JP2016024078A - 廃液処理装置、廃液処理方法および廃液処理プログラム - Google Patents
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洗濯設備で発生する洗濯廃液もまた、無害化された後、放射能濃度等が基準値以下であることが確認された後、自然環境へ放出または回収されて再使用されている。
洗濯廃液の性状は、現在は一般家庭での洗濯用洗剤を用いた水洗洗浄により排出される洗濯廃液と同様であることが多い。
また、SS濃度に加えて、有機物濃度の指標である化学的酸素要求量(COD:Chemical Oxygen Demand)およびpHにも所定の基準が設けられている。
洗濯廃液においてCODを増減させる成分(以下、「COD成分」という)は、洗剤として投入された界面活性剤が主成分となり、その他に作業用衣類等についた油脂類や人体からの皮脂成分などが含まれる。
この廃液処理装置は、主として廃液中に存在する放射性核種、SSおよびCOD成分の除去または分離を目的として設置されている。
洗濯廃液中の放射性核種は、クラッドとなったSSに付着しているものが大部分であり、ろ過処理によってその大部分を除去することができる。
COD成分は有機物であるため、粉末活性炭による吸着除去、酸化剤による分解または洗濯廃液に低発泡性洗剤を用いることによる蒸発濃縮処理などを利用することができる。
これらの処理方法のうち、原子力発電所において広く用いられている方法は、粉末活性炭を用いたものである。
ロータリフィルタは、洗濯廃液の固形分濃度を1000ppm程度から30%程度にまで濃縮することが可能なフィルタである。
ロータリフィルタで濃縮された粉末活性炭は、例えば200Lドラム缶に貯蔵される。
例えば、ロータリフィルタで分離された粉末活性炭の濃縮物をさらに濃縮するには、作業員の手作業が必要であった。
つまり、ロータリフィルタで分離された濃縮物をドラム缶で一定期間貯蔵して、発生した上澄水を手作業で抜き取って、できた空隙にさらに濃縮物を足して濃縮をしていた。
すなわち、粉末活性炭を最終処分するには可燃物が必要となり、可燃物が確保できない場合、焼却できずに貯蔵される粉末活性炭の濃縮物で貯蔵スペースがひっ迫する。
また、最終処分までの期間が長期化すると、圧密化して抜き出しが困難となった濃縮物に専用の抜出装置を用いなくてはならないこともある。
図1は、第1実施形態にかかる廃液処理装置10の概略構成図である。
第1実施形態にかかる廃液処理装置10は、図1に示されるように、放射性核種が付着した懸濁固形分(SS)を含む洗濯廃液11に粉末活性炭12を混合して懸濁固形分を粉末活性炭12に吸着させる吸着槽13と、吸着槽13に接続されて洗濯廃液11から浄化水14を分離して粉末活性炭12が濃縮された吸着炭濃縮泥15を生成するろ過器16と、吸着炭濃縮泥15を融解した助燃剤17とともに混練して混練体18を生成する混練部19と、助燃剤17を固化させて混練体18を成型する成型部21と、を備える。
一般に、原子力発電所で使用された作業着などの衣類は、原子力発電所の内部に設置された洗濯機20で洗濯される。
洗濯で発生した洗濯廃液11には、微量の放射性核種が付着したSSが含まれる。
吸着槽13には、第1供給弁V2が設けられた供給管h2で接続されるとともに、粉末活性炭12を収容する炭供給部42が接続される。
洗濯廃液11は、吸着槽13において、この供給された粉末活性炭12とともに混合されて、そのSS成分が粉末活性炭12に吸着される。
吸着槽13には、回収弁V3が設けられた回収管h3が接続されて、この回収管h3によって吸着槽13と混練部19とが接続される。
図1では、デッドエンド系のろ過器に比べてろ過効率を長期間維持することができるクロスフローろ過器16aをろ過器16の一例として示している。
図1で例示されるように、回収管h3は、途中で分岐して往路管h4となってクロスフローろ過器16aの流入口に接続される。
一方、クロスフローろ過器16aの流出口と吸着槽13とは、復路管h5によって接続される。
そして、このようなろ過器16は、洗濯廃液11から浄化水14を分離して粉末活性炭12が濃縮された吸着炭濃縮泥15を生成する。
そして、浄水槽24において水質分析で安全性が確認されてから、放出弁V7が開放されて放出管h7から自然環境に放出される。
混練部19には、第3供給弁V9を備える第3供給管h9によって、融解した助燃剤17を供給する助燃剤供給部25が接続される。
混練部19は、吸着炭濃縮泥15をこの融解した助燃剤17とともに混練して、混練体18を生成する。
これらの助燃剤17は、分子量が450〜500程度で、65〜70℃の融点を有しており、加熱によって融解するとともに常温で固化する性質を有する。
よって、これらの助燃剤17を混入することで、混練体18は固化して運搬や保管が容易な形態となる。
特に、入手の容易性の観点から、パラフィンワックスが好適に用いられる。
混練された吸着炭濃縮泥15および助燃剤17は、エマルジョン状の混練体18となる。
なお、このときの混練体18の含水量が高いと、その分最終処分の際の焼却が困難となる。
吸水剤27としては、例えばアクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物などの高分子ポリマーが好適に使用できる。
なお、吸水剤27は、シリカゲル系または石灰系の乾燥剤および塩化カルシウムなど、原子力発電所での使用が認められていれば、種類は限定されない。
吸水剤27は、水分量、粒子径または混合時間など混練体18の状態に合わせて適宜選択すればよい。
成型部21は、助燃剤17を固化させて混練体18を成型する。
エマルジョン状の混練体18は、この鋳型の成型部21に流し込まれて一定の期間常温で放置される。
この固化体29は、吸水剤27によって乾燥されているとともに助燃剤17が混合されているので、単体での焼却が可能である。
また、この固化体29は、積み上げが可能であるので、すぐに焼却しない場合でも、例えば、ドラム31などに積み上げて収容して貯蔵することもできる。
この場合、成型部21は、例えば、混練部19に設けられる口金、口金から連続的に排出される角材状の混練体18を載せるベルトコンベアおよびこの混練体18を切断するワイヤまたは切断刃などである。
図2は、クロスフローろ過器16aの概略断面図である。
また、図3(A)はクロスフローろ過器16aを構成するクロスフローフィルタ16a1の一例を示す断面斜視図、図3(B)は図3(A)で示されるクロスフローフィルタ16a1の変形例を示す断面斜視図である。
デッドエンドろ過方式では、ろ過が進むにつれてフィルタ表面に不透過成分が堆積して、ろ過率が低下するとともに、フィルタの目詰まりが発生しやすい。
一方、クロスフローろ過方式では、図2に示されるように、中空柱で複数の流水路46を形成するクロスフローフィルタ16a1を備えるクロスフローろ過器16aが用いられる。
ここで、廃液処理装置10が処理する洗濯廃液11は放射性核種を含むので、頻繁に廃液処理装置10の近傍に立ち入ることは好ましくない。
そこで、廃液処理装置10で使用するろ過器16には、目詰まり、ろ過率の低下またはこれらに関する点検などの頻度を抑制することができるクロスフローろ過器16aを用いるのが好ましい。
クロスフローろ過器16aは、内部に、これらのクロスフローフィルタ16a1が数本〜数百本並置されて構成される。
クロスフローフィルタ16a1は、セラミック、カーボンまたはプラスチックなどの素材からなり、数μm程度の無数の微細孔を有する。
この流水路46に、粉末活性炭12を含む洗濯廃液11を通流させて、微細粒子のみを壁面の微細孔に浸透させることで、浄化水14を外部へ湧出させる。
洗濯廃液11は、ろ過ポンプ32の動力でクロスフローろ過器16aおよび吸着槽13を連続的に循環して徐々に吸着炭濃縮泥15が濃縮されていく。
なお、クロスフローフィルタ16a1は、微細孔の平均孔径が粉末活性炭12の粒径よりも十分に小さい0.01〜3μmのものを用いる。
平均孔径がこの範囲にあるものを用いることで、浄化水14を直接自然環境に放出しても問題のない純度にすることができる。
なお、より好ましくは、0.03〜1μmの平均孔径を有するものである。
図4は、第1実施形態にかかる廃液処理方法を全自動化する場合の廃液処理装置10の概略構成図である。
全自動化する場合、廃液処理装置10の各部に配置された弁Vn(n=1〜10)は、受信子を備えて、この受信子が受信する信号に合わせて自動開閉するものに変更される。
そして、廃液処理装置10は、図4に示されるように、水位計34からの水位に関する信号を受信する制御部40を備える。
また、制御部40は、これら弁Vnおよびろ過ポンプ32に信号を送信して、それぞれの開閉または起動を制御する。
制御部40は、混練機28に設置された受信部35に信号を送信して、これら混練機28の起動も制御する。
図5は、吸着ステップ(S11〜S14)における廃液処理手順の説明図、図6は、分離ステップ(S15〜S20)における廃液処理手順の説明図、図7は、混練ステップ(S21、S22)における廃液処理手順の説明図、図8は、成型ステップ(S23、S24)における廃液処理手順の説明図である。
また、図9は、第1実施形態にかかる廃液処理方法のフローチャートである。
まず、制御部40は、廃液弁V1を開放して、洗濯廃液11が所定水位になるまで、洗濯廃液11を供給する(S11、S12:NO:S11へ)。
洗濯廃液11が所定量以上になったら(S12:YES)、制御部40は、第1供給弁V2を開放してスラリー状の粉末活性炭12を添加する(S13)。
そして、洗濯廃液11および粉末活性炭12を混合して粉末活性炭12にSSを吸着させる(S14)。
例えば、吸着槽13の内部で、洗濯廃液11を30分〜1時間程度循環流動させて、SSを吸着させる。
まず、制御部40は、信号を発信して、廃液弁V1および第1供給弁V2を閉止させて、往路弁V4および復路弁V5を開放させて、ろ過ポンプ32を起動する。
ろ過ポンプ32は、洗濯廃液11を吸着槽13とろ過器16とで繰り返し循環させて吸着炭濃縮泥15へと濃縮する(S15)。
吸着炭濃縮泥15の含水率を65%以上とすることで、吸着炭濃縮泥15の流動性を維持して、吸着槽13およびろ過器16から混練機28への流下を可能にする。
また、75%以下とすることで、最終処分である焼却において固化体29の焼却を容易にする。
なお、この吸着炭濃縮泥15の含水率の範囲は、より好ましくは、68〜72質量%である。
回収された浄化水14は、水質分析によって安全が確認されてから(S18)、例えば、自然環境へ放出される(S19)。
制御部40は、洗濯廃液11の水位が所定値になるとろ過ポンプ32を停止させて、往路弁V4および復路弁V5を閉止する。
このとき、洗濯廃液11は、吸着炭濃縮泥15となって吸着槽13またはろ過器16に残留する(S20)。
制御部40は、まず、回収管h3に設けられた回収弁V3を開放して吸着炭濃縮泥15を混練部19へ流下させる(S21)。
また、制御部40は、第2供給管h8および第3供給管h9の第2供給弁V8および第3供給弁V9をそれぞれ開放する。
このとき、添加される吸水剤27は、吸着炭濃縮泥15の質量に対して0.01〜0.05程度が望ましい。
制御部40は、混練部19の底部に接続された排出管h10に設けられた排出弁V10を開放して、混練体18を成型部21の鋳型に流し込む(S23)。
混練体18は、一定時間放置されて冷却され、固化して、固化体29となる(S24)。
そして、固化体29は、焼却炉33で焼却されて最終処分がなされる(S25)。
図10は、第2実施形態にかかる廃液処理装置10の混練部19の概略構成図である。
第2実施形態にかかる廃液処理装置10は、図10に示されるように、混練部19が、深底形状のデカンタ混練部19aとなる。
しかし、吸着槽13において吸着炭濃縮泥15の含水率が低いと、吸着炭濃縮泥15の流動性が低下して、混練部19へ流下せずに残留する吸着炭濃縮泥15が増加する。
さらに、流動性が低いことで、ろ過器16への負荷も高くなる。
よって、混練部19へ移す際には、吸着炭濃縮泥15の含水率をできるだけ高める一方で、固化させるまでに、吸着炭濃縮泥15の含水率をできるだけ低くする必要がある。
デカンタ混練部19aには、抜取弁V14を開放して吸着炭濃縮泥15の上澄水45を抜き取るデカントライン36が接続される。
デカントライン36のデカンタ混練部19aに接続されていない他端には、抜取槽44が配置される。
このような構成を用いて、吸着炭濃縮泥15の含水率が80%〜90%程度のうちに、吸着炭濃縮泥15をデカンタ混練部19aへ流下させる。
そして、デカンタ混練部19aにおいて、この吸着炭濃縮泥15を沈殿分離させて、上澄水45を抜き取ることで、吸着炭濃縮泥15の含水率を適切な範囲に調整する。
含水率を調整した後は、第1実施形態と同様の混練ステップ(S21〜S22)を実施する。
凝集剤37は、例えば塩化カルシウムなどのカルシウム系凝集剤またはポリ塩化アルミニウムなどのアルミニウム系凝集剤などを使用することができる。
一般に、固形スラッジ43の凝集が進んでこの固形スラッジ43の凝集粒子の粒径が大きくなると、この凝集粒子の沈降速度が大きくなる。
デカンタ混練部19aに付加弁V13が設けられた付加管h13を介して凝集剤付加部38を接続して、この凝集剤付加部38から凝集剤37を付加すればよい。
また、デカンタ混練部19aには、吸着炭濃縮泥15を加熱する加熱部23が設けられる。
そこで、加熱部23は、デカンタ混練部19aの固形スラッジ43の沈殿高さに集中的に巻回される蛇管式のものとするが望ましい。
図11にかかる実験では、深底の容器に、含水率がそれぞれ80%および90%の吸着炭濃縮泥15を、高さが100cmとなるように供給して、数時間静置した。
図11からわかるように、固形スラッジ43の界面高さは、含水率が80%および90%の場合のいずれも、静置後7時間までは徐々に低下して、7時間以降はほぼ一定の高さとなった。
+−2%の測定誤差なども考慮すれば、図12から、固形スラッジ43の含水率は、6,7時間で目標値である70%程度に到達することがわかる。
また、容器の形状によっては、さらに短時間で吸着炭濃縮泥15を適切な含水率にすることができることが予想される。
図面においても、共通の構成または機能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
また、ろ過器16への負荷または目詰まりを軽減させることができる。
図13は、第3実施形態にかかる廃液処理装置10の概略構成図である。
ろ過器16は、長期間使用すると、フィルタ面への大粒子の蓄積および微細孔における微粒子の蓄積によって必要差圧の上昇またはろ過流量の低下が発生する。
このようなろ過流量の低下などの不具合は、比較的長時間ろ過機能を維持することができるクロスフローろ過器16aにおいても同様に発生する。
逆流部48は、例えば、清水47を供給する清水供給部48a(48)と、清水47をろ過器16に逆流させる逆流ポンプ48b(48)と、から構成される。
そして、回収弁V3、往路弁V4および復路弁V5を閉止するとともに、逆流弁V11を開放して逆流経路を形成する。
清水47によって、クロスフローフィルタ16a1の無数の微細孔に蓄積された微粒子は、清水47とともに、流水路46に排出される。
流水路46にも清水47が通流することで、流水路46を形成するフィルタ面に蓄積された大粒子も除去される。
通流された清水47は、逆流の際に開放される逆流弁V11を設けた逆流管h11から、例えば混練部19に回収される。
なお、この清水47には、ろ過によって生成された浄化水14(図1)を用いてもよい。
図面においても、共通の構成または機能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
Claims (14)
- 放射性核種が付着した懸濁固形分を含む洗濯廃液に粉末活性炭を混合して前記懸濁固形分を前記粉末活性炭に吸着させる吸着槽と、
前記吸着槽に接続されて前記洗濯廃液から浄化水を分離して前記粉末活性炭が濃縮された吸着炭濃縮泥を生成するろ過器と、
前記吸着炭濃縮泥を融解した助燃剤とともに混練して混練体を生成する混練部と、
前記助燃剤を固化させて前記混練体を成型する成型部と、を備えることを特徴とする廃液処理装置。 - 前記ろ過器は、クロスフローろ過器であることを特徴とする請求項1に記載の廃液処理装置。
- 前記クロスフローろ過器は、セラミックフィルタ、カーボンフィルタおよびプラスチックフィルタのいずれかから選択されるチューブラ型またはモノリス型のクロスフローフィルタを備えることを特徴とする請求項2に記載の廃液処理装置。
- 前記クロスフローろ過器は、平均孔径が0.01〜3μmであるクロスフローフィルタを備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の廃液処理装置。
- 前記ろ過器は、前記吸着炭濃縮泥の含水率が65〜75質量%になるまで濃縮することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の廃液処理装置。
- 前記吸着炭濃縮泥に吸水剤を投与する吸水剤投与部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の廃液処理装置。
- 付加される前記助燃剤の前記吸着炭濃縮泥に対する体積比が0.7〜0.9であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の廃液処理装置。
- 前記助燃剤は、石油ワックス、植物性ワックス、木蝋および白蝋から選ばれることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の廃液処理装置。
- 前記ろ過器に清水を逆流して透過させる逆流部を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の廃液処理装置。
- 前記混練部は、深底形状であり、
前記混練部には、前記吸着炭濃縮泥の上澄水を抜き取るデカントラインが接続されることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の廃液処理装置。 - 前記混練部は、前記吸着炭濃縮泥に浮遊する前記粉末活性炭を濃縮させる凝集剤を付加する凝集剤付加部を備えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の廃液処理装置。
- 前記混練部に設けられて前記吸着炭濃縮泥を加熱する加熱部を備えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の廃液処理装置。
- 放射性核種が付着した懸濁固形分を含む洗濯廃液に粉末活性炭を混合して前記懸濁固形分を前記粉末活性炭に吸着させる吸着ステップと、
前記洗濯廃液から浄化水を分離して前記粉末活性炭が濃縮された吸着炭濃縮泥を生成する分離ステップと、
前記吸着炭濃縮泥を融解した助燃剤とともに混練して混練体を生成する混練ステップと、
前記助燃剤を固化させて前記混練体を成型する成型ステップと、を含むことを特徴とする廃液処理方法。 - コンピュータに、
放射性核種を含む洗濯廃液に粉末活性炭を混合して前記洗濯廃液に含まれる懸濁固形分を前記粉末活性炭に吸着させるステップ、
ろ過器で前記洗濯廃液から浄化水を分離するステップ、
前記ろ過器によって前記粉末活性炭が濃縮された吸着炭濃縮泥を融解した助燃剤とともに混練して混練体を生成するステップ、
前記助燃剤を固化させて前記混練体を成型するステップ、を実行させることを特徴とする廃液処理プログラム。
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