JP2016019136A - タイミング制御サーバ、通信システム、通信端末、通信タイミング制御方法及びプログラム - Google Patents

タイミング制御サーバ、通信システム、通信端末、通信タイミング制御方法及びプログラム Download PDF

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【課題】通信機会を効率的かつ公平に割り当てることが出来るタイミング制御サーバを提供すること。【解決手段】本発明にかかるタイミング制御サーバ10は、アドホック通信を行う複数の通信端末を有するグループを示すアドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得する情報取得部11と、通信グループ単位に通信機会の割り当てスケジュールを生成するスケジュール生成部12と、割り当てスケジュールに関する情報を前記アドホック通信グループに属する通信端末及びそれぞれの通信グループに属する通信端末へ通知する情報通知部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明はタイミング制御サーバ、通信システム、通信端末、通信タイミング制御方法及びプログラムに関し、例えば通信端末間の通信タイミングを制御するタイミング制御サーバ、通信システム、通信端末、通信タイミング制御方法及びプログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン等、通信端末が多様化している。そのため、複数の通信端末を保持するユーザは、複数の通信端末を使用用途等に応じて使い分けることが一般的になっている。このような場合、ユーザは、通信端末毎に通信回線を契約する必要がある。例えば、携帯電話及びスマートフォンを所有するユーザは、それぞれの通信端末毎に通信事業者と通信回線を使用するための契約を行う必要がある。そのため、所有する通信端末の数が多くなるにつれて、通信回線契約料金の負担が大きくなる。さらに、M2M(Machine to Machine)通信が今後普及してきた場合、1企業もしくは1グループが管理するM2Mデバイスは多くなるため、管理するM2Mデバイス毎に必要となる通信回線契約料金の負担も大きくなる。
例えば、移動通信ネットワークに関する標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)が規定する非特許文献1には、移動通信ネットワークにおいてMTC(Machine Type Communication)デバイスを用いた通信を行うためのネットワーク構成が開示されている。MTCデバイスは、M2Mデバイスとも称される。
ここで、ユーザにおける通信回線契約料金の負担を軽減させるために、1回線契約において複数の通信端末の使用を許可するような通信サービスを提供することが考えられる。具体的には、1回線のみ契約している場合、複数の通信端末に順番に通信機会が割り当てられる。通信機会を割り当てられた通信端末が、契約している通信回線を使用することができる。このような通信サービスは、複数のユーザが1回線を共有して使用することも可能とするため、新興国等に移動通信ネットワークを普及するために、ユーザへ安価に通信回線を提供する際にも有効である。
また、移動通信ネットワークの管理負荷を低減するために、同時間に通信できる端末を制限するように通信機会を時間調整することが考えられる。移動通信ネットワークでは、通信端末と通信を行うために、通信端末のネットワーク登録情報や通信接続情報などを保持する必要がある。MTCデバイスなどが増大すると、保持する情報の管理負荷が増大するため、複数の通信端末の通信機会を時間調整することで、同時間帯に保持すべき情報量を抑制し、管理負荷を低減することが考えられる。このような制限は、複数の通信端末が1回線契約を共有して使用する形態の上で実行しても良いし、各端末がそれぞれ回線契約を結んだ携帯の上で実行しても良い。なお、以降では、複数の通信端末が1回線契約を共有する形態で説明をする。
3GPP TS 22.368 V11.3.0 (2011-09) 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Service requirements for Machine-Type Communications(MTC);Stage 1 (Release 11)
しかし、1回線契約において複数の通信端末の使用を許可するような通信サービスを提供する場合に、1回線を共有する通信端末の数が多ければ、それぞれの通信端末に割り当てられる通信機会が減少するという問題が生じる。今後、M2M通信が普及してきた場合、MTCデバイスの数も増加する。そのため、上述した問題の影響が大きくなる。
本発明の目的は、上述した問題を解決するために通信機会を効率的に割り当てることが出来るタイミング制御サーバ、通信システム、通信端末、通信タイミング制御方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかるタイミング制御サーバは、アドホック通信を行う複数の通信端末を有するグループを示すアドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得する情報取得部と、前記通信グループ単位に通信機会の割り当てスケジュールを生成するスケジュール生成部と、前記割り当てスケジュールに関する情報を前記アドホック通信グループに属する通信端末及びそれぞれの前記通信グループに属する通信端末へ通知する情報通知部と、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかる通信システムは、アドホック通信を行うアドホック通信グループに属する複数の通信端末と、前記アドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得し、前記通信グループ単位に通信機会を割り当てた割り当てスケジュールを前記複数の通信端末へ通知するタイミング制御サーバと、を備えるものである。
本発明の第3の態様にかかる通信端末は、他の通信端末とアドホック通信を行うアドホック通信部と、モバイルネットワークと通信を行うモバイルネットワーク通信部と、自装置が属するアドホック通信グループを少なくとも1つ含む複数の通信グループに対して、通信グループ単位に通信機会を割り当てた割り当てスケジュール情報を取得し、前記割り当てスケジュール情報に基づいて前記モバイルネットワーク通信部におけるモバイルネットワークとの通信を制御する通信タイミング管理部と、を備えるものである。
本発明の第4の態様にかかる通信タイミング制御方法は、アドホック通信を行う複数の通信端末を有するグループを示すアドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得し、前記通信グループ単位に通信機会の割り当てスケジュールを生成し、前記割り当てスケジュールに関する情報を前記アドホック通信グループに属する通信端末及びそれぞれの前記通信グループに属する通信端末へ通知するものである。
本発明の第5の態様にかかるプログラムは、アドホック通信を行う複数の通信端末を有するグループを示すアドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得し、前記通信グループ単位に通信機会の割り当てスケジュールを生成し、前記割り当てスケジュールに関する情報を前記アドホック通信グループに属する通信端末及びそれぞれの前記通信グループに属する通信端末へ通知することをコンピュータに実行させるものである。
本発明により、通信機会を効率的かつ公平に割り当てることが出来るタイミング制御サーバ、通信システム、通信端末、通信タイミング制御方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかるタイミング制御サーバの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信端末の構成図である。 実施の形態2にかかる割り当てスケジュールを説明する図である。 実施の形態2にかかる割り当てスケジュールを説明する図である。 実施の形態2にかかる割り当てスケジュール情報の通知処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかる割り当てスケジュール情報の通知処理の流れを示す図である。 実施の形態4にかかる割り当てスケジュールを説明する図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。はじめに、図1を用いて本発明の実施の形態1にかかるタイミング制御サーバ10の構成例について説明する。タイミング制御サーバ10は、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。タイミング制御サーバ10は、情報取得部11、スケジュール生成部12及び情報通知部13を有している。
情報取得部11は、アドホック通信を行う複数の通信端末を有するグループを示すアドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得する。アドホック通信は、複数の通信端末間において自律的に通信経路を確立する通信である。例えば、アドホック通信は、直接無線通信を行う程度に近い距離に存在する二つの通信端末間において、無線リンクを確立する。さらに、無線リンクを確立した一方の通信端末が、無線リンクを確立した通信端末と異なる通信端末と無線リンクを確立する。このようにして、アドホック通信は、通信端末間において直接無線リンクを確立していき、複数の通信端末間が通信を行う通信ネットワーク(アドホックネットワーク)を形成する。言い換えると、直接的にもしくは間接的に通信を行うことができる複数の通信端末は、1つのアドホック通信グループを形成する。
アドホック通信グループ情報は、例えば、アドホック通信グループ内において、アドホック通信を行う複数の通信端末が、共通に有する識別子であってもよい。さらに、複数のアドホック通信グループ情報が形成されている場合、それぞれのアドホック通信グループ毎に異なる識別情報が用いられる。さらに、通信端末は、アドホック通信を試みようとした結果、直接無線リンクを確立することができる通信端末が存在しない場合、アドホック通信グループを形成することはない。このような場合、1台の通信端末のみが、1つの通信グループを形成する。1台の通信端末のみからなる通信グループを、単一通信グループと称する。
1台の通信端末のみが1つの通信グループを形成する場合、通信端末は、他の通信グループと異なる通信グループ情報を有する。通信グループには、1台の通信端末のみを有する単一通信グループと、アドホック通信グループとが含まれる。さらに、通信グループ情報には、単一通信グループの単一通信グループ情報と、アドホック通信グループ情報とが含まれる。
情報取得部11は、それぞれの通信グループに含まれる通信端末から通信グループ情報を取得する。
スケジュール生成部12は、通信グループ単位に通信機会の割り当てスケジュールを生成する。それぞれの通信グループに属する全ての通信端末は、一つもしくは複数の通信回線を共用する。通信端末が、通信回線を使用する機会を通信機会とする。
割り当てスケジュールは、例えば、所定時間内に、それぞれの通信グループに割り当てる時間を定めた情報であってもよい。また、通信グループに通信機会を割り当てるとは、例えば、1つの通信回線を共用する場合、通信グループ内の1つの通信端末に通信機会を割り当てることを示す。
情報取得部11が通信グループ情報を取得することによって、スケジュール生成部12は、通信グループ数を把握することができる。スケジュール生成部12は、それぞれの通信グループに平等に通信機会を割り当ててもよく、通信グループ毎に異なる時間の通信機会を割り当ててもよい。
情報通知部13は、割り当てスケジュールに関する情報をアドホック通信グループに属する通信端末及び単一通信グループに属する通信端末へ通知する。ここで、アドホック通信グループに属する1つの通信端末に通信機会が割り当てられた場合について説明する。この場合、通信機会が割り当てられた通信端末と異なる通信端末は、アドホック通信を行うことによって、通信機会が割り当てられた通信端末に対して、データを送信する。通信機会が割り当てられた通信端末は、他の通信端末から送信されたデータを、共用する通信回線を介して送信する。
以上説明したように、図1のタイミング制御サーバ10は、通信グループ単位に通信機会を割り当てることができる。また、アドホック通信グループを形成する通信端末は、通信機会が割り当てられた通信端末へデータを送信することができる。そのため、アドホック通信グループを形成する通信端末は、自端末に通信機会が割り当てられなくとも、通信機会が割り当てられた通信端末を介して、共用する通信回線へデータを送信することができる。
アドホック通信グループに属する通信端末は、通信端末ごとに通信機会が割り当てられる場合よりも、通信グループ単位に通信機会が割り当てられたほうが、共用する通信回線へデータを送信する機会は増加する。なぜなら、アドホック通信を行わず、通信端末ごとに通信機会が割り当てられるとすると、自装置に通信機会が割り当てられた時しか、データを送信することができないからである。また、通信グループの数は、通信端末の数以下となる。そのため、単一通信グループに含まれる通信端末にとっても、通信端末ごとに通信機会が割り当てられる場合よりも、通信グループ単位に通信機会が割り当てられたほうが、特に、アドホック通信グループと単一通信グループのグループ単位の通信機会を同等に考えて割り当てる場合、共用する通信回線へデータを送信する機会は増加する。
このように、アドホック通信グループを少なくとも一つ含む複数の通信グループ単位に通信機会を割り当てることによって、通信端末単位に通信機会を割り当てる場合よりも、各通信グループに属する通信端末が、共用する通信回線へデータを送信する機会を増加させることができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図2は、タイミング制御サーバ10が、モバイルネットワーク60を介して、通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43と通信することを示している。通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43は、例えばセンサ機能を有するMTC端末(M2M端末)であってもよく、スマートフォン等を含む携帯電話端末であってもよい。通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43は、検知したデータを、モバイルネットワーク60を介してサービス提供サーバ55へ送信する。
なお、MTC端末は、例えば、自動販売機等に組み込まれ、自動販売機内の飲料数の本数情報等をサーバ装置へ送信してもよい。もしくは、MTC端末は、使用電力量を自動的に検針するスマートメータ等であってもよい。もしくは、MTC端末は、車両や航空機や列車、船に搭載され、これらにおいて検知する情報をサーバ装置へ送信してもよい。もしくは、MTC端末は、橋梁や道路、ビルディングや家屋などの構造物に設置され、構造物の状態情報等をサーバ装置へ送信してもよい。もしくは、MTC端末は、工場内の機械および機器や他の様々な環境に設置される機械および機器、その他さまざまなロボット機器に組み込まれるか設置されるかし、機械および機器の状態情報をサーバ装置へ送信してもよい。もしくは、MTC端末は、森林や海、河川などの自然環境に設置され、自然環境情報等をサーバ装置へ送信してもよい。もしくは、MTC端末は、農地や飼育動物、あるいは野生動物などに設置され、作物情報や栽培環境情報、飼育動物の体調情報や野生動物の生態情報等をサーバ装置へ送信してもよい。
モバイルネットワーク60は、例えば、移動通信事業者が管理するネットワークである。通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43は、無線通信回線を介してモバイルネットワーク60と通信する。また、通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43は、1つの無線通信回線を共用する。つまり、通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43のうち、通信機会の割り当てられた通信端末が、無線通信回線を介してモバイルネットワーク60と通信する。通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43は、割り当てられた通信機会に、サービス提供サーバ55へデータを送信する。
サービス提供サーバ55は、モバイルネットワーク60を管理する移動通信事業者とは異なる事業者が管理するネットワークに配置されてもよい。もしくは、サービス提供サーバ55は、モバイルネットワーク60内に配置されてもよい。
次に、通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43のグループ分けについて説明する。通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43は、1つの契約通信グループ50を形成する。契約通信グループ50は、例えば、移動通信事業者と契約するサービス提供事業者が管理する通信端末のグループを示している。例えば、通信端末21〜通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43は、1つのサービス提供事業者が管理する通信端末であってもよい。さらに、移動通信事業者は、契約通信グループ50毎に、1つの無線通信回線の使用を許可してもよい。あるいは、移動通信事業者は、契約通信グループ50毎に、複数の無線通信回線の使用を許可してもよい。
さらに、契約通信グループ50は、アドホック通信グループ20、アドホック通信グループ30及びアドホック通信グループ40を有している。アドホック通信グループ20は、通信端末21及び通信端末22がアドホック通信を行うグループである。
アドホック通信グループ30は、通信端末31〜通信端末35が、アドホック通信を行うグループである。アドホック通信グループ30においては、通信端末32が、通信端末31及び通信端末33と通信を行い、通信端末34が、通信端末33及び通信端末35と通信を行うことが示されている。例えば、通信端末31は、通信端末32、通信端末33及び通信端末34を介して通信端末35へデータを送信することができる。アドホック通信グループ40は、通信端末41〜通信端末43がアドホック通信を行うグループである。アドホック通信グループ40においては、通信端末41が、通信端末42及び通信端末43と通信を行うことが示されている。例えば、通信端末42は、通信端末41を介して通信端末43へデータを送信する。
タイミング制御サーバ10は、アドホック通信グループ20、アドホック通信グループ30及びアドホック通信グループ40に対して、無線通信回線を使用する通信機会を与える。言い換えると、タイミング制御サーバ10は、アドホック通信グループ20、アドホック通信グループ30及びアドホック通信グループ40に与える通信機会を調整する。なお、タイミング制御サーバ10は、モバイルネットワーク60を管理する移動通信事業者とは異なる事業者が管理するネットワークに配置されてもよい。もしくは、タイミング制御サーバ10は、モバイルネットワーク60内に配置されてもよい。
また、アドホック通信グループ20、アドホック通信グループ30及びアドホック通信グループ40は、契約通信グループ50内のサブグループと称されてもよい。
続いて、図3を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信端末21の構成例について説明する。通信端末22、通信端末31〜通信端末35、通信端末41〜通信端末43は、通信端末21と同様の構成であるため詳細な説明を省略する。
通信端末21は、アドホック通信部61、モバイルネットワーク通信部62、通信タイミング管理部63及びサブグループ情報管理部64を有している。アドホック通信部61は、通信端末22とアドホック通信を行う。アドホック通信部61は、アドホック通信を行う際のインタフェースとして用いられる。
サブグループ情報管理部64は、タイミング制御サーバ10へ送信するサブグループ情報を管理している。サブグループ情報管理部64は、通信端末21内のメモリ等に設けられてもよい。サブグループ情報は、例えば、アドホック通信グループ20を形成する通信端末において共通して用いられるサブグループ識別子、アドホック通信グループ20内のトポロジ情報、グループあるいは各通信端末で一度の通信に必要な時間情報、グループあるいは各通信端末で一度の通信に送信するデータ量情報、各通信端末の隣接する通信端末とのリンク品質情報(無線電波強度などの通信リンクの情報)、各通信端末のバッテリ残量情報、自通信端末の識別子等である。
サブグループ識別子は、例えば、アドホック通信グループ20を形成する過程において、それぞれの通信端末に通知されてもよい。例えば、具体的には、サブグループ識別子は、アドホック通信グループの形成時にグループ内で自律的に生成しても良いし、また別の具体的な手段としては、サブグループ識別子は、アドホック通信グループ形成後にグループ内の通信端末がタイミング制御サーバ10あるいは他のサブグループ識別子を割り当てるサーバと通信することで、そのサーバから割り当てられても良い。
アドホック通信グループ20内のトポロジ情報は、アドホック通信を行う通信端末がどのように接続されているかに関する情報である。言い換えると、アドホック通信グループ20内のトポロジ情報は、アドホック通信グループ20内において、どのように通信経路が形成されているかを示す情報であってもよい。
一度の通信に必要な時間情報は、例えば、通信端末21が、無線通信回線を用いて通信を行った場合、保持するデータを送信するために必要な時間に関する情報であってもよい。一度の通信に送信するデータ量情報は、例えば、通信端末21が、無線回線を用いて送信するために保持しているデータ量であってもよい。また、一度の通信に送信するデータ量は、例えば、通信端末21において送信するデータを格納するバッファサイズ等に応じて定められてもよい。
モバイルネットワーク通信部62は、割り当てられた通信機会において、モバイルネットワーク60と無線通信を行う。モバイルネットワーク通信部62は、モバイルネットワーク60を介してサービス提供サーバ55へデータを送信する。モバイルネットワーク通信部62は、モバイルネットワーク60と無線通信を行う際のインタフェースとして用いられる。モバイルネットワーク通信部62は、割り当てられた通信機会において、アドホック通信部61を介して通信端末22から送信されたデータをサービス提供サーバ55へ送信してもよい。また、図2には記載していないが、通通信端末22を経由してでしか通信できない通信端末が存在する場合、モバイルネットワーク通信部62は、割り当てられた通信機会において、該当の通信端末から通信端末22を経由して送信されたデータを、アドホック通信部61を介してサーバに送信してもよい。
また、モバイルネットワーク通信部62は、タイミング制御サーバ10において割り当てスケジュールを生成する際に用いるサブグループ情報をタイミング制御サーバ10へ送信する。モバイルネットワーク通信部62は、サブグループ情報管理部64に管理されているサブグループ情報を抽出し、抽出したサブグループ情報をタイミング制御サーバ10へ送信する。さらに、モバイルネットワーク通信部62は、通信端末21が属する契約通信グループ50に関する情報をタイミング制御サーバ10へ送信してもよい。通信端末21は、ユーザから入力された契約通信グループ50に関する情報を保持していてもよく、モバイルネットワーク60から通知された契約通信グループ50に関する情報を保持していてもよい。契約通信グループ50に関する情報は、サブグループ情報管理部64に保持されてもよい。
通信タイミング管理部63は、タイミング制御サーバ10において割り当てられた通信機会に、モバイルネットワーク通信部62にモバイルネットワーク60と通信させるように制御する。例えば、通信タイミング管理部63は、割り当てられた通信機会に、モバイルネットワーク通信部62を起動してもよい。言い換えると、通信タイミング管理部63は、割り当てられた通信機会以外のタイミングにおいては、モバイルネットワーク通信部62を停止させていてもよい。通信タイミング管理部63は、モバイルネットワーク通信部62を介して、タイミング制御サーバ10から通知された割り当てスケジュールを管理してもよい。もしくは、通信タイミング管理部63は、アドホック通信部61を介して通信端末22から送信された割り当てスケジュールを取得してもよい。この場合、通信端末22は、タイミング制御サーバ10からアドホック通信グループ20に関する割り当てスケジュールを取得しているとする。
続いて、図4を用いて、本発明の実施の形態2にかかるタイミング制御サーバ10が生成する割り当てスケジュールについて説明する。スケジュール生成部12は、それぞれの通信端末から送信されたサブグループ情報に含まれるサブグループ識別子を確認することによって、契約通信グループ50内に、アドホック通信グループ20、アドホック通信グループ30及びアドホック通信グループ40が存在することを把握する。
本図においては、スケジュール生成部12は、それぞれのアドホック通信グループに、1時間あたり20分の通信機会を割り当てていることを示している。さらに、スケジュール生成部12は、それぞれの通信端末から送信されたサブグループ識別子を確認することによって、アドホック通信グループ20に、通信端末21及び通信端末22が含まれ、アドホック通信グループ30に通信端末31〜通信端末35が含まれ、アドホック通信グループ40に通信端末41〜通信端末43が含まれることを把握する。
スケジュール生成部12は、例えば、アドホック通信グループ20に割り当てた20分の通信機会のうち、通信端末21に1回を4分とする通信機会を3回割り当て、通信端末22に通信機会を2回割り当ててもよい。以下の説明例においても、1回の通信機会を4分とする。さらに、スケジュール生成部12は、アドホック通信グループ30に割り当てた20分の通信機会のうち、通信端末31〜通信端末35にそれぞれ通信機会を1回割り当ててもよい。さらに、スケジュール生成部12は、アドホック通信グループ40に割り当てた20分の通信機会のうち、通信端末41及び通信端末42にそれぞれ通信機会を2回割り当て、通信端末43に通信機会を1回割り当ててもよい。
さらに、スケジュール生成部12は、1時間を15回の通信機会に分け、それぞれの通信端末が、無線通信回線を使用する順番を定める。例えば、スケジュール生成部12は、図5に示すように、通信端末31、通信端末21、通信端末41、通信端末32、通信端末21、通信端末41、のように、無線通信回線を使用する順番を定める。スケジュール生成部12は、アドホック通信グループ30(SG30)に属する通信端末、アドホック通信グループ20(SG20)に属する通信端末、アドホック通信グループ40(SG40)に属する通信端末の順番に、無線通信回線を使用する順番を定めている。図5に示すように通信端末に通信機会を割り当てることによって、それぞれのアドホック通信グループに平等に通信機会を割り当てている。具体的には、図5に示すようにそれぞれの通信端末に通信機会を割り当てることによって、それぞれのアドホック通信グループは、8分毎に通信機会を得ることができる。
なお、それぞれのアドホック通信グループに同程度に通信機会を割り当ててスケジュールしても良い。具体的には、図4の例では各アドホック通信グループに4分単位の通信機会が割り当てたが、例えば、各アドホック通信グループの通信機会をおおよそ同程度と見なした3分から5分程度の間で割り当てても良い。また、図5では割り当てられた各アドホック通信グループの通信機会が平等の順番で出現するようにスケジュールしたが、例えば、割り当てられた各アドホック通信グループの通信機会の出現間隔が単位時間あたりにおおよそ平均的になるようにスケジュールしても良い。通信機会の出現間隔が単位時間あたりにおおよそ平均的になるとは、例えば、ある任意のアドホック通信グループに割り当てられた全ての通信機会のスケジュールにおける各通信機会が出現する間の時間の長さの平均が、他の任意のアドホック通信グループ、あるいは他の全てのアドホック通信グループに割り当てられた全ての通信機会のスケジュールにおける各通信機会が出現する間の時間の長さの平均と同程度になることを示す。
図4において、スケジュール生成部12は、それぞれのアドホック通信グループに属する全ての通信端末に対して、通信機会を割り当てているが、例えば、アドホック通信グループ毎に1台の代表通信端末を定め、代表通信端末に通信機会を割り当てるようにしてもよい。通信機会の割り当てられていない通信端末は、アドホック通信を行うことによって、通信機会の割り当てられた代表通信端末へデータを送信する。なお、代表通信端末は、サブグループ情報をもとに定められても良い。具体的には、例えば、リンク品質が最も良い通信端末を代表通信端末としても良いし、トポロジ情報からネットワーク経路の中心に位置する通信端末を代表通信端末としても良いし、バッテリ残量が最も多い通信端末を代表通信端末としても良いし、一度の通信に必要な通信時間から最も通信時間を必要とする通信端末を代表通信端末としても良いし、一度の通信で送信するデータ量から最もデータ量が多い通信端末を代表通信端末としても良い。
スケジュール生成部12は、アドホック通信グループ毎に1台の代表通信端末に通信機会を割り当てることによって、通信機会の割り当てスケジュールを作成する負担を軽減することができる。なぜなら、スケジュール生成部12は、アドホック通信グループ内の各端末に通信機会を割り当てる処理を実行する必要がないからである。
これに対して、スケジュール生成部12が、アドホック通信グループに属する全ての通信端末に通信機会を割り当てた場合、次の効果を得ることができる。通信機会を割り当てられていない通信端末は、サービス提供サーバ55へ送信すべきデータをアドホック通信を行うことによって他の通信端末へ送信する。この時、アドホック通信は、通信端末とモバイルネットワーク60との間の通信と比較して、一般的にデータロス等の発生確率が高い。そのため、アドホック通信グループに属する全ての通信端末に通信機会を割り当てることによって、サービス提供サーバ55へ送信すべきデータを、アドホック通信を行うことなくモバイルネットワーク60を介してサービス提供サーバ55へ送信する機会を得ることができる。つまり、アドホック通信グループに属する全ての通信端末に通信機会を割り当てることによって、代表通信端末のみに通信機会が与えられる場合よりも、それぞれの通信端末におけるデータロスの発生頻度を減少させることができる。
また、図4においては、3つのアドホック通信グループに平等に通信機会を割りあてているが、それぞれの通信グループに異なる時間の通信機会を割り当ててもよい。例えば、スケジュール生成部12は、送信データ量が多い通信グループに多く通信機会を割り当ててもよい。
続いて、図6の例を用いて、本発明の実施の形態2にかかる割り当てスケジュール情報の通知処理の流れについて説明する。本図においては、通信端末をUE(User Equipment)と称して説明する。UEは、3GPPにおいて通信端末を称する用語として用いられている。UE121は、通信端末21に相当する。UE131及びUE141も、通信端末31及び通信端末41に相当する。本図においては、アドホック通信グループ毎に複数のUEが存在することを示している。また、MMEは、3GPPにおいて定められているノード装置である。MMEは、主にUEの移動管理を行う。本図は、UEが3GPPにおいて定められるシステムを用いて通信することを前提とする。さらに、複数のUEが、1つの無線通信回線を共用することを前提とする。
はじめに、UE121、UE131及びUE141を含む、それぞれのアドホック通信グループに属するすべてのUEに対して、通信機会の割り当て処理が実行される(S11)。ステップS11における通信機会の割り当て処理は、タイミング制御サーバ10へサブグループ情報を送信し、タイミング制御サーバ10から割り当てスケジュール情報を受信するための通信機会を全てのUEへ通知する処理である。例えば、ステップS11における通信機会の割り当て処理においては、全てのUEに対して平等に通信機会を割り当てても良い。ステップS11における通信機会の割り当て処理は、3GPPにおけるノード装置、例えば、MMEが、全てのUEの通信機会を管理してもよく、HSS等の他のノード装置が全てのUEの通信機会を管理してもよい。
ステップS11における具体的な処理の一例を以下に説明する。全てのUEは、電源が投入されるとMMEに対してAttach処理を行う。Attach処理は、UEが無線通信回線を介してネットワークへ接続するための処理である。UEは、一度MMEにAttach処理した際に、MMEから次回以降の通信タイミングを通知され、その後Detach処理してもよい。UEは、通知された通信タイミングに再度Attach処理してもよい。このようにして、MMEは、全てのUEに対して通信タイミングを通知してもよい。
また、すべてのUEは、実際にデータ通信を行うにあたり、MMEに対して通信接続確立処理を行う。通信接続確立処理(Service Request処理)は、実際にUEが無線通信回線を介してネットワークへデータ通信するために通信コネクションを確立する処理である。UEは、一度MMEに通信接続確立処理をした際に、MMEから次回以降の通信タイミングを通知され、その後通信接続解放処理(S1 Release処理)をしてもよい。UEは、通知された通信タイミングに再度通信接続確立処理してもよい。このようにして、MMEは、全てのUEに対して通信タイミングを通知してもよい。なお、以降では、説明の簡単のために、ステップS11ではAttach/Detachの処理を前提に通信機会の割り当て処理が行われるものとして説明する。
次に、アドホック通信グループ20に属するそれぞれのUEは、自装置が有するサブグループ情報を送信するために、MMEへSG情報通知メッセージを送信する(S12)。UEがMMEへSG情報通知メッセージを送信するタイミングは、ステップS11において通知される。次に、MMEは、それぞれのUEから送信されたSG情報通知メッセージをタイミング制御サーバ10へ送信する(S13)。
アドホック通信グループ30に属するそれぞれのUEも、アドホック通信グループ20に属するUEと同様に、MMEへSG情報通知メッセージを送信する(S14)。MMEは、SG情報通知メッセージをタイミング制御サーバ10へ送信する(S15)。アドホック通信グループ40に属するそれぞれのUEも、アドホック通信グループ20に属するUEと同様に、MMEへSG情報通知メッセージを送信する(S16)。MMEは、SG情報通知メッセージをタイミング制御サーバ10へ送信する(S17)。
次に、タイミング制御サーバ10は、それぞれのアドホック通信グループにおける通信機会を示す割り当てスケジュールを生成する(S18)。次に、タイミング制御サーバ10は、生成した割り当てスケジュールを送信するために、アドホック通信グループ20に属するそれぞれのUEへスケジュール情報通知メッセージを送信する(S19)。タイミング制御サーバ10は、ステップS11においてそれぞれの通信端末ごとに定められた通信機会に、スケジュール情報通知メッセージを送信する。さらに、タイミング制御サーバ10は、生成した割り当てスケジュールを送信するために、アドホック通信グループ30に属するそれぞれのUE、さらに、アドホック通信グループ40に属するそれぞれのUEへスケジュール情報通知メッセージを送信する(S20、S21)。なお、図6では、各UEはタイミング制御サーバ10へのSG情報の通知にMMEを経由しているが、各UEは直接にタイミング制御サーバ10にSG情報を送信しても良い。また、逆に、図6では、タイミング制御サーバ10はスケジュール情報の通知をUEに直接行っているが、MMEを経由して通知しても良い。
図6においては全てのUEがタイミング制御サーバ10に自身が保持するSG情報を通知しているが、一部のUEだけがSG情報を通知しても良い。このとき、SG情報を通知するUEは、自身の所属するサブグループの他のUEのSG情報をアドホック通信で集めて、タイミング制御サーバ10にSG情報を通知するときにまとめて通知しても良い。なおこの場合、後述するようにサブグループ内の代表UEがSG情報の通知を行っても良いし、代表UEを定めずに任意のUEがSG情報を通知しても良い。また、図6においては、タイミング制御サーバ10は、全てのUEにスケジュール情報を通知しているが、一部のUEにだけスケジュール情報を通知しても良い。このとき、タイミング制御サーバ10からスケジュール情報を取得したUEは、自身の所属するサブグループの他のUEにアドホック通信でスケジュール情報を通知しても良い。なおこの場合、後述するようにサブグループ内の代表UEがタイミング制御サーバ10からスケジュール情報の受信を行っても良いし、代表UEを定めずに任意のUEが受信をしても良い。
割り当てスケジュールを受信したUEは、割り当てスケジュールにおいて自装置に割り当てられている通信機会に、MMEへAttach処理してサービス提供サーバ55へデータを送信する。UEは、自装置に割り当てられている通信機会が終了すると、Detachして、モバイルネットワーク60との間の接続を解除する。
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかる通信システムを用いることによって、複数の通信端末を、アドホック通信を行うグループに分けることができる。さらに、タイミング制御サーバ10は、各アドホック通信グループの情報を把握して効率的にアドホック通信グループ毎に通信機会の割り当てスケジュールを生成することができる。結果、アドホック通信により各通信端末の通信機会を増加させつつ、効率的に通信機会を提供することができる。
通信端末は、アドホック通信を行うことによって、サービス提供サーバ55へ送信すべきデータを同じアドホック通信グループ内の他の通信端末へ送信することができる。その後、アドホック通信グループ内の通信端末からデータを収集した通信端末は、通信機会が割り当てられた際に、収集したデータをサービス提供サーバ55へ送信することができる。そのため、通信端末は、自装置に通信機会が割り当てられていない場合においても、通信機会が割り当てられている他の通信端末を介してデータをサービス提供サーバ55へ送信することができる。これによって、全ての通信端末に対して平等に通信機会を割り当てる場合と比較して、それぞれの通信端末が、データ送信を行う機会を増加させることができる。
また、タイミング制御サーバ10及びMMEは、異なる装置として説明したが、タイミング制御サーバ10が、モバイルネットワーク60内に配置される場合、MMEが、タイミング制御サーバ10の機能を有してもよい。つまり、MMEとタイミング制御サーバ10とは、同じ装置であってもよい。
(実施の形態3)
続いて、図7の例を用いて本発明の実施の形態3にかかる割り当てスケジュール情報の通知処理の流れについて説明する。本図のUE121は、アドホック通信グループ20における代表UEである。UE131は、アドホック通信グループ30における代表UEであり、UE141は、アドホック通信グループ40における代表UEである。代表UEは、アドホック通信グループを形成する過程において決定される。例えば、代表UEは、アドホック通信グループ内において、最初に電源が投入されたUEであってもよい。もしくは、代表UEは、直接無線リンクが設定されているUEが一番多いUEであってもよい。本図においては、ステップS31において、UE121、UE131及びUE141に対して通信機会の割り当て処理が実行される。
次に、UE121は、ステップS31において割り当てられた通信タイミングに、MMEへSG情報通知メッセージを送信する(S32)。UE121が送信するSG情報通知メッセージは、アドホック通信グループ20に属する他のUEの識別情報を含む。MMEは、UE121から送信されたSG情報通知メッセージをタイミング制御サーバ10へ送信する(S33)。UE131もUE121と同様に、ステップS31において割り当てられた通信タイミングに、MMEへSG情報通知メッセージを送信する(S34)。UE131が送信するSG情報通知メッセージは、アドホック通信グループ30に属する他のUEの識別情報を含む。MMEは、UE131から送信されたSG情報通知メッセージをタイミング制御サーバ10へ送信する(S35)。UE141もUE121と同様に、ステップS31において割り当てられた通信タイミングに、MMEへSG情報通知メッセージを送信する(S36)。UE141が送信するSG情報通知メッセージは、アドホック通信グループ40に属する他のUEの識別情報を含む。MMEは、UE141から送信されたSG情報通知メッセージをタイミング制御サーバ10へ送信する(S37)。
次に、タイミング制御サーバ10は、それぞれのアドホック通信グループにおける通信機会を示す、割り当てスケジュールを生成する(S38)。次に、タイミング制御サーバ10は、生成した割り当てスケジュールを送信するために、UE121へスケジュール情報通知メッセージを送信する(S39)。さらに、タイミング制御サーバ10は、生成した割り当てスケジュールを送信するために、UE131及びUE141へスケジュール情報通知メッセージを送信する(S40、S41)。
UE121、UE131及びUE141は、割り当てスケジュールを取得すると、アドホック通信を行うことによって、それぞれのアドホック通信グループに属するUEへ、割り当てスケジュールを送信する。
以上説明したように、本発明の実施の形態3にかかる通信システムを用いることによって、タイミング制御サーバ10は、代表UEを介して、全てのUEへ割り当てスケジュールを通知することができる。これによって、タイミング制御サーバ10がUEと通信する信号量が減少する。タイミング制御サーバ10において受信する信号量が減少するため、タイミング制御サーバ10の処理負荷を低下させることができる。さらに、UEとタイミング制御サーバ10との間のモバイルネットワーク60における信号量を減少させることができるため、モバイルネットワーク60における輻輳の発生を回避することができる。
(実施の形態4)
続いて、スケジュール生成部12における割り当てスケジュールの生成例について説明する。例えば、サービス提供サーバ55へ送信するデータ量に関する情報がサブグループ情報に含まれているとする。スケジュール生成部12は、データ量が、一度の通信機会では送信することができない程度に大きいと判定すると、同じ通信端末に対して、連続して通信機会を割り当ててもよい。例えば、スケジュール生成部12は、通信端末21のデータ量が、一度の通信機会では送信することができない程度に大きいと判定すると、図8に示すように、通信端末21に対して、連続して通信機会を割り当ててもよい。また、サービス提供サーバ55へデータを送信する際に要する時間に関する情報がサブグループに含まれている場合においても、スケジュール生成部12は、連続して通信機会を割り当てるか否かを判定してもよい。
また、スケジュール生成部12は、UEのAttach処理を減少させるように割り当てスケジュールを生成してもよい。例えば、図8の通信端末21は、通信機会が3回連続与えられる場合、それぞれの通信機会においてAttach処理を行う必要はない。つまり、通信端末21は、最初の通信機会にAttach処理を行うことによって、割り当てられた3回の通信機会の間データを送信することができる。そのため、通信端末21は、通常は3回通信機会が与えられると3回Attach処理が必要となるところ、1回Attach処理を実行すればよくなる。このように通信端末のAttach処理を減少させることによって、UE及びMMEにおけるAttach処理に伴う処理負荷を減少させることができる。
また、スケジュール生成部12は、それぞれのアドホック通信グループのトポロジ情報を用いて、通信端末に割り当てる通信機会の回数を調整してもよい。例えば、3台以上の通信端末が通信経路を形成し、アドホック通信を行っている場合について説明する。この場合に、アドホック通信が行われる通信経路の中心に位置する通信端末に通信機会が割り当てられるとする。通信経路の中心に位置する通信端末に通信機会が割り当てられると、通信機会が割り当てられなかった通信端末が、通信機会が割り当てられた通信端末へアドホック通信によってデータを送信する際のホップ数が、平均的に少なくなる。
例えば、図2のアドホック通信グループ30を用いて説明する。例えば、通信端末31は、通信端末35へデータを送信するために、4ホップの経路を経由する必要がある。これに対して、通信端末31は、通信端末33へデータを送信する際は、2ホップの経路を経由すればよい。この例からもわかるように、通信経路の中心に位置する通信端末に通信機会が多く割り当てられた場合、通信機会が割り当てられていない通信端末がアドホック通信を行う際のホップ数を減少させることができる。
アドホック通信におけるホップ数を減少させることによって、アドホック通信において発生する可能性があるデータロスを減少させることができる。
また、スケジュール生成部12は、それぞれの通信端末の通信品質に関する情報をそれぞれの通信端末から取得してもよい。通信品質は、例えば、通信端末がアドホック通信をする際に用いる電波の電波強度に関する情報であってもよく、SNR(Signal Noise Ratio:信号雑音比)やLQI(Link Quality Indicator:通信リンク品質)やdBm(電界強度)に関する情報であってもよい。スケジュール生成部12は、通信品質の良い通信端末に対して、通信機会を多く割り当てるように調整してもよい。通信品質の良い通信端末に対して、通信機会を多く割り当てることによって、通信機会が割り当てられた通信端末に対して、アドホック通信を行うことによってデータのデータロスを減少させることができる。
また、スケジュール生成部12は、それぞれの通信端末のバッテリ残量に関する情報をそれぞれの通信端末から取得してもよい。スケジュール生成部12は、バッテリ残量の多い通信端末に対して、通信機会を多く割り当てるように調整してもよい。通信機会の割り当てられた通信端末は、他の通信端末とアドホック通信を行い、さらに、モバイルネットワーク60とも通信を行う。そのため、アドホック通信のみを行う通信端末と比較して、多くの電力を消費する。そのため、バッテリ残量の少ない通信端末に対して、通信機会が多く割り当てられた場合、バッテリが枯渇してしまう。一つの通信端末のバッテリが枯渇すると、距離の離れた通信端末同士がアドホック通信を行う可能性も生じ、アドホック通信におけるデータロスも多くなる。そのため、バッテリ残量の多い通信端末に対して、通信機会を多く割り当てることによって、最適なアドホック通信のルートを保持し、通信品質を保持することができる。
また、スケジュール生成部12は、アドホック通信グループあるいは通信端末が一度の通信に必要とする通信時間、アドホック通信グループあるいは通信端末が一度の通信で送信するデータ量、アドホック通信グループのトポロジ情報、アドホック通信グループ内の通信端末の通信リンク品質、アドホック通信グループ内の通信端末のバッテリ残量などの情報のうち、複数の情報を用いて、各アドホック通信グループ及び各通信端末の通信機会の割り当てを調整しても良い。例えば、バッテリ残量が一定値以上の中で最もトポロジの中心に存在する通信端末により多くの通信機会を割り当てても良い。この場合、サブグループ情報内の各情報に、通信機会の割り当ての調整に用いる優先度が定められていても良い。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、タイミング制御サーバ10における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。)
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 タイミング制御サーバ
11 情報取得部
12 スケジュール生成部
13 情報通知部
20 アドホック通信グループ
21 通信端末
22 通信端末
30 アドホック通信グループ
31 通信端末
32 通信端末
33 通信端末
34 通信端末
35 通信端末
40 アドホック通信グループ
41 通信端末
42 通信端末
43 通信端末
50 契約通信グループ
55 サービス提供サーバ
60 モバイルネットワーク
61 アドホック通信部
62 モバイルネットワーク通信部
63 通信タイミング管理部
64 サブグループ情報管理部
121 UE
131 UE
141 UE

Claims (17)

  1. アドホック通信を行う複数の通信端末を有するグループを示すアドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得する情報取得部と、
    前記通信グループ単位に通信機会の割り当てスケジュールを生成するスケジュール生成部と、
    前記割り当てスケジュールに関する情報を前記アドホック通信グループに属する通信端末及びそれぞれの前記通信グループに属する通信端末へ通知する情報通知部と、を備えるタイミング制御サーバ。
  2. 前記割り当てスケジュールは、
    割り当てられた通信機会に、通信を許可する通信端末に関する情報を含む、請求項1に記載のタイミング制御サーバ。
  3. 前記スケジュール生成部は、
    前記アドホック通信グループに第1の通信機会と、前記第1の通信機会とは異なるタイミングである第2の通信機会とを割り当てる場合、前記第1の通信機会及び前記第2の通信機会ともに前記アドホック通信グループに属する代表通信端末の通信を許可する、請求項2に記載のタイミング制御サーバ。
  4. 前記スケジュール生成部は、
    前記アドホック通信グループに第1の通信機会と、前記第1の通信機会とは異なるタイミングである第2の通信機会とを割り当てる場合、前記第1の通信機会及び前記第2の通信機会ともに前記アドホック通信グループに属する任意の同じ通信端末の通信を許可する、請求項2に記載のタイミング制御サーバ。
  5. 前記スケジュール生成部は、
    前記アドホック通信グループに第1の通信機会と、前記第1の通信機会とは異なるタイミングである第2の通信機会とを割り当てる場合、前記第2の通信機会に通信を許可する通信端末を、第1の通信機会に通信を許可する通信端末と異なる通信端末とする、請求項2に記載のタイミング制御サーバ。
  6. 前記スケジュール生成部は、
    第1のアドホック通信グループに割り当てる第3の通信機会と、前記第3の通信機会とは異なるタイミングである第1のアドホック通信グループに割り当てる第4の通信機会との間の時間の長さと、第2のアドホック通信グループに割り当てる第5の通信機会と、前記第5の通信機会とは異なるタイミングである第2のアドホック通信グループに割り当てる第6の通信機会との間の時間の長さとを、複数の通信機会を含む単位時間あたりで平均的に同程度とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のタイミング制御サーバ。
  7. 前記情報取得部は、
    それぞれの通信グループに属する1つ以上の通信端末から、前記通信グループ情報を取得する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のタイミング制御サーバ。
  8. 前記情報取得部は、
    それぞれの通信グループにおける代表通信端末から、前記通信グループ情報を取得する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のタイミング制御サーバ。
  9. 前記スケジュール生成部は、
    前記通信グループ情報、前記アドホック通信グループのトポロジ情報、前記通信端末あるいは前記通信グループが一度の通信に必要な時間情報、前記通信端末あるいは前記通信グループが一度の通信に送信するデータ量情報、前記通信端末と隣接する他の通信端末との無線電波強度などのリンク品質情報及び前記通信端末のバッテリ残量情報、のうち少なくとも1つ以上を用いて、前記割り当てスケジュールを生成する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のタイミング制御サーバ。
  10. 前記アドホック通信グループを少なくとも1つ含む複数の通信グループのそれぞれの通信グループは、契約通信グループ内に含まれるサブグループである、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のタイミング制御サーバ。
  11. アドホック通信を行うアドホック通信グループに属する複数の通信端末と、
    前記アドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得し、前記通信グループ単位に通信機会を割り当てた割り当てスケジュールを前記複数の通信端末へ通知するタイミング制御サーバと、を備える通信システム。
  12. 他の通信端末とアドホック通信を行うアドホック通信部と、
    モバイルネットワークと通信を行うモバイルネットワーク通信部と、
    自装置が属するアドホック通信グループを少なくとも1つ含む複数の通信グループに対して、通信グループ単位に通信機会を割り当てられた割り当てスケジュール情報を取得し、前記割り当てスケジュール情報に基づいて前記モバイルネットワーク通信部におけるモバイルネットワークとの通信を制御する通信タイミング管理部と、を備える通信端末。
  13. 前記通信タイミング管理部は、
    自装置が属するアドホック通信グループの通信機会を割り当てられた割り当てスケジュール情報を取得して、前記アドホック通信部によるアドホック通信で、自装置が属するアドホック通信グループの他の通信端末に取得した割り当てスケジュール情報を送信する、請求項12に記載の通信端末。
  14. 自装置が属するアドホック通信グループのアドホック通信グループ情報を、前記モバイルネットワーク通信部による通信で外部のサーバに送信するグループ情報管理部、を備える請求項12または13に記載の通信端末。
  15. 前記グループ情報管理部は、
    自装置が属するアドホック通信グループの他の通信端末が持つアドホック通信グループ情報を、前記アドホック通信部によるアドホック通信で取得し、取得したアドホック通信グループ情報を、前記モバイルネットワーク通信部による通信で外部のサーバに送信する、請求項14に記載の通信端末。
  16. アドホック通信を行う複数の通信端末を有するグループを示すアドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得し、
    前記通信グループ単位に通信機会の割り当てスケジュールを生成し、
    前記割り当てスケジュールに関する情報を前記アドホック通信グループに属する通信端末及びそれぞれの前記通信グループに属する通信端末へ通知する通信タイミング制御方法。
  17. アドホック通信を行う複数の通信端末を有するグループを示すアドホック通信グループ情報を少なくとも1つ含む複数の通信グループ情報を取得し、
    前記通信グループ単位に通信機会の割り当てスケジュールを生成し、
    前記割り当てスケジュールに関する情報を前記アドホック通信グループに属する通信端末及びそれぞれの前記通信グループに属する通信端末へ通知することをコンピュータに実行させるプログラム。
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