JP2016116194A - 通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アドホック通信を行う複数の通信装置において、モバイル通信を行う通信装置を決定する際に、不要な通信を行うことがないように通信装置を決定することができる通信装置を提供すること。【解決手段】本発明にかかる通信装置10は、アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれる通信装置であって、第1の送信データを生成するデータ生成部11を有する。第1の送信データが、アドホック通信グループ内の他の通信装置において生成された第2の送信データとともにサーバ装置1へ送信される場合に、第1の送信データを送信する第1の期間及び第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、自装置及び第2の送信データを生成した他の通信装置を、第1の送信データ及び第2の送信データをサーバ装置1へ送信する候補として決定する候補決定部12をさらに備えるものである。【選択図】図1

Description

本発明は通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムに関し、例えばアドホック通信を行う通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムに関する。
近年、M2M(Machine to Machine)端末を用いて、大量のデータを収集する通信ネットワークの構築が検討されている。M2M端末は、例えば、自律的に通信を開始して、センサデータ等のデータをサーバ装置等へ送信する端末である。また、ネットワークと通信を行うために必要なモバイル通信機能に加えて、M2M端末間において通信を行うために用いられるアドホック通信機能を備えるM2M端末が存在する。このようなM2M端末として、例えば、ITS(Intelligent Transport Systems)車載器、スマートメータ等があげられる。また、スマートフォンやメッシュネットワークのゲートウェイをM2M端末として用いてもよい。
非特許文献1には、モバイル通信の機能を備えた複数台のゲートウェイ同士がアドホック通信によるメッシュネットワークを構成する通信システムが開示されている。非特許文献1の通信システムでは、一部のゲートウェイがLTE(Long Term Evolution)/Wimax(登録商標)(Worldwide Interoperability for Microwave Access)のモバイル通信を行うことで、メッシュネットワークで接続する他のゲートウェイ及びそのゲートウェイ配下の通信端末は、モバイル通信を行うゲートウェイを介して、インターネット上のサーバと通信を行うことができる。
"メッシュ接続対応コグニティブ無線ルータ"を用いた無線通信インフラを構築,情報通信研究機構プレスリリース,平成25年5月28日
非特許文献1に開示されているゲートウェイは、他のゲートウェイとアドホック通信を行うとともに、インターネット上のサーバと、携帯電話回線等を介したモバイル通信を行う必要がある。そのため、インターネット上のサーバと通信するゲートウェイは、消費電力の負担が大きくなる。また、携帯電話回線を使用することによって通信費用が発生する場合、インターネット上のサーバと通信するゲートウェイは、通信費用を負担しなければならない。そのため、アドホック通信を行う複数のゲートウェイにおいて、モバイル通信を行うゲートウェイを固定しないことが望ましい。
しかし、非特許文献1に開示されている通信システムにおいては、インターネット上のサーバと通信するゲートウェイをどのように決定するかについて記載されていない。ここで、インターネット上のサーバと通信するゲートウェイを公平に選択するために、例えば、所定の時間ごとに順番にインターネット上のサーバと通信するゲートウェイを変更することも考えられる。しかし、インターネット上のサーバと通信するゲートウェイを順番に変更した場合、自ゲートウェイおよび配下の通信端末において送信すべきデータが存在しない場合にも、他のゲートウェイの通信を負担するために、インターネット上のサーバと通信する必要が生じ、本来であれば不要な通信を行わなければならないという問題がある。また、各ゲートウェイにおけるインターネット上のサーバとの通信を望む機会が異なる場合、順番にインターネット上のサーバと通信するゲートウェイを変更するだけでは、少ない通信機会しか発生させないゲートウェイが多くの通信機会を発生させるゲートウェイの通信を負担しなければならず、少ない通信機会しか発生させないゲートウェイに本来不要な通信の負担がかかる問題がある。
本発明の目的は、アドホック通信を行う複数の通信装置において、モバイル通信を行う通信装置を決定する際に、不要な通信を行うことがないように通信装置を決定することができる通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる通信装置は、アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれる通信装置であって、第1の送信データを生成するデータ生成部と、前記第1の送信データが、前記アドホック通信グループ内の他の通信装置において生成された第2の送信データとともにサーバ装置へ送信される場合に、前記第1の送信データを送信する第1の期間及び前記第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、自装置及び前記第2の送信データを生成した前記他の通信装置を、前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する候補として決定する候補決定部と、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかる通信システムは、アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれる複数の通信装置を有する通信システムであって、前記アドホック通信グループに含まれる第1の通信装置において生成された第1の送信データと、前記アドホック通信グループに含まれる第2の通信装置において生成された第2の送信データとがまとめてサーバ装置へ送信される場合に、前記第1の送信データを送信する第1の期間及び前記第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置を、前記前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する候補として決定する候補決定手段と、を備えるものである。
本発明の第3の態様にかかる通信方法は、アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれる通信装置において実行される通信方法であって、第1の送信データを生成し、前記第1の送信データが、前記アドホック通信グループ内の他の通信装置において生成された第2の送信データとともにサーバ装置へ送信される場合に、前記第1の送信データを送信する第1の期間及び前記第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、自装置及び前記第2の送信データを生成した前記他の通信装置を、前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する候補として決定するものである。
本発明の第4の態様にかかるプログラムは、アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれるコンピュータ装置に実行させるプログラムであって、第1の送信データを生成し、前記第1の送信データが、前記アドホック通信グループ内の他の通信装置において生成された第2の送信データとともにサーバ装置へ送信される場合に、前記第1の送信データを送信する第1の期間及び前記第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、自装置及び前記第2の送信データを生成した前記他の通信装置を、前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する候補として決定することをコンピュータに実行させるものである。
本発明により、アドホック通信を行う複数の通信装置において、モバイル通信を行う通信装置を決定する際に、不要な通信を行うことがないように通信装置を決定することができる通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信装置の構成図である。 実施の形態2にかかる代表通信装置が、サーバへまとめて送信データを送信する動作を説明する図である。 実施の形態2にかかる代表通信装置が、サーバへまとめて送信データを送信する動作を説明する図である。 実施の形態2にかかるデータ送信処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるサーバへデータを送信する処理の流れの図である。 実施の形態3にかかるサーバへデータを送信する処理の流れの図である。 実施の形態4にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態5にかかる連携グループの生成処理の流れを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、サーバ1、通信装置10及び通信装置20を有している。サーバ1は、メモリに格納されているプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって動作するコンピュータ装置等であってもよい。サーバ1は、アプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバであってもよい。さらに、サーバ1は、クラウドネットワークに配置されるクラウドサーバであってもよい。
通信装置10及び通信装置20は、アドホック通信を行うアドホック通信グループを形成する。アドホック通信には、例えば、無線LAN(Local Area Network)通信もしくは無線LAN以外の近距離無線通信が用いられてもよい。近距離無線通信は、例えば、Prose(Proximity-based services)、Zigbee(登録商標)、DSRC(Dedicated Shot Range Communications)もしくはBluetooth(登録商標)等であってもよい。アドホック通信は、ローカル通信と称されてもよい。
通信装置10及び通信装置20は、M2M端末もしくはMTC(Machine Type Communication)端末であってもよく、スマートフォン、モバイルルータもしくは無線LAN通信において用いられるアクセスポイント等であってもよい。また、通信装置10及び通信装置20は、固定電話であってもよい。M2M端末及びMTC端末は、サーバ装置もしくは他の通信装置との間において、ユーザから入力される情報によらず自律的に通信を行う装置である。通信装置20は、通信装置10と同様の構成であるため、下記においては、主に通信装置10の構成例について説明する。
通信装置10は、データ生成部11及び候補決定部12を有している。データ生成部11は、サーバ1へ送信するための送信データを生成する。通信装置10は、例えば、モバイル通信もしくは固定電話通信を用いて、送信データをサーバ1へ送信する。モバイル通信は、例えば、移動通信事業者が提供する無線通信回線を用いる通信である。
送信データは、例えば、通信装置10が定期的に検出しているセンサ情報もしくは統計情報等であってもよい。センサ情報は、例えば、温度情報、湿度情報等、通信装置10の周囲の環境に関する情報であってもよい。統計情報は、例えば、所定期間内に使用した水の量もしくは電気の量等であってもよく、通信装置10は、水道メータや電気メータ、ガスメータから統計情報を収集してもよい。また、統計情報は、例えば、通信装置10が自動販売機に備えられている場合、自動販売機内において販売している製品に関する情報等であってもよい。
また、通信装置20においても、通信装置10と同様に送信データを生成する。通信装置10及び通信装置20において生成された送信データは、通信装置10あるいは通信装置20によりまとめてサーバ1へ送信される。
データ生成部11において生成された送信データには、送信される期間T1が定められている。また、通信装置20において生成された送信データには、送信される期間T2が定められている。候補決定部12は、期間T1と期間T2とにおいて重複する期間が存在する場合、通信装置10及び通信装置20を、データ生成部11において生成された送信データ及び通信装置20において生成された送信データをまとめてサーバ1へ送信する候補として決定する。
期間T1は、例えば、送信データが生成されてから何秒後まで、というように予め定められていてもよい。また、期間T1は、生成した送信データの内容に応じて異なる期間が定められてもよい。また、期間T1は、通信装置10において送信データを一時的に格納するバッファの容量に応じて定められてもよい。期間T2についても、期間T1と同様である。
以上説明したように、通信装置10が送信データを送信する第1の期間と通信装置20が送信データを送信する第2の期間とが重複する期間が存在する場合に、通信装置10及び通信装置20を、サーバ1へ送信データを送信する候補として決定することができる。つまり、アドホック通信グループ内において、実際に送信すべき送信データを有する通信装置の中からサーバ1へ送信データを送信する通信装置を選択するができる。そのため、送信すべき送信データが存在しない通信装置が、他の通信装置において生成された送信データをサーバ1へ送信することがなくなる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信装置10の詳細な構成例について説明する。通信装置10は、アドホック通信機能部15及びWAN通信部16を有している。アドホック通信機能部15は、データ生成部11、候補決定部12、アドホック通信部13及び選択部14を有している。図2のデータ生成部11及び候補決定部12は、図1のデータ生成部11及び候補決定部12と同様であるため詳細な説明を省略する。
アドホック通信部13は、データ生成部11において送信データが生成されると、生成された送信データの送信される期間(以下、送信期間と称する)に関する情報をアドホック通信グループ内の他の通信装置へ送信する。アドホック通信グループは、2台以上の通信装置によって形成される。アドホック通信グループは、全てM2M端末、といったように、全て同一種別の通信装置によって形成されてもよく、M2M端末及びスマートフォン、といったように、異なる種別の通信装置によって形成されてもよい。
アドホック通信グループは、それぞれの通信装置が、自装置の電源がON状態になった際に周辺に存在する他の通信装置との間においてアドホック通信を行うことによって形成されてもよい。もしくは、アドホック通信グループは、それぞれの通信装置を操作するユーザから指示情報が入力されることによって形成されてもよい。
送信期間は、データ生成部11において生成された送信データについて、遅延させることを許容する時間に基づいて定められる。遅延は、例えば、データ生成部11が送信データを生成してから、サーバ1が送信データを受信するまでの時間であってもよい。
アドホック通信部13は、他の通信装置から送信された他の通信装置において生成された送信データの送信期間に関する情報を受信する。アドホック通信部13は、アドホック通信グループ内の通信装置において生成された送信データの送信期間に関する情報を候補決定部12へ出力する。アドホック通信グループ内の通信装置には、通信装置10が含まれていてもよい。さらに、アドホック通信部13は、後述する代表通信装置に対して、データ生成部11において生成された送信データを送信する。
候補決定部12は、複数の通信装置における送信期間に関する情報を受け取ると、複数の送信期間において、重複する送信期間が存在するか否かを判定する。候補決定部12において重複する送信期間が存在するか否かを判定するために、複数の通信装置における送信期間に関する情報を受け取る期間は、予め定められてもよい。例えば、候補決定部12は、データ生成部11において生成された送信データに関する送信期間内に受け取った送信期間に関する情報について、重複する送信期間が存在するか否かを判定してもよい。さらに、データ生成部11において送信データが生成される前に、他の通信装置から送信期間に関する情報を受け取った場合、送信期間の満了時刻がまだ来ていない中で、最初に他の通信装置から受け取った送信期間を、重複する送信期間が存在するか否かを判定するために複数の通信装置から送信期間に関する情報を受け取る期間としてもよい。もしくは、データ生成部11において送信データが生成される前に、他の通信装置から送信期間に関する情報を受け取った場合、送信期間の満了時刻がまだ来ていない中で、最も早くに満了時刻が来る送信期間を、重複する送信期間が存在するか否かを判定するために複数の通信装置から送信期間に関する情報を受け取る期間としてもよい。もしくは、データ生成部11において生成された送信データに関する送信期間もしくは他の通信装置から受け取った送信期間よりも短い期間を、重複する送信期間が存在するか否かを判定するために複数の通信装置から送信期間に関する情報を受け取る期間としてもよい。
候補決定部12は、重複する送信期間を有する複数の通信装置を、通信装置10及び他の通信装置において生成された送信データをまとめてサーバ1へ送信する通信装置の候補として決定する。候補決定部12は、候補となる通信装置に関する情報を選択部14へ出力する。
選択部14は、候補となる複数の通信装置の中から、アドホック通信グループ内のそれぞれの通信装置において生成された送信データをまとめて送信する代表通信装置を選択する。選択部14は、代表通信装置として、例えば、送信期間の満了を最も早く迎える送信データを生成した通信装置を選択してもよい。この場合、選択部14は、アドホック通信部13から出力される各通信装置における送信期間に関する情報のみを用いることによって、代表通信装置を選択することができる。
また、選択部14は、代表通信装置として、候補となる複数の通信装置のうち、電池残量の最も多い通信装置を選択してもよい。この場合、アドホック通信部13は、アドホック通信グループ内の通信装置から、送信期間に関する情報とともに、電池残量に関する情報を取得する。アドホック通信部13は、取得した電池残量に関する情報を候補決定部12へ出力する。電池残量の最も多い通信装置を代表通信装置として選択することによって、モバイル通信等を行っている最中に、電池残量がなくなる通信装置が発生する可能性を低くすることができる。そのため、各通信装置において生成された送信データを、サーバ1へ確実に送信することができる可能性を高めることができる。また、電池残量の最も多い通信装置を代表通信装置として選択することによって、長期的にみると各通信装置の電池残量の減少が均一になりやすいため、一部の通信装置だけが早期に電池枯渇することがなくなり、全通信装置が駆動できる期間を長くできる。
また、選択部14は、代表通信装置として、候補となる複数の通信装置のうち、モバイル通信回線の通信品質が最も良好な通信装置を選択してもよい。この場合、アドホック通信部13は、アドホック通信グループ内の通信装置から、送信期間に関する情報とともに、モバイル通信回線の通信品質に関する情報を取得する。モバイル通信回線の通信品質に関する情報は、例えば、それぞれの通信装置において測定されたCQI(Channel Quality Indication)であってもよく、通信装置においてモバイル通信回線を使用した際のスループットに関する情報等であってもよい。モバイル通信回線の通信品質が最も良好な通信装置を代表通信装置として選択することによって、各通信装置において生成された送信データを、サーバ1へ確実に送信することができる可能性を高めることができる。
また、選択部14は、候補となる通信装置が3台以上存在する場合、候補となる通信装置間における通信の効率性に基づいて代表通信装置を選択してもよい。例えば、選択部14は、それぞれの通信装置を仮の代表通信装置として選択した場合において、他の通信装置から仮の代表通信装置までのホップ数の総和を算出する。この時、ホップ数の総和が最小となる場合におけるケースの仮の代表通信装置を、代表通信装置として選択してもよい。アドホック通信におけるホップ数が少なくなるように代表通信装置を選択することによって、アドホック通信グループ内における通信量を低減させることができる。また、ホップ数が少なくなることより、アドホック通信中のパケット損失機会が減少するため、各通信装置において生成された送信データを、代表通信装置に確実に送信することができる可能性を高めることができる。
なお、上述した代表通信装置を選択するための、各通信装置の電池残量に関する情報、モバイル通信回線の通信品質に関する情報、仮の代表通信を設定した際のホップ数の情報などは、送信期間の情報を送受信するときに送信期間の情報と併せて送受信されても良いし、あるいはそれとは別に、定期的な送受信によりあらかじめ交換されても良い。
WAN通信部16は、選択部14において、通信装置10が代表通信装置として選択された場合、データ生成部11において生成された送信データ及び他の通信装置から送信された送信データを、モバイル通信等を用いて、サーバ1へ送信する。
WAN通信部16は、複数の送信データをまとめてサーバ1へ送信する場合、アプリケーションデータとして、送信データを生成した通信装置を識別する識別子を設定し、サーバ1へ送信データをまとめて送信した通信装置を識別する識別子を設定してもよい。これにより、サーバ1は、物理層もしくはデータリンク層等の下位レイヤの情報を解析することなく、アプリケーションデータを用いて、データの生成元通信装置及びモバイル通信を用いてデータを送信してきた通信装置を識別することができる。
また、WAN通信部16は、複数の送信データをまとめてサーバ1へ送信する場合、TCP/IPヘッダもしくはアプリケーションヘッダ等を圧縮してもよい。
選択部14において、通信装置10とは異なる他の通信装置が代表通信装置として選択された場合、データ生成部11において生成された送信データは、アドホック通信部13を介して代表通信装置へ送信される。
WAN通信部16は、他の通信装置から送信された送信データを一時的に格納するためのバッファを有してもよい。この場合、他の通信装置から任意のタイミングに送信された送信データをバッファに格納し、モバイル通信を行うタイミングに、バッファに格納された送信データ及びデータ生成部11において生成された送信データをサーバ1へ送信してもよい。そのため、アドホック通信グループ内の通信装置は、代表通信装置へ送信データを送信するタイミングとして任意のタイミングを定めることができる。ただし、候補となる通信装置において定められている送信期間のうち、最も早く送信期間が満了する期間内に、送信データを代表通信装置へ送信する必要がある。
また、WAN通信部16がバッファを有さない場合、WAN通信部16は、モバイル通信を行うタイミングに、他の通信装置から送信された送信データを受信し、受信した送信データ及びデータ生成部11において生成された送信データをサーバ1へ送信する。このように、アドホック通信グループ内の通信装置が、代表通信装置へ送信データを送信するタイミングを、代表通信装置がモバイル通信を行うタイミングに定めてもよい。これにより、各通信装置において、送信データを一時的に格納するためのバッファを設ける必要がなくなる。
ここで、図3を用いて、代表通信装置が、サーバ1へまとめて送信データを送信する動作について説明する。図3においては、通信装置10、通信装置20、通信装置30及び通信装置40がアドホック通信グループを形成しているとする。図3は、サーバ1、通信装置10、通信装置20、通信装置30及び通信装置40が共通の時間軸を有し、右方向に進むにつれて時間が経過していることを示している。
通信装置10は、送信データを生成すると、送信期間に関する情報を通信装置20、通信装置30及び通信装置40へ送信する。ここでは、通信装置10において生成された送信データの送信期間は、t1とする。図3においては、送信期間に関する情報の送信は、点線の矢印にて示されている。通信装置20、通信装置30及び通信装置40も、送信データを生成すると、送信期間に関する情報を他の通信装置へ送信する。
図3においては、送信期間t1、送信期間t2及び送信期間t3が、重複する送信期間を有する。そのため、通信装置10、通信装置20及び通信装置30が、候補となる通信装置として決定される。さらに、送信期間t1、送信期間t2及び送信期間t3のうち、送信期間t1が最も早く満了する。送信期間が最も早く満了する送信データを有する通信装置を代表通信装置とする場合、通信装置10が、代表通信装置として選択される。また、通信装置10は、送信期間t1の満了時にモバイル通信を用いて送信データをサーバ1へ送信する。通信装置20及び通信装置30は、通信装置10が送信データを送信するタイミングに、送信データを通信装置10へ送信する。なお、図3においては、通信装置間の送信データの送受信は実線の矢印にて示されている。これによって、通信装置10は、通信装置20及び通信装置30において生成された送信データ及び自装置において生成した送信データをまとめてサーバ1へ送信する。
ここで、通信装置40は、送信期間t4とする送信データを生成したとする。しかし、送信期間t4の間に、他の通信装置は、送信データを生成していないとする。この場合、送信期間t4は、他の送信データにおける送信期間と重複する送信期間が無い。そのため、通信装置40は、代表通信装置として、送信期間t4の満了時に、送信データをサーバ1へ送信する。
続いて、図4を用いて代表通信装置が送信データをサーバへ送信するときの通信接続の維持時間中に新たな通信装置が送信データを生成した場合の動作について説明する。通信装置10、10、30の送信期間が重複し、互いに候補となる通信装置として決定された後に、例えば通信装置10が代表通信装置として選択される。通信装置10は通信装置20、30の送信データを受け取り、自装置の送信データとともにサーバへ送信する。このとき、代表通信装置10は即座に通信接続を切断せずに、ある一定期間だけ通信接続を維持することがある。具体的には、例えば、モバイル通信においてはIAタイマ(In Activityタイマ)期間中はモバイルコネクション(RRCコネクティッド状態)を維持する。図4では、代表通信装置10が通信接続を維持している期間中(コネクション維持期間t5)に通信装置40が送信データを生成し、送信データの送信期間に関する情報を通信装置10、20、30に送信する。コネクション維持期間t5に通信装置40から送信期間に関する情報を受信した代表通信装置10は、通信装置40から送信データを受け取り、送信データをサーバへ送信する。なお、通信装置40から送信期間に関する情報を代表通信装置10が受信したとき、代表通信装置10はすでに自装置が代表通信装置となり通信接続を維持していることを通信装置40に通知しても良い。
続いて、図5を用いて本発明の実施の形態2にかかるデータ送信処理の流れについて説明する。図5においては、通信装置10が送信データとしてセンサ情報を検出する場合の処理の流れについて説明する。はじめに、データ生成部11は、センサ情報を検出する(S11)。次に、アドホック通信部13は、予め形成されているアドホック通信グループ内の他の通信装置へ、検出したセンサ情報の送信期間に関する情報を送信する(S12)。アドホック通信部13は、送信期間に関する情報をブロードキャストすることによって他の通信装置へ送信してもよく、通信装置毎に個別に送信してもよい。
次に、候補決定部12は、ステップS11において検出したセンサ情報の送信期間内に他の通信装置から送信期間に関する情報を受信した場合、送信期間に関する情報を送信してきた通信装置を、候補となる通信装置として決定する。候補決定部12は、ステップS11において検出したセンサ情報の送信期間よりも短い期間を指定してもよい。候補決定部12は、指定された期間内に他の通信装置から送信期間に関する情報を受信した場合、送信期間に関する情報を送信してきた通信装置を、候補となる通信装置として決定してもよい。
次に、選択部14は、候補となる通信装置の中から、代表通信装置を選択する。ここで、選択部14は、自装置である通信装置10を代表通信装置として選択したか否かを判定する(S14)。選択部14が、通信装置10を代表通信装置として選択したと判定した場合、アドホック通信部13は、アドホック通信グループ内の他の通信装置から送信されるセンサ情報を受信する(S15)。選択部14が、通信装置10とは異なる他の通信装置を代表通信装置として選択したと判定した場合、アドホック通信部13は、代表通信装置として選択された他の通信装置へセンサ情報を送信する(S16)。なお、S14において、選択部14が通信装置10を代表通信装置として選択した場合、アドホック通信部13は、アドホック通信グループ内の他の通信装置に、自装置が代表通信装置になることを明示的に通知するための情報を送信しても良い。
なお、図5では、S14で代表通信装置が決定した後に代表通信装置と他の通信装置間で送信データ(センサ情報)を送受信する(S15およびS16)が、S14で代表通信装置が決定する以前に各通信装置間で送信データを送受信しても良い。例えば、S12において他の通信装置に送信期間に関する情報を送信する時に、併せて送信データを送信しても良い。また、例えば、送信期間内の任意のタイミングで他の通信装置に送信データを送信しても良い。このように代表通信装置が決定する以前に他の通信装置の送信データを取得する場合、S14で自装置を代表通信装置として選択しなかった場合には、その装置においては、すでに受信していた他の通信装置の送信データを破棄しても良い。
候補決定部12は、ステップS13において、他の通信装置から送信期間に関する情報が送信されてこなかった場合、自装置のみを候補となる通信装置として決定してもよい。
続いて、図6を用いて本発明の実施の形態2にかかるサーバへデータを送信する処理の流れについて説明する。
はじめに、通信装置10は、センサ情報を検出する(S21)。次に、通信装置10は、通信装置20及び通信装置30へ、検出したセンサ情報の送信期間に関する情報を送信する(S22、S23)。次に、通信装置20が、センサ情報を検出する(S24)。次に、通信装置20は、通信装置10及び通信装置30へ、検出したセンサ情報の送信期間に関する情報を送信する(S25、S26)。次に、通信装置30が、センサ情報を検出する(S27)。次に、通信装置30は、通信装置10及び通信装置20へ、検出したセンサ情報の送信期間に関する情報を送信する(S28、S29)。
次に、互いに送信期間に重複があると判断した場合、通信装置10は、自装置と、送信期間に関する情報を送信してきた通信装置20及び通信装置30とを、センサ情報をまとめてサーバ1へ送信する候補となる装置として決定する(S30)。通信装置20及び通信装置30においても、ステップS30と同様に、通信装置10、通信装置20及び通信装置30を、センサ情報をまとめてサーバ1へ送信する候補となる装置として決定する(S31、S32)。
続いて、通信装置10は、候補となる通信装置の中から代表通信装置を選択する(S33)。通信装置10は、代表通信装置として、例えば、送信期間の満了が最も早く迎える通信装置を選択してもよい。もしくは、通信装置10は、他の基準を用いて代表通信装置を選択してもよい。通信装置20及び通信装置30も、通信装置10と同様に候補となる通信装置の中から代表通信装置を選択する(S34、S35)。ステップS34及びS35において、通信装置20及び通信装置30は、通信装置10と同じ基準を用いて代表通信装置を選択する。このように、通信装置10、通信装置20及び通信装置30が同じ基準を用いて代表通信装置を選択することによって、通信装置10、通信装置20及び通信装置30において同一の代表通信装置が選択される。ここでは、通信装置10が、代表通信装置として選択されたとする。なお、通信装置10は、ステップS33で代表通信装置に選択された後に、通信装置20および通信装置30に対して、自装置が代表通信装置に選択されたことを明示するために、選択されたことを示す情報を送信しても良い。
次に、通信装置20は、ステップS24において検出したセンサ情報を通信装置10へ送信する(S36)。さらに、通信装置30は、ステップS27において検出したセンサ情報を通信装置10へ送信する(S37)。通信装置10は、通信装置20及び通信装置30から送信されたセンサ情報を、一時的にバッファへ格納する。ステップS21において生成されたセンサ情報も、バッファへ格納されてもよい。
次に、通信装置20は、サーバ1と通信を行うためにモバイル通信を開始する(S38)。例えば、通信装置20は、通信事業者が管理する基地局との間においてモバイル通信回線を設定する。次に、通信装置20は、ステップS21において生成したセンサ情報及び、バッファへ格納されているセンサ情報を、モバイル通信回線を介してサーバ1へ送信する(S39)。
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかる通信装置10を用いることによって、アドホック通信グループ内の複数の通信装置において、送信データを生成した通信装置を、モバイル通信を用いてまとめてデータを送信する候補として決定することができる。これによって、送信すべきデータを保持しない通信装置が、モバイル通信を用いてまとめてデータを送信することを回避することができる。
さらに、代表通信装置が、他の通信装置において生成された送信データをまとめてサーバ1へ送信することによって、ネットワークと通信を行う通信装置を減少させることができる。これによって、ネットワーク側の処理負担を軽減させることができる。
(実施の形態3)
続いて、図7を用いて本発明の実施の形態3にかかるサーバへデータを送信する処理の流れについて説明する。図7のステップS41〜S55は、図6のステップS21〜S35と同様であるため詳細な説明を省略する。
図7においては、ステップS53〜S55において、通信装置10が、代表通信装置と決定された場合に、通信装置10は、モバイル通信を開始する(S56)。次に、通信装置20及び通信装置30は、同一のタイミングにセンサ情報を通信装置10へ送信する(S57、S58)。
次に、通信装置10は、ステップS41において検出したセンサ情報と、ステップS57及びS58において送信されたセンサ情報とを、まとめてサーバ1へ送信する(S59)。
なお、図7において、各通信装置は候補通信装置決定の処理(S50、S51およびS52)を行う以前、あるいは代表通信装置選択の処理(S53、S54、S55)を行う以前に自装置のセンサ情報を他の通信装置に送信しても良い。例えば、通信装置10は、ステップS42およびステップS43で通信装置20および通信装置30に許容遅延時間情報を送信する際に、併せてセンサ情報を送信しても良い。通信装置20および通信装置30においても同様に、他の通信装置に対して許容遅延時間情報を送信する際に併せてセンサ情報を送信しても良い。この場合、ステップS53、ステップS54およびステップS55の代表通信装置決定処理において代表通信装置とならなかった通信装置20および通信装置30は、ステップS54およびステップS55の後にすでに受信していた他の通信装置のセンサ情報を破棄しても良い。
以上説明したように、図7においては、代表通信装置である通信装置10がモバイル通信を開始した後に、通信装置20及び通信装置30から送信されたセンサ情報を受信する。あるいは、各通信装置は候補通信装置決定の処理や代表通信装置選択の処理を行う以前に各通信装置のセンサ情報を送受信する。すると、通信装置10は、モバイル通信を用いて通信する準備ができているため、通信装置20及び通信装置30から送信されたセンサ情報を即座にサーバ1へ送信することができる。そのため、通信装置10は、通信装置20及び通信装置30から送信されたセンサ情報を一時的に格納するためのバッファを有する必要がない、もしくは、少ない容量のバッファを用いることでよい。
(実施の形態4)
続いて、図8を用いて本発明の実施の形態4にかかる通信システムの構成例について説明する。図8の通信システムは、通信装置50、通信装置60、プロキシ装置70、及びアプリケーションサーバ80〜82を有している。
通信装置50は、WAN通信部51、アドホック通信機能部52及びアプリケーション53〜55を有している。WAN通信部51及びアドホック通信機能部52は、アプリケーション53〜55に共通に用いられるミドルウェアとして構成される。また、WAN通信部51及びアドホック通信機能部52は、共通プラットフォームとして構成されてもよく、例えば、共通プラットフォームは、M2Mプラットフォームと称されてもよい。
アプリケーション53は、例えば、アプリケーションサーバ80において提供されるアプリケーションを実行するために用いられる。例えば、アプリケーション53は、アプリケーションサーバ80へ送信するための送信データを生成してもよい。アプリケーション54は、例えば、アプリケーションサーバ81において提供されるアプリケーションを実行するために用いられてもよく、アプリケーション55は、アプリケーションサーバ82において提供されるアプリケーションを実行するために用いられてもよい。
通信装置60は、WAN通信部61、アドホック通信機能部62、アプリケーション63〜65を有している。通信装置60の構成は、通信装置50の構成と同一であるため詳細な説明を省略する。
代表通信装置として選択された通信装置は、通信装置50及び通信装置60において生成された送信データをまとめてプロキシ装置70へ送信する。図8においては、通信装置50が代表通信装置として選択されていることを示している。
プロキシ装置70は、アプリケーションサーバ80〜82と通信を行う。プロキシ装置70は、例えば、IPネットワーク等のネットワークを介してアプリケーションサーバ80〜82と通信を行ってもよい。
プロキシ装置70は、例えば、通信装置50からアプリケーション53及びアプリケーション63を用いて生成されたデータを受信した場合、受信したデータをアプリケーションサーバ80へ送信し、アプリケーション54及びアプリケーション64を用いて生成されたデータを受信した場合、受信したデータをアプリケーションサーバ81へ送信し、アプリケーション55及びアプリケーション65を用いて生成されたデータを受信した場合、受信したデータをアプリケーションサーバ82へ送信してもよい。
通信装置50は、アプリケーション53〜55及びアプリケーション63〜65を用いて生成されたデータをまとめてプロキシ装置70へ送信してもよい。この場合、プロキシ装置70は、アプリケーションサーバ80へ送信すべきデータと、アプリケーションサーバ81へ送信すべきデータと、アプリケーションサーバ82へ送信すべきデータとを抽出し、それぞれのアプリケーションサーバへ送信する。
また、プロキシ装置70は、通信装置50から送信されたデータを、それぞれのアプリケーションサーバにおいて用いられるフォーマットに変換し、変換したデータをそれぞれのアプリケーションサーバへ送信してもよい。さらにまた、プロキシ装置70は、通信装置50から受信したアプリケーション63、64、65のデータをあたかも通信装置60が送信してきたかのように通信フォーマット(例えばIPヘッダやTCP/UDPヘッダ、あるいはアプリケーション情報)を変換した上でアプリケーションサーバに送信してもよい。具体的には、通信装置50がまとめて送信してきた送信データ内のアプリケーション情報を解析し、どのデータがどの通信装置を送信元としているかを判断して通信フォーマット変換に用いる。これにより、アプリケーションサーバからは、どの通信装置がデータをまとめて送信してきたかを隠ぺいすることが可能となり、アプリケーションサーバ側の受信制御機能などを簡略化できる。
以上説明したように、通信装置50は、WAN通信部51及びアドホック通信機能部52を、複数のアプリケーションにおいて共通に用いられるミドルウェアとして搭載する。これによって、アプリケーション毎にWAN通信部51及びアドホック通信機能部52を保持する場合と比較して、通信装置の構成を簡易にすることができる。プロキシ装置70は、通信装置からまとめて送信されてきたデータを、アプリケーションサーバへ振り分けることができる。これより、通信装置は、複数のアプリケーションサーバを宛先として認識する必要はなく、プロキシ装置70のみをデータの送信先として認識すればよい。、
(実施の形態5)
続いて、実施の形態5にかかる通信グループについて説明する。同一のアドホック通信グループ内において、送信データをまとめてサーバ1へ送信することを可能とするグループを連携グループとする。つまり、同一の連携グループに属する複数の通信装置間において、代表通信装置を選択し、代表通信装置が他の通信装置において生成された送信データもまとめてサーバ1へ送信することができる。
連携グループは、同一のポリシーを有する複数の通信装置によって構成される。ポリシーは、例えば、提供を受けるアプリケーションサービスの種類であってもよい。もしくは、ポリシーは、送信するデータの種別等であってもよい。もしくは、ポリシーは、モバイル通信回線のリンク品質が所定の品質を満たすことであってもよく、通信装置の電池残量が所定の電池残量以上であること等であってもよい。
ここで、図9を用いて本発明の実施の形態5にかかる連携グループの生成処理の流れについて説明する。はじめに、通信装置10、通信装置20及び通信装置30は、アドホック通信グループを形成する(S61)。次に、通信装置10と通信装置20とは、ポリシー情報を交換する(S62)。通信装置10と通信装置20とは、受信したポリシーを確認し、受信したポリシーが、自装置が保持するポリシーと合致した場合、連携グループを形成する。また、通信装置20と通信装置30との間においてもポリシー情報を交換し(S63)、通信装置10と通信装置30との間においてもポリシー情報を交換する(S64)。通信装置10と通信装置20との間、通信装置20と通信装置30との間、及び、通信装置10と通信装置30との間において連携グループが形成された場合、通信装置10、通信装置20及び通信装置30とが一つの連携グループを形成してもよい。
以上説明したように、複数の通信装置間においてアドホック通信グループが形成された後に、各通信装置において送信データが生成される前に、事前に連携グループを形成しておいてもよい。連携グループを形成することによって、例えば、ポリシーの異なる通信装置において生成された送信データを、まとめてサーバ1へ送信する処理を実行する必要がなくなる。言い換えると、通信装置が送信データをまとめてサーバ1へ送信する際に、送信データを収集する通信装置の範囲を限定することができる。
また、連携グループの形成は、図9のように各通信装置において送信データが生成される前のタイミング以外であってもよい。例えば、図5、図6及び図7において、通信装置が送信期間情報を送信する際に、ポリシー情報を合わせて送信することによって連携グループを形成してもよい。
さらに、通信装置間においてポリシー情報を交換する以外であっても、例えば、ポリシー情報を保持するクラウドサーバ等を構築し、各通信装置は、クラウドサーバから他の通信装置におけるポリシーを取得してもよい。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、通信装置10における図5の処理もしくはその他の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。)
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 サーバ
10 通信装置
11 データ生成部
12 候補決定部
13 アドホック通信部
14 選択部
15 アドホック通信機能部
16 WAN通信部
20 通信装置
30 通信装置
40 通信装置
50 通信装置
51 WAN通信部
52 アドホック通信機能部
53 アプリケーション
54 アプリケーション
55 アプリケーション
60 通信装置
61 WAN通信部
62 アドホック通信機能部
63 アプリケーション
64 アプリケーション
65 アプリケーション
70 プロキシ装置
80〜82 アプリケーションサーバ

Claims (20)

  1. アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれる通信装置であって、
    第1の送信データを生成するデータ生成部と、
    前記第1の送信データが、前記アドホック通信グループ内の他の通信装置において生成された第2の送信データとともにサーバ装置へ送信される場合に、
    前記第1の送信データを送信する第1の期間及び前記第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、自装置及び前記第2の送信データを生成した前記他の通信装置を、前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する候補として決定する候補決定部と、を備える通信装置。
  2. 前記第1の期間は、前記第1の送信データの送信を遅延させることを許容する期間を示し、前記第2の期間は、前記第2の送信データの送信を遅延させることを許容する期間を示す、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記データ生成部において前記第1の送信データを生成した時に、前記第1の期間に関する情報を前記アドホック通信グループ内の他の通信装置へ送信するアドホック通信部をさらに備える、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記候補決定部において決定された候補となる通信装置の中から前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する代表通信装置を選択する選択部と、
    前記選択部において自装置が前記代表通信装置に選択された場合、WAN回線を介して前記サーバ装置へ前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを送信するWAN通信部と、をさらに備える請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記選択部は、
    前記第1の期間が前記第2の期間よりも早く満了する場合、自装置を前記代表通信装置として選択し、前記第2の期間が前記第1の期間よりも早く満了する場合、前記他の通信装置を前記代表通信装置として選択する、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記選択部は、
    自装置及び前記他の通信装置のうち、電池残量の多い装置を前記代表通信装置として選択する、請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記選択部は、
    前記候補となるそれぞれの通信装置が用いる通信回線の通信品質に基づいて前記代表通信装置を選択する、請求項4に記載の通信装置。
  8. 前記選択部は、
    前記サーバ装置へ送信する候補となる通信装置が3台以上存在する場合、候補となる通信装置間における通信の効率性に基づいて前記代表通信装置を選択する、請求項4に記載の通信装置。
  9. 前記アドホック通信部は、
    前記選択部が前記他の通信装置を前記代表通信装置として選択した時に、前記第1の送信データを前記他の通信装置へ送信する、請求項4乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記他の通信装置から送信された前記第2の送信データを格納する格納部をさらに備え、
    前記WAN通信部は、前記選択部が自装置を前記代表通信装置として選択した場合に、
    前記サーバ装置との通信を開始する際に、前記第1の送信データとともに前記格納部に格納されている前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する、請求項4乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記アドホック通信部は、
    前記選択部が前記代表通信装置を選択する以前に、前記第1の送信データを前記アドホック通信グループ内の他の通信装置へ送信する、請求項4乃至8、及び、請求項10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記アドホック通信部は、
    前記第1の期間に関する情報を前記アドホック通信グループ内の他の通信装置へ送信する際に、併せて前記第1の送信データを前記アドホック通信グループ内の他の通信装置へ送信する、請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記格納部は、前記選択部が自装置を前記代表通信装置として選択しなかった場合に、
    格納した前記第2の送信データを破棄する、請求項10に記載の通信装置。
  14. 前記アドホック通信部は、
    前記代表通信装置として選択された前記他の通信装置が、前記サーバ装置との通信を開始する時に、前記第1の送信データを前記他の通信装置へ送信する、請求項4乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 前記WAN回線は、
    前記選択部において自装置を前記代表通信装置として選択された場合に、前記サーバ装置との通信を開始する時に前記他の通信装置から送信された前記第2の送信データを、前記第1の送信データとともに前記サーバ装置へ送信する、請求項4乃至8、及び、請求項11のいずれか1項に記載の通信装置。
  16. 前記アドホック通信部は、
    前記代表通信装置として選択された前記他の通信装置が前記サーバ装置との通信を行い、その通信の接続を維持している期間に、前記第1の送信データを前記他の通信装置へ送信する、請求項4乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 前記WAN回線は、
    前記選択部において自装置を前記代表通信装置として選択された場合に、前記サーバ装置との通信の接続を維持している期間に前記他の通信装置から送信された前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する、請求項4乃至8、及び、請求項16のいずれか1項に記載の通信装置。
  18. アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれる複数の通信装置を有する通信システムであって、
    前記アドホック通信グループに含まれる第1の通信装置において生成された第1の送信データと、前記アドホック通信グループに含まれる第2の通信装置において生成された第2の送信データとがまとめてサーバ装置へ送信される場合に、
    前記第1の送信データを送信する第1の期間及び前記第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置を、前記前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する候補として決定する候補決定手段と、を備える通信システム。
  19. アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれる通信装置において実行される通信方法であって、
    第1の送信データを生成し、
    前記第1の送信データが、前記アドホック通信グループ内の他の通信装置において生成された第2の送信データとともにサーバ装置へ送信される場合に、
    前記第1の送信データを送信する第1の期間及び前記第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、自装置及び前記第2の送信データを生成した前記他の通信装置を、前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する候補として決定する通信方法。
  20. アドホック通信を行うアドホック通信グループに含まれるコンピュータ装置に実行させるプログラムであって、
    第1の送信データを生成し、
    前記第1の送信データが、前記アドホック通信グループ内の他の通信装置において生成された第2の送信データとともにサーバ装置へ送信される場合に、
    前記第1の送信データを送信する第1の期間及び前記第2の送信データを送信する第2の期間において重複する期間が存在する場合、自装置及び前記第2の送信データを生成した前記他の通信装置を、前記第1の送信データ及び前記第2の送信データを前記サーバ装置へ送信する候補として決定することをコンピュータに実行させるプログラム。
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