JP2006025733A - カラスの忌避具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カラスが電柱に巣を作ることを防止するのみならず、電柱に近づくことを防止する為に、電柱や電線に掛架する忌避具の提供。
【解決手段】 樹脂製のプレート1であってその色彩を黄色とし、内部には高純度シリカチタンなどを焼成して微粉末加工したものを混入し、表面からはマイナスイオンを放出するように構成している。
【選択図】 図2
【解決手段】 樹脂製のプレート1であってその色彩を黄色とし、内部には高純度シリカチタンなどを焼成して微粉末加工したものを混入し、表面からはマイナスイオンを放出するように構成している。
【選択図】 図2
Description
本発明はカラスが電柱や電線に巣を作ることを防止し、又電線に近づくことを忌避する為のカラスの忌避具に関するものである。
各家庭から出されるゴミは所定の場所に置かれ、巡回する収集車によって集められる。しかし、出されたゴミは収集車によって回収されるまではそのまま放置され、この放置されたゴミにカラスが群がって周囲に散らかしてしまう。近年ではこの放置されるゴミに群がるカラスが多く、特に都会ではこのカラス対策が問題と成っている。従来から色々な対策が講じられているが、その効果は十分でなく、カラスとの知恵比べが続いている。
しかし、カラスの害を受けるのは何も集められたゴミに限らず、電柱に巣を作って色々なトラブルを引き起こしている。カラスなどの鳥類は電柱の電線支持アームに取付けた碍子と碍子の間に巣を作ることが多い。そして、この巣を作る為に金属ワイヤーを使うことがあり、この金属ワイヤーが電線にショートして架線事故を発生する。又、光ケーブルに停まってクチバシで突き、送受信回路が混乱してしまう事態が発生する。
これらの害を防止する為に、カラスなどが飛来して電柱や電線に停まることを防止する為に針状の突起物を取付けたり、電柱の腕木に光を反射する物体を取付けて不快感を与えるようにしたものが知られている。又、カラスが嫌がる臭いを放散する装置、忌避材を電柱に塗布するなど多種多様な鳥類営巣防止具が知られ、又使用されている。
特開9−191815号に係る「電柱の鳥類営巣防止具」は、鳥類が電柱の電線支持アームなどに止まったり、営巣を作ることを防止し、架線事故の発生を未然に防ぐと共に、鳥類営巣防止具の電線支持アームへの取付け・取外しを容易にしたものであり、電柱の電線支持アームに着脱が容易な、基台と支持部材から構成されたブラケットに、回転筒を挿通した止まり木軸を支着して構成している。
特開平10−84841号に係る「電柱用営巣防止具」は、電柱上に設置された腕金の狭いスペースにも制約なく取付け出来るようにしたものであり、所用の長さの半割り円筒体の分割端外側に突出片を対設して半割り円筒体の表面に針棒体を多数突出させて営巣防止バリヤーを形成する。突出片に切欠きを複数箇所に設け、一方、所用の長さの帯板材よりなる支持腕の一端に屈曲部を直立させ、支持腕の他端の下面に電柱に固定された腕金に止着させる腕金取付枠を設けている。半円形の円弧部の両端に直線状に重合片を延設した挟持部材を対向させて挟持具を形成して、挟持具の下部重合片を支持腕の折曲部に重合してボルト・ナットで連結させる。挟持具の上部重合片にボタンと係合孔とを対設し、内底面をバリヤーの切欠きに挟ませ、円筒部で半割り円筒体を挟持する。上部重合片のボタンと係合孔を係合して腕金支持枠を腕金に装着している。
これらの他にも、特開2000−316226号に係る「電柱用ブラケット」、特開2002−51684号に係る「鳥の巣作り防止装置及び鳥の巣作り防止方法」などが知られている。しかし、これら従来の営巣防止具や営巣防止装置は構造的にも複雑であり、製作コストは高く、無数にある電柱に取付けるには経済的な負担が大き過ぎる。そして、カラスの被害は何も電柱に巣を作る場合に限らず、電線に数多くのカラスが停まることで、電線に大きな張力が作用して碍子が損傷するといった問題も発生する。すなわち、カラスが電柱並びに電線に近づかないようにする忌避具が好ましい。
特開9−191815号に係る「電柱の鳥類営巣防止具」
特開平10−84841号に係る「電柱用営巣防止具」
特開2000−316226号に係る「電柱用ブラケット」
特開2002−51684号に係る「鳥の巣作り防止装置及び鳥の巣作り防止方法」
このように、カラスの被害に遭わないようにする効果的な方法は存在していない。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、電柱や電線がカラスの被害を少なくする為にカラスが電柱に巣を作ることを防止するのみならず、電柱や電線に近づかないようにすることが出来るカラスの忌避具を提供する。
本発明に係るカラスの忌避具はカラスが嫌がるような処理を行い、これを電柱や電線に取付けることが出来るように構成している。
(1)色彩
カラスが嫌がる色彩を色々なテストを行って調査したところ「黄色」、「黒色」、「赤色」であることが判明した。すなわち、白色、黒色、黄色、赤色、緑色、青色等の樹脂製プレートやネットを準備してこれらの周りに餌を置く場合、カラスが嫌がって寄り付かない生地は「黒色」、「黄色」、「赤色」である。他の色の場合には、餌を求めて近づいてくる。そこで、本発明では忌避具を目立つようにする為に、その色彩を黄色、黒色、又は赤色とし、避具の形態としては樹脂製のプレート又は樹脂製のネットが用いられる。
(2)波長
ベータ波は電子を放出解放した後にマイナスイオンとして姿を変える。マイナスイオン化された波長は約1メートルの距離にある空間のバリヤーを作り、常にマイナスイオンが放出される。又、マイナスイオンと同時に遠赤外線も放出される。カラスはこのマイナスイオンを嫌い、近づかないことがテストの結果判明した。そこで、本発明では黄色い忌避具にマイナスイオンを放出するように処理している。
(1)色彩
カラスが嫌がる色彩を色々なテストを行って調査したところ「黄色」、「黒色」、「赤色」であることが判明した。すなわち、白色、黒色、黄色、赤色、緑色、青色等の樹脂製プレートやネットを準備してこれらの周りに餌を置く場合、カラスが嫌がって寄り付かない生地は「黒色」、「黄色」、「赤色」である。他の色の場合には、餌を求めて近づいてくる。そこで、本発明では忌避具を目立つようにする為に、その色彩を黄色、黒色、又は赤色とし、避具の形態としては樹脂製のプレート又は樹脂製のネットが用いられる。
(2)波長
ベータ波は電子を放出解放した後にマイナスイオンとして姿を変える。マイナスイオン化された波長は約1メートルの距離にある空間のバリヤーを作り、常にマイナスイオンが放出される。又、マイナスイオンと同時に遠赤外線も放出される。カラスはこのマイナスイオンを嫌い、近づかないことがテストの結果判明した。そこで、本発明では黄色い忌避具にマイナスイオンを放出するように処理している。
ここで、マイナスイオンを発生させる手段は、焼成加工した高純度シリカチタンなどの超微粉末を溶融樹脂に混練して成形する。そして、成形されたプレートやネットを電線及び電線支持アーム等に取付けるが、電線や電線支持アームに巻き付けて掛架し、ストッパーで止めて外れないように固定される。ここで、該樹脂製プレートやネットの具体的な取付け方法は限定せず、固定用ストッパーの具体的な形態も限定しないことにする。
本発明に係る樹脂製プレートやネットはその色彩が黄色、黒色、又は赤色であって、カラスが嫌う色彩であることから、該プレートやネットを電線及び電線支持アーム等に掛架することで、周囲からカラスを遠ざけることが出来る。又、該樹脂製プレート及びネットからはマイナスイオンが放射されて所定の領域ではマイナスイオンのバリヤーが形成される為に、カラスが近づかないようになる。
すなわち、電柱に巣を作ることを防止するのみならず、近づかないようにする抑止効果がある。そして、本発明の樹脂製プレートやネットは製作が簡単で低コストで提供することが可能であり、又取付けも手軽である為に、無数の電柱に取付ける際の経済的な負担が軽減される。勿論、樹脂製であることから耐久性は高い。
図1は樹脂製の押出しプレートを示しているが、所定厚さで幅Mを有した長尺プレートであり、一定長さLに切断されて使われる。幅M・長さLのプレートは折り曲げられて電線に掛架され、ストッパーで止めて外れないように固定される。図2は上記プレート1を折り曲げて電線2に掛架した場合を示している使用例であり、掛架したプレート1はストッパーボタン3,3・・によって外れないように固定されている。
上記ストッパーボタン3はボタン4とボタン5との組合せで構成され、ボタン4は穴を有す脚6を延ばしてプレート1に貫通した穴に嵌り、そしてボタン5の脚7は脚6の穴に嵌入して固定される。折り曲げられて電線2に掛架したプレート1は、図2に示すように両ボタン4,5に挟み込まれた状態で固定され、該電線2からプレート1が外れ落ちることはない。
ところで、上記樹脂製のプレート1は黄色、黒色、又は赤色を呈し、そして該プレート1からはマイナスイオンが放出される。カラスは黄色、黒色、赤色を嫌うと共にマイナスイオンが放出される空間を嫌う為に、カラスは電柱に近づかないようになる。その為に、カラスは電柱に巣を作ることはなく、少なくとも巣を作る抑止効果を得ることが出来る。
電線2に取付けられた黄色いプレート1,1・・は特に遠くから良く目立つために、カラスは遠くから該プレート1が目に留まる。ところで、該プレート1からはマイナスイオンが放出するように構成されているが、例えば、高純度のシリカチタン鉱石を高熱焼成加工し、これを数回繰り返して作られる。そこで、焼成シリカチタンはセラミック状態と成り、マイナスイオンを放出するようになる。このマイナスイオンの波長はβ波長であり、人体には害がない。
β波は電子を放出した直後にマイナスイオンと成って姿を変え、マイナスイオン化された波長は半径約1mの空間のバリヤーを形成し、この空間へのカラスの進入を防止することが出来る。ところで、高温焼成加工されたシリカチタンを超微粉末化し、これを溶融樹脂に混練してプレート1が成形される。実際には、樹脂の細かい粒子にシリカチタンの超微粉末を混合した状態で溶融し、これを帯状に押出し成形する。
図3は電線2にプレート1を掛架した場合の他の実施例であり、該プレート1は2つ折りされることなく、リングストッパー8,8・・を介して吊設されている。該プレート1は前記実施例の場合と同じく、黄色、黒色、赤色の色彩を有すと共に高温焼成されたシリカチタン鉱石の超微粉末を含んでいる為に、マイナスイオンを放出することが出来るように構成している。
図4は電柱に取付けられるトランス9にプレート1を取付けた場合の実施例である。トランス9の上面10は、カラスが巣を作るに適した空間となる為に、該上面10に黄色、黒色、又は赤色のプレート1を取付けることでカラスが近づかないように成り、少なくとも巣を作ることを防止することは出来る。
ところで、本発明では、電線2に掛架する忌避具は何も上記プレート1に限定するものではなく、ネットを用いることも出来る。該ネットは糸を編んで製作することが出来るが、この糸は上記プレートと同じくその色彩を黄色、黒色、又は赤色とし、高温焼成されたシリカチタン鉱石の超微粉末を混合して溶融した樹脂が引抜き加工される。
そして、該ネットの使い方及び取付け方法は限定しないが、前記図2、図3、及び図4に示した実施例と同じような形態で使うことは可能である。ネットである為に柔軟性があり、使い方はプレート1より便利である。
1 プレート
2 電線
3 ストッパーボタン
4 ボタン
5 ボタン
6 脚
7 脚
8 リングストッパー
9 トランス
10 上面
2 電線
3 ストッパーボタン
4 ボタン
5 ボタン
6 脚
7 脚
8 リングストッパー
9 トランス
10 上面
Claims (4)
- カラスが電柱に近づくことを防止する為に用いるカラス忌避具において、樹脂製のプレートであってその色彩を黄色、黒色、又は赤色とし、内部には高純度シリカチタンなどを焼成して微粉末加工したものを混入し、表面からはマイナスイオンを放出するように構成したことを特徴とするカラスの忌避具。
- カラスが電柱に近づくことを防止する為に用いるカラス忌避具において、樹脂製のネットであってその色彩を黄色、黒色、又は赤色とし、内部には高純度シリカチタンなどを焼成して微粉末加工したものを混入し、表面からはマイナスイオンを放出するように構成したことを特徴とするカラスの忌避具。
- 上記プレートを折り曲げて電線に掛架した請求項1記載のカラスの忌避具。
- 上記ネットを折り曲げて電線に掛架した請求項2記載のカラスの忌避具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004211519A JP2006025733A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | カラスの忌避具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004211519A JP2006025733A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | カラスの忌避具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006025733A true JP2006025733A (ja) | 2006-02-02 |
Family
ID=35892780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004211519A Pending JP2006025733A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | カラスの忌避具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006025733A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016019394A (ja) * | 2014-07-10 | 2016-02-01 | 中国電力株式会社 | 腕金積雪防止具 |
-
2004
- 2004-07-20 JP JP2004211519A patent/JP2006025733A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016019394A (ja) * | 2014-07-10 | 2016-02-01 | 中国電力株式会社 | 腕金積雪防止具 |
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