JP2016018614A - コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に配線板状部材が差し込まれるコネクタ装置であって、製造コストの低減を図ることができるもとで、配線板状部材に対する板状部材差込み部からの不所望な抜脱を適正かつ確実に阻止できるものを提供する。【解決手段】板状部材差込み部12が設けられた絶縁ハウジング11と、ロック部15が形成されたもとで絶縁ハウジング11を覆うシェル部材14とを備え、シェル部材14又は絶縁ハウジング11にシェル部材14に対して回動可能に取付けられたロック補助部材16が設けられており、ロック部15が、ロック補助部材16の当接を受ける受け部17とフレキシブル印刷配線基板30を係止する係止部18とを有してシェル部材14により片持ち支持された弾性腕状部を成していて、受け部17がロック補助部材16の当接を受けるとき、弾性変位を生じて係止部18を板状部材差込み部12内に突出させる。【選択図】図10

Description

本願の特許請求の範囲に記載された発明は、フレキシブル印刷配線基板(FPC)やフレキシブル平板状ケーブル(FFC)等の配線板状部材が装着されるもとで、その配線板状部材に設けられた接続端子部を他の配線基板に電気的に接続された状態とするため、装着された配線板状部材に設けられた接続端子部に接触接続されるコンタクト及び装着された配線板状部材をその離脱を阻止すべく係止するロック部を備えたコネクタ装置に関する。
各種の電子機器に実装される比較的小型なフレキシブル印刷配線基板やフレキシブル平板状ケーブル等の配線板状部材は、各種の電気部品が取り付けられる主配線基板への取付けが、当該主配線基板に電気的接続がなされて固定されるコネクタ装置が用いられて行われることが多いものとされる。このような配線板状部材の主配線基板への取付けにあたって用いられるコネクタ装置は、配線板状部材に設けられた接続端子部に接触接続される導電性のコンタクトを有していて、そのコンタクトを介して、配線板状部材に設けられた接続端子部を主配線基板に設けられた配線部における端子に電気的に接続する。
従来提案されている、例えば、フレキシブル印刷配線基板とされる配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられるコネクタ装置は、配線板状部材が差し込まれる板状部材差込み部が設けられたものとされて主配線基板に配される、絶縁材料によって形成された絶縁ハウジングを有していて、その絶縁ハウジング内に配列配置されて設けられて主配線基板に設けられた配線端子に連結され、配線板状部材が絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれるとき、その配線板状部材に設けられた複数の接続端子部に夫々対応するものとなる複数のコンタクトと、複数のコンタクトについての特性インピーダンス調整に貢献するものとして、さらには、外部からの電磁波ノイズ対策のため、即ち、外部からの電磁波ノイズに対するシールド効果を得るために、絶縁ハウジングを部分的もしくは全体的に覆うものとして配されて主配線基板に設けられた接地端子に連結される導電性のシェル部材とが備えられたものとされることが多い。そして、複数のコンタクトが配線板状部材に設けられた複数の接続端子部に夫々接触接続された状態におかれることにより、配線板状部材が主配線基板との電気的接続状態におかれる。
このような従来提案されているコネクタ装置にあっては、例えば、フレキシブル印刷配線基板とされる配線板状部材が、主配線基板に配された絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれて、絶縁ハウジング内に配された複数のコンタクトが、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に夫々接触接続され、それにより、配線板状部材が主配線基板との電気的接続状態におかれるにあたり、配線板状部材が絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部から不所望に抜脱されるような事態が回避されなくてはならない。当然のことながら、絶縁ハウジング内に配された複数のコンタクトが板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に夫々接触接続された状態が適正に維持されるためには、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材が、その状態を安定に維持することができ、板状部材差込み部から不所望に抜脱されるような事態をまねかないものとされることが必要とされるのである。
そのため、上述のような、絶縁ハウジングを有し、複数のコンタクトと導電性のシェル部材とが備えられたコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に係合して、当該配線板状部材の板状部材差込み部からの不所望な抜脱を阻止する係止手段を備えたコネクタ装置も従来提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示されるコネクタ装置にあっては、絶縁ハウジング(ハウジング本体2)にそれに対して回動可能に設けられた導電性のシェル部材(シェル4)が備えられている。そして、シェル部材の一部に板ばね状の係止手段(足部46)が形成されており、この係止手段の先端部にシェル部材の内側に向かう係止突起(係止突起44)が設けられている。
このような絶縁ハウジングに対して回動可能とされたシェル部材が、その全体が絶縁ハウジングに近接することになる、絶縁ハウジングに対して伏した位置をとるときには、係止手段に設けられた係止突起が、絶縁ハウジングに形成された挿通孔(23)を通じて、絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部内に突出する。斯かるもとで、配線板状部材(FPC)が絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部(挿入空間部22)に挿入口(21)を通じて差し込まれると、絶縁ハウジング内に配された複数のコンタクト(コンタクト3(上部コンタクト31,下部コンタクト32))が、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に夫々接触接続されるとともに、板状部材差込み部内に突出するものとされた係止手段における係止突起が、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部(FPC係合孔)に係合する。それにより、絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材の板状部材差込み部からの不所望な抜脱が阻止される。
その後、係止手段に設けられた係止突起が絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合したもとで、絶縁ハウジングに対して回動可能とされたシェル部材が、絶縁ハウジングに対して起き上がった位置をとるべく回動操作されると、シェル部材に形成された係止手段もシェル部材に伴って変位し、それに設けられた係止突起が配線板状部材に設けられた係合部との係合を解除する。それにより、絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材が、板状部材差込み部から抜脱され得る状態におかれる。
特開2008−192574号公報 (段落0026,0027,0031〜0034,図1〜6)
上述のような、フレキシブル印刷配線基板等の配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられるコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材の板状部材差込み部からの不所望な抜脱を阻止する係止手段を備えたものとして従来提案されているコネクタ装置にあっては、絶縁ハウジングに対して回動可能とされたシェル部材が備えられ、そのシェル部材の一部に係止突起が設けられた係止手段が形成されていて、シェル部材が絶縁ハウジングに対して伏した位置をとるとき、係止手段に設けられた係止突起が、絶縁ハウジングに形成された挿通孔を通じて絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部内に突出して、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材を係止するものとされる。
このような、絶縁ハウジングに対して回動可能とされたシェル部材が備えられ、そのシェル部材の一部に係止突起が設けられた係止手段が形成された従来のコネクタ装置の場合には、シェル部材が絶縁ハウジングに対して回動可能とされるので、例えば、コネクタ装置の主配線基板への固定のためにシェル部材を利用することができず、別途、コネクタ装置を主配線基板に固定するための部材(ホールドダウン部材)を備えることが必要とされ、そのことが、コネクタ装置の製造コストを嵩ませる要因となる。また、シェル部材を絶縁ハウジングに対して回動させて絶縁ハウジングに対して伏した位置をとらせ、それにより、シェル部材の一部に形成された係止手段における係止突起を、絶縁ハウジングに形成された挿通孔を通じて絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部内に突出するものとするにあたり、例えば、シェル部材を絶縁ハウジングに対して回動させる回動軸のガタツキ等に起因して、シェル部材に伴って回動する係止手段における係止突起が、絶縁ハウジングに形成された挿通孔に対する位置ずれを生じて、挿通孔を通じて板状部材差込み部内に突出することができず、その結果、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材を係止する状態をとれなくなってしまう虞がある。さらに、係止手段における係止突起による板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に対する係止が行われる状態は、係止手段が具える弾性によって係止突起が配線板状部材に係合せしめられることによりとられるが、係止手段が具える弾性が劣化した場合には、係止突起による板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に対する係止が適正に行われなくなってしまう虞がある。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、配線板状部材が差し込まれる板状部材差込み部が設けられた絶縁ハウジングと、絶縁ハウジング内に配列配置されて設けられ、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に設けられた複数の接続端子部に夫々接触接続される複数のコンタクトと、絶縁ハウジングを部分的に覆うものとして配されて、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材を係止するロック部が形成されたシェル部材とを備えたコネクタ装置であって、シェル部材を絶縁ハウジングに対して回動可能とする必要がなく、それにより、部品点数を比較的少として製造コストの低減を図ることができ、さらに、絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に対する板状部材差込み部からの不所望な抜脱を阻止するための係止を適正かつ確実に行えるとともに、その係止の解除を容易に行えることになるものを提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発明(以下、本発明という。)に係るコネクタ装置は、板状部材差込み部が設けられた絶縁ハウジングと、絶縁ハウジング内に配列配置されて、配線板状部材が板状部材差込み部に差し込まれたとき、配線板状部材における複数の接続端子部に接触接続される複数のコンタクトと、絶縁ハウジングにおける板状部材差込み部が開口する部分を除く他の部分の表面を部分的に覆うものとして配され、板状部材差込み部内へと伸びて板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材を係止する状態をとるロック部が形成されたシェル部材とを備えて成り、シェル部材又は絶縁ハウジングにシェル部材に対して回動可能に取付けられて、ロック部に当接する状態とロック部から離隔した状態とを選択的にとるロック補助部材が設けられており、ロック部が、ロック補助部材の当接を受ける受け部と配線板状部材を係止する係止部とを有してシェル部材により片持ち支持された弾性腕状部を成していて、受け部がロック補助部材の当接を受けるとき、弾性変位を生じて係止部を板状部材差込み部内に突出させることを特徴とするものとされる。
特に、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係るコネクタ装置においては、ロック補助部材がロック部に当接する状態からロック部から離隔した状態に移行したとき、ロック部における受け部がロック補助部材の当接を受けなくなり、ロック部が、弾性復帰を生じてロック部における係止部を板状部材差込み部外に位置させる。
上述のような本発明に係るコネクタ装置にあっては、シェル部材又は絶縁ハウジングにシェル部材に対して回動可能に取付けられたロック補助部材がロック部に当接する状態をとるもとにおいて、配線板状部材が絶縁ハウジングに設けられた板状部材差し込み部に差し込まれると、ハウジング内に配列配置された複数のコンタクトが、板状部材差し込み部に差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に接触接続されるとともに、シェル部材に形成されたロック部が、板状部材差し込み部に差し込まれた配線板状部材を係止する。ロック補助部材がロック部に当接する状態をとるもとにあっては、ロック部が成す弾性腕状部が有する受け部がロック補助部材の当接を受け、それにより、ロック部が弾性変位を生じて弾性腕状部が有する係止部を板状部材差し込み部内に突出させるものとされている。それゆえ、斯かるもとで、配線板状部材が板状部材差し込み部に差し込まれるときには、板状部材差し込み部内に突出したロック部における係止部が配線板状部材に係合して当該配線板状部材を係止する。
また、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係るコネクタ装置にあっては、ロック補助部材がロック部に当接する状態からロック部から離隔した状態に移行せしめられると、ロック部が成す弾性腕状部が有する受け部がロック補助部材の当接を受けなくなり、弾性腕状部を成すロック部が、弾性復帰を生じて、弾性腕状部が有する係止部を板状部材差込み部外に位置させる。それにより、板状部材差し込み部内に突出したロック部における係止部が板状部材差し込み部に差し込まれた配線板状部材に係合して当該配線板状部材を係止しているもとで、ロック補助部材がロック部に当接する状態からロック部から離隔した状態に移行せしめられたときには、ロック部における係止部が配線板状部材に係合しなくなって当該配線板状部材に対する係止を解除する。
本発明に係るコネクタ装置においては、上述のように、絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に対して、板状部材差込み部からの不所望な抜脱を阻止すべく、シェル部材に形成されたロック部による係止を行うにあたり、シェル部材を絶縁ハウジングに対して回動可能とする必要がなく、それにより、絶縁ハウジングに対して固定されたシェル部材をコネクタ装置の配線基板への固定のために利用することができて、別途、コネクタ装置を配線基板に固定するための部材を備えることが不要とされる。その結果、本発明に係るコネクタ装置によれば、部品点数を比較的少として製造コストの低減を効果的に図ることができる。
また、本発明に係るコネクタ装置によれば、シェル部材又は絶縁ハウジングにシェル部材に対して回動可能に取付けられて、ロック部に当接する状態とロック部から離隔した状態とを選択的にとるロック補助部材が設けられており、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に対する係止を行うロック部が、ロック補助部材の当接を受ける受け部と配線板状部材を係止する係止部とを有してシェル部材により片持ち支持された弾性腕状部を成していて、受け部がロック補助部材の当接を受けるとき、弾性変位を生じて係止部を板状部材差込み部内に突出させるものとされているので、ロック補助部材にロック部に当接する状態をとらせることにより、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に対するロック部における係止部による係止を、その係止自体をロック部が備える弾性に依存することなく、適正かつ確実に行うことができる。
さらに、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係るコネクタ装置によれば、ロック補助部材がロック部に当接する状態からロック部から離隔した状態に移行せしめられると、ロック部が成す弾性腕状部が有する受け部がロック補助部材の当接を受けなくなり、弾性腕状部を成すロック部が、弾性復帰を生じて、弾性腕状部が有する係止部を板状部材差込み部外に位置させるので、ロック補助部材にロック部から離隔した状態をとらせるだけの極めて簡単な操作によって、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に対するロック部における係止部による係止を解除することができる。
本発明に係るコネクタ装置の第1の例を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例を示す平面図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例を示す正面図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例に備えられるシェル部材及びロッ ク補助部材を示す斜視図である。 図2における V−V 線断面を示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例に差し込まれるフレキシブル印刷配線基板を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例に図6に示されるフレキシブル印刷配線基板が差し込まれた状態を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例に図6に示されるフレキシブル印刷配線基板が差し込まれた状態を示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例に備えられたロック部が図6に示されるフレキシブル印刷配線基板を係止する過程を示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例に備えられたロック部が図6に示されるフレキシブル印刷配線基板を係止した状態を示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例に図6に示されるフレキシブル印刷配線基板が差し込まれたもとで、第1の例に備えられたロック補助部材が第1の例に備えられたロック部から離隔した状態におかれた様子を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の第1の例に図6に示されるフレキシブル印刷配線基板が差し込まれたもとで、第1の例に備えられたロック補助部材が第1の例に備えられたロック部から離隔した状態におかれた様子を示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の第2の例を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の第2の例に備えられたロック補助部材が第2の例に備えられたロック部から離隔した状態におかれた様子を示す斜視図である。
本発明を実施するための形態は、以下に述べられる本発明についての実施例をもって説明される。
図1(斜視図),図2(平面図)及び図3(正面図)は、本発明に係るコネクタ装置の第1の例を示す。
図1,図2及び図3において、本発明に係るコネクタ装置の第1の例を成すコネクタ装置10は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された絶縁ハウジング11を備えている。絶縁ハウジング11には、その正面側端面部分11aにおいて開口する板状部材差込み部12が設けられており、この板状部材差込み部12は、それが開口する絶縁ハウジング11の正面側端面部分11aから絶縁ハウジング11の内部へと広がる絶縁ハウジング内空間部を形成している。
絶縁ハウジング11は、例えば、図示されていない主配線基板に配され、それにより、コネクタ装置10の全体が主配線基板に取り付けられたものとされる。その際、絶縁ハウジング11における正面側端面部分11aと背面側端面部分11bとに挟まれた一対の対向端面部分のうちの一方が主配線基板に対接する端面部分11cとされて他方が解放された端面部分11dとされている。以下においては、主配線基板に対接する絶縁ハウジング11の端面部分11cを下方端面部分11cといい、それに対向する絶縁ハウジング11の端面部分11dを上方端面部分11dというとともに、下方端面部分11cから上方端面部分11dに向かう方向を上向き方向といい、上方端面部分11dから下方端面部分11cに向かう方向を下向き方向という。そして、絶縁ハウジング11における上方端面部分11dには、正面側から見て左右方向の両端部の夫々の近傍に、一対の透孔11Hが形成されている。このようなもとで、絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12に、例えば、後述されるフレキシブル印刷配線基板が配線板状部材を成すものとして差し込まれる。
絶縁ハウジング11には、各々が弾性導電材料で形成された複数のコンタクト13が、絶縁ハウジング11の長手方向(正面側から見て左右方向)に沿って配列配置されて設けられている。複数のコンタクト13の夫々は、上向き方向に突出して、配線板状部材を成すフレキシブル印刷配線基板における複数の接続端子部に押圧接触するものとされる接触部13aと、絶縁ハウジング11の背面側端面部分11bからその外部に導出されて、絶縁ハウジング11が配された主配線基板に設けられた配線端子に、例えば、半田付けにより接続されるものとされる基板接続部13bとを有しており、具体的には、配線板状部材を成すフレキシブル印刷配線基板における複数の信号用,接地用あるいは電源用接続端子部に接触接続される信号用,接地用、あるいは、電源用コンタクトとして用いられる。そして、複数のコンタクト13は、例えば、絶縁ハウジング11の背面側端面部分側11bから、絶縁ハウジング11の内部へと押圧挿入されて、その接触部13aが設けられた部分が板状部材差込み部12内に配されるものとされる。
これらの複数のコンタクト13の夫々は、配線板状部材を成すフレキシブル印刷配線基板が絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12に差し込まれたとき、差し込まれたフレキシブル印刷配線基板における複数の接続端子部のうちの対応するものに接触部13aを押圧接触させ、それにより、複数のコンタクト13がフレキシブル印刷配線基板における複数の接続端子部に夫々接触接続される。その結果、板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板における複数の接続端子部が、複数のコンタクト13を介して、絶縁ハウジング11が配された主配線基板に設けられた配線端子に連結されることになる。
また、コネクタ装置10は、絶縁ハウジング11における板状部材差込み部12が開口する部分である正面側端面部分11aを除く他の部分、即ち、上方端面部分11d,左側端面部分,下方端面部分11c,右側端面部分及び背面側端面部分11bの表面を部分的に覆う導電性のシェル部材14を、絶縁ハウジング11に対して固定されたものとして備えている。このシェル部材14は、金属板が加工成形されて構成されており、複数のコンタクト13についての特性インピーダンス調整に貢献するため、さらには、コネクタ装置10についての外部からの電磁波ノイズ対策のため、即ち、コネクタ装置10における外部からの電磁波ノイズに対するシールド効果を得るためのものとして、備えられている。
シェル部材14は、絶縁ハウジング11における正面側端面部分11a,背面側端面部分11b及び下方端面部分11cについてはそれらの表面を覆っていないが、絶縁ハウジング11における左側端面部分及び右側端面部分についてはそれらの表面を略全体的に覆っており、さらに、絶縁ハウジング11における上方端面部分11dについてはその表面の大部分を覆っている。また、シェル部材14には、複数の接地接続端子部14aが設けられていて、これらの接地接続端子部14aの夫々は、絶縁ハウジング11が配される主配線基板に設けられた接地端子に、例えば、半田付けにより連結される。
このように、シェル部材14が、絶縁ハウジング11における上方端面部分11dの表面の大部分を覆うとともに絶縁ハウジング11における左側端面部分及び右側端面部分の夫々の表面を略全体的に覆い、それに設けられた複数の接地接続端子部14aが、主配線基板に設けられた接地端子に、例えば、半田付けにより連結されたものとされることにより、シェル部材14から複数のコンタクト13の夫々までの距離が比較的小なる略均等なものとなって、シェル部材14の複数のコンタクト13の特性インピーダンス調整への貢献度合が大とされ、さらに、シェル部材14による外部からの電磁波ノイズに対するシールド効果が効果的に得られることになるとともに、シェル部材14をコネクタ装置10の主配線基板への固定に利用できることになる。複数のコンタクト13の特性インピーダンス調整とは、複数のコンタクト13についての特性インピーダンスを、複数のコンタクト13が夫々接触接続される配線板状部材を成すフレキシブル印刷配線基板における複数の接続端子部の特性インピーダンスと整合させるための調整である。
また、シェル部材14には、絶縁ハウジング11の上方端面部分11dにおける左側端面部分の近傍部分及び右側端面部分の近傍部分に夫々対応する部分に、各々が、絶縁ハウジング11における上方端面部分11dに設けられた透孔11Hを通じて、絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12内へと伸び、板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板を係止する状態をとる一対のロック部15が形成されている。即ち、絶縁ハウジング11に設けられた透孔11Hは、板状部材差込み部12を絶縁ハウジング11の外部に連通させるものとされている。さらに、シェル部材14には、ロック補助部材16がシェル部材14に対して回動可能に軸着されて配されている。ロック補助部材16は、シェル部材14に形成された一対のロック部15の夫々に当接する状態と一対のロック部15の夫々から離隔した状態とを選択的にとる。
シェル部材14及びロック補助部材16をそれらだけを取り出して、ロック補助部材16がシェル部材14に形成された一対のロック部15の夫々から離隔した状態を示す図4に示されるように、シェル部材14に形成された一対のロック部15の夫々は、シェル部材14により片持ち支持されて、絶縁ハウジング11の背面側端面部分11b側から絶縁ハウジング11の正面側端面部分11a側に向かうことになる方向に伸びる弾性腕状部を成している(以下、ロック部15を弾性腕状部15という。)斯かる弾性腕状部15は、ロック補助部材16がシェル部材14に形成された一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態をとるときロック補助部材16の当接を受ける受け部17と絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板を係止する係止部18とを有している。受け部17は、弾性腕状部15におけるシェル部材14との連結部分の近傍に形成されており、また、係止部18は、弾性腕状部15における自由端部分に、それから下向き方向に突出する突起を成すものとして形成されている。そして、シェル部材14における一対の弾性腕状部15の夫々に対応する部分には、透孔19が形成されていて、弾性腕状部15は、透孔19を通じて、下向き方向及び上向き方向に弾性変位することができるものとされている。
ロック補助部材16は、シェル部材14と同様に、金属板が加工成形されて構成されており、相互対向する一対の脚部20と弾性腕状部15が伸びる方向に直交する方向に伸びて一対の脚部20を連結する板状連結部21とを有している。そして、一対の脚部20の夫々の端部20aがシェル部材14に軸着されていて、それにより、ロック補助部材16の全体がシェル部材14に対して回転可能とされており、板状連結部21を一対の弾性腕状部15の夫々が成す弾性腕状部における受け部17に当接させる状態と、板状連結部21を弾性腕状部15の夫々が成す弾性腕状部における受け部17から離隔させる状態とを選択的にとる。従って、一対の弾性腕状部15の夫々が成す弾性腕状部における受け部17は、ロック補助部材16が一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態をとるとき、ロック補助部材16における板状連結部21の当接を受けるものとされることになる。
さらに、シェル部材14における絶縁ハウジング11の左側端面部分の表面及び右側端面部分の表面を夫々覆う一対の側端部分の夫々に、突起を成す係合部22(係合部22の一方は図にあらわれていない。)が形成されるとともに、ロック補助部材16における板状連結部21のそれが伸びる方向の両端部の夫々に、透孔を成す係合部23(係合部23の一方は図にあらわれていない。)が形成されている。そして、ロック補助部材16が一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態をとるとき、シェル部材14に設けられた係合部22とロック補助部材16における板状連結部21に形成された係合部23とが相互係合し、それにより、ロック補助部材16における板状連結部21が弾性腕状部15における受け部17に当接した状態が維持される。
図1〜図3に示されるコネクタ装置10にあっては、ロック補助部材16がシェル部材14に形成された一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態をとるものとされ、シェル部材14に設けられた係合部22とロック補助部材16における板状連結部21に形成された係合部23とが相互係合したものとされている。斯かるもとにおいては、図2における V−V 線断面を示す図5に示されるように、一対の弾性腕状部15の夫々が成す弾性腕状部における受け部17が、ロック補助部材16おける板状連結部21の当接を受けるものとされ、それにより、弾性腕状部15が、絶縁ハウジング11における上方端面部分11dに設けられた透孔11H及びシェル部材14に設けられた透孔19を通じて、下向き方向の弾性変位を生じ、弾性腕状部15における係止部18を絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差し込み部12内に突出させている。
図6は、コネクタ装置10における絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12に差し込まれる、配線板状部材を成すフレキシブル印刷配線基板の一例であるフレキシブル印刷配線基板30を示す。
図6に示されるフレキシブル印刷配線基板30には、その一端部に各々が細い短冊状に形成された複数の接続端子部31が配列配置されて設けられている。また、フレキシブル印刷配線基板30における複数の接続端子部31を挟んで相互対向する一対の側縁部には、一対の係止係合部32が夫々形成されていて、一対の側縁部の夫々における係止係合部32より先端側の部分が先端平板部33とされている。
一対の係止係合部32は、各々が切欠きを形成するものとされているが、これらの切欠に代えて、フレキシブル印刷配線基板30の一対の側縁部に夫々配される一対の係合孔を形成するものとされてもよい。そして、フレキシブル印刷配線基板30においては、配列配置された複数の接続端子部31、及び、一対の係止係合部32または一対の係合孔が形成された部分を残して、それら以外の回路構成部を含んだ部分がカバーフィルム34によって覆われている。
このようなフレキシブル印刷配線基板30は、コネクタ装置10が図1〜図3に示されるようにロック補助部材16がシェル部材14に形成された一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態をとるものとされたもとで、コネクタ装置10における絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12に、複数の接続端子部31が配列配置された面を絶縁ハウジング11の下方端面部分11cに向けた状態をもって差し込まれる。それにより、図7に示されるような、コネクタ装置10における絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12にフレキシブル印刷配線基板30が差し込まれた状態が得られる。
図7に示される状態のもとにあっては、図8に示されるように、絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12内において、絶縁ハウジング11に配列配置された複数のコンタクト13の夫々における接触部13aが、板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板30における複数の接続端子部31のうちの対応するものに押圧接触する。それにより、板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板30における複数の接続端子部31が、複数のコンタクト13を介して、絶縁ハウジング11が配された主配線基板に設けられた配線端子に連結される。
また、上述のように、ロック補助部材16がシェル部材14に形成された一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態をとるものとされたもとで、コネクタ装置10における絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12にフレキシブル印刷配線基板30が差し込まれるにあたっては、その過程において、フレキシブル印刷配線基板30の先端部が、板状部材差込み部12内に突出するものとされた、弾性腕状部15における係止部18に当接し、その後、図9に示されるように、フレキシブル印刷配線基板30における先端平板部33が弾性腕状部15における係止部18を上向き方向に押し上げる状態がとられる。
続いて、板状部材差込み部12に対するフレキシブル印刷配線基板30の差込みが更に進められて、フレキシブル印刷配線基板30の板状部材差込み部12への差込みが完了したときには、図10に示されるように、フレキシブル印刷配線基板30における先端平板部33が弾性腕状部15における係止部18を通り過ぎて、弾性腕状部15がその弾性により係止部18を元の位置に復帰させ、係止部18がフレキシブル印刷配線基板30における係止係合部32に係合する状態とされる。斯かるもとにあっては、一対の弾性腕状部15の夫々が成す弾性腕状部における係止部18がフレキシブル印刷配線基板30を係止し、フレキシブル印刷配線基板30の板状部材差込み部12からの不所望な抜脱が阻止される。
その後、図10に示されるように、一対の弾性腕状部15の夫々が成す弾性腕状部における係止部18がフレキシブル印刷配線基板30を係止しているもとで、図11及び図12に示されるように、シェル部材14に設けられた係合部22とロック補助部材16における板状連結部21に形成された係合部23との相互係合が解除されて、ロック補助部材16が、シェル部材14に形成された一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態から、シェル部材14に形成された一対の弾性腕状部15の夫々から離隔した状態に移行せしめられると、一対の弾性腕状部15における受け部17が、ロック補助部材16おける板状連結部21の当接を受けないものとされ、それにより、弾性腕状部15が、絶縁ハウジング11における上方端面部分11dに設けられた透孔11H及びシェル部材14に設けられた透孔19を通じて、上向き方向の弾性復帰を生じて、弾性腕状部15における係止部18を絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差し込み部12外に位置させる。それにより、弾性腕状部15における係止部18がフレキシブル印刷配線基板30における係止係合部32に係合しなくなり、係止部18によるフレキシブル印刷配線基板30に対する係止が解除される。その結果、フレキシブル印刷配線基板30を絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12から意図的に抜脱させ得ることになる。
上述のような本発明に係るコネクタ装置の第1の例を成すコネクタ装置10においては、絶縁ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板30に対して、板状部材差込み部12からの不所望な抜脱を阻止すべく、シェル部材14に形成された一対の弾性腕状部15による係止を行うにあたり、シェル部材14を絶縁ハウジング11に対して回動可能とする必要がなく、それにより、絶縁ハウジング11に対して固定されたシェル部材14をコネクタ装置10の主配線基板への固定のために利用することができて、別途、コネクタ装置10を主配線基板に固定するための部材を備えることが不要とされる。その結果、コネクタ装置10によれば、部品点数を比較的少として製造コストの低減を効果的に図ることができる。
また、コネクタ装置10によれば、シェル部材14にそれに対して回動可能に取付けられて、一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態と一対の弾性腕状部15の夫々から離隔した状態とを選択的にとるロック補助部材16が設けられており、板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板30に対する係止を行う一対の弾性腕状部15の夫々が、ロック補助部材16における板状連結部21の当接を受ける受け部17とフレキシブル印刷配線基板30を係止する係止部18とを有してシェル部材14により片持ち支持された弾性腕状部を成していて、受け部17がロック補助部材16における板状連結部21の当接を受けるとき、弾性変位を生じて係止部18を板状部材差込み部12内に突出させるものとされているので、ロック補助部材16に一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態をとらせることにより、板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板30に対する一対の弾性腕状部15における係止部18による係止を、その係止自体を一対の弾性腕状部15の夫々が備える弾性に依存することなく、適正かつ確実に行うことができる。
さらに、コネクタ装置10によれば、ロック補助部材16が一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態から一対の弾性腕状部15の夫々から離隔した状態に移行せしめられると、一対の弾性腕状部15の夫々における受け部17がロック補助部材16における板状連結部21の当接を受けなくなり、一対の弾性腕状部15の夫々が、弾性復帰を生じて、一対の弾性腕状部15の夫々における係止部18を板状部材差込み部12外に位置させるので、ロック補助部材16に一対の弾性腕状部15の夫々から離隔した状態をとらせるだけの極めて簡単な操作によって、板状部材差込み部12に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板30に対する一対の弾性腕状部15の夫々における係止部18による係止を解除することができる。
図13(斜視図)及び図14(斜視図)は、本発明に係るコネクタ装置の第2の例を成すコネクタ装置40を示す。
図13及び図14に示されるコネクタ装置40は、図1〜図3に示されるコネクタ装置10が備える各種の部材及び部分と同様の部材及び部分を多々備えて構成されており、図13及び図14に示される部材及び部分であって図1〜図3に示される部材及び部分に対応するものは、図1〜図3と共通の符号が付されている。
図13及び図14に示されるコネクタ装置40にあっては、一対の弾性腕状部15の夫々に当接する状態と一対の弾性腕状部15の夫々から離隔した状態とを選択的にとるロック補助部材16における一対の脚部20の端部20aが、絶縁ハウジング11における左側端面部分及び右側端面部分に夫々に軸着されていて、それにより、ロック補助部材16の全体がシェル部材14に対して回転可能とされており、一対の脚部20を連結する板状連結部21を一対の弾性腕状部15の夫々が成す弾性腕状部における受け部17に当接させる状態と、板状連結部21を一対の弾性腕状部15の夫々が成す弾性腕状部における受け部17から離隔させる状態とを選択的にとる。その他の構成は、図1〜図3に示されるコネクタ装置10の構成と同様である。
このような本発明に係るコネクタ装置の第2の例を成すコネクタ装置40によっても、前述の本発明に係るコネクタ装置の第1の例を成すコネクタ装置10によって得られる作用効果と同様の作用効果が得られる。
以上のような本発明に係るコネクタ装置は、配線板状部材が差し込まれる板状部材差込み部が設けられた絶縁ハウジングと、絶縁ハウジング内に配列配置されて設けられ、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に設けられた複数の接続端子部に夫々接触接続される複数のコンタクトと、絶縁ハウジングを部分的に覆うものとして配されて、板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材を係止するロック部が形成されたシェル部材とを備えたコネクタ装置であって、シェル部材を絶縁ハウジングに対して回動可能とする必要がなく、それにより、部品点数を比較的少として製造コストの低減を図ることができ、さらに、絶縁ハウジングに設けられた板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材に対する板状部材差込み部からの不所望な抜脱を阻止するための係止を適正かつ確実に行えるとともに、その係止の解除を容易に行えることになるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
10,40・・・コネクタ装置, 11・・・絶縁ハウジング, 11H,19・・・透孔, 12・・・板状部材差込み部, 13・・・コンタクト, 14・・・シェル部材, 15・・・ロック部(弾性腕状部), 16・・・ロック補助部材, 17・・・受け部, 18・・・係止部, 20・・・脚部, 21・・・板状連結部, 22,23・・・係合部, 30・・・フレキシブル印刷配線基板, 31・・・接続端子部, 32・・・係止係合部, 33・・・先端平板部, 34・・・カバーフィルム

Claims (5)

  1. 板状部材差込み部が設けられた絶縁ハウジングと、
    該絶縁ハウジング内に配列配置されて、配線板状部材が上記板状部材差込み部に差し込まれたとき、該配線板状部材における複数の接続端子部に接触接続される複数のコンタクトと、
    上記絶縁ハウジングにおける上記板状部材差込み部が開口する部分を除く他の部分の表面を部分的に覆うものとして配され、上記板状部材差込み部内へと伸びて該板状部材差込み部に差し込まれた配線板状部材を係止する状態をとるロック部が形成されたシェル部材と、
    を備えて成り、
    上記シェル部材又は上記絶縁ハウジングに上記シェル部材に対して回動可能に取付けられて、上記ロック部に当接する状態と上記ロック部から離隔した状態とを選択的にとるロック補助部材が設けられており、上記ロック部が、上記ロック補助部材の当接を受ける受け部と配線板状部材を係止する係止部とを有して上記シェル部材により片持ち支持された弾性腕状部を成していて、上記受け部が上記ロック補助部材の当接を受けるとき、弾性変位を生じて上記係止部を上記板状部材差込み部内に突出させることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 上記受け部が、上記ロック部が成す弾性腕状部における上記シェル部材との連結部分の近傍に形成されるとともに、上記係止部が、上記ロック部が成す弾性腕状部における自由端部分に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 上記ロック補助部材が上記ロック部に当接する状態から上記ロック部から離隔した状態に移行したとき、上記受け部が上記ロック補助部材の当接を受けなくなり、上記ロック部が、弾性復帰を生じて上記係止部を上記板状部材差込み部外に位置させることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  4. 上記絶縁ハウジングが、上記板状部材差込み部を上記絶縁ハウジングの外部に連通させる透孔が設けられたものとされ、上記ロック部における上記係止部が上記透孔を通じて上記板状部材差込み部内に突出せしめられることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  5. 上記シェル部材又は上記絶縁ハウジングに第1の係合部が形成されるとともに、上記ロック補助部材に第2の係合部が形成され、上記ロック補助部材が上記ロック部に当接する状態をとるとき、上記第1及び第2の係合部が相互係合して、上記ロック補助部材を上記ロック部に当接した状態に維持することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
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