JP2016021046A - 現像剤容器、現像装置、プロセスユニット、画像形成装置 - Google Patents

現像剤容器、現像装置、プロセスユニット、画像形成装置 Download PDF

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義之 清水
雄司 長友
Yuji Nagatomo
雄司 長友
南野 茂夫
Shigeo Minamino
茂夫 南野
真人 辻
Masato Tsuji
真人 辻
豊田 稔
Minoru Toyoda
稔 豊田
徹志 佐久間
Tetsushi Sakuma
徹志 佐久間
智広 久保田
Tomohiro Kubota
智広 久保田
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Sho Tsuritani
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Akinori Harada
壮章 原田
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Abstract

【課題】本発明では、周辺へのトナーの飛散を防止できる現像剤容器を提供することを目的としている。【解決手段】トナーカートリッジ100は、容器本体99と容器本体99内部に配置される搬送部材としてのアジテータ101と、そして、後述する容器シャッター110等からなる。容器本体99は、アジテータ101の上方でトナーカートリッジ100の上方を臨む外面に、トナーを送り出すための開口部99aを有する。トナーカートリッジ100は、感光体ドラム32へ供給するためのトナーを内部に収容しており、現像装置34に対して着脱可能に構成されている。アジテータ101は、収容されたトナーを撹拌するとともに、トナーを上方へ巻き上げて、開口部99aから現像ローラ36側へとトナーを送り出す役割をしている。【選択図】図2

Description

本発明は、現像剤容器、現像剤容器を着脱可能な現像装置、現像装置を備えたプロセスユニット、およびプロセスユニットを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置においては、現像装置へ現像剤を供給する現像剤容器が配置される。
この様な現像剤容器には、現像剤を現像装置側へ送り出すための開口部が設けられ、現像剤を開口部から現像装置側へ送り出す発明が既になされている。
特許文献1(特公平6−95245号公報)では、図13に示すように、トナーカートリッジ200はその内部にトナーを収容し、下方には開口部201を有する。開口部201は、シール材202によって封止されており、シール材202を剥離させることにより、開口部201が開放される。トナーカートリッジ200に収容されたトナーは、開口部201から、下方のガイドホッパー203の開口部204を通って、さらに下方へ自由落下し、感光体ドラムの側へと運ばれる。
このような現像装置においては、重力落下を利用してトナーを感光体ドラム側へと運ぶため、トナーの搬送が容易になるという利点があった。しかし、トナーカートリッジ200の開口部付近に付着したトナーが、トナーカートリッジ200の交換の際に周辺に落下するおそれがあり、特に、トナーカートリッジ200の下面200aに付着したトナーは、作業者の死角になり、作業者が落下に気づかない事も多かった。この様にして落下したトナーは、現像装置や感光体ドラム周辺に飛散し、装置の汚れや画像形成の悪影響につながる恐れがあった。
この様な事情から、本発明では、周辺へのトナーの飛散を防止できる現像剤容器を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、現像装置に対して着脱可能に構成され、前記現像装置に供給するための現像剤を収容する現像剤容器において、現像剤を収容する容器本体と、前記容器本体の上方を臨む外面に設けられると共に、前記現像装置の下方を臨む外面に設けられた入口部に対して着脱可能な開口部と、前記容器本体に収容される現像剤を上方へ搬送し、前記開口部から前記現像装置へ供給する搬送部材とを備える現像剤容器を特徴とするものである。
本発明の現像剤容器においては、容器本体の上方を臨む外面に、現像装置の下方を臨む外面に設けられた入口部に対して、着脱可能な開口部を設けているので、現像剤容器の開口部は現像装置の入口部に対してその下方から着脱される。
このため、現像剤容器を取り外した際に、現像装置の入口部から現像剤が落下したとしても、落下した現像剤は下方の現像剤容器に受け止められ、現像剤が周囲に飛散する事がない。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係るトナーカートリッジのトナー交換の様子を示した図である。 開口部を下部に有するトナーカートリッジの問題点を示した図である。 本発明の第一実施形態に係る現像装置の別の構成を示した図である。 本発明の第二実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置の概略構成図である。 第二実施形態に係るトナーカートリッジの斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置の概略構成図である。 本発明の第三実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置の概略構成図である。 本発明の第三実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置の概略構成図である。 本発明の第四実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置の概略構成図である。 本発明の第五実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置の概略構成図である。 従来の画像形成装置の概略構成図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
(画像形成装置の説明)
図1に示すように、画像形成装置1は、露光部2、画像形成部3、転写部4、給紙部5、搬送路6、定着部7、及び排出部8等により構成されている。
露光部2は、画像形成装置1の上部に位置しており、レーザ光等を発光する光源や各種光学系により構成されている。具体的には、画像取得手段から得られた画像データに基づいて作成される画像の色分解成分毎のレーザ光を、後述する画像形成部3の感光体に向けて照射することで、感光体の表面を露光するものである。
画像形成部3は、露光部2の上方に位置しており、画像形成装置1に対して着脱可能に構成された複数のプロセスユニット31を備えている。各プロセスユニット31は、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能な、潜像担持体としての感光体ドラム32と、感光体ドラム32の表面を一様に帯電させる帯電ローラ33と、感光体ドラム32の表面にトナーを供給する現像装置34と、感光体ドラム32の表面をクリーニングするための感光体クリーニングブレード35等で構成されている。
なお、各プロセスユニット31は、カラー画像の色分解成分であるイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色に対応した4つのプロセスユニット31(31Y,31C,31M,31Bk)からなっており、これらは異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっているため、符号は省略している。
転写部4は、画像形成部3の直上に位置する。この転写部4は、駆動ローラ41及び従動ローラ42に周回走行可能に張架されている無端状の中間転写ベルト43、中間転写ベルト43の表面をクリーニングするクリーニングブレード44、各プロセスユニット31の感光体ドラム32に対して中間転写ベルト43を挟んだ対向位置に配置されている一次転写ローラ45等で構成されている。各一次転写ローラ45はそれぞれの位置で中間転写ベルト43の内周面を押圧しており、中間転写ベルト43の押圧された部分と各感光体ドラム32とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト43の駆動ローラ41と、中間転写ベルト43を挟んで駆動ローラ41に対向した位置には二次転写ローラ46が配設されている。二次転写ローラ46は中間転写ベルト43の外周面を押圧しており、二次転写ローラ46と中間転写ベルト43とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。更に、クリーニングブレード44によってクリーニングされた廃トナーを収容する廃トナー容器47が、中間転写ベルト43の下方に廃トナー移送ホースを介して配設されている。
給紙部5は、画像形成装置1の下部に位置しており、記録媒体としての記録用紙Pを収容した給紙カセット51や、給紙カセット51から記録用紙Pを搬出する給紙ローラ52等からなっている。
搬送路6は、給紙部5から搬出された記録用紙Pを搬送する搬送経路であり、一対のレジストローラ61の他、後述する排出部8に至るまで、搬送ローラ対が搬送路6の途中に適宜配置されている。
定着部7は、加熱源71によって加熱される定着ローラ72、その定着ローラ72を加圧可能な加圧ローラ73等を有している。
排出部8は、画像形成装置1の搬送路6の最下流に設けられる。この排出部8には、記録用紙Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ81と、排出された記録媒体をストックするための排紙トレイ82とが配設されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において、画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット31Y,31C,31M,31Bkの感光体ドラム32の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム32に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。各感光体ドラム32上には静電潜像が形成され、各現像装置34に蓄えられたトナーが、現像剤担持体としての現像ローラ36によって感光体ドラム32に供給されることにより、静電潜像は顕像であるトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
次いで、転写部4の駆動ローラ41が図の反時計回りに回転駆動されることにより、中間転写ベルト43が図の矢印Aで示す方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ45には、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ45と各感光体ドラム32との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各プロセスユニット31Y,31C,31M,31Bkの感光体ドラム32上に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト43上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト43の表面には、フルカラーのトナー画像が形成される。一次転写後の感光体ドラム32に残されたトナー等は、感光体クリーニングブレード35によって除去され、廃トナー容器47に収容される。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部5の給紙ローラ52が回転駆動することによって、給紙カセット51に収容された記録用紙Pが搬送路6に送り出される。搬送路6に送り出された記録用紙Pは、レジストローラ61によってタイミングを計られて、二次転写ローラ46とそれに対向する駆動ローラ41との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ46には、中間転写ベルト43上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト43上のトナー画像が記録用紙P上に一括して転写される。
トナー画像が転写された記録用紙Pは、定着部7へと搬送され、加熱源71によって加熱されている定着ローラ72と加圧ローラ73とによって記録用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が記録用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された記録用紙Pは、定着ローラ72から分離され、搬送ローラ対によって搬送され、排出部8において排紙ローラ81によって排紙トレイ82へと排出される。また、転写後の中間転写ベルト43上に付着している残留トナーは、クリーニングブレード44等によって除去される。除去されたトナーは、スクリューや廃トナー移送ホース等により廃トナー容器47へ搬送され回収される。
以上の説明は、記録用紙P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット31Y,31C,31M,31Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニット31を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
(本発明の現像剤容器および現像装置の説明)
以下に示す本発明の第一実施形態に係る現像装置は、図2に示すように、筐体102、トナーシール103、供給ローラ104、現像ローラ36、規制ブレード105等からなる。現像装置34に隣接して、現像剤容器としてのトナーカートリッジ100が配置される。図2は、水平面に載置された画像形成装置1に現像装置34が装着された状態での上下関係を示し、図の下方向が重力方向を示す。以下の図も同様とする。
トナーカートリッジ100は、容器本体99と容器本体99内部に配置される搬送部材としてのアジテータ101と、そして、後述する容器シャッター110等からなる。容器本体99は、アジテータ101の上方で、トナーカートリッジ100の上方を臨む外面に、トナーを送り出すための開口部99aを有し、感光体ドラム32へ供給するためのトナーを内部に収容している。
開口部99aが開放される先には、筐体102の入口部102aが配置されている。入口部102aは、現像装置34の下方を臨む外面に配置される。トナーカートリッジ100は、現像装置34の入口部102aに対して着脱可能に構成されている。
アジテータ101は、トナーを撹拌して巻き上げるためのシート形状の羽根部101aと、羽根部101aの回転軸101bを有する。羽根部101aは回転軸101bを中心に、矢印Cの方向へ回転している。
アジテータ101は、収容されたトナーを撹拌するとともに、トナーを上方へ巻き上げて、開口部99aから現像ローラ36側へとトナーを送り出す役割をしている。
羽根部101aが回転軸101bを中心に回転する事により、トナーカートリッジ100内部のトナーが撹拌される。羽根部101aは、容器本体99に収容されたトナーとの接触抵抗によって、回転方向へと反対側に撓みながら回転する。羽根部101aが、回転運動によって下方から上方へ移動すると、図2に示すように、羽根部101aは容器本体99に収容されたトナーの高さを越え、トナーからの接触抵抗が低減または解除される。トナーからの接触抵抗を解除されると、撓んだ羽根部101aが元に戻ろうとする復元力により、羽根部101a表面上を運ばれるトナーを上方へ跳ね上げる。
また、羽根部101aが容器本体99の壁面である、底面99bまたは側面99cに当接しながら回転する構成としてもよい。この場合、上記のトナーからの接触抵抗に加えて、羽根部101aが底面99bまたは側面99cに当接して受ける接触抵抗も加わり、羽根部101aの撓みは更に大きくなる。この場合においても、羽根部101aが下方から図2に示す上方へ移動すると、羽根部101aはトナーおよび上記の容器本体99の壁面からの接触抵抗を解除され、復元力によりトナーを上方へ跳ね上げる。この時、羽根部101aの撓みが大きくなることにより、トナーを跳ね上げる力も大きくなる。
トナーシール103は、トナーカートリッジ100と筐体102の隙間を埋めるように両者の間に配置されており、アジテータ101が巻き上げたトナーが、外部に漏れる事を防いでいる。トナーシール103は、図2にはその一部が示されるのみであるが、開口部99aと筐体102の入口部102aの全周の隙間となる部分を覆う様に配置されている。
筐体102は、筐体102の下面102cから上方へ伸びる壁部106を有する。壁部106は、供給ローラ104の側であるトナーの搬送方向下流側と、筐体102の入口部102a側とを隔てる壁となっている。アジテータ101によって巻き上げられたトナーは、壁部106を上方から乗り越える事により、トナー搬送方向の下流である、供給ローラ104の側へ運ばれる。
壁部106は、供給ローラ104の側へ搬送されたトナーが、再びトナーカートリッジ100の側へ流れ落ちることを防ぎ、供給ローラ104の側に保持する役割をしている。
壁部106は、下面102cから上方へ伸び、上方の先端部106aに向かうに従って右側へと傾斜している。このため、筐体102の入口部102aから続くトナーの搬送路Bは、入口部102aから先端部106aの方向へ向かうに従って、その幅が狭くなっている。
また、筐体102は、入口部102aの上方で、巻き上げられたトナーが突き当たる方向に曲面部102bを有する。曲面部102bは、上方へ向かうに従って感光体ドラム32側へ傾斜している。これにより、アジテータ101によって巻き上げられて曲面部102bに衝突したトナーを、トナーの搬送方向下流である供給ローラ104の側へ誘導する役割をする。
画像形成動作が開始されると、供給ローラ104に付着したトナーは、供給ローラ104から現像ローラ36へ供給される。そして、規制ブレード105によって現像ローラ36のトナー層厚を規制された後、現像ローラ36から感光体ドラム32へトナーが供給され、感光体ドラム32表面上の静電潜像が可視像化される。
このように、トナーカートリッジ100内部のトナーは、搬送経路Bを経て現像ローラ36の側へと運ばれ、トナーカートリッジ100内部のトナーが消費される。この為、定期的にトナーカートリッジ100の交換を行い、トナーを補充する必要がある。
図3に示すように、トナーカートリッジ100は、開口部99aを塞ぐためのシャッターとしての容器シャッター110を有する。また、筐体102は、入口部102aに、シャッターとしての筐体シャッター111を有する。それぞれのシャッターは、開口部99a、入口部102aをそれぞれ閉じ、トナーの移動を遮断する。
トナーカートリッジ100の交換を行う場合には、容器シャッター110と筐体シャッター111が閉じられ、トナーカートリッジ100に残ったトナーや筐体102の側へ運ばれたトナーが外部に漏れないようにする。そしてその後、トナーカートリッジ100を取り外し、新たなトナーカートリッジ100Tの取り付けがされる。
容器シャッター110と筐体シャッター111を閉じる順番は、どちらが先であってもよいし、同時でもよい。
ただし、筐体シャッター111を先に閉じる事により、壁部106の右側にあるトナーが外部に落下する事を確実に防止する事ができるため、より望ましい。
ここで、本発明の構成との比較として、図4に、下方を臨む面に開口部99aを有し、開口部99aの下方に配置される現像装置34に対して着脱可能に構成されたトナーカートリッジ100の構成を示す。
図4の構成では、トナーカートリッジ100に収容されたトナーは、重力落下によって感光体ドラム32の側へ搬送される。
しかし、この様な構成では、開口部99aがトナーカートリッジ100の下方にある為、トナーカートリッジ100の交換時に、容器本体99や容器シャッター110の下面に付着したトナーが落下して周囲に飛散しやすく、また作業者から死角となって、付着したトナーを作業者が確認しづらい。
このため、トナーカートリッジ100交換時に、現像装置34周辺のみならず、作業者や画像形成装置が設置される周囲の環境へトナーを飛散させるおそれがあった。
これに対して本発明の構成では、容器シャッター110が閉じられた後、筐体102から落下したトナーや筐体シャッター111から落下することがある。しかしながら、図3に示す様に、落下したトナーは、容器シャッター110の上面110aによって受け止められるため、画像形成装置1内部へトナーが落下する事を阻止する事ができ、トナーカートリッジ100の交換時にもトナーの飛散を防止できる。また、上面110aに蓄積したトナーは、作業者からも視認しやすく、蓄積したトナーを作業者が誤って周囲に飛散させる心配も少ない。
なお、容器シャッター110を有しない構成でも、現像装置34から落下したトナーは、容器本体99内部へ落下する為、同じくトナーを周囲に飛散させる事がない。
トナーカートリッジ100の交換は、画像形成装置1にトナーカートリッジ100が装着された状態で、そのままトナーカートリッジ100だけを取り外す場合と、画像形成装置1から現像装置34とトナーカートリッジ100を一体で取り外し、その後、現像装置34からトナーカートリッジ100を取り外す構成のいずれでもよい。いずれの場合においても、前述したように、現像装置34から落下したトナーをトナーカートリッジ100が受け止めることができ、かつ落下したトナーが作業者からも確認できるため、トナーの飛散を防止できる点では同様である。
アジテータ101は、トナーカートリッジ100交換時にはその運転を停止しており、容器本体99内部に残ったトナーが巻き上げられて周囲に飛散する事はない。
トナーを消費したトナーカートリッジ100が取り外されると、新たなトナーカートリッジ100Tが作業者によって取り付けされる。新たなトナーカートリッジ100Tが取り付けされると、容器シャッター110そして筐体シャッター111の順でシャッターが開放される。
本発明の構成の様に、現像装置34の下方にトナーカートリッジ100を配置する事により、感光体ドラム32が現像装置34およびトナーカートリッジ100に対して上方に配置される。このため、感光体ドラム32の上方に現像の為の部材を配置する必要がない。
また、図5に示すように、筐体102の下面102cと壁部106の間にシール材120を設け、巻き上げられたトナーがこの間に詰まる事を防止してもよい。シール材を設ける位置はこれに限らず、トナーが詰まりやすい場所にシール材を設けてトナーの詰まりを防止する事ができる。
次に、図6を用いて本発明の第二実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置について説明する。
第二実施形態に係る現像装置では、感光体クリーニングブレード35によって感光体ドラム32から取り除かれた未転写トナーである廃トナーを収容する回収容器としての廃トナー容器47が、容器本体99と一体的に着脱可能に設けられている。廃トナー容器47は、感光体ドラム32および感光体クリーニングブレード35の下方に設けられる。感光体ドラム32には、感光体クリーニングブレード35や現像ローラ36が当接して設けられる他、帯電ローラ33、露光装置21が対向して設けられる。容器本体99やアジテータ101の構成は、第一実施形態と同様である。
感光体クリーニングブレード35によって感光体ドラム32の表面から取り除かれたトナーは、感光体クリーニングブレード35の下方に設けられた廃トナー容器47に自由落下し、廃トナー容器47に回収される。廃トナーが感光体クリーニングブレード35から廃トナー容器47に落下する途中の部分に設けられた廃トナー容器47の開口部47aにおいて、廃トナー容器47は連結部47bを有し、連結部47bの部分でプロセスユニット31の筐体や感光体クリーニングブレード35を有するクリーニング装置から切り離し可能に構成されている。
図7に示す様に、トナーカートリッジ100の交換時には、開口部99aの部分で容器本体99が現像装置34から切り離され、開口部47aの部分で廃トナー容器47がプロセスユニット31やクリーニング装置から切り離されることにより、トナーカートリッジ100が、現像装置34やプロセスユニット31、クリーニング装置、そして画像形成装置1から分離される。
この様に、本実施形態のトナーカートリッジ100においては、現像前のトナーが収容された容器本体99と廃トナーを収容する廃トナー容器47が一体的に設けられており、トナーカートリッジ100を交換して画像形成装置1にトナーを補給する際に、廃トナーを同時に回収する事ができる。
容器本体99および廃トナー容器47の連結部分であるそれぞれの開口部(開口部99aおよび開口部47a)が、トナーカートリッジ100の天面に設けられることから、トナーカートリッジ100の取り外し時に現像装置34や感光体クリーニングブレード35から落下したトナーを、トナーカートリッジ100が受け止める事ができ、周りにトナーを飛散させない。また、それぞれの開口部がトナーカートリッジ100の同じ側である天面に設けられていることから、一目で容易に開口部を視認でき、その扱いも容易である。このため、それぞれの開口部に付着したトナーを、作業者が誤って周囲に飛散させてしまったり、作業者自身が触って汚れたりするという事も防止できる。
次に、図8および図9を用いて本発明の第三実施形態に係るトナーカートリッジおよび現像装置について説明する。
第三実施形態のトナーカートリッジ100は、容器本体99と廃トナー容器47の間に仕切部材121を有する。本実施形態のトナーカートリッジ100は、容器本体99と廃トナー容器47が一つの容器として設けられ、それぞれのトナー収容部分が連続して設けられている。そして、両者のトナー収容部分を隔てる境界として、弾性変形可能な部材で構成される仕切部材121が設けられる。
仕切部材121は、変形する事により、その境界位置を変更可能に設けられている。仕切部材121による境界位置を変更する事により、容器本体99に収容できる現像前の未使用トナーの量と、廃トナー容器47に収容できる使用後の廃トナーの量を増減させる事ができる。
トナーカートリッジ100交換直後で容器本体99に十分な量のトナーが蓄えられている状態では、図8に示す様に、仕切部材121が図8の左側に膨らみ、容器本体99の収容量を大きくすることができる。また、容器本体99内部のトナーがある程度使用され、廃トナー容器47のトナー蓄積量が多くなるに応じて、図9に示す様に、仕切部材121が廃トナーに押されて右側に膨らみ、廃トナー容器47の収容量を大きくする事ができる。
以上の様に、トナーカートリッジ100に収容されたトナーの状態に応じて、仕切部材121の位置を変更し、容器本体99と廃トナー容器47の収容量を調整する事ができる。このため、容器本体99と廃トナー容器47の収容量が決まっているトナーカートリッジ100に比べて、少ないスペースでより多くのトナーを収容する事ができる。
仕切部材121の境界位置の変更は、廃トナー容器47に収容される廃トナーの増加により、廃トナーが仕切部材121を容器本体99の側へ押圧することによりなされる。
廃トナー容器47に収容される廃トナーは、仕切部材121を容器本体99の側へ押圧すると同時に、容器本体99の側に収容されたトナーを図8等の右側へ押し出す事ができる。
仕切部材121の境界位置の変更は、廃トナーの自重による押圧に加えて、操作部などによって手動で仕切部材121を操作する構成としてもよいし、動力源を用いて自動でその位置が変更される構成としてもよい。
仕切部材121は、図10に示す様に、アジテータ101の羽根部101aの回転領域Eの近傍で、回転領域Eに対して非接触な位置まで、右側へ変形可能な様に設けられる。
これにより、図10の状態ではアジテータ101が容器本体99の端から端までトナーを撹拌する事ができ、容器本体99の左端(つまり仕切部材121の位置)でトナーが滞留することを防止できる。
図11に示す第四実施形態のトナーカートリッジでは、容器本体99および廃トナー容器47の底面が、容器本体99の側へ向かうに従って下方へ傾斜している。これにより、容器本体99に収容されたトナーが、自重によってアジテータ101の側へ移動するため、仕切部材121の側にトナーが滞留する事を防止できる。また、廃トナー容器47に廃トナーが一定量蓄積された際に、蓄積された廃トナーが仕切部材121を押圧する力に廃トナーの自重が加わって、容器本体99に収容されたトナーをより大きな力でアジテータ101の側へ押し出す事ができる。
図12に示す第五実施形態のトナーカートリッジでは、容器本体99と廃トナー容器47の間の底面に傾斜が設けられる。
図10に示す第三実施形態のトナーカートリッジでは、容器本体99および廃トナー容器47の底面に高低差がない。また、仕切部材121は、容器本体99の側に突出した構成のため、容器本体99と仕切部材121との境界の隅である隅部Dが、アジテータ101の羽根部101aが撹拌することのできない角部となってしまい、この部分にトナーが滞留しやすくなってしまう。
そこで、第五実施形態のトナーカートリッジでは、図12に示す様に、容器本体99の底面の一部に傾斜を設けることにより、容器本体99と仕切部材121との境界に角部を作らない。また、傾斜面Fは、その傾斜の下端が、羽根部101aの回転領域Eの近傍まで設けられる。これにより、傾斜面Fによってトナーをアジテータ101の側へ滑らせて、アジテータ101にトナーを撹拌させる事ができ、容器本体99全体のトナーを撹拌させる事ができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。また、本発明の画像形成装置は、中間転写タンデム方式の画像形成装置を採用しているが、直接転写方式や四回転方式にも適用できる。
1 画像形成装置
32 感光体ドラム(潜像担持体)
34 現像装置
36 現像ローラ(現像剤担持体)
47 廃トナー容器(回収容器)
47a 開口部
99 容器本体
99a 開口部
100 トナーカートリッジ(現像剤容器)
101 アジテータ(撹拌部材)
101a 羽根部
102 筐体
102a 入口部
103 トナーシール
106 壁部
110 容器シャッター(シャッター)
111 筐体シャッター(シャッター)
121 仕切部材
特公平6−95245号公報

Claims (12)

  1. 現像装置に対して着脱可能に構成され、前記現像装置に供給するための現像剤を収容する現像剤容器において、
    現像剤を収容する容器本体と、
    前記容器本体の上方を臨む外面に設けられると共に、前記現像装置の下方を臨む外面に設けられた入口部に対して着脱可能な開口部と、
    前記容器本体に収容される現像剤を上方へ搬送し、前記開口部から前記現像装置へ供給する搬送部材とを備えることを特徴とする現像剤容器。
  2. 前記開口部を開閉可能なシャッターを備える請求項1に記載の現像剤容器。
  3. 前記搬送部材は、シート形状の羽根部と、前記羽根部が設けられた回転軸とを有する請求項1または2に記載の現像剤容器。
  4. 前記回転軸を回転させることにより、前記羽根部は前記容器本体の内面に接触して撓み、前記羽根部が前記開口部またはその近傍に達した時に、前記内面との接触が解除されることで、復元力により現像剤を上方へ跳ね上げる請求項3に記載の現像剤容器。
  5. 前記回転軸を回転させることにより、前記羽根部は前記容器本体の現像剤との接触抵抗により撓み、前記羽根部が前記開口部またはその近傍に達した時に、前記現像剤との接触抵抗が低減されることで、復元力により現像剤を上方へ跳ね上げる請求項3に記載の現像剤容器。
  6. 潜像担持体から取り除かれた未転写の現像剤を収容する回収容器を有し、前記回収容器は、上方を臨む外面に前記取り除かれた現像剤を収容するための開口部を有し、前記容器本体および前記回収容器が、一体的に設けられる請求項1から5いずれか1項に記載の現像剤容器。
  7. 前記回収容器と前記容器本体のそれぞれの現像剤収容部分を隔てる仕切部材を有し、前記仕切部材はその境界位置を変更可能に設けられる請求項6記載の現像剤容器。
  8. 現像剤を収容する筐体と、前記筐体内の現像剤を担持して潜像担持体に供給する現像剤担持体を備える現像装置において、
    前記筐体の下方を臨む外面に、請求項1から7いずれか1項に記載の現像剤容器を着脱可能な入口部を設けたことを特徴とする現像装置。
  9. 前記入口部を開閉可能なシャッターを備える請求項8に記載の現像装置。
  10. 前記現像剤担持体と前記入口部の間に配置され、前記シャッターが前記入口部を開放した状態で、現像剤担持体側に搬送された現像剤が前記入口部へ移動するのを規制する壁部を備える請求項9に記載の現像装置。
  11. 請求項8から10いずれか1項に記載の現像装置と潜像担持体を備えたことを特徴とするプロセスユニット。
  12. 請求項8から10いずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

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