JP2016019394A - 腕金積雪防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】腕金への積雪を防止でき、腕金への積雪に起因するつららの発生及びつららの落下を防止できる腕金積雪防止具を提供する。
【解決手段】腕金積雪防止具1は、腕金2を覆うカバー部5の頂面部分14が上方に向かって凸の半円形状で且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面になっており、腕金2を覆うカバー部5の両側面部分(第1側面部分15及び第2側面部分16)がカバー部5の頂面部分14の下端側に滑らかに接続され且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面になっているため、腕金2への積雪を防止でき、腕金2への積雪に起因するつららの発生及びつららの落下を防止できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電線を支持するために電柱等に設置された腕金への積雪を防止する腕金積雪防止具に関する。
雪が多く降る寒冷地の降雪期において、電線を支持するために電柱等に設置された腕金に雪が積もり、その腕金に積もった雪の一部が昼に溶けた後、その溶けた雪が夜になって氷結してつららとなる。そして、腕金に氷着したつららは、金属製の腕金が昼の外気温の上昇に伴って暖められると、腕金との氷着部分が溶けて腕金から落下するという問題があった。
このような問題を解決するには、図8に示すように、カバー100で腕金101,101の上部を覆い、雪が腕金101,101に直接積もるのを防止することが考えられる(特許文献1参照)。
特開平9−28267号公報
しかしながら、図8に示すカバー100は、鳥害等を防止するために、電柱102の周りの一対の腕金101,101に跨って取り付けられたものであり、曲率が小さく、雪が積もってしまい、腕金101への積雪を防止する機能が小さい。したがって、図8に示すカバー100は、腕金101への積雪に起因するつららの発生及びつららの落下を防止し得るものではなかった。
そこで、本発明は、腕金への積雪を防止でき、腕金への積雪に起因するつららの発生及びつららの落下を防止できる腕金積雪防止具を提供する。
本発明は、電線を支持する腕金2に取り付けられて、前記腕金2に雪が積もるのを防止する腕金積雪防止具1に関するものである。
そして、本発明に係る腕金積雪防止具1は、腕金2に乗せられる絶縁性材料製のベース部4と、前記ベース部4に固定され、前記ベース部4の上面側、前記ベース部4及び前記腕金2の両側面12,13側を覆う絶縁性材料製のカバー部5と、を有している。
また、本発明に係る腕金積雪防止具1の前記カバー部5は、
前記ベース部4の上方に位置し、前記腕金2の長手方向に対して直交する断面の形状が上方に向かって凸の半円形状で且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面の頂面部分14と、
前記頂面部分14の一方の下端側に滑らかに接続されて、前記ベース部4の一方の側面12及び前記腕金2の一方の側面13を覆う第1側面部分15と、
前記頂面部分14の他方の下端側に滑らかに接続されて、前記ベース部4の他方の側面12及び前記腕金2の他方の側面13を覆う第2側面部分16と、を有している。
そして、前記第1側面部分15及び前記第2側面部分16が前記腕金2に固定されている。
また、本発明に係る腕金積雪防止具1の前記カバー部5は、前記腕金2の上方側で、且つ、前記腕金2の長手方向に沿った両端の開口部分24が絶縁性材料製の蓋部材25によって塞がれている。
本発明の腕金積雪防止具によれば、腕金を覆うカバー部の頂面部分が上方に向かって凸の半円形状で且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面になっており、腕金を覆うカバー部の両側面部分がカバー部の頂面部分の下端側に滑らかに接続され且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面になっているため、腕金への積雪を防止でき、腕金への積雪に起因するつららの発生及びつららの落下を防止できる。
本発明の第1実施形態に係る腕金積雪防止具を説明するための図であり、図1(a)が腕金積雪防止具の正面図、図1(b)が図1(c)のA1−A1線に沿って切断して示す腕金積雪防止具の断面図、図1(c)が腕金積雪防止具の側面図である。 シート状の永久磁石を示す図であり、図2(a)がシート状の永久磁石の平面図、図2(b)がシート状の永久磁石の正面図、図2(c)がシート状の永久磁石の側面図である。 リング状の永久磁石を示す図であり、図3(a)がリング状の永久磁石の正面図、図3(b)がリング状の永久磁石の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る腕金積雪防止具を示す図であり、図4(a)が腕金積雪防止具の正面図、図4(b)が図4(c)のA2−A2線に沿って切断して示す腕金積雪防止具の断面図、図4(c)が腕金積雪防止具の側面図である。 本発明の第3実施形態に係る腕金積雪防止具を示す図であり、図5(a)が腕金積雪防止具の正面図、図5(b)が図5(c)のA3−A3線に沿って切断して示す腕金積雪防止具の断面図、図5(c)が腕金積雪防止具の側面図である。 本発明の第4実施形態に係る腕金積雪防止具を示す図であり、図6(a)が腕金積雪防止具の正面図、図6(d)が蓋部材を取り外して示す腕金積雪防止具の正面図、図6(c)が図6(d)のA4−A4線に沿って切断して示す腕金積雪防止具の断面図、図6(d)が腕金積雪防止具の側面図である。 本発明の第4実施形態に係る腕金積雪防止具を示す図であり、第2カバー部を第1カバー部内から引き出した状態を示す図である。 従来のカバーの使用状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る腕金積雪防止具1を説明するための図である。なお、図1(a)が腕金積雪防止具1の正面図であり、図1(b)が図1(c)のA1−A1線に沿って切断して示す腕金積雪防止具1の断面図であり、図1(c)が腕金積雪防止具1の側面図である。
この図1に示すように、腕金積雪防止具1は、電線を支持する腕金2に取り付けられて、雪が腕金2に積もるのを防止するものである。この腕金積雪防止具1は、腕金2の上面3に乗せられるベース部4と、このベース部4に固定された透明なカバー部5と、を有している。なお、ベース部4及びカバー部5は、絶縁性樹脂材料(例えば、ポリカーボネート)で形作られている。また、腕金2は、角パイプ形状になっている。
ベース部4は、下側に向かって開口する断面略コ字形状で且つ腕金2の上部に嵌め込むように係合される下側ベース部6と、上側に向かって開口する断面略コ字形状で且つ下側ベース部6と背中合わせに接着された上側ベース部7と、で構成されている。このベース部4は、腕金2の長手方向(図1(c)のY軸に沿った方向)に直交する断面の形状がH形状になっており、腕金2の長手方向に沿った所定長さ(例えば、高圧ピン碍子間の寸法を考慮した長さ)に形成されている。そして、上側ベース部7の上面8には、シート状の永久磁石10(ラバーマグネット)が接着されている。
シート状の永久磁石10は、図2に示すように、短冊状に形成され、N極に着磁された部分(N極部分)10aとS極に着磁された部分(S極部分)10bとが腕金2の長手方向に沿って交互に複数配置されている。そして、このシート状の永久磁石10は、上面11が黄色に着色されている。
カバー部5は、ベース部4の両側面12,12に接着剤で固定され、ベース部4の上面8側と、ベース部4の両側面12,12及び腕金2の両側面13,13を覆っている。このカバー部5は、頂面部分14、第1側面部分15、及び第2側面部分16を有している。このカバー部5の頂面部分14は、ベース部4の上方(図1(b)のZ軸に沿った方向)に位置し、腕金2の長手方向に対して直交する断面の形状が上方に向かって凸の半円形状で且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面になっている。また、このカバー部5の第1側面部分15は、頂面部分14の一方の下端側に滑らかに接続されて、ベース部4の一方の側面12及び腕金2の一方の側面13を覆うようになっており、腕金2の一方の側面13に沿って位置し、雪が滑り落ちる滑らかな表面になっている。また、このカバー部5の第2側面部分16は、頂面部分14の他方の下端側に滑らかに接続されて、ベース部4の他方の側面12及び腕金2の他方の側面13を覆うようになっており、腕金2の他方の側面13に沿って位置し、雪が滑り落ちる滑らかな表面になっている。そして、このカバー部5の第1側面部分15及び第2側面部分16は、腕金2の下方まで延びており、腕金2の下面17に沿って配置された合成樹脂製の留め具18(例えば、ボルト18aとナット18b)によって、腕金2の両側面13,13を挟み込むようにして腕金2に固定されている。
また、カバー部5は、ベース部4の上方を取り囲むようにして空間20を形成し、頂面部分14の内面21の中央に吊り下げ線22(柔軟に変形できるステンレス鋼、合成樹脂材料、カーボン等の線材)が取り付けられ、この吊り下げ線22によって吊り下げられたリング状の永久磁石23が空間20内で揺れ動くことができるようになっている。このカバー部5の内側の空間20内に吊り下げられたリング状の永久磁石23は、図3に示すように、フェライト磁石やネオジム磁石等を略中空円板状に加工して形成されたものであり、表裏の一方側がN極に着磁され、表裏の他方側がS極に着磁されている。
また、カバー部5は、腕金2の上方側で、且つ、腕金2の長手方向に沿った両端が開口しており、その両端の開口部分24にそれぞれ蓋部材25が接着され、開口部分24が蓋部材25で塞がれている。その結果、カバー部5の内側の空間20内には、雪や埃等が吹き込むことがなく、鳥や蛇等の生物の侵入がない。なお、蓋部材25は、カバー部5と同様の材料で形成されており、雪が滑り落ちる滑らかな表面になっている。
以上のように構成された腕金積雪防止具1は、不規則に揺れ動くリング状の永久磁石23を除き、腕金2の長手方向に直交する断面において、腕金2の幅方向(図1(b)のX軸に沿った方向)の中央を通る中心線26に対して線対称の形状になっている。
以上のような本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、腕金2を覆うカバー部5の頂面部分14が上方に向かって凸の半円形状で且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面になっており、腕金2を覆うカバー部5の両側面部分(第1側面部分15及び第2側面部分16)がカバー部5の頂面部分14の下端側に滑らかに接続され且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面になっているため、腕金2への積雪を防止でき、腕金2への積雪に起因するつららの発生及びつららの落下を防止できる。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、カバー部5の頂面部分14が上方に向かって凸の半円形状であるため、強風時の風圧等の外圧がカバー部5の頂面部分14に作用しても、風圧等の外圧に起因する変形を抑えることができる。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、カバー部5の両側面部分(第1側面部分15及び第2側面部分16)の下端側が留め具18によって腕金2に固定されているため、強風時の風圧等の外圧によって腕金2から脱落させられることがなく、積雪防止機能を確実に且つ長期間発揮することができる。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、N極とS極が交互に着磁されたシート状の永久磁石10がベース部4の上面8に固定されているため、地磁気で方位がわかる鳥類がシート状の永久磁石10の磁力の作用を嫌がり、地磁気で方位がわかる鳥類を腕金2から遠ざけることができ、営巣等に起因する鳥害を防止できる。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、カバー部5の内側の空間20内にリング状の永久磁石23が吊り下げられており、風圧等の変化でカバー部5が振動すると、カバー部5の内側に吊り下げ線22で吊り下げられたリング状の永久磁石23が揺り動かされると共に、リング状の永久磁石23がシート状の永久磁石10の影響を受けて不規則に運動する。その結果、腕金積雪防止具1の周囲には、不規則な磁力の変化が生じ、シート状の永久磁石10の効果と相俟って、地磁気で方位がわかる鳥類を腕金2から遠ざける効果がより一層向上する。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、シート状の永久磁石10の上面11を黄色に着色してあり、カラス等の鳥類が透明なカバー部5を介して黄色のシート状の永久磁石10を視認できるため、カラス等の鳥類がシート状の永久磁石10の黄色と腕金2等の周囲の色との対比によって蛇等の天敵がいると誤認する。その結果、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、シート状の永久磁石10やリング状の永久磁石23の効果と相俟って、カラス等の鳥類を腕金2から遠ざける効果がより一層向上する。なお、シート状の永久磁石10の上面11は、黄色の帯状部分と黒色の帯状部分を交互に着色し、カラス等の鳥類が蛇等の天敵がいると誤認し易くすることにより、カラス等の鳥類を腕金2から遠ざける効果がより一層向上する。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、カバー部5の開口部分24が蓋部材25で塞がれているため、カバー部5の内側の空間20内に雪や埃等が吹き込むことがなく、カバー部5の内側の空間10内に鳥や蛇等の生物の侵入がない。
なお、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、鳥類を腕金2から遠ざける効果がシート状の永久磁石10のみによって十分に発揮される場合、リング状の永久磁石23をカバー部5の内側の空間20内に吊り下げるのを省略してもよい。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、リング状の永久磁石23をカバー部5の内側の空間20に単数だけ吊り下げるようになっているが、これに限られず、リング状の永久磁石23をカバー部5の内側の空間20に複数吊り下げるようにしてもよい。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、複数のリング状の永久磁石23をカバー部5の内側の空間20に吊り下げることによって、鳥類を腕金2から遠ざけることができる場合、シート状の永久磁石10を省略してもよい。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、シート状の永久磁石10又はリング状の永久磁石23によって鳥類を遠ざけることができる場合、シート状の永久磁石10の上面11を黄色に着色しなくてもよい。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、シート状の永久磁石10を省略する場合、ベース部4の上面8を黄色に着色してもよい。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、シート状の永久磁石10の上面11又はベース部4の上面8を黄色に着色しない場合、カバー部5を透明にしなくてもよい。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、絶縁性樹脂材料で形成される場合に限定されるものではなく、セラミックスや絶縁性金属材料で一部又は全体を形成してもよい。
また、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、上側ベース部7を省略し、シート状の永久磁石10を下側ベース6の上面に接着してもよい。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係る腕金積雪防止具1を示す図である。なお、図4(a)が腕金積雪防止具1の正面図であり、図4(b)が図4(c)のA2−A2線に沿って切断して示す腕金積雪防止具1の断面図であり、図4(c)が腕金積雪防止具1の側面図である。
本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、ベース部4の構成を除き、他の構成が第1実施形態に係る腕金積雪防止具1と同様であるため、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1と同様の構成部分には同一符号を付し、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1の説明と重複する説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態に係る腕金積雪防止具1において、ベース部4は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1の下側ベース部6と上側ベース部7を一体に形成した構造になっている。このような本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態に係る腕金積雪防止具1を示す図である。なお、図5(a)が腕金積雪防止具1の正面図であり、図5(b)が図5(c)のA3−A3線に沿って切断して示す腕金積雪防止具1の断面図であり、図5(c)が腕金積雪防止具1の側面図である。
本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1の変形例であり、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1と同様の構成部分には同一符号を付し、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1と重複する説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る腕金積雪防止具1において、ベース部4は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1の下側ベース部6が省略された形状になっており、幅寸法が腕金2の幅寸法と同一に形成され、カバー部5の第1側面部分15及び第2側面部分16が腕金2の側面13,13に密着するように構成されている。このような本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
図6は、本発明の第4実施形態に係る腕金積雪防止具1を示す図であり、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1の変形例を示す図である。なお、図6(a)が腕金積雪防止具1の正面図であり、図6(d)が蓋部材25を取り外して示す腕金積雪防止具1の正面図であり、図6(c)が図6(d)のA4−A4線に沿って切断して示す腕金積雪防止具1の断面図であり、図6(d)が腕金積雪防止具1の側面図である。また、図6に示す本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1と同様の構成部分に同一符号を付し、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1の説明と重複する説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、ベース部4が第1ベース部27と第2ベース部28とを有している。このベース部4の第1ベース部27は、腕金2の上部に係合された状態で、腕金2に固定されるようになっている。また、ベース部4の第2ベース部28は、第1ベース部27に対してスライド可能に取り付けられて、腕金2の長手方向(図6(d)のY軸方向)に沿って移動させられる。カバー部5は、第1ベース部27に固定される第1カバー部30と、第1カバー部30の内側にスライド可能に配置されて第2ベース部28に固定される第2カバー部31と、を有している。なお、第1ベース部27及び第2ベース部28は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1のベース部4と同様に絶縁性樹脂材料で形成されている。また、第1カバー部30及び第2カバー部31は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1のカバー部5と同様に透明の絶縁性樹脂材料で形成されている。
第1ベース部27は、ガイド突起32が上面33の幅方向(図6(b)、図6(c)のX軸方向)の中央で且つ上面33の長手方向(図6(d)のY軸方向)の一端側から他端側まで一体に形成されている。ガイド突起32は、正面側の形状がT字形状であり、第1ベース部27の上面33からZ軸方向に沿って形成されているガイド壁34、及びそのガイド壁34の上端に直交し且つガイド壁34の両側に張り出す頭部35を有している。このガイド突起32は、第2ベース部28に係合され、第2ベース部28が第1ベース部27に対してスライド移動をするのを案内するようになっている。そして、ガイド壁34の両側に位置する第1ベース部27の上面33には、シート状の永久磁石10が接着されている。なお、このシート状の永久磁石10は、N極とS極とが腕金2の長手方向(図6(d)のY軸方向)に沿って交互に複数配置されるようになっており、上面が黄色に着色されている。
また、第1ベース部27は、両側壁36,36が長手方向(図6(d)のY軸方向)の途中で切り欠かれている。そして、第1ベース部27の両側壁36,36の切り欠かれた端面37は、第1カバー部30の内側に全体が収容された第2カバー部31の端面38を突き当てることができ、第2カバー部31の収容状態における位置決めをすることができるようになっている。また、両側壁36,36の下方へ延びる両下側壁部分40,40は、腕金2の両側面13,13に係合させられている。また、両側壁36,36の上方へ延びる両上側壁部分41,41は、第2ベース部28の両側面42,42に僅かな隙間をもって係合させられている。そして、両側壁36,36の外側面には、第1カバー部30が接着されている。
第2ベース部28は、正面側の形状が略矩形形状の枠体であり、第1ベース部27のガイド壁34に僅かな隙間を持って係合するガイド溝43が形成されている。この第2ベース部28のガイド溝43は、第2ベース部28の幅方向(図6(b)のX軸方向)の中央に位置し、第2ベース部28の長手方向(図6(d)のY軸方向)の一端側から他端側まで形成されている。また、第2ベース部28の内部空間44には、ガイド突起32の頭部35が僅かな隙間を持って係合されている。また、第2ベース部28の幅方向の両側面42,42には、第2カバー部28が接着されている。また、第2ベース部28の上面45には、シート状の永久磁石10が接着されている。なお、このシート状の永久磁石10は、N極とS極とが腕金2の長手方向(図6(d)のY軸方向)に沿って交互に複数配置されるようになっており、上面が黄色に着色されている。
このような第2ベース部28は、図7に示すように、第1ベース部27上をスライド移動させて、第2カバー部31を第1カバー部30の内側から引き出すことができる。この際、第2ベース部28は、第1ベース部27の両上側壁部分41,41及びガイド突起32に案内されて、第1ベース部27上を円滑にスライド移動させられる。また、第2ベース部28は、第1ベース部27の上方(図6(b)のZ軸に沿った方向)へ浮き上がるのをガイド突起32の頭部35によって抑えられる。そして、この第2ベース部28に接着された第2カバー部31は、第2ベース部28が図6の収容された状態から引き出されると、第2ベース部28と共に第1カバー部27の内側から引き出される(図7参照)。
その結果、本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、全長を長くすることができるため、腕金2上のスペースに応じて長さを変更でき、腕金2を確実に覆い、腕金2への積雪を確実に防止できる。
第2カバー部31は、図6に示すように、第1カバー部30の内側に完全に収容された状態において、第1カバー部30と共に留め具18によって腕金2に固定される。また、この第2カバー部31は、図7に示すように、第1カバー部27の内側から引き出された場合、第1カバー部27とは別に、留め具18によって腕金2に固定される(図7参照)。なお、第2カバー部28の下端側には、留め具18の軸部18aに係合される長穴46が形成されている。この長穴46は、第2カバー部31の端面38側に開口している。その結果、第2カバー部28は、長穴46に係合する留め具18のナット18bを緩めることにより、第1カバー部30に対してスライドさせることが可能になる。
以上のような本実施形態に係る腕金積雪防止具1は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1と同様の効果を得ることができるのはもちろんのこと、腕金2上のスペースに応じて長さを変更でき、腕金2上への積雪をより一層確実に防止できる。
なお、本実施形態において、第1カバー部30及び第2カバー部31は、第1実施形態に係る腕金積雪防止具1のカバー部5と同様に、半円形状の頂面部分と、この頂面部分の下端に滑らかに接続される第1側面部分及び第2側面部分と、を有している。
[その他の実施形態]
なお、本発明に係る腕金積雪防止具1は、絶縁性樹脂材料としてのポリカーボネートに限定されず、使用条件に応じた最適の絶縁性樹脂材料が選択使用される。
1……腕金積雪防止具、2……腕金、4……ベース部、5……カバー部、12,13……側面、14……頂面部分、15……第1側面部分、16……第2側面部分、24……開口部分、25……蓋部材

Claims (6)

  1. 電線を支持する腕金に取り付けられて、前記腕金に雪が積もるのを防止する腕金積雪防止具において、
    腕金に乗せられる絶縁性材料製のベース部と、
    前記ベース部に固定され、前記ベース部の上面側、前記ベース部及び前記腕金の両側面側を覆う絶縁性材料製のカバー部と、を有し、
    前記カバー部は、
    前記ベース部の上方に位置し、前記腕金の長手方向に対して直交する断面の形状が上方に向かって凸の半円形状で且つ雪が滑り落ちる滑らかな表面の頂面部分と、
    前記頂面部分の一方の下端側に滑らかに接続されて、前記ベース部の一方の側面及び前記腕金の一方の側面を覆う第1側面部分と、
    前記頂面部分の他方の下端側に滑らかに接続されて、前記ベース部の他方の側面及び前記腕金の他方の側面を覆う第2側面部分と、を有し、
    前記第1側面部分及び前記第2側面部分が前記腕金に固定され、
    前記カバー部は、前記腕金の上方側で、且つ、前記腕金の長手方向に沿った両端の開口部分が絶縁性材料製の蓋部材によって塞がれた、
    ことを特徴とする腕金積雪防止具。
  2. 前記カバー部は、透明な絶縁性樹脂材料で形成され、
    前記ベース部の上面が黄色に着色された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕金積雪防止具。
  3. 前記ベース部の上面には、N極に着磁された永久磁石とS極に着磁された永久磁石とが前記腕金の長手方向に沿って交互に複数配置された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕金積雪防止具。
  4. 前記カバー部は、透明な絶縁性樹脂材料で形成され、
    前記ベース部の上面には、N極に着磁された永久磁石とS極に着磁された永久磁石とが前記腕金の長手方向に沿って交互に複数配置され、
    前記N極に着磁された永久磁石とS極に着磁された永久磁石の上面が黄色に着色された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕金積雪防止具。
  5. 前記ベース部の上方には、前記カバー部によって囲まれた空間が形成され、
    前記空間内には、前記カバー部の前記頂面部分の内面側に取り付けられた吊り下げ線によってリング状の永久磁石が揺れ動ける状態で吊り下げられ、
    前記リング状の永久磁石は、表裏の一方側がN極に着磁され、表裏の他方側がS極に着磁された、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の腕金積雪防止具。
  6. 前記ベース部は、前記腕金に固定される第1ベース部と、前記第1ベース部に対してスライド移動可能に取り付けられて前記腕金の長手方向に沿った方向に移動させられる第2ベース部と、を有し、
    前記カバー部は、前記第1ベース部に固定される第1カバー部と、前記第1カバー部の内側にスライド移動可能に配置されて前記第2ベース部に固定される第2カバー部と、を有し、
    前記第2カバー部は、前記第2ベース部が前記腕金の長手方向に沿って移動させられることによって、前記第2ベース部と一体になって前記腕金の長手方向に沿って移動させられて、前記第1カバー部の内側に出し入れされ、全体が前記第1カバー部の内側に収容された状態で前記第1カバー部と共に前記腕金に固定され、前記第1カバー部の内側から引き出された状態で前記第1カバー部と別に前記腕金に固定される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の腕金積雪防止具。
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