JP2016023266A - インクジェット用熱硬化性接着剤、半導体装置の製造方法及び電子部品 - Google Patents

インクジェット用熱硬化性接着剤、半導体装置の製造方法及び電子部品 Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤が硬化した接着剤層を、ボイドの発生を抑えつつ高精度に形成することができるインクジェット用熱硬化性接着剤を提供する。
【解決手段】インクジェット用熱硬化性接着剤は、インクジェット装置を用いて塗布されて用いられ、かつ加熱により硬化させて用いられ、熱硬化性化合物と、熱硬化剤とを含み、溶剤を含まないか又は含み、接着剤が前記溶剤を含む場合には、前記溶剤の含有量が1重量%以下であり、JIS K2283に準拠して測定された25℃及び1rpmでの粘度が160mPa・s以上、1600mPa・s以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット装置を用いて塗布されて用いられ、かつ加熱により硬化させて用いられるインクジェット用熱硬化性接着剤に関する。また、本発明は、上記接着剤を用いる半導体装置の製造方法、並びに上記接着剤を用いた電子部品に関する。
基板上に半導体チップが硬化物層を介して積層された半導体装置が知られている。また、複数の半導体チップが、硬化物層を介して積層された半導体装置が広く知られている。
上記半導体装置は、半導体チップの下面に硬化性組成物層(接着剤層)を積層した状態で、基板又は半導体チップ上に、硬化性組成物層付き半導体チップを、硬化性組成物層側から積層し、かつ硬化性組成物層を硬化させることにより製造されている。このような半導体装置の製造方法の一例は、例えば、下記の特許文献1に開示されている。また、特許文献1では、上記硬化性組成物層(接着剤層)を形成するために、放射線重合性化合物と、光開始剤と、熱硬化性樹脂とを含有する組成物が開示されている。
また、半導体装置は、例えば、基板又は半導体チップ上に、ディスペンサー又はスクリーン印刷などにより硬化性組成物を塗布して硬化性組成物層を形成した後、硬化性組成物層上に半導体チップを積層し、かつ硬化性組成物層を硬化させることにより形成されることもある。
WO2011/058996A1
上述した従来の半導体装置の製造方法では、タクトタイムが長くなり、半導体装置を効率的に製造することができない。さらに、厚み精度が低くなりやすく、接着剤層のはみ出しが発生したり、平坦性が得られないためボイドが発生したりすることがある。従って、半導体装置における各層間の接着信頼性が低くなることがある。
特に、ディスペンサー又はスクリーン印刷などにより硬化性組成物を塗布する製造方法では、硬化性組成物を均一に塗布することが困難であるという問題がある。このため、硬化物層を高精度に形成することが困難であったり、形成された硬化物層にボイドが発生しやすかったりする。
なお、特許文献1に記載の組成物は、インクジェット装置を用いて塗布されて用いられていない。
本発明の目的は、インクジェット装置を用いて塗布されて用いられ、かつ加熱により硬化させて用いられ、接着剤が硬化した接着剤層を、ボイドの発生を抑えつつ高精度に形成することができるインクジェット用熱硬化性接着剤を提供することである。また、本発明は、上記接着剤を用いる半導体装置の製造方法、並びに上記接着剤を用いた電子部品を提供することも目的とする。
本発明の広い局面によれば、インクジェット装置を用いて塗布されて用いられ、かつ加熱により硬化させて用いられる接着剤であって、熱硬化性化合物と、熱硬化剤とを含み、溶剤を含まないか又は含み、接着剤が前記溶剤を含む場合には、前記溶剤の含有量が1重量%以下であり、JIS K2283に準拠して測定された25℃及び1rpmでの粘度が160mPa・s以上、1600mPa・s以下である、インクジェット用熱硬化性接着剤が提供される。
本発明に係る接着剤のある特定の局面では、前記接着剤がフィラーを含まないか又は含み、前記接着剤が前記フィラーを含む場合には、前記フィラーの含有量が1重量%以下である。
本発明に係る接着剤のある特定の局面では、前記熱硬化性化合物が芳香族骨格を有する。
本発明の広い局面によれば、光半導体素子搭載用の支持部材又は半導体素子の表面上に、インクジェット装置を用いて、上述したインクジェット用熱硬化性接着剤を塗布して、接着剤層を形成する塗布工程と、前記接着剤層の前記支持部材又は前記半導体素子側とは反対の表面上に、半導体素子を積層する積層工程と、前記半導体素子の積層後に、前記接着剤層を熱硬化させる加熱工程とを備える、半導体装置の製造方法が提供される。
本発明に係る半導体装置の製造方法のある特定の局面では、前記塗布工程と前記積層工程とを複数回繰り返した後、前記加熱工程を行う。
本発明に係る半導体装置の製造方法のある特定の局面では、前記インクジェット用熱硬化性接着剤を循環させながら、塗布する。
本発明に係る半導体装置の製造方法のある特定の局面では、前記インクジェット装置が、前記インクジェット用熱硬化性接着剤が貯留されるインクタンクと、前記インクタンクと接続されておりかつ前記インクジェット用熱硬化性接着剤が吐出される吐出部と、一端が前記吐出部に接続されており、他端が前記インクタンクに接続されており、かつ内部を前記インクジェット用熱硬化性接着剤が流れる循環流路部とを有し、前記塗布工程において、前記インクジェット装置内で、前記インクジェット用熱硬化性接着剤を前記インクタンクから前記吐出部に移動させた後に、前記吐出部から吐出されなかった前記インクジェット用熱硬化性接着剤を、前記循環流路部内を流して前記インクタンクに移動させることにより、前記インクジェット用熱硬化性接着剤を循環させながら、塗布する。
本発明に係る半導体装置の製造方法のある特定の局面では、循環されている前記インクジェット用熱硬化性接着剤の温度が40℃以上、100℃以下である。
本発明の広い局面によれば、第1の電子部品本体と、第2の電子部品本体と、前記第1の電子部品本体と前記第2の電子部品本体とを接続している接着剤層とを備え、前記接着剤層が、上述したインクジェット用熱硬化性接着剤を、インクジェット装置を用いて塗布し、かつ加熱により硬化させて形成されている、電子部品が提供される。
本発明に係る電子部品のある特定の局面では、前記第1の電子部品本体が光半導体素子搭載用の支持部材又は半導体素子であり、前記第2の電子部品本体が半導体素子である。
本発明に係るインクジェット用熱硬化性接着剤は、熱硬化性化合物と、熱硬化剤とを含み、溶剤を含まないか又は含み、接着剤が上記溶剤を含む場合には、上記溶剤の含有量が1重量%以下であり、更にJIS K2283に準拠して測定された25℃及び1rpmでの粘度が160mPa・s以上、1600mPa・s以下であるので、本発明に係るインクジェット用熱硬化性接着剤をインクジェット装置を用いて塗布した後に加熱により硬化させたときに、接着剤が硬化した接着剤層を高精度に形成し、接着剤層にボイドを生じ難くすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット用熱硬化性接着剤を用いて得られる電子部品を模式的に示す正面断面図である。 図2(a)〜(c)は、図1に示す電子部品の製造方法の各工程を説明するための断面図である。 図3は、図2に示す電子部品の製造方法において用いられるインクジェット装置の一例を示す概略構成図である。 図4は、図2に示す電子部品の製造方法において用いられるインクジェット装置の他の例を示す概略構成図である。 図5は、図1に示す電子部品の変形例を模式的に示す正面断面図である。 図6は、図1に示す電子部品の他の変形例を模式的に示す正面断面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るインクジェット用熱硬化性接着剤を用いて得られる電子部品の第1の変形例を模式的に示す正面断面図である。 図8は、本発明の一実施形態に係るインクジェット用熱硬化性接着剤を用いて得られる電子部品の第2の変形例を模式的に示す正面断面図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るインクジェット用熱硬化性接着剤(以下、接着剤と略記することがある)は、インクジェット装置を用いて塗布されて用いられる。本発明に係る接着剤は、スクリーン印刷により塗布される接着剤、及びディスペンサーによる塗布される接着剤等とは異なる。
本発明に係る接着剤は、加熱により硬化させて用いられる。本発明に係る接着剤は、熱硬化性接着剤であり、熱硬化性を有する。
本発明に係る接着剤は、熱硬化性化合物(加熱により硬化可能な硬化性化合物)と、熱硬化剤とを含む。本発明に係る接着剤は、溶剤を含まないか又は含む。本発明に係る接着剤が上記溶剤を含む場合には、上記溶剤の含有量は1重量%以下である。
本発明に係る接着剤のJIS K2283に準拠して測定された25℃及び1rpmでの粘度が160mPa・s以上、1600mPa・s以下である。
本発明に係る接着剤では、上述した構成が備えられているので、本発明に係るインクジェット用熱硬化性接着剤をインクジェット装置を用いて塗布した後に加熱により硬化させたときに、接着剤が硬化した接着剤層を、ボイドの発生を抑えつつ高精度に形成することができる。また、接着剤層と被着体との密着性を高めることもでき、熱衝撃が加わった後でも接着剤層と被着体との高い密着性を維持することができる。
本発明に係る接着剤は、インクジェット装置を用いて塗布されるので、25℃で液状である。接着剤層を高精度に形成し、接着剤層にボイドを生じ難くする観点から、上記接着剤の25℃及び1rpmでの粘度は160mPa・s以上、1600mPa・s以下に限定される。上記接着剤の25℃及び1rpmでの粘度は好ましくは180mPa・s以上、より好ましくは200mPa・s以上、好ましくは1500mPa・s以下、より好ましくは1300mPa・s以下である。
上記粘度は、JIS K2283に準拠して、E型粘度計(東機産業社製「TVE22L」)を用いて、25℃及び1rpmで測定される。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、光半導体素子搭載用の支持部材又は半導体素子の表面上に、インクジェット装置を用いて、上記インクジェット用熱硬化性接着剤を塗布して、接着剤層を形成する塗布工程と、上記接着剤層の上記支持部材又は上記半導体素子側とは反対の表面上に、半導体素子を積層する積層工程と、上記半導体素子の積層後に、上記接着剤層を熱硬化させる加熱工程とを備える。
本発明に係る接着剤を用いれば、ボイドの発生を抑えつつ高精度に形成することができる。従って、本発明に係る接着剤は、本発明に係る半導体装置の製造方法に好適に使用可能である。
本発明に係る半導体装置の製造方法では、上記塗布工程と上記積層工程とを複数回繰り返した後、上記加熱工程を行うことが好ましい。例えば、塗布工程A、積層工程A、塗布工程B、積層工程B、…をこの順で行った後に、上記加熱工程を行うことが好ましい。
接着剤層をより一層高精度に形成し、接着剤層にボイドをより一層生じ難くする観点からは、上記インクジェット用熱硬化性接着剤を循環させながら、塗布することが好ましい。
上記インクジェット装置が、上記接着剤が貯留されるインクタンクと、上記インクタンクと接続されておりかつ上記接着剤が吐出される吐出部と、一端が上記吐出部に接続されており、他端が上記インクタンクに接続されており、かつ内部を上記接着剤が流れる循環流路部とを有することが好ましい。
上記接着剤を塗布する際に、上記インクジェット装置内で、上記接着剤を上記インクタンクから上記吐出部に移動させた後に、上記吐出部から吐出されなかった上記接着剤を、上記循環流路部内を流して上記インクタンクに移動させることにより、上記接着剤を循環させながら、塗布する。上記接着剤を循環させながら塗布すれば、本発明の効果がより一層効果的に得られる。すなわち、接着剤層をより一層高精度に形成し、接着剤層にボイドをより一層生じ難くすることができる。
また、本発明では、厚みの厚い接着剤層を高精度に形成することができる。また、本発明では、多層化された接着剤層であっても、微細かつ高精度に形成することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態及び実施例を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット用熱硬化性接着剤を用いて得られる電子部品を模式的に示す正面断面図である。
図1に示す電子部品1は、第1の電子部品本体2と、第1の電子部品本体2の表面上に配置された接着剤層3と、接着剤層3の表面上に配置された第2の電子部品本体4とを備える。第2の電子部品本体4は、接着剤層3の第1の電子部品本体2側とは反対側に配置されている。接着剤層3の第1の表面上に、第1の電子部品本体2が配置されている。接着剤層3の第1の表面とは反対側の第2の表面上に、第2の電子部品本体4が配置されている。接着剤層3は光及び熱硬化後の接着剤層であり、硬化した接着剤層である。接着剤層3を形成するために、本発明の一実施形態に係るインクジェット用熱硬化性接着剤が用いられている。このインクジェット用熱硬化性接着剤が、インクジェット装置を用いて塗布され、かつ加熱により硬化されて、接着剤層3が形成されている。
上記電子部品本体としては、具体的には、半導体ウェハ、ダイシング後の半導体ウェハ(分割された半導体ウェハ、半導体素子)、カバーガラス、コンデンサ、ダイオード、プリント基板、フレキシブルプリント基板、ガラスエポキシ基板及びガラス基板等が挙げられる。上記電子部品本体は、光半導体素子搭載用の支持部材であってもよい。
高精度に形成された接着剤層が特に求められることから、上記電子部品本体は、回路基板、カバーガラス、半導体ウェハ又は、ダイシング後の半導体ウェハであることが好ましい。
高精度に形成された接着剤層が特に求められることから、上記第1の電子部品本体が、光半導体素子搭載用の支持部材又は半導体素子であることが好ましく、回路基板又は半導体素子であることがより好ましく、回路基板又はダイシング後の半導体ウェハであることが更に好ましい。高精度に形成された接着剤層が特に求められることから、上記第2の電子部品本体が、半導体素子であることが好ましく、ダイシング後の半導体ウェハであることがより好ましい。
高精度に形成された接着剤層が特に求められることから、上記第1の電子部品本体が回路基板又はダイシング後の半導体ウェハであり、かつ上記第2の電子部品本体が、ダイシング後の半導体ウェハであることが好ましく、更に、上記第1の電子部品本体が回路基板であり、かつ上記第2の電子部品本体が、ダイシング後の半導体ウェハであることがより好ましい。上記電子部品は半導体装置用電子部品であることが好ましい。
上記電子部品は、半導体素子を備えていることが好ましく、半導体装置であることが好ましい。
以下、図2(a)〜(c)を参照しつつ、図1に示す電子部品の製造方法の一例について説明する。
先ず、図2(a)に示すように、第1の電子部品本体2上に、インクジェット装置11を用いて、インクジェット用熱硬化性接着剤を塗布して、接着剤層12を形成する(塗布工程)。ここでは、第1の電子部品本体2の表面上に、全体に、接着剤を塗布している。塗布後、接着剤の液滴が互いに混ざり合い、図2(b)に示す状態の接着剤層12になる。
図3に示すように、インクジェット装置11は内部に、インクタンク21と、吐出部22と、循環流路部23とを有する。
循環流路部23は、循環流路部23内に、バッファタンク23Aとポンプ23Bとを有する。但し、図4に示すインクジェット装置11Xのように、循環流路部23Xは、循環流路部23X内に、バッファタンクとポンプとを有していなくてもよい。上記循環流路部は、上記循環流路部内に、上記バッファタンクを有することが好ましく、上記ポンプを有することが好ましい。また、上記循環流路部は、上記循環流路部内に、バッファタンク及びポンプの他に、流速計、温度計、フィルター、液面センサー等を有していてもよい。
インクタンク21には、上記接着剤が貯留されている。吐出部22(インクジェットヘッド)から、上記接着剤が吐出される。吐出部22は吐出ノズルを含む。インクタンク21に、吐出部22が接続されている。インクタンク21と吐出部22とは流路を介して接続されている。循環流路部23の一端は吐出部22に接続されており、他端はインクタンク21に接続されている。循環流路部23の内部を、上記接着剤が流れる。
バッファタンク23A又はポンプ23Bが備えられる場合には、バッファタンク23A及びポンプ23Bはそれぞれ、吐出部22とインクタンク21との間に配置されることが好ましい。バッファタンク23Aはポンプ23Bよりも吐出部22側に配置されている。ポンプ23Bは、バッファタンク23Aよりもインクタンク21側に配置されている。バッファタンク23Aには、上記接着剤が仮貯留される。
上記吐出部としては、サーマル方式、バブル噴射方式、電磁バルブ方式又はピエゾ方式のインクジェットヘッド等が挙げられる。また、上記吐出部内の循環流路部としては、共通循環流路(マニフォールド)から吐出ノズルへ分岐しているエンドシュータータイプや吐出ノズルをインクが循環するサイドシュータータイプが挙げられる。接着剤の吐出性を高めて、微細な接着剤層の形成精度をより一層高める観点からは、上記インクジェット装置がピエゾ方式のインクジェットヘッドを用いるインクジェット装置であり、上記塗布工程において、ピエゾ素子の作用によって、上記接着剤を塗布することが好ましい。
上記接着剤の循環方法に関しては、インクの自重を利用したり、ポンプ等を利用して加圧、減圧等を行い循環したりすることが可能である。これらは複数組み合わせて用いてもよい。ポンプとしてはシリンダ方式の無脈動ポンプ、プロペラポンプ、ギヤポンプ及びダイヤフラムポンプ等が挙げられる。循環効率を高めて、微細な接着剤層の形成精度をより一層高める観点からは、上記循環流路部は、上記循環流路部内に上記接着剤を移送させるポンプを含むことが好ましい。
上記吐出部の吐出ノズルにおいては、適切な圧力に保ちかつ、その範囲内で圧力変動(脈動)が少ないことが好ましい。ポンプ等を使用する場合にはポンプの脈動を抑えるために、ポンプと上記吐出部との間に減衰器を設けることが好ましい。このような減衰器としては、上記接着剤が仮貯留されるバッファタンクや膜式のダンパ等が挙げられる。
硬化した接着剤層をより一層高精度に形成する観点からは、上記循環流路部は、上記循環流路部内に、上記接着剤が仮貯留されるバッファタンクを含むことが好ましい。
上記接着剤を加熱しながら循環させる場合には、上記インクタンク内に加熱ヒーターを導入したり、上記循環流路部に加熱ヒーターを用いたりすることで、上記接着剤の温度を調節することが可能である。
上記接着剤を加熱しながら循環させる場合には、インクタンク21内に加熱ヒーターを導入したり、循環流路部23,23Xに加熱ヒーターを用いたりすることで、上記接着剤の温度を調節することが可能である。
上記の塗布工程において、インクジェット装置11内で、上記接着剤をインクタンク21から吐出部22に移動させた後に、吐出部22から吐出されなかった上記接着剤を、循環流路部23内を流してインクタンク21に移動させる。それによって、上記の塗布工程において、上記接着剤を循環させながら、塗布することが好ましい。
次に、図2(b),(c)に示すように、上記の塗布工程後に、接着剤層12上に、第2の電子部品本体4を配置して、第1の電子部品本体2と第2の電子部品本体4とを、接着剤層12を介して、圧力を付与して貼り合わせて、一次積層体1Aを得る(積層工程)。
次に、上記の積層工程後に、一次積層体1Aを加熱して、第1の電子部品本体2と第2の電子部品本体4との間の接着剤層12を硬化させて、電子部品を得る(加熱工程)。このようにして、図1に示す電子部品1を得ることができる。
なお、上記塗布工程を繰り返すことで、接着剤層を多層化して、多層の接着剤層を形成してもよい。図5に示すように、複数の接着剤層32A,32B,32Cが積層された接着剤層32を備える電子部品31を得てもよい。
さらに、上記塗布工程と上記積層工程とを繰り返すことで、接着剤層及び第2の電子部品本体を多層化してもよい。図6に示すように、接着剤層42Aと第2の電子部品本体43Aと接着剤層42Bと第2の電子部品本体43Bと接着剤層42Cと第2の電子部品本体43Cとを備える電子部品41を得てもよい。
上記の電子部品の製造方法において、接着剤の吐出性及び移送性を高めて、硬化した接着剤層をより一層高精度に形成する観点からは、循環されている上記接着剤の温度は好ましくは30℃以上、より好ましくは40℃以上、好ましくは120℃以下、より好ましくは100℃以下である。
接着剤の吐出性を高めて、硬化した接着剤層をより一層高精度に形成する観点からは、上記接着剤の吐出時の1rpmでの粘度は3mPa・s以上、より好ましくは5mPa・s以上、好ましくは2000mPa・s以下、より好ましくは1600mPa・s以下である。接着剤層をより一層高精度に形成し、接着剤層にボイドをより一層生じ難くする観点からは、上記接着剤の吐出時の1rpmでの粘度は160mPa・s以上、1600mPa・s以下であることが特に好ましい。
上記粘度は、JIS K2283に準拠して、E型粘度計(東機産業社製「TVE22L」)を用いて、吐出時の温度で測定される。
硬化した接着剤層をより一層高精度に形成する観点からは、上記積層工程において、貼り合わせ時に付与する圧力は好ましくは0.01MPa以上、より好ましくは0.05MPa以上、好ましくは10MPa以下、より好ましくは8MPa以下である。
硬化した接着剤層をより一層高精度に形成する観点からは、上記積層工程において、貼り合わせ時の温度は好ましくは30℃以上、より好ましくは40℃以上、好ましくは150℃以下、より好ましくは130℃以下である。
上記接着剤は、熱硬化性を有する。上記接着剤は、熱硬化性化合物と、熱硬化剤とを含む。上記接着剤は、硬化促進剤を含むことが好ましい。上記接着剤の硬化を進行させるために上記接着剤に光を照射しないことが好ましく、上記接着剤を硬化させるために光を照射しないことが好ましい。
以下、上記接着剤に含まれる各成分の詳細を説明する。
(熱硬化性化合物)
上記熱硬化性化合物としては、環状エーテル基を有する熱硬化性化合物、及びチイラン基を有する熱硬化性化合物等が挙げられる。硬化した接着剤層をより一層高精度に形成する観点からは、上記熱硬化性化合物は、環状エーテル基を有する熱硬化性化合物であることが好ましく、エポキシ基を有する熱硬化性化合物(エポキシ化合物)であることがより好ましい。上記熱硬化性化合物は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記エポキシ化合物としては特に限定されず、例えば、ノボラック型エポキシ化合物及びビスフェノール型エポキシ化合物等が挙げられる。上記ノボラック型エポキシ化合物としては、フェノールノボラック型エポキシ化合物、クレゾールノボラック型エポキシ化合物、ビフェニルノボラック型エポキシ化合物、トリスフェノールノボラック型エポキシ化合物、及びジシクロペンタジエンノボラック型エポキシ化合物等が挙げられる。上記ビスフェノール型エポキシ化合物としては、ビスフェノールA型エポキシ化合物、ビスフェノールF型エポキシ化合物、2,2’−ジアリルビスフェノールA型エポキシ化合物、水添ビスフェノール型エポキシ化合物、及びポリオキシプロピレンビスフェノールA型エポキシ化合物等が挙げられる。また、上記エポキシ化合物としては、その他に、環式脂肪族エポキシ化合物、及びグリシジルアミン等も挙げられる。
接着剤層をより一層高精度に形成し、接着剤層にボイドをより一層生じ難くする観点からは、上記熱硬化性化合物は芳香族骨格を有することが好ましい。
硬化した接着剤層をより一層高精度に形成する観点からは、上記接着剤100重量%中、上記熱硬化性化合物の含有量は、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重量%以上、好ましくは99重量%以下、より好ましくは95重量%以下である。
(熱硬化剤)
上記熱硬化剤としては、有機酸、アミン化合物、アミド化合物、ヒドラジド化合物、イミダゾール化合物、イミダゾリン化合物、フェノール化合物、ユリア化合物、ポリスルフィッド化合物及び酸無水物等が挙げられる。上記熱硬化剤として、アミン−エポキシアダクトなどの変性ポリアミン化合物を用いてもよい。これら以外の熱硬化剤を用いてもよい。上記熱硬化剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記アミン化合物とは、1個以上の1〜3級のアミノ基を有する化合物を意味する。上記アミン化合物としては、例えば、(1)脂肪族ポリアミン、(2)脂環族ポリアミン、(3)芳香族ポリアミン、(4)ヒドラジド、及び(5)グアニジン誘導体等が挙げられる。また、エポキシ化合物付加ポリアミン(エポキシ化合物とポリアミンの反応物)、マイケル付加ポリアミン(α、β不飽和ケトンとポリアミンの反応物)、マンニッヒ付加ポリアミン(ポリアミンとホルマリン及びフェノールの縮合体)、チオ尿素付加ポリアミン(チオ尿素とポリアミンの反応物)、ケトン封鎖ポリアミン(ケトン化合物とポリアミンの反応物[ケチミン])などのアダクト体を用いてもよい。
上記(1)脂肪族ポリアミンとしては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、及びジエチルアミノプロピルアミン等が挙げられる。
上記(2)脂環族ポリアミンとしては、メンセンジアミン、イソホロンジアミン、N−アミノエチルピペラジン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカンアダクト、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、及びビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン等が挙げられる。
上記(3)芳香族ポリアミンとしては、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、o−キシレンジアミン、m−キシレンジアミン、p−キシレンジアミン、4,4−ジアミノジフェニルメタン、4,4−ジアミノジフェニルプロパン、4,4−ジアミノジフェニルスルフォン、4,4−ジアミノジシクロヘキサン、ビス(4−アミノフェニル)フェニルメタン、1,5−ジアミノナフタレン、1,1−ビス(4−アミノフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス[(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルフォン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、及び4,4−ジアミノジフェニルスルフォン等が挙げられる。
上記(4)ヒドラジドとしては、カルボジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、及びイソフタル酸ジヒドラジド等が挙げられる。
上記(5)グアニジン誘導体としては、ジシアンジアミド、1−o−トリルジグアニド、α−2,5−ジメチルグアニド、α,ω−ジフェニルジグアニジド、α,α−ビスグアニルグアニジノジフェニルエーテル、p−クロロフェニルジグアニド、α,α−ヘキサメチレンビス[ω−(p−クロロフェノール)]ジグアニド、フェニルジグアニドオキサレート、アセチルグアニジン、及びジエチルシアノアセチルグアニジン等が挙げられる。
上記フェノール化合物としては、多価フェノール化合物等が挙げられる。上記多価フェノール化合物としては、例えば、フェノール、クレゾール、エチルフェノール、ブチルフェノール、オクチルフェノール、ビスフェノールA、テトラブロムビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、4,4’−ビフェニルフェノール、ナフタレン骨格含有フェノールノボラック樹脂、キシリレン骨格含有フェノールノボラック樹脂、ジシクロペンタジエン骨格含有フェノールノボラック樹脂、及びフルオレン骨格含有フェノールノボラック樹脂等が挙げられる。
上記酸無水物としては、例えば、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ドデシル無水コハク酸、無水クロレンディック酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、メチルシクロヘキセンテトラカルボン酸無水物、無水トリメリット酸、及びポリアゼライン酸無水物等が挙げられる。
接着剤層をより一層高精度に形成し、接着剤層にボイドをより一層生じ難くする観点からは、上記熱硬化剤は酸無水物であることが好ましい。
上記接着剤100重量%中、上記熱硬化剤の含有量は好ましくは1重量%以上、より好ましくは5重量%以上、好ましくは95重量%以下、より好ましくは90重量%以下である。
(硬化促進剤)
上記硬化促進剤としては、第三級アミン、イミダゾール、第四級アンモニウム塩、第四級ホスホニウム塩、有機金属塩、リン化合物及び尿素系化合物等が挙げられる。
上記接着剤100重量%中、上記硬化促進剤の含有量は好ましくは0.01重量%以上、より好ましくは0.1重量%以上、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重量%以下である。
(溶剤)
上記接着剤は溶剤を含まないか又は含む。上記接着剤は、溶剤を含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。接着剤層をより一層高精度に形成し、接着剤層にボイドをより一層生じ難くする観点からは、上記接着剤における溶剤の含有量は少ないほどよい。
上記溶剤としては、水及び有機溶剤等が挙げられる。なかでも、残留物の除去性をより一層高める観点からは、有機溶剤が好ましい。上記有機溶剤としては、エタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、炭酸プロピレン等のエステル類、オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素類、並びに石油エーテル、ナフサ等の石油系溶剤等が挙げられる。
上記接着剤が上記溶剤を含む場合には、上記接着剤100重量%中、上記溶剤の含有量は1重量%以下である。上記接着剤100重量%中、上記溶剤の含有量は好ましくは0.5重量%以下である。
(フィラー)
上記接着剤はフィラーを含まないか又は含む。上記接着剤は、フィラーを含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。接着剤層をより一層高精度に形成し、接着剤層にボイドをより一層生じ難くする観点からは、上記接着剤におけるフィラーの含有量は少ないほどよい。さらに、上記接着剤におけるフィラーの含有量が少ないほど、インクジェット装置による吐出不良の発生が抑えられる。
上記フィラーとしては、シリカ、タルク、クレイ、マイカ、ハイドロタルサイト、アルミナ、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、窒化アルミニウム及び窒化ホウ素等が挙げられる。
上記接着剤が上記フィラーを含む場合には、上記接着剤100重量%中、上記フィラーの含有量は好ましくは5重量%以下、より好ましくは1重量%以下、更に好ましくは0.5重量%以下である。
(他の成分)
上記接着剤は、他の成分を含んでいてもよい。他の成分としては特に限定されないが、カップリング剤等の接着助剤、顔料、染料、レベリング剤、消泡剤、及び重合禁止剤等が挙げられる。
(電子部品の具体例)
以下、本発明の一実施形態に係るインクジェット用熱硬化性接着剤を用いて得られる電子部品の他の具体例について説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係るインクジェット用熱硬化性接着剤を用いて得られる電子部品の第1の変形例を模式的に示す正面断面図である。
図7に示す半導体装置71は、電子部品である。半導体装置71は、基板53Aと、接着剤層72と、第1の半導体ウェハ73とを備える。基板53Aは上面に、第1の接続端子53aを有する。第1の半導体ウェハ73は上面に、接続端子73aを有する。基板53Aは、第2の接続端子53bが設けられていないことを除いては、後述する基板53と同様に形成されている。
基板53A上に、接着剤層72を介して、第1の半導体ウェハ73が積層されている。接着剤層72は、上記接着剤を熱硬化させることにより形成されている。
第1の半導体ウェハ73は上面に、接続端子73aを有する。接続端子73aから配線74が引き出されている。配線74により、接続端子73aと第1の接続端子53aとが電気的に接続されている。
図8は、本発明の一実施形態に係るインクジェット用熱硬化性接着剤を用いて得られる電子部品の第2の変形例を模式的に示す正面断面図である。
図8に示す半導体装置51は、電子部品である。半導体装置51は、積層構造体52を備える。積層構造体52は、基板53と、接着剤層54と、基板53上に接着剤層54を介して積層された第2の半導体ウェハ55とを有する。基板53上に、第2の半導体ウェハ55が配置されている。基板53上に、第2の半導体ウェハ55は間接に積層されている。平面視において、基板53は、第2の半導体ウェハ55よりも大きい。基板53は、第2の半導体ウェハ55よりも側方に張り出している領域を有する。
接着剤層54は、例えば、硬化性組成物を硬化させることにより形成されている。硬化前の硬化性組成物を用いた硬化性組成物層は、粘着性を有していてもよい。硬化前の硬化性組成物層を形成するために、硬化性組成物シートを用いてもよい。
基板53は上面に、第1の接続端子53aを有する。第2の半導体ウェハ55は上面に、接続端子55aを有する。接続端子55aから配線56が引き出されている。配線56の一端は、第2の半導体ウェハ55上に設けられた接続端子55aに接続されている。配線56の他端は、基板53上に設けられた第1の接続端子53aに接続されている。配線56により、接続端子55aと第1の接続端子53aとが電気的に接続されている。配線56の他端は、第1の接続端子53a以外の他の接続端子に接続されていてもよい。配線56は、ボンディングワイヤーであることが好ましい。
積層構造体52における第2の半導体ウェハ55上に、接着剤層61を介して、第1の半導体ウェハ62が積層されている。接着剤層61は、上記接着剤を熱硬化させることにより形成されている。
基板53は上面に、第2の接続端子53bを有する。第1の半導体ウェハ62は上面に、接続端子62aを有する。接続端子62aから配線63が引き出されている。配線63の一端は、第1の半導体ウェハ62上に設けられた接続端子62aに接続されている。配線63の他端は、基板53上に設けられた第2の接続端子53bに接続されている。配線63により、接続端子62aと第2の接続端子53bとが電気的に接続されている。配線63の他端は、第2の接続端子53b以外の他の接続端子に接続されていてもよい。配線63は、ボンディングワイヤーであることが好ましい。
半導体装置51では、第2の半導体ウェハ55上に、光硬化性及び熱硬化性を有しかつ液状である接着剤を、インクジェット装置から吐出して、接着剤層61を形成することで得ることができる。これに対して、半導体装置71は、基板53A上に、光硬化性及び熱硬化性を有しかつ液状である接着剤を、インクジェット装置から吐出して、接着剤層72を形成することで得ることができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
(接着剤Aの調製)
熱硬化性化合物としてビスフェノールF型エポキシ化合物(DIC社製「830−LVP」)30重量部、ジシクロペンタジエン型エポキシ化合物(アデカ社製「EP−4088L」)20重量部、脂肪族エポキシ化合物(アデカ社製「ED−503G」)10重量部、熱硬化剤として酸無水物硬化剤(テルペン系酸無水化合物、三菱化学社製「YH309」)40重量部、及び硬化促進剤としてDBU−オクチル酸塩(サンアプロ社製「UCAT SA102」)1重量部を均一に混合し、接着剤Aを得た。
(接着剤B〜Gの調製)
下記の表1に示す成分を下記の表2に示す配合量で配合したこと以外は上記接着剤Aの調製と同様にして、接着剤B〜Gを調製した。
Figure 2016023266
Figure 2016023266
(評価)
(1)粘度
得られた接着剤の粘度を、JIS K2283に準拠して、E型粘度計(東機産業社製「TVE22L」)を用いて、25℃及び1rpmで測定した。
(2)インクジェット吐出性
ピエゾ方式インクジェットプリンター(ヘッド温度:80℃)のインクジェットヘッドから、得られた接着剤の吐出試験を行い、インクジェット吐出性を下記の判断基準で評価した。
[インクジェット吐出性の判断基準]
○:ヘッドから接着剤を吐出できた
×:ヘッドから接着剤を吐出できなかった
(3)半導体装置におけるボイド
半導体装置(積層構造体)の作製:
FR4ガラスエポキシ基板(厚み0.3mm、市販のソルダーレジストが塗布されている、縦10mm×横10mmの半導体チップが置かれる場所が3行×9列で27か所設けられている)を用意した。上記で得られた接着剤をピエゾ方式インクジェットプリンター(ヘッド温度:80℃)のインクジェットヘッドで塗布し接着剤層を形成した。その後、接着剤層上に、ダイボンド装置を用いて、半導体チップ(縦10mm×横10mm×厚み80μm)に見立てたシリコンベアチップを25℃、0.05MPaで0.5秒間加圧して、積層体を得た。得られた積層体を170℃のオーブン内に入れ、3時間加熱することで、熱硬化させることにより、27個の半導体装置(積層構造体)を得た。
半導体装置におけるボイドの確認方法:
超音波探査映像装置(日立建機ファインテック社製「mi−scope hyper II」)を用いて、得られた半導体装置の接着剤層のボイドを観察し、ボイドを下記の基準で評価した。
[ボイドの判定基準]
○○:ボイドがほとんど観察されなかった
○:ボイドがわずかに観察された(使用上問題がない)
×:ボイドが観察された(使用上問題あり)
(4)冷熱サイクル試験でのダイシェア強度
上記の(3)半導体装置におけるボイドの評価で得られた半導体装置を用意した。ダイシェア強度測定装置(Dage社製「Dage シリーズ4000」、試験温度:200℃)を用いて、高温ダイシェア強度の測定を行った(初期)。また、85℃及び湿度85%%RHで1000時間半導体装置を放置し、その後、80℃で1時間乾燥させた後、高温ダイシェア強度を測定し(高温高湿試験後)、冷熱サイクル試験でのダイシェア強度を下記の基準で評価した。
[冷熱サイクル試験でのダイシェア強度の判定基準]
○:初期から高温高湿試験後のダイシェア強度の低下率が20%未満
△:初期から高温高湿試験後のダイシェア強度の低下率が20%以上、50%未満
×:初期から高温高湿試験後のダイシェア強度の低下率が50%以上
結果を下記の表3に示す。
Figure 2016023266
1…電子部品
1A…一次積層体
2…第1の電子部品本体
3…接着剤層(加熱後)
4…第2の電子部品本体
11,11X…インクジェット装置
12…接着剤層
21…インクタンク
22…吐出部
23,23X…循環流路部
23A…バッファタンク
23B…ポンプ
31…電子部品
32…多層の接着剤層(加熱後)
32A,32B,32C…接着剤層(加熱後)
41…電子部品
42A,42B,42C…接着剤層(加熱後)
43A,43B,43C…第2の電子部品本体
51,71…半導体装置
52…積層構造体
53,53A…基板
53a…第1の接続端子
53b…第2の接続端子
54,61,72…接着剤層
55…第2の半導体ウェハ
55a,73a…接続端子
56,63,74…配線
62,73…第1の半導体ウェハ
62a…接続端子

Claims (10)

  1. インクジェット装置を用いて塗布されて用いられ、かつ加熱により硬化させて用いられる接着剤であって、
    熱硬化性化合物と、熱硬化剤とを含み、
    溶剤を含まないか又は含み、
    接着剤が前記溶剤を含む場合には、前記溶剤の含有量が1重量%以下であり、
    JIS K2283に準拠して測定された25℃及び1rpmでの粘度が160mPa・s以上、1600mPa・s以下である、インクジェット用熱硬化性接着剤。
  2. フィラーを含まないか又は含み、
    前記フィラーを含む場合には、前記フィラーの含有量が1重量%以下である、請求項1に記載のインクジェット用熱硬化性接着剤。
  3. 前記熱硬化性化合物が芳香族骨格を有する、請求項1又は2に記載のインクジェット用熱硬化性接着剤。
  4. 光半導体素子搭載用の支持部材又は半導体素子の表面上に、インクジェット装置を用いて、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット用熱硬化性接着剤を塗布して、接着剤層を形成する塗布工程と、
    前記接着剤層の前記支持部材又は前記半導体素子側とは反対の表面上に、半導体素子を積層する積層工程と、
    前記半導体素子の積層後に、前記接着剤層を熱硬化させる加熱工程とを備える、半導体装置の製造方法。
  5. 前記塗布工程と前記積層工程とを複数回繰り返した後、前記加熱工程を行う、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記インクジェット用熱硬化性接着剤を循環させながら、塗布する、請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記インクジェット装置が、前記インクジェット用熱硬化性接着剤が貯留されるインクタンクと、前記インクタンクと接続されておりかつ前記インクジェット用熱硬化性接着剤が吐出される吐出部と、一端が前記吐出部に接続されており、他端が前記インクタンクに接続されており、かつ内部を前記インクジェット用熱硬化性接着剤が流れる循環流路部とを有し、
    前記塗布工程において、前記インクジェット装置内で、前記インクジェット用熱硬化性接着剤を前記インクタンクから前記吐出部に移動させた後に、前記吐出部から吐出されなかった前記インクジェット用熱硬化性接着剤を、前記循環流路部内を流して前記インクタンクに移動させることにより、前記インクジェット用熱硬化性接着剤を循環させながら、塗布する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 循環されている前記インクジェット用熱硬化性接着剤の温度が40℃以上、100℃以下である、請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 第1の電子部品本体と、第2の電子部品本体と、前記第1の電子部品本体と前記第2の電子部品本体とを接続している接着剤層とを備え、
    前記接着剤層が、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット用熱硬化性接着剤を、インクジェット装置を用いて塗布し、かつ加熱により硬化させて形成されている、電子部品。
  10. 前記第1の電子部品本体が光半導体素子搭載用の支持部材又は半導体素子であり、
    前記第2の電子部品本体が半導体素子である、請求項9に記載の電子部品。
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