JP2016027791A - うどん製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に近づけることによって,手打ち讃岐うどんのコシを再現することが可能なうどん製造装置を提供する。
【解決手段】うどん製造装置1は,麺生地に所定の温度の熱を付与する熱付与機構と,麺生地を練り上げて捏練を行なう捏練機構と,を備えている。熱付与機構は,温水を循環させて熱を付与する温水循環式の熱付与機構である。捏練機構は,麺生地を上から押圧して捏練を行なう押圧機構である。押圧機構は,ロボットアーム部7と,ロボットアーム部7の先端に取り付けられた押圧部材8bと,を備え,押圧部材8bは,温水循環配管10と温水循環路11とを有している。
【選択図】図5
【解決手段】うどん製造装置1は,麺生地に所定の温度の熱を付与する熱付与機構と,麺生地を練り上げて捏練を行なう捏練機構と,を備えている。熱付与機構は,温水を循環させて熱を付与する温水循環式の熱付与機構である。捏練機構は,麺生地を上から押圧して捏練を行なう押圧機構である。押圧機構は,ロボットアーム部7と,ロボットアーム部7の先端に取り付けられた押圧部材8bと,を備え,押圧部材8bは,温水循環配管10と温水循環路11とを有している。
【選択図】図5
Description
本発明は,うどん製造装置に関する。
うどんは,小麦粉に食塩と水を混ぜ合わせた麺生地を,帯状に細く切って作られる。うどんとして,日本で最も有名なのは,うどん県としても知られる香川県の讃岐うどんであろう。
讃岐うどんの特徴として,そのコシの強さが挙げられる。讃岐うどんは,作製された麺生地を足で踏んで練り上げるという特徴的な工程を経て製造される。そして,この讃岐うどんと同様のコシのあるうどんを機械的に製造する試みがなされ,讃岐うどん製造装置に関する技術が提案されている(特許文献1)。
特許文献1には,うどんを含む手打ち風麺類の製造装置等に関する技術が開示されている。この先行技術は,麺生地を作製する段階において,小麦粉に塩水を加水混合し,高速で,かつ,加圧しながら捏練して麺塊を作ることを特徴とする。すなわち,先行技術は,短時間で加水を行なって麺塊を作り,その後,熟成を行なう製造装置等に関する技術である。
先行技術は,手打ち讃岐うどんに近いコシを備えた麺を提供し得る点において優れた技術であるものの,手打ち讃岐うどんについて,必ずしもその製造方法の本質を理解した技術とはいえない。
先行技術は,手打ち讃岐うどんに近いコシを備えた麺を提供し得る点において優れた技術であるものの,手打ち讃岐うどんについて,必ずしもその製造方法の本質を理解した技術とはいえない。
上記事情を背景として,本発明では,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に近づけることによって,手打ち讃岐うどんのコシを再現することが可能なうどん製造装置の開発を課題とする。
発明者は,手打ち讃岐うどんの製造方法について分析を行ない,その製造方法の本質を再現したうどん製造装置に関する発明を完成させた。
すなわち,手打ち讃岐うどんの製造において特徴的な工程である,作製された麺生地を足で踏んで練り上げるという工程に発明者は着目した。この工程は,一見すると麺生地を練り上げるだけと思われがちであるが,両足で細かく踏む作業を繰り返すことによって麺生地に不規則なヨレを与えているという特徴を発明者は見出した。加えて,足で踏む作業により,人肌程度の温度の熱を麺生地に与え,麺生地の熟成を行いうることを,発明者は見出した。そして,この知見により,発明者は,両足で細かく踏む捏練作業を再現することができ,さらには,人肌程度の温度の熱を与えることが可能なうどん製造装置を着想し,本発明を完成させるに至った。
すなわち,手打ち讃岐うどんの製造において特徴的な工程である,作製された麺生地を足で踏んで練り上げるという工程に発明者は着目した。この工程は,一見すると麺生地を練り上げるだけと思われがちであるが,両足で細かく踏む作業を繰り返すことによって麺生地に不規則なヨレを与えているという特徴を発明者は見出した。加えて,足で踏む作業により,人肌程度の温度の熱を麺生地に与え,麺生地の熟成を行いうることを,発明者は見出した。そして,この知見により,発明者は,両足で細かく踏む捏練作業を再現することができ,さらには,人肌程度の温度の熱を与えることが可能なうどん製造装置を着想し,本発明を完成させるに至った。
さらに発明者は,麺生地を機械的に押圧する際の新たな課題を発見した。
一つ目の課題であるが,うどん製造装置を用いて麺生地を押圧する際,麺生地を衛生的に保つために,ビニールシートなどの軟性シートを隔てて押圧部材が麺生地に間接的に触れるよう,押圧を行なうのであるが,この際,単純に軟性シートを隔てるだけでは麺生地にしわが入ってしまうという課題である。発明者は,鋭意研究の結果,軟性シートに張力が加わるようにして,押圧した際の麺生地のしわを伸ばすための麺生地しわ防止シート,ならびに,これを用いたうどんの製造方法の発明を完成させるに至った。
もう一つの課題は,押圧を行なう際の押圧部材の形状によっては,あまり麺生地が広がらず,押圧による捏練が必ずしも効果的でないという課題である。発明者は,鋭意研究の結果,押圧部材の押圧面の形状について,麺生地の中心側と麺生地の外側の角度を調整することにより,麺生地が効果的に広がる押圧部材の形状を見出し,改良うどん製造装置の発明を完成させるに至った。
一つ目の課題であるが,うどん製造装置を用いて麺生地を押圧する際,麺生地を衛生的に保つために,ビニールシートなどの軟性シートを隔てて押圧部材が麺生地に間接的に触れるよう,押圧を行なうのであるが,この際,単純に軟性シートを隔てるだけでは麺生地にしわが入ってしまうという課題である。発明者は,鋭意研究の結果,軟性シートに張力が加わるようにして,押圧した際の麺生地のしわを伸ばすための麺生地しわ防止シート,ならびに,これを用いたうどんの製造方法の発明を完成させるに至った。
もう一つの課題は,押圧を行なう際の押圧部材の形状によっては,あまり麺生地が広がらず,押圧による捏練が必ずしも効果的でないという課題である。発明者は,鋭意研究の結果,押圧部材の押圧面の形状について,麺生地の中心側と麺生地の外側の角度を調整することにより,麺生地が効果的に広がる押圧部材の形状を見出し,改良うどん製造装置の発明を完成させるに至った。
本発明に係るうどん製造装置は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,麺生地を練り上げて捏練を行なう捏練機構を備えたうどん製造装置であって,前記捏練機構が,押圧部材を備え,前記麺生地を上から押圧して捏練を行なう押圧機構であることを特徴とするうどん製造装置である。
本発明の第二の構成は,前記押圧機構が,ロボットアーム部をさらに備え,当該ロボットアーム部の先端に前記押圧部材が取り付けられていることを特徴とする第一の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第三の構成は,前記ロボットアーム部が,基台と,前記基台の上に水平旋回可能に設けられた旋回ベースと,一端が前記旋回ベースに回動可能に軸支された第1アームと,一端が前記第1アームの他端に回動可能に軸支された第2アームと,を備えたことを特徴とする第二の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第四の構成は,前記押圧部材が,シリンダ部を介して前記ロボットアームの先端に取り付けられていることを特徴とする第二又は第三の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第五の構成は,前記シリンダ部が左右一対に設けられ,各シリンダ部のシリンダの先端にそれぞれ前記押圧部材が固着されていることを特徴とする第四の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第六の構成は,前記シリンダ部が,その中心軸の周りに旋回可能に設けられていることを特徴とする第四又は第五の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第七の構成は,左右一対の前記押圧部材が交互に上下に動いて麺生地を押圧することを特徴とする第五又は第六の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第八の構成は,前記押圧部材が,長手方向の下面に押圧面を有する長手状部材からなり,長手方向と直交する断面の形状が非対称であって,前記押圧面が,水平面を基準として内側よりも外側に向けてなだらかな角度で傾斜していることを特徴とする第一から第七の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第一の構成は,麺生地を練り上げて捏練を行なう捏練機構を備えたうどん製造装置であって,前記捏練機構が,押圧部材を備え,前記麺生地を上から押圧して捏練を行なう押圧機構であることを特徴とするうどん製造装置である。
本発明の第二の構成は,前記押圧機構が,ロボットアーム部をさらに備え,当該ロボットアーム部の先端に前記押圧部材が取り付けられていることを特徴とする第一の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第三の構成は,前記ロボットアーム部が,基台と,前記基台の上に水平旋回可能に設けられた旋回ベースと,一端が前記旋回ベースに回動可能に軸支された第1アームと,一端が前記第1アームの他端に回動可能に軸支された第2アームと,を備えたことを特徴とする第二の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第四の構成は,前記押圧部材が,シリンダ部を介して前記ロボットアームの先端に取り付けられていることを特徴とする第二又は第三の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第五の構成は,前記シリンダ部が左右一対に設けられ,各シリンダ部のシリンダの先端にそれぞれ前記押圧部材が固着されていることを特徴とする第四の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第六の構成は,前記シリンダ部が,その中心軸の周りに旋回可能に設けられていることを特徴とする第四又は第五の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第七の構成は,左右一対の前記押圧部材が交互に上下に動いて麺生地を押圧することを特徴とする第五又は第六の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第八の構成は,前記押圧部材が,長手方向の下面に押圧面を有する長手状部材からなり,長手方向と直交する断面の形状が非対称であって,前記押圧面が,水平面を基準として内側よりも外側に向けてなだらかな角度で傾斜していることを特徴とする第一から第七の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第九の構成は,前記麺生地に所定の温度の熱を付与する熱付与機構をさらに備えたことを特徴とする第一から第八の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第十の構成は,前記熱付与機構によって前記麺生地に付与される熱の温度が34から40℃であることを特徴とする第九の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第十一の構成は,前記熱付与機構が,温水を循環させて熱を付与する温水循環式の熱付与機構であることを特徴とする第九又は第十の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第十二の構成は,前記押圧部材が,温水流入口と温水循環路とを有することを特徴とする第十一の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第十の構成は,前記熱付与機構によって前記麺生地に付与される熱の温度が34から40℃であることを特徴とする第九の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第十一の構成は,前記熱付与機構が,温水を循環させて熱を付与する温水循環式の熱付与機構であることを特徴とする第九又は第十の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第十二の構成は,前記押圧部材が,温水流入口と温水循環路とを有することを特徴とする第十一の構成に記載のうどん製造装置である。
本発明の第十三の構成は,第一から第十二の構成に記載のうどん製造装置において用いられ,軟性シートと,前記軟性シートに一定の張力を付与する張力付与手段と,を備えた麺生地しわ防止シートである。
本発明の第十四の構成は,前記張力付与手段が,前記軟性シートの外縁に固定された枠状の錘であることを特徴とする第十三の構成に記載の麺生地しわ防止シートである。
本発明の第十四の構成は,前記張力付与手段が,前記軟性シートの外縁に固定された枠状の錘であることを特徴とする第十三の構成に記載の麺生地しわ防止シートである。
本発明の第十五の構成は,第一から第十二の構成に記載のうどん製造装置を用いたうどんの製造方法であって,軟性シートと,前記軟性シートに一定の張力を付与する張力付与手段と,を備えた麺生地しわ防止シートを前記麺生地に載せた後,当該麺生地を押圧して捏練を行なうことを特徴とするうどんの製造方法である。
本発明の第十六の構成は,前記張力付与手段が,前記軟性シートの外縁に固定された枠状の錘であることを特徴とする第十五の構成に記載のうどんの製造方法。
本発明の第十六の構成は,前記張力付与手段が,前記軟性シートの外縁に固定された枠状の錘であることを特徴とする第十五の構成に記載のうどんの製造方法。
本発明により,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質を再現したうどん製造装置の提供が可能となった。このうどん製造装置により,手作業ではなく機械的な作業によって,手打ち讃岐うどんのコシを再現するうどんの提供が可能となる。
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
[うどん製造装置の概要]
本発明のうどん製造装置は,押圧機構を必須の構成要素とする。
本発明のうどん製造装置は,押圧機構を必須の構成要素とする。
本発明において,押圧機構は,押圧部材を用いて麺生地を上から押圧して捏練を行なう機械的な機構として定義される。押圧機構は,この押圧機能を達成するための押圧部材を備える限り,特に限定されるものではなく,種々の構成・形状のものを採用することができる。押圧部材は,単一の部材であってもよく,複数の部材からなっていてもよい。
かかる押圧機構により,人が両足で細かく麺生地を踏む捏練作業を,限りなく近く再現することが可能となり,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に,より近づき,かつ,讃岐うどんと同様のコシを与えることが可能となる。加えて,従来,人が足で踏む作業を機械的に代替することにより,より衛生的かつ効率的にコシのあるうどんの製造が可能となる。
かかる押圧機構により,人が両足で細かく麺生地を踏む捏練作業を,限りなく近く再現することが可能となり,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に,より近づき,かつ,讃岐うどんと同様のコシを与えることが可能となる。加えて,従来,人が足で踏む作業を機械的に代替することにより,より衛生的かつ効率的にコシのあるうどんの製造が可能となる。
また,押圧機構は,ロボットアーム部をさらに備え,当該ロボットアーム部の先端に押圧部材が取り付けられていることが好ましい。この場合にはさらに,押圧部材が,シリンダ部を介してロボットアーム部の先端に取り付けられていることが好ましい。このような構成とすることにより,人が両足で細かく麺生地を踏む捏練作業を再現することがより容易になるとともに,押圧機構を機械的に構成することが容易となり,本発明のうどん製造装置の設計を容易にすることができるという効果が得られる。
押圧機構における押圧部材は,長手方向の下面に押圧面を有する長手状部材からなり,長手方向と直交する断面の形状が非対称であって,前記押圧面が,水平面を基準として内側よりも外側に向けてなだらかな角度で傾斜していることことが好ましい。この好ましい構成によれば,麺生地を押圧する際に,効率的に麺生地を広げながら押圧することが可能となり,麺生地の生産性ならびに質を向上させる効果が得られる。
本発明のうどん製造装置は,熱付与機構をさらに備えていることが好ましい。この好ましい構成によれば,麺生地に人肌程度の温度の熱を与えながら,当該麺生地を押圧することができるため,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に,より近づき,かつ,讃岐うどんと同様のコシを与えることが可能となる。
本発明において,熱付与機構は,麺生地に所定の温度の熱を付与する機械的な機構として定義される。熱付与機構は,麺生地に所定の温度の熱を付与し得る限り,特に限定されるものではなく,種々の構成のものを採用することができる。
本発明において,熱付与機構は,麺生地に所定の温度の熱を付与する機械的な機構として定義される。熱付与機構は,麺生地に所定の温度の熱を付与し得る限り,特に限定されるものではなく,種々の構成のものを採用することができる。
熱付与機構としては,例えば,温水を循環させて熱を付与する温水循環式の熱付与機構や電熱線を用いて熱を付与する電熱線式の熱付与機構などが挙げられる。
熱付与機構は,その付与する熱の温度が人肌程度の温度であることが好ましい。この好ましい構成によれば,人が麺生地を足で踏む捏練作業時の温度を再現することができ,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に,より近づけることが可能となる。従って,この好ましい構成によれば,手打ち讃岐うどんと同様のコシを与えることができる。このような人肌程度の温度としては,約34から約40℃の温度とすればよい。
熱付与機構は,その付与する熱の温度が人肌程度の温度であることが好ましい。この好ましい構成によれば,人が麺生地を足で踏む捏練作業時の温度を再現することができ,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に,より近づけることが可能となる。従って,この好ましい構成によれば,手打ち讃岐うどんと同様のコシを与えることができる。このような人肌程度の温度としては,約34から約40℃の温度とすればよい。
本発明において,熱付与機構は,温水を循環させて熱を付与する温水循環式の熱付与機構であることが好ましい。この好ましい構成によれば,麺生地に効率的に熱を与えることが容易となり,製造するうどんの品質を向上させることができる。この場合にはさらに,押圧部材が,温水流入口と温水循環路とを有していることが好ましい。このような構成とすることにより,熱付与機構を機械的に構成することが容易となり,本発明のうどん製造装置の設計を容易にすることができるという効果が得られる。
本発明のうどん製造装置においては,押圧機構及び熱付与機構以外の構成要素を備えていてもよい。押圧機構及び熱付与機構以外の構成要素としては,例えば,麺生地を均一に延ばすための延展機構や,延ばした後の麺生地を一様の太さで切るための切断機構などが挙げられる。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1におけるうどん製造装置の構成について,図1から図9を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態1におけるうどん製造装置の構成について,図1から図9を参照しながら説明する。
図1は,本発明の実施の形態1におけるうどん製造装置の試作例を斜め前方から見た写真画像,図2は,当該うどん製造装置の試作例を側方から見た写真画像,図3は,当該うどん製造装置の構成を示す正面図,図4は,当該うどん製造装置の構成を示す平面図,図5は,当該うどん製造装置の構成を示す側面図,図6は,当該うどん製造装置の構成部材である押圧機構を拡大して示した側面図,図7は,当該うどん製造装置の構成部材である押圧機構の押圧部を拡大して示した正面図,図8は,当該うどん製造装置の構成部材である押圧機構の押圧部を拡大して示した側面図,図9は,当該うどん製造装置の構成部材である押圧機構の押圧部材の形状を示す断面図である。
図1から図5に示すように,本実施の形態のうどん製造装置1は,麺生地12が載置される作業台2と,作業台2上の麺生地12を上から押圧して捏練を行なうロボットからなる押圧機構(捏練機構)3と,ロボット制御盤4と,ロボット制御装置5と,温水制御装置6と,を備えている。
操作者は,ロボット制御盤4により,押圧機構3の制御について操作を行なうことができる。ロボット制御盤4は,有線又は無線によりロボット制御装置5に接続されており,操作者がロボット制御盤4の制御プログラムを設定することにより,その指示内容がロボット制御装置5に転送されるようになっている。ロボット制御装置5は,その指示内容にしたがって,押圧機構3(特に,後述するロボットアーム部7及び押圧部8)の動く速さや範囲などの制御を行なう。
図1から図6に示すように,押圧機構3は,ロボットアーム部7と,当該ロボットアーム部7の先端に取り付けられた押圧部8と,を備えている。これら一連の部材については,通常,テフロン(登録商標)等の被覆部材で覆うことにより,機械部分と麺生地部分の直接的な接所を避けて用いる構成とすることができる(不図示)。
ロボットアーム部7は,基台7aと,基台7aの上に水平旋回可能に設けられた旋回ベース7bと,一端が旋回ベース7bに回動可能に軸支された第1アーム7cと,一端が第1アーム7cの他端に回動可能に軸支された第2アーム7dと,を備えている。これらの構成により,ロボットアーム部7の先端を,前後左右そして上下に動かすことができるようになっている。
ロボットアーム部7は,基台7aと,基台7aの上に水平旋回可能に設けられた旋回ベース7bと,一端が旋回ベース7bに回動可能に軸支された第1アーム7cと,一端が第1アーム7cの他端に回動可能に軸支された第2アーム7dと,を備えている。これらの構成により,ロボットアーム部7の先端を,前後左右そして上下に動かすことができるようになっている。
図1から図8に示すように,押圧部8は,第2アーム7dの他端(ロボットアーム部7の先端)に,前後回動可能に取り付けられた左右一対のシリンダ部8aと,当該左右一対のシリンダ部8aのシリンダ8cの先端にそれぞれ固着された左右一対の押圧部材8bと,を備えている。ここで,左右一対のシリンダ部8aは,一体となって,その中心軸の周りに旋回することができるようになっている。
図5,図7,図8に示すように,シリンダ部8aには圧空配管9が接続されている。この圧空配管9を通じ圧力を制御することにより,シリンダ8cを上下に駆動させて,押圧部材8bを上下動させることができるようになっている。このように,左右一対の押圧部材8bを設けることが好ましい。この構成により,左右一対の押圧部材8bを,人の足のように左右交互に上下動させて麺生地を押圧することが可能となり,両足で細かく踏む作業を繰り返して麺生地に不規則なヨレを与えるという,讃岐うどんの製造方法の本質に限りなく近づけることができ,かつ,讃岐うどんと同様のコシを与えることが可能となる。なお,左右一対の押圧部材8bのうち一方の押圧部材8bのみを上下動させることによって麺生地を押圧してもよい。
図5,図7,図8に示すように,シリンダ部8aには圧空配管9が接続されている。この圧空配管9を通じ圧力を制御することにより,シリンダ8cを上下に駆動させて,押圧部材8bを上下動させることができるようになっている。このように,左右一対の押圧部材8bを設けることが好ましい。この構成により,左右一対の押圧部材8bを,人の足のように左右交互に上下動させて麺生地を押圧することが可能となり,両足で細かく踏む作業を繰り返して麺生地に不規則なヨレを与えるという,讃岐うどんの製造方法の本質に限りなく近づけることができ,かつ,讃岐うどんと同様のコシを与えることが可能となる。なお,左右一対の押圧部材8bのうち一方の押圧部材8bのみを上下動させることによって麺生地を押圧してもよい。
図3,図5から図8に示すように,押圧部材8bは,長手方向の下面に押圧面を有する長手状部材からなる。図9に示すように,押圧部材8bは,長手方向と直交する断面の形状が非対称であって,押圧面が,水平面を基準として内側よりも外側に向けてなだらかな角度で傾斜していることが好ましい。この好ましい構成によれば,麺生地12を押圧する際に,効率的に当該麺生地12を広げながら押圧することが可能となり,麺生地12の生産性ならびに質を向上させることが可能となる。
以上の構成を備えた押圧機構3により,きめ細やかな人の足の上下の動きを再現することが可能となる。
図4,図5,図8に示すように,押圧部材8bには温水循環配管(温水流入口)10が接続されている。また,押圧部材8bには,温水循環路11が設けられている。そして,温水制御装置6内の温水が,温水循環配管10を通じて温水循環路11に流れ込み,これにより,押圧部材8bを温めることができるようになっている。また,押圧部材8bを温めた後の温水は,温水循環配管10を通じて温水制御装置6に戻り,そこで温められて再利用される。なお,温水制御装置6内の温水は,約34から約40℃の温度に設定されている。以上により,熱付与機構が構成されている。
以上,説明した本実施の形態のうどん製造装置1の構成によれば,麺生地に人肌程度の温度の熱を与えながら,当該麺生地を押圧することが可能となる。すなわち,本実施の形態のうどん製造装置1の構成によれば,作製された麺生地を足で踏んで練り上げるという手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に近づけることによって,手打ち讃岐うどんのコシを再現することが可能なうどん製造装置を提供することができる。
次に,本発明の実施の形態1におけるうどん製造装置の使用方法について説明する。
まず,図3から図5に示すように,小麦粉に食塩と水を混ぜ合わせて作製された麺生地12を,振った作業台2の上に載せる。この際,打ち粉(コーンスターチ)を振った麺生地を用いてもよい。なお,図3,図5に示すように,麺生地12の上には,衛生を保つために,例えば,ポリ塩化ビリニデン(PVDC)フィルム13等が被せられる。
次いで,ロボット制御盤4を操作する。これにより,ロボット制御装置5が,ロボット制御盤4の指示内容にしたがって,ロボットアーム部7及び押圧部材8の動く速さや範囲などの制御を行なう。そして,シリンダ部8aが第2アーム7dの他端(ロボットアーム部7の先端)で旋回しながら,シリンダ8cが上下運動し,押圧部材8bの旋回かつ上下動により,きめ細やかな人の足の上下の動きが再現される。また,温水制御装置6内の温水(約34から約40℃)が,温水循環配管10を通じて温水循環路11に流れ込み,これにより,押圧部材8bが温められる。押圧部材8bを温めた後の温水は,温水循環配管10を通じて温水制御装置6に戻り,そこで温められて再利用される。
これにより,麺生地に人肌程度の温度を与えながら,当該麺生地を押圧することが可能となる。すなわち,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に近づけることによって,手打ち讃岐うどんのコシを再現することが可能となる。
次いで,ロボット制御盤4を操作する。これにより,ロボット制御装置5が,ロボット制御盤4の指示内容にしたがって,ロボットアーム部7及び押圧部材8の動く速さや範囲などの制御を行なう。そして,シリンダ部8aが第2アーム7dの他端(ロボットアーム部7の先端)で旋回しながら,シリンダ8cが上下運動し,押圧部材8bの旋回かつ上下動により,きめ細やかな人の足の上下の動きが再現される。また,温水制御装置6内の温水(約34から約40℃)が,温水循環配管10を通じて温水循環路11に流れ込み,これにより,押圧部材8bが温められる。押圧部材8bを温めた後の温水は,温水循環配管10を通じて温水制御装置6に戻り,そこで温められて再利用される。
これにより,麺生地に人肌程度の温度を与えながら,当該麺生地を押圧することが可能となる。すなわち,手打ち讃岐うどんの製造方法の本質に近づけることによって,手打ち讃岐うどんのコシを再現することが可能となる。
なお,本実施の形態においては,シリンダ8cを上下運動させることにより,人の足の上下の動きを再現するようにしているが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば,ロボットアーム部7の先端を上下運動させることにより,人の足の上下の動きを再現するようにしてもよい。
また,本実施の形態においては,左右一対の押圧部材8bを備える場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。押圧部材は,単一の部材であってもよく,3つ以上の部材からなっていてもよい。
[麺生地しわ防止シートの概要]
本発明のうどん製造装置を用いて麺生地の押圧を行なう際には,麺生地しわ防止シートを用いることが好ましい。これにより,麺生地を押圧した際のしわの発生を防止することが可能となり,麺生地の捏練作業を効果的に行うことができるという効果が得られる。
麺生地しわ防止シートは,麺生地を覆い,かつ,当該麺生地へ可逆的に粘着する軟性シートと,この軟性シートに一定の張力を付与する張力付与手段と,を構成要素とする。これにより,麺生地が押圧された際,麺生地に粘着している軟性シートが張力付与手段によって引っ張られて,押圧された部分の麺生地のしわが自然に伸びていくことになる。
軟性シートは,麺生地を覆い,かつ,押圧部材による複数の押圧でも破れない程度の頑健性,ならびに麺生地に可逆的に密着可能な程度の柔らかさを有する限り特に限定する必要はなく,種々の素材・形状のものを採用することができる。このような軟性シートとして,正方形状や円状のポリ塩化ビニールシートが挙げられる
張力付与手段は,軟性シートに一定の重量を与えることが可能な限り特に限定する必要はなく,種々の構成を採用することができ,例えば,軟性シートの外縁に重りとなるような部材を設けるなどが挙げられる。張力付与手段は,軟性シートの外縁に固定された枠状の錘であることが好ましい。この好ましい構成によれば,軟性シートが均一に引っ張られることとなり,麺生地に生じたしわを効率的に伸ばすことができるとともに,麺生地しわ防止シートの取扱い性を向上させることもできる。
本発明のうどん製造装置を用いて麺生地の押圧を行なう際には,麺生地しわ防止シートを用いることが好ましい。これにより,麺生地を押圧した際のしわの発生を防止することが可能となり,麺生地の捏練作業を効果的に行うことができるという効果が得られる。
麺生地しわ防止シートは,麺生地を覆い,かつ,当該麺生地へ可逆的に粘着する軟性シートと,この軟性シートに一定の張力を付与する張力付与手段と,を構成要素とする。これにより,麺生地が押圧された際,麺生地に粘着している軟性シートが張力付与手段によって引っ張られて,押圧された部分の麺生地のしわが自然に伸びていくことになる。
軟性シートは,麺生地を覆い,かつ,押圧部材による複数の押圧でも破れない程度の頑健性,ならびに麺生地に可逆的に密着可能な程度の柔らかさを有する限り特に限定する必要はなく,種々の素材・形状のものを採用することができる。このような軟性シートとして,正方形状や円状のポリ塩化ビニールシートが挙げられる
張力付与手段は,軟性シートに一定の重量を与えることが可能な限り特に限定する必要はなく,種々の構成を採用することができ,例えば,軟性シートの外縁に重りとなるような部材を設けるなどが挙げられる。張力付与手段は,軟性シートの外縁に固定された枠状の錘であることが好ましい。この好ましい構成によれば,軟性シートが均一に引っ張られることとなり,麺生地に生じたしわを効率的に伸ばすことができるとともに,麺生地しわ防止シートの取扱い性を向上させることもできる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2における,うどん製造装置に用いられる麺生地しわ防止シートの構成について,図10をも参照しながら説明する。
本発明の実施の形態2における,うどん製造装置に用いられる麺生地しわ防止シートの構成について,図10をも参照しながら説明する。
図10は,本発明の実施の形態2における麺生地しわ防止シートの構成を示す斜視図である。
図10に示すように,本実施の形態の麺生地しわ防止シート14は,麺生地を覆い,かつ,当該麺生地へ可逆的に粘着する矩形状の軟性シート15と,軟性シート15の外縁に固定され,当該軟性シート15に一定の張力を付与する矩形枠状の錘16と,を備えている。ここで,矩形枠状の錘16は,複数の結束バンド17を介して軟性シート15の外縁に固定されている。そして,麺生地しわ防止シート14を,作業台2上の麺生地12(図3から図5参照)に載せた後,当該麺生地12を押圧して捏練が行なわれる。この場合,麺生地12が押圧された際に,麺生地12に粘着している軟性シート15が矩形枠状の錘16によって引っ張られて,押圧された部分の麺生地12のしわが自然に伸びていく。
なお,実施の形態2においては,矩形状の軟性シート15と,矩形枠状の錘16と,を備えた麺生地しわ防止シート14を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば,図11に示すように,円形状の軟性シート19と,軟性シート19の外縁に固定された円環枠状の錘20と,を備えた麺生地しわ防止シート18であってもよい。
また,本実施の形態においては,張力付与手段が,軟性シート15の外縁に固定された枠状の錘16である場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば,図12に示すように,張力付与手段は,軟性シート15の対向する二辺に固定された棒状の錘22であってもよい。このような構成とすることにより,コンパクトに収納することが可能な麺生地しわ防止シート21を提供することができる。
また,本実施の形態においては,張力付与手段が,軟性シート15の外縁に固定された枠状の錘16である場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば,図12に示すように,張力付与手段は,軟性シート15の対向する二辺に固定された棒状の錘22であってもよい。このような構成とすることにより,コンパクトに収納することが可能な麺生地しわ防止シート21を提供することができる。
図13に,実施の形態2の麺生地しわ防止シートを用いた場合の麺生地の様子を,図14に,通常の軟性シートを用いた場合の麺生地の様子を示す。
図14のEは,麺生地が通常の軟性シートに覆われている様子を示している。これを本発明のうどん製造装置により押圧作業を行うと,図14のFやGに示すように,しわができてしまう。図14のHは,押圧作業終了後,軟性シートを取り除いた後の麺生地の様子を示したものであるが,しわが残ったままであることが確認できる。
一方,図13のAは,麺生地が本実施の形態に示す麺生地しわ防止シートに覆われている様子を示している。これを本発明のうどん製造装置により押圧作業を行うと,図13のBやCに示すように,しわができるものの,通常の軟性シートの場合と比較するとそれが伸びている様子が分かる。また,図13のDは,麺生地しわ防止シートを取り除いた後の麺生地の様子を示すが,若干のしわが残っているものの,通常の軟性シートを用いた場合と比較するとしわが伸びていることが分かる。このように,実施の形態2の麺生地しわ防止シート14を用いた場合には,通常の軟性シートを用いた場合と比較して,麺生地のしわが極めて少なくなっている様子が確認できる。
図14のEは,麺生地が通常の軟性シートに覆われている様子を示している。これを本発明のうどん製造装置により押圧作業を行うと,図14のFやGに示すように,しわができてしまう。図14のHは,押圧作業終了後,軟性シートを取り除いた後の麺生地の様子を示したものであるが,しわが残ったままであることが確認できる。
一方,図13のAは,麺生地が本実施の形態に示す麺生地しわ防止シートに覆われている様子を示している。これを本発明のうどん製造装置により押圧作業を行うと,図13のBやCに示すように,しわができるものの,通常の軟性シートの場合と比較するとそれが伸びている様子が分かる。また,図13のDは,麺生地しわ防止シートを取り除いた後の麺生地の様子を示すが,若干のしわが残っているものの,通常の軟性シートを用いた場合と比較するとしわが伸びていることが分かる。このように,実施の形態2の麺生地しわ防止シート14を用いた場合には,通常の軟性シートを用いた場合と比較して,麺生地のしわが極めて少なくなっている様子が確認できる。
1 うどん製造装置
2 作業台
3 押圧機構(ロボット)
4 ロボット制御盤
5 ロボット制御装置
6 温水制御装置
7 ロボットアーム部
7a 基台
7b 旋回ベース
7c 第1アーム
7d 第2アーム
8 押圧部
8a シリンダ部
8b 押圧部材
9 圧空配管
10 温水循環配管
11 温水循環路
12 麺生地
13 ポリ塩化ビリニデン(PVDC)フィルム
14,18 麺生地しわ防止シート
15,19 軟性シート
16 矩形枠状の錘(張力付与手段)
17 結束バンド
20 円環枠状の錘(張力付与手段)
21 棒状の錘
2 作業台
3 押圧機構(ロボット)
4 ロボット制御盤
5 ロボット制御装置
6 温水制御装置
7 ロボットアーム部
7a 基台
7b 旋回ベース
7c 第1アーム
7d 第2アーム
8 押圧部
8a シリンダ部
8b 押圧部材
9 圧空配管
10 温水循環配管
11 温水循環路
12 麺生地
13 ポリ塩化ビリニデン(PVDC)フィルム
14,18 麺生地しわ防止シート
15,19 軟性シート
16 矩形枠状の錘(張力付与手段)
17 結束バンド
20 円環枠状の錘(張力付与手段)
21 棒状の錘
Claims (16)
- 麺生地を練り上げて捏練を行なう捏練機構を備えたうどん製造装置であって,
前記捏練機構が,押圧部材を備え,前記麺生地を上から押圧して捏練を行なう押圧機構であることを特徴とするうどん製造装置。 - 前記押圧機構が,ロボットアーム部をさらに備え,当該ロボットアーム部の先端に前記押圧部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のうどん製造装置。
- 前記ロボットアーム部が,基台と,前記基台の上に水平旋回可能に設けられた旋回ベースと,一端が前記旋回ベースに回動可能に軸支された第1アームと,一端が前記第1アームの他端に回動可能に軸支された第2アームと,を備えたことを特徴とする請求項2に記載のうどん製造装置。
- 前記押圧部材が,シリンダ部を介して前記ロボットアームの先端に取り付けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のうどん製造装置。
- 前記シリンダ部が左右一対に設けられ,各シリンダ部のシリンダの先端にそれぞれ前記押圧部材が固着されていることを特徴とする請求項4に記載のうどん製造装置。
- 前記シリンダ部が,その中心軸の周りに旋回可能に設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載のうどん製造装置。
- 左右一対の前記押圧部材が交互に上下に動いて麺生地を押圧することを特徴とする請求項5又は6に記載のうどん製造装置。
- 前記押圧部材が,長手方向の下面に押圧面を有する長手状部材からなり,長手方向と直交する断面の形状が非対称であって,前記押圧面が,水平面を基準として内側よりも外側に向けてなだらかな角度で傾斜していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のうどん製造装置。
- 前記麺生地に所定の温度の熱を付与する熱付与機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のうどん製造装置。
- 前記熱付与機構によって前記麺生地に付与される熱の温度が34から40℃であることを特徴とする請求項9に記載のうどん製造装置。
- 前記熱付与機構が,温水を循環させて熱を付与する温水循環式の熱付与機構であることを特徴とする請求項9又は10に記載のうどん製造装置。
- 前記押圧部材が,温水流入口と温水循環路とを有することを特徴とする請求項11に記載のうどん製造装置。
- 請求項1から12のいずれか1項に記載のうどん製造装置において用いられ,軟性シートと,前記軟性シートに一定の張力を付与する張力付与手段と,を備えた麺生地しわ防止シート。
- 前記張力付与手段が,前記軟性シートの外縁に固定された枠状の錘であることを特徴とする請求項13に記載の麺生地しわ防止シート。
- 請求項1から12のいずれか1項に記載のうどん製造装置を用いたうどんの製造方法であって,
軟性シートと,前記軟性シートに一定の張力を付与する張力付与手段と,を備えた麺生地しわ防止シートを前記麺生地に載せた後,当該麺生地を押圧して捏練を行なうことを特徴とするうどんの製造方法。 - 前記張力付与手段が,前記軟性シートの外縁に固定された枠状の錘であることを特徴とする請求項15に記載のうどんの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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CN110026985A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-07-19 | 北京鲲鹏神通科技有限公司 | 面馆机器人控制系统 |
KR20220073596A (ko) * | 2020-11-26 | 2022-06-03 | 주식회사 로보터블 | 누들음식 조리용 다관절 협동로봇과 이를 이용하는 누들음식 조리 시스템 및 방법 |
-
2014
- 2014-08-21 JP JP2014168203A patent/JP2016027791A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20220073602A (ko) * | 2020-11-26 | 2022-06-03 | 주식회사 뉴로메카 | 멀티 그리퍼 및 이를 이용하는 다관절 협동로봇 |
KR102557727B1 (ko) * | 2020-11-26 | 2023-07-24 | 주식회사 로보터블 | 누들음식 조리용 다관절 협동로봇과 이를 이용하는 누들음식 조리 시스템 및 방법 |
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