JP2016022580A - プライヤ部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】付属部品の備蓄を可能にするプライヤ
【解決手段】付属部品99を備蓄するための備蓄装置19を有するプライヤ部材であって、前記プライヤ部材が基体73と蓋80とで形成されており、前記基体73が、前記蓋80によって、内部空間79を形成して少なくとも部分的に閉鎖可能である開放横断面を具備し、前記付属部品99が前記内部空間79内に配置されている、プライヤ部材において、前記付属部品99は、プライヤヘッドに取りつけられた作動位置にあるときと同じ保持メカニズムによって、前記プライヤ部材に備蓄するべく前記内部空間79に保持された交換可能な切断要素10、11、締付け要素20、21、または押圧要素である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プライヤ、特に剥取りプライヤのプライヤ部材に関する。プライヤ部材は、付属部品、特にプライヤの切断要素、締付け要素、および/または押圧要素を備蓄することができる備蓄装置を備えている。さらに、本発明は、このようなプライヤ部材を備えたプライヤまたは剥取りプライヤに関する。
プライヤは、付属部品、特に交換部品を具備することができる。例えば、このような付属部品は、切断刃などの交換可能な切断要素、締付けジョーなどの締付け要素、および/またはプレスダイスなどの押圧要素等であり得る。この場合、そのような付属部品の交換は、摩耗によって必要であり、および/または異なった形状およびタイプの加工対象物をプライヤで加工できるようにするために行われ得る。例えば、輪郭が様々に異なる刃先、ダイス面、または締付け面を具備する、種々異なるプレスダイス、締付けジョー、または切断刃を使用することができる。その際問題となるのは付属部品の備蓄である。最も単純な場合には、ユーザは、付属部品をばらばらの状態で(lose)携帯するか、これを工具箱に備蓄する。
特許文献1は、プレスダイスの片割れとして形成された付属部品のためのマガジンを開示する。このマガジンは、ドラム状に形成されており、その周囲に収容空間が分布し、これらの収容空間にプレスダイス片割れをそれぞれ2つ一組で備蓄することができる。プレスダイス片割れが配置されているプレスプライヤの端面の領域が収容空間に挿入されることにより、プレスダイス片割れがプレスプライヤに組み付けられると、マガジンの収容空間へのプレスダイス片割れの挿入が行われる。プレスダイス片割れは、それぞれ、前方から自由に手の届く端領域に係止突起を具備しており、この係止突起に、ばね付勢されたマガジンの係止フックを係止させることができる。そのようにプレスダイス片割れを2つ一組でマガジンに係止させた場合、プレスプライヤをマガジンから引き抜くことができ、それによってプレスダイス片割れは、係止フックとの係止にもとづいてマガジンに取り残され、備蓄すべくマガジン内に保持される。しかしこのことは、マガジンからプレスプライヤを引き抜く際に、プレスダイス片割れのプライヤヘッドからの取外し滑り運動を付加的固定なしに可能にする適切な連結によって、プレスダイス片割れをプライヤヘッドと接続することを必要とする。その前に使用されていた2つ一組のプレスダイス片割れが上述したようにマガジンに送り出された後に、今ではプレスダイス片割れを備えていないプレスプライヤをマガジンの別の収容空間に導入することができ、この収容空間内に配置された2つ一組のプレスダイス片割れと連結される。この連結もまた、プレスプライヤとプレスダイス片割れとの滑り運動を介して行われる。この収容空間のプレスダイス片割れの解放は、プレスダイス片割れの係止突起からマガジンの係止フックを手動で離脱させることによって行う。特許文献1に記載のマガジンは、プレスプライヤとは別個に形成されている。
特許文献2は、プレスダイス片割れとして形成された付属部品を直接プレスプライヤのハンドレバーに備蓄することを提案する。この目的のために、両方のハンドレバーが互いの方を向いた側にハンドレバーの端領域から延びるガイド溝を備えている。ガイド溝には、それぞれ2つのプレスダイス片割れを順番に押し込むことができる。ガイド溝におけるプレスダイス片割れの位置の固定は、ばね付勢されてガイド溝に突出する係止ボールによって行われる。プレスダイス片割れは、それぞれ下面に係止凹部を具備しており、プレスダイス片割れの固定されるべき位置で係止凹部に係止ボールが係合する。プレスプライヤのプライヤジョーが対応するガイド溝を具備しており、このガイド溝に、プレス加工のために使用されるべき2つ一組のプレスダイス片割れがプレスジョーの旋回軸線に対して半径方向に向けられた組付け方向に押し込まれる。作動位置にあるときに、プレスダイス片割れは、同様にばね付勢された係止ボールによってプライヤジョーに固定される。
最も近い先行技術である特許文献3は、ケーブルの圧着、剥取り、および切断に用いられ、ドライバアタッチメント(いわゆる「ビット」)用のホルダと刃とを付加的に含む多機能プライヤを開示する。ドライバアタッチメント用のホルダが多機能プライヤの一方のハンドレバーに旋回可能に保持されているが、他方のハンドレバーは、最初に挙げたハンドレバーの方向にU字形に開いた横断面を有する基体を具備する。この基体に対して、プライヤヘッドとは反対側の端領域において蓋が旋回可能に保持されている。蓋は、蓋を閉じた場合に、基体と蓋とによって区画されたハンドレバーの内部空間の中に開く袋穴状の切欠部を有する。この切欠部にドライバアタッチメントを差し込むことができ、ドライバアタッチメントが摩擦力または磁力によって切欠部に保持され、そのようにして保持された状態でハンドレバーの内部空間に備蓄することができる。
他の先行技術は、特許文献4、特許文献5、および特許文献6から公知である。
国際公開第2008/116787(A1)号 独国実用新案第201 00 031(U1)号明細書 米国特許出願公開第2013/0097786(A1)号明細書 独国実用新案第93 00 908(U1)号明細書 独国実用新案第296 13 051(U1)号明細書 米国特許第7,334,502号(B1)明細書
本発明は、少なくとも1つの付属部品の代替的な、または改良された備蓄を可能にするプライヤ部材、プライヤ、および剥取りプライヤを提案するという課題にもとづく。
本発明の課題は、本発明により独立請求項の特徴によって解決される。本発明に係る他の好ましい実施形態は、従属請求項から読み取ることができる。
本発明は、任意のプライヤに用いることができるプライヤ部材を提案する。その際、プライヤは、2つのハンドレバーを用いてハンドレバーを相対して旋回させて、操作力を手動で発生させるあらゆる工具と解され、その操作力によって(場合によっては、伝動的接続によって増速または減速させて)プライヤを用いて加工対象物の加工を行う。特に、プライヤ部材は剥取りプライヤのためのものである。
本発明では、プライヤ部材が少なくとも2ピース、すなわち基体と蓋とから形成されている。基体は、一部分から形成されていてもよいし、複数部分から形成されていてもよく、一部分または複数部分から形成された蓋によって少なくとも部分的に閉鎖可能である開放横断面を具備する。蓋と基体の開放横断面とは、共同でプライヤ部材の内部空間を区画する。この内部空間内には、(少なくとも)1つの付属部品を配置することができる。この場合、付属部品を内部空間に固定せずに配置すること、または付属部品を内部空間に固定することが可能である。蓋によって、プライヤ部材の内部空間からの付属部品の離脱を防止することができる。同様に、蓋によって、内部空間の(少なくとも部分的に)シールが行われ、それによって、内部空間と、その中に配置された付属部品とを汚れおよび/または損傷から守ることも可能である。蓋によって、視覚的に魅力のある内部空間の閉鎖とプライヤ部材のジャケット面の造形とが提供されることも可能である。蓋および基体の外側の成形によって、プライヤ部材の内部空間に付属部品を備蓄していても、ユーザの手に心地よい外輪郭も提供することができ、このことは、特にプライヤ部材がハンドレバーである場合に意味がある。
付属部品が別個の保持機構、特に付属部品をプライヤ部材の内部空間に保持できるようにするために凸部、凹部、ピン、係止要素、またはロック要素を具備することが全く可能である。しかし、本発明では、交換可能な切断要素、締付け要素、または押圧要素として形成された付属部品が、プライヤ部材に備蓄するために、作動位置にあるときにプライヤヘッドに保持されるのと同じ保持メカニズムによって内部空間に保持される。したがって、作動位置において付属部品をプライヤヘッドに固定するためと、備蓄のためにプライヤ部材に保持するためとに異なる保持メカニズムで付属部品を備える必要はない。
本発明の別の実施形態において、備蓄装置を具備するプライヤ部材はプライヤヘッドである。この場合、備蓄装置が組み込まれたプライヤ部材がプライヤジョーであることも可能である。
付属部品を内部空間内で固定せずに備蓄すべきでない場合は、これを、例えば、プライヤ部材の基体に保持してもよい。このことは、例えば、基体に係止することによって、基体にねじ止めすることによって、または基体によって形成された組付け溝に挿入することによって行うことができる。もっとも、本発明の好ましい実施形態において、付属部品は蓋に保持される。このことは、蓋を開くか、または蓋を取り外すことによって付属部品に特に容易に手が届くという点で有利である。それどころか、プライヤに複数の蓋が割り当てられ、これらの蓋が交換可能であるとともに、これらの蓋にそれぞれ異なる付属部品を保持することが全く可能である。それによって、ユーザは、目前に迫った使用のために適切な付属部品を有する蓋をプライヤに装備することができ、その一方で、目下のところ使用しない他の付属部品を別の蓋に備蓄することができ、その場合、この蓋を、例えば、工具箱にしまっておくことができる。
プライヤ部材の基体への蓋の固定および支承については多様な可能性がある。限定しないいくつかの例のみを挙げておくと、蓋は基体にねじ止め、リベット止め、クリップ止め、基体に押し込みなどすることができる。本発明による一実施形態では、蓋は、プライヤ部材の基体に旋回可能に支承されている。この場合、蓋は、蓋がプライヤ部材の基体を少なくとも部分的に閉鎖する閉鎖位置と、蓋がプライヤ部材の基体から旋回して離れ、付属部品の取出し、およびプライヤ部材の蓋または基体への挿入を可能にすることができる開放位置とを有することができる。
プライヤ部材の好ましい展開形態において、蓋は、閉鎖位置において基体と係止またはロックされる。
付属部品と基体または蓋との間の保持メカニズムについては多様な可能性がある。本発明の提案では、付属部品は、蟻継ぎによってプライヤ部材に保持されている。この場合、基体または蓋が蟻継ぎの組付け溝または組付け要素を形成する。付属部品と蓋または基体との間の蟻継ぎの組付けは、プライヤのハンドレバーおよび/またはプライヤジョーの旋回平面に対して垂直に向けられた組付け軸線の方向に行われる。この場合、少なくとも1つの適切なアンダーカットの形成下でまだ形状結合的な係合が保証されている限り、「蟻継ぎ」は、厳密な「蟻継ぎ(Schwalbenschwanz)」の形に相当しない組付け要素と組付け溝の輪郭も含む。組付け溝への組付け要素の形状結合的な係合での蟻継ぎ方式に関する本発明による形状結合的な接続は、組付け溝によって予め与えられた組付け軸線に沿う簡単な挿入を可能にする。他方、形状結合的な係合は、プライヤ部材の蓋または基体に対する付属部品の向きを正確に設定することを可能にする。この蟻継ぎが、作動位置において付属部品をプライヤヘッドに保持するために使用される場合には、蟻継ぎがプライヤヘッドと付属部品との間の力の良好な受取りと伝達を可能にする。
蟻継ぎを使用して付属部品を蓋または基体に対して固定するには多様な可能性がある。場合によっては、この固定には組付け溝と組付け要素との摩擦で足り得る。固定のために係止またはロック装置を使用することも可能である。本発明の特別な提案では、付属部品がプライヤ部材の蓋に保持される。この場合、付属部品が蟻継ぎの組付け要素を形成し、蓋は、蟻継ぎの組付け溝を形成する。蓋を閉じた状態において、蓋の組付け溝から付属部品の組付け要素が外へ出ることが、内部空間を区画する基体の内壁によってブロックされる。これは、特に簡単であるがそれでも蓋の組付け溝への付属部品の位置が確実に固定される。
好ましい実施形態において、プライヤ部材はハンドレバーとして形成されている。
ハンドレバーへの蓋の配置についても同様に多様な可能性がある。蓋がプライヤのヘッドとは反対側のハンドレバーの端面を閉鎖することも全くもって考えられる。蓋がハンドレバーの長手方向面の領域に配置されている場合に蓋はより大きい面積を有する(したがって、場合によっては、より多くの付属部品の備蓄を可能にする)ことができる。例えば、蓋が、組付け状態において、もう1つのハンドレバーとは反対の側にあるハンドレバーの側に配置された場合、蓋は、ハンドレバーから自由に取外しできるか、または外に向かって開くことができ、その際に、この運動がもう1つのハンドレバーによって制限されたりブロックされたりすることはない。面法線がハンドレバーの旋回平面に対して垂直に向けられているハンドレバーの側に蓋が組付けられている場合にも同じことが言える。しかし、本発明の好ましい実施形態において、蓋は、ハンドレバーを組付けた状態において、もう1つのハンドレバーの方に向いた基体の側に配置されている。この実施形態は、特に、両方のハンドレバーに手の力をかけるときに、ユーザの手はこの側に当たらないという知見にもとづく。したがって、蓋は手の力にさらされない。その一方で、蓋をこのように配置しても剥取り工具の良好な感触を可能にするための蓋の輪郭形成に課せられる要求が少なくとも軽減される。本発明のこの実施形態は、場合によっては、ハンドレバーを大きく開くために、蓋を取り付ける、取り外す、または旋回させて開く、かつ閉じるための十分な中間空間がハンドレバー間に残るという知見も利用する。
ハンドレバーへの付属部品の組付けは、付属部品を任意の組付け軸線、例えばハンドレバーの長手軸線の方向で組付け溝に押し込むことによって行うことができる。しかし、好ましい実施形態において、付属部品は、ハンドレバーの長手軸線に対して直角に向けられた組付け軸線の方向に組み付け可能または取り外し可能である。このような組付け軸線の方向での組付けは、特に、組付けがもう1つのハンドレバーによって妨げられないため特に簡単である。特許文献2による実施形態の不利な点は、ここではプレスダイス片割れを、ハンドレバーのガイド溝に相次いで挿入しなければならないことである。先にガイド溝に挿入されたプレスダイス片割れが必要とされる場合、これは、まず、後にガイド溝に挿入されたプレスダイス片割れをハンドレバーから取り除かれなければならないクトを必要とする、それからでなければ必要なプレスダイス片割れをガイド溝から押し出すことができない。本発明による、付属部品をハンドレバーの長手軸線に対して横に向けられた組付け軸線の方向に組付けおよび取り外すことによって、例えば、付属部品のための複数の保持メカニズム、特に組付け溝をハンドレバーに並べて配置することが可能であり、その場合、それぞれ保持メカニズムまたは組付け溝に保持された付属部品をそこから組付け軸線の方向に選択的に取り出すことができ、その際、別の付属部品を取り出す必要はない。
好ましい実施形態において、この場合、蓋は、プライヤヘッドの方に向いた端領域において旋回可能に基体に支承されている。この実施形態は、プライヤに組み付けられた2つのハンドレバーが開放位置を有し、この開放位置にあるときに、これらのハンドレバーが略円弧状の中間空間を空けることを利用する。プライヤヘッドの方に向いた端領域において蓋を基体に枢着することにより、蓋が基体に対して、蓋と基体とが円弧状に配置される開放位置を取ることもできる。この場合、ハンドレバーと蓋および基体とによって形成された2つの円弧は、ハンドレバーの所定の開放角度について、基体に対する蓋の最大の開放が可能になるように互いに重なり合う。
本発明によると、上述した種類のプライヤ部材は、プライヤにおいて使用することができる。
本発明は、さらに、上述した種類のプライヤ部材が使用される剥取りプライヤを提案する。剥取り工具は、剥取りユニットを具備している。剥取りユニットの旋回平面における切断行程による作動位置は、ハンドレバーとともに形成されたか、またはハンドレバーに形成された駆動装置によって変更可能である。剥取りユニットは、さらに、駆動装置を介して剥取り行程にわたって剥取り軸線に沿って可動である。付属部品をなす切断要素は、剥取りユニットに交換可能に組み付けられている。この場合、剥取りユニットへの切断要素の組付けは、組付け溝によって行われ、この組付け溝に組付け要素を形状結合的に挿入することができる。剥取りユニットが組付け溝を有することが好ましく、組付け要素は、切断要素に設けられていることが好ましい。したがって、組付け要素と組付け溝とによって形成される蟻継ぎが切断要素と剥取りユニットとの間に得られる。プライヤ部材の基体または蓋は、剥取りユニットの組付け要素または組付け溝に対応するように形成された組付け要素または組付け溝を具備する。切断要素は、その組付け要素または組付け溝を利用し、さらに蟻継ぎを形成して、プライヤ部材の内部空間で蓋または基体の組付け要素または組付け溝に保持される。
本発明の有利な展開形態は、特許請求の範囲、明細書、および図面から明らかになる。明細書中に挙げられた特徴、および複数の特徴の組合せの利点は単に例示的なものであり、代替的または累積的に効果を表してもよく、その際、これらの利点が本発明による実施形態によって必ずしも達成される必要はない。これによって、添付の請求項の主題が変更されることなく、出願時の出願書類および特許の開示内容に関しては次のとおりである。さらなる特徴は、図面、特に複数の部材の図示された形状および相対寸法、ならびにそれらの相対配置および作用結合から読み取れる。本発明の異なる実施形態の特徴、または異なる請求項の特徴の組合せが同様に、請求項の選択された引用との逸脱も可能であり、当該組み合わせによって示唆される。このことは、別個の図面に示されているか、またはこれらの図面の説明に挙げられた特徴にも関する。これらの特徴は、異なる請求項の特徴と組み合わせることもできる。同様に、特許請求の範囲に記載された本発明の他の実施形態に係る特徴が省略されてもよい。
請求項および明細書に挙げられた特徴は、その数に関して、まさにその数または挙げられた数よりも大きい数が存在することと解されるべきである。その際に、「少なくとも」という副詞の明示的な使用は必要でない。すなわち、例えば、切断要素、剥取りジョー、または組付け溝などの要素のことが問題である場合、これは、正確に1つの要素、2つの要素、またはそれ以上の要素が存在し得ると解されるべきである。これらの特徴に別の特徴が補足されてもよいし、それぞれの成果物をなす特徴だけであってもよい。
請求項に含まれる参照符号は、請求項により保護される対象の範囲を限定するものではない。これらの参照符号は、請求項を容易に理解する目的で用いられるにすぎない。
備蓄装置が開放された導入位置にある剥取りプライヤの平面図である。 図1の図面の平面に対して平行に切断した、備蓄装置が開放された導入位置にある図1の剥取りプライヤである。 図1の図面の平面に対して平行に切断された、ケーブルが導入され、かつ備蓄装置が閉じられた挿入位置にある図1および図2の剥取りプライヤである。 切断および締付け位置にある図1の図面の平面に対して平行に切断され、図3とは異なり切断行程にわたってハンドレバーが部分的に閉じられている図1〜図3の剥取りプライヤである。 剥取り位置にある図1の図面の平面に対して平行に切断され、図4とは異なり剥取り行程にわたってハンドレバーがさらに閉じられている図1〜図4の剥取りプライヤである。 交換および取出し位置にある図1の図面の平面に対して平行に切断され、ハンドレバーが図5よりもさらに閉じられている図1〜図5の剥取りプライヤである。 切断要素が取り外された図1〜図6の剥取りプライヤの立体図である。 切断要素の立体図である。 切断要素と割り当てられた剥取りジョーの分解図である。 別個の被覆を備えて形成されたハンドレバーを有する剥取りプライヤの平面図である。 剥取りプライヤの別の実施形態の部分切断された立体図である。 図11の剥取りプライヤを変更した部分的に切断した立体図である。 プライヤヘッドに組み込まれた付属部品備蓄装置を有し、備蓄装置が開放位置で示されている別の剥取りプライヤのプライヤヘッドである。 備蓄装置が閉鎖位置で示されている、図13のプライヤヘッドである。
以下、図に示された好ましい実施例をもとにして本発明を詳しく説明および記載する。
図において、剥取り工具1が手持ち式剥取りプライヤ2の形態で示されているが、本発明は手持ち式剥取りプライヤ2に限定されてはならない。剥取りプライヤ2は、2つのプライヤジョー3、4を有している。2つのプライヤジョー3、4間には2つの剥取りジョー6、7を備えて形成されている剥取りユニット5が収容されている。剥取りジョー6、7は、一方の端領域に、ジョイント8を介して旋回可能に、図1の図の平面に対して平行に向けられた旋回平面9において旋回可能に互いに接続されている。絶縁体ジョー6、7は、その自由端領域に、それぞれ1つの切断要素10、11を担持している。プライヤジョー3、4は、旋回平面9においてジョイント12を介して旋回可能であるように互いに接続されている。プライヤジョー3、4の互いに向かう旋回は、プライヤジョー3、4が剥取りジョー6、7および/または切断要素10、11と接触面13、14を介して接触することによって剥取りジョー6、7の旋回を伴う。その際、プライヤジョー3、4の旋回角度は、剥取りジョー6、7の旋回角度よりも小さい。なぜなら、ジョイント12からの接触面13、14の距離がジョイント8からの接触面13、14の距離よりも大きいからである。さらに、剥取りジョー6、7を有する剥取りユニット5は、旋回角度が変化することなく剥取り軸線15の方向に位置をずらすことが可能であり、このことは、接触面13、14の領域に滑り接触が形成されることにより可能になる。この場合、プライヤジョー3、4と剥取りジョー6、7とが互いに向かって一緒に旋回することで、切断行程および/または締付け行程が行われる一方で、剥取り軸線15に沿う剥取りユニット5の運動は旋回角度が変化することなく剥取り行程を行う。
駆動装置16は、切断行程と剥取り行程とを生ぜしめる。図示された実施例では、駆動装置16が、2つのハンドレバー17、18と、ハンドレバー17、18、プライヤジョー3、4、および剥取りユニット5間に介設された伝動的接続とを備えて形成されている。伝動的接続は、ハンドレバー17、18の作業行程について、ハンドレバー17、18を互いに向けて連続的に旋回させることで切断行程および剥取り行程を可能にする。
ハンドレバー18は、他のペアの切断要素10a、11a;10b、11bの備蓄のために用いられる備蓄装置19を形成する。切断要素10a、11a;10b、11bは、剥取りジョー6、7に組み付けられた切断要素10、11と交換することができる。図示された実施例では、備蓄装置19は、締付けジョー20、21と交換することができる締付けジョー20a、20b;21a、21bも備蓄する。締付けジョーは、弾性的に形成されていることが好ましく、外側に位置する端領域においてプライヤジョー3、4の溝に挿入可能であり、剥取りプライヤ2に嵌め込まれたケーブルを保持および固定する。締付けジョー20、21は、プライヤジョー3、4に組み付けられた状態で、図1の図面の平面に対して垂直に比較的大きい延在を具備する一方で、その延在は、嵌め込まれたケーブルの長手軸線の方向では比較的小さい。締付けジョー20、21が(プライヤジョー3、4に組み付けられた締付けジョー20、21のための)ケーブルの長手軸線の方向のその延在でもってハンドレバー18の厚さの方向(すなわち図1の図面の平面に対して垂直)で備蓄装置19に備蓄されるならば、ハンドレバー18の延在を拡大する必要なしに、締付けジョー20、21を図面の平面に対して垂直に、備蓄装置19において省スペース的に備蓄することができる。
剥取りプライヤ2および駆動装置16の伝動的接続の構造および動力学は、図2の断面図に見て取れる。ハンドレバー17とプライヤジョー3とは互いに剛性的に結合されている。したがって、プライヤジョー3とハンドレバー17とによって不動の(starr)棒部材(Stangenteil)22が形成される。プライヤジョー4は、ジョイント12を介して旋回平面9において回転可能に不動の棒部材22に支承されており、このことは不動の棒部材22に保持された支承ピン23によって行われる。ハンドレバー18は、旋回平面9においてジョイント24を介して旋回可能に不動のプライヤ部材22に支承されており、このことは、ここでは不動のプライヤ部材22に固定された支承ピン25によって行われる。ハンドレバー18にはジョイント26を介して押圧レバー27の端領域が枢着されており、このことは、ここではハンドレバー18に固定された支承ピン28によって行われる。押圧レバー27の別の端領域において、旋回平面9において軸受29を介して回動可能にローラ30が支承されている。ローラ30は、ガイド輪郭31に接して転動し、ガイド輪郭は(特に略四分円形の)ガイド輪郭区分32と(剥取り軸線15に対して特に略同軸に向けられた直線の)ガイド輪郭区分33と(押圧レバー27の長手軸線に対して特に略平行に向けられた)ガイド輪郭区分34とを具備する。
剥取りユニット5のジョイント8を形成するための支承ピン35は、剥取りユニット5を引張板36と関節的に接続するためにも用いられる。引張板36は、剥取り軸線15に沿って並進的自由度のみを有する。この並進的自由度は、支承ピン23が剥取り軸線15に対して横断方向にほとんど遊びのない状態で案内されている引張板36の長穴37によって引張板36を案内することと、引張板36の、ジョイント8とは反対側の端領域を、剥取り軸線15に対して横断方向に向けられたハンドレバー17の壁39の案内切欠部38に挿通することとによって保証される。剥取り軸線15に沿って引張板36が運動する剥取り行程は、ばね40の付勢下で行われる。図示された実施例では、ばね40は、つる巻き状に巻回された圧縮ばねとして形成されており、この圧縮ばねは、引張板36に複数のピッチで巻付き、圧縮ばねの一方のばねの垂線の足が壁39に支持されており、他方のばねの垂線の足が引張板36に、例えば引張板36の段部41の領域において支持されている。引張板36には、旋回平面9において回動可能に軸受42を介してローラ43が支承されている。
以下、図3〜図6をもとにして剥取りプライヤ2の作業行程について説明する。
図3は、導入位置にある剥取りプライヤ2を示す。ハンドレバー17、18に手の力をかけずに、ハンドレバー17、18とプライヤジョー3、4と剥取りジョー6、7とが図3から見て取れる開放位置をとっている。これは、開放位置にあるときでも予荷重がかけられたばね85によって行われ、このばねは、剥取りジョー6、7と、したがってプライヤジョー3、4とハンドレバー17、18とを開放方向に付勢する。この導入位置にあるときに、プライヤジョー3、4および剥取りジョー6、7と、これに固定された切断要素10、11とによって形成された剥取りプライヤ2のくわえ口45にケーブル44を挿入することができる。この場合、剥取りジョー7および/または切断要素11は、オプションでスペーサ46を担持し、くわえ口45への挿入とともにケーブル44の端面をこのスペーサに当接させる。それによってケーブル44の端面から切断要素10、11の刃47、48に所定の距離が生じる。
図3のこの導入位置を出発点として図4の切断位置に達するまで、ハンドレバー17、18を互いに向かって動かすことによって締付け行程および切断行程が行われる。切断行程および締付け行程の間にハンドレバー18をハンドレバー17の方向に動かすことによって、押圧レバーもガイド輪郭31の方向に動かされる。ガイド輪郭区分32の始端領域においてローラ30がガイド輪郭31上をまだ転動できる間、プライヤジョー4に大した力をかけることなく、ガイド区分に沿うローラ30の転動の進行とともにガイド輪郭区分32の傾きが変化し、それによってプライヤジョー4にかかる押圧レバー27の力が増加し、それにより、プライヤジョー4がプライヤジョー3の方向に旋回するように向きを合せた力がプライヤジョー4に次第に作用する。くわえ口が閉じた後、押圧レバー27とガイド輪郭31のガイド輪郭区分32に接するローラ30とによって生成された操作力に、締付けジョー20、21に生ぜしめられたケーブル44の外周面を締付ける力と、剥取りユニット5の刃47、48の切断力および押圧力とが均衡がとれた状態で対向作用する。図4の切断位置によって、ローラがガイド輪郭区分32、33間の移行部に到達する。図4のこの切断位置において、押圧レバー27のローラ30が引張板36のローラ43に当接する。
図4の切断位置において、押圧レバー27のジョイント26と軸受29との間の接続軸線が剥取り軸線15に対して90度未満の角度を形成する。図5の剥取り位置をもたらすための次の剥取り行程において、ハンドレバー18にかけられる操作力をさらに増大させると、押圧レバー27の上述の向きにより、押圧レバー27に作用する縦力が、剥取り軸線15に対して平行に向けられているとともにローラ30から転動接触を介してローラ43へ、したがって引張板36へ伝達される力成分を発生させる。この力成分は、剥取り軸線15に沿ってばね40の付勢が次第に増大する中で、ローラ43と引張板36とを摺動させる。剥取りユニット5がジョイント8の領域で連結されている結果として、このことはプライヤジョー3、4に対する剥取りユニット5の滑り運動を伴う。さらにこの剥取り行程と、ガイド輪郭区分33に沿うローラ30の転動運動が同時に起こり、その結果、同様に、押圧レバー27の旋回の進行により剥取り軸線に対するジョイント26と軸受29の接続軸線の角度が縮小される。この剥取り行程の力の状態には、ばね40の予荷重と剛性、ならびに接触面13、14の領域における、プライヤジョー3、4に対する剥取りユニット5の滑り運動の摩擦状態によって影響が及ぼされる。さらに、力の状態に影響を及ぼす目的で、さらに別のばね49が押圧レバー27に作用してもよい。上述の剥取り行程の結果、基本的に締付けジョー20、21の領域に固定されたケーブル44については、切断行程において刃47、48によって絶縁体が切断された後に、刃47、48が閉じた状態でケーブル44に対して動かされ、それによって、絶縁体の端側の切り離された軸線方向領域が導体から引き下ろされる。最大剥取り行程は、ガイド輪郭区分33の長さによって予め設定される。図5は、剥離位置を示す。この位置では、ローラ30がガイド輪郭区分33、34間の移行領域に達する。
次いでハンドレバー17、18を引き続き閉じることにより、ローラ30はガイド輪郭区分34に接して転動することができ、その場合、ガイド輪郭区分34がジョイント26と軸受29の接続軸線に対して略平行に向けられていることが好ましい。その結果、ハンドレバー17、18に手の力をそれ以上かけることなく、ハンドレバー17、18を引き続き閉じることができる。その一方で、ローラ30はその場合、プライヤジョー4のための対向受けでなくなり、それによって、ばね40が剥取りジョー6、7とプライマジョー3、4とを再び開放位置へ導くことができる。それによって、図6の取出し位置に達し、この位置において、剥ぎ取られたケーブル44を再び開放されたくわえ口45から取り出すことができ、絶縁体の軸線方向領域がくわえ口45から落下する。図6の取出し位置は、同時に交換位置でもあるが、この交換位置については以下にさらに詳しく言及する。図6の取出し位置および交換位置に達するとともに剥取りプライヤ2の作業行程が終了する。
ハンドレバー17、18にかけられた手の力を取り除くことにより、ハンドレバー17、18が(ばね40、39が誘因となって)再び開放位置へ戻り、それによって再び図3の導入位置がもたらされ、別のケーブル44を剥取りプライヤ2により引き剥がすことができる。
オプションで、剥取りプライヤ2は、さらに別の工具、つまり切断装置50を装備し、この切断装置は、同様にハンドレバー17、18の操作によって操作される。この切断装置は2つの刃51、52を有しており、これらの刃を用いて、ハンドレバー17、18を閉じることにより切断装置50に挿入されたケーブルを完全に切断することができる(切断装置の実施形態、およびハンドレバーとのその伝動的接続については冒頭で述べた従来技術も参照)。
一方の剥取りジョー7の接触面14は、プライヤジョー3から直接形成されている。これに対して、他方の剥取りジョー6の接触面13は支持要素53によって形成されており、この支持要素は、プライヤジョー3、4の旋回角度に対する剥取りジョー6、7の旋回角度の変更が支持要素53の位置に応じて可能であるように、調整要素54によって移動可能である。したがって、調整要素54と、支持要素53の位置の事前設定とによって、切断位置において、刃47、48がケーブル44に入り込む深さを予め設定することができ、それにより絶縁体の異なる厚さを考慮することができる。図示された実施例では、調整要素54がプライヤジョー4のガイドスロット55を通って延び、ユーザはプライヤジョーを外側からガイドスロット55に沿って摺動させることができる。調整要素54は、ガイドスロット55に対して傾けられた接触面を介して、2重くさび接続のように支持要素53を操作する。
図7は、取出しおよび交換位置にある剥取りプライヤ2を立体図で示す。ここでは、ジョイント8から離れる方を指す剥取りジョー6、7の端面がそれぞれ組付け溝56、57を装備していることがわかる。組付け溝56、57の長手軸線は、それぞれ組付け軸線58、59をなす。組付け軸線58、59の方向に、切断要素10、11の組付け要素60、61を剥取りジョー6、7の組付け溝56、57に挿入可能である。組付け溝56、57は、底の領域が拡大しており、それによってバックラッシが形成されている。したがって組付け要素60、61が端側拡大部を有する突出部として形成され、この突出部は、組付け溝56、57のバックラッシに係合し、それによって旋回平面9においてあらゆる力を受け止める形状結合が形成される。剥取りジョー6、7に対する切断要素10、11の固定は、基本的に組付け溝56、57と組付け要素60、61との間の摩擦によって行われる。組付け溝56、57と組付け要素60、61とはそれぞれ1つの、だいたいT字形の横断面を具備する。組付け溝56、57への組付け要素60、61の形状結合的な係合は、蟻継ぎ86のように形成されていてもよい。
図7の交換位置において、旋回平面9に対して平行に向けられたプライヤジョー3、4の側壁64、65の切欠部または切込み62、63から組付け溝56、57に手が届くので、切断要素10、11をその組付け要素60、61によって、組付け溝56、57に挿入可能である。剥取りプライヤ2が図7の交換位置から離れると、剥取りジョー6、7は、これに保持された切断要素10、11とともに側壁64、65に対して前方へ押し動かされ、それによって切断要素10、11に手が届かなくなる。むしろ、交換位置にないときに、切断要素10、11がプライヤジョー3、4の側壁64、65間で捕捉され、それによって切断要素は(遊びがある場合を除いて)交換位置にないときに、不都合にも組付け軸線58、59に沿って移動することはできない。図7からわかるように、プライヤジョーの側壁のみが切欠部62、63を装備していてもよく、その場合、この切欠部を通じて組付けおよび取外しが行われる一方で、同じプライヤジョーの他方の側壁はこのような切欠部を装備していない。したがって、側壁64、65は、交換位置にないときに、組付け軸線58、59の方向に切断要素をブロックする固定要素66をなす。
図8は、切断要素11(この場合、もう一方の切断要素10にも同じことが当てはまる)を立体図で例示的に示す。この切断要素は、例示的に直線に形成された刃先を有する刃48を備えて形成されており、この場合、例えば少なくとも1つの凹面刃先を有する全く異なる刃先、またはV字形に配置されたそれぞれ直線の刃先を有する相前後して配置された2つの刃ブレード、または薄板状の刃を用いることもできる。刃48には、プラスチックからなる保持体67が包埋射出成形されている。保持体67は、刃48とは反対の側に接触面68を形成しており、この接触面により、切断要素11をプライヤジョー3の割り当てられた接触面14に支持することができる。さらに、図8において、T字形拡大部を有する突出部が端領域に形成された組付け要素61が見て取れる。さらに、保持体67の側面領域において、切断要素11を手作業し易くするハンドリング面69が設けられていてもよい。例えば、ハンドリング面69は、手で握り易くするために粗面化されていてもよい。保持体67の側面領域において、割り当てられた剥取りジョー7の方向に開口するガイド溝70が設けられることも可能である。
図9は、切断要素11が割り当てられた剥取りジョー7を取り外した状態で示す。この場合、組付け軸線58は図の平面に対して垂直に向けられている。剥取りジョー7もガイド溝71を有している。切断要素11を剥取りジョー7に組み付けることで、ガイド溝70、71が補われて一貫した直線的ガイド溝となる。共同で形成されたこのガイド溝は、くわえ口45の方に向いた側に剥取りジョーをU字形に取り囲むスペーサ46を受け入れるために用いられ、その際、U字の垂直辺の端側の曲がった部分がガイド溝70、71に入る。スペーサ46は、除去されるべき絶縁体の軸線方向領域の長さを変更するためにガイド溝70、71に沿って摺動可能である。これに加えて、ここに図示されていないスペーサの調整された位置の係止、またはここには図示されていない係止または他の方法での固定が設けられていてもよい(これについては、例えば独国実用新案第20 2008 014 111(U1)号明細書を参照)。スペーサ46が取り外された状態のときに、切断要素11のガイド溝70または剥取りジョー7のガイド溝71に差し嵌められ、その後、剥取りジョー7への切断要素11の組付けが行われる、その場合、それによってスペーサ46がガイド溝70、71と共同で形成されたガイド溝に、離脱不能に(verliersicher)捕捉される。当然のことながら、剥取りジョー6と切断要素10とは相応して形成されているが、場合によって、反転像の形態を有していてもよい。しかし、2つの剥取りジョー6、7の切断要素10、11が同一に形成されていてもよく、この場合、これらの切断要素は、逆の向きで異なる剥取りジョー6、7に組み付けることができる。
図10からわかるように、ハンドレバー17の少なくとも1つが、ハンドレバー17の基体に差し嵌め可能、貼着可能、または他の方法でこれと接続可能な被覆72を備えて形成されていてもよい。被覆72によって弾性を事前付与することができ、それによりソフトなグリップ感が得られる。被覆72によって、例えば形状および/または着色により剥取りプライヤ2を顧客に合わせてカスタマイズすることが可能である。さらに、被覆72によって、剥取りプライヤ2の異なるユーザの手のサイズに適合させることが可能である。
特に図1および図2から見て取れるように、備蓄装置19を形成する、特に可動のハンドレバーであるハンドレバー18が基体73を備えて形成されており、この基体は、操作力をかけるとともに伝達するために用いられるので相応の剛性を有している。備蓄装置19の領域において、基体73は、横断面がだいたいU字形に形成されており、U字の開口はもう1つのハンドレバー17の方向に向けられている。基体73のU字形横断面は、ここでは、底辺74と、2つの略平行に向けられた側辺75、76とを備えて形成されている。基体73から、ハンドレバー17の方向に開いた内部空間79が形成されている。基体73の内部空間79は、ハンドレバー18の長手軸線の方向に、一方が壁77によって、他方がハンドレバー18の端側の壁78によって区画されている。内部空間79は蓋80によって閉鎖されてもよい。蓋80は、剥取りプライヤ2のプライヤヘッドの方に向いた端領域において、旋回軸受81を介して内部空間79の外側で基体73に枢着されている。図1および図2は、蓋80の異なった旋回位置を示し、図3は、蓋80の閉鎖位置を示す。基体73は、ハンドレバー18の自由端領域に配置された壁78の領域に係止突起82を形成する。図3の蓋80の閉鎖位置において、蓋80の弾性の曲がった部分83が係止突起82に係止し、それによって蓋80が閉鎖位置にあるときの意図しない開放が防止される。蓋80の内側には組付け溝84が設けられており、この組付け溝は、旋回平面9に対して、およびハンドレバー17、18の運動平面に対して、および蓋80の旋回平面に対して垂直に向けられている。組付け溝84には、交換のために備蓄された切断要素10、11を挿入することができる。蓋80が開いている場合に切断要素10、11を他の措置なしに組付け溝84から押し出すことができる一方で、蓋80が閉じている場合には切断要素10、11が外に出ることは不可能である。なぜなら、切断要素10、11が外に出ないように、基体73の側辺75、76を形成する壁によってブロックされているからである。組付け溝84は、組付け溝56、57に従って形成されているので、切断要素10、11の組付け要素60、61を使用することができる。組付け溝84は、組付け軸線88を予め設定し、この組付け軸線は、ハンドレバー17、18を旋回させる旋回平面9に対して横断方向に、および図1の図の平面に対して垂直に向けられている。切断要素は、同様に蟻継ぎ87によって備蓄装置19に保持されている。これに加えて、備蓄装置19に締付けジョー20、21を備蓄することが可能であり、このために蓋80がその内側に、同様に相応の収容部または組付け溝を具備してもよい。
図示された実施例では、剥取りジョー6、7が組付け溝56、57を備えており、切断要素10、11は組付け要素60、61を備えている。同様に、剥取りジョー6、7が組付け要素60、61を具備し、組付け溝56、57が切断要素10、11に設けられていることが可能である。
本発明の範囲内で、唯一、切断要素10、11の組付けおよび取外しを可能にする「交換位置」が離散的位置(diskrete Stellung)と位置範囲(Stellungsbereich)とを含む。複数の交換位置が設けられていることも可能である。
図11は、差し当たり、基本的に図1〜図10の剥取りプライヤに相当するように形成されていてもよい剥取りプライヤ2の別の実施形態を示す。図11において、剥取りプライヤ2が部分的に切断して示されており、この場合ハンドレバー17、18およびプライヤジョー3の一部が切り取られている。この実施例では、剥取りプライヤ2の動作位置は、加工対象物を加工するため、特に切断行程において絶縁体を切り込み、剥取り行程において剥ぎ取るための操作力をかけるための、ハンドレバー17、18により形成された駆動装置16によってのみ変更されるのではない。むしろ、動作位置の手動での変更、そして特に交換位置は、ハンドレバー17、18の変化なしに操作可能であるとともに加工対象物の加工のためには使用されない別の駆動装置89によっても手動でもたらすことが可能である。この別の駆動装置89は、手動の操作機構90を具備して形成されている。図示された実施例では、操作機構90が支承ピン35を備えて形成されており、この支承ピンには、ここでは図示されないスロットを通って剥取りプライヤ2のハウジングから外へ引き出されているか、または外部から自由に手が届く。操作機構90が、スロットによって、不動のプライヤ部材22に割り当てられたハウジング内で剥取り軸線15に沿って案内されていることも可能である。剥取りプライヤ2が図11に示された導入位置にあるときに、操作機構90が手動で剥取り軸線15の方向に押し動かされた場合、これは、引張板36を剥取り軸線15に沿って摺動させるが、この場合、ばね40の力を克服するために手動でかけられる力で足りるのでなければならない。プライヤジョー3、4、押圧レバー27、およびハンドレバー17、18は、駆動装置89のこの操作中にそれらの位置を維持できる一方で、引張板36の運動は、ジョイント8を介して連結されていることから、剥取りユニット5も剥取り軸線15に沿って動かす。したがって、切断要素10、11がプライヤジョー3、4の側壁64、65の切欠部62、63の領域に配置されるまで、剥取りジョー6、7とこれに組み付けられた切断要素10、11とがプライヤジョー3、4に対して相対運動し、それによって、切断要素10、11を組付け軸線58、59に沿って取り外すことができ、新しい切断要素10a、10bを組み付けることができる交換位置に達する。
このようにしてもたらされた交換位置を維持するために、ばね40が交換位置から移動しないようにするために操作機構90を手動で付勢しなければならないことが考えられる。しかし、このようにしてもたらされた交換位置において、交換位置を固定する係止またはロック装置91が働くことも可能である。この場合、係止またはロック装置91は、交換位置をもたらすために動かされる任意の部材を係止またはロックすることができる。係止装置が使用されると、この係止装置は、ばね40により生ぜしめられる力よりも大きい係止力を発生させることができる。交換位置から離れる方向に手動で操作機構90にかけられる解除力がばね40の力に付け加わることにより係止力が克服される。ロック装置が使用される場合には、手動でロック要素を取り除くことによりロックされた位置から離反させることができる。
図11および図12は、係止またはロック装置91の一実施例を示すにすぎないが、本発明はこの実施形態に限定されてはならない。ここでは、引張板36は、ハンドレバー17の壁39の切欠部38を貫通する端領域に、軸線方向に離間した2つの孔92、93を備えている。孔92、93に挿入可能なロック要素94、ここでは湾曲した針金によって、引張板36が異なった軸線方向の位置で固定され、この場合、図示された実施例では、図12の孔92にロック要素94を挿入することで形状結合的固定、したがって交換位置のロックが可能である。同様に図12から見て取れるように、駆動装置89の操作によって、プライヤジョー3、4およびハンドレバー17、18の挿入位置においても、切断要素10、11の取り出しが可能であり、それにより挿入位置および取出し位置における交換も代替的に可能である。
しかし、交換は、駆動装置89によってもたらされた交換位置でのみ可能であることも可能であり、この場合、取出し位置を完全に省略することもでき、取出しを挿入位置において行うことができる。
本発明によると、駆動装置16、89の少なくとも1つによって運動制御される切断要素10、11の解放が用いられる。
備蓄装置19には、交換のための切断装置50の切断要素51、52も備蓄されることが可能である。
ハンドレバー18に備蓄装置19を組み込むことに代えて、またはこれに加えて、備蓄装置19はプライヤヘッド95に組み込まれてもよい。図13に図示された実施例については、備蓄装置19aおよび19bはプライヤヘッド95に組み込まれている。この場合、備蓄装置19aは、不動のプライヤ部材22に、ここではプライヤジョー3に組み込まれている。これに対して備蓄装置19bは可動のプライヤジョー4に組み込まれている。この場合、ジョー3および4は、蓋80a、80bによって(少なくとも部分的に)閉鎖されてもよいそれぞれ1つの切欠部96a、96を具備する。
図示された実施例では、蓋80a、80bは、ジョイント97a、97bの領域において旋回可能にプライヤジョー3、4に枢着されており、この場合、ジョイント97a、97bの旋回軸線は、図13の図面の平面に対して、およびプライヤジョー3、4の旋回平面9に対して垂直に向けられている。蓋80a、80bには、ハンドレバー18の領域に配置されている備蓄装置19について述べたように、切断要素10、11、締付けジョー20、21および/または刃51、52などの付属部品が着脱可能に保持されている。これらの付属部品は、蟻継ぎ87a、87bによって蓋80a、80bに保持されていることが好ましい。蓋80a、80bは、この目的でバックラッシを有する組付け溝84を具備してもよく、組付け溝の長手軸線がプライヤジョー3、4の旋回平面9に対して垂直に向けられている組付け軸線88を予め設定する。当然のことながら、2つの備蓄装置19a、19bのうち一方の備蓄装置のみがプライヤヘッドに設けられていてもよい。
図示された実施例では、備蓄装置19aの切欠部96aは、締付けジョー21が保持されているプライヤジョー3の前端領域とジョイント24との間に配置されている。切欠部96aは、少なくとも部分的に、プライヤジョー3に対して摺動可能に案内された剥取りジョー7の横に延在する。図13に図示されない壁は、切欠部96aの底を形成し、その一方でこの壁は、他方がこの壁は、剥取りジョー7がプライヤジョー3に対して滑り案内されるように滑り面を提供することが好ましい。これに対して備蓄装置19bは、略ジョイント12の領域、すなわちジョイントの横に配置されている。
蓋80a、80bは、図14の閉鎖位置にあるときに、図13、図14に詳細には示されていないが、プライヤジョー3、4に係止、ロック、または他の方法で固定されてもよい。さらに、
− 蓋80a、80bがプライヤジョー3、4に旋回可能には支承されていず、取外し可能であること、
− 付属部材が、蓋にではなく、内部空間96a、96b内のプライヤジョー3、4に保持されていること、および/または
− 蓋80a、80bが別の方向(例えば、図13および図14の図面の平面に位置する旋回軸線を中心に)旋回可能であり、または別の方向に取外し可能または組付け可能であることも可能である。
備蓄装置19、19a、19bは、それぞれプライヤ部材98に形成されており、これがハンドレバー18として、プライヤジョー3、4として、またはプライヤヘッド95として形成されていることが好ましい。備蓄装置19は、少なくとも1つの任意の付属部品99、あるいは任意の付属部品は、例えば、切断要素9、10、締付けジョー20、21、刃51、52および/またはプレスプライヤのためのプレスダイスであってもよい種々異なる付属部品を備蓄するために用いられる。
1 剥取り工具
2 剥取りプライヤ
3 プライヤジョー(固定)
4 プライヤジョー(可動)
5 剥取りユニット
6 剥取りジョー
7 剥取りジョー
8 ジョイント
9 旋回平面
10 切断要素
11 切断要素
12 ジョイント
13 接触面
14 接触面
15 剥取り軸線
16 駆動装置
17 ハンドレバー(固定)
18 ハンドレバー(可動)
19 備蓄装置
20 締付けジョー
21 締付けジョー
22 不動プライヤ部材
23 支承ピン
24 ジョイント
25 支承ピン
26 ジョイント
27 押圧レバー
28 支承ピン
29 軸受
30 ローラ
31 ガイド輪郭
32 ガイド輪郭区分
33 ガイド輪郭区分
34 ガイド輪郭区分
35 支承ピン
36 引張板
37 長穴
38 切欠部
39 壁
40 ばね
41 段部
42 軸受
43 ローラ
44 ケーブル
45 くわえ口
46 スペーサ
47 刃
48 刃
49 ばね
50 切断装置
51 刃
52 刃
53 支持要素
54 調整要素
55 ガイドスロット
56 組付け溝
57 組付け溝
58 組付け軸線
59 組付け軸線
60 組付け要素
61 組付け要素
62 切欠部
63 切欠部
64 側壁
65 側壁
66 固定要素
67 保持体
68 接触面
69 ハンドリング面
70 ガイド溝
71 ガイド溝
72 被覆
73 基体
74 底辺
75 側辺
76 側辺
77 壁
78 壁
79 内部空間
80 蓋
81 旋回軸受け
82 係止突起
83 曲がった部分
84 組付け溝
85 ばね
86 蟻継
87 蟻継
88 組付け軸線
89 駆動装置
90 操作機構
91 係止またはロック装置
92 孔
93 孔
94 ロック要素
95 プライヤヘッド
96 切欠部
97 ジョイント
98 プライヤ部材
99 付属部品

Claims (14)

  1. 少なくとも1つの付属部品(99)を備蓄するための備蓄装置(19)を有するプライヤ部材(98)であって、
    a)前記プライヤ部材(98)が基体(73)と蓋(80)とで形成されており、
    b)前記基体(73)が、前記蓋(80)によって、内部空間(79)を形成して少なくとも部分的に閉鎖可能である開放横断面を具備し、
    c)前記付属部品(99)が前記内部空間(79)内に配置されている、プライヤ部材(98)において、
    前記付属部品(99)は、プライヤヘッドに取りつけられた作動位置にあるときと同じ保持メカニズムによって、前記プライヤ部材(98)に備蓄するべく前記内部空間(79)に保持された交換可能な切断要素(10、11)、締付け要素(20、21)、または押圧要素であることを特徴とするプライヤ部材(98)。
  2. 前記プライヤ部材(98)は、プライヤヘッド(95)またはプライヤジョー(3、4)であることを特徴とする請求項1に記載のプライヤ部材(98)。
  3. 前記付属部品(99)が前記蓋(80)に保持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプライヤ部材(98)。
  4. 前記蓋(80)が着脱可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプライヤ部材(98)。
  5. 前記蓋(80)が、前記プライヤ部材(98)の基体(73)に旋回可能に支承されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のプライヤ部材(98)。
  6. 前記蓋(80)が、閉鎖位置において、前記基体(73)と係止またはロックされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のプライヤ部材(98)。
  7. a)前記付属部品(99)を蟻継ぎ(87)によって前記プライヤ部材(98)に保持することができ、
    b)前記基体(73)または前記蓋(80)が、前記蟻継ぎ(87)の組付け溝(88)または組付け要素を形成し、
    c)前記蟻継ぎ(87)の取付けが、付属部品(99)と蓋(80)または基体(73)との間で組付け軸線(88)の方向に行われ、該組付け軸線が、前記ハンドレバー(18、19)または複数のハンドレバー(18、19)および/または前記プライヤジョー(3、4)の旋回平面(9)に対して垂直に向けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のプライヤ部材(98)。
  8. a)前記付属部品(99)が前記蓋(80)に保持されており、
    b)前記付属部品(99)が前記蟻継ぎ(87)の組付け要素(60、61)を形成し、
    c)前記蓋(80)が前記蟻継ぎ(87)の組付け溝(84)を形成し、
    d)前記蓋(80)が閉鎖状態のときに、前記付属部部品(99)の組付け要素(60、61)が前記蓋(80)の組付け溝(84)から外へ出ることが、前記内部空間(79)を区画する前記基体(73)の内壁によってブロックされる、
    ことを特徴とする請求項7に記載のプライヤ部材(98)。
  9. 前記プライヤ部材(98)がハンドレバー(18)であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のプライヤ部材(98)。
  10. 前記蓋(80)が、前記基体(73)のもう1つのハンドレバー(17)の方に向いた側に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のプライヤ部材(98)。
  11. 前記付属部品(99)が、前記ハンドレバー(18)の長手軸線に対して横に向けられた組付け軸線(88)の方向に、前記ハンドレバー(18)に組付け可能または取外し可能であることを特徴とする請求項9または10に記載のプライヤ部材(98)。
  12. 前記蓋(80)が、プライヤヘッド(95)の方に向いた端領域において、前記基体(73)に旋回可能に支承されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載のプライヤ部材(98)。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のプライヤ部材(98)を備えたプライヤ。
  14. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のプライヤ部材(98)を有する剥取りプライヤ(1)であって、
    a)剥取りユニット(5)が設けられており、
    aa)該剥ぎ取りユニットの旋回平面(9)における切断行程により作動位置が、前記または1つのハンドレバー(18)とともに形成された駆動装置(16)によって変更可能であり、
    ab)前記剥取りユニットが、前記駆動装置(16)を介して剥取り行程にわたって剥取り軸線(15)に沿って可動であり、
    ac)前記付属部品(99)を成す少なくとも1つの切断要素(10、11)が前記剥取りユニット(5)に交換可能に取り付けられており、
    b)前記剥取りユニット(5)への前記切断要素(10、11)の組付けが組付け溝(56、57)によって行われ、該組付け溝に、組付け要素(60、61)を形状結合的に挿入することができ、それによって、切断要素(10、11)と剥取りユニット(5)との間に蟻継ぎ(86)を形成することができ、
    c)前記プライヤ部材(98)の前記基体(73)または前記蓋(80)が、一致するように形成された取付け要素、または一致するように形成された取付け溝を具備し、
    d)前記切断要素(10、11)を、組付け要素(60、61)または取付け溝を利用して、前記蓋(80)または前記基体(73)の前記組付け要素または前記組付け溝の蟻継ぎ(87)によって前記プライヤ部材(98)の内部空間(79)内に保持できる、
    ことを特徴とする剥取りプライヤ(1)。
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