JP2016025391A - 記録装置、記録方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画素数やデータレートなどが異なる動画を同時に記録しているときに、一方の記録が停止された場合にも、動画の編集点の設定が可能な状態にできるようにする。【解決手段】同時記録モードにおいて、記録停止の指示がある前に、メイン動画またはプロキシの動画ファイルの記録が異常終了した場合に、まず、正常に復号可能な最終のGOPまでのフレームを残すように、異常終了した動画ファイルを修復する。そして、正常に記録が終了した動画ファイルの記録時間長を、異常終了した修復後の動画ファイルの記録時間長に編集する。【選択図】図1

Description

本発明は、特に、同時記録を行うために用いて好適な記録装置、記録方法及びプログラムに関する。
従来、動画信号や音声信号を記録媒体に記録する記録装置が知られている。近年では、フルHDや4Kなどの高精細、且つ高フレームレートの動画を撮影して記録することが可能な装置も登場している。このような高精細な動画はデータ量も大きいため、高精細な動画を編集する場合は、高性能なCPUや、大容量のメモリ等を備えた編集装置、或いは、家庭用のパーソナルコンピュータ(PC)などが必要になる。
そこで、画面サイズやデータレートなどが低い編集用の動画(以下、プロキシ)を用いて編集を行うことが考えられている。プロキシを用いて編集する場合には、プロキシを再生しながらユーザにより編集点(イン点及びアウト点)を指定する。そして、このようにプロキシを用いて設定したイン点及びアウト点の情報を元に、高精細な動画の編集を行う。
一方、放送現場などでは、家庭用の撮影に比べ、記録した動画信号に対して非常に高い信頼性が求められる。そこで、業務用途で用いるビデオカメラでは、複数の記録媒体に対して同一の動画を同時に記録する機能を有するものがある。この様に、複数の記録媒体に同じ動画を記録しておくことにより、一部の記録媒体に記録された動画が正しく再生されない場合や一部の記録媒体を紛失した場合であっても、他の記録媒体から同じ動画を再生することができる。
また、動画の記録中に、記録媒体への書き込みに不良が生じたり、記録中に記録媒体を取り出したりすることによって記録が正常に終了しない場合に、修復を行う技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−115857号公報
前述したように、プロキシを用いることにより、簡単に編集点を決めることができる。しかし、元の高精細な動画からプロキシを生成するためには、記録した高精細な動画を再生し、画面サイズやデータレートなどを低くする処理が必要となる。
そこで、高精細な動画(以下、メイン動画)の撮影中に、並行してプロキシを生成して記録することが考えられる。このようにメイン動画とプロキシとを同時に記録すると、一方の記録が正常に終了しない場合もあり得る。この場合、正常に記録している方はそのまま記録を継続するが、異常終了した方はその時点で記録が終了してしまうため、同時に記録が開始されたメイン動画とプロキシとで記録時間長が異なってしまう。例えば、メイン動画の記録が異常終了となり、メイン動画の時間長がプロキシより短い場合は、プロキシを用いてユーザが編集点を指定すると、メイン動画に存在しない編集点を指定してしまう可能性がある。そのため、プロキシを用いた編集ができないという問題があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、画素数やデータレートなどが異なる動画を同時に記録しているときに、一方の記録が停止された場合にも、動画の編集点の設定が可能な状態にできるようにすることを目的としている。
本発明に係る記録装置は、撮像手段と、前記撮像手段により得られた動画データを用いて、第1の動画データと、前記第1の動画データよりも画素数が少ない第2の動画データとを生成する生成手段と、前記第1の動画データを含む第1の動画ファイルと、前記第2の動画データを含む第2の動画ファイルとを記録媒体に記録する記録手段と、記録開始の指示に応じて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとを同時に記録し、記録停止の指示に応じて同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録を停止するように、前記記録手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの一方の記録が停止した場合、前記一方の動画ファイルと他方の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように、前記他方の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、同時に記録された動画の一方の記録が先に停止した場合にも、動画の編集点の設定が可能な状態にすることができる。
実施形態におけるビデオカメラの構成例を示すブロック図である。 同時記録モードが設定された状態における記録処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるファイルの修復及び編集処理の一例を示すフローチャートである。 マーカファイルの記録状態を説明するための図である。 ファイルの修復及び編集処理の概要を説明するための図である。 第2の実施形態におけるファイルの修復及び編集処理の一例を示すフローチャートである。 プロキシの動画ファイルが修復された後の各記録媒体の状態を説明するための図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態における記録装置であるビデオカメラ100の構成例を示すブロック図である。なお、ビデオカメラ100は、MP4フォーマットに従い、撮像部101を介して入力された動画信号、及び音声入力部106を介して入力された音声信号を記録する。また、ビデオカメラ100は、これらの記録フォーマット以外の記録方式に従って動画信号や音声信号を記録する構成でもよい。
図1において、撮像部101は、被写体を撮像し、被写体を示す動画信号を生成して出力する。撮像部101は、ズームレンズやフォーカスレンズ等の光学系、CMOS等のイメージセンサ、アイリス、生成したアナログの動画信号をデジタル信号に変換するAD変換器、撮影された動画に必要な処理を施す処理回路等を含む。また、撮像部101は、最大で横1920画素×縦1080画素であって60フレームの動画信号を出力する。
メモリ102は、撮像部101から出力された動画信号、及びその他のデータを記憶する。第1信号処理部103及び第2信号処理部104は、それぞれ、撮像部101にて生成された動画信号に対して、MPEG等の公知の符号化方式に従う符号化処理を施し、その情報量を圧縮した動画データを生成する。また、第1信号処理部103及び第2信号処理部104は、音声入力部106より入力された音声信号に対し、AACなどの公知の符号化処理を施した音声データを生成する。また、第2信号処理部104は、後述する同時記録モードにおいて、撮像部101から出力された動画信号の画素数を減らし、プロキシデータに対応した画素数の動画信号に変換する。
ここで、第1信号処理部103及び第2信号処理部104は、同時に(並行に)動作することが可能である。また、第1信号処理部103及び第2信号処理部104はそれぞれ、独立のハードウェア(ASIC)として構成することが可能であり、或いは、一つのハードウェアとして構成することも可能である。更に、第1信号処理部103及び第2信号処理部104をソフトウェアの処理により実現することも可能である。
また、再生モードにおいて、ビデオカメラ100は、記録された動画ファイルや静止画ファイルを再生することができる。さらに、それら画像ファイルのサムネイル画像を表示したインデックス画面により、再生したい画像ファイルを選択できるようにインデックス画面を表示部105に表示することが可能である。
第1信号処理部103及び第2信号処理部104は、制御部108からサムネイル画像を生成する指示があった場合に、記録されている動画ファイルのサムネイル画像を生成する。MP4ファイルの場合は、動画ファイル内に格納しているサムネイル画像データを復号することによりサムネイル画像を生成する。そして、ユーザが操作部107を操作することにより、サムネイル画像を含むインデックス画面にて再生したい画像ファイルが選択された場合は、それに対応する動画ファイルが再生される。
表示部105は、制御部108からの指示に従い、動画や、各種の情報を表示する。表示部105は液晶パネル等、公知の表示装置を含む。制御部108は、マイクロコンピュータ(CPU)やその他必要なメモリを有し、メモリ102に記憶されたプログラムに従い、操作部107からの指示に応じてビデオカメラ100の各部の動作を制御する。操作部107は、電源スイッチ、動画像の撮影開始、停止を指示するトリガスイッチ、静止画撮影スイッチ、ズームスイッチ、再生スイッチ、メニュースイッチ等の各種のスイッチを備える。なお、操作部107の一部はタッチパネルで構成され、表示部105に装着されるようにしてもよい。
第1記録再生部109は、制御部108からの指示に従い、第1の記録媒体112に対して動画データや各種のデータを記録し、また、制御部108からの指示に従い、記録されている動画データを読み出す。第2記録再生部110は、制御部108からの指示に従い、第2の記録媒体113に対して動画データや各種のデータを記録し、また、制御部108からの指示に従い、記録されている動画データを読み出す。
ここで、第1記録再生部109及び第2記録再生部110は、FAT(File Allocation Table)等の公知のファイルシステムに従うものとする。そして、それぞれ第1の記録媒体112及び第2の記録媒体113に記録した動画データや静止画データ、各種のデータをファイルとして管理する。第1の記録媒体112及び第2の記録媒体113は、例えば、メモリカード等のランダムアクセスな記録媒体である。本実施形態では、第1の記録媒体112及び第2の記録媒体113はフラッシュメモリを内蔵したメモリカードであり、着脱可能な記録媒体であるものとする。また、第1の記録媒体112及び第2の記録媒体113はそれぞれ、不図示の装着、排出機構により、ビデオカメラ100に対してユーザが容易に装着、排出可能な構成である。
出力部111は、撮像部101より得られる動画信号や再生された動画信号、音声信号などをビデオカメラ100の外部機器に出力する。内部バス114は、ビデオカメラ100の各部の間で、各種のデータやコマンドを転送するために用いられる。
次に、ビデオカメラ100による基本的な撮影処理、及び再生処理について説明する。本実施形態に係るビデオカメラ100では、第1の記録媒体112と第2の記録媒体113とに対して動画信号を記録し、再生することができる。撮影処理においては、ビデオカメラ100が後述する記録待機状態であるときにユーザは操作部107を操作して、これら2つの記録媒体のうちの何れか一つを記録先の記録媒体として選択する。また、ユーザは、記録待機状態において、動画の記録モードを設定することができる。本実施形態においては、記録モードの1つである同時記録モードで記録される動画データは、各記録媒体に対して同じフレームレートで記録される構成とする。
制御部108は、設定された記録媒体や記録形式を示す情報を内部の不揮発性メモリ(RAM)に記憶する。操作部107によりビデオカメラ100の電源が投入されると、制御部108は各部を制御して、撮像部101により得られた動画信号に応じた被写体の動画を表示部105に表示し、記録待機状態となる。
この記録待機状態で、前述の様に記録先の記録媒体や記録モード、その他の設定項目が設定される。その後、操作部107から撮影開始の指示があると、制御部108は各部を制御し、記録先に設定された記録媒体への動画データの記録を開始する。撮像部101は、制御部108からの指示があると、動画信号を出力し、内部バス114を介してメモリ102に一旦記憶する。また、音声入力部106は、取得した音声信号をメモリ102に記憶する。
通常の記録モードの場合には、制御部108は、第1信号処理部103へ指示を出し、メモリ102に記憶された動画信号を符号化し、動画データとしてメモリ102に再度記憶させる。また、第1信号処理部103は、メモリ102から音声信号を読み出し、この音声信号を符号化し、音声データとしてメモリ102に再度記憶する。また、記録先として第1の記録媒体112が選択されていた場合は、制御部108は第1記録再生部109に対し、メモリ102から動画データと音声データとを読み出し、第1の記録媒体112に記録するように指示する。そして、操作部107から撮影停止の指示があると、制御部108は第1記録再生部109に対して、記録の停止を指示する。本実施形態では、動画データと音声データとを1つの動画ファイルとして管理する。
また、制御部108は、動画の記録開始時に、記録開始の先頭画面を静止画信号として処理し、メモリ102へ静止画データとして記憶するように、第1信号処理部103に指示する。そして、記録終了後に、メモリ102に記憶された静止画データを読み出し、サムネイル画像データとしてMP4ファイル形式の動画ファイルに格納して第1の記録媒体112に記録するように、第1記録再生部109に指示する。
次に、再生処理について説明する。操作部107から再生モードの指示があった場合に、以下の処理を行う。まず、制御部108は、第1の記録媒体112及び第2の記録媒体113のうち、記録先として選択されている記録媒体に記録されている動画ファイルのサムネイル画像を含むインデックス画面を表示部105に表示する。ユーザは操作部107を操作し、表示部105に表示された各動画ファイルのサムネイル画像から何れか1つを選択し、再生を指示する。操作部107から再生が指示された場合、制御部108は、選択されたサムネイル画像に対応した動画ファイルを再生するように、第1記録再生部109及び第2記録再生部110のうち、選択された記録媒体に対応する記録再生部を制御する。
例えば第1の記録媒体112に記録された動画ファイルが選択された場合には、第1記録再生部109は、制御部108からの指示により、指定された動画ファイルの一部を随時、第1の記録媒体112から読み出し、メモリ102に記憶する。第1信号処理部103は、メモリ102から動画ファイルを読み出して復号し、再生された動画データとしてメモリ102に再度記憶する。さらに、制御部108は、メモリ102に記憶された動画データを読み出してその動画を表示部105に表示させる。また、操作部107から再生停止の指示があった場合、制御部108は動画ファイルの再生を停止し、再び、インデックス画面を表示部105に表示させる。
次に、同時記録モードについて説明する。本実施形態のビデオカメラ100は、記録モードの1つとして同時記録モードの機能を備えている。同時記録モードでは、2つの記録媒体に対して、高精細な動画データ(メイン動画)と、このメイン動画よりも画素数が少ない低解像度データ(プロキシ)とを、それぞれ音声データと共に同時に記録することができる。本実施形態では、第1の記録媒体112にはメイン動画が記録され、第2の記録媒体113にはプロキシが記録されるものとする。これとは逆に、第1の記録媒体112にはプロキシが記録され、第2の記録媒体113にはメイン動画が記録されるようにしてもよい。また、同時記録モードにおいて、メイン動画及びプロキシのフレームレートは、どちらも同じフレームレートである。
図2は、同時記録モードが設定された状態におけるビデオカメラ100による記録処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図2に示す処理は、制御部108が各部を制御することにより実行される。前述のように、記録待機状態にて同時記録モードが有効に設定され、操作部107から記録開始の指示があった場合に、図2の処理が開始される。
記録開始の指示があった場合、まず、制御部108は、第1の記録媒体112及び第2の記録媒体113に対し、マーカファイルを記録する(S201)。ここで、マーカファイルは、ファイルエントリのみのファイルであり、ファイルサイズが0である。マーカファイルは、各記録媒体に対し、動画ファイルの記録が正常に終了したか否かを識別するための情報(識別ファイル)として用いられる。図4の状態401は、記録開始時の各記録媒体の状態を表している。また、マーカファイルのファイル名として、記録される動画ファイルのIDに対応したファイル名が付加される。
次に、制御部108は、第1の記録媒体112及び第2の記録媒体113に記録される動画ファイルの識別情報を生成する(S202)。識別情報は、第1の記録媒体112に記録される動画ファイル及び第2の記録媒体113に記録される動画ファイルのそれぞれのヘッダ部分等に記録される情報である。本実施形態では、識別情報として、同時記録媒体ID、同時記録ファイルIDを生成する。
ここで、同時記録媒体IDとは、同時記録した動画ファイルが記録される記録媒体のIDである。本実施形態において、第1の記録媒体112に記録される動画ファイルには、同時記録媒体IDとして第2の記録媒体113のIDが記録される。そして、第2の記録媒体113に記録される動画ファイルには、同時記録媒体IDとして第1の記録媒体112のIDが記録される。本実施形態では、メイン動画の動画ファイルには、同時に記録されるプロキシの動画ファイルのIDが記録され、プロキシの動画ファイルには、同時に記録されるメイン動画の動画ファイルのIDが記録されることになる。
次に、制御部108は、各記録媒体に対し、動画ファイルをオープンし、前記の識別情報を記録する(S203)。続いて制御部108は、第1記録再生部109及び第2記録再生部110を制御し、第1の記録媒体112及び第2の記録媒体113に対し、メイン動画の動画データ及び音声データと、プロキシの動画データ及び音声データの記録を開始させる(S204)。図4の状態402は、記録中の各記録媒体の状態を表している。
記録を開始した後、制御部108は、操作部107から記録停止の指示があったか否かを判別する(S205)。この判別の結果、記録停止の指示がない場合は、S204に戻り、そのまま記録処理を続ける。一方、S205の判別の結果、記録停止の指示があった場合は、制御部108は、各記録媒体に対する動画データの記録を停止し、動画ファイルをクローズする(S206)。そして、制御部108は、各記録媒体からマーカファイルを削除する(S207)。図4の状態403は、記録を停止した後の各記録媒体の状態を表している。
このように、記録が正常に終了した場合は、各記録媒体にはマーカファイルが残らないようにしている。一方、記録媒体に対するデータの書き込みエラーや、記録中に記録媒体が排出された場合など、正常に記録が終了しない場合、即ち異常終了の場合は、マーカファイルが記録媒体に記録された状態となる。そのため、マーカファイルの有無を検出することにより、正常に記録が終了したか否かを判別することが可能となる。
また、本実施形態では、同時記録を開始してから記録停止の指示があるまでの間に、一方の動画ファイルの記録が中断された場合であっても、記録停止の指示があるまで、他方の動画ファイルの記録を継続する。そのため、同時記録中に一方の動画ファイルの記録が正常に終了しない場合は、同時に記録開始された2つの動画ファイルの記録時間長が異なる。
次に、このように記録が正常に終了しない場合の、動画ファイルの修復処理、及び、同時記録されたファイルの編集処理について説明する。
図3は、本実施形態におけるファイルの修復及び編集処理の一例を示すフローチャートである。なお、図3に示す各処理は、制御部108が各部を制御することにより実行される。ビデオカメラ100の電源がオンになった場合、或いは、新たに第1の記録媒体112または第2の記録媒体113が装着されたことに応じて、図3の処理が開始される。
まず、制御部108は、各記録媒体にマーカファイルが記録されているか否かを判別する(S301)。この判別の結果、何れの記録媒体にもマーカファイルが記録されていない場合はそのまま処理を終了する。一方、S301の判別の結果、少なくともいずれかの記録媒体にマーカファイルが記録されていた場合は、制御部108は、このマーカファイルのファイル名から、修復対象の動画ファイルを検出し、修復処理を行う(S302)。この状態の一例を図5(a)に示す。
図5(a)に示す様に、メイン動画の記録処理が異常終了した場合、修復前には、マーカファイル501と、記録が中断されたメイン動画の動画ファイル502とが第1の記録媒体112に記録されている。また、第2の記録媒体113には、正常に記録が終了されたプロキシファイル503が記録されている。修復対象のファイルがある場合は、修復対象の動画ファイル、即ち、正常に記録が終了されなかった動画ファイルの修復処理を行う。
本実施形態では、動画信号をMPEG等の符号化方式に従って圧縮する。MPEG方式では、各フレームに対し、再生時のタイミングを制御するためのタイムスタンプ(PTS)が付加されている。本実施形態では、記録開始時にPTSの値を0に設定する。その後、1フレーム毎に所定値ずつPTSの値を増加させる。そのためPTSの値は記録開始からの経過時間(記録時間長)を示すことになる。また、MPEG方式では、GOP(Group of Picture)と呼ばれる単位で符号化処理が行われる。また、復号処理も、このGOP単位で行われる。
そのため、修復処理では、制御部108は、修復対象の動画ファイルに格納された動画データのうち、正常に復号可能な最終のGOPを検出する。そして、この正常に復号可能な最終のGOPまでのフレームを残してそれ以降のフレームを削除し、残りの動画データを1つの動画ファイルとしてクローズ処理する。更に、この正常に復号可能な最終のGOPの最後のフレームのPTSを検出し、メモリ102に保持する。また、制御部108は、修復対象の動画ファイルが記録されている記録媒体からマーカファイルを削除する。この状態を図5(b)に示す。図5(b)に示すように、中断されたメイン動画の動画ファイルから修復処理により部分504が削除される。
次に、制御部108は、全ての動画ファイルの修復処理を行った後、各記録媒体に同時記録された動画ファイルが存在するか否かを判別する(S303)。この判別の結果、同時記録された動画ファイルが存在しない場合は、処理を終了する。
一方、S303の判別の結果、同時記録された動画ファイルが存在する場合、すなわち同時に記録されたメイン動画の動画ファイルとプロキシの動画ファイルとが、各記録媒体に記録されていた場合は、S304に進む。そして、制御部108は、同時に記録された動画のファイルに格納された動画データの最終のPTSを検出する。そして、S302でメモリ102に保持されたPTSと比較し、これらのPTSの値が同じかどうかを判別する(S304)。この判定の結果、PTSの値が同じ場合は、修復処理後の、同時に記録されたメイン動画の動画ファイルとプロキシの動画ファイルとで記録時間長が同じであることを意味する。したがってこの場合は、編集処理は不要と判断し、処理を終了する。
一方、S304の判別の結果、PTSの値が異なる場合は、記録時間長が短い方の動画ファイルの記録時間にあわせて長い方の記録時間を変更する編集処理を実行するか否かをユーザに問い合わせる(S305)。具体的には、制御部108は、編集処理を促す表示画面を表示部105に表示し、操作部107から編集処理を行うか否かの指示を受けるまで待機する。この結果、編集が指示された場合は、編集処理を行う(S306)。具体的には、記録時間長が長い方の動画ファイルに格納されている動画データから、記録時間が短い方の最終のPTS以降のフレームを削除する。そして、フレームを削除後の動画ファイルを1つの動画ファイルとしてクローズする。この状態を図5(c)に示す。
図5(c)に示すように、メイン動画の動画ファイル505とプロキシの動画ファイル506の記録時間長は同じであり、編集処理によりプロキシファイル503から部分507が削除されている。また、S305で編集処理が指示されない場合は、メイン動画とプロキシとで記録時間長が異なったままとなる。
以上のように本実施形態においては、メイン動画とプロキシとを同時に記録しているときに、一方の記録が中断した場合であっても、メイン動画及びプロキシの記録時間長を、同じ時間とすることが可能となる。これにより、一方の動画の記録が異常終了した場合であってもプロキシを用いて編集点を設定することができる。なお、本実施形態では、メイン動画及びプロキシの記録時間長を検出するために、PTSを用いたが、これ以外の記録時間長を示す情報を用いることも可能である。また、メイン動画とプロキシとを同じ記録媒体に記録することも可能である。また、本実施形態では、記録時間長が長い方のファイルの終端部分からの一部を削除したが、削除される部分を別のファイルとして記録する構成としてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態では、図7に示すように、同時記録中に記録が中断された動画ファイルを修復した後、プロキシの動画ファイルの記録時間長がメイン動画の動画ファイルより短い場合は編集処理を行わないようにする。なお、本実施形態に係るビデオカメラの構成は図1と同様であり、同時記録モードが設定された状態における記録処理の手順も図2と同様であるため、これらの説明は省略する。
図6は、本実施形態におけるファイルの修復及び編集処理の一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す各処理は、制御部108が各部を制御することにより実行される。また、図6において、S601〜S604の処理は、それぞれ図3のS301〜304と同様であるため、説明は省略する。
S604の判別の結果、メイン動画の動画ファイルとプロキシの動画ファイルとで記録時間長が異なる場合、すなわちPTSの値が異なる場合は、制御部108は、プロキシの動画ファイルの方が記録時間が長いか否かを判別する(S605)。この判別の結果、プロキシの動画ファイルの方が記録時間が短い場合、即ち、メイン動画の動画ファイルの方が記録時間が長い場合は、そのまま処理を終了する。このようにメイン動画の動画ファイルの方が記録時間が長い場合は、プロキシを用いてユーザが編集点を指定した場合であっても、メイン動画に存在しない編集点を指定してしまう可能性はないため、プロキシを用いた編集を行うことができる。
一方、S605の判別の結果、プロキシの動画ファイルの方が記録時間が長い場合は、図3のS305と同様に、編集処理を行うか否かをユーザに問い合わせる(S606)。この結果、編集が指示された場合は、第1の実施形態と同様に、メイン動画の動画ファイルの記録時間と同じ記録時間になるように、プロキシの動画ファイルの記録時間を短くする処理を行う(S607)。
以上のように本実施形態においては、メイン動画とプロキシとを同時に記録しているときに、メイン動画の記録が中断した場合であっても、メイン動画の動画ファイルとプロキシの動画ファイルとの記録時間長を、同じ時間とすることが可能となる。これにより、一方の動画の記録が異常終了した場合であってもプロキシを用いて編集点を設定することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 撮像部
103 第1信号処理部
104 第2信号処理部
108 制御部
109 第1記録再生部
110 第2記録再生部

Claims (10)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた動画データを用いて、第1の動画データと、前記第1の動画データよりも画素数が少ない第2の動画データとを生成する生成手段と、
    前記第1の動画データを含む第1の動画ファイルと、前記第2の動画データを含む第2の動画ファイルとを記録媒体に記録する記録手段と、
    記録開始の指示に応じて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとを同時に記録し、記録停止の指示に応じて同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録を停止するように、前記記録手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの一方の記録が停止した場合、前記一方の動画ファイルと他方の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように、前記他方の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行うことを特徴とする記録装置。
  2. 前記生成手段は、前記撮像手段により得られた動画データを符号化する符号化手段を含み、
    前記制御手段は、前記一方の動画ファイルを、前記符号化された動画データの符号化の単位で修復し、修復された前記一方の動画ファイルの記録時間長と前記他方の動画ファイルの記録時間長とが同じになるように、前記他方の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録開始の指示に応じて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとのそれぞれに対して、記録が正常に終了したか否かを識別するための識別ファイルを前記記録媒体に記録し、前記記録停止の指示に応じて、前記識別ファイルを前記記録媒体から削除するように制御し、前記識別ファイルの有無に基づいて、前記記録停止の指示の前に記録が停止したか否かを判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記制御手段は、タイムスタンプを用いて記録時間長を検出することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記他方の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行うか否かをユーザに問い合わせるための表示画面を表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の記録装置。
  6. 撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた動画データを用いて、第1の動画データと、前記第1の動画データよりも画素数が少ない第2の動画データとを生成する生成手段と、
    前記第1の動画データを含む第1の動画ファイルと、前記第2の動画データを含む第2の動画ファイルとを記録媒体に記録する記録手段と、
    記録開始の指示に応じて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとを同時に記録し、記録停止の指示に応じて同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録を停止するように、前記記録手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第1の動画ファイルの記録が停止した場合、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように、前記第2の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行い、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第2の動画ファイルの記録が停止した場合、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように前記第1の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行わないようにすることを特徴とする記録装置。
  7. 撮像手段により得られた動画データを用いて、第1の動画データと、前記第1の動画データよりも画素数が少ない第2の動画データとを生成する生成工程と、
    前記第1の動画データを含む第1の動画ファイルと、前記第2の動画データを含む第2の動画ファイルとを記録媒体に記録する記録工程と、
    記録開始の指示に応じて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとを同時に記録し、記録停止の指示に応じて同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録を停止するように、前記記録工程を制御する制御工程とを備え、
    前記制御工程においては、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの一方の記録が停止した場合、前記一方の動画ファイルと他方の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように、前記他方の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行うことを特徴とする記録方法。
  8. 撮像手段により得られた動画データを用いて、第1の動画データと、前記第1の動画データよりも画素数が少ない第2の動画データとを生成する生成工程と、
    前記第1の動画データを含む第1の動画ファイルと、前記第2の動画データを含む第2の動画ファイルとを記録媒体に記録する記録工程と、
    記録開始の指示に応じて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとを同時に記録し、記録停止の指示に応じて同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録を停止するように、前記記録工程を制御する制御工程とを備え、
    前記制御工程においては、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第1の動画ファイルの記録が停止した場合、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように、前記第2の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行い、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第2の動画ファイルの記録が停止した場合、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように前記第1の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行わないようにすることを特徴とする記録方法。
  9. 撮像手段により得られた動画データを用いて、第1の動画データと、前記第1の動画データよりも画素数が少ない第2の動画データとを生成する生成工程と、
    前記第1の動画データを含む第1の動画ファイルと、前記第2の動画データを含む第2の動画ファイルとを記録媒体に記録する記録工程と、
    記録開始の指示に応じて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとを同時に記録し、記録停止の指示に応じて同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録を停止するように、前記記録工程を制御する制御工程とをコンピュータに実行させ、
    前記制御工程においては、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの一方の記録が停止した場合、前記一方の動画ファイルと他方の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように、前記他方の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行うことを特徴とするプログラム。
  10. 撮像手段により得られた動画データを用いて、第1の動画データと、前記第1の動画データよりも画素数が少ない第2の動画データとを生成する生成工程と、
    前記第1の動画データを含む第1の動画ファイルと、前記第2の動画データを含む第2の動画ファイルとを記録媒体に記録する記録工程と、
    記録開始の指示に応じて、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとを同時に記録し、記録停止の指示に応じて同時に記録されている前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録を停止するように、前記記録工程を制御する制御工程とをコンピュータに実行させ、
    前記制御工程においては、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第1の動画ファイルの記録が停止した場合、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように、前記第2の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行い、前記記録停止の指示の前に、同時に記録されている前記第2の動画ファイルの記録が停止した場合、前記第1の動画ファイルと前記第2の動画ファイルとの記録時間長が同じになるように前記第1の動画ファイルの記録時間長を短くする処理を行わないようにすることを特徴とするプログラム。
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