JP2016024048A - 加工工具の測定装置及び測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具先端の形状計測に誤差が生じにくく、装置及び工程を簡潔化した加工工具の測定装置及び測定方法を提供する。【解決手段】本測定装置150は、演算処理装置60の条件設定部64が表裏で工具刃先31aの形状が異なる場合に複数の解析エリアについてそれぞれ異なる解析条件を設定するので、加工工具31先端の形状計測に誤差が生じにくい。なお、測定装置150では、カメラ(センサー)51を軸AXに対する一方向からの検出結果を解析するので、カメラ(センサー)51や演算処理装置60を含む測定装置150を簡潔化することができ、測定処理を簡素化することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂その他の材料を成形する転写型における転写面等の加工に適する加工工具の測定装置及び測定方法に関する。
マシニングセンター等のNC工作機械を用いて高精度加工する上で、加工工具の設置状態(例えば工具スピンドル回転軸に対する工具取付け軸の位置及び角度ズレ)、挙動(例えば工具刃先位置の変動)、及び工具刃先状態(例えば刃先形状)は、加工形状への誤差として現れるため、これらを把握することが重要である。このような加工工具の測定のため、様々な方式の公知の測定機が存在する。また、加工機上で測定することによって加工状態をより正確に測定することを可能にする機上計測という方法も知られている。ワークに対する加工精度を向上させるためには、加工機自体の動作及び位置決め精度を上げる方法もあるが、上記のような測定機を用いて加工工具の動作について修正又は補正を行う方法が非常に有効である。
下記特許文献1には、カメラを用いた装置であって、カメラで撮影した複数枚の工具刃先の形状の画像から合焦画像を合成し、工具の刃先の最外周部分を正確に取得し解析するものが提案されている。
しかしながら、上記発明のように一方向からの測定で、表裏面の形状が異なる工具を測定しようとすると、工具先端の表面及び裏面での見え方の違いによって、最外周部分のうち左右の測定及び解析結果に誤差が生じる。この点についてより詳細に説明すると、高精度加工によく用いられる一枚刃のボールエンドミル工具には、片側面取りをしてエッジ部を鋭くしているものがある。また、複数刃を有する工具でも表裏面形状が異なるものが多くある。一般的に、カメラ画像を利用する測定装置は、その照明条件が測定及び解析結果に大きく影響する。機上測定においては設置スペースにも制限があり、照明条件を自由に調整することが困難であり、このような誤差は不可避である。なお、工具の表裏の両面からカメラで画像を取得することで表裏同条件での測定が可能であるが、装置の大型化につながり、若しくは測定ステップが増えるという欠点がある。
特開2001-269844号公報
本発明は、上記背景技術の問題に鑑みてなされたものであり、工具先端の形状計測に誤差が生じにくく、装置及び工程を簡潔化した加工工具の測定装置及び測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る加工工具の測定装置は、所定の軸のまわりに回転させて使用される加工工具について、形状的な情報を検出するセンサーを用いて所定の軸に対する一方向からの検出結果を解析することにより、工具刃先の輪郭形状を取得する輪郭取得部と、工具刃先を所定の軸のまわりに反転させた表裏に関して形状的な情報を検出するため、センサーの検出領域において工具刃先の輪郭に対応する複数の解析エリアを設定するエリア設定部と、所定の軸のまわりに反転させた表裏で工具刃先の形状が異なる場合に、エリア設定部によって設定された複数の解析エリアについてそれぞれ異なる解析条件を設定する条件設定部とを備える。ここで、工具刃先の形状が異なるとは、輪郭的なものではなく、面の角度等によってセンサーの検出結果に影響を与えるような形状的な要素の相違を意味し、面の仕上げの程度による表面粗さ等も含む概念である。
上記測定装置では、条件設定部が、表裏で工具刃先の形状が異なる場合に複数の解析エリアについてそれぞれ異なる解析条件を設定するので、工具先端の形状計測に誤差が生じにくい。なお、本測定装置では、センサーを用いて所定の軸に対する一方向からの検出結果を解析するので、センサーや処理部を含む測定装置を簡潔化することができ、測定処理を簡素化することができる。
本発明の具体的な側面によれば、上記測定装置において、条件設定部は、所定の軸のまわりに反転させた表裏で工具刃先の形状が異なるとともに工具刃先の輪郭形状が所定の軸を挟んで非対称となる場合に、エリア設定部によって設定された複数の測定エリアにそれぞれ異なる解析条件を設定する。この場合、複数の解析エリアについてそれぞれ異なる解析条件を設定する意義が増す。
本発明の別の側面によれば、エリア設定部は、所定の軸を挟んだ対称的な領域に解析エリアを設定する。工具は、一方から観察した場合、所定の軸のまわりに反転させることで対称的な輪郭形状をなすので、このような輪郭形状に合わせて解析エリアを設定することで、反転させた表裏で工具刃先の輪郭を適切に計測できる。
本発明のさらに別の側面によれば、加工装置上に設置可能であり、加工工具を加工セッティング状態にして測定が行える。この場合、加工状態に近い状態で工具刃先の観察が可能になり、より正確な測定が可能になる。
本発明のさらに別の側面によれば、工具刃先の形状がテーパー形状を有することによって、所定の軸のまわりに反転させた表裏で形状が異なり、非対称になるものを測定する。この場合、テーパー形状が観察される解析エリアの表裏において解析条件が異なるものとなる。
本発明のさらに別の側面によれば、工具刃先の形状が曲線形状を有することによって、所定の軸のまわりに反転させた表裏で形状が異なり、非対称になるものを測定する。この場合、曲線形状が観察される解析エリアの表裏において解析条件が異なるものとなる。
上記目的を達成するため、本発明に係る加工工具の測定方法は、所定の軸のまわりに回転させて使用される加工工具について、形状的な情報を検出するセンサーを用いて所定の軸に対する一方向からの検出結果を解析することにより、工具刃先の輪郭形状を計測する測定方法であって、工具刃先を所定の軸のまわりに反転させた表裏に関して、工具刃先の輪郭形状を取得する工程と、センサーの検出領域において工具刃先の輪郭に対応する複数の解析エリアを設定する工程と、所定の軸のまわりに反転させた表裏で工具刃先の形状が異なる場合に、複数の解析エリアにそれぞれ異なる解析条件を設定する工程とを備える。
上記測定方法では、表裏で工具刃先の形状が異なる場合に複数の解析エリアについてそれぞれ異なる解析条件を設定するので、工具先端の形状計測に誤差が生じにくい。なお、本測定方法では、センサーを用いて所定の軸に対する一方向からの検出結果を解析するので、センサーや処理部を含む測定装置を簡潔化することができ、測定処理を簡素化することができる。
本発明の具体的な側面によれば、上記測定方法において、工具刃先の輪郭形状を取得する工程は、所定の軸を仮決めする工程と、加工工具を所定の軸のまわりに回転させた際の最外周データを取得する工程と、最外周データから所定の軸を本決定する工程とを含む。この場合、所定の軸を精密に決定でき、複数の解析エリアの設定がより精密なものとなる。
本発明の別の側面によれば、複数の解析エリアで得た形状的な情報を当該複数の解析エリアごとに設定された解析条件で解析して得た輪郭情報を合成する工程をさらに備える。これにより、工具の刃先の軌跡を決定でき、ワークに対して精密な加工が可能になる。
本発明の一実施形態に係る機上計測型の測定装置を組み込んだ加工装置を説明する概念図である。 図1の加工装置の要部を説明する斜視図である。 測定装置を説明する概念図である。 (A)は、工具刃先の形状を説明する図であり、(B)は、撮影される表裏の刃先画像であり、(C)は、工具刃先を表裏反転させた輪郭形状を説明する図である。 測定方法を説明するフローチャートである。 (A)は、工具刃先について取得される表裏の画像を説明する図であり、(B)は、エッジ抽出後にマージされたデータを示し、(C)は、画像データに設定される解析エリアを例示する図である。 加工方法を説明するフローチャートである。 (A)〜(C)は、変形例の工具を説明する図である。 測定方法の変形例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る加工装置及び加工方法について具体的に説明する。
図1に示すように、加工装置100は、定盤10と、X軸ステージ20と、YZ軸ステージ30と、加工部駆動制御装置40と、測定装置本体50と、演算処理装置60とを備える。ここで、定盤10上には、ワークWを固定するワーク取付部11と、YZ軸ステージ30側に組み付けられた加工工具31の刃先を測定するための測定装置本体50とが載置され固定されている(図2参照)。なお、ワークWは、例えば成形型であり、加工装置100によって形状転写面Waが加工される。
X軸ステージ20は、定盤10上に固定されてYZ軸ステージ30を支持している。X軸ステージ20は、YZ軸ステージ30をX軸方向に進退移動させる案内機構や駆動機構を有し、加工部駆動制御装置40の制御下で動作している。
YZ軸ステージ30は、加工部駆動制御装置40の制御下で動作しており、加工工具31を固定して鉛直のZ軸に平行な軸AXのまわりに回転させるスピンドル部32を有する。YZ軸ステージ30は、X軸ステージ20と協働してスピンドル部32すなわち加工工具31をXYZ軸に沿って3次元的に移動させることができる。YZ軸ステージ30は、スピンドル部32の姿勢又は傾斜を調整することもできる。
なお、X軸ステージ20等は、YZ軸ステージ30を例えばY方向に大きく変位させる機能も有し、加工中は、加工工具31をワーク取付部11の上方の加工位置に配置することができ、測定中は、加工工具31を測定装置本体50内の計測位置に配置することができる。
加工部駆動制御装置40は、高精度の数値制御を可能にするものであり、X軸ステージ20やYZ軸ステージ30に内蔵されたモーターや位置センサー等を演算処理装置60の制御下で駆動することによって、スピンドル部32や加工工具31を目的とする位置に適宜移動させる。
図2及び図3に示すように、測定装置本体50は、カメラ51と照明装置52とを備える。カメラ51は、画像取得用のセンサーであり、演算処理装置60の指示に従って所定のタイミングで動作し、工具刃先31aの撮影を行う。カメラ(センサー)51による撮影又は観察は、工具刃先31aをその回転軸である軸AXに垂直な一方向(具体的には水平方向)から見たものとなっている。つまり、カメラ51による観察軸MXは、工具刃先31aを通り、軸AXに直交するものとなっている。カメラ51は、詳細を省略するが、レンズとイメージセンサーとを組み合わせたものであり、イメージセンサーとしては、CCDやCMOSが用いられ、可視光での撮影が行われる。照明装置52は、工具刃先31aを照明することで、カメラ51によって取り込む画像が適度のコントラストを有し、取り込んだ画像に対するエッジ処理その他の画像処理が再現性を有して適切なものとなるようにしている。なお、照明装置52は、工具刃先31aを挟んでカメラ51の反対側に配置されるものに限らず、工具刃先31aに対してカメラ51側に配置されるものであってもよい。
以上の測定装置本体50は、演算処理装置60及び加工部駆動制御装置40と組み合わされて(図1参照)、工具刃先31aの形状を測定するための測定装置150として機能する(図3参照)。
測定装置本体50による工具刃先31aの撮影は、工具刃先31aを軸AXのまわりに必要な回転角度に回転させた状態で行われる。
図4(A)に示すように、加工工具31は一枚刃のボールエンドミルである。工具刃先31aは、三角板状の外形を有し、刃31fと峰31gとを有する。刃31fは、テーパー形状を有し、直線部31hと切れ刃31iとを含む。図4(A)では、工具刃先31aの回転角が0°、45°、90°、135°、180°の場合が示されているが、工具刃先31aを回転させた輪郭形状(回転形状とも呼ぶ)に影響するのは、回転角が0°及び180°の場合、つまり工具刃先31aの表裏の形状である。図からも明らかなように、工具刃先31a又は切れ刃31iは、軸AXのまわりに反転させた表裏で工具刃先31a又は切れ刃31iの形状が異なるとともに工具刃先31a又は切れ刃31iの輪郭形状が軸AXを挟んで非対称となっている。したがって、本実施形態では、図4(B)に示すように、0°及び180°の刃先画像、つまり工具刃先31aの表裏の画像を取り込んで輪郭形状の計測や解析を行う。図4(C)に示すように、工具刃先31aを回転させた輪郭は、図4(B)に示す輪郭形状の合成に対応し、先端が円弧のテーパー形状となっている。
なお、工具刃先31aが0°及び180°の回転角になったタイミングで加工工具31の回転を止め、カメラ51に1ショット撮影を行わせることもできるが、カメラ51に工具刃先31aが0°及び180°の回転角になったタイミングでストロボ撮影のような1ショット撮影を行わせることもできる。さらに、カメラ51に動画撮影を行わせてコマ画像を演算処理装置60のバッファに保存しつつ保存されたコマ画像から必要な画像を抽出又は合成することもできる。
図4(B)に示すように、工具刃先31aの表裏の画像は、切れ刃31iの部分において大きく異なるものとなっている。これは、切れ刃31iの裏面側において、断面がテーパー形状の面取り部31jが形成されており、面取り部31jは、切れ刃31iの表裏の平面に対して傾斜した状態となって光の反射角が大きく変化していることに起因する。つまり、面取り部31jは、巨視的な意味での輪郭形状に影響を与えないようなものであっても、比較的微視的な意味での表裏の観察形状が大きく異なるものとなっている。
図1に戻って、演算処理装置60は、コンピューターであり、加工部駆動制御装置40を介してX軸ステージ20、YZ軸ステージ30等による加工動作を制御するとともに、測定装置本体50を利用した加工工具31の刃先形状の測定を可能にする。演算処理装置60は、X軸ステージ20、YZ軸ステージ30等による加工動作を制御する場合、加工工具31の先端に設けられている工具刃先31aの形状を把握して、加工工具31を移動させる軌跡を設定する。つまり、演算処理装置60は、工具刃先31aを回転させた輪郭形状(回転形状)に基づいて、工具刃先31aを移動させるべき軌跡を決定し、ワーク取付部11に固定されたワークW上に所望の形状転写面Waを形成することができる。
図6等を参照して、工具刃先31aの形状測定について説明する。なお、図1等に示す測定対象の加工工具31は、予めスピンドル部32に取り付けられて加工セッティング状態となっているが、加工装置100での形状測定、すなわち機上測定が可能になっている。
図5を参照して形状測定について説明する。最初に、加工セッティング状態の加工工具31の軸AXに相当する工具中心軸を仮決めする(ステップS11)。すなわち、YZ軸ステージ30又はスピンドル部32を+Y方向に移動させることにより加工工具31を測定装置本体50内の計測位置に配置する。そして、加工工具31を低速で連続回転させ、最外周部分をユーザが目視で確認を行い、後述する解析エリアの分割に用いる概算中心軸を仮決めする。この際、演算処理装置60のディスプレイに表示されるカメラ51によるモニター画像を利用して、画像上で上下に延びる線を左右に移動させる要領で概算中心軸を画像取得領域内に設定する。ここで、画像取得領域は、カメラ51によって工具刃先31a及びその周辺について取得される画像上の領域であり、工具刃先31aを軸AXに平行な面に投影した2次元的な形状を測定する領域となっている。この画像取得領域は、工具刃先31aの寸法を反映した座標データに変換可能であり、後述する検出領域DA(図6(C)参照)に相当する。
なお、工具中心軸を仮決めは自動化できる。例えば、工具刃先31aの輪郭形状の少なくとも一部に左右対称形状ある場合、画像のパターンマッチングを用いて、かかる左右対称形状を検出し、対称形状の中心軸を解析的に決定し、この中心軸をもって仮の工具中心軸とすることもできる。
次に、工具輪郭形状の解析エリアを決定するため、カメラ51によって工具刃先31aの画像を取り込み、画像データの取得を行う(ステップS12)。この際、例えば工具刃先31aを徐々に回転させつつ画像データの取得を行う。具体的には、工具刃先31aを初期の回転位置にセットし、カメラ51に1ショットの撮影を行わせることで、初期の回転位置での工具刃先31aの側面の画像が得られる。なお、ステップS12で得た画像データは、オリジナルのデータとして演算処理装置60のメモリー61に保管される。
次に、演算処理装置60は、上記画像の取込みが指定回数繰り返されたか否かを判断する(ステップS13)。本実施形態の場合、工具刃先31aが一枚刃であり、表裏の画像を取得して輪郭エッジの抽出を行う必要がある。このため、例えば1°刻みで360°回転させ、360回の撮影を行うならば、表裏の画像を含む多数の角度画像を取得ことになる。
画像の取込みが指定回数繰り返されていない場合、演算処理装置60は、加工部駆動制御装置40を介してスピンドル部32を動作させ、加工工具31を規定の刻み角(例えば1°)だけ回転させる(ステップS14)。
以上のステップS12〜S14を繰り返すことにより、工具刃先31aを回転させつつ微小な角度単位で工具刃先31aの側面画像を撮影することができ、工具刃先31aの回転を微小角度単位でコマ撮りした多数の画像データを集め保管することができる。
その後、演算処理装置60は、工具刃先31aを回転させつつコマ撮りした画像データに対して画像処理を行ってエッジデータを抽出する(ステップS15)。具体的には、工具刃先31aを一回転させる際にコマ撮状に取得した多数の画像データからエッジ抽出処理を行う。なお、エッジ抽出に際しては、公知の画像処理技術を用いることができ、所定の基準で輪郭エッジの抽出が行われ、或いは所定の閾値で2値化処理が行われる。ここで、演算処理装置60は輪郭取得部62として機能している。
次に、演算処理装置60は、ステップS13で得たエッジデータについてマージ及び保存を行う(ステップS15)。具体的には、工具刃先31aを微小な刻み角単位で取得したエッジデータがマージされ、最大輪郭に対応するデータ(つまり最外周データ)が得られる。得られた最外周データは、演算処理装置60のメモリー61に保管される。この最外周データは、結果的に、工具刃先31aの表裏のエッジ画像をマージしたものとなっている。
図6(A)に示す工具刃先31aの表裏エッジ画像がマージされると、図6(B)に示すように画像取得領域中に一対のエッジE1,E2を含む最外周データが設定される。
画像の取込みが指定回数繰り返されている場合、演算処理装置60は、ステップS14で得た最外周データ、すなわち回転する工具刃先31aの外周輪郭に相当するエッジから中心軸CXを本決定する(ステップS22)。具体的には、回転工具の最外周データからパターンマッチングを行って対称軸を決定する。実施形態の例では、加工工具31としてボールエンドミルが用いられており、この場合は、円形によるパターンマッチングを行う。このようなパターンマッチングにより、工具刃先31aの円Fの中心座標が得られる。そして、上記ステップS11で仮決めされた工具中心軸に平行で上下に延び、この中心座標を通る直線を本決定後の中心軸CXとする。
次に、演算処理装置60は、ステップS22で設定した中心軸CXを境界として最外周データを分割し、分割されたそれぞれ領域で画像データを解析するように、図6(C)に例示するように、検出領域DA中に2つの解析エリアA1,A2を設定する(ステップS23)。この場合、演算処理装置60はエリア設定部63として機能する。ここで、解析エリアA1,A2は、中心軸CXを挟んで対称的な形状を有している。解析エリアA1,A2の設定方法としては、例えば図6(B)に示すエッジE1,E2に所定の幅を持たせるといった手法が可能である。
次に、演算処理装置60は、ステップS23で設定した各解析エリアA1,A2に対してそれぞれ異なる解析条件を設定する(ステップS24)。この場合、演算処理装置60は条件設定部64として機能する。解析条件には、エッジ検出の画像処理に係るパラメーターが含まれる。例えばエッジ決定のためのグレースケール閾値が解析条件の一例として挙げられる。解析条件には、その他のものとして、データフィルター、異常点除去パラメーター等が含まれる。グレースケール閾値については、エッジ検出閾値の上限値及び又は下限値を設定し、データフィルターでは、平滑化フィルターによってノイズ除去を行い、併せて勾配の強度検出を行うこともできる。具体的なエッジ検出について説明する。エッジ検出では、ノイズがエッジとして誤検出されないように、ガウシアンフィルターなどのような平滑化フィルター処理を行うことが望ましい。平滑化フィルターのフィルターサイズは、例えば3×3画素、5×5画素等とする。その上で、一次微分画像から勾配強度を計算し、ある閾値以上の部分をエッジとして検出する。さらに、異常点除去処理では、平滑化後に検出したエッジを滑らかにつなぐ処理を行う。単に各微小範囲で検出したエッジ点を並べただけでは、ガタガタの不連続点となってしまう。そこで、エッジ検出閾値に若干の幅又は範囲を持たせておいて、その範囲内でエッジとして検出する位置を微調整していくという手法も可能である。
各解析エリアA1,A2に設定される解析条件は、手動的なものとでき、この場合、ユーザが経験等に基づいて任意に指定する。つまり、任意の解析エリアにおいて解析条件の細かい調整を自由に行うことを可能とする。
なお、解析エリアA1,A2に解析条件を設定する手法は、手動的なものに限らず自動的又は半自動的なものであってもよい。例えば、演算処理装置60において、上記解析エリアA1,A2から得られる形状が同等のものになるように解析条件を網羅的に変化させることで、解析エリアA1,A2で決定されるエッジ形状の一致性が最も高くなるように、解析条件を自動的に算出してもよい。また、解析エリアA1側の解析条件を固定として、解析エリアA2側の解析条件を徐々に変化させつつ、その時の両解析エリアA1,A2から得られる解析結果(エッジ形状)を比較し、差が最小となる条件又は解を探すという方法をとることもできる。
次に、演算処理装置60は、ステップS24で設定した各解析エリアA1,A2ごとの解析条件を用いて、ステップS12で取得した画像データに対して再度エッジ検出の解析を行う(ステップS25)。この際、単に閾値で処理するだけでなく、エッジの平滑化処理等を行うことができる。また、エッジから異常点を除去することができる。
なお、ステップS12で取得した画像データを用いないで、ステップS12と同様の手法で加工工具31を中心軸CXのまわりに回転させながらカメラ51によって複数の画像を取り込み直してもよい。この場合、このような新たな画像に対して、ステップS24で設定した各解析エリアA1,A2ごとの解析条件を用いてエッジ検出の解析を行う。
最後に、演算処理装置60は、ステップS25で取得した加工工具31のエッジ形状をメモリー61に保管するとともに出力する。
なお、一度決定した解析エリアA1,A2と、これに応じて設定した解析条件は、メモリー61に保管することで、同じ測定対象すなわち工具刃先31aに対して再利用することも可能となる。
図7を参照して、加工方法の概要について説明する。まず、目標とする面形状の読み込みを行う(ステップS1)。この面形状は、ワークWから光学素子の成形型を作成する場合、光学素子の光学面形状に相当するものとなる。次に、加工工具31をYZ軸ステージ30のスピンドル部32にセットする(ステップS2)。その後、スピンドル部32をYZ軸ステージ30とともに+Y方向に大きく移動させることにより加工工具31を測定装置本体50内の計測位置に配置し、工具刃先31aの形状測定を行う(ステップS3)。この際、図5で説明したように、工具刃先31aを回転させた輪郭(回転形状)が測定され、これらのデータが合成又はマージされる。次に、加工工具31又は工具刃先31aを移動させる軌跡のデータを作成する(ステップS4)。この際、工具刃先31aを回転させた輪郭形状を移動させた軌跡の最外縁が目標とする転写面形状になるようにする。次に、ワークWを定盤10のワーク取付部11にセットする(ステップS5)。その後、スピンドル部32をYZ軸ステージ30とともに−Y方向に大きく移動させることにより、加工工具31を測定装置本体50内の加工位置に戻し、加工工具31によってワークWに対する実加工を行う(ステップS6)。この際、スピンドル部32に固定された加工工具31を軸AXのまわりに高速で回転させつつ、ステップS4で得た軌跡のデータに従ってX軸ステージ20及びYZ軸ステージ30を動作させ、スピンドル部32とともに加工工具31を既定の軌跡に従って移動させる。これにより、ワークW上に形状転写面Waが形成される。その後、ワークWの形状転写面Waの面形状を計測し誤差を評価する(ステップS7)。次に、ステップS4で作成した加工工具31を移動させる軌跡データを修正する(ステップS8)。次に、ワークWを定盤10のワーク取付部11に再度セットする(ステップS9)。最後に、ステップS8で修正された軌跡データに基づいてYZ軸ステージ30を適宜動作させ、ワークWに対する実加工を再度行う(ステップS10)。
以上では、形状転写面Waの計測やワークWの再加工を一度で終えているが、これらを複数回繰り返すこともできる。また、加工工具31の計測は、ワークWの加工ごとに行うこともできるが、所定枚数のワークWの加工ごとに行う設定とすることもできる。
本実施形態の測定装置150では、演算処理装置60の条件設定部64が表裏で工具刃先31aの形状が異なる場合に複数の解析エリアA1,A2についてそれぞれ異なる解析条件を設定するので、加工工具31先端の形状計測に誤差が生じにくい。なお、本測定装置150では、カメラ(センサー)51を軸AXに対する一方向からの検出結果を解析するので、カメラ(センサー)51や演算処理装置60を含む測定装置150を簡潔化することができ、測定処理を簡素化することができる。
以上、実施形態に係る測定装置や測定方法について説明したが、本発明に係る測定装置又は方法は、上記のものには限られない。
例えば、加工工具31の種類や工具刃先31aの形状は、上記実施形態に例示するものに限らず様々なものを用いることができる。つまり、測定装置150による計測対象の加工工具31としては、上述したボールエンドミルに限らず、フラットエンドミル、ラジアスエンドミル、総形エンドミル等であってもよい。また、加工工具31の工具刃先31aは、1枚刃に限らず、図8(A)に示す2枚刃31pからなるもの、図8(B)に示す4枚刃31qからなるもの、図8(C)に示す3枚刃31rからなるもの等とすることができる。図8(A)に示す2枚刃31pの場合、工具刃先31aを180°回転させることで工具刃先31aについて表裏の形状測定が可能になる。図8(B)に示す4枚刃31qの場合、工具刃先31aを90°ずつ4回(初期位置を除くと3回)回転させることで工具刃先31aについて表裏の形状測定が可能になる。図8(C)に示す3枚刃31qの場合、工具刃先31aを60°ずつ6回(初期位置を除くと5回)回転させることで工具刃先31aについて表裏の形状測定が可能になる。最外周データは、上記測定及び解析によって得た輪郭形状のうち最も外側のものとなる。
なお、図8(A)〜8(C)に示す刃31p,31q,31rの場合、エッジの少なくとも一方に曲線形状を有するものとなっている。
図9は、図5に示す測定方法の変形例の測定方法を説明するフローチャートである。この場合、加工工具31を回転させながらカメラ51からの画像を取り込む(ステップS112)。この場合、カメラ51の露光時間を比較的長くしている。シャッターを開いている間に加工工具31が回転するため、得られる画像は回転時の残像となる。こうすることで、何枚も画像を撮って重ねあわせたものと同様の効果を1回の撮影で得ることができる。よって、次のステップS113で抽出されるエッジデータは、工具刃先31aを軸AXのまわりに回転させた最大の輪郭形状を示す残像となっている。また、ステップS114で保存されるエッジデータは、工具刃先31aの最外周データとなっている。
以上では、カメラ(センサー)51を用いて工具刃先31aの形状的な情報を検出しているが、エリアスキャン機構を備えた非接触の測長センサーを用いて工具刃先31aの形状的な情報を検出することもできる。
以上では、中心軸CXを挟んで対称的な2つの解析エリアA1,A2を設けたが、工具刃先31aの形状によっては、中心軸CXを挟んでそれぞれ2つ以上の解析エリアを設けてもよい。
また、工具刃先31aを回転させつつコマ撮りした画像データを取得する代わりに、工具刃先31aの回転角を制御して特定の角度に配置することもできる。この場合、工具刃先31aの回転角は、スピンドル部32に組み込まれたロータリーエンコーダー等からの角度データを用いて監視することができる。
10…定盤、 11…ワーク取付部、 20…X軸ステージ、 30…YZ軸ステージ、 31…加工工具、 31a…工具刃先、 31f…刃、 31g…峰、 31j…面取り部、 32…スピンドル部、 40…加工部駆動制御装置、 50…測定装置本体、 51…カメラ、 52…照明装置、 60…演算処理装置、 61…メモリー、 64…条件設定部、 100…加工装置、 150…測定装置、 A1,A2…解析エリア、 AX…軸、 CX…中心軸、 DA…検出領域、 E1,E2…エッジ、 MX…観察軸、 W…ワーク

Claims (9)

  1. 所定の軸のまわりに回転させて使用される加工工具について、形状的な情報を検出するセンサーを用いて前記所定の軸に対する一方向からの検出結果を解析することにより、工具刃先の輪郭形状を取得する輪郭取得部と、
    工具刃先を前記所定の軸のまわりに反転させた表裏に関して形状的な情報を検出するため、前記センサーの検出領域において工具刃先の輪郭に対応する複数の解析エリアを設定するエリア設定部と、
    前記所定の軸のまわりに反転させた表裏で工具刃先の形状が異なる場合に、前記エリア設定部によって設定された前記複数の解析エリアについてそれぞれ異なる解析条件を設定する条件設定部と
    を備えることを特徴とする加工工具の測定装置。
  2. 前記条件設定部は、前記所定の軸のまわりに反転させた表裏で工具刃先の形状が異なるとともに工具刃先の輪郭形状が前記所定の軸を挟んで非対称となる場合に、前記エリア設定部によって設定された前記複数の測定エリアにそれぞれ異なる解析条件を設定することを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記エリア設定部は、前記所定の軸を挟んだ対称的な領域に前記解析エリアを設定することを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
  4. 加工装置上に設置可能であり、加工工具を加工セッティング状態にして測定が行えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の測定装置。
  5. 工具刃先の形状がテーパー形状を有することによって、前記所定の軸のまわりに反転させた表裏で形状が異なり、非対称になるものを測定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の測定装置。
  6. 工具刃先の形状が曲線形状を有することによって、前記所定の軸のまわりに反転させた表裏で形状が異なり、非対称になるものを測定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の測定装置。
  7. 所定の軸のまわりに回転させて使用される加工工具について、形状的な情報を検出するセンサーを用いて前記所定の軸に対する一方向からの検出結果を解析することにより、工具刃先の輪郭形状を計測する測定方法であって、
    工具刃先を前記所定の軸のまわりに反転させた表裏に関して、工具刃先の輪郭形状を取得する工程と、
    前記センサーの検出領域において工具刃先の輪郭に対応する複数の解析エリアを設定する工程と、
    前記所定の軸のまわりに反転させた表裏で工具刃先の形状が異なる場合に、前記複数の解析エリアにそれぞれ異なる解析条件を設定する工程とを備えることを特徴とする加工工具の測定方法。
  8. 工具刃先の輪郭形状を取得する工程は、前記所定の軸を仮決めする工程と、加工工具を前記所定の軸のまわりに回転させた際の最外周データを取得する工程と、前記最外周データから前記所定の軸を本決定する工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載の測定方法。
  9. 前記複数の解析エリアで得た形状的な情報を当該複数の解析エリアごとに設定された解析条件で解析して得た輪郭情報を合成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項7及び8のいずれか一項に記載の測定方法。
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