JP2016018516A - タッチパネルおよびその製造方法 - Google Patents

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功太郎 谷村
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Abstract

【課題】ディスプレイの表示性能に悪影響の無いタッチパネルおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】タッチパネル10は、フロントカバー12、複数の基材14、各基材14に形成された電極16x、16yを備える。各基材14は同形状であり、各基材14の同一場所に検知領域18を備える。各基材14の検知領域18には、電極16x、16yのある電極領域20と電極16x、16yの無い非電極領域22がある。第1電極16xを有する電極領域20同士と第2電極16yを有する電極領域20同士が重ならず、タッチパネル10において、検知領域18の電極16x、16yの密度が均一であり、光透過率は均一である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイに取り付けられるタッチパネルおよびその製造方法に関するものである。
従来、ディスプレイの前面にタッチパネルが取り付けられている。図9に示す従来のタッチパネル100は、フロントカバー12、基材14、基材14に形成された電極16x、16yを備える。タッチされた位置を検出するために、直交する2方向の電極16x、16yが形成されている。電極16x、16yは、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電材料で形成するが、特許文献1のように、印刷装置で金属細線の電極16x、16yを形成することも可能である。
ディスプレイの大型化に対応して、タッチパネル100も大型化しなければならない。印刷装置が大型化できないなど、ディスプレイに対応した1つのタッチパネル100を製造できない場合、特許文献2のように複数の基材14のエッジを接続し、大型のタッチパネルを製造することが考えられる。
しかし、単純に基材14のエッジ同士を接続すると、接続部分が視認される。これは基材14を所望形状に切断した際、基材14のエッジに微細な反りや窪みが生じており、基材14の他の部分と厚みが異なるためである。ディスプレイの前に線が引かれた状態になり、ディスプレイの表示性能を悪くする。
特開2013−58180号公報(段落番号0033) 特開2001−159955号公報(段落番号0068)
本発明の目的は、ディスプレイの表示性能に悪影響の無いタッチパネルおよびその製造方法を提供することにある。
本発明のタッチパネルは、電極領域と非電極領域を有する検知領域を備えた複数の基材と、前記基材の中の検知領域内の電極領域および非電極領域と、前記電極領域に形成された電極と、前記複数の基材の電極領域が重ならない、または電極領域の一部が重なるように、該複数の基材が重ねられた基材群とを備える。
基材の電極領域に電極が形成されており、基材が重ねられたとき、一の基材の電極領域と他の基材の非電極領域が重なる。基材群における検知領域の電極密度は一定であり、電極が重ならない、または電極領域の一部が重なる。
前記電極が第1電極と該第1電極に直交する第2電極を備え、前記基材ごとに第1電極または第2電極が形成されており、基材が重ねられると第1電極同士および第2電極同士が重ならない、または電極領域の一部が重なる。
前記第1電極を備えた基材のみが積層された第1基材群と、前記第1基材群の一面に積層され、第2電極を備えた基材のみが積層された第2基材群とを備える。
前記電極が第1電極と該第1電極に直交する第2電極を備え、前記基材ごとに第1電極および第2電極が形成されており、基材が重ねられると第1電極同士および第2電極同士が重ならない。
タッチパネルの製造方法は、電極領域と非電極領域を有する検知領域を備えた基材を準備する工程と、前記基材の電極領域に電極を形成する工程と、前記電極の密度が均一になるように、複数の基材を重ね合わせて基材群を形成する工程とを備える。
前記基材は長尺状であり、前記電極を形成する工程が、長尺状の基材に対して不連続に電極を形成する工程を含み、前記電極の形成された長尺状の基材を切断する。
本発明は、1枚の基材にすべての電極を形成せずに、電極の密度を均一にしている。基材同士を接続することがないので、基材同士の接続部分がなく、従来のように接続部分が視認されることはない。基材の一部に電極を形成すればよく、電極を形成するための装置が大型化できなくても、大型のタッチパネルを製造することができる。
本発明のタッチパネルを示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は上面図である。 電極が形成された基材を示す図である。 長尺状の基材に電極を形成する図であり、(a)は基材が移送されている状態の図であり、(b)は基材が停止して電極を印刷している図である。 長尺状の基材に電極が形成された図である。 第1基材群と第2基材群を積層したタッチパネルの断面図である。 1つの基材に2つの電極を形成した図であり、(a)は1つの基材に異種の電極が形成されて断面図であり、(b)は1つの基材に同種の電極が形成された断面図である。 四角形の電極を使用したタッチパネルを示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は上面図である。 (a)は検知領域がX方向に3分割された図であり、(b)は検知領域がX方向とY方向に2分割された図である。 従来のタッチパネルを示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は上面図である。
本発明のタッチパネルについて図面を用いて説明する。タッチパネルは、ディスプレイの前面に取り付けられる静電容量式のタッチパネルである。各図において、タッチパネルの平面をXY平面、タッチパネルの厚み方向をZ方向とする。
実施形態1
図1に示すタッチパネル10は、フロントカバー12、複数の基材14、各基材14に形成された電極16x、16yを備える。
フロントカバー12はガラス、またはアクリルやポリカーボネートなどの樹脂を含む透明材料の板またはフィルムである。フロントカバー12の一面13aに基材14が積層される。表面の指滑り性を増すために、フロントカバー12の他面13bに易滑性のハードコート層有するポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどを設けても良い。
基材14は誘電体材料で構成される。基材14の材料は、ガラス、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンナフタレートなどの透明材料が挙げられる。ガラスであれば厚みは約0.1〜2mmであり、プラスチックフィルムであれば厚みは約10〜2000μmが好ましい。
図1で使用されるすべての基材14を図2に示すが、各基材14は実質的に同形状であり、各基材14の同一場所に検知領域18を備える。各基材14の検知領域18には、電極16x、16yのある電極領域20と電極16x、16yの無い非電極領域22がある。各領域18、20、22の形状は、正方形または長方形が好ましく用いられる。
電極は第1電極16xと第2電極16yを備える。第1電極16xはX方向、第2電極16yはY方向の検出用の電極であり、X方向とY方向は直交する。1枚の基材14に第1電極16xまたは第2電極16yのいずれかが形成されている。各電極16x、16yは複数本であり、一の電極16x、16yが他の電極16y、16xに接触しないようにする。
各電極16x、16yは、例えば、導体線で形成される。1本の電極16x、16yは複数の導体線で形成しても良い。導体線は、たとえば幅1〜30μm、高さ0.3〜10μmである。導体線を極細線にすることによって、電極16x、16yを視認されにくくする。
各図は一直線の導体線を示しているが、一直線の導体線に限定されない。各電極16x、16yを構成する導体線が折れ曲がったりすることにより、モアレを防止しても良い。また、1本の電極16x、16yに属する導体線同士を接続して網目状にすることにより、1本の導体線が切断されても、他の導体線によって電極16x、16yの導電性が確保されるようにしても良い。
各電極16x、16yは、導電性粒子を含むインクによって印刷形成することができる。導電性粒子は銀、金、白金、パラジウム、銅、カーボン、またはそれらの混合物を含む。導電性粒子の平均粒子径は2μm以下、好ましくは200〜500nmである。インクのバインダーとしては、ポリエステル樹脂などである。バインダーの使用量は、導電性粒子100重量部に対して、1〜20重量部、好ましくは3〜10重量部である。インクの溶媒としては、導電性粒子を良好に分散するものが良く、また沸点が約100〜300℃の溶媒、例えば沸点が110℃のトルエンが挙げられる。溶媒の沸点が比較的低いため、インクを基材14に印刷後、比較的低温で焼成することができ、基材14に対する熱的負荷を小さくできる。インクは、導電性粒子のために分散処理がなされている。
第1電極16xを有する基材14は複数であり、第2電極16yを有する基材14も複数である。基材14を重ね合わせた基材群24を一面25aまたは他面25bから見ると、第1電極16xを有する電極領域20同士と第2電極16yを有する電極領域20同士は重ならず、第1電極16xを有する電極領域20同士および第2電極16yを有する電極領域20同士は並べられる。タッチパネル10において、検知領域18の電極16x、16yの密度が均一であり、光透過率は均一である。従来のように平面方向に複数の基材14のエッジを接続していないため、基材14同士の接続部分が見えることはない。
各基材14におけるフロントカバー12の反対側に電極16x、16yが形成されている。フロントカバー12から見た場合に電極16x、16yを目立ちにくくするためである。なお、いずれの方向から見ても電極16x、16yの目立ちやすさが人間の視覚で区別できない場合、フロントカバー12側に電極16x、16yを形成し、フロントカバー12に電極16x、16yを近づけ、タッチされた時の感度を良くしても良い。
各電極16x、16yの端部から基材14の1辺まで引出配線(図示省略)を備える。引出配線は電極16x、16yと同じ材料で形成することができる。ディスプレイの筐体に重なる部分は銀などの導体で形成しても良い。引出配線はコントローラに接続される。コントローラから各電極16x、16yに所定の電気信号を印加し、指がタッチパネル10に近接されたときの電極16x、16yの電気的変化を検出することにより、タッチ位置を検出する。
基材14同士の間には接着層26を有する。接着層26によって基材14同士を固定し、基材群24を形成する。接着層26は、シリコーン系の感圧接着剤、アクリル系の光学透明接着剤などを使用する。接着層26の厚みは、たとえば20〜30μmである。フロントカバー12と基材群24の間にも接着層28を設けて、基材群24をフロントカバー12に接続する。
基材14におけるフロントカバー12の反対側に電極16x、16yを設けたため、基材群24におけるフロントカバー12の反対側の電極16x、16yを保護するために、ポリエチレンテレフタレートなどで形成される保護シート30を取り付ける。基材群24に保護シート30を取りけるために、接着層32を有する。接着層32は、上記の接着層26と同じものを使用できる。なお、各基材14において、電極16x、16yをカバーガラス12側に形成した場合、保護シート30を省略することが可能である。
保護シート30がディスプレイの前面に取り付けられる。保護シート30とディスプレイの間に接着層が設けられるが、接着層は、上記の接着層26と同じ材料のものを使用することができる。
次に、タッチパネル10の製造方法について説明する。(1)上述した基材14を準備する。本説明では長尺状の基材14をロール状にしたものを使用する。
(2)図3に示すように、基材14を一の軸34から他の軸36に巻き移す途中で電極16x、16yを形成する。電極16x、16yの形成方法は、スクリーン印刷が挙げられる。図3(b)のように、基材14を巻き移す途中で基材14を停止させ、スクリーン印刷装置38で電極材料をスクリーン印刷する。スクリーン印刷であるので、スキージ40でスクリーン印刷版42を押し、スキージ40を移動させることで、電極材料が基材14に印刷される。電極材料をスクリーン印刷した後、基材14を再び移動させる。このように電極材料を印刷するたびに基材14を停止させ、停止後に移動させる。
長尺状の基材14であるため、図4のように検知領域18が長さ方向に並ぶ。検知領域18に電極領域20と非電極領域22があるため、長尺状の基材14に間欠的に電極材料がスクリーン印刷される。電極16x、16yに接続される引出配線の材料も電極材料と同時に形成しても良い。
電極材料をスクリーン印刷後、基材14を巻き取るまでに乾燥させる。熱によって電極材料を乾燥させると、溶剤が揮発し、銀などの導電性粒子が融着しあうことで、電極16、16yが形成される。
(3)長尺状の基材14を切断する。切断された基材14ごとに検知領域18がある。
(1)〜(3)の工程を各電極16x、16yの基材14ごとにおこなう。各電極16x、16yについて、基材14における位置の異なるものが2種類製造される。なお、検知領域18の中の電極領域20と非電極領域22が同形状であれば、半数の基材14を180度回転させることで、同一電極16x、16yを有する2種類の基材14を準備することができる。
(4)引出配線にタッチパネルのコントローラを接続し、フロントカバー14の上に、電極16x、16yの位置が異なる基材14を重ね合わせて基材群24を形成する。タッチパネル10を一面側または他面側から見た場合、各電極16x、16yが重ならない。
(5)基材群24におけるフロントカバー12の反対側に保護シート30を取り付け、タッチパネル10が完成する。保護シート30をディスプレイの前面に取り付けることで、ディスプレイにタッチパネル10を取り付ける。
以上のように、従来からあるスクリーン印刷の技術を用いてタッチパネル10を製造することができる。複数の基材14のエッジを接続する場合と異なり、基材14の接続部分がないため、ディスプレイの前面に筋が発生しない。大面積に電極を形成することが難しい場合に、検知領域18が大きくなっても、その一部に電極16x、16yを形成しており、所望の電極16x、16yを形成しやすい。製造装置を変更せずに、その製造装置で製造できるよりも大型のタッチパネル10を製造することができ、ディスプレイの大型化に伴うタッチパネル10の大型化に対応できる。たとえば、50インチ以下のタッチパネル10に対応した製造装置で50インチ以上のタッチパネル10を製造することができる。
実施形態2
図5のタッチパネル50のように、第1電極16xを有する基材14のみを重ねた第1基材群24xと第2電極16yを有する基材14のみを重ねた第2基材群24yを形成し、これらの基材群24x、24yを重ねることも可能である。
フロントカバー12からの第1電極16xごとの距離の違い、および第2電極16yごとの距離の違いが小さくなり、各電極16x、16yの感度の違いを小さくできる。
実施形態3
図6(a)のタッチパネル60のように、1枚の基材14に両方の電極16x、16yを形成しても良い。1枚の基材14の一面15aに第1電極16xを形成し、他面15bに第2電極16yを形成する。1枚の基材14を一面15aまたは他面15bから見た場合、第1電極16xと第2電極16yの形成されている領域が重なる。タッチパネル60において、第1電極16x同士および第2電極16y同士は重ならない。タッチパネル60を一面側または他面側から見たときに、検知領域18の電極16x、16yの密度は一定になっている。
1枚の基材14に各電極16x、16yを形成しているため、図1のタッチパネル10に比べて基材14の枚数が半分になる。光の透過率を大きくしやすい。
図6(b)のタッチパネル62のように、1枚の基材14の両面15a、15bに同一の電極16x、16yを形成しても良い。基材14を一面15aまたは他面15bから見たときに、同一電極16x、16yが重ならないようにする。図6(a)のタッチパネル60と同様に、フロントカバー12に対する同種の電極16x、16yの距離の違いを小さくすることができる。
また、1枚の基材14の各面15a、15bに電極16x、16yを形成したが、基材14のいずれか一方の面15a、15bに両電極16x、16yを形成しても良い。例えば、第1電極16x、絶縁体、および第2電極16yの順に積層することで、基材14のいずれか一方の面15a、15bに両電極16x、16yを形成することができる。または、基材14のいずれか一方の面15a、15bに、第1電極16xと第2電極16yを同じ層として形成(但し、両電極16x、16yが交差する部分において、第2電極16yは断絶した電極形状)し、交差部分において第1電極16xの上を絶縁体で絶縁したうえで第2電極16yを電気的に接続(ジャンパー接続)してもよい。
実施形態4
第1電極16xを有する電極領域20同士および第2電極16yを有する電極領域20同士は重ならなかったが、一部を重なるようにしても良い。一部を重ねることで、基材14間の貼り合せの精度によらず、第1電極16x同士や第2電極16y同士の境界部分を目立ち難くすることができる。重ねる幅は、たとえば0.3〜3mmが好ましく、0.5〜1mmがより好ましい。
重ねられても、基材群24における検知領域18内の電極16x、16yの密度は均一にする。重ねられた領域の電極16x、16yの密度を他の領域の電極16x、16yの密度と同じにするために、重ねられる領域の電極16x、16yの密度を他の領域の電極16x、16yの密度より低くする。たとえば、重ねられる領域にある電極16x、16yの導体線の幅を他の領域の電極16x、16yの導体線の幅より細くする。また、導体線の本数を少なくすることで電極16x、16yの密度を低くしても良い。
実施形態5
長尺状の基材を移送させながらスクリーン印刷によって電極16x、16yを形成する以外に、枚葉の基材14を準備して、電極16x、16yを形成しても良い。電極16x、16yの形成方法も、スクリーン印刷に限定されず、グラビア印刷やインクジェット印刷などの印刷方法で形成しても良い。電極材料をITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電材料に変更すれば、真空成膜とエッチングによって電極16x、16yを形成しても良い。電極16x、16yを極細線で形成するのであれば、透明導電材料に限定されず、他種の金属材料を真空成膜とエッチングで製造しても良い。電極16x、16yを形成する装置で形成可能な電極領域20の面積よりも大きな面積の検知領域18を有するタッチパネル10、60、62を製造することができる。
実施形態6
図7のように、四角形の電極72を縦横に並べて配置したタッチパネル70であっても良い。基材14の上に電極72を縦横に並べて配置し、各電極72から基材14の1辺へ引出配線(図示省略)を形成している。タッチパネル14の検知領域18において、各基材14の一部に電極72を形成する。複数の基材14を重ね合わせて基材群24を形成したとき、検知領域18の全体に均一に電極72が配置されるようにする。タッチパネル70に1種類の電極72が使用されており、タッチパネル70を平面視した場合に、電極72は重ならない。なお、電極72の形状は四角形には限定されない。
電極72を透明導電材料で形成するが、極細の導体線を網目状にして、四角形の電極72を形成しても良い。スクリーン印刷などの印刷装置で電極72を形成することができ、真空成膜に比べて簡単に製造できる。
実施形態7
図7のタッチパネル70であれば、基材14の1辺に引出配線があるため、図8(a)のように、基材14の検知領域18を3分割し、いずれかを電極領域20にし、他の領域を非電極領域22としても良い。タッチパネル10を形成したとき、3つの電極領域20がX方向に並ぶ。なお、電極領域20が並ぶ数は3に限定されず、複数であれば良い。
図8(b)のように、基材14の検知領域18を縦横に分割し、いずれかを電極領域20にし、他の領域を非電極領域22としても良い。各方向に2つの電極領域20を有する場合、上述したいずれのタッチパネル10、50、60、62、70であっても良い。また、タッチパネル70であれば、基材14の1辺に引出配線があるため、一方向に2つの電極領域20が並べられ、他方向に並べられる電極領域20の数は限定されない。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。各実施形態は独立的なものではなく、各実施形態を組み合わせて実施しても良い。
10、50、60、62、70:タッチパネル
12:フロントカバー
14:基材
16x、16y、72:電極
18:検知領域
20:電極領域
22:非電極領域
24、24x、24y:基材群
26、28、32:接着層
30:保護カバー
38:印刷装置
40:スキージ
42:スクリーン印刷版

Claims (6)

  1. 電極領域と非電極領域を有する検知領域を備えた複数の基材と、
    前記電極領域に形成された電極と、
    前記複数の基材の電極領域が重ならない、または電極領域の一部が重なるように、複数の基材が重ねられた基材群と、
    を備えたタッチパネル。
  2. 前記電極が第1電極と該第1電極に直交する第2電極を備え、
    前記基材ごとに第1電極または第2電極が形成されており、基材が重ねられると第1電極を有する電極領域同士および第2電極を有する電極領域同士が重ならない、または電極領域の一部が重なる
    請求項1のタッチパネル。
  3. 前記第1電極を備えた基材のみが積層された第1基材群と、
    前記第1基材群の一面に積層され、第2電極を備えた基材のみが積層された第2基材群と、
    を備えた請求項2のタッチパネル。
  4. 前記電極が第1電極と該第1電極に直交する第2電極を備え、
    前記基材ごとに第1電極および第2電極が形成されており、基材が重ねられると第1電極を有する電極領域同士および第2電極を有する電極領域同士が重ならない、または電極領域の一部が重なる
    請求項1のタッチパネル。
  5. 電極領域と非電極領域を有する検知領域を備えた基材を準備する工程と、
    前記基材の電極領域に電極を形成する工程と、
    前記複数の基材の電極領域が重ならない、または電極領域の一部が重なるように、複数の基材を重ね合わせて基材群を形成する工程と、
    を備えたタッチパネルの製造方法。
  6. 前記基材は長尺状であり、
    前記電極を形成する工程が、長尺状の基材に対して不連続に電極を形成する工程を含み、
    前記電極の形成された長尺状の基材を切断する請求項5のタッチパネルの製造方法。
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