JP2016022124A - 超音波診断装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】フリーズ前に記憶されたデータに基づいて表示された超音波画像において確認できた病変等を、フリーズ解除後のリアルタイムの超音波画像において容易に表示させることができる超音波診断装置を提供する。【解決手段】超音波診断装置1は、超音波プローブによる超音波の走査面について得られたデータを三次元空間の位置情報と関連付けて記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたデータに基づく第一超音波画像において指示された部分の三次元空間における位置を前記位置情報に基づいて特定し記憶する位置特定部と、リアルタイムの第二超音波画像I2の走査面の位置情報と、前記指示された部分の位置情報とに基づいて、前記第二超音波画像I2の走査面に前記指示された部分が存在していると判定した場合に、前記第二超音波画像I2に前記指示された部分を示す第二マーカーM2を表示させるマーカー表示制御部と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、超音波の走査面の位置情報を検出することができ、超音波のエコー信号に基づくデータが記憶される超音波診断装置及びその制御プログラムに関する。
超音波診断装置では、超音波プローブから被検体内に超音波を送信し、被検体内から反射されてくるエコー信号を超音波プローブで受信する。そして、受信したエコー信号に基づいてBモード画像などの超音波画像が作成され表示される。
超音波診断装置では、超音波の送受信を行ないながら、リアルタイムで超音波画像を表示することができる。その一方、操作者は、超音波画像をフリーズ(freeze)させる指示を入力することによって、フリーズ画像を表示させることもできる。
フリーズ指示が行われる直前の複数のフレームのデータは、シネメモリ(cine memory)に記憶されている。例えば、シネメモリには、フリーズ指示が行われる前の数秒間のデータが記憶されている。従って、前記シネメモリに記憶されているデータに基づいて、フリーズ指示が行われる前の数秒間の超音波画像を表示させることもできる(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−100215号公報
ところで、事前にX線CT画像等で確認された病変と思われる部分などを、リアルタイムの超音波画像において確認したい場合がある。この場合、病変と思われる部分の被検体におけるおおよその位置を特定した上で、超音波の送受信を開始するものの、超音波の生体減衰による影響などによって超音波画像のコントラストがはっきりせず、超音波画像において、病変と思われる部分を明確に確認することができない場合がある。また、超音波診断装置を用いてスクリーニング検査が行なわれる場合において、操作者が超音波プローブを動かしながら超音波の送受信を行なっている時に、病変らしきものが存在していると思われる断面の超音波画像が表示されても、その断面においてとどまることなく、超音波の送受信を行なってしまうことがある。この場合、操作者が、病変らしきものがあるように思えた断面に戻って超音波の送受信を行なおうとしても、その断面がどの位置であったのかはっきりしない場合がある。
このような場合、超音波画像をフリーズして、シネメモリに記憶された数秒分のデータに基づく超音波画像を、静止画で順次表示させる。これにより、複数の走査面についてのデータが記憶されている場合、複数の走査面についての超音波画像を詳細に観察することができる。また、部位によっては、超音波の送受信を行なう時に、被検体が息止めをする。しかし、シネメモリに記憶された超音波画像が表示されている時には、超音波の送受信は行われていないため、被検体は息止めをしておらず、楽な状態にある。従って、操作者は、シネメモリに記憶された超音波画像を観察している時には、被検体に気を取られることなく、集中して超音波画像を凝視して病変等を探すことができる。
シネメモリに記憶されたデータに基づいて表示された超音波画像において病変等が確認されると、操作者は、再び超音波の送受信を開始し、確認された病変等がリアルタイムの超音波画像において表示されるよう、断面を探しながら超音波の送受信を行なう。
しかし、特に熟練者ではない操作者にとっては、シネメモリに記憶されたデータに基づいて表示された超音波画像において確認できた病変等を、超音波の送受信を再開した後のリアルタイムの超音波画像において再び表示させるのは容易ではない。
上述の課題を解決するためになされた一の観点の発明は、三次元空間における被検体に対する超音波の送受信を行なう超音波プローブと、前記三次元空間における前記超音波プローブによる超音波の走査面の位置情報を検出する位置検出部と、前記超音波プローブによる超音波の走査面について得られた超音波のエコー信号に基づくデータと、該データが得られた走査面について前記位置検出部で検出された位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された前記データに基づく第一超音波画像を表示部に表示させる画像表示制御部と、前記表示部に表示された第一超音波画像の一部分を操作者が指示する入力を行なう入力部と、この入力部を介して指示された第一超音波画像の走査面の位置情報を用いて、前記入力部を介して指示された部分の前記三次元空間における位置を特定し、前記記憶部に記憶させる位置特定部と、前記超音波プローブによるリアルタイムの超音波の送受信が行われている時に得られる前記位置検出部により検出された情報と、前記指示された部分の位置の情報とに基づいて、前記リアルタイムの超音波の送受信により得られたエコー信号に基づくリアルタイムの第二超音波画像の前記三次元空間における走査面に、前記指示された部分が存在していると判定した場合に、前記表示部に表示された前記第二超音波画像に前記指示された部分の位置を示すインジケータを表示させるインジケータ表示制御部と、を備えることを特徴とする超音波診断装置である。
上記観点の発明によれば、記憶部に記憶されたデータに基づいて表示された第一超音波画像の一部分を操作者が指示すると、前記三次元空間における前記指示された部分の位置が特定される。その後、超音波の送受信が行われ、リアルタイムの第二超音波画像の走査面に前記指示された部分が存在している場合、前記指示された部分を示すインジケータが前記第一超音波画像に表示される。従って、前記第一超音波画像において確認できた病変等を、前記第二超音波画像において再び表示させることができる。
本発明の第一実施形態における超音波診断装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 図1に示された超音波診断装置における表示処理部の構成を示すブロック図である。 実施形態における超音波診断装置の作用を示すフローチャートである。 表示部に表示された第二超音波画像の一例を示す図である。 記憶部に記憶される超音波画像のデータを示す図である。 表示部に表示された第一超音波画像の一例を示す図である。 第一マーカーが設定された第一超音波画像を示す図である。 三次元空間における第一マーカーの位置座標を示す図である。 第二マーカーが表示された第二超音波画像を示す図である。 実施形態の変形例における超音波診断装置の構成を示すブロック図である。 実施形態の変形例における表示処理部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。先ず、第一実施形態について説明する。図1に示す超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4、表示処理部5、表示部6、操作部7、制御部8、記憶部9を備える。前記超音波診断装置1は、コンピュータ(computer)としての構成を備えている。
前記超音波プローブ2は、アレイ状に配置された複数の超音波振動子(図示省略)を有して構成され、この超音波振動子によって被検体に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信する。前記超音波プローブ2は、本発明における超音波プローブの実施の形態の一例である。
前記超音波プローブ2には、例えばホール素子で構成される前記磁気センサ10が設けられている。この磁気センサ10により、例えば磁気発生コイルで構成される磁気発生部11から発生する磁気が検出されるようになっている。前記磁気センサ10における検出信号は、前記表示処理部5へ入力されるようになっている。前記磁気センサ10における検出信号は、図示しないケーブルを介して前記表示処理部5へ入力されてもよいし、無線で前記表示処理部5へ入力されてもよい。
前記磁気発生部11及び前記磁気センサ10は、後述のように前記超音波プローブ2の位置及び傾きを検出するために設けられている。前記磁気センサ10は、本発明における磁気検出部の実施の形態の一例である。また、前記磁気発生部11は、本発明における磁気発生部の実施の形態の一例である。
前記送受信ビームフォーマ3は、前記超音波プローブ2から所定の走査条件で超音波を送信するための電気信号を、前記制御部8からの制御信号に基づいて前記超音波プローブ2に供給する。また、前記送受信ビームフォーマ3は、前記超音波プローブ2で受信したエコー信号について、A/D変換、整相加算処理等の信号処理を行ない、信号処理後のエコーデータを前記エコーデータ処理部4へ出力する。
前記エコーデータ処理部4は、前記送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに対し、超音波画像を作成するための処理を行なう。例えば、前記エコーデータ処理部4は、対数圧縮処理、包絡線検波処理等のBモード処理を行ってBモードデータを作成する。
前記表示処理部5は、図2に示すように、位置算出部51、画像表示制御部52、マーカー設定部53、位置特定部54、マーカー表示制御部55を有する。前記位置算出部51は、前記磁気センサ10からの磁気検出信号に基づいて、前記磁気発生部11を原点とする三次元空間の座標系における前記超音波プローブ2の位置及び傾きの情報(以下、「プローブ位置情報」と云う)を算出する。さらに、前記位置算出部51は、前記プローブ位置情報に基づいてエコー信号の前記三次元空間の座標系における位置情報を算出する。この位置情報の算出により、前記超音波プローブ2による超音波の走査面の前記三次元空間の座標系における位置情報が特定される。前記プローブ位置情報、前記エコー信号の位置情報、前記超音波の走査面の位置情報は、本発明において同じ意義を有する。従って、本発明における超音波の走査面の位置情報には、前記プローブ位置情報及び前記エコー信号の位置情報が含まれる。
前記磁気センサ10、前記磁気発生部11及び前記位置算出部51は、本発明における位置検出部の実施の形態の一例である。また、前記磁気センサ10は、本発明におけるセンサの実施の形態の一例である。また、前記磁気発生部11を原点とする三次元空間の座標系は、本発明において、所定の点を原点とする座標系の実施の形態の一例である。
前記画像表示制御部52は、前記エコーデータ処理部4から入力されたデータを、スキャンコンバータ(Scan Converter)によって走査変換して超音波画像データを作成する。例えば、前記超音波画像データ作成部52は、Bモードデータを走査変換してBモード画像データを作成する。前記スキャンコンバータによる走査変換前のデータをローデータ(raw data)というものとする。
また、前記画像表示制御部52は、前記超音波画像データに基づいて前記表示部6に超音波画像を表示させる。超音波画像は、例えば前記Bモード画像データに基づくBモード画像である。前記画像表示制御部52は、本発明における画像表示制御部の実施の形態の一例である。
ここで、前記ローデータ及び前記超音波画像データを、超音波画像のデータと云うものとする。従って、前記画像表示制御部52は、超音波画像のデータに基づいて前記表示部6に超音波画像を表示させると云うことができる。
超音波画像のデータは、前記記憶部9に記憶される。前記表示部6に表示される前記超音波画像は、リアルタイムの超音波画像のほか、前記記憶部9に記憶された超音波画像のデータに基づく超音波画像である。前記記憶部9に記憶された超音波画像のデータに基づく超音波画像を第一超音波画像I1と云うものとする。また、リアルタイムの超音波画像を第二超音波画像I2と云うものとする。
前記マーカー設定部53は、前記表示部6に表示された第一超音波画像I1に、後述の第一マーカーM1(図7参照)を設定する。前記マーカー設定部53は、前記操作部7における操作者の入力に基づいて前記第一マーカーM1を設定する。本例では、前記第一マーカーM1は、「×」印である。前記第一マーカーM1は、前記第一超音波画像I1の一部分を指示するインジケータ(indicator)である。
前記位置特定部54は、前記三次元空間の座標系において、前記第一マーカーM1によって指示された部分pの位置を特定し、この位置を前記記憶部9に記憶する。詳細は後述する。前記位置特定部54は、本発明における位置特定部の実施の形態の一例である。
前記マーカー表示制御部55は、前記表示部6に表示されたリアルタイムの第二超音波画像I2の走査面に、前記部分pが含まれる場合、前記第二超音波画像I2に、前記部分pの位置を示す第二マーカーM2を表示させる(図9参照)。前記第二マーカーも、「×」印である。前記第二マーカーM2は、前記第二超音波画像I2における前記部分pの位置を示すインジケータである。前記マーカー表示制御部55は、本発明におけるインジケータの実施の形態の一例である。
前記表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。前記操作部7は、操作者が指示や情報を入力するためのキーボード及びポインティングデバイス(図示省略)などを含んで構成されている。前記操作部7は、本発明における入力部の実施の形態の一例である。
前記制御部8は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーである。この制御部8は、前記記憶部9に記憶されたプログラムを読み出し、前記超音波診断装置1の各部を制御する。例えば、前記制御部8は、前記記憶部9に記憶されたプログラムを読み出し、読み出されたプログラムにより、前記送受信ビームフォーマ3、前記エコーデータ処理部4及び前記表示処理部5の機能を実行させる。
前記制御部8は、前記送受信ビームフォーマ3の機能のうちの全て、前記エコーデータ処理部4の機能のうちの全て及び前記表示処理部5の機能のうちの全ての機能をプログラムによって実行してもよいし、一部の機能のみをプログラムによって実行してもよい。前記制御部8が一部の機能のみを実行する場合、残りの機能は回路等のハードウェアによって実行されてもよい。
なお、前記送受信ビームフォーマ3、前記エコーデータ処理部4及び前記表示処理部5の機能は、回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
前記記憶部9は、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)や、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリ(Memory)などである。前記超音波診断装置1は、前記記憶部9として、前記HDD、前記RAM及び前記ROMの全てを有していてもよい。また、前記記憶部9は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの可搬性の記憶媒体であってもよい。
前記制御部8によって実行されるプログラムは、HDDやROMなどの非一過性の記憶媒体に記憶されている。また、前記プログラムは、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの可搬性を有し非一過性の記憶媒体に記憶されていてもよい。
前記記憶部9には、前記プログラムのほか、上述のように前記超音波画像のデータが記憶される。また、前記記憶部9には、前記超音波画像のデータが得られた走査面の位置情報が、その走査面について得られた超音波画像のデータと関連付けて記憶される。ただし、前記走査面の位置情報の代わりに、前記プローブ位置情報が前記記憶部9に記憶されてもよい。前記記憶部9は、本発明における記憶部の実施の形態の一例である。
超音波画像のデータが記憶される記憶部9を、特にシネメモリと云うことができる。このシネメモリには、超音波画像をフリーズさせる指示が入力される直前の超音波画像のデータが記憶される。シネメモリは、例えばRAMなどである。
さて、本例の超音波診断装置1の作用について図3のフローチャートに基づいて説明する。前記記憶部9に記憶された超音波画像のデータに基づく第一超音波画像I1において第一マーカーM1が設定された後に、この第一マーカーM1によって指示された部分pを示す第二マーカーM2が、リアルタイムの第二超音波画像I2に表示される場合の作用について説明する。
先ず、ステップS1では、操作者は、被検体に対し前記超音波プローブ2によって超音波の送受信を開始する。そして、前記超音波プローブ2によって得られたエコー信号に基づいて超音波画像のデータが作成され、図4に示すように、超音波画像のデータに基づくリアルタイムの第二超音波画像I2が表示される。
操作者は、前記超音波プローブ2を動かしながら、複数の走査面について超音波の送受信を行なう。これにより、複数の走査面についての第二超音波画像I2が表示される。
前記超音波画像のデータは、前記記憶部9に記憶される。前記記憶部9には、複数のフレームの超音波画像のデータが記憶される。例えば、図5に示すように、時刻tnにおける超音波画像のデータDtnが、現フレームの超音波画像のデータであるとすると、前記記憶部9には、時刻tnからさかのぼって、時刻tmまでの超音波画像のデータDtm,Dt(m+1),・・・,Dt(n−2),Dt(n−1),Dtnが記憶される。これら超音波画像のデータDtm,Dt(m+1),・・・,Dt(n−2),Dt(n−1),Dtnの各々は、異なる走査面について得られたデータであるものとする。
ちなみに、時刻tmよりも前の時刻における超音波画像のデータも前記記憶部9に一旦は記憶されるものの、新たな超音波画像のデータが記憶される度に、古い超音波画像のデータが消去される。例えば、時刻t(m−1)における超音波画像のデータDt(m−1)、時刻t(m−2)における超音波画像のデータDt(m−2)は、時刻tnの時点では、前記記憶部9から消去されている。
また、前記記憶部9には、前記超音波画像のデータが得られた走査面の位置情報が、前記超音波画像のデータと関連付けて記憶される。走査面の位置情報は、前記位置算出部51によって得られる。例えば、前記超音波画像のデータのヘッダ(header)に、その超音波画像のデータが得られた走査面の位置情報が格納される。図5の例では、前記超音波画像のデータDtmが得られた走査面の位置情報PItm、前記超音波画像のデータDt(m+1)が得られた走査面の位置情報PIt(m+1)、・・・、前記超音波画像のデータDt(n−2)が得られた走査面の位置情報PIt(n−2)、前記超音波画像のデータDt(n−1)が得られた走査面の位置情報PIt(n−1)、前記超音波画像のデータDtnが得られた走査面の位置情報PItnが、各々の超音波画像のデータのヘッダに記憶される。
操作者は、前記第二超音波画像I2を観察しながら、すでに超音波の送受信を行なった走査面についての超音波画像をもう一度表示させたいと思った場合、ステップS2において、前記操作部7においてフリーズ指示の入力を行なう。次に、ステップS3では、図6に示すように、前記記憶部9に記憶された超音波画像のデータに基づく第一超音波画像I1が静止画として表示される。操作者は、前記操作部7において、前記記憶部9に記憶された超音波画像のデータに基づく第一超音波画像I1を、時間をさかのぼってフレーム毎に表示させる入力を行なう。これにより、例えば図5の時刻tnにおいてフリーズ指示が入力された場合、操作者は、前記超音波画像のデータDtnに基づく第一超音波画像I1tn、前記超音波画像のデータDt(n−1)に基づく第一超音波画像I1t(n−1)、前記超音波画像のデータDt(n−2)に基づく第一超音波画像I1t(n−2)、・・・、前記超音波画像のデータDt(m+1)に基づく第一超音波画像I1t(m+1)、前記超音波画像のデータDtmに基づく第一超音波画像I1tmを、この順序で静止画として表示させることができる。
このように、操作者は、時間的に隣接する超音波画像のデータに基づく第一超音波画像I1を、時間の経過とは逆の順序で表示させることができる。また、例えば、操作者は、前記第一超音波画像I1tn、前記第一超音波画像I1t(n−1)、前記第一超音波画像I1t(n−2)、・・・、前記第一超音波画像I1t(m+1)、前記第一超音波画像I1tmを、この順で、すなわち時間の経過とは逆の順序で表示させた後、時間の経過通りに、すなわち、前記第一超音波画像I1tm、前記第一超音波画像I1t(m+1)、・・・、前記第一超音波画像I1t(n−2)、前記第一超音波画像I1t(n−1)、前記第一超音波画像I1tnを、この順序で表示させてもよい。
次に、ステップS4では、操作者は、第一超音波画像I1において、観察したい対象Tを見つけると、図7に示すように、前記操作部7を用いて前記対象Tの位置に第一マーカーM1を設定する。ここでは、前記第一マーカーM1は、前記対象Tを指示するインジケータであり、前記部分pは前記対象Tである。図7では、前記時刻t(n−2)における前記第一超音波画像I1t(n−2)において、前記第一マーカーM1が設定されている。
前記第一マーカーM1が設定されると、ステップS5では、前記位置特定部54が、前記超音波画像のデータDt(n−2)が得られた走査面の位置情報を用いて、図8に示すように、三次元空間Sの座標系における前記第一マーカーM1の位置座標(XM1,YM1,ZM1)を特定する。そして、前記位置特定部54は、前記第一マーカーM1の前記三次元空間Sにおける位置座標(XM1,YM1,ZM1)を、前記記憶部9に記憶する。前記三次元空間Sの座標系は、前記磁気発生部11を原点とする前記三次元空間の座標系である。
次に、ステップS6では、操作者はフリーズを解除する入力を前記操作部7において行ない、被検体に対する前記超音波プローブ2による超音波の送受信を再開する。ステップS7では、リアルタイムの第二超音波画像I2が前記表示部6に表示される。操作者は、この第二超音波画像I2を観察しながら、前記第一マーカーM1で指示した対象Tが含まれる断面についての超音波画像が表示されるように、前記超音波プローブ2の位置や角度を調整する(対象Tの探索)。
ステップS8では、マーカー表示制御部55は、前記第二超音波画像I2が取得された走査面に、前記第一マーカーM1の位置座標(XM1,YM1,ZM1)が位置しているか判定する。このマーカー表示制御部55による判定は、前記位置算出部51で得られる位置情報と、前記第一マーカーM1の位置座標(XM1,YM1,ZM1)とに基づいて行われる。
前記ステップS8において、前記第二超音波画像I2が取得された走査面に、前記第一マーカーM1の位置座標(XM1,YM1,ZM1)が含まれると判定された場合(ステップS8において「YES」)、ステップS9の処理へ移行する。このステップS9では、前記マーカー表示制御部55は、図9に示すように、前記第二超音波画像I2に、第二マーカーM2を表示させる。ここでは、第二マーカーM2は、前記第二超音波画像I2において、対象Tの位置を示すインジケータである。
一方、前記ステップS8において、前記第二超音波画像I2が取得された走査面に、前記第一マーカーM1の位置座標(XM1,YM1,ZM1)が位置していないと判定された場合(ステップS8において、「NO」)、前記ステップS7へ戻る。
ステップS9において前記第二マーカーM2が表示された後、ステップS10の処理へ移行する。このステップS10では、処理を終了するか否かが判定される。例えば、前記操作部7において操作者が処理を終了する入力があった場合、前記制御部8は処理を終了すると判定する(ステップS10において「YES」)。一方、前記操作部7において処理を終了する入力がない場合、前記制御部8は処理を終了しないと判定する(ステップS10において「NO」)。これにより、ステップS7の処理へ戻る。
以上説明した本例の超音波診断装置1によれば、前記記憶部9に記憶されたデータに基づいて、フリーズ後に表示された前記第一超音波画像I1において、前記対象Tの位置を示す第一マーカーM1が設定される。そして、フリーズが解除された後のリアルタイムの第二超音波画像I2に、前記対象Tの位置を示す第二マーカーM2が表示されるので、第一超音波画像I1において確認できた対象Tを、フリーズを解除した後の前記第二超音波画像I2において容易に表示させることができる。
次に、実施形態の変形例について説明する。本例では、図10に示すように、被検体Paに第二の磁気センサ12が設けられている。この第二の磁気センサ12は、前記磁気センサ10と同様に、例えばホール素子で構成され、前記磁気発生部11から発生する磁気を検出する。前記第二の磁気センサ12における検出信号は、前記表示処理部5へ入力される。前記第二の磁気センサ12の検出信号に基づいて、前記位置算出部51は前記被検体Paの位置及び向きを算出する。前記被検体Paの位置及び向きを、被検体Paの位置情報と云うものとする。前記第二の磁気センサ12は、被検体の移動を検出するためのセンサである。前記第二の磁気センサ12及び前記位置算出部51は、本発明における移動検出部の実施の形態の一例である。
前記表示処理部5は、図11に示すように、位置補正部56を有している。この位置補正部56は、前記記憶部9に記憶された前記第一マーカーM1の位置を補正する。前記位置補正部56は、前記位置算出部51によって算出される被検体Paの位置情報に基づいて補正を行なう。
前記位置補正部56による位置補正について具体的に説明する。例えば、前記ステップS2においてフリーズ指示の入力がされる前と、前記ステップS6においてフリーズが解除された後とで、被検体の位置が変わる場合がある。この場合、前記ステップS5において前記記憶部9に記憶された前記第一マーカーM1の位置と、被検体における対象Tの位置とが異なる。そこで、前記位置補正部56は、前記位置算出部51で得られる被検体Paの位置情報に基づいて、被検体Paが移動したと判定した場合、その移動量に基づいて、前記記憶部9に記憶された前記第一マーカーM1の位置を、移動後の被検体における対象Tの位置に補正する。
以上、本発明を前記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、前記超音波画像のデータDtmが得られた時のプローブ位置情報、前記超音波画像のデータDt(m+1)が得られた時のプローブ位置情報、・・・、前記超音波画像のデータDt(n−2)が得られた時のプローブ位置情報、前記超音波画像のデータDt(n−1)が得られた時のプローブ位置情報、前記超音波画像のデータDtnが得られた時のプローブ位置情報が、走査面の位置情報の代わりに、各々の超音波画像のデータのヘッダに記憶されてもよい。この場合、前記第一マーカーM1が設定された超音波画像のデータが得られた時のプローブ位置情報に基づいて、前記第一マーカーM1が設定された超音波画像の走査面の位置が特定され、前記第一マーカーM1の前記三次元空間における位置が特定される。
1 超音波診断装置
2 超音波プローブ
6 表示部
7 操作部(入力部)
8 制御部
9 記憶部
10 磁気センサ
11 磁気発生部
12 第二の磁気センサ
51 位置算出部
52 画像表示制御部
54 位置特定部
55 マーカー表示制御部(インジケータ表示制御部)
56 位置補正部

Claims (10)

  1. 三次元空間における被検体に対する超音波の送受信を行なう超音波プローブと、
    前記三次元空間における前記超音波プローブによる超音波の走査面の位置情報を検出する位置検出部と、
    前記超音波プローブによる超音波の走査面について得られた超音波のエコー信号に基づくデータと、該データが得られた走査面について前記位置検出部で検出された位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶された前記データに基づく第一超音波画像を表示部に表示させる画像表示制御部と、
    前記表示部に表示された第一超音波画像の一部分を操作者が指示する入力を行なう入力部と、
    該入力部を介して指示された第一超音波画像の走査面の位置情報を用いて、前記入力部を介して指示された部分の前記三次元空間における位置を特定し、前記記憶部に記憶させる位置特定部と、
    前記超音波プローブによるリアルタイムの超音波の送受信が行われている時に得られる前記位置検出部により検出された情報と、前記指示された部分の位置の情報とに基づいて、前記リアルタイムの超音波の送受信により得られたエコー信号に基づくリアルタイムの第二超音波画像の前記三次元空間における走査面に、前記指示された部分が存在していると判定した場合に、前記表示部に表示された前記第二超音波画像に前記指示された部分の位置を示すインジケータを表示させるインジケータ表示制御部と、
    を備えることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記三次元空間における位置は、所定の点を原点とする座標系における位置であることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記位置検出部は、前記超音波プローブに設けられた磁気検出部であって、前記三次元空間における磁気発生部で発生する磁気を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部の検出信号に基づいて、前記三次元空間における前記超音波プローブの位置及び傾きを算出する位置算出部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  4. 前記三次元空間における位置は、前記磁気発生部を原点とする座標系における位置であることを特徴とする請求項3に記載の超音波診断装置。
  5. 前記記憶部に記憶されるデータは、超音波のエコー信号に基づくローデータ及び超音波のエコー信号に基づく超音波画像データの少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  6. 前記入力部による指示が行われる前記第一超音波画像は、静止画像であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  7. 前記画像表示制御部は、リアルタイムの超音波画像をフリーズさせる入力があると、前記第一超音波画像を静止画で表示させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  8. 被検体の移動を検出する移動検出部と、
    該移動検出部の検出に基づいて、前記記憶部に記憶された前記指示された部分の位置を補正する位置補正部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  9. 三次元空間における被検体に対する超音波の送受信を行なう超音波プローブと、
    前記三次元空間における前記超音波プローブの位置及び傾きを検出するセンサと、
    前記超音波プローブによる超音波の走査面について得られた超音波のエコー信号に基づくデータと、該データが得られた走査面について、前記センサで検出された情報に基づいて特定された位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    プロッセッサーと、
    を備えることを特徴とする超音波診断装置であって、
    前記プロセッサーは、
    前記記憶部に記憶された前記データに基づく第一超音波画像を表示部に表示させる画像表示制御機能と、
    操作者によって画像の一部分を指示する入力が行われた第一超音波画像の走査面の位置情報を用いて、前記操作者によって指示された部分の前記三次元空間における位置を特定し、前記記憶部に記憶させる位置特定機能と、
    前記超音波プローブによるリアルタイムの超音波の送受信が行われている時に得られる前記センサにより検出された情報と、前記指示された部分の位置の情報とに基づいて、前記リアルタイムの超音波の送受信により得られたエコー信号に基づくリアルタイムの第二超音波画像の前記三次元空間における走査面に、前記指示された部分が存在していると判定した場合に、前記表示部に表示された前記第二超音波画像に前記指示された部分の位置を示すインジケータを表示させるインジケータ表示制御機能と、をプログラムによって実行する
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  10. 三次元空間における被検体に対する超音波の送受信を行なう超音波プローブと、
    前記三次元空間における前記超音波プローブの位置及び傾きを検出するセンサと、
    前記超音波プローブによる超音波の走査面について得られた超音波のエコー信号に基づくデータと、該データが得られた走査面について、前記センサで検出された情報に基づいて特定された位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    プロッセッサーと、
    を備える超音波診断装置の制御プログラムであって、
    前記プロセッサーに、
    前記記憶部に記憶された前記データに基づく第一超音波画像を表示部に表示させる画像表示制御機能と、
    操作者によって画像の一部分を指示する入力が行われた第一超音波画像の走査面の位置情報を用いて、前記操作者によって指示された部分の前記三次元空間における位置を特定し、前記記憶部に記憶させる位置特定機能と、
    前記超音波プローブによるリアルタイムの超音波の送受信が行われている時に得られる前記センサにより検出された情報と、前記指示された部分の位置の情報とに基づいて、前記リアルタイムの超音波の送受信により得られたエコー信号に基づくリアルタイムの第二超音波画像の前記三次元空間における走査面に、前記指示された部分が存在していると判定した場合に、前記表示部に表示された前記第二超音波画像に前記指示された部分の位置を示すインジケータを表示させるインジケータ表示制御機能と、
    を実行させることを特徴とする超音波診断装置の制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020116992A1 (ko) * 2018-12-07 2020-06-11 한국 한의학 연구원 마커를 이용하는 니들 시술 가이드 기능을 가진 초음파 영상 기기

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