JP2016025767A - 磁石埋込型ロータの製造方法 - Google Patents

磁石埋込型ロータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遠心力によってコアが変形してしまうのを抑制する技術を提供する。
【解決手段】ロータ1は、永久磁石収容孔6を有するコア3と、永久磁石収容孔6に収容されて周方向に互いに離れて配置された2つの永久磁石4と、先太り状に形成された一対の頭部20(端部)と、一対の頭部20の間の中間部21と、を有するブリッジ5(連結部材)と、を備える。永久磁石収容孔6の内壁面6aには、外周側に開口すると共に内周側に向かって末広がりの内周側窪み9と、内周側に開口すると共に外周側に向かって末広がりの外周側窪み10が形成されている。ロータ1の製造方法は、ブリッジ5の一方の頭部20を内周側窪み9に挿入し、他方の端部を外周側窪み10に挿入する挿入ステップ(S110)と、中間部21を屈曲させる屈曲ステップ(S120)と、を含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、磁石埋込型ロータの製造方法に関する。
この種の技術として、特許文献1は、鋼板を積層して成る本体部に永久磁石を埋め込んだ回転子を備えた埋込磁石モータを開示している。詳しくは、本体部に永久磁石用孔を形成し、永久磁石用孔内に2つの永久磁石を配置し、永久磁石用孔の内周側及び外周側の両面を機械的に連結するブリッジを2つの永久磁石の間に配置している。この構成によれば、遠心力の作用により永久磁石用孔が変形してしまうのを回避できるとしている。
上記の回転子では、ブリッジの両端に形成した係止部を、本体部が有する嵌合孔に夫々嵌め込むことで、永久磁石用孔の内周側及び外周側の両面を機械的に連結している。
特開2009−201269号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、嵌合孔の内面と係止部との間に若干の隙間が存在しているので、永久磁石用孔が遠心力で変形してしまう余地が残されていた。
本発明の目的は、遠心力によってコアが変形してしまうのを抑制する技術を提供することにある。
本願発明の観点によれば、永久磁石収容孔を有するコアと、前記永久磁石収容孔に収容されて周方向に互いに離れて配置された2つの永久磁石と、先太り状に形成された一対の端部と、前記一対の端部の間の中間部と、を有する連結部材と、を備え、前記永久磁石収容孔の内壁面には、外周側に開口すると共に内周側に向かって末広がりの内周側窪みと、内周側に開口すると共に外周側に向かって末広がりの外周側窪みが形成されている、磁石埋込型ロータの製造方法であって、前記連結部材の一方の端部を前記内周側窪みに挿入し、他方の端部を前記外周側窪みに挿入する挿入ステップと、前記中間部を屈曲させる屈曲ステップと、を含む、磁石埋込型ロータの製造方法が提供される。以上の方法によれば、前記コアと前記連結部材の間の径方向における隙間が消失するので、前記永久磁石収容孔よりも外周側の外周側コア部分が遠心力により外周側へ変位してしまうのを効果的に抑制することができる。
本発明によれば、前記コアと前記連結部材の間の径方向における隙間が消失するので、前記永久磁石収容孔よりも外周側の外周側コア部分が遠心力により外周側へ変位してしまうのを効果的に抑制することができる。
ロータの部分平面図である。 図1のA部拡大図であって、ロータの回転前の状態を示す図である。 図1のA部拡大図であって、ロータの回転後の状態を示す図である。 ロータの製造フローである。 ロータの部分平面図であって、ブリッジの屈曲前の状態を示す図である。 ロータの部分平面図であって、ブリッジの屈曲後の状態を示す図である。
図1には、ロータ1(回転子、磁石埋込型ロータ)の一部を示している。即ち、一般的にロータ1は複数の磁極部分2から構成されており、図1にはそのうちの1つの磁極部分2のみを示している。図1に示すように、磁極部分2は、電磁鋼板の積層体から成るコア3と、2つの永久磁石4と、2つのブリッジ5(連結部材)とを備える。
コア3は、内周面3aと外周面3bと複数の永久磁石収容孔6を有する。図1に示すように、1つの磁極部分2に1つの永久磁石収容孔6が形成されている。永久磁石収容孔6は、内周側に凸となるU字状に形成されており、ブリッジ収容空間7と2つの磁石収容空間8を有する。2つの磁石収容空間8は、周方向において互いに離れた空間であって、径方向に沿って細長く形成されている。ブリッジ収容空間7は、2つの磁石収容空間8を連結する空間であって、2つの磁石収容空間8の内周端同士を連結している。
永久磁石収容孔6の内壁面6aには、2つの内周側窪み9と2つの外周側窪み10が形成されている。詳しくは、永久磁石収容孔6の内壁面6aのうち、ブリッジ収容空間7の内周側を区画する内周側内壁面11に2つの内周側窪み9が形成されており、ブリッジ収容空間7の外周側を区画する外周側内壁面12に2つの外周側窪み10が形成されている。2つの内周側窪み9と2つの外周側窪み10は、ブリッジ収容空間7を挟んで略線対称に形成されている。
図2には、図1のA部を拡大して示している。図2に示すように、各外周側窪み10は、内周側に開口すると共に外周側に向かって末広がりとなるように形成されている。従って、コア3は、径方向において、1つの外周側窪み10とブリッジ収容空間7によって挟まれる一対の外周側爪部分13を有する。
図1に戻り、各内周側窪み9は、外周側に開口すると共に内周側に向かって末広がりとなるように形成されている。従って、コア3は、径方向において、1つの内周側窪み9とブリッジ収容空間7によって挟まれる一対の内周側爪部分14を有する。
2つの永久磁石4は、永久磁石収容孔6の2つの磁石収容空間8に夫々収容されている。2つの永久磁石4は、同極同士が周方向において向かい合うように配置されている。
2つのブリッジ5は、内周側コア部分15と外周側コア部分16を連結するものであって、例えばSUS304などの非磁性体材料によって構成されている。ここで、内周側コア部分15は、コア3のうち永久磁石収容孔6よりも内周側の部分を意味し、外周側コア部分16は、コア3のうち永久磁石収容孔6よりも外周側の部分を意味する。外周側コア部分16は、2つの肉薄部17を介して内周側コア部分15と連結している。2つの肉薄部17は、夫々、2つの磁石収容空間8と外周面3bの間の部分である。2つの肉薄部17は、平面視で極力薄くなるように形成されている。従って、ロータ1が回転して外周側コア部分16に遠心力が作用すると、2つの肉薄部17が変形して外周側コア部分16が外周側に変位してしまう。外周側コア部分16が外周側に変位すると、コア3の外周面3bが外周側に膨らみ出て、コア3が図示しないステータと接触してしまう虞がある。そこで、2つのブリッジ5は、ロータ1が回転して外周側コア部分16に遠心力が作用しても、外周側コア部分16が外周側に変位してしまうことがないように、内周側コア部分15と外周側コア部分16を連結している。
具体的には、各ブリッジ5は、先太り状に形成された一対の頭部20(端部)と、一対の頭部20の間の中間部21と、を有している。そして、図1及び図2に示すように、径方向で対向する内周側窪み9と外周側窪み10に、各ブリッジ5の2つの頭部20を夫々挿入する。内周側窪み9に挿入された頭部20は、ブリッジ5を外周側へ引っ張っても内周側窪み9から抜け出ることはない。同様に、外周側窪み10に挿入された頭部20は、ブリッジ5を内周側へ引っ張っても外周側窪み10から抜け出ることはない。この構成により、2つのブリッジ5は、ロータ1が回転して外周側コア部分16に遠心力が作用しても、外周側コア部分16が外周側に変位してしまうことがないように、内周側コア部分15と外周側コア部分16を連結している。
しかしながら、製造コスト上の理由により、図2に示すように、コア3とブリッジ5の間には、径方向の隙間gが存在している。具体的には、隙間gは、コア3の各外周側爪部分13とブリッジ5の頭部20との間における径方向の隙間である。この種の隙間gは、コア3の各内周側爪部分14とブリッジ5の頭部20との間においても同様に存在している。そして、これらの隙間gの存在により、ロータ1が回転して外周側コア部分16に遠心力が作用すると、図3に示すように、外周側コア部分16は隙間gの分だけ外周側に変位してしまう。
そこで、本願発明者は、上記の隙間gを消失させる製造フローを考案した。図4に、その製造フローを示す。先ず、各永久磁石収容孔6の2つの磁石収容空間8に2つの永久磁石4を夫々挿入して取り付ける(S100)。次に、各永久磁石収容孔6のブリッジ収容空間7に2つのブリッジ5を挿入して取り付ける(S110)。図1に示すように、2つのブリッジ5は、周方向において、2つの永久磁石4の間に配置される。次に、2つのブリッジ5の中間部21を屈曲させる(S120)。具体的には、図5及び図6に示すように、各ブリッジ5の中間部21を2つの固定パンチ22と1つの可動パンチ23で挟み込み、可動パンチ23を中間部21へ向かって図示しないアクチュエータを用いて変位させることで、各ブリッジ5の中間部21を屈曲させる。以上の方法によれば、各ブリッジ5の2つの頭部20間の距離が短くなるので、上記の隙間gが消失し、ロータ1が回転して外周側コア部分16に遠心力が作用したときに、外周側コア部分16が外周側に変位してしまうことを効果的に抑制することができる。
以上に説明した実施形態は、以下の特長を有する。
ロータ1は、永久磁石収容孔6を有するコア3と、永久磁石収容孔6に収容されて周方向に互いに離れて配置された2つの永久磁石4と、先太り状に形成された一対の頭部20(端部)と、一対の頭部20の間の中間部21と、を有するブリッジ5(連結部材)と、を備える。永久磁石収容孔6の内壁面6aには、外周側に開口すると共に内周側に向かって末広がりの内周側窪み9と、内周側に開口すると共に外周側に向かって末広がりの外周側窪み10が形成されている。ロータ1の製造方法は、ブリッジ5の一方の頭部20を内周側窪み9に挿入し、他方の端部を外周側窪み10に挿入する挿入ステップ(S110)と、中間部21を屈曲させる屈曲ステップ(S120)と、を含む。以上の方法によれば、コア3とブリッジ5の間の径方向における隙間gが消失するので、永久磁石収容孔6よりも外周側の外周側コア部分16が遠心力により外周側へ変位してしまうのを効果的に抑制することができる。
以上に、本願発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は以下のように変更できる。
上記実施形態において磁極部分2は、2つのブリッジ5を備えることとしたが、これに代えて、ブリッジ5を1つのみ備えていてもよいし、3つ以上のブリッジ5を備えていてもよい。
1 ロータ
2 磁極部分
3 コア
4 永久磁石
5 ブリッジ
6 永久磁石収容孔
6a 内壁面
9 内周側窪み
10 外周側窪み
15 内周側コア部分
16 外周側コア部分
20 頭部
21 中間部
g 隙間

Claims (1)

  1. 永久磁石収容孔を有するコアと、
    前記永久磁石収容孔に収容されて周方向に互いに離れて配置された2つの永久磁石と、
    先太り状に形成された一対の端部と、前記一対の端部の間の中間部と、を有する連結部材と、
    を備え、
    前記永久磁石収容孔の内壁面には、外周側に開口すると共に内周側に向かって末広がりの内周側窪みと、内周側に開口すると共に外周側に向かって末広がりの外周側窪みが形成されている、
    磁石埋込型ロータの製造方法であって、
    前記連結部材の一方の端部を前記内周側窪みに挿入し、他方の端部を前記外周側窪みに挿入する挿入ステップと、
    前記中間部を屈曲させる屈曲ステップと、
    を含む、
    磁石埋込型ロータの製造方法。
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