留された低温熱媒の温度は低下する。貯留タンク22aに貯留された低温熱媒の温度が所定の設定温度を下回ると、コジェネレーションシステム1aを動作させる制御が行われる。また、例えば、リモコン(図示省略)の操作などによって暖房放熱器21による暖房運転が指示されると、コジェネレーションシステム1aを動作させる制御が行われる。
コジェネレーションシステム1aを始動するとき、まず、低温熱媒ポンプ51を動作させて、低温熱媒を低温熱媒回路50において循環させる。次に、ランキンサイクル30のポンプ31を動作させて、作動流体をランキンサイクル30において循環させる。また、高温熱媒ポンプ41を動作させて、高温熱媒を高温熱媒回路40において循環させる。次に、バーナー11において燃料を燃焼させる。これにより、バーナー11によって発生した高温の燃焼ガスが、高温熱媒熱交換器12において高温熱媒を加熱する。高温熱媒熱交換器12において昇温した高温熱媒は、蒸発器32に供給され、蒸発器32においてランキンサイクル30の作動流体と熱交換して作動流体を蒸発させる。蒸発器32において発生した作動流体の過熱蒸気が膨張機33で減圧されるときに、膨張機33に連結された発電機(図示省略)が駆動されて、発電が行われる。膨張機33によって減圧された作動流体の過熱蒸気は、凝縮器34において低温熱媒と熱交換して、低温熱媒を加熱する。
凝縮器34において昇温した低温熱媒が貯留タンク22aに供給されるので、貯留タンク22aに貯留された低温熱媒の温度が上昇し、温水生成器22において所定の温度の温水を生成できる。また、凝縮器34において昇温した低温熱媒が暖房放熱器21において放熱することにより、所定の暖房を行うことができる。
主流量調整弁42aの開度及びバイパス流量調整弁42bの開度を調整することにより、高温熱媒の一部又は全部をバイパス流路45に導いて、蒸発器32ではなく、熱媒熱交換器60に供給できる。これにより、ランキンサイクル30を介さずに高温熱媒で低温熱媒を直接加熱できる。また、流量調節機構42を用いて、Fb/Faが任意の大きさとなるようにバイパス流路45及び熱媒熱交換器60に高温熱媒を供給できる。これにより、発電を行いつつ、コジェネレーションシステム1aの熱電比を熱需要に合わせることができる。
(変形例)
コジェネレーションシステム1aは、様々な観点から変更が可能である。例えば、コジェネレーションシステム1aは、図2に示す第1変形例に係るコジェネレーションシステム1bのように変更されてもよい。コジェネレーションシステム1bは、特に説明する場合を除き、コジェネレーションシステム1aと同一の構成を有する。コジェネレーションシステム1bの構成要素のうち、コジェネレーションシステム1aの構成要素と同一又は対応する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。このことは、第2変形例及び第3変形例についてもあてはまる。
図2に示すように、コジェネレーションシステム1bにおいて、流量調節機構42は、固定絞り部42cと、バイパス流量調整弁42bとを含む。固定絞り部42cは、高温熱媒回路40における接続位置40aよりも下流側の位置に流量制御手段として配置されている。固定絞り部42cは、例えば、高温熱媒回路40における接続位置40aと蒸発器32の入口との間で高温熱媒回路40に配置されている。固定絞り部42cは、高温熱媒の流れ方向において固定絞り部42cよりも上流側の配管が形成する流路よりも狭小な流路を有する。バイパス流量調整弁42bは、バイパス流路45に配置されている。熱需要が小さい場合には、バイパス流量調整弁42bの開度を小さくすることによって熱媒熱交換器60に供給される高温熱媒の流量を減少させることができる。また、バイパス流量調整弁42bの開度を全閉にすれば、蒸発器32のみに高温熱媒を供給できる。一方、熱需要が大きい場合、バイパス流量調整弁42bの開度を大きくすることによって、Fb/Faを増加させて、高温熱媒から低温熱媒への放熱量を熱需要に適応させることができる。流量調節機構42に含まれる弁の数が少ないので、製造コストを低減できる。コジェネレーションシステムの熱電比を、発電を維持しつつ効率的に熱需要に適応させることができる。
コジェネレーションシステム1aは、図3に示す第2変形例に係るコジェネレーションシステム1cのように変更されてもよい。コジェネレーションシステム1cは、主流量調整弁42a及びバイパス流量調整弁42bに代えて、流量調整三方弁42dが用いられている点を除き、コジェネレーションシステム1aと同一の構成を有する。コジェネレーションシステム1cにおいて、流量調節機構42は、流量調整三方弁42dを含む。流量調整三方弁42dは、流量制御手段として、接続位置40aに配置されている。流量調整三方弁42dは、例えば、電動三方弁である。例えば、制御器(図示省略)によって流量調整三方弁42dの開度が制御されることによって、Fb/Faが任意の値に調節される。流量調整三方弁42dのみを制御することによってFb/Faを調節できるので、部品点数を減らして製造コストを低減できる。蒸発器32のみに高圧熱媒が流れるように流量調整三方弁42dの開度が制御される場合でも、高温熱媒の流れの圧力損失の上昇を抑制できる。この場合、高温熱媒ポンプ41に要求される動力を低減できる。コジェネレーションシステム1cの熱電比を、発電を維持しつつ効率的に熱需要に適応させることができる。
コジェネレーションシステム1aは、図4に示す第3変形例に係るコジェネレーションシステム1dのように変更されてもよい。図4に示すように、コジェネレーションシステム1dは、大筐体5c(第3の筺体)を備えている。コジェネレーションシステム1dは、ランキンサイクル筐体5a及び高温熱源筐体5bに代えて、大筐体5cが用いられている点を除き、コジェネレーションシステム1aと同一の構成を有する。大筐体5cは、ランキンサイクル30、高温熱媒熱交換器12、及び高温熱媒回路40を収容している。これにより筐体の外部に露出する配管が少なくなるので、例えば、断熱材料の使用量を低減できる。また、コジェネレーションシステムの設置作業が容易である。図4に示すように、大筐体5cは、必要に応じ、バーナー11、ガス流路13の少なくとも一部、高温熱媒ポンプ41、バイパス流路45、流量調節機構42、低温熱媒ポンプ51、熱媒熱交換器60、又は低温熱媒回路50の一部を収容していてもよい。
コジェネレーションシステム1aは、図5A及び図5Bに示すように、高温膨張タンク47(第1のタンク)又は低温膨張タンク57(第2のタンク)をさらに備えていてもよい。高温膨張タンク47は、高温熱媒回路40に配置され、高温熱媒の一部を収容するためのタンクである。高温膨張タンク47の一部にはガスG1が充填されている。ガスG1は、例えば、空気などの気体である。高温熱媒回路40において高温熱媒の体積が増加した場合、図5Aに示すように、高温膨張タンク47に高温熱媒HMの一部が導かれる。これにより、高温熱媒回路40における圧力上昇を緩和できる。また、低温膨張タンク57は、低温熱媒回路50に配置され、低温熱媒の一部を収容するためのタンクである。低温膨張タンク57の一部にはガスG2が充填されている。ガスG2は、例えば、空気等の気体である。低温熱媒回路50において低温熱媒の体積が増加した場合、図5Bに示すように、低温膨張タンク57に低温熱媒LMの一部が導かれる。これにより、低温熱媒回路50における圧力上昇を緩和できる。この場合、コジェネレーションシステムの運転条件が変化した場合の高温熱媒回路40又は低温熱媒回路50の信頼性、ひいてはコジェネレーションシステムの信頼性を高めることができる。
高温膨張タンク47が配置される位置は特に制限されない。高温膨張タンク47は、例えば、高温熱媒回路40における蒸発器32の出口と高温熱媒熱交換器12の入口との間で高温熱媒回路40に配置される。この場合、高温膨張タンク47付近の高温熱媒の温度が比較的低いので、高温膨張タンク47に要求される耐熱性が低い。
低温膨張タンク57が配置される位置は特に制限されない。低温膨張タンク57は、例えば、低温熱媒回路50における低温熱媒熱交換器20の出口と凝縮器34の入口との間で低温熱媒回路50に配置される。この場合、低温膨張タンク57付近の低温熱媒の温度が比較的低いので、低温膨張タンク57に要求される耐熱性が低い。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るコジェネレーションシステム1eについて説明する。コジェネレーションシステム1eは、特に説明する場合を除き、コジェネレーションシステム1aと同様の構成を有する。コジェネレーションシステム1eの構成要素のうち、コジェネレーションシステム1aにおける構成要素と同一又は対応する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略することがある。第1実施形態及びその変形例に関する説明は、技術的に矛盾しない限り、第2実施形態にもあてはまる。このことは、第3実施形態及び第4実施形態についても同様である。
コジェネレーションシステム1eは、図6に示すように、潜熱回収熱交換器70a(第6熱交換器)をさらに備えている。潜熱回収熱交換器70aは、高温熱源としての燃焼ガスと低温熱媒とを熱交換させるための熱交換器である。潜熱回収熱交換器70aは、燃焼ガスの流れ方向において高温熱媒熱交換器12よりも下流側でガス流路13に配置され、かつ、低温熱媒の流れ方向において凝縮器34の入口よりも上流側で低温熱媒回路50に配置されている。また、潜熱回収熱交換器70aは、低温熱媒の流れ方向において低温熱媒熱交換器20の出口より下流側で低温熱源回路50に配置されている。
バーナー11における燃料の燃焼によって発生した燃焼ガスは、まず、高温熱媒熱交換器12において高温熱媒と熱交換する。このため、高温熱媒熱交換器12において、高い温度を有する高温熱源によって高温熱媒が所定の温度に加熱される。また、高温熱媒熱交換器12を通過した燃焼ガスが、潜熱回収熱交換器70aにおいて、凝縮器34においてランキンサイクル30の作動流体と熱交換する前のより低い温度を有する低温熱媒と熱交換する。これにより、燃焼ガスが有する潜熱を潜熱回収熱交換器70aにおいて回収できる。燃焼ガスは、例えば、水蒸気を含んでいる。例えば、潜熱回収器70aにおいて、燃焼ガスに含まれる水蒸気が凝縮することにより潜熱が回収される。その結果、バーナー11における燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。潜熱回収熱交換器70aにおいて回収された潜熱は、低温熱媒熱交換器20において放熱され、例えば、暖房又は給湯などの用途に使用される。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るコジェネレーションシステム1fについて説明する。コジェネレーションシステム1fは、特に説明する場合を除き、コジェネレーションシステム1aと同様の構成を有する。コジェネレーションシステム1fは、図7に示すように、潜熱回収熱交換器70bをさらに備えている。潜熱回収熱交換器70bは、高温熱源としての燃焼ガスと高温熱媒とを熱交換させるための熱交換器である。潜熱回収熱交換器70bは、例えば、燃焼ガスの流れ方向において高温熱媒熱交換器12よりも下流側でガス流路13に配置され、かつ、高温熱媒の流れ方向において蒸発器32の出口よりも下流側で高温熱媒回路40に配置されている。潜熱回収熱交換器70bは、例えば、高温熱媒の流れ方向において高温熱媒熱交換器12の入口よりも上流側で高温熱媒回路40に配置されている。
バーナー11における燃料の燃焼によって発生した燃焼ガスは、まず高温熱媒熱交換器12において高温熱媒と熱交換する。これにより、高い温度を有する高温熱源によって高温熱媒が所定の温度に加熱される。また、高温熱媒熱交換器12を通過した燃焼ガスが、潜熱回収熱交換器70bにおいて、蒸発器32においてランキンサイクル30の作動流体と熱交換して降温した高温熱媒と熱交換する。これにより、燃焼ガスが有する潜熱を潜熱回収熱交換器70bにおいて回収できる。その結果、バーナー11における燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。潜熱回収熱交換器70bにおいて回収された潜熱によって高温熱媒が温められ、例えば、高温熱媒熱交換器12に供給される高温熱媒を予熱できる。
図7に示すように、コジェネレーションシステム1fは、熱媒冷却熱交換器80a(第7熱交換器)を備えていてもよい。熱媒冷却熱交換器80aは、高温熱媒と低温熱媒とを熱交換させる熱交換器である。熱媒冷却熱交換器80aは、例えば、高温熱媒回路40における蒸発器32の出口と潜熱回収熱交換器70bの入口との間に配置されている。熱媒冷却熱交換器80aは、例えば、低温熱媒の流れ方向において凝縮器34の入口よりも上流側で低温熱媒回路50に配置されている。熱媒冷却熱交換器80aは、例えば、低温熱媒の流れ方向において熱媒熱交換器60の入口よりも上流側で低温熱媒回路50に配置されている。熱媒冷却熱交換器80aは、例えば、低温熱媒の流れ方向において低温熱媒熱交換器20の出口より下流側で低温熱媒回路50に配置されている。
高温熱媒熱交換器12を通過した燃焼ガスは、潜熱回収熱交換器70bにおいて、熱媒冷却熱交換器80aにおいて低温熱媒と熱交換して降温した高温熱媒と熱交換する。これにより、燃焼ガスが有する潜熱を潜熱回収熱交換器70bにおいて回収できる。また、熱媒冷却熱交換器80aに、凝縮器34又は熱媒熱交換器60に供給される前のより低い温度を有する低温熱媒を供給でき、潜熱回収熱交換器70bに供給される高温熱媒の温度が低くなる。このため、潜熱回収熱交換器70bにおける、燃焼ガスが有する潜熱の回収率が向上する。
図7に示すように、コジェネレーションシステム1fは、例えば、第3の弁44を備えている。第3の弁は、例えば、開度が調整可能な電動弁である。コジェネレーションシステム1fにおいて、高温熱源回路40は、例えば、主流路46と、副流路48(第2バイパス流路)とを含んでいる。副流路48は、高温熱媒が主流路46をバイパスして流れるように主流路46に接続されている。潜熱回収熱交換器70b、熱媒冷却熱交換器80a及び第3の弁が副流路48に配置されている。換言すると、主流路46は、高温熱媒が熱媒冷却熱交換器80a及び潜熱回収熱交換器70bをバイパスして流れるように形成されている。また、副流路48は、高温熱媒が熱媒冷却熱交換器80a及び潜熱回収熱交換器70bを通過するように形成されている。制御器(図示省略)によって第3の弁の開度が制御されることによって、副流路48を流れる高温熱媒の流量、すなわち、熱媒冷却熱交換器80a及び潜熱回収熱交換器70bに供給される高温熱媒の流量が調整される。これにより、熱媒冷却熱交換器80aを通過した高温熱媒の温度を調整できる。例えば、第3の弁によって副流路48を流れる高温熱媒の流量を減少させて、熱媒冷却熱交換器80aを通過した高温熱媒の温度を低下させることができる。
例えば、副流路48の一端は、高温熱媒の流れ方向において高温熱媒熱交換器12の入口よりも上流側で主流路46に接続され、副流路48の他端は、副流路48の一端よりも高温熱媒熱交換器12の入口に近い位置で主流路46に接続されている。ここで、高温熱媒は、副流路48の一端から副流路48の他端へ向かって流れる。副流路48に導かれた高温熱媒は、潜熱回収熱交換器70bを通過して高温熱媒熱交換器12の入口により近い位置で主流路46における高温熱媒の流れに合流する。このため、高温熱媒回路40における高温熱媒の流れの圧力損失により、高温熱媒が副流路48に導かれる。例えば、副流路48の一端及び副流路48の他端は、それぞれ、高温熱媒回路40における接続位置43a(第3の部位)及び接続位置43b(第4の部位)で主流路46に接続されている。例えば、接続位置43a及び接続位置43bは、高温熱媒回路40における蒸発器32の出口と高温熱媒熱交換器12の入口との間に位置し、接続位置43bは、高温熱媒の流れ方向において接続位置43aよりも下流に位置している。この場合、蒸発器32においてランキンサイクル30の作動流体と熱交換して降温した高温熱媒を副流路に供給できる。なお、副流路48の一端は、高温熱媒回路40における高温熱媒熱交換器12の出口と蒸発器32の入口との間に位置していてもよい。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係るコジェネレーションシステム1gについて説明する。コジェネレーションシステム1gは、特に説明する場合を除き、コジェネレーションシステム1aと同様の構成を有する。図8に示すように、コジェネレーションシステム1gは、中温熱媒回路90(第3循環路)をさらに備えている。中温熱媒回路90は、潜熱回収熱交換器70c及び熱媒冷却熱交換器80bを有し、中温熱媒(第3熱媒)が中温熱媒回路90を循環する。潜熱回収熱交換器70cは、燃焼ガスと中温熱媒とを熱交換させるための熱交換器である。潜熱回収熱交換器70cは、燃焼ガスの流れ方向において高温熱媒熱交換器12よりも下流側でガス流路13に配置されている。熱媒冷却熱交換器80bは、低温熱媒と中温熱媒とを熱交換させるための熱交換器である。中温熱媒回路90には、例えば、中温熱媒ポンプ91が設けられている。中温熱媒は、中温熱媒ポンプ91の働きにより中温熱媒回路90を循環する。なお、図8において、二点鎖線の矢印は、中温熱媒が流れる方向を示している。中温熱媒は特に制限されないが、例えば、中温熱媒として、使用される温度範囲における飽和蒸気圧が絶対圧で大気圧以下である流体を望ましく用いることができる。中温熱媒としては、例えばオイルを用いることができる。オイルは、例えば、シリコーンオイル、鉱油、又は合成オイルである。場合によっては、中温熱媒として水などの液体が用いられる。
バーナー11によって生成された燃焼ガスがまず高温熱媒熱交換器12において高温熱媒と熱交換するので、高い温度を有する高温熱媒によって高温熱媒が所定の温度に加熱される。また、高温熱媒熱交換器12を通過した燃焼ガスが、潜熱回収熱交換器70cにおいて、熱媒冷却熱交換器80bで低温熱媒と熱交換して降温した中温熱媒と熱交換する。これにより、燃焼ガスが有する潜熱を潜熱回収熱交換器70cにおいて回収できる。その結果、バーナー11における燃料の燃焼エネルギーを有効に活用できる。これにより、潜熱回収熱交換器70cにおいて回収された潜熱によって低温熱媒を間接的に温めることができる。このため、潜熱回収熱交換器70cにおいて回収された潜熱が、例えば、暖房又は給湯に利用される。
図8に示すように、例えば、熱媒冷却熱交換器80bは、低温熱媒の流れ方向において熱媒熱交換器60の入口及び凝縮器34の入口よりも上流側で低温熱媒回路50に配置されている。また、熱媒冷却熱交換器80bは、低温熱媒の流れ方向において低温熱媒熱交換器20の出口より下流側で低温熱媒回路50に配置されている。これにより、熱媒冷却熱交換器80bに、凝縮器34又は熱媒熱交換器60に供給される前のより低い温度を有する低温熱媒を供給でき、潜熱回収熱交換器70cに供給される中温熱媒の温度がより低くなる。このため、潜熱回収熱交換器70cにおける、燃焼ガスが有する潜熱の回収率が向上する。
1a〜1g コジェネレーションシステム
5a ランキンサイクル筐体
5b 高温熱源筐体
5c 大筐体
11 バーナー
12 高温熱媒熱交換器
13 ガス流路
20 低温熱媒熱交換器
21 暖房放熱器(低温熱媒熱交換器)
22 温水生成器(低温熱媒熱交換器)
30 ランキンサイクル
31 ポンプ
32 蒸発器
33 膨張機
34 凝縮器
40 高温熱媒回路
40a 接続位置
42 流量調節機構
42a 主流量調整弁(流量制御手段)
42b バイパス流量調整弁
42c 固定絞り部(流量制御手段)
42d 流量調整三方弁(流量制御手段)
44 第3の弁
45 バイパス流路
46 主流路
47 高温膨張タンク
48 副流路
50 低温熱媒回路
51 低温熱媒ポンプ
57 低温膨張タンク
60 熱媒熱交換器
70a〜70c 潜熱回収熱交換器
80a、80b 熱媒冷却熱交換器
90 中温熱媒回路

Claims (17)

  1. コジェネレーションシステムであって、
    第1熱媒が循環する第1循環路と、
    作動流体が循環するランキンサイクルと、
    前記第1熱媒よりも低温である第2熱媒が循環する第2循環路と、
    第1熱源と、
    前記第1循環路上に配置され、前記第1熱源の熱を前記第1熱媒に伝達する第1熱交換器と、
    前記第1循環路上及び前記ランキンサイクル上に跨って配置され、前記第1熱媒の熱を前記作動流体に伝達し、前記作動流体を蒸発させる第2熱交換器と、
    前記ランキンサイクル上に配置され、前記作動流体を循環させるポンプと、
    前記ランキンサイクル上に配置され、前記作動流体を膨張させる膨張機と、
    前記ランキンサイクル上及び前記第2循環路上に跨って配置され、作動流体の熱を前記第2熱媒に伝達し、前記作動流体を凝縮させる第3熱交換器と、
    前記第1熱源よりも低温である第2熱源と、
    前記第2循環路上に配置され、前記第2熱媒の熱を前記第2熱源に伝達する第4熱交換器と、を備え、
    前記第1循環路は第1の部位と第2の部位とを有し、前記第1の部位は、前記第1熱媒が前記第1熱交換器から流出し前記第2熱交換器に流入するまでの間に位置し、前記第2の部位は、前記第1熱媒が前記第2熱交換器から流出し、前記第1熱交換器に流入するまでの部位に位置し、
    前記コジェネレーションシステムは、さらに、
    前記第1循環路における前記第1の部位と前記第2の部位とを接続し、前記第1の部位から前記第2の部位へ作動流体を流す第1バイパス流路と、
    前記第2循環路上及び前記第1バイパス流路上に跨って配置され、前記第1熱媒の熱を前記第2熱媒に伝達する第5熱交換器と、
    前記第1バイパス流路を流れる前記第1熱媒の流量と、前記第1循環路において前記第2熱交換器に流れ込む前記第1熱媒の流量の比を調整する流量調節機構と、を備えたコジェネレーションシステム。
  2. 前記流量調節機構は、第1の弁と第2の弁とから構成され、
    前記第1の弁は、前記第1循環路において、前記第1の部位と、前記第1熱媒が前記第2熱交換器に流入するまでの部位との間に位置し、
    前記第2の弁は、前記第1バイパス流路上に位置する、
    請求項1に記載のコジェネレーションシステム。
  3. 前記第1の弁は、固定絞り弁である、請求項2に記載のコジェネレーションシステム。
  4. 前記流量調節機構は、前記第1の部位に配置された三方弁である、請求項1に記載のコジェネレーションシステム。
  5. 前記第2循環路において、前記第5熱交換器は、前記第2熱媒が前記第3熱交換器から流出し、前記第4熱交換器に流入するまでの間に位置する、請求項1に記載のコジェネレーションシステム。
  6. 前記第1循環路上に配置され、前記第1熱媒の一部を収容する第1のタンク、又は、前記第2循環路上に配置され、前記第2熱媒の一部を収容する第2のタンクをさらに備えた、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコジェネレーションシステム。
  7. 前記第1熱媒の大気圧における沸点は、前記第1熱媒の使用温度よりも高い、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコジェネレーションシステム。
  8. 前記第1熱源としての燃焼ガスを生成するためのバーナーと、
    前記燃焼ガスが流れるガス流路と、
    前記ガス流路上及び前記第2循環路上に跨って配置され、前記ガス流路を流れる前記燃焼ガスが有する潜熱を回収し、前記潜熱を前記第2熱媒に伝達する第6熱交換器と、をさらに備え、
    前記第1熱交換器は、前記ガス流路上に配置され、
    前記ガス流路において、前記第6熱交換器は、前記燃焼ガスの流れ方向において前記第1熱交換器よりも下流側に配置され、
    前記第2循環路において、前記第6熱交換器は、前記第2熱媒が前記第4熱交換器から流出し、前記第3熱交換器に流入するまでの間に配置されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコジェネレーションシステム。
  9. 前記第1循環路は第3の部位と第4の部位とを有し、前記第3の部位は、前記第2の部位と、前記第1熱媒が前記第1熱交換器に流入するまでの部位との間に位置し、前記第4の部位は、前記第3の部位と、前記第1熱媒が前記第1熱交換器に流入するまでの部位との間に位置し、
    前記コジェネレーションシステムは、さらに、
    前記第1熱源としての燃焼ガスを生成するためのバーナーと、
    前記燃焼ガスが流れるガス流路と、
    前記第1循環路における前記第3の部位と前記第4の部位とを接続し、前記第3の部位から前記第4の部位へ第1熱媒を流す第2バイパス流路と、
    前記ガス流路上及び前記第2バイパス流路上に跨って配置され、前記ガス流路を流れる前記燃焼ガスが有する潜熱を回収し、前記潜熱を前記第1熱媒に伝達する第6熱交換器と、を備え、
    前記第1熱交換器は、前記ガス流路上に配置され、
    前記ガス流路において、前記第6熱交換器は、前記燃焼ガスの流れ方向において前記第1熱交換器よりも下流側に配置され、
    前記コジェネレーションシステムは、前記第2バイパス流路上に配置された第3の弁を備えている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコジェネレーションシステム。
  10. 前記第2循環路上及び前記第2バイパス流路上に跨って配置され、前記第1熱媒の熱を前記第2熱媒に伝達する第7熱交換器をさらに備え、
    前記第2バイパス流路において、前記第3の部位、前記第7熱交換器、第6熱交換器、及び前記第4の部位がこの順に配置されている、請求項9に記載のコジェネレーションシステム。
  11. 前記第2循環路において、前記第7熱交換器は、前記第2熱媒が前記第4熱交換器から流出し、前記第3熱交換器に流入するまでの間に位置する、
    請求項10に記載のコジェネレーションシステム。
  12. 前記第2循環路において、前記第5熱交換器は、前記第2熱媒が前記第3熱交換器から流出し、前記第4熱交換器に流入するまでの間に位置する、
    請求項11に記載のコジェネレーションシステム。
  13. 前記第1熱源としての燃焼ガスを生成するためのバーナーと、
    前記燃焼ガスが流れるガス流路と、
    第1熱媒よりも低温であり、第2熱媒よりも高温である第3熱媒が循環する第3循環路と、
    前記ガス流路上及び前記第3循環路上に跨って配置され、前記ガス流路を流れる前記燃焼ガスが有する潜熱を回収し、前記潜熱を前記第3熱媒に伝達する、第6熱交換器とを、さらに備え、
    前記第1熱交換器は前記ガス流路上に配置され、
    前記ガス流路において、前記第6熱交換器は、前記燃焼ガスの流れ方向において前記第1熱交換器よりも下流側に配置されており、
    前記コジェネレーションシステムは、さらに、
    前記第2循環路上及び前記第3循環路上に跨って配置され、前記第3熱媒の熱を前記第2熱媒に伝達する第7熱交換器を備えた、
    請求項1に記載のコジェネレーションシステム。
  14. 前記第2循環路において、前記第7熱交換器は、前記第2熱媒が前記第4熱交換器から流出し、前記第5熱交換器に流入するまでの間に位置し、
    前記第2循環路において、前記第5熱交換器は、前記第2熱媒が前記第7熱交換器から流出し、第3熱交換器に流入するまでの間に位置する、
    請求項13に記載のコジェネレーションシステム。
  15. 前記第4熱交換器は、暖房放熱器、又は温水生成器を構成する、請求項1〜14のいずれか1項に記載のコジェネレーションシステム。
  16. 前記ランキンサイクルを収容する第1の筐体と、
    前記第1熱交換器を収容する第2の筐体と、をさらに備え、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とが、前記第1循環路を形成する配管によって接続されている、請求項1〜15のいずれか1項に記載のコジェネレーションシステム。
  17. 前記第1循環路、前記ランキンサイクル、及び前記第1熱交換器を収容する第3筐体をさらに備えた、請求項1〜15のいずれか1項に記載のコジェネレーションシステム。
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