JP2016022497A - 焼損検出装置およびレーザ加工機 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易で安価に蛇腹の焼損を検出することができる焼損検出装置を得ること。
【解決手段】焼損検出装置が、レーザ光の伝送光路を覆う蛇腹2の外側に配置されるとともにレーザ光が蛇腹2に照射されて蛇腹2が焼損すると溶損する可燃性導電体25Aと、可燃性導電体25Aに流れる電流値を測定する電流測定部と、電流値の検出結果に基づいて、蛇腹2が焼損したか否かを判定する判定部と、を備え、蛇腹2を保持する吊具20を蛇腹2の伸縮方向に移動できるように吊り下げるスライドガイド22に対し、可燃性導電体25Aが取り付けられている。
【選択図】図4
【解決手段】焼損検出装置が、レーザ光の伝送光路を覆う蛇腹2の外側に配置されるとともにレーザ光が蛇腹2に照射されて蛇腹2が焼損すると溶損する可燃性導電体25Aと、可燃性導電体25Aに流れる電流値を測定する電流測定部と、電流値の検出結果に基づいて、蛇腹2が焼損したか否かを判定する判定部と、を備え、蛇腹2を保持する吊具20を蛇腹2の伸縮方向に移動できるように吊り下げるスライドガイド22に対し、可燃性導電体25Aが取り付けられている。
【選択図】図4
Description
本発明は、レーザ光の伝送光路に配置された蛇腹の焼損を検出する焼損検出装置およびレーザ加工機に関する。
レーザ加工機が伝播するレーザ光の伝送光路は、焦点合わせ等のために伝送光路長を可変構造にする必要がある。このため、レーザ加工機では、伸縮可能な筒状の蛇腹が伝送光路を囲繞するように配置されている。また、上記蛇腹は、大気中の塵埃の伝送光路内の侵入を防止するとともに、作業者にレーザ光が照射されることを防止する。
このようなレーザ加工機のレーザ光は、必ずしも直線的な伝送光路を経るとは限らず、発散または散乱によって蛇腹の内側に照射されて蛇腹が焼損する場合がある。この原因としては、レーザ加工機が有する各軸の駆動によって伝送光路内に塵埃が侵入してレーザ光と衝突すること、伝送光路上の集光レンズまたは反射ミラーに塵埃が付着して散乱が生じることなどがあげられる。
蛇腹が焼損すると、蛇腹に穴が空くので、この穴から伝送光路に塵埃などが侵入する。この結果、伝送光路上のレーザ光が散乱されるので、良好な加工を行うことができなくなる。このようなレーザ光の散乱状態が続くと、加工不良品を生産し続けることになるので、早急に加工を停止する必要がある。このため、蛇腹の焼損を検出できるよう、蛇腹の内表面、外表面、または外側シートと内側シートとの間に可燃性導電体を設けておく方法がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術では、可燃性導電体と蛇腹とが一緒に折りたたまれることおよび広げられることが行われるので、可燃性導電体の曲げに起因する疲労断線の恐れがあった。また、可燃性導電体の曲げに起因して抵抗値が増大し、この結果、蛇腹の焼損が誤検出される場合があった、また、上記従来技術では、レーザ加工機に取り付け済みの蛇腹に対して、可燃性導電体を後付けする場合に、手間がかかっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、容易に可燃性導電体を取り付けることができるとともに可燃性導電体の長寿命化を図ることができる焼損検出装置およびレーザ加工機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の焼損検出装置は、レーザ光の伝送光路を覆う蛇腹の外側に配置されて、前記蛇腹が焼損すると溶損する可燃性導電体と、前記可燃性導電体に流れる電流値を測定する電流測定部と、前記電流値の検出結果に基づいて、前記蛇腹が焼損したか否かを判定する判定部と、を備え、前記蛇腹を保持する吊具を前記蛇腹の伸縮方向に移動できるように吊り下げるスライドガイドに対し、前記可燃性導電体が取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、スライドガイドに対して可燃性導電体が取り付けられているので容易に可燃性導電体を取り付けることができるとともに可燃性導電体の長寿命化を図ることが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る焼損検出装置およびレーザ加工機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の構成を示す図である。図1では、レーザ加工機1の構成例を斜視図として示している。レーザ加工機1では、レーザ光の伝送光路上に、伸縮可能な筒状の図1には図示しない蛇腹が配置されている。そして、蛇腹の外側に可燃性導電体が配置され、この可燃性導電体を用いて蛇腹の焼損が検出される。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の構成を示す図である。図1では、レーザ加工機1の構成例を斜視図として示している。レーザ加工機1では、レーザ光の伝送光路上に、伸縮可能な筒状の図1には図示しない蛇腹が配置されている。そして、蛇腹の外側に可燃性導電体が配置され、この可燃性導電体を用いて蛇腹の焼損が検出される。
レーザ加工機1は、ベッド51上に設けられたワークテーブル52と、左右のコラム54,55間に水平に掛け渡されたスライドガイド22上にY軸方向に移動可能に設けられたY軸ユニット58と、を有している。
また、レーザ加工機1は、スライドガイド22にX軸方向に移動可能に設けられたX軸ユニット57と、X軸ユニット57にZ軸方向に移動可能に設けられたZ軸ユニット59と、を有している。さらに、レーザ加工機1は、Z軸ユニット59に取り付けられた加工ヘッド40と、コンピュータ式の加工制御装置65とを有している。
加工制御装置65は、マンマシンインタフェースとして、操作盤62A、CRT等の画面表示部62Bを具備している。ワークテーブル52、Y軸ユニット58、Z軸ユニット59は、それぞれ、図示省略のX軸サーボモータ、Y軸サーボモータ、Z軸サーボモータによって駆動され、加工制御装置65からの各軸指令によって位置制御される。
レーザ加工機1は、後述するレーザ発振器30を備えており、レーザ発振器30から出力されたレーザ光を、蛇腹内の伝送光路に沿って伝播させて被加工物であるワークW上へ導く。
図2は、レーザ加工機の伝送光路を説明するための図である。レーザ加工機1は、レーザ発振器30、レーザ発振制御部35、PR(Partial Reflection)ミラー42、ベンドミラー43、ビーム最適化ユニット44、ベンドミラー45、蛇腹2、焼損検出装置10、加工ヘッド40を備えている。そして、加工ヘッド40内には、ベンドミラー46、加工レンズ47が配置されている。
レーザ発振器30は、CO2レーザなどのレーザ光Laをビーム光として発振させる装置であり、レーザ加工の際にはレーザ出力を種々変化させながらレーザ光Laを出射する。
PRミラー42は、レーザ発振器30が出射するレーザ光Laを部分反射させてベンドミラー43へ導く。ベンドミラー43は、PRミラー42から送られてくるレーザ光Laのビーム角度を変えてビーム最適化ユニット44へ導く。
ビーム最適化ユニット44は、ベンドミラー43から送られてくるレーザ光Laのビーム径を調整してベンドミラー45へ送る。ベンドミラー45,46は、ビーム角度変化用のミラーである。ベンドミラー45は、ビーム最適化ユニット44から送られてくるレーザ光Laのビーム角度を水平方向に偏光し、蛇腹2を介してベンドミラー46に送る。ベンドミラー46は、ベンドミラー45から送られてくるレーザ光Laのビーム角度を垂直下方に偏向して加工レンズ47に送る。ベンドミラー45とベンドミラー46の間には、偏光を変化させる図示しないミラーが装着されている。
加工レンズ47は、ベンドミラー46からのレーザ光Laを小さなスポット径に集光してワークWに照射する。ワークWは、ワークテーブル52上に載置されており、このワークテーブル52上でレーザ加工される。
レーザ加工機1には、ベンドミラー45とベンドミラー46との間の伝送光路に、レーザ光Laの光軸に沿って伝送光路の周辺を囲うよう形成された筒状の蛇腹2が配設されている。蛇腹2は、伝送光路の環境を外気から遮断することによって伝送光路を外気の加工屑等から保護する機能を有している。
蛇腹2は、伝送光路の光軸と同じ方向に伸縮可能な筒状の部材で構成されており、伝送光路を囲繞するように配置されている。蛇腹2は、例えば、外表層が合成皮革シート材等を用いて形成され、内表層が難燃性シート材等を用いたラミネート構造体を用いて形成されている。この構成により、蛇腹2は、伝送光路の位置および方向に応じて、その形状が変更される。ワークWにレーザ光Laが照射される際には、蛇腹2の内部をレーザ光Laが通過する。
本実施の形態のレーザ加工機1は、蛇腹2の焼損を検出した場合に、レーザ光Laの出力を停止させる機能である後述のレーザ光停止制御機構5を有している。ここで、レーザ光停止制御機構5の構成について説明する。
図3は、レーザ光停止制御機構の構成を示す図である。レーザ光停止制御機構5は、蛇腹2、焼損検出装置10、消火装置71、警報部72、レーザ発振制御部35、レーザ発振器30を有している。焼損検出装置10は、蛇腹2の焼損などを検出する装置であり、蛇腹2よりも外側に配置されている。焼損検出装置10は、焼損検出センサ11A、電流測定部12、電源13、ビーム照射判定部15を備えている。
焼損検出センサ11Aは、蛇腹2の焼損を検出するセンサである。焼損検出センサ11Aは、例えば蛇腹2が炭化したことを検出することによって、蛇腹2の焼損を検出する。焼損検出センサ11Aは、蛇腹2の外側であって、蛇腹2の焼損を検出できる位置に配置されている。焼損検出センサ11Aは、例えば、蛇腹2の上面部側、側面部側、底面部側などに配置されている。焼損検出センサ11Aは、可燃性導電体を用いて構成されている。この可燃性導電体は、蛇腹2が焼損した場合に、その熱で溶損する導体である。
焼損検出センサ11A、電源13、電流測定部12は、直列接続されている。電源13は、この直列接続された回路に電圧を印加する。電流測定部12は、焼損検出センサ11Aの可燃性導電体に流れている電流を測定することによって焼損検出センサ11Aの導通状態を測定する。電流測定部12は、測定結果である電流検出値をビーム照射判定部15に出力する。なお、電流測定部12は、電流検出値をそのままビーム照射判定部15に出力してもよいし、電流検出値に対応する情報をビーム照射判定部15に出力してもよい。
ビーム照射判定部15は、電流測定部12からの電流検出値に基づいて、蛇腹2にレーザ光Laが照射されているか否かを判定する。このとき、ビーム照射判定部15は、可燃性導電体の導通状態に基づいて、可燃性導電体の断線状態を判定し、可燃性導電体の断線状態に基づいて、蛇腹2にレーザ光Laが照射されているか否かを判定する。
具体的には、ビーム照射判定部15は、焼損検出センサ11Aに流れている電流値と、比較基準としての閾値とを比較する。そして、ビーム照射判定部15は、焼損検出センサ11Aに流れている電流値が比較基準としての閾値よりも小さい場合に、蛇腹2にレーザ光Laが照射されていると判定する。
ビーム照射判定部15は、電流検出値が第1の閾値よりも小さい場合に、警報部72に警報出力の指示を送る。また、ビーム照射判定部15は、電流検出値が、第2の閾値よりも小さい場合に、レーザ発振制御部35にレーザ光Laの出力停止指示を送る。また、ビーム照射判定部15は、電流検出値が、第3の閾値よりも小さい場合に、消火装置71に消火の指示を送る。このように、ビーム照射判定部15は、蛇腹2にレーザ光Laが照射されていると判定した場合には、アラーム信号として、電流検出値に対応する指示を出力する。
警報部72は、蛇腹2にレーザ光Laが照射されていることを示す警報を出力する。警報部72は、音声またはランプなどの何れの方法によって警報を出力してもよい。消火装置71は、蛇腹2の焼損箇所に消炎剤などを吹き付けることによって蛇腹2の消火を実行する。
なお、ビーム照射判定部15は、電流検出値に基づいて、焼損検出センサ11Aの抵抗値を算出してもよい。この場合、ビーム照射判定部15は、算出した抵抗値に基づいて、蛇腹2にレーザ光Laが照射されているか否かを判定する。また、ビーム照射判定部15は、算出した抵抗値の大きさに応じた指示を、レーザ発振制御部35、警報部72、消火装置71に出力する。
レーザ発振制御部35は、加工制御装置65内に配置されており、レーザ発振器30の制御を行う。レーザ発振制御部35は、ビーム照射判定部15から出力停止指示を受けると、レーザ発振器30にレーザ光Laの出力を停止させる。レーザ発振器30は、レーザ発振制御部35からの指示に従ってレーザ光Laの出力と停止を行う。
図4は、実施の形態1に係る焼損検出センサをY軸方向から見た場合の側面図であり、図5は、実施の形態1に係る焼損検出センサをX軸方向から見た場合の側面図である。蛇腹2においては、XZ平面と平行な面が蛇腹2の側面部であり、YZ平面と平行な面が開口部である。換言すると、蛇腹2は、XZ平面に平行な方向に配置された2つの側面部と、XY平面に平行な方向に配置された上面部および底面部とで囲われるとともに、YZ平面と平行な面が開口している。
焼損検出センサ11Aは、蛇腹2の上部側に設けられたスライドガイド22の底面部に着脱自在に取り付けられている。換言すると、焼損検出センサ11Aは、蛇腹2に対して分離可能なように構成されている。
焼損検出センサ11Aは、絶縁樹脂24、可燃性導電体25A、導体押さえとしての押当部26を備えている。焼損検出センサ11Aでは、絶縁樹脂24の底面部側に可燃性導電体25Aが貼着され、可燃性導電体25Aの底面部側に押当部26が配置されている。押当部26は、可燃性導電体25Aを覆うとともに、可燃性導電体25Aを絶縁樹脂24に固定する。この構成により、可燃性導電体25Aは、絶縁樹脂24と押当部26とで挟み込まれている。そして、絶縁樹脂24の上面がスライドガイド22の底面に貼り付けられている。
接続端子27,28は、可燃性導電体25Aに接続されている。また、接続端子27は、電流測定部12に接続されており、接続端子28は、電源13に接続されている。押当部26は、フッ素樹脂などを用いて構成された絶縁体であり、可燃性導電体25Aは、低融点合金などである。焼損検出センサ11Aは、スライドガイド22の底面部の寸法および形状に応じた寸法および形状のものが配置される。
吊具20は、その側面部および底面部で蛇腹2を保持するとともに、上部がスライドガイド22から吊り下げられている。スライドガイド22には、複数の吊具20が配置されており、複数の吊具20によって蛇腹2を保持している。吊具20の上部は、スライドガイド22上をレーザ光Laの光軸方向であるX軸方向に移動可能なように構成されている。
具体的には、吊具20の上部には、スライドガイド22に吊り下げ可能なフック部が設けられており、このフック部がスライドガイド22上を移動する。この構成により、吊具20は、蛇腹2の伸縮に従ってスライドガイド22上を移動する。焼損検出センサ11Aでは、電源13に電源が投入されることによって、可燃性導電体25Aが通電状態となる。
図6は、吊具とスライドガイドの形状を説明するための図である。図6では、吊具20とスライドガイド22と蛇腹2の斜視図を示している。スライドガイド22には、X軸方向に伸びる2本のレール23が設けられている。また、吊具20には、フック部18が設けられている。フック部18は、レール23に載せられてレール23上を移動する。また、吊具20には、蛇腹2を側面部および底面部で保持する枠部19が設けられている。蛇腹2がX軸方向に伸縮する際には、フック部18がレール23上を移動する。
図7は、可燃性導電体の形状を示す図である。図8は、焼損検出センサの構成を示す図である。図7では、絶縁樹脂24を裏面側から見た場合の可燃性導電体25Aの形状を示している。なお、図7では、押当部26および接続端子27,28の図示を省略している。
可燃性導電体25Aは、可燃性および導電性を有した1〜複数本の線状部材を用いて形成されており、絶縁樹脂24上に配置されている。可燃性導電体25Aでは、各線状部材がX軸方向に平行に並ぶよう配置されている。そして、各線状部材は、1組の接続端子27,28によって並列接続されている。焼損検出センサ11Aは、押当部26が絶縁樹脂24上で可燃性導電体25Aを覆うように配置されることによって構成されている。
なお、可燃性導電体25Aの線状部材と同数の接続端子27,28の組を、焼損検出センサ11Aに設けてもよい。この場合、1つの線状部材と1組の接続端子27,28とが1対1で接続される。さらに、各接続端子27が電流測定部12に接続され、各接続端子28が電源13に接続される。
この構成の場合、電流測定部12では、各線状部材の電流を検出し、線状部材毎の検出結果をビーム照射判定部15に送る。これにより、ビーム照射判定部15では、線状部材毎に蛇腹2にレーザ光Laが照射されているか否かを判定する。ビーム照射判定部15は、可燃性導電体25Aのうち溶損によって破断した本数を計測することで、蛇腹2の焼損の度合いを検出することができる。なお、各線状部材を直列接続したうえで、接続端子27,28に接続してもよい。
レーザ加工機1においてレーザ光Laの出力が開始されると、レーザ光Laは、蛇腹2内を通過してワークWまで送られる。レーザ光Laの出力中に、レーザ光Laが蛇腹2に照射されると、蛇腹2は焼損する。蛇腹2が焼損すると、焼損時の熱又は炎は蛇腹2の上面まで到達する。この熱又は炎によって可燃性導電体25Aが溶損する。
この結果、可燃性導電体25Aを流れる電流値が低下するので、電流測定部12によって検出される電流値が閾値以下となる。これにより、焼損検出装置10は、蛇腹2の焼損を検出する。
具体的には、電流測定部12が、焼損検出センサ11Aに流れている電流を測定することによって焼損検出センサ11Aの導通状態を測定する。電流測定部12は、測定結果である電流検出値をビーム照射判定部15に送る。
これにより、ビーム照射判定部15は、電流検出値に基づいて、蛇腹2の焼損度合いを判定する。ビーム照射判定部15は、電流検出値の大きさに応じて、警報部72、消火装置71、レーザ発振制御部35に指示を出力する。
ビーム照射判定部15へは、予め第1〜第3の閾値を設定しておく。第1の閾値は、第2の閾値よりも大きな値であり、第2の閾値は、第3の閾値よりも大きな値である。電流測定部12から送られてきた電流検出値が第1の閾値よりも小さく且つ第2の閾値以上である第1段階では、ビーム照射判定部15は、警報部72に警報出力の指示を送る。
また、電流測定部12から送られてきた電流検出値が第2の閾値よりも小さく且つ第3の閾値以上である第2段階では、ビーム照射判定部15は、警報部72に警報出力の指示を送るとともに、レーザ発振制御部35にレーザ光Laの出力停止指示を送る。
また、電流測定部12から送られてきた電流検出値が第3の閾値よりも小さい第3段階では、ビーム照射判定部15は、警報部72に警報出力の指示を送り、レーザ発振制御部35にレーザ光Laの出力停止指示を送り、消火装置71に消火の指示を送る。これにより、電流検出値の大きさに応じて、レーザ加工機1では、レーザ光Laの出力停止、警報の出力、消火処理などが実行される。なお、ビーム照射判定部15は、溶損によって破断した可燃性導電体25Aの線状部材の本数に基づいて、上記第1〜第3段階を判別してもよい。
本実施の形態の焼損検出装置10は、蛇腹2の外部に配置可能なように構成されている。このため、焼損検出装置10は、蛇腹焼損検出機能を実装していないレーザ加工機に対しても容易に後付け実装することができる。また、可燃性導電体25Aを蛇腹2に織り込む必要がないので、安価に焼損検出装置10を作製することが可能となる。
蛇腹焼損検出機能を実装していないレーザ加工機の場合、ハードウェア以外にもソフトウェアの更新も必要となる。一方、蛇腹焼損検出機能を実装しているレーザ加工機の場合には、ハードウェアを後付するだけで蛇腹2の焼損を検出することが可能となる。
なお、蛇腹2および焼損検出装置10は、X軸方向の伝送光路と、Y軸方向の伝送光路との両方に配置されてもよいし、何れか一方に配置されてもよい。また、焼損検出装置10は、Z軸方向の伝送光路に配置されておいてもよい。
また、レーザ加工機1は、警報部72を備えていなくてもよい。この場合、ビーム照射判定部15は、警報部72に、電流検出値に対応する指示を出力しなくてもよい。また、レーザ加工機1は、消火装置71を備えていなくてもよい。この場合、ビーム照射判定部15は、消火装置71に、電流検出値に対応する指示を出力しなくてもよい。
このように実施の形態1によれば、焼損検出センサ11Aが、蛇腹2の上部側に設けられたスライドガイド22の底面部に配置されている。これにより、蛇腹2が伸縮を繰り返した場合であっても、可燃性導電体25Aの断線防止と抵抗値増大による焼損の誤検出防止とが可能となる。したがって、可燃性導電体25Aの長寿命化を図りつつ蛇腹2の焼損を正確に検出することが可能になる。また、焼損検出センサ11Aは、蛇腹2に対して分離可能なように構成されているので、焼損検出センサ11Aをレーザ加工機に容易に取り付けることが可能になる。
また、焼損検出センサ11Aには、複数本の線状部材からなる可燃性導電体25Aが配置されているので、蛇腹2の焼損を正確に検出することが可能となる。また、焼損検出装置10は、蛇腹2の外部に配置されるので、蛇腹2に容易に後付けすることができる。また、可燃性導電体25Aが蛇腹2と干渉して断線することを防止できる。また、軸駆動に伴う蛇腹2の伸縮によって可燃性導電体25Aの抵抗値が変化することを防止できる。
実施の形態2.
つぎに、図9および図10を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、スライドガイド22の上部側に焼損検出センサを配置するとともに、スライドガイド22の上部側から蛇腹2の側面部側まで、焼損検出センサを延ばしておく。換言すると、焼損検出センサは、スライドガイド22の上方と、蛇腹2の側方とに配置される。
つぎに、図9および図10を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、スライドガイド22の上部側に焼損検出センサを配置するとともに、スライドガイド22の上部側から蛇腹2の側面部側まで、焼損検出センサを延ばしておく。換言すると、焼損検出センサは、スライドガイド22の上方と、蛇腹2の側方とに配置される。
図9は、実施の形態2に係る焼損検出センサをY軸方向から見た場合の側面図であり、図10は、実施の形態2に係る焼損検出センサをX軸方向から見た場合の側面図である。なお、図9および図10の各構成要素のうち図4および図5に示す実施の形態1の焼損検出センサ11Aと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。また、図9では、吊具20の図示を省略している。
焼損検出センサ11Bは、絶縁樹脂24、可燃性導電体25B、押当部26を備えている。焼損検出センサ11Bでは、焼損検出センサ11Aと同様に、可燃性導電体25Bが絶縁樹脂24と押当部26とで挟み込まれている。
焼損検出センサ11Bでは、蛇腹2の上部を包囲する絶縁樹脂24の内側に可燃性導電体25Bが貼着され、可燃性導電体25Bの上から押当部26で可燃性導電体25Bが覆われて可燃性導電体25Bが絶縁樹脂24に固定されている。
スライドガイド22の上部には、センサ支持部66が設けられている。そして、センサ支持部66が焼損検出センサ11Bを支えている。焼損検出センサ11Bは、スライドガイド22の上部を覆うことによって蛇腹2の上部を覆っている。また、焼損検出センサ11Bは、蛇腹2の側部およびスライドガイド22の側部を覆っている。
具体的には、焼損検出センサ11Bは、蛇腹2のうちのX軸方向に伸びるXZ平面と、蛇腹2の上面であるXY平面とを覆っている。焼損検出センサ11Bは、蛇腹2のうちの一方のXZ平面のみを覆ってもよいし、両方のXZ平面を覆ってもよい。また、焼損検出センサ11Bは、蛇腹2のXZ平面のうち、一部のみを覆ってもよいし、全部を覆ってもよい。
Z軸ユニット59および加工ヘッド40は、蛇腹2と同軸上に配置されていてもよいし、蛇腹2とは異なる軸上に配置されていてもよい。例えば、Z軸ユニット59および加工ヘッド40のY軸方向の領域は、図10の蛇腹2のY軸方向の領域内に収まるよう配置される場合と、図10の蛇腹2のY軸方向の領域からはみ出すよう配置される場合がある。
焼損検出センサ11Bは、Z軸ユニット59および加工ヘッド40がX軸方向に移動した場合に、Z軸ユニット59および加工ヘッド40と衝突しない位置に配置しておく。例えば、図10において、Z軸ユニット59および加工ヘッド40が、蛇腹2の右側面部からはみ出すような場合には、焼損検出センサ11Bの右側の側面部が、焼損検出センサ11Bに衝突しないよう配置される。また、図10において、Z軸ユニット59および加工ヘッド40が、蛇腹2の左側面部からはみ出すような場合には、焼損検出センサ11Bの左側の側面部が、焼損検出センサ11Bに衝突しないよう配置される。
また、焼損検出センサ11Bは、蛇腹2のうちのX軸方向に伸びるXY平面である底面部を覆ってもよい。この場合、焼損検出センサ11Bは、蛇腹2の底面部のうち、一部のみを覆ってもよいし、全部を覆ってもよい。この場合も、焼損検出センサ11Bは、Z軸ユニット59および加工ヘッド40がX軸方向に移動した場合に、Z軸ユニット59および加工ヘッド40と衝突しない位置に配置しておく。なお、本実施形態では、焼損検出センサ11Bが蛇腹2の側面部を覆う場合について説明したが、焼損検出センサ11Bは、蛇腹2の側面部を覆わなくてもよい。
このように実施の形態2によれば、スライドガイド22よりも上部に配置されたセンサ支持部66によって焼損検出センサ11Bを支持しているので、焼損検出センサ11Bを蛇腹2の上面と平行なXY平面内に大きく配置することができる。また、センサ支持部66によって焼損検出センサ11Bを支持しているので、焼損検出センサ11Bは、蛇腹2の側面部を覆うことが可能となる。したがって、広範囲に渡って蛇腹2の焼損を検出することが可能となる。また、レーザ加工機1に対して容易に焼損検出センサ11Bを取り付けることができるとともに可燃性導電体25Bの長寿命化を図ることが可能になる。
実施の形態3.
つぎに、図11〜図14を用いてこの発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、巻き取り式の焼損検出センサを蛇腹2に沿って配置しておき、蛇腹2の伸縮に追従するよう焼損検出センサの巻き取りと送り出しを行う。
つぎに、図11〜図14を用いてこの発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、巻き取り式の焼損検出センサを蛇腹2に沿って配置しておき、蛇腹2の伸縮に追従するよう焼損検出センサの巻き取りと送り出しを行う。
図11は、実施の形態3に係る焼損検出センサの概略構成を説明するための図である。図11では、蛇腹2と実施の形態3に係る焼損検出センサ11Dの概略構成を斜視図で示している。
焼損検出センサ11Dは、蛇腹2に沿って巻き取りおよび送り出しが可能なように構成されている。焼損検出センサ11Dは、例えば、蛇腹2のうちXZ平面に伸びる側面部に沿って配置されている。なお、図11ではXZ平面に平行な面に配置された焼損検出センサ11Dを図示しているが、焼損検出センサ11Dは、XY平面に平行な面である蛇腹2の上面部または底面部に沿って配置されてもよい。
焼損検出センサ11Dは、絶縁樹脂24、可燃性導電体25D、押当部26、難燃素材29を備えている。焼損検出センサ11Dでは、難燃素材29の中央に絶縁樹脂24が貼着され、絶縁樹脂24の上側から可燃性導電体25Dが貼着されている。そして、可燃性導電体25Dの上側から押当部26が可燃性導電体25Dを絶縁樹脂24に押し当てている。
この構成により、可燃性導電体25Dは、押当部26で覆われて、押当部26と絶縁樹脂24との間に挟み込まれるとともに、難燃素材29に固定されている。なお、図11では、絶縁樹脂24、可燃性導電体25D、押当部26、難燃素材29を同じ大きさで図示しているが、それぞれの大きさは何れの大きさでもよい。
焼損検出センサ11Dの巻き取り軸であるゼンマイ61は、例えば、蛇腹2のX軸方向の端部のうち加工ヘッド40の配置されていない側の端部に配置される。焼損検出センサ11Dは、加工ヘッド40に衝突しない位置に配置される。なお、焼損検出センサ11Dの巻き取り軸は、蛇腹2のX軸方向の端部のうち加工ヘッド40が配置されている側の端部に配置されてもよい。
蛇腹2が縮む際には、焼損検出センサ11Dが、ゼンマイ61によって巻き取られ、蛇腹2が伸びる際には、焼損検出センサ11Dが、ゼンマイ61によって送り出される。これにより、蛇腹2の伸縮に追従して、焼損検出センサ11Dが蛇腹2の側面部を覆うように焼損検出センサ11Dの巻き取りと送り出しが行われる。
図12は、実施の形態3に係る焼損検出センサをY軸方向から見た場合の側面図であり、図13は、実施の形態3に係る焼損検出センサをX軸方向から見た場合の側面図である。なお、図12および図13の各構成要素のうち図4および図5に示す実施の形態1の焼損検出センサ11Aと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。また、図12では、吊具20の図示を省略している。
焼損検出センサ11Dは、蛇腹2の側面部側と上面部側とに配置されている。なお、図12および図13では、焼損検出センサ11Dが3つである場合を示しているが、蛇腹2の外部に配置される焼損検出センサ11Dは、1つ又は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、図12および図13では、焼損検出センサ11Dのうち押当部26の図示を省略している。
蛇腹2の上部側には、スライドガイド22が配置されている。そして、X軸方向に伸縮する蛇腹2の端部のうち、加工ヘッド40が配置されていない側の端部に焼損検出センサ11Dの巻き取り機構が配置されている。
本実施の形態のレーザ加工機1は、焼損検出センサ11Dを支持する支持棒69A〜69Cと、支持棒69A,69Bをスライドガイド22に固定するガイド固定部68と、焼損検出センサ11Dを蛇腹2の図示しない伸縮駆動部に固定する蛇腹固定部67A〜67Cとを備えている。伸縮駆動部および蛇腹固定部67A〜67Cは、蛇腹2のX軸方向の一方の端部に配置されている。
ガイド固定部68は、スライドガイド22のX軸方向の一方の端部で、スライドガイド22に固定されている。以下では、X軸方向に配置されたスライドガイド22および蛇腹2のうち、加工ヘッド40が配置されている側の端部をヘッド側端部という。また、X軸方向に配置されたスライドガイド22および蛇腹2のうち、加工ヘッド40が配置されていない側の端部を反対側端部という。
支持棒69A,69Bは、Z軸方向に柱軸を有した棒状部材を用いて形成されており、支持棒69Cは、Y軸方向に柱軸を有した棒状部材を用いて形成されている。支持棒69A,69Bは、ガイド固定部68の下方でガイド固定部68に固定されている。また、支持棒69Cは、スライドガイド22の下方で支持棒69A,69Bに固定されている。
焼損検出センサ11Dのうち第1の焼損検出センサ11Dは、支持棒69Aによって支持されたゼンマイ61を用いて巻き取りと送り出しが行われる。第1の焼損検出センサ11Dは、ゼンマイ61から送り出されることによって、XZ平面上に広げられる。
焼損検出センサ11Dのうち第2の焼損検出センサ11Dは、支持棒69Bによって支持されたゼンマイ61を用いて巻き取りと送り出しが行われる。第2の焼損検出センサ11Dは、ゼンマイ61から送り出されることによって、XZ平面上に広げられる。
焼損検出センサ11Dのうち第3の焼損検出センサ11Dは、支持棒69Cによって支持されたゼンマイ61を用いて巻き取りと送り出しが行われる。第3の焼損検出センサ11Dは、ゼンマイ61から送り出されることによって、XY平面上に広げられる。
蛇腹固定部67A〜67Cは、蛇腹2の反対側端部に配置されており、第1〜第3の焼損検出センサ11Dを蛇腹2の伸縮駆動部に固定している。蛇腹固定部67Aは、第1の焼損検出センサ11Dを蛇腹2の伸縮駆動部に固定し、蛇腹固定部67Bは、第2の焼損検出センサ11Dを蛇腹2の伸縮駆動部に固定している。また、蛇腹固定部67Cは、第3の焼損検出センサ11Dを蛇腹2の伸縮駆動部に固定している。
焼損検出センサ11Dは、例えば、ゼンマイ仕掛けを利用して巻き取りと送り出しが行われる。焼損検出センサ11Dでは、ゼンマイ仕掛けを用いた巻取り動作に追従するため、導電性物質の粉末を溶媒に溶融させて形成した柔軟性のある可燃性導電体25Dが用いられる。
図14は、可燃性導電体の巻き取り機構を説明するための図である。図14では、焼損検出センサ11Dの断面図を示している。焼損検出センサ11Dの中心部には、ゼンマイ61が配置されている。
第1の焼損検出センサ11Dでは、ゼンマイ61が支持棒69Aによって挟持されている。同様に、第2の焼損検出センサ11Dでは、ゼンマイ61が支持棒69Bによって挟持され、第3の焼損検出センサ11Dでは、ゼンマイ61が支持棒69Cによって挟持されている。
第1〜第3の焼損検出センサ11Dでは、それぞれ、難燃素材29がゼンマイ61と蛇腹固定部67A〜67Cとの間で引っ張られた状態が維持されている。そして、蛇腹2が縮む場合には、各難燃素材29がゼンマイ61によって巻き取られ、蛇腹2が伸びる場合には、各難燃素材29がゼンマイ61によって送り出される。これにより、各焼損検出センサ11Dは、蛇腹2の伸縮に対しゼンマイ61の張力によって追従している。
なお、焼損検出センサ11Dが巻き取られる方向は、押当部26が難燃素材29よりも内側になる巻き取り方向であってもよい。また、焼損検出センサ11Dは、蛇腹2の底面部側に配置されてもよい。
このように実施の形態3によれば、巻き取り式の焼損検出センサ11Dを蛇腹2に沿って配置しておき、蛇腹2の伸縮に追従するよう焼損検出センサ11Dの巻き取りと送り出しを行っているので、レーザ加工機1に対して容易に焼損検出センサ11Dを取り付けることができるとともに可燃性導電体25Dの長寿命化を図ることが可能になる。
なお、実施の形態1〜3で説明した発明を組み合せてもよい。例えば、蛇腹2の上面部近傍に可燃性導電体25Aを配置し、蛇腹2の側面部近傍に可燃性導電体25Dを配置してもよい。
以上のように、本発明に係る焼損検出装置およびレーザ加工機は、蛇腹の焼損検出に適している。
1 レーザ加工機、2 蛇腹、5 レーザ光停止制御機構、10 焼損検出装置、11A,11B,11D 焼損検出センサ、12 電流測定部、13 電源、15 ビーム照射判定部、20 吊具、22 スライドガイド、24 絶縁樹脂、25A,25B,25D 可燃性導電体、26 押当部、29 難燃素材、30 レーザ発振器、35 レーザ発振制御部、40 加工ヘッド、61 ゼンマイ、67A〜67C 蛇腹固定部、69A〜69C 支持棒、71 消火装置、72 警報部。
Claims (13)
- レーザ光の伝送光路を覆う蛇腹の外側に配置されて、前記蛇腹が焼損すると溶損する可燃性導電体と、
前記可燃性導電体に流れる電流値を測定する電流測定部と、
前記電流値の検出結果に基づいて、前記蛇腹が焼損したか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記蛇腹を保持する吊具を前記蛇腹の伸縮方向に移動できるように吊り下げるスライドガイドに対し、前記可燃性導電体が取り付けられていることを特徴とする焼損検出装置。 - 前記可燃性導電体は、前記スライドガイドのうちの前記蛇腹に対向する面である底面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の焼損検出装置。
- 前記可燃性導電体は、前記スライドガイドの上部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の焼損検出装置。
- 前記可燃性導電体は、前記スライドガイドの上部から前記蛇腹の側面部まで延ばし設けられていることを特徴とする請求項3に記載の焼損検出装置。
- 前記可燃性導電体は、複数本の線状部材を有し、
前記線状部材は、前記蛇腹の伸縮方向に平行な方向に並べられていることを特徴とする請求項1に記載の焼損検出装置。 - レーザ光の伝送光路を覆う蛇腹の外側に配置されて、前記蛇腹が焼損すると溶損する可燃性導電体と、
前記可燃性導電体に流れる電流値を測定する電流測定部と、
前記電流値の検出結果に基づいて、前記蛇腹が焼損したか否かを判定する判定部と、
前記蛇腹の伸縮に追従して前記可燃性導電体の巻き取りおよび送り出しを行う巻き取り部と、
を備え、
前記可燃性導電体は、前記蛇腹の伸縮方向に沿って配置され、
前記巻き取り部は、前記蛇腹の伸縮方向に沿って配置された前記可燃性導電体を巻き取るとともに、前記可燃性導電体が前記蛇腹の伸縮方向に沿って広がるよう前記可燃性導電体を送り出すことを特徴とする焼損検出装置。 - 前記巻き取り部は、前記蛇腹の伸縮方向の一方の端部に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の焼損検出装置。
- 前記巻き取り部および前記可燃性導電体は、前記蛇腹の上面、前記蛇腹の底面または前記蛇腹の伸縮方向に延びる側面に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の焼損検出装置。
- 前記判定部は、前記電流値の検出結果に基づいて前記焼損の度合いを判定し、判定結果に対応する指示を外部出力する請求項1または6に記載の焼損検出装置。
- レーザ光の伝送光路を覆う蛇腹の外側に配置されて、前記蛇腹の焼損を検出する焼損検出装置と、
前記レーザ光の出力を制御する制御部と、
を有し、
前記焼損検出装置は、
前記蛇腹の外側に配置されて前記蛇腹が焼損すると溶損する可燃性導電体と、
前記可燃性導電体に流れる電流値を測定する電流測定部と、
前記電流値の検出結果に基づいて、前記蛇腹が焼損したか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記制御部は、前記判定部によって前記蛇腹が焼損したと判定された場合に、前記レーザ光の出力を停止させ、
前記可燃性導電体は、前記蛇腹を保持する吊具を前記蛇腹の伸縮方向に移動できるように吊り下げるスライドガイドに対して取り付けられていることを特徴とするレーザ加工機。 - レーザ光の伝送光路を覆う蛇腹の外側に配置されて、前記蛇腹の焼損を検出する焼損検出装置と、
前記レーザ光の出力を制御する制御部と、
を有し、
前記焼損検出装置は、
前記蛇腹の外側に配置されて前記蛇腹が焼損すると溶損する可燃性導電体と、
前記可燃性導電体に流れる電流値を測定する電流測定部と、
前記電流値の検出結果に基づいて、前記蛇腹が焼損したか否かを判定する判定部と、
前記蛇腹の伸縮に追従して前記可燃性導電体の巻き取りおよび送り出しを行う巻き取り部と、
を備え、
前記制御部は、前記判定部によって前記蛇腹が焼損したと判定された場合に、前記レーザ光の出力を停止させ、
前記可燃性導電体は、前記蛇腹の伸縮方向に沿って配置され、
前記巻き取り部は、前記蛇腹の伸縮方向に沿って配置された前記可燃性導電体を巻き取るとともに、前記可燃性導電体が前記蛇腹の伸縮方向に沿って広がるよう前記可燃性導電体を送り出すことを特徴とするレーザ加工機。 - 警報を出力する警報部をさらに有し、
前記警報部は、前記判定部によって前記蛇腹が焼損したと判定された場合に、前記警報を出力することを特徴とする請求項10または11に記載のレーザ加工機。 - 前記蛇腹の消火を実行する消火装置をさらに有し、
前記消火装置は、前記判定部によって前記蛇腹が焼損したと判定された場合に、前記消火を実行することを特徴とする請求項10または11に記載のレーザ加工機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105743440A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-07-06 | 张家港协鑫集成科技有限公司 | 光伏阻燃检测方法 |
Citations (3)
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-
2014
- 2014-07-18 JP JP2014147711A patent/JP2016022497A/ja active Pending
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