JP2016024424A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】効率良くセキュリティを向上させる。
【解決手段】1以上の情報処理装置により構成される情報処理システムであって、複数の入力データを所定単位のデータに分割する分割手段と、前記分割手段により得られた分割データから所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた結合データを作成するデータ作成手段と、前記データ作成手段により得られた結合データを、外部装置に送信する通信手段とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本願は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
例えば、外部サーバにより印刷するジョブを、印刷先であるプリンタによって理解される言語、例えばページ記述言語(PDL)等に変換するレンダリングシステムが存在する。このようなシステムでは、外部サーバへの通信経路や外部サーバ上での漏洩により、データの内容が知られてしまう可能性がある。そこで、元のデータの復元を困難にするため、データを複数に分割した分割データとダミーデータとを複数の配信先に配信した後、分割データを抽出してデータを再構築する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の手法では、元のデータの分割データにダミーデータを混ぜ合わせているため、ダミーデータのデータ量分の処理が増え、データ通信量やレンダリング回数も増加してしまう。
1つの側面では、本発明は、効率良くセキュリティを向上させることを目的とする。
一態様において、1以上の情報処理装置により構成される情報処理システムであって、複数の入力データを所定単位のデータに分割する分割手段と、前記分割手段により得られた分割データから所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた結合データを作成するデータ作成手段と、前記データ作成手段により得られた結合データを、外部装置に送信する通信手段とを有する。
効率良くセキュリティを向上させることが可能となる。
本実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。 コンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る印刷サーバの機能構成の一例を示す図である。 印刷サーバにおける一時ファイル作成処理の流れを示すフローチャートである。 印刷サーバにおけるファイル再構築処理の流れを示すフローチャートである。 一時ファイルの作成及びファイル再構築の一例を示す図である。 各部が保持するテーブルの一例を示す図である。 一時ファイル作成処理の具体的な流れを示すフローチャートである。
以下、実施の形態について詳細に説明する。
<情報処理システム:概略構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、クライアントPC(Personal Computer)10と、1以上の情報処理装置の一例としての印刷サーバ20と、画像処理装置30と、外部装置の一例としてのレンダリングサーバ40とを有する。
クライアントPC10と、印刷サーバ20と、画像処理装置30とは、例えばLAN(Local Area Network)等であって、同一セキュア内で構成されたネットワークN1で接続されている。印刷サーバ20と、レンダリングサーバ40とは、例えばインターネット等のネットワークN2により接続されている。
クライアントPC10は、ユーザが使用する端末の一例である。クライアントPC10は、一般的なOS(Operating System)等が搭載された汎用のPCやタブレットPC、ノートPC等であり、スマートフォンやタブレット端末、携帯電話等の携帯端末であっても良い。
図1に示すクライアントPC10は、画像処理装置30から印刷出力する印刷ジョブ(出力要求)として、例えば印刷サーバ20に元ファイル(入力データ)を送信する。ここで、印刷サーバ20に送信する元ファイルは、例えば文書ファイル、表計算ファイル、プレゼンテーションファイル等のOffice(登録商標)ファイルや、PDFファイル等の電子ファイルである。
印刷サーバ20は、PC、サーバ、シンクライアント等の情報処理装置により構成され、印刷データを蓄積して管理したり、提供したりする。印刷サーバ20は、クライアントPC10から取得した元ファイルをレンダリングするように、レンダリングサーバ40に要求し、レンダリング後の印刷データを蓄積しておく。印刷サーバ20は、画像処理装置30からの要求に応じて印刷データを送信したり、削除したりする。
画像処理装置30は、例えばMFP(Muti−Function Peripheral)等の複合機や、コピー機、スキャナ、プリンタ、レーザプリンタ、プロジェクタ、電子黒板等、画像形成に係る処理を行う装置である。画像処理装置30は、ユーザからの入力に応じて、印刷サーバ20に印刷データの取得や削除を要求したり、印刷サーバ20から取得した印刷データを印刷して出力する。
レンダリングサーバ40は、例えばPC、サーバ、シンクライアント等の情報処理装置により構成され、印刷サーバ20から取得した元ファイルを、所定の出力形式に変換する。レンダリングサーバ40は、印刷サーバ20から取得した元ファイル(第1のデータ形式)を、画像処理装置30から印刷出力する出力データ(印刷データ)、例えばPDL(Page Description Language)として、PCL、Postscript等のデータ(第2のデータ形式)に変換するレンダリングを行う。
図1の例では、印刷サーバ20は、クライアントPC10から取得した複数の元ファイルをそれぞれ所定単位のファイルに分割し、分割したファイル(分割データ)から所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割ファイルを結合(マージ)して一時ファイル(結合データ)を作成する。印刷サーバ20は、一時ファイルをレンダリングサーバ40に送信する。また、印刷サーバ20は、レンダリングサーバ40によって一時ファイルがレンダリングされた後の印刷データを取得すると、レンダリングした後の印刷データからそれぞれの元ファイルに対応する印刷データを再構築する。
上述したように、複数の元ファイルを分割したデータを組み合わせた一時ファイルを用いて、レンダリングサーバ40等の外部装置への通信経路や外部装置上での元ファイルの再現を難しくすることで、セキュリティを向上させることが可能となる。また、ダミーファイルを使用することなく、印刷対象のファイル群のみを用いて一時ファイルを作成するため、トータルのデータ通信量とレンダリング回数が増加することなく、効率良くセキュリティを確保することが可能となる。
<ハードウェア構成>
上述したクライアントPC10、印刷サーバ20、及びレンダリングサーバ40は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータシステムにより実現される。図2は、コンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すコンピュータシステム2は、入力装置51と、表示装置52と、RAM(Random Access Memory)53と、ROM(Read Only Memory)54と、HDD(Hard Disk Drive)55と、CPU(Central Processing Unit)56と、通信I/F57と、外部I/F58とを有し、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置51は、キーボードやマウス、タッチパネル等を含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置52は、ディスプレイ等を含み、コンピュータシステム2による処理結果を表示する。
RAM53は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM54は、電源を切ってもプログラムやデータを保持可能な不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM54には、コンピュータシステム2の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定等のプログラムやデータを格納する。
HDD55は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、例えばコンピュータシステム2全体を制御する基本ソフトウェアであるOSや、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア等がある。
HDD55は、格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDB(データベース)により管理する。なお、コンピュータシステム2は、HDD55の代わりにSSD(Solid State Drive)が設けられても良い。
CPU56は、ROM54やHDD55等の記憶装置からプログラムやデータをRAM53上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータシステム2全体の制御や機能を実現する演算装置である。
通信I/F57は、コンピュータシステム2をネットワークN1〜N2に接続するインターフェースである。これにより、コンピュータシステム2は、通信I/F57を介してデータ通信を行う。
外部I/F58は、外部装置とのインターフェースである。外部装置には、記録媒体58A等がある。これにより、コンピュータシステム2は、外部I/F58を介して記録媒体58Aの読み取り及び/又は書き込みを行うことが可能である。
記録媒体58Aには、フレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
クライアントPC10、印刷サーバ20、及びレンダリングサーバ40は、コンピュータシステム2のハードウェア構成により、後述する各種処理を実現することが可能となる。
<印刷サーバ20:機能構成>
図3は、本実施形態に係る印刷サーバの機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、印刷サーバ20は、クライアントPC通信部21と、ファイル分析部22と、分割手段の一例としてのファイル分割部23と、データ作成手段の一例としての一時ファイル作成部24と、分割情報保持部25と、ファイル保持部26と、通信手段の一例としてのレンダリングサーバ通信部27と、編集手段の一例としての印刷データマージ部28と、画像処理装置通信部29とを有する。
クライアントPC通信部21は、クライアントPC10から、例えば画像処理装置30に出力する元ファイル(入力データ)を取得する。
ファイル分析部22は、クライアントPC通信部21により取得した元ファイルのファイル情報(ファイルの形式や種類等)を分析し、ファイル分割部23に転送する。ファイル情報は、例えばPJL(Printer Job Language)等により記載されている情報である。
ファイル情報は、WORD(登録商標)等の文書ファイルや、EXCEL(登録商標)等の表計算ファイル等のファイルの形式や種類、属性情報(ファイルが属するユーザ名、ファイル名、ページ数、ファイルの出力条件(カラー/モノクロ、片面/両面、集約、ステープル等))等であるが、これに限定されるものではない。
ファイル分割部23は、クライアントPC10から取得した元ファイルを、例えばファイル分析部22により得られたファイル情報のうちファイルの形式や種類に基づき、例えばページ単位に分割する。ファイル分割部23は、例えばページ単位に分割したファイル(分割データ)を一時ファイル作成部24に転送する。
なお、ファイル分割部23は、元ファイルから分割データを作成する際、元ファイルのファイル情報を省いた構成として分割すると良い。
一時ファイル作成部24は、例えばファイル分割部23で分割された分割データ(分割ファイル)から、所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた一時ファイル(結合データ)を作成する。また、一時ファイル作成部24は、元ファイルのファイル情報(例えば属性情報)等に基づき、分割データを抽出して一時ファイルを作成することが可能である。一時ファイル作成部24による一時ファイルの作成方法については後述する。
一時ファイル作成部24は、一時ファイルの内訳を示す情報(分割情報)を作成し、分割情報保持部25に記録する。
分割情報保持部25は、一時ファイル作成部24により作成された分割情報を保持する。分割情報は、例えばクライアントPC10から取得した元ファイルをどのように分割して一時ファイルを作成したか示す情報であり、例えば一時ファイルの何ページ目がどの元ファイルの何ページ目かを示す情報である。なお、分割情報は、元ファイルに対応した印刷データに復元するときに用いられるものである。分割情報の具体例については後述する。
ファイル保持部26は、一時ファイル作成部24により作成された一時ファイル等を保持する。なお、上述した分割情報保持部25及びファイル保持部26は、1つの記憶手段として構成しても良い。
レンダリングサーバ通信部27は、レンダリングサーバ40に、一時ファイル作成部24により作成された一時ファイルを送信する。また、レンダリングサーバ通信部27は、レンダリングサーバ40から、一時ファイルをレンダリングした後の印刷データを取得する。
印刷データマージ部28は、分割情報保持部25で保持している分割情報を参照し、レンダリングサーバ40から一時ファイルをレンダリングした印刷データを取得して、それぞれの元ファイルに対応する印刷データを再構築する。印刷データマージ部28は、元ファイルの属性情報に基づき、印刷データを編集することも可能である。また、印刷データマージ部28は、印刷データに元ファイルのファイル情報が記載されたPJLを含めた構成として再構築しても良い。
画像処理装置通信部29は、印刷データマージ部28により再構築された元ファイルの印刷データを、画像処理装置30に送信する。これにより、画像処理装置30は、元ファイルに対応した印刷データを印刷出力することが可能となる。
上述したように、一時ファイルとして、複数の元ファイルを分割して生成するため、レンダリングサーバ40との通信経路上や、レンダリングサーバ40上で個々の元ファイルの内容の漏洩を防ぎ、セキュリティを向上させることが可能となる。
<一時ファイル作成処理>
図4は、印刷サーバにおける一時ファイル作成処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、印刷サーバ20は、クライアントPC10からユーザにより指定された印刷ジョブ(出力要求)ごとに元ファイルを、クライアントPC通信部21を介して受け付ける(S10)。
印刷サーバ20は、ファイル分析部22により、クライアントPC10から取得した元ファイルのファイル情報を分析する(S11)。次に、印刷サーバ20は、ファイル分割部23により、例えば複数の元ファイルを取得すると(S12)、複数の元ファイルをそれぞれ、例えばページ単位で分割する(S13)。S13の処理では、例えば1ページ単位で分割するが、これに限定されるものではなく、例えば2ページ単位等の複数ページ単位で分割することも可能である。
印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、S13の処理で分割された分割データ(分割ファイル)から、所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた一時ファイルを複数作成する(S14)。
印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により作成した一時ファイルを復元するためのファイルの分割情報(分割内容を示す情報)を分割情報保持部25に記録する(S15)。
印刷サーバ20は、レンダリングサーバ通信部27により、レンダリングサーバ40に一時ファイルを送信し(S16)、レンダリングサーバ40に送信した一時ファイルのレンダリングを要求して、処理を終了する。
上述した処理により、印刷サーバ20は、複数の元ファイルを分割して組み合わせた一時ファイルをレンダリングサーバ40に送信して、レンダリングを要求する。
<ファイル再構築処理>
図5は、印刷サーバにおけるファイル再構築処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、印刷サーバ20は、レンダリングサーバ通信部27により、レンダリングサーバ40から、一時ファイルをレンダリングした後の印刷データを受け付ける(S20)。
印刷サーバ20は、印刷データマージ部28により、分割情報保持部25から分割情報を取得する(S21)。印刷サーバ20は、印刷データマージ部28により、分割情報に基づき、元ファイルに対応する印刷データとなるように、分割された元ファイルのそれぞれのページの印刷データをマージ(再構築)する(S23)。
印刷サーバ20は、画像処理装置通信部29により、S23の処理で再構築した印刷データを、画像処理装置30に送信すると(S24)、処理を終了する。
上述した処理により、印刷サーバ20は、一時ファイルがレンダリングされた後の印刷データから、元ファイルに対応する印刷データを再構築し、画像処理装置30に送信する。
<一時ファイルの作成及び元ファイルに対応する印刷データへの再構築>
次に、上述した一時ファイルの作成、及びレンダリング後の一時ファイルから元ファイルに対応する印刷データの再構築について図を用いて説明する。図6は、一時ファイルの作成及び元ファイル再構築の一例を示す図である。図6(A)は、一時ファイル作成の一例を示し、図6(B)は、元ファイルに対応する印刷データへの再構築の一例を示している。
図6(A)に示す一時ファイルの作成において、印刷サーバ20は、ファイル分割部23により、複数の元ファイル(入力データ)群を取得すると、それぞれページ単位で分割する。図6(A)の例では、3つの元ファイル(ファイルA、ファイルB、ファイルC)を取得し、ファイルAを「1〜9ページ」、ファイルBを「1〜5ページ」、ファイルCを「1〜7ページ」にそれぞれ分割した例を示している。
次に、印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、分割したそれぞれのページ(分割データ)から、所定の条件を満たすページを抽出し、抽出された分割データを用いて一時ファイルを作成する。
ここで、所定の条件とは、例えば予め設定された一時ファイルの最大ページ数や、1つの一時ファイルに含める元ファイルのページ数、元ファイルのファイル情報(例えば属性情報)等に基づいて設定される条件であるが、これに限定されるものではない。また、所定の条件とは、例えば一時ファイルの作成時に、同一の元ファイルから連続した複数のページを所定数以上抽出しないようにしたり、それぞれの元ファイルからほぼ均等にページを抽出したり、優先度の高い元ファイルから多めにページを抽出する等の条件でも良い。
また、例えば元ファイルが、Officeファイルであれば、それぞれのファイル(文書ファイル、表計算ファイル、プレゼンテーションファイル等)から得られるページやシートを抽出して一時ファイルを作成することが可能であるが、これに限定されるものではない。例えば、所定の条件により、分割するファイルの種類を制限し、特定のファイルの種類(例えば文書ファイル)のみからページを抽出して、一時ファイルを作成することも可能である。
図6(A)の例は、ファイルBの「5ページ目」、ファイルAの「1ページ目」、ファイルBの「2ページ目」、ファイルCの「3ページ目」を抽出し、抽出したページを結合して、「一時ファイル1」を作成している。印刷サーバ20は、同様の処理により、一時ファイルを複数作成する。図6(A)の例では、「一時ファイル1」、「一時ファイル2」、・・・を作成している。
なお、所定の条件として、元ファイルの属性情報のうち同じ印刷設定条件(例えば集約条件)を有する元ファイルからページを抽出するよう設定することで、レンダリング後の印刷データの復元を効率良く行うことが可能となる。また、所定の条件として、元ファイルの属性情報のうち元ファイルが属するユーザ名やファイル名が異なる元ファイルからページを抽出するよう設定することで、同一のユーザやファイル名を対象とするファイル漏洩に対してセキュリティを向上させることが可能となる。
また、一時ファイルには、例えば属性情報を含めない構成とすることで、通信データ量を削減したり、セキュリティを向上させることも可能となる。
図6(B)に示す元ファイルに対応する印刷データの再構築において、印刷サーバ20は、レンダリングサーバ40から、一時ファイルをレンダリングした後の印刷データを取得する。図6(B)の例では、印刷サーバ20は、レンダリングサーバ40から、「印刷データ1」、「印刷データ2」、・・・を取得している。
次に、印刷サーバ20は、印刷データマージ部28により、「印刷データ1」をページごとに分割し、例えばファイルBの「5ページ目」、ファイルAの「1ページ目」、ファイルBの「2ページ目」、ファイルCの「3ページ目」の印刷データにそれぞれ分割している。
次に、印刷サーバ20は、印刷データマージ部28により、分割情報保持部25に保持した分割情報を参考に、元ファイルに対応する印刷データを再構築する。図6(B)の例では、まず、ファイルAの「1ページ目」の印刷データ(ファイル)を取り出している。
次に、「印刷データ2」をページごとに分割し、そのうちファイルAの「2ページ目」の印刷データを取り出す。このようにして、ファイルAの各ページに対応する印刷データ(1ページ目から10ページ目)を取り出して、結合することで、元ファイル群のうちファイルAに対応する印刷データを再構築する。
なお、ファイルAがモノクロ印刷で、その他のファイルがカラー印刷のように印刷設定条件が異なる場合に、一時ファイルをカラー印刷でレンダリングし、レンダリング後のファイルAの印刷データを、印刷データマージ部28がモノクロ印刷となるよう編集することも可能である。また、一時ファイルには属性情報を含めない構成とし、印刷データには属性情報を含めるよう再構築することで、属性情報から特定されるデータのセキュリティを向上させることが可能となる。
また、上述した図6の例では、元のファイルをページ単位で分割した例を示したがこれには限定されず、例えば1ページを所定の領域単位で分割しても良い。また、表計算ソフトで作成されたファイルを、シート内の所定ページごとに分割しても良く、シートごとに分割しても良い。上述した分割する基準等については、ユーザが任意に設定しても良く、通信対象のデータの機密性、データ形式等に応じて設定することが可能である。
<ファイル保持部又は分割情報保持部が保持するテーブル例>
図7は、各部が保持するテーブルの一例を示す図である。図7(A)は、ファイル保持部26が保持するファイル保持テーブルの一例を示し、図7(B)〜図7(C)は、分割情報保持部25が保持するテーブルの一例を示している。
図7(A)に示すファイル保持部26のファイル保持テーブルは、例えば「印刷データID」、「ファイル名」等の項目により構成される。例えば、「印刷データID」は、元ファイルの印刷データを識別するための識別情報である。「ファイル名」は、元ファイルの名称を示す情報である。
なお、その他の項目として、例えばファイル分析部22により分析された元ファイルのファイルの形式や種類、ページ数、元ファイルを印刷データに変換するときの印刷設定条件等のファイル情報を付加しても良いが、これに限定されるものではない。
図7(B)に示す分割情報保持部25の一時ファイル管理テーブルは、例えば「一時ファイルID」、「一時ファイル名」等の項目により構成される。例えば、「一時ファイルID」は、一時ファイル作成手段24により作成した一時ファイルを識別する識別情報である。「一時ファイル名」は、一時ファイルの名称を示す情報である。
図7(C)に示す分割情報保持部25の分割情報テーブルは、「No」、「一時ファイルID」、「一時ファイル内のページ番号」、「印刷データID」、「印刷データ内のページ番号」等の項目により構成される。図7(C)の例では、一時ファイル作成手段24により作成された一時ファイルのページごとに「No」が割り振られ、「一時ファイルID」の何ページ目が、どの元ファイル(「印刷データID」)のどのページに対応しているかを示している。
例えば、「一時ファイルID:1」の「1ページ目」は、「印刷データID(元ファイルの印刷データID):2」の「5ページ目」であることを示している。このように、一時ファイルの各ページが、どの元ファイルのどのページに対応しているか管理することで、元ファイルの印刷データを再構築することが可能となる。
<一時ファイル作成処理の具体例>
図8は、一時ファイル作成処理の具体的な流れを示すフローチャートである。図8に示すように、印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、予め設定された一時ファイルを構成するページ数nと、一時ファイルに含める同一の元ファイル(ジョブ)のページ数mとを取得する(S30)。
印刷サーバ20は、上述したように所定の条件として、予め一時ファイルに含める元ファイルのページ数mを設定しておく。これにより、1つの一時ファイルにページ数の多い元ファイルのページが多く入ってしまうのを防ぎ、最大mページのみ同一の一時ファイルに含まれるように設定することが可能となる。
次に、印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、ファイル保持テーブルに保持されている元ファイルが有する最大のページ数page_maxを取得し、作成する一時ファイルの数temp_numを算出する(S31)。
S31の処理では、例えば「作成する一時ファイルの数temp_num=最大のページ数page_max/ページ数m」の式を用いて、作成する一時ファイルの数を算出する。例えば、元ファイルが有する最大のページ数page_maxが20ページ、一時ファイルに含める元ファイルのページ数mが2ページとすると、作成する一時ファイルの数temp_numは、「20ページ/2ページ=10ファイル」として算出することが可能である。
次に、印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、元ファイルを1つ取得し(S32)、既に一時ファイルの作成において使用している元ファイルのファイル名に、S32の処理で取得したファイル名と同じファイル名があるか判断する(S33)。
既に、同じファイル名があると判断した場合(S33において、YES)、S32の処理に戻る。同じファイル名の元ファイルについては、既に作成している一時ファイルの一部に使用されている可能性が高いため、次回の処理まで保留とする。なお、S32〜S33の処理は、繰り返し処理Aとする。
印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、既に使用している元ファイルのファイル名に、同じファイル名はないと判断した場合(S33において、NO)、取得した元ファイルのファイル名を保存する(S34)。なお、S33の処理は、一時ファイルに含める元ファイルを選択する処理(所定の条件を満たす元ファイルの分割データを抽出するための処理)であり、元ファイルが属するユーザ名、元ファイルの印刷設定条件等に基づき抽出処理を実行しても良い。
次に、印刷サーバ20は、S31の処理で算出した数の一時ファイルを作成するため、その一時ファイルのi番目(初回の場合には、i=1、続きの場合には、iを1つずつ増やして継続する)を取得する(S35)。次に、印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、S34の処理で保存したファイル名の元ファイルからmページを取り出し、S35の処理で取得した一時ファイルに追加する(S36)。
次に、印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、一時ファイルがnページになったと判断すると、レンダリングサーバ40にレンダリング依頼を実施する(S37)。レンダリング依頼を実施した一時ファイルについては、今後の繰り返し処理から除外する。なお、一時ファイルがnページになっていないと判断した場合には、その後の処理を継続する。
次に、印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、次の一時ファイルを取得し、S35〜S37の処理を繰り返す。S35〜S37の処理は、繰り返し処理Bとする。なお、S31の処理で算出したtemp_num番目(最後)の一時ファイルに到達した場合、最初の一時ファイルを取り出す。上述した処理を、取得した元ファイルの最後のページにたどりつく(最後のページを抽出する)まで繰り返す(S38)。
印刷サーバ20は、一時ファイル作成部24により、ファイル保持テーブルに元ファイルが残っている場合には、次の元ファイルを取り出して、処理を続ける(S39)。また、ファイル保持テーブルに元ファイルが残っていない場合には、処理を終了する。例えば、作成した一時ファイルが残ってしまった場合には、次回以降の処理で継続して利用する。
なお、図8に示すフローチャートでは、ファイル保持テーブルに一時ファイルを作成するための元ファイルが複数保持されるまで、レンダリングが実施できない一時ファイルが生じることも考えられる。そこで、予め設定した時間内に一時ファイルのレンダリングが実施できない場合には、ダミーファイルを使用して一時ファイルを作成しても良い。
上述した処理により、所定の条件を満たす元ファイルの分割データを抽出し、抽出した分割データを組み合わせた一時ファイルを作成することが可能となる。
上述した実施形態によれば、外部装置に転送する一時ファイルは、複数の元ファイルを分割して結合したものであるため、それぞれの元ファイルの再現が難しくセキュリティを確保することが可能となる。また、一時ファイルは、ダミーファイルを使用しないため、トータルのデータ通信量とレンダリング回数を増加することなく、効率良くセキュリティを確保することが可能となる。なお、一時ファイルの作成は、レンダリングを行うデータに限定されるものではなく、例えば機密性を有するデータを送信する場合に適用することも可能である。
また、上述した実施形態において、クライアントPCや印刷サーバは、オンプレミスサーバ(例えば企業自身が管理する設備内に設置して運用するサーバ)やクラウドサービスの形態、携帯端末等の構成により実現することが可能である。また、クライアントPCが印刷サーバの機能を有することも可能である。
また、携帯端末のアプリで、クライアントPCや印刷サーバが有する機能を実現し、携帯端末のデータを外部装置に転送する際に一時ファイルを作成し、外部装置から得られる一時ファイルから出力データを再構築し、携帯端末で表示(出力)させることも可能である。また、レンダリングサーバを、オンプレミスサーバやクラウドサービスの形態により実現することも可能である。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 情報処理システム
2 コンピュータシステム
10 クライアントPC
20 印刷サーバ(情報処理装置の一例)
21 クライアントPC通信部
22 ファイル分析部
23 ファイル分割部(分割手段の一例)
24 一時ファイル作成部(データ作成手段の一例)
25 分割情報保持部
26 ファイル保持部
27 レンダリングサーバ通信部(通信手段の一例)
28 印刷データマージ部(編集手段の一例)
29 画像処理装置通信部
30 画像処理装置
40 レンダリングサーバ(外部装置の一例)
51 入力装置
52 表示装置
53 RAM
54 ROM
55 HDD
56 CPU
57 通信I/F
58 外部I/F
58A 記録媒体
特開2007−078739号公報

Claims (10)

  1. 1以上の情報処理装置により構成される情報処理システムであって、
    複数の入力データを所定単位のデータに分割する分割手段と、
    前記分割手段により得られた分割データから所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた結合データを作成するデータ作成手段と、
    前記データ作成手段により得られた結合データを、外部装置に送信する通信手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 1以上の情報処理装置と、該情報処理装置とネットワークを介して接続された外部装置とを有する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    複数の入力データを所定単位のデータに分割する分割手段と、
    前記分割手段により得られた分割データから所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた結合データを作成するデータ作成手段と、
    前記データ作成手段により得られた結合データを、前記外部装置に送信する通信手段を有することを特徴とする情報処理システム。
  3. 所定の出力形式のデータに変換する前記外部装置から、前記所定の出力形式のデータに変換された結合データを取得し、前記複数の入力データにそれぞれ対応する出力データを構築する編集手段を有する請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記データ作成手段は、
    前記所定の条件として前記入力データのそれぞれの属性情報のうち、前記入力データが属するユーザ名、前記入力データの名称、前記入力データの出力条件のうち少なくとも1つを用いて、前記分割データを抽出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記データ作成手段は、
    前記所定の条件として、予め前記結合データを構成するページ数と、同一の入力データから前記結合データに組み合わせるページ数とを設定し、前記複数の入力データからそれぞれ前記分割データとして前記結合データに組み合わせるページを抽出して、前記結合データを作成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記分割手段は、
    前記分割データを前記入力データのそれぞれの属性情報を省いた構成とし、
    前記編集手段は、
    前記複数の入力データにそれぞれ対応する出力データには前記属性情報を含めることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  7. 前記編集手段は、
    前記所定の出力形式のデータに変換された結合データを、前記入力データの出力条件に対応するよう編集することを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  8. 複数の入力データを所定単位のデータに分割する分割手段と、
    前記分割手段により得られた分割データから所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた結合データを作成するデータ作成手段と、
    前記データ作成手段により得られた結合データを、外部装置に送信する通信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 情報処理装置における情報処理方法であって、
    複数の入力データを所定単位のデータに分割する分割手順と、
    前記分割手順により得られた分割データから所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた結合データを作成するデータ作成手順と、
    前記データ作成手順により得られた結合データを、外部装置に送信する通信手順とを有することを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    複数の入力データを所定単位のデータに分割する分割手段、
    前記分割手段により得られた分割データから所定の条件を満たす分割データを抽出し、抽出された分割データを組み合わせた結合データを作成するデータ作成手段、及び、
    前記データ作成手段により得られた結合データを、外部装置に送信する通信手段として機能させるための情報処理プログラム。
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