JP2016018345A - 表示制御方法、表示制御プログラム、端末装置および表示制御システム - Google Patents

表示制御方法、表示制御プログラム、端末装置および表示制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】第1の端末装置で行われた画面データの表示態様の変更を第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置に反映する表示制御を行うこと。【解決手段】第1の端末装置101の表示部に画面データを表示中に実行された、画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を、第1の端末装置101の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、第1の端末装置101の所有者を特定する情報に基づき特定される、第1の端末装置101と所有者が一致する第2の端末装置102の表示部に画面データを表示する際に、操作情報と、第1の端末装置101の表示部に関する情報と、第2の端末装置102の表示部に関する情報とに基づいて、第2の端末装置102の表示部における画面データの表示態様を制御させる制御情報を生成し、制御情報に基づいて、第2の端末装置102の表示部に画面データを表示する際の画面データの表示態様を制御させる。【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御方法、表示制御プログラム、端末装置および表示制御システムに関する。
近年、スマートフォン、タブレット型PC(パーソナル・コンピュータ)などのネットワークにアクセス可能な端末装置を複数台所有するユーザが増えている。また、端末装置を使用してウェブページなどを表示する際に、ユーザは、ピンチアウト操作などにより、自分が閲覧しやすいようにウェブページの表示サイズを変更することがある。
関連する先行技術としては、例えば、ウェブブラウザでURL(Uniform Resource Locator)を指定することでウェブページにアクセスし、当該URLに対応して保存された画面表示の嗜好設定を取出し、この嗜好設定をウェブページに適用し、ウェブページをブラウザ上で表示する技術がある。また、ユーザが複合機を使用する際に、ユーザプロファイル情報にしたがって、複合機の設定状態をユーザに適合したものに変更する技術がある。また、同種又は異種の画像処理装置間において、ユーザごと設定共用ファイルをもたせることにより、ユーザがどの画像処理装置を利用する場合でも、自己の好みの操作画面を登場させる技術がある。
特表2005−522783号公報 特開2007−293654号公報 特開2001−306204号公報 特開2009−199591号公報
しかしながら、従来技術では、同一のウェブページであっても、ウェブページを表示する端末装置が異なると、ユーザが閲覧しやすいようにウェブページの表示サイズを調整するなどの操作負担が生じる場合がある。例えば、スマートフォンとタブレット型PCのように、端末装置が異なると画面サイズが異なることが多いため、同一のウェブページを表示する場合であっても、端末装置ごとにウェブページの表示サイズを変更する操作が発生することが多い。
一つの側面では、本発明は、第1の端末装置で行われた画面データの表示態様の変更を第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置に反映する表示制御を行う表示制御方法、表示制御プログラム、端末装置および表示制御システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を取得して、第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に画面データを表示する際に、取得した操作情報と、第1の端末装置の表示部に関する情報と、第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、第2の端末装置の表示部における画面データの表示態様を第2の端末装置に制御させる処理を実行する表示制御方法および表示制御プログラムが提案される。
また、本発明の一態様によれば、他の端末装置と通信可能な情報処理装置から、他の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報と他の端末装置の表示部に関する情報とを受信し、受信した操作情報と、受信した他の端末装置の表示部に関する情報と、自装置の表示部に関する情報とに基づいて、自装置の表示部に画面データを表示する際の画面データの表示態様を制御する端末装置が提案される。
また、本発明の一態様によれば、第1の端末装置と第2の端末装置と情報処理装置とを含み、情報処理装置は、第1の端末装置から受信した、第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶する記憶部と、第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に画面データを表示する際に、記憶した操作情報と、第1の端末装置の表示部に関する情報と、第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、第2の端末装置の表示部における画面データの表示態様を制御する制御情報を生成する第1制御部と、生成した制御情報を第2の端末装置に送信する送信部と、を有し、第2の端末装置は、情報処理装置から受信した制御情報に基づいて、第2の端末装置の表示部に画面データを表示する際の画面データの表示態様を制御する第2制御部を有する表示制御システムが提案される。
本発明の一側面によれば、第1の端末装置で行われた画面データの表示態様の変更を第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置に反映する表示制御を行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる表示制御方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、実施の形態1にかかる表示制御システム100のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、実施の形態1にかかる端末装置Nのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、操作情報DB201の記憶内容の一例を示す説明図である。 図5は、操作情報DB203の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、操作情報管理DB205の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、制御情報DB202の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、制御情報DB204の記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、制御情報管理DB206の記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、端末情報管理DB207の記憶内容の一例を示す説明図である。 図11は、実施の形態1にかかる端末装置Niの機能的構成例を示すブロック図である。 図12は、実施の形態1にかかる操作情報管理サーバ103の機能的構成例を示すブロック図である。 図13は、実施の形態1にかかる端末情報登録動作の一例を示すシーケンス図である。 図14は、実施の形態1にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図15は、実施の形態1にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図16は、実施の形態1にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図17は、実施の形態1にかかる端末装置Niの端末情報登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、実施の形態1にかかる端末装置Niの画面データ表示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図19は、実施の形態1にかかる端末装置Niの操作情報、制御情報処理手順の一例を示すフローチャートである。 図20は、実施の形態1にかかる操作情報管理サーバ103の端末情報、操作情報、制御情報処理手順の一例を示すフローチャートである。 図21は、実施の形態2にかかる表示制御システム2100のシステム構成例を示す説明図である。 図22は、端末情報DB2113の記憶内容の一例を示す説明図である。 図23は、実施の形態2にかかる端末装置Miの機能的構成例を示すブロック図である。 図24は、実施の形態2にかかる操作情報管理サーバ2103の機能的構成例を示すブロック図である。 図25は、実施の形態2にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図26は、実施の形態2にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図27は、実施の形態2にかかる端末装置Miの画面データ表示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図28は、実施の形態2にかかる端末装置Miの操作情報、制御情報処理手順の一例を示すフローチャートである。 図29は、実施の形態2にかかる操作情報管理サーバ2103の端末情報、操作情報処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる表示制御方法、表示制御プログラム、端末装置および表示制御システムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる表示制御方法の一実施例を示す説明図である。図1において、表示制御システム100は、端末装置101と、端末装置102と、操作情報管理サーバ103と、情報提供サーバ104とを含む。表示制御システム100は、端末装置101と端末装置102が情報提供サーバ104から受信した画面データを表示する際に、操作情報管理サーバ103が当該画面データの表示態様を制御するシステムである。
ここで、端末装置101、102は、ディスプレイ121、122をそれぞれ有するコンピュータである。ディスプレイ121、122は、コンピュータから出力される画像、テキスト等の映像信号を表示する表示部である。端末装置101、102は、例えば、情報提供サーバ104から画面データを受信して、受信した画面データをディスプレイ121、122に表示する。端末装置101、102は、例えば、あるユーザにより使用されるスマートフォンやタブレット型PCなどである。
操作情報管理サーバ103は、端末装置101、102のディスプレイ121、122に画面データを表示する際の画面データの表示態様を制御するコンピュータである。情報提供サーバ104は、端末装置101、102に画面データを提供するコンピュータである。
ここで、画面データとは、画像、テキスト等を含むデータである。例えば、情報提供サーバ104がウェブサーバである場合、画面データは、html(HyperText Markup Language)で記述されたウェブページである。また、画面データの表示態様とは、画面データの表示サイズ、明るさ、フォント色、背景色などである。
画面データの表示サイズとは、ディスプレイ121、122に画面データを表示する際の、画像やテキスト等の大きさである。また、画面データの明るさとは、ディスプレイ121、122の明るさである。例えば、ディスプレイ121、122が液晶ディスプレイである場合、バックライトの明るさである。また、画面データのフォント色とは、ディスプレイ121、122に画面データを表示する際の、テキストの色である。また、画面データの背景色とは、ディスプレイ121、122に画面データを表示する際の、背景の色である。
スマートフォンやタブレット型PCなどの端末装置のディスプレイの画面サイズは5インチ程度であるが、1画面に表示される情報量が多いと、初期画面では画像やテキストが小さく表示される場合が多い。このため、ユーザは、自分が閲覧しやすいように、ピンチアウト操作等により、画面データの表示サイズを変更して、画像やテキストを拡大する操作を行うことが多い。
また、ユーザによるウェブサイトの閲覧は、同一ウェブページを表示する、または、同一ウェブサイトの特定ジャンルのウェブページだけを閲覧する等、ある程度固定化されている。この場合、ユーザがウェブサイトを閲覧する際に、ユーザが閲覧しやすいようにウェブページの表示サイズを調整するなどの操作を毎回行うことになり、ユーザに操作負担が生じる。
これに対して、例えば、ユーザが端末装置で過去に表示したウェブページを同じ端末装置で閲覧する場合、端末装置がウェブページに対応して保存された画面表示の嗜好設定をウェブページに適用して、ウェブページを表示することが考えられる。これにより、ユーザが同じ端末装置で同じウェブページを閲覧する際に、例えば、ユーザが閲覧しやすいようにウェブページの表示サイズを変更して表示することができる。
しかしながら、上述した方法では、ユーザが複数の端末装置を使用する場合を考慮していない。このため、ユーザがある端末装置で過去に表示した画面データを別の端末装置で閲覧する際、別の端末装置では、ユーザが閲覧しやすい表示サイズで画面データが表示されるとは限らない。この場合、ユーザは閲覧しやすいように画面データの表示サイズを調整するなどの操作を閲覧する際に行うことになり、ユーザに操作負担が生じる。
そこで、実施の形態1では、操作情報管理サーバ103が、端末装置101で行われた画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報に基づいて、端末装置101と所有者が一致する端末装置102で同一の画面データを表示する際の表示態様を制御する。これにより、端末装置101が表示した画面データを端末装置102で表示する際に、端末装置101で行われた画面データの表示態様の変更を端末装置102に反映することができる。このため、ユーザが閲覧しやすいように表示サイズを調整するなどの操作負担を軽減させることができる。
以下、実施の形態1にかかる表示制御システム100の表示制御例について説明する。また、以下の説明では、画面データの表示態様として、画面データの表示サイズを例に挙げて説明する。
(1)端末装置101が、情報提供サーバ104に画面データの送信を要求し、情報提供サーバ104が送信した画面データをディスプレイ121に表示する。例えば、情報提供サーバ104がウェブサーバである場合、端末装置101で動作するウェブブラウザでURLを指定することにより、URLで指定される画面データがウェブブラウザを介してディスプレイ121に表示される。
ここで、ウェブサーバとは、画面データ等のリソースを記憶し、端末からの要求に応じてリソースを送信するサーバである。ウェブブラウザとは、ウェブサーバから画面データ等のリソースを取得し、表示するためのソフトウェアである。URLとは、ネットワーク上の画面データ等のリソースを特定するためのアドレスである。
(2)端末装置101は、画面データを表示中に実行された画面データの表示サイズを変更する操作を特定する操作情報111を作成する。図1の例では、例えば、http://xxx/xxxで指定される画面データが小さく表示されるため、画面データの表示サイズを150%拡大する操作が実行される。ここで、http://xxx/xxxは、URLの一種である。端末装置101は、http://xxx/xxxで指定される画面データを150%拡大する操作を特定する操作情報111を作成する。
なお、150%拡大とは、ディスプレイ121に表示される画面データの画像、テキストの大きさを1.5倍に拡大させる操作である。
(3)端末装置101が、作成した操作情報111を操作情報管理サーバ103に送信する。図1の例では、端末装置101は、http://xxx/xxxで指定される画面データを150%拡大する操作を特定する操作情報111を操作情報管理サーバ103に送信する。
(4)操作情報管理サーバ103が、端末装置101から受信した操作情報111から操作情報112を作成し、端末装置101の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶する。図1の例では、操作情報管理サーバ103は、操作情報111を、端末装置101を識別する識別子A1と対応付けて操作情報112を作成する。
(5)操作情報管理サーバ103が、端末装置101の所有者を特定する情報に基づき特定される、端末装置101と所有者が一致する端末装置102の表示部に画面データを表示する際に、操作情報112と、端末装置101の端末情報113と、端末装置102の端末情報114と、に基づいて、端末装置102のディスプレイ122における操作を特定する制御情報115を作成する。ここで、端末情報113、114とは、端末装置101、102の表示部に関する情報であり、例えば、端末装置101、102の表示部で画面データを表示する領域に関する情報である。
図1の例では、端末情報113には、端末装置101を識別する識別子A1と、端末装置101のディスプレイ121の大きさを示す情報「15.6インチ」が含まれる。情報「15.6インチ」は、例えば、端末装置101のディスプレイ121が長方形で、この長方形の対角線の長さが15.6インチであることを示す。また、端末情報114には、端末装置102を識別する識別子A2と、端末装置102のディスプレイ122の大きさを示す情報「10.1インチ」が含まれる。
また、図1の例では、端末装置101のディスプレイ121の大きさと端末装置102のディスプレイ122の大きさの比は、「15.6/10.1=1.54」である。操作情報管理サーバ103は、比1.54からhttp://xxx/xxxで指定される画面データを端末装置102で表示する際の画面データの表示サイズを変更する操作として、「231%拡大(=150%×1.54)」を作成する。
(6)端末装置102が、情報提供サーバ104に画面データの送信を要求し、情報提供サーバ104が送信した画面データを受信する。例えば、情報提供サーバ104がウェブサーバである場合、端末装置102で動作するウェブブラウザでURLを指定することにより、URLで指定された画面データが端末装置102に送信される。
(7)端末装置102が、操作情報管理サーバ103に画面データを端末装置102のディスプレイ122に表示させる際の操作を特定する制御情報の送信を要求し、受信した制御情報から制御情報116を作成する。図1の例では、端末装置102は、http://xxx/xxxで指定される画面データを端末装置102のディスプレイ122に表示させる際の操作を特定する制御情報116を作成する。
(8)端末装置102が、制御情報116に基づき、情報提供サーバ104から受信した画面データを端末装置102のディスプレイ122に表示させる際の操作を実行する。図1の例では、端末装置102は、http://xxx/xxxで指定される画面データをディスプレイ122に表示させる際に、制御情報116に基づき画面データを231%拡大する操作を実行する。
このように、表示制御システム100によれば、操作情報管理サーバ103は、端末装置101での画面データの表示サイズを変更する操作を特定する情報を取得する。このため、操作情報管理サーバ103は、端末装置102が当該画面データを表示する際に取得した情報と端末装置101、102の端末情報113、114に基づいて、当該画面データの表示サイズを変更させることができる。
これにより、操作情報管理サーバ103は、端末装置101が表示した画面データを端末装置102が表示する際に、画面データの表示態様を変更して、閲覧しやすいように画面データの表示サイズを調整するなどのユーザの操作負担を軽減する。例えば、端末装置102は、端末装置101が表示したhttp://xxx/xxxで指定される画面データをディスプレイ122に表示させる際に、操作情報管理サーバ103は、端末装置102に画面データを231%拡大して表示させる。これにより、端末装置101で行われた画面データの表示サイズの変更を端末装置102に反映することができる。
また、操作情報管理サーバ103が、端末装置102での画面データの表示態様を変更する操作を特定する情報を取得し、端末装置101が当該画面データを表示する際、当該画面データの表示サイズを変更させることもできる。
(表示制御システムのシステム構成例)
図2は、実施の形態1にかかる表示制御システム100のシステム構成例を示す説明図である。図2において、表示制御システム100は、端末装置N1〜Nn(n:2以上の自然数)と、操作情報管理サーバ103と、情報提供サーバ104とを含む。端末装置N1〜Nn、操作情報管理サーバ103および情報提供サーバ104は、有線または無線のネットワーク200を介して接続される。ネットワーク200は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
端末装置N1〜Nnは、例えば、スマートフォン、タブレット型PC、携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System)などである。また、操作情報管理サーバ103は、例えば、サーバ、PCなどである。また、情報提供サーバ104は、例えば、ウェブサーバであり、端末装置N1〜NnからURLで指定されたウェブページを端末装置N1〜Nnに送信する。ウェブページとは、例えば、htmlで記述された、画像、テキスト、音声等を含む画像データである。
以下の説明では、端末装置N1〜Nnのうち、ユーザAが最初に使用する端末装置を「端末装置Ni」と表記し(i=1,2,…,n)、ユーザAが端末装置Niを使用した後に使用する端末装置を「端末装置Nj」と表記する場合がある(j≠i、j=1,2,…,n)。図1に示した端末装置101は、端末装置Niに対応し、図1に示した端末装置102は、端末装置Njに対応する。
端末装置N1〜Nnは、操作情報DBおよび制御情報DBを有する。以下の説明では、端末装置Niの操作情報DB、制御情報DBをそれぞれ操作情報DB201、制御情報DB202と表記し、端末装置Njの操作情報DB、制御情報DBをそれぞれ操作情報DB203、制御情報DB204と表記する場合がある。また、操作情報管理サーバ103は、操作情報管理DB205、制御情報管理DB206および端末情報管理DB207を有する。各種DB201〜207の記憶内容については、図4〜図10を用いて後述する。
(端末装置N1〜Nnのハードウェア構成例)
次に、図2に示した端末装置N1〜Nnのハードウェア構成例について説明する。ここでは、各端末装置N1〜Nnを、単に「端末装置N」と表記する。
図3は、実施の形態1にかかる端末装置Nのハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、端末装置Nは、CPU301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、ディスプレイ306とを有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、端末装置Nの全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク200に接続され、ネットワーク200を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した他の端末装置N、操作情報管理サーバ103または情報提供サーバ104)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク200と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
ディスプレイ306は、端末装置Nの表示部であり、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、画像、テキスト等の映像信号を表示する。ディスプレイ306は、例えば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。また、ディスプレイ306は、タッチパネルを備えて、ディスプレイ306上のアイコン等の表示を押すことで機器を操作する入力装置であることができる。
なお、端末装置Nは、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウスなどを有することにしてもよい。また、図2に示した操作情報管理サーバ103および情報提供サーバ104についても、上述した端末装置Nと同様のハードウェア構成例により実現することができる。
(操作情報DBの一例)
図4は、操作情報DB201の記憶内容の一例を示す説明図である。図4において、端末装置Niの操作情報DB201は、例えば、端末装置Niによって作成、更新され、端末装置Niのメモリ302またはディスク305に記憶される。
操作情報DB201は、アクセスURL、アクセス日時、画面操作および音量操作の項目を有する。操作情報DB201は、各項目に情報を設定することで、操作情報(例えば、操作情報201−1〜201−10)をレコードとして記憶する。
ここで、アクセスURLは、端末装置NiがアクセスしたURLを識別する識別子である。URLは、ホスト名+ディレクトリ名+ファイル名で表され、アクセスURLは、ディレクトリ名でグループ化することができる。
アクセス日時とは、端末装置Niが「アクセスURL」にアクセスした日時を示す情報である。アクセスURLがディレクトリ名でグループ化されている場合は、当該ディレクトリ名を含むURLに最初にアクセスした日時であってもよい。また、当該ディレクトリ名を含むURLに最後にアクセスした日時であってもよい。
画面操作は、端末装置Niが「アクセスURL」から取得した画面データを表示部に表示中に実行された、画面データの表示サイズを変更する操作を特定する情報である。画面データの表示サイズを変更する操作が実行されない場合、空白(図4では「−」と記載される)が設定される。
また、画面データの表示サイズを変更する操作を特定する情報は、例えば、表示サイズの拡大または縮小を示す割合である。具体的には、150%拡大とは、画面データの表示サイズを1.5倍に拡大させることである。
音量操作は、端末装置Niが「アクセスURL」から取得した画面データを表示部に表示中に実行された、端末装置Niの音量を変更する操作を特定する情報である。端末装置Niの音量を変更する操作が実行されない場合、空白(図4では「−」と記載される)が設定される。
また、音量を変更する操作を特定する情報は、例えば、端末装置Niの音量をデシベル単位で表した値である。また、音量を変更する操作を特定する情報は、端末装置NiのOS(Operating System)のサウンドマネージャーの設定値であってもよい。さらに、音量を変更する操作を特定する情報は、端末間で共通の単位または相互に変換可能な単位であればよい。
図4の例では、レコード201−1は、端末装置Niがhttp://xxxxx/xxxxxに2014年4月27日18時23分15秒にアクセスしたことを示す。また、レコード201−1は、端末装置Niがhttp://xxxxx/xxxxxから取得した画面データを表示中に、表示サイズを150%拡大し、音量を50に変更したことを示す。
また、図4の例では、端末装置Niがhttp://xxxxx/xxxxx、http://yyyyy/yyyyyおよびhttp://zzzzz/zzzzzにアクセスしたことを示す。
図5は、操作情報DB203の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、端末装置Njの操作情報DB203は、例えば、端末装置Njによって作成、更新され、端末装置Njのメモリ302またはディスク305に記憶される。
操作情報DB203は、アクセスURL、アクセス日時、画面操作および音量操作の項目を有する。操作情報DB203は、各項目に情報を設定することで、操作情報(例えば、操作情報203−1〜203−3)をレコードとして記憶する。
操作情報DB203の各項目には、操作情報DB201の各項目と同じ情報が設定される。
図5の例では、レコード203−1は、端末装置Njがhttp://yyyyy/yyyyyに2014年4月27日11時35分57秒にアクセスしたことを示す。また、レコード203−1は、端末装置Njがhttp://yyyyy/yyyyyから取得した画面データを表示中に、画面サイズを320%拡大し、音量を80に変更したことを示す。
また、図5の例では、端末装置Njがhttp://yyyyy/yyyyyにアクセスしたことを示す。
(操作情報管理DBの一例)
図6は、操作情報管理DB205の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、操作情報管理サーバ103の操作情報管理DB205は、例えば、操作情報管理サーバ103によって作成、更新され、操作情報管理サーバ103のメモリ302またはディスク305に記憶される。操作情報管理DB205は、端末装置N1〜Nnが操作情報DBの操作情報を操作情報管理サーバ103に送信することにより作成される。例えば、端末装置Ni、Njが操作情報DB201、203の操作情報を操作情報管理サーバ103に送信することにより作成される。
操作情報管理DB205は、アクセスユーザ、アクセス端末、アクセスURL、アクセス日時、画面操作および音量操作の項目を有する。操作情報管理DB205は、各項目に情報を設定することで、操作情報(例えば、操作情報205−1〜205−13)をレコードとして記憶する。
アクセスユーザは、端末装置N1〜Nnを使用するユーザを識別する識別子である。例えば、アクセスユーザとして、端末装置N1〜Nnの所有者、または端末装置N1〜Nnにログインしているユーザとすることができる。アクセス端末は、端末装置N1〜Nnを識別する識別子である。例えば、端末装置N1〜Nnを識別する識別子として、端末装置N1〜Nnの名称を使用することができる。また、端末装置N1〜Nnを識別する識別子として、端末装置N1〜NnのMAC(Media Access Control)アドレスを使用することもできる。
また、操作情報管理DB205のアクセスURL、アクセス日時、画面操作および音量操作の項目には、操作情報DB201、203のアクセスURL、アクセス日時、画面操作および音量操作の項目と同じ情報が設定される。
図6の例では、レコード205−1〜205−10は、端末装置Niが送信した操作情報DB201のレコード201−1〜201−10に、端末装置Niのアクセスユーザ「ユーザA」と端末装置Niの名称「端末装置Ni」を追加したものである。また、レコード205−11〜205−13は、端末装置Njが送信した操作情報DB203のレコード203−1〜203−3に、端末装置Njのアクセスユーザ「ユーザA」と端末装置Njの名称「端末装置Nj」を追加したものである。
(制御情報DBの一例)
図7は、制御情報DB202の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、端末装置Niの制御情報DB202は、例えば、端末装置Niによって作成、更新され、端末装置Niのメモリ302またはディスク305に記憶される。端末装置Niの制御情報DB202は、端末装置Niが、操作情報管理サーバ103から制御情報(例えば、後述する制御情報206−1〜206−3)を受信することにより作成される。
制御情報DB202は、アクセスURL、最終アクセス日時、画面操作および音量操作の項目を有する。制御情報DB202は、各項目に情報を設定することで、制御情報(例えば、制御情報202−1〜202−3)をレコードとして記憶する。
ここで、アクセスURLは、端末装置NiのユーザがアクセスしたURLを識別する識別子である。アクセスURLには、端末装置Ni以外の端末装置がアクセスしたURLを含む場合もある。また、アクセスURLは、ディレクトリ名でグループ化することができる。
最終アクセス日時とは、端末装置Niが「アクセスURL」に以前にアクセスした場合、最後にアクセスした日時を示す。端末装置Niが、「アクセスURL」に以前にアクセスしていない場合、空白が設定される。アクセスURLがディレクトリ名でグループ化されている場合は、当該ディレクトリ名を含むURLに最後にアクセスした日時であってもよい。
画面操作は、端末装置Niが「アクセスURL」から取得した画面データを表示部に表示する際の画面データの表示サイズを変更する操作を特定する情報である。画面データの表示サイズを変更する操作を実行しない場合、空白が設定される。
また、画面データの表示サイズを変更する操作を特定する情報は、例えば、表示サイズの拡大または縮小を示す割合である。具体的には、150%拡大とは、画面データの表示サイズを1.5倍に拡大させることである。
音量操作は、端末装置Niが「アクセスURL」から取得した画面データを表示部に表示する際の端末装置Niの音量を変更する操作を特定する情報である。端末装置Niの音量を変更する操作を実行しない場合、空白が設定される。
また、音量を変更する操作を特定する情報は、例えば、端末装置Niの音量をデシベル単位で表した値である。また、音量を変更する操作を特定する情報は、端末装置NiのOSのサウンドマネージャーの設定値であってもよい。さらに、音量を変更する操作を特定する情報は、端末間で共通の単位または相互に変換可能な単位であればよい。
図7の例では、レコード202−1は、端末装置Niがhttp://xxxxx/xxxxxに2014年4月30日18時26分15秒に最後にアクセスしたことを示す。また、端末装置Niが、http://xxxxx/xxxxxから取得した画面データを表示する際に、画面サイズを170%拡大し、音量を40に変更する操作を実行することを示す。
図8は、制御情報DB204の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、端末装置Njの制御情報DB204は、例えば、端末装置Njによって作成、更新され、端末装置Njのメモリ302またはディスク305に記憶される。端末装置Njの制御情報DB204は、端末装置Njが操作情報管理サーバ103から制御情報(例えば、後述する制御情報206−4〜206−6)を受信することにより作成される。
制御情報DB204は、アクセスURL、最終アクセス日時、画面操作および音量操作の項目を有する。制御情報DB204は、各項目に情報を設定することで、制御情報(例えば、制御情報204−1〜204−3)をレコードとして記憶する。
制御情報DB204の各項目には、制御情報DB202の各項目と同じ情報が設定される。
図8の例では、レコード204−1は、最終アクセス日時が空白(図8では「−」と記載される)であるため、端末装置Njがhttp://xxxxx/xxxxxに以前にアクセスしなかったことを示す。また、端末装置Njが、http://xxxxx/xxxxxから取得した画面データを表示する際に、画面サイズを513%拡大し、音量を40に変更する操作を実行することを示す。
(制御情報管理DBの一例)
図9は、制御情報管理DB206の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、操作情報管理サーバ103の制御情報管理DB206は、例えば、操作情報管理サーバ103によって作成、更新され、操作情報管理サーバ103のメモリ302またはディスク305に記憶される。操作情報管理サーバ103の制御情報管理DB206は、端末装置N1〜Nnから操作情報(例えば、操作情報201−1〜201−10または操作情報203−1〜203−3)を受信することにより作成される。
制御情報管理DB206は、アクセスユーザ、アクセス端末、アクセスURL、最終アクセス日時、画面操作および音量操作の項目を有する。制御情報管理DB206は、各項目に情報を設定することで、制御情報(例えば、制御情報206−1〜206−6)をレコードとして記憶する。
制御情報管理DB206のアクセスユーザおよびアクセス端末には、操作情報管理DB205のアクセスユーザおよびアクセス端末と同じ情報が設定される。
また、制御情報管理DB206のアクセスURL、最終アクセス日時、画面操作および音量操作の項目には、制御情報DB202、204のアクセスURL、最終アクセス日時、画面操作および音量操作の項目と同じ情報が設定される。
(端末情報管理DBの一例)
図10は、端末情報管理DB207の記憶内容の一例を示す説明図である。図10において、操作情報管理サーバ103の端末情報管理DB207は、例えば、操作情報管理サーバ103によって作成、更新され、操作情報管理サーバ103のメモリ302またはディスク305に記憶される。操作情報管理サーバ103の端末情報管理DB207は、端末装置N1〜Nnが端末情報を操作情報管理サーバ103に送信することにより作成される。
端末情報管理DB207は、アクセスユーザ、アクセス端末、ディスプレイサイズおよびディスプレイ画素数の項目を有する。端末情報管理DB207は、各項目に情報を設定することで、端末情報(例えば、端末情報207−1〜207−2)をレコードとして記憶する。
端末情報管理DB207のアクセスユーザおよびアクセス端末には、操作情報管理DB205のアクセスユーザおよびアクセス端末と同じ情報が設定される。
ディスプレイサイズは、端末情報を送信した端末装置の表示部の大きさを示す情報である。例えば、ディスプレイサイズは、端末装置の表示部が長方形で、この長方形の対角線の長さを示す。ディスプレイ画素数は、端末情報を送信した端末装置の表示部の解像度を示す情報である。例えば、ディスプレイ画素数は、端末装置の表示部が長方形で、この長方形の縦のドット数と横のドット数との積である。
図10の例では、レコード207−1は、端末装置Niが送信した端末情報である。レコード207−1は、端末装置Niの表示部のディスプレイサイズが15.6インチであり、ディスプレイ画素数が1920×1080であることを示す。
(端末装置N1〜Nnの機能的構成例)
次に、図2に示した端末装置N1〜Nnの機能的構成例について説明する。ここでは、各端末装置N1〜Nnの中から端末装置Niを例に挙げて説明する。
図11は、実施の形態1にかかる端末装置Niの機能的構成例を示すブロック図である。図11において端末装置Niは、受付部1101と、表示制御部1102と、通信制御部1103と、閲覧条件制御部1104と、操作情報DB201と、制御情報DB202とを含む構成である。受付部1101と、表示制御部1102と、通信制御部1103と、閲覧条件制御部1104とを含む機能部は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶される。
受付部1101は、ユーザからの操作を受け付ける機能を有する。受付部1101は、ユーザからアクセスするURLを受け付け、受け付けたURLを通信制御部1103および閲覧条件制御部1104に送信する。また、受付部1101は、ユーザから終了操作を受け付け、終了操作を受け付けたことを通信制御部1103に通知する。
また、受付部1101は、画面データの表示サイズの変更操作および音量の変更操作を受け付け、表示制御部1102および閲覧条件制御部1104に、ユーザの操作を特定する操作情報を送信する。例えば、ユーザがピンチアウト操作で画面データの画面サイズを1.5倍に拡大する操作をした場合、受付部1101は、「150%拡大」の操作情報を送信する。また、ユーザがボリューム操作で端末装置Niの音量を「80」に変更した場合は、受付部1101は、「80に変更」の操作情報を送信する。
表示制御部1102は、端末装置Niの表示部の表示を制御する機能を有する。表示制御部1102は、例えば、ウェブブラウザの機能を有しており、通信制御部1103が受信した画面データを端末装置Niの表示部に表示する。
また、表示制御部1102は、受付部1101が送信した操作情報に従い、端末装置Niの表示部に画面データを表示する際の画面データの表示サイズ、または、端末装置Niの音量を変更する。例えば、受付部1101が「150%拡大」の操作情報を送信した場合、表示制御部1102は表示部の画面データを1.5倍に拡大して表示する。例えば、受付部1101が音量「80に変更」の操作情報を送信した場合、表示制御部1102は端末装置Niの音量を「80」に変更する。
また、表示制御部1102は、閲覧条件制御部1104が送信した制御情報に従い、端末装置Niの表示部に画面データを表示する際の画面データの表示サイズ、または、端末装置Niの音量を変更する。
ここで、表示制御部1102は、制御情報に従って、画面データの表示サイズ、または、端末装置Niの音量を変更した後に、通信制御部1103が受信した画面データを表示部に表示してもよい。また、表示制御部1102は、通信制御部1103が受信した画面データを表示部に表示した後に、制御情報に従って、画面データの表示サイズ、または、端末装置Niの音量を変更してもよい。
通信制御部1103は、操作情報管理サーバ103および情報提供サーバ104との通信を制御する機能を有する。例えば、通信制御部1103は、受付部1101が受け付けたURLで、情報提供サーバ104から画面データを受信し、受信した画面データを表示制御部1102に渡す。
また、通信制御部1103は、操作情報DB201に記憶した操作情報を操作情報管理サーバ103に送信する機能を有する。例えば、通信制御部1103は、操作情報DB201に操作情報が記憶されるごとに、操作情報を操作情報管理サーバ103に送信する。また、通信制御部1103は、受付部1101から終了操作を受け付けた際に、操作情報を情報管理サーバ103に送信してもよい。
また、通信制御部1103は、操作情報管理サーバ103に制御情報の送信を要求し、操作情報管理サーバ103が送信した制御情報を受信し、受信した制御情報で制御情報DB202を更新する。例えば、通信制御部1103は、閲覧条件制御部1104から依頼された場合に、操作情報管理サーバ103に制御情報の送信を要求する。また、通信制御部1103は、所定のタイミングで、または、一定時間ごとに操作情報管理サーバ103に制御情報の送信を要求してもよい。所定のタイミングは、例えば、端末装置Niの起動時である。
また、通信制御部1103は、操作情報管理サーバ103に端末装置Niの端末情報を送信する。例えば、通信制御部1103は、最初の起動時に操作情報管理サーバ103に端末装置Niの端末情報を送信する。また、端末装置Niが解像度を変化させる機能を有する表示部を有する場合、解像度が変化した場合に、操作情報管理サーバ103に端末情報を送信してもよい。
閲覧条件制御部1104は、操作情報DB201および制御情報DB202を制御する機能を有する。例えば、閲覧条件制御部1104は、受付部1101が送信した操作情報をアクセスURLとアクセス日時と対応付けて操作情報DB201に記憶する。
この際、閲覧条件制御部1104は、操作情報が一回のアクセス期間中に複数回送信された場合、操作情報をアクセスURLとアクセス日時と対応付けて、すべて操作情報DB201に記憶してもよい。なお、アクセス期間とは、ユーザがアクセスするURLを入力した後、別のURLを入力する、または、端末装置の使用を終了するまでの時間である。また、閲覧条件制御部1104は、操作情報が一回のアクセス期間中に複数回送信された場合、最初に行われた操作情報のみ、または、最後に行われた操作情報のみを操作情報DB201に記憶してもよい。
閲覧条件制御部1104は、操作情報を操作情報DB201に記憶する際、アクセスURLは、端末装置NiがアクセスしたURLでなく、ディレクトリ名でグループ化してもよい。例えば、端末装置Niが
http://www.aaa.co.jp/xxx/yyy/1.html
http://www.aaa.co.jp/xxx/yyy/2.html
http://www.aaa.co.jp/xxx/yyy/zzz/11.html
に、アクセスした場合、アクセスURLとして、
http://www.aaa.co.jp/xxx/yyy/
で操作情報を操作情報DB201に作成してもよい。
この場合、閲覧条件制御部1104は、操作情報DB201のレコード数を削減でき、操作情報DB201を記憶するためのメモリ302またはディスク305の記憶容量を削減することができる。
また、閲覧条件制御部1104は、受付部1101が受け付けたURLが制御情報DB202のアクセスURLに存在するかを判断する。閲覧条件制御部1104は、受付部1101が受け付けたURLが制御情報DB202のアクセスURLに存在する場合、当該URLのレコードの画面操作と音量操作を制御情報として、表示制御部1102に送信する。閲覧条件制御部1104は、受付部1101が受け付けたURLが制御情報DB202のアクセスURLに存在しない場合、通信制御部1103に、操作情報管理サーバ103から制御情報の送信を要求することができる。
(操作情報管理サーバ103の機能的構成例)
図12は、実施の形態1にかかる操作情報管理サーバ103の機能的構成例を示すブロック図である。図12において操作情報管理サーバ103は、通信制御部1201と、閲覧情報管理部1202と、操作情報管理DB205と、制御情報管理DB206と、端末情報管理DB207とを含む構成である。通信制御部1201と、閲覧情報管理部1202とを含む機能部は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶される。
通信制御部1201は、端末装置N1〜Nnとの通信を制御する機能を有する。例えば、通信制御部1201は、端末装置Niが送信した操作情報を、端末装置Niのユーザと端末装置Niを識別する識別子と対応付けて、操作情報管理DB205に記憶する。また、通信制御部1201は、端末装置Niからの制御情報の送信要求に応じて、制御情報管理DB206に記憶する制御情報を端末装置Niに送信する。この際、通信制御部1201は、例えば、制御情報管理DB206に記憶する制御情報のなかでアクセス端末が「端末装置Ni」である制御情報のレコードを端末装置Niに送信する。また、通信制御部1201は、端末装置Niが送信した端末情報を、端末装置Niのユーザと端末装置Niを識別する識別子と対応付けて、端末情報管理DB207に記憶する。
閲覧情報管理部1202は、操作情報管理DB205に記憶した操作情報と、端末情報管理DB207に記憶した端末情報とに基づいて、制御情報管理DB206に記憶する制御情報を作成する機能を有する。
閲覧情報管理部1202は、操作情報管理DB205に記憶した操作情報のアクセスユーザ、アクセス端末およびアクセスURLごとに、制御情報を作成する。図9の例では、ユーザAの端末装置Niに対して、http://xxxxx/xxxxx、http://yyyyy/yyyyyおよびhttp://zzzzz/zzzzzのそれぞれに対して、制御情報206−1〜206−3を作成する。また、ユーザAの端末装置Njに対して、http://xxxxx/xxxxx、http://yyyyy/yyyyyおよびhttp://zzzzz/zzzzzのそれぞれに対して、制御情報206−4〜206−6を作成する。
閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置が過去にアクセスしていないURLであっても、ユーザAの他の端末装置が過去にアクセスしていた場合、過去にアクセスしていないURLに対しても画面操作と音量操作を作成する。図9の例では、ユーザAの端末装置Njは、過去にhttp://xxxxx/xxxxxおよびhttp://zzzzz/zzzzzにアクセスしていない。一方、ユーザAの端末装置Niは、過去にhttp://xxxxx/xxxxxおよびhttp://zzzzz/zzzzzにアクセスしている。このため、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置Njについて、http://xxxxx/xxxxxおよびhttp://zzzzz/zzzzzの操作情報206−4、206−6を作成する。
閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置が過去にアクセスしたURLに対して、ユーザAの当該端末装置が当該URLに対して行った操作を特定する操作情報から、制御情報を作成する。
例えば、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置が当該URLに対して行った操作を特定する操作情報の画面操作と音量操作のなかで、アクセス日時が最も新しい操作情報の画面操作と音量操作から、制御情報の画面操作と音量操作を作成する。
図6の操作情報の例では、ユーザAの端末装置Niがhttp://xxxxx/xxxxxに対して行った画面操作のなかで、アクセス日時が最も新しい画面操作は、170%拡大である。また、ユーザAの端末装置Niがhttp://xxxxx/xxxxxに対して行った音量操作のなかで、アクセス日時が最も新しい音量操作は、40に変更である。このため、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置Niのhttp://xxxxx/xxxxxに対して、制御情報の画面操作と音量操作を「170%拡大」と「40に変更」で作成する。
また、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置Niが当該URLに対して行った操作を特定する操作情報の画面操作と音量操作のなかで、アクセス日時が最も古い画面操作と音量操作から、制御情報の画面操作と音量操作を作成してもよい。また、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置Niが当該URLに対して行った操作を特定する操作情報の画面操作の平均と音量操作の平均から、制御情報の画面操作と音量操作を作成してもよい。
閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置が過去にアクセスしていないURLに対して、ユーザAの他の端末装置が当該URLに対して行った操作を特定する操作情報に基づいて、制御情報の画面操作と音量操作を作成する。
例えば、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置Niが当該URLに対して行った操作を特定する操作情報と、ユーザAの端末装置Niの表示部に関する情報と、ユーザAの端末装置Njの表示部に関する情報とから、制御情報の画面操作を作成する。
具体的には、制御情報の画面操作は以下のように求められる。ユーザAの端末装置Niが当該URLに対して行った画面操作をαz%拡大とする。また、ユーザAの端末装置Niの表示部に関する情報として、画面サイズαs(インチ)、画面の横の画素数αw(個)、画面の縦の画素数αh(個)とする。また、ユーザAの端末装置Njの表示部に関する情報として、画面サイズβs(インチ)、画面の横の画素数βw(個)、画面の縦の画素数βh(個)とする。
この場合、ユーザAの端末装置Njの当該URLに対する制御情報の画面操作βz%拡大は、
βz=αz×{(αs/βs)/((αw×αh)/(βw×βh))}・・・(1)
より求められる。
例えば、図9の場合、ユーザAの端末装置Niがhttp://xxxxx/xxxxxに対して行った画面操作αzは、170%である。ユーザAの端末装置Niの表示部に関する情報は、図10の端末情報207−1より、
αs=15.6インチ
αw=1920
αh=1080
である。また、ユーザAの端末装置Njの表示部に関する情報は、図10の端末情報207−2より、
βs=10.1インチ
βw=2560
βh=1600
である。このため、ユーザAの端末装置Njの当該URLに対する制御情報の画面操作βzは、式(1)より、
βz=170%×{(15.6/10.1)/((1920×1080)/(2560×1600))}=513%
と求められ、図9の制御情報206−4には、画面操作として、513%拡大が設定される。
なお、式(1)に対して、ユーザが事前に設定した補正値βcを掛け、ユーザAの端末装置Njの当該URLに対する制御情報の画面操作βz%拡大を、
βz=αz×{(αs/βs)/((αw×αh)/(βw×βh))}×βc・・・(2)
とすることもできる。補正値βcは端末装置ごとに設定することもできる。この補正値βcを用いることで、画面データの画面サイズをユーザが実際に視聴して見やすい画面サイズに調整することができる。
また、例えば、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置Niが当該URLに対して行った操作を特定する操作情報の音量操作から、制御情報の音量操作を作成する。図7の例では、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置Niがhttp://xxxxx/xxxxxに対して行った音量操作「40に変更」から、制御情報の音量操作「40に変更」を作成する。図9の制御情報206−4には、音量操作として、「40に変更」が設定される。
また、閲覧情報管理部1202は、ユーザAの端末装置Njが過去にアクセスしていないURLに対して、最終アクセス日時を空白(図9の例では「−」)にすることができる。これにより、端末装置Njは、当該URLは過去にアクセスしていないURLと認識できる。
(端末情報登録動作の一例)
図13は、実施の形態1にかかる端末情報登録動作の一例を示すシーケンス図である。なお、端末装置N1〜Nnの動作の説明として、端末装置N1〜Nnのうち端末装置Ni、Njを例にして説明を行う。図13において、まず、ユーザAは、端末装置Niに端末情報を操作情報管理サーバ103へ登録する操作を実行する(ステップS1301)。これを受けて、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103に端末装置Niの端末情報を送信する(ステップS1302)。
これを受けて、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niから受信した端末情報を端末情報管理DB207に記憶する(ステップS1303)。操作情報管理サーバ103は、端末情報を記憶した後、端末装置Niに端末情報の登録完了を通知する(ステップS1304)。これを受けて、端末装置Niは、表示部に端末情報の登録完了を表示して、ユーザAに登録完了を通知する(ステップS1305)。
同様にして、ユーザAは、端末装置Njに端末情報を操作情報管理サーバ103へ登録する操作を実行する(ステップS1306)。これを受けて、端末装置Njは、操作情報管理サーバ103に端末装置Njの端末情報を送信する(ステップS1307)。
これを受けて、操作情報管理サーバ103は、端末装置Njから受信した端末情報を端末情報管理DB207に記憶する(ステップS1308)。操作情報管理サーバ103は、端末情報を記憶した後、端末装置Njに端末情報の登録完了を通知する(ステップS1309)。これを受けて、端末装置Njは、表示部に端末情報の登録完了を表示して、ユーザAに登録完了を通知する(ステップS1310)。
これにより、本シーケンス図における一連のステップを終了する。本シーケンスを実行することで、端末装置Ni、端末装置Njの端末情報が操作情報管理サーバ103の端末情報管理DB207に記憶される。
(画面データ表示動作の一例)
図14は、実施の形態1にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。図14において、まず、ユーザAは、表示部に表示する画面データを指定するURLを端末装置Niに入力する(ステップS1401)。これを受けて、端末装置Niが、URLで指定される情報提供サーバ104に画面データを要求する(ステップS1402)。これを受けて、情報提供サーバ104は、端末装置Niに画面データを送信する(ステップS1403)。
端末装置Niは、ユーザが入力したURLで制御情報DB202を検索し、制御情報DB202のアクセスURLに当該URLが存在しないと判断する(ステップS1404)。このため、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103に制御情報の送信を要求する(ステップS1405)。これを受けて、操作情報管理サーバ103は、制御情報管理DB206の制御情報を端末装置Niに送信する(ステップS1406)。
端末装置Niは、操作情報管理サーバ103が送信した制御情報で制御情報DB202を更新する(ステップS1407)。この後、端末装置Niは、ユーザが入力したURLで制御情報DB202を再度検索し、制御情報DB202のアクセスURLに当該URLが存在しないと判断する(ステップS1408)。この後、端末装置Niは、情報提供サーバ104が送信した画面データを表示部に表示する(ステップS1409)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を端末装置Niに実行する(ステップS1410)。これを受けて、端末装置Niは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する(ステップS1411)。
ユーザAは、端末装置Niの音量を変更する操作を端末装置Niに実行する(ステップS1412)。これを受けて、端末装置Niは、端末装置Niの音量を変更する(ステップS1413)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を端末装置Niに再度実行する(ステップS1414)。これを受けて、端末装置Niは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する(ステップS1415)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示を終了させる操作を端末装置Niに実行する(ステップS1416)。これを受けて、端末装置Niは、表示サイズを変更する操作を特定する操作情報と音量を変更する操作を特定する操作情報とを操作情報DB201に記憶する(ステップS1417)。端末装置Niは、記憶した操作情報DB201の操作情報を操作情報管理サーバ103に送信する(ステップS1418)。
これを受けて、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niが送信した操作情報を操作情報管理DB205に記憶する(ステップS1419)。この後、操作情報管理サーバ103は、記憶した操作情報管理DB205と端末情報管理DB207に基づいて、制御情報を作成し、作成した制御情報で制御情報管理DB206を更新する(ステップS1420)。この後、操作情報管理サーバ103は、制御情報管理DB206の制御情報を端末装置Niに送信する(ステップS1421)。
これを受けて、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103から受信した制御情報で制御情報DB202を更新する(ステップS1422)。この後、端末装置Niは、表示部での画面データの表示を終了させる(ステップS1423)。
これにより、本シーケンス図における一連のステップを終了する。本シーケンスを実行することで、端末装置Niで表示部に画面データを表示中に実行された画面データの表示サイズを変更する操作情報が端末装置Niと操作情報管理サーバ103に記憶される。また、端末装置Niで表示部に画面データを表示中に実行された端末装置Niの音量を変更する操作情報が、端末装置Niと操作情報管理サーバ103に記憶される。
図15は、実施の形態1にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。図15において、まず、ユーザAは、表示部に表示する画面データを指定するURLを端末装置Niに入力する(ステップS1501)。これを受けて、端末装置Niが、URLで指定される情報提供サーバ104に画面データを要求する(ステップS1502)。これを受けて、情報提供サーバ104は、端末装置Niに画面データを送信する(ステップS1503)。
端末装置Niは、ユーザが入力したURLで制御情報DB202を検索し、制御情報DB202のアクセスURLに当該URLが存在すると判断する(ステップS1504)。
端末装置Niは、制御情報DB202の当該URLのレコードの画面操作に基づいて、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を実行する(ステップS1505)。また、端末装置Niは、制御情報DB202の当該URLのレコードの音量操作に基づいて、端末装置Niの音量を変更する操作を実行する(ステップS1506)。この後、端末装置Niは、情報提供サーバ104が送信した画面データを表示部に表示する(ステップS1507)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示を終了させる操作を端末装置Niに実行する(ステップS1508)。これを受けて、端末装置Niは、表示部での画面データの表示を終了させる(ステップS1509)。
これにより、本シーケンス図における一連のステップを終了する。本シーケンスを実行することで、端末装置Niで過去に表示した画面データを表示する際、画面データの表示サイズを変更する操作と端末装置Niの音量を変更する操作が、端末装置Niによって実行される。
図16は、実施の形態1にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その3)である。図16において、まず、ユーザAは、表示部に表示する画面データを指定するURLを端末装置Njに入力する(ステップS1601)。これを受けて、端末装置Njが、URLで指定される情報提供サーバ104に画面データを要求する(ステップS1602)。これを受けて、情報提供サーバ104は、端末装置Njに画面データを送信する(ステップS1603)。
端末装置Njは、ユーザが入力したURLで制御情報DB204を検索し、制御情報DB204のアクセスURLに当該URLが存在しないと判断する(ステップS1604)。端末装置Njは、操作情報管理サーバ103に制御情報の送信を要求する(ステップS1605)。これを受けて、操作情報管理サーバ103は、制御情報管理DB206の制御情報を端末装置Njに送信する(ステップS1606)。
端末装置Njは、操作情報管理サーバ103が送信した制御情報で制御情報DB204を更新する(ステップS1607)。この後、端末装置Njは、ユーザが入力したURLで制御情報DB204を再度検索し、制御情報DB204のアクセスURLに当該URLが存在すると判断する(ステップS1608)。
端末装置Njは、制御情報DB204の当該URLのレコードの画面操作に基づいて、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を実行する(ステップS1609)。また、端末装置Njは、制御情報DB204の当該URLのレコードの音量操作に基づいて、端末装置Njの音量を変更する操作を実行する(ステップS1610)。この後、端末装置Njは、情報提供サーバ104が送信した画面データを表示部に表示する(ステップS1611)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示を終了させる操作を端末装置Njに実行する(ステップS1612)。これを受けて、端末装置Njは、表示部での画面データの表示を終了させる(ステップS1613)。
これにより、本シーケンス図における一連のステップを終了する。本シーケンスを実行することで、端末装置Njが端末装置Niで過去に表示した画面データを表示する際、画面データの表示サイズを変更する操作と端末装置Njの音量を変更する操作が、端末装置Njによって実行される。
(端末装置N1〜Nnの端末情報登録処理)
次に、図2に示した端末装置N1〜Nnの処理について説明する。端末装置N1〜Nnの処理の説明として、端末装置N1〜Nnのうち端末装置Niを例にして説明を行う。
図17は、実施の形態1にかかる端末装置Niの端末情報登録処理手順の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートにおいて、まず、端末装置Niは、ユーザAからの端末情報を操作情報管理サーバ103へ登録する要求を受け、端末情報を操作情報管理サーバ103に送信する(ステップS1701)。
この後、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103から端末情報の登録完了を受信したか否かを判断する(ステップS1702)。端末情報の登録完了を受信しない場合(ステップS1702:No)、端末装置Niは、再度操作情報管理サーバ103から端末情報の登録完了を受信したか否かを判断する(ステップS1702)。
端末情報の登録完了を受信した場合(ステップS1702:Yes)、端末装置Niは、表示部に端末情報の登録完了を表示して、ユーザAに登録完了を通知する(ステップS1703)。
これにより、本フローチャートにおける一連の処理は終了する。本フローチャートを実行することで、端末装置Niの端末情報が操作情報管理サーバ103に送信される。
(端末装置Niの画面データ表示処理)
図18は、実施の形態1にかかる端末装置Niの画面データ表示処理手順の一例を示すフローチャートである。図18のフローチャートにおいて、まず、端末装置Niは、ユーザAから受付部1101に表示部に表示する画面データを指定するURLが入力されたか否かを判断する(ステップS1801)。
URLが入力されない場合(ステップS1801:No)、端末装置Niは、再度ユーザAから受付部1101に表示部に表示する画面データを指定するURLが入力されたか否かを判断する(ステップS1801)。
URLが入力された場合(ステップS1801:Yes)、端末装置Niは、ユーザが入力したURLで制御情報DB202を検索する(ステップS1802)。端末装置Niは、検索結果より制御情報DB202のアクセスURLに当該URLが存在するか否かを判断する(ステップS1803)。
当該URLが存在する場合(ステップS1803:Yes)、端末装置Niの処理は、ステップS1809に移行する。当該URLが存在しない場合(ステップS1803:No)、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103に制御情報の送信を要求する(ステップS1804)。この後、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103から制御情報を受信したか否かを判断する(ステップS1805)。制御情報を受信しない場合(ステップS1805:No)、端末装置Niは、再度操作情報管理サーバ103から制御情報を受信したか否かを判断する(ステップS1805)。
制御情報を受信した場合(ステップS1805:Yes)、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103から受信した制御情報で制御情報DB202を更新する(ステップS1806)。この後、端末装置Niは、ユーザが入力したURLで制御情報DB202を再度検索する(ステップS1807)。端末装置Niは、検索結果より制御情報DB202のアクセスURLに当該URLが存在するか否かを判断する(ステップS1808)。
当該URLが存在しない場合(ステップS1808:No)、端末装置Niの処理は、ステップS1811に移行する。当該URLが存在する場合(ステップS1808:Yes)、端末装置Niは、制御情報DB202の当該URLのレコードの画面操作に基づいて、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を実行する(ステップS1809)。また、端末装置Niは、制御情報DB202の当該URLのレコードの音量操作に基づいて、端末装置Niの音量を変更する操作を実行する(ステップS1810)。この後、端末装置Niは、情報提供サーバ104が送信した画面データを表示部に表示する(ステップS1811)。
これにより、本フローチャートにおける一連の処理は終了する。本フローチャートを実行することで、端末装置Niが自端末装置または他の端末装置で過去に表示した画面データを表示する際、画面データの表示サイズを変更する操作と端末装置Niの音量を変更する操作が、端末装置Niによって実行される。
(端末装置Niの操作情報、制御情報処理)
図19は、実施の形態1にかかる端末装置Niの操作情報、制御情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図19のフローチャートにおいて、まず、端末装置Niは、ユーザAから表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS1901)。
画面データの表示サイズを変更する操作を受け付けない場合(ステップS1901:No)、端末装置Niの処理はステップS1903に移行する。画面データの表示サイズを変更する操作を受け付けた場合(ステップS1901:Yes)、端末装置Niは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する(ステップS1902)。
次に、端末装置Niは、ユーザAから端末装置Niの音量を変更する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS1903)。端末装置Niの音量を変更する操作を受け付けない場合(ステップS1903:No)、端末装置Niの処理はステップS1905に移行する。
端末装置Niの音量を変更する操作を受け付けた場合(ステップS1903:Yes)、端末装置Niは、端末装置Niの音量を変更する(ステップS1904)。
次に、端末装置Niは、ユーザAから表示部に表示する画面データの表示を終了させる操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS1905)。終了させる操作を受け付けない場合(ステップS1905:No)、端末装置Niの処理はステップS1901に戻る。
終了させる操作を受け付けた場合(ステップS1905:Yes)、端末装置Niは、画面変更操作または音量変更操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS1906)。画面変更操作または音量変更操作を受け付けない場合(ステップS1906:No)、端末装置Niの処理はステップS1911に移行する。
画面変更操作または音量変更操作を受け付けた場合(ステップS1906:Yes)、端末装置Niは、表示サイズを変更する操作を特定する操作情報と音量を変更する操作を特定する操作情報とを操作情報DB201に記憶する(ステップS1907)。次に、端末装置Niは、記憶した操作情報DB201の操作情報を操作情報管理サーバ103に送信する(ステップS1908)。
この後、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103から制御情報を受信したか否かを判断する(ステップS1909)。制御情報を受信しない場合(ステップS1909:No)、端末装置Niは、再度操作情報管理サーバ103から制御情報を受信したか否かを判断する(ステップS1909)。
制御情報を受信した場合(ステップS1909:Yes)、端末装置Niは、操作情報管理サーバ103から受信した制御情報で制御情報DB202を更新する(ステップS1910)。この後、端末装置Niは、表示部での画面データの表示を終了させる(ステップS1911)。
これにより、本フローチャートにおける一連の処理は終了する。本フローチャートを実行することで、端末装置Niの操作情報DB201および制御情報DB202が更新される。
(操作情報管理サーバ103の端末情報、操作情報、制御情報処理)
図20は、実施の形態1にかかる操作情報管理サーバ103の端末情報、操作情報、制御情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図20のフローチャートにおいて、まず、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niから端末情報を受信したか否かを判断する(ステップS2001)。
端末情報を受信しない場合(ステップS2001:No)、操作情報管理サーバ103の処理は、ステップS2004に移行する。端末情報を端末装置Niから受信した場合(ステップS2001:Yes)、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niから受信した端末情報を端末情報管理DB207に記憶する(ステップS2002)。この後、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niに端末情報の登録完了を通知する(ステップS2003)。
次に、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niから操作情報を受信したか否かを判断する(ステップS2004)。操作情報を受信しない場合(ステップS2004:No)、操作情報管理サーバ103の処理は、ステップS2008に移行する。
操作情報を受信した場合(ステップS2004:Yes)、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niが送信した操作情報を操作情報管理DB205に記憶する(ステップS2005)。この後、操作情報管理サーバ103は、記憶した操作情報管理DB205と端末情報管理DB207に基づいて、制御情報を作成し、作成した制御情報で制御情報管理DB206を更新する(ステップS2006)。この後、操作情報管理サーバ103は、制御情報管理DB206の制御情報を端末装置Niに送信する(ステップS2007)。
次に、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niから制御情報を要求されたか否かを判断する(ステップS2008)。制御情報を要求されない場合(ステップS2008:No)、操作情報管理サーバ103の処理は、終了する。制御情報を要求された場合(ステップS2008:Yes)、操作情報管理サーバ103は、制御情報管理DB206の制御情報を端末装置Niに送信する(ステップS2009)。
これにより、本フローチャートにおける一連の処理は終了する。本フローチャートを実行することで、操作情報管理サーバ103の操作情報管理DB205、制御情報管理DB206および端末情報管理DB207が更新され、端末装置Niの制御情報DB202が更新される。
以上説明したように、実施の形態1では、操作情報管理サーバ103が、端末装置Niでの画面データの表示サイズを変更する操作を特定する情報と端末装置Ni、Njの端末情報を取得する。操作情報管理サーバ103は、取得した情報に基づき端末装置Njが当該画面データを表示する際の画面データの表示サイズを制御する。これにより、端末装置Njは、端末装置Niが表示した画面データを表示する際に、画面データの表示態様を変更して、閲覧しやすいように画面データの表示サイズを調整するなどのユーザの操作負担を軽減する。
また、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niでの画面データの表示サイズを変更する最初の操作を特定する情報と端末装置Ni、Njの端末情報を取得する。操作情報管理サーバ103は、取得した情報に基づき端末装置Njが当該画面データを表示する際の画面データの表示サイズを制御する。これにより、端末装置Njは、ユーザが最初に変更した画面データの表示サイズを反映した表示サイズで、端末装置Niが表示した画面データを表示することができる。
また、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niでの画面データの表示サイズを変更する最後の操作を特定する情報と端末装置Ni、Njの端末情報を取得する。操作情報管理サーバ103は、取得した情報に基づき端末装置Njが当該画面データを表示する際の画面データの表示サイズを制御する。これにより、端末装置Njは、端末装置Niで画面データの表示を終了したときの表示サイズを反映した表示サイズで、端末装置Niが表示した画面データを表示することができる。
また、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niでの画面データの表示中の音量を変更する操作を特定する情報を取得し、取得した情報に基づき端末装置Njが当該画面データを表示中の音量を制御する。これにより、端末装置Njは、端末装置Niが表示した画面データを表示する際に、端末装置Njの音量を変更して、音量を変更するユーザの操作負担を軽減する。
また、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niでの画面データの表示中の音量を変更する最初の操作を特定する情報を取得し、取得した情報に基づき端末装置Njが当該画面データを表示中の音量を制御する。これにより、端末装置Njは、ユーザが最初に変更した音量を反映した音量で、端末装置Niが表示した画面データを表示することができる。
また、操作情報管理サーバ103は、端末装置Niでの画面データの表示中の音量を変更する最後の操作を特定する情報を取得し、取得した情報に基づき端末装置Njが当該画面データを表示中の音量を制御する。これにより、端末装置Njは、端末装置Niで画面データの表示を終了したときの音量を反映した音量で、端末装置Niが表示した画面データを表示することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、端末装置が、情報提供サーバから受信した画面データを表示する際に、操作情報管理サーバから受信した操作情報に基づき、当該画面データの表示態様を制御する形態である。
(表示制御システムのシステム構成例)
図21は、実施の形態2にかかる表示制御システム2100のシステム構成例を示す説明図である。図21において、表示制御システム2100は、端末装置M1〜Mn(n:2以上の自然数)と、操作情報管理サーバ2103と、情報提供サーバ104とを含む。
端末装置M1〜Mnは、実施の形態1の端末装置N1〜Nnに対応し、操作情報管理サーバ2103は、実施の形態1の操作情報管理サーバ103に対応する。また、以下の説明では、端末装置M1〜Mnのうち、ユーザAが最初に使用する端末装置を「端末装置Mi」と表記し(i=1,2,…,n)、ユーザAが端末装置Miを使用した後に使用する端末装置を「端末装置Mj」と表記する場合がある(j≠i、j=1,2,…,n)。なお、端末装置Miおよび端末装置Mjは、ユーザAが使用する端末装置である。
以下、実施の形態2にかかる表示制御システム2100の表示制御例について説明する。また、以下の説明では、画面データの表示態様として、画面データの表示サイズを例に挙げて説明する。なお、実施の形態1で説明した箇所と同一箇所については、図示および説明を省略する。
端末装置M1〜Mnは、操作情報DB、制御情報DBおよび端末情報DBを有する。以下の説明では、端末装置Miの操作情報DB、制御情報DBおよび端末情報DBをそれぞれ操作情報DB2111、制御情報DB2112および端末情報DB2113と表記する。また、端末装置Mjの操作情報DB、制御情報DBおよび端末情報DBをそれぞれ操作情報DB2114、制御情報DB2115および端末情報DB2116と表記する。また、操作情報管理サーバ2103は、操作情報管理DB2117、端末情報管理DB2118を有する。各種DB2111〜2118の記憶内容については、図22等を用いて後述する。
(操作情報DBの一例)
端末装置Miの操作情報DB2111は、実施の形態1の操作情報DB201と同じ項目を有する。例えば、操作情報DB2111は、図4の操作情報DB201と同じ記憶内容を有する。また、端末装置Mjの操作情報DB2114は、実施の形態1の操作情報DB203と同じ項目を有する。例えば、操作情報DB2114は、図5の操作情報DB203と同じ記憶内容を有する。
(操作情報管理DBの一例)
操作情報管理サーバ2103の操作情報管理DB2117は、実施の形態1の操作情報管理DB205と同じ項目を有する。例えば、操作情報管理DB2117は、図6の操作情報管理DB205と同じ記憶内容を有する。
(制御情報DBの一例)
端末装置Miの制御情報DB2112は、実施の形態1の制御情報DB202と同じ項目を有する。例えば、制御情報DB2112は、図7の制御情報DB202と同じ記憶内容を有する。また、端末装置Mjの制御情報DB2115は、実施の形態1の制御情報DB204と同じ項目を有する。例えば、制御情報DB2115は、図8の制御情報DB204と同じ記憶内容を有する。
(端末情報DBの一例)
図22は、端末情報DB2113の記憶内容の一例を示す説明図である。図22において、端末装置Miの端末情報DB2113は、例えば、端末装置Miによって作成、更新され、端末装置Miのメモリ302またはディスク305に記憶される。端末装置Miの端末情報DB2113は、自端末装置の端末情報および操作情報管理サーバ2103から取得した端末情報より作成される。
端末情報DB2113は、実施の形態1の端末情報管理DB207と同じ、アクセスユーザ、アクセス端末、ディスプレイサイズおよびディスプレイ画素数の項目を有する。端末情報DB2113は、各項目に情報を設定することで、端末情報(例えば、端末情報2113−1〜2113−2)をレコードとして記憶する。
図22の例では、レコード2113−1は、自端末情報である。レコード2113−2は、操作情報管理サーバ2103から取得した端末装置Mjの端末情報である。
また、端末装置Mjの端末情報DB2116は、端末情報DB2113と同じ項目を有する。例えば、端末情報DB2116は、図22の情報DB2113と同じ記憶内容を有する。
(端末情報管理DBの一例)
操作情報管理サーバ2103の端末情報管理DB2118は、実施の形態1の端末情報管理DB207と同じ項目を有する。例えば、端末情報管理DB2118は、図10の端末情報管理DB207と同じ記憶内容を有する。
(端末装置M1〜Mnの機能的構成例)
次に、図21に示した端末装置M1〜Mnの機能的構成例について説明する。ここでは、各端末装置M1〜Mnの中から端末装置Miを例に挙げて説明する。
図23は、実施の形態2にかかる端末装置Miの機能的構成例を示すブロック図である。図23において端末装置Miは、受付部2301と、表示制御部2302と、通信制御部2303と、閲覧条件制御部2304と、操作情報DB2111と、制御情報DB2112と、端末情報DB2113とを含む構成である。受付部2301と、表示制御部2302と、通信制御部2303と、閲覧条件制御部2304とを含む機能部は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶される。
受付部2301は、実施の形態1の端末装置Niの受付部1101に対応し、同じ機能を有する。また、表示制御部2302は、実施の形態1の端末装置Niの表示制御部1102に対応し、同じ機能を有する。
また、通信制御部2303は、実施の形態1の端末装置Niの通信制御部1103に対応し、操作情報管理サーバ2103および情報提供サーバ104との通信を制御する機能を有する。例えば、通信制御部2303は、表示制御部2302が受け付けたURLで、情報提供サーバ104から画面データを受信し、受信した画面データを表示制御部2302に渡す。
また、通信制御部2303は、操作情報管理サーバ2103に操作情報の送信を要求し、操作情報管理サーバ2103が送信した操作情報を受信し、受信した操作情報を操作情報DB2111に記憶する。また、通信制御部2303は、所定のタイミングで、または、一定時間ごとに操作情報管理サーバ2103に操作情報の送信を要求してもよい。所定のタイミングは、例えば、端末装置Miの起動時である。
また、通信制御部2303は、操作情報DB2111に記憶した操作情報を操作情報管理サーバ2103に送信する機能を有する。この際、通信制御部2303は、操作情報DB2111に記憶する制御情報のなかでアクセス端末が「端末装置Mi」である制御情報のレコードを送信する。例えば、通信制御部2303は、操作情報DB2111に操作情報が記憶されるごとに、操作情報を操作情報管理サーバ2103に送信する。また、通信制御部2303は、受付部2301から終了操作を受け付けた際に、操作情報を操作情報管理サーバ2103に送信してもよい。
また、通信制御部2303は、操作情報管理サーバ2103に端末情報の送信を要求し、操作情報管理サーバ2103が送信した端末情報を受信し、受信した端末情報を端末情報DB2113に記憶する。また、通信制御部2303は、端末情報Miの端末情報を操作情報管理サーバ2103に送信する。
閲覧条件制御部2304は、実施の形態1の端末装置Niの閲覧条件制御部1104に対応し、操作情報DB2111および制御情報DB2112を制御する機能を有する。例えば、閲覧条件制御部2304は、受付部2301が送信した操作情報をアクセスURLとアクセス日時と対応付けて操作情報DB2111に記憶する。
この際、閲覧条件制御部2304は、操作情報が一回のアクセス期間中に複数回送信された場合、操作情報をアクセスURLとアクセス日時と対応付けて、すべて操作情報DB2111に記憶してもよい。また、閲覧条件制御部2304は、操作情報が一回のアクセス期間中に複数回送信された場合、最初に行われた操作情報のみ、または、最後に行われた操作情報のみを操作情報DB2111に記憶してもよい。
閲覧条件制御部2304は、操作情報を操作情報DB2111に記憶する際、アクセスURLは、端末装置MiがアクセスしたURLでなく、ディレクトリ名でグループ化してもよい。
また、閲覧条件制御部2304は、受付部2301が送信したURLが制御情報DB2112のアクセスURLに存在するか判断する。閲覧条件制御部2304は、受付部2301が送信したURLが制御情報DB2112のアクセスURLに存在する場合、当該URLのレコードの画面操作と音量操作を制御情報として、表示制御部2303に送信する。閲覧条件制御部2304は、受付部2301が送信したURLが制御情報DB2112のアクセスURLに存在しない場合、通信制御部2303に、操作情報管理サーバ2103から操作情報の送信を要求することができる。
また、閲覧条件制御部2304は、操作情報DB2111に記憶した操作情報と、端末情報DB2113に記憶した端末情報とに基づいて、端末装置Miに対する制御情報を作成する機能を有する。閲覧条件制御部2304は、実施の形態1の操作情報管理サーバ103の閲覧情報管理部1202と同じ方法で制御情報を作成することができる。
(操作情報管理サーバ2103の機能的構成例)
図24は、実施の形態2にかかる操作情報管理サーバ2103の機能的構成例を示すブロック図である。図24において操作情報管理サーバ2103は、通信制御部2401と、操作情報管理DB2117と、端末情報管理DB2118とを含む構成である。通信制御部2401を含む機能部は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶される。
通信制御部2401は、実施の形態1の操作情報管理サーバ103の通信制御部1201に対応し、端末装置M1〜Mnとの通信を制御する機能を有する。例えば、通信制御部2401は、端末装置Miが送信した操作情報を、端末装置Miのユーザと端末装置Miを識別する識別子と対応付けて、操作情報管理DB2117に記憶する。また、通信制御部2401は、端末装置Mjからの操作情報の送信要求に応じて、操作情報管理DB2117に記憶する操作情報を端末装置Mjに送信する。
また、通信制御部2401は、端末装置Miが送信した端末情報を、端末装置Miのユーザと端末装置Miを識別する識別子と対応付けて、端末情報管理DB2118に記憶する。また、通信制御部2401は、端末装置Mjからの端末情報の送信要求に応じて、端末情報管理DB2118に記憶する端末情報を端末装置Mjに送信する。
(端末情報登録動作の一例)
実施の形態2の端末情報登録動作は、実施の形態1の図13のシーケンス図と同じ動作で行われる。
(画面データ表示動作の一例)
図25は、実施の形態2にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。なお、端末装置M1〜Mnの動作の説明として、端末装置M1〜Mnのうち端末装置Mi、Mjを例にして説明を行う。図25において、まず、ユーザAは、表示部に表示する画面データを指定するURLを端末装置Miに入力する(ステップS2501)。これを受けて、端末装置Miが、URLで指定される情報提供サーバ104に画面データを要求する(ステップS2502)。これを受けて、情報提供サーバ104は、端末装置Miに画面データを送信する(ステップS2503)。
端末装置Miは、ユーザが入力したURLで制御情報DB2112を検索し、制御情報DB2112のアクセスURLに当該URLが存在しないと判断する(ステップS2504)。端末装置Miは、操作情報管理サーバ2103に操作情報と端末情報の送信を要求する(ステップS2505)。これを受けて、操作情報管理サーバ2103は、操作情報管理DB2117の操作情報と端末情報管理DB2118の端末情報を端末装置Miに送信する(ステップS2506)。
端末装置Miは、操作情報管理サーバ2103が送信した操作情報と端末情報で操作情報DB2111と端末情報DB2113を更新する(ステップS2507)。この後、端末装置Miは、更新した操作情報DB2111と端末情報DB2113に基づいて、制御情報を作成し、制御情報DB2112を更新する(ステップS2508)。端末装置Miは、ユーザが入力したURLで制御情報DB2112を再度検索し、制御情報DB2112のアクセスURLに当該URLが存在しないと判断する(ステップS2509)。この後、端末装置Miは、情報提供サーバ104が送信した画面データを表示部に表示する(ステップS2510)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を端末装置Miに実行する(ステップS2511)。これを受けて、端末装置Miは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する(ステップS2512)。
ユーザAは、端末装置Miの音量を変更する操作を端末装置Miに実行する(ステップS2513)。これを受けて、端末装置Miは、端末装置Miの音量を変更する(ステップS2514)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を端末装置Miに再度実行する(ステップS2515)。これを受けて、端末装置Miは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する(ステップS2516)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示を終了させる操作を端末装置Miに実行する(ステップS2517)。これを受けて、端末装置Miは、表示サイズを変更する操作を特定する操作情報と音量を変更する操作を特定する操作情報とを操作情報DB2111に記憶する(ステップS2518)。端末装置Miは、記憶した操作情報DB2111の操作情報を操作情報管理サーバ2103に送信する(ステップS2519)。
これを受けて、操作情報管理サーバ2103は、端末装置Miが送信した操作情報を操作情報管理DB2117に記憶する(ステップS2520)。端末装置Miは、操作情報DB2111と端末情報DB2113に基づいて、制御情報を作成し、制御情報DB2112を更新する(ステップS2521)。この後、端末装置Miは、表示部での画面データの表示を終了させる(ステップS2522)。
これにより、本シーケンス図における一連のステップを終了する。本シーケンスを実行することで、端末装置Miで表示部に画面データを表示中に実行された画面データの表示サイズを変更する操作情報が端末装置Miと操作情報管理サーバ2103に記憶される。また、端末装置Miで表示部に画面データを表示中に実行された端末装置Miの音量を変更する操作情報も、端末装置Miと操作情報管理サーバ2103に記憶される。
また、実施の形態2において、端末装置Miで過去に表示した画面データを表示する際、画面データの表示サイズを変更する操作と端末装置Miの音量を変更する操作は、実施の形態1と同じように行われる。例えば、図15のシーケンス図で実行される。
図26は、実施の形態2にかかる画面データ表示動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。図26において、まず、ユーザAは、表示部に表示する画面データを指定するURLを端末装置Mjに入力する(ステップS2601)。これを受けて、端末装置Mjが、URLで指定される情報提供サーバ104に画面データを要求する(ステップS2602)。これを受けて、情報提供サーバ104は、端末装置Mjに画面データを送信する(ステップS2603)。
端末装置Mjは、ユーザが入力したURLで制御情報DB2115を検索し、制御情報DB2115のアクセスURLに当該URLが存在しないと判断する(ステップS2604)。端末装置Mjは、操作情報管理サーバ2103に操作情報と端末情報の送信を要求する(ステップS2605)。これを受けて、操作情報管理サーバ2103は、操作情報管理DB2117の操作情報と端末情報管理DB2118の端末情報を端末装置Mjに送信する(ステップS2606)。
端末装置Mjは、操作情報管理サーバ2103が送信した操作情報と端末情報で操作情報DB2114と端末情報DB2116を更新する(ステップS2607)。この後、端末装置Mjは、更新した操作情報DB2114と端末情報DB2116に基づいて、制御情報を作成し、制御情報DB2115を更新する(ステップS2608)。端末装置Mjは、ユーザが入力したURLで制御情報DB2115を再度検索し、制御情報DB2115のアクセスURLに当該URLが存在すると判断する(ステップS2609)。
端末装置Mjは、制御情報DB2115の当該URLのレコードの画面操作に基づいて、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を実行する(ステップS2610)。端末装置Mjは、制御情報DB2115の当該URLのレコードの音量操作に基づいて、端末装置Mjの音量を変更する操作を実行する(ステップS2611)。この後、端末装置Mjは、情報提供サーバ104が送信した画面データを表示部に表示する(ステップS2612)。
ユーザAは、表示部に表示する画面データの表示を終了させる操作を端末装置Mjに実行する(ステップS2613)。これを受けて、端末装置Mjは、表示部での画面データの表示を終了させる(ステップS2614)。
これにより、本シーケンス図における一連のステップを終了する。本シーケンスを実行することで、端末装置Mjが端末装置Miで過去に表示した画面データを表示する際、画面データの表示サイズを変更する操作と端末装置Mjの音量を変更する操作が、端末装置Mjによって実行される。
(端末装置M1〜Mnの端末情報登録処理)
次に、図21に示した端末装置M1〜Mnの処理について説明する。端末装置M1〜Mnの処理の説明として、端末装置M1〜Mnのうち端末装置Miを例にして説明を行う。
実施の形態2の端末情報登録処理は、実施の形態1の図17のフローチャートと同じ処理で行われる。
(端末装置Miの画面データ表示処理)
図27は、実施の形態2にかかる端末装置Miの画面データ表示処理手順の一例を示すフローチャートである。図27のフローチャートにおいて、まず、端末装置Miは、ユーザAから受付部2301に表示部に表示する画面データを指定するURLが入力されたか否かを判断する(ステップS2701)。
URLが入力されない場合(ステップS2701:No)、端末装置Miは、再度ユーザAから受付部2301に表示部に表示する画面データを指定するURLが入力されたか否かを判断する(ステップS2701)。
URLが入力された場合(ステップS2701:Yes)、端末装置Miは、ユーザが入力したURLで制御情報DB2112を検索する(ステップS2702)。端末装置Miは、検索結果より制御情報DB2112のアクセスURLに当該URLが存在するか否かを判断する(ステップS2703)。
当該URLが存在する場合(ステップS2703:Yes)、端末装置Miの処理は、ステップS2710に移行する。当該URLが存在しない場合(ステップS2703:No)、端末装置Miは、操作情報管理サーバ2103に、操作情報と端末情報の送信を要求する(ステップS2704)。この後、端末装置Miは、操作情報管理サーバ2103から操作情報と端末情報を受信したか否かを判断する(ステップS2705)。操作情報と端末情報を受信しない場合(ステップS2705:No)、端末装置Miは、再度操作情報管理サーバ2103から操作情報と端末情報を受信したか否かを判断する(ステップS2705)。
操作情報と端末情報を受信した場合(ステップS2705:Yes)、端末装置Miは、操作情報管理サーバ2103から受信した操作情報と端末情報で操作情報DB2111と端末情報DB2113を更新する(ステップS2706)。この後、端末装置Miは、更新した操作情報DB2111と端末情報DB2113に基づいて、制御情報を作成し、制御情報DB2112を更新する(ステップS2707)。この後、端末装置Miは、ユーザが入力したURLで制御情報DB2112を再度検索する(ステップS2708)。端末装置Miは、検索結果より制御情報DB2112のアクセスURLに当該URLが存在するか否かを判断する(ステップS2709)。
当該URLが存在しない場合(ステップS2709:No)、端末装置Miの処理は、ステップS2712に移行する。当該URLが存在する場合(ステップS2709:Yes)、端末装置Miは、制御情報DB2112の当該URLのレコードの画面操作に基づいて、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を実行する(ステップS2710)。また、端末装置Miは、制御情報DB2112の当該URLのレコードの音量操作に基づいて、端末装置Miの音量を変更する操作を実行する(ステップS2711)。この後、端末装置Miは、情報提供サーバ104が送信した画面データを表示部に表示する(ステップS2712)。
これにより、本フローチャートにおける一連の処理は終了する。本フローチャートを実行することで、端末装置Miが自端末または他の端末で過去に表示した画面データを表示する際、画面データの表示サイズを変更する操作と端末装置Miの音量を変更する操作が、端末装置Miによって実行される。
(端末装置Miの操作情報、制御情報処理)
図28は、実施の形態2にかかる端末装置Miの操作情報、制御情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図28のフローチャートにおいて、まず、端末装置Miは、ユーザAから表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS2801)。
画面データの表示サイズを変更する操作を受け付けない場合(ステップS2801:No)、端末装置Miの処理はステップS2803に移行する。画面データの表示サイズを変更する操作を受け付けた場合(ステップS2801:Yes)、端末装置Miは、表示部に表示する画面データの表示サイズを変更する(ステップS2802)。
次に、端末装置Miは、ユーザAから端末装置Miの音量を変更する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS2803)。端末装置Miの音量を変更する操作を受け付けない場合(ステップS2803:No)、端末装置Miの処理はステップS2805に移行する。
端末装置Miの音量を変更する操作を受け付けた場合(ステップS2803:Yes)、端末装置Miは、端末装置Miの音量を変更する(ステップS2804)。
次に、端末装置Miは、ユーザAから表示部に表示する画面データの表示を終了させる操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS2805)。終了させる操作を受け付けない場合(ステップS2805:No)、端末装置Miの処理はステップS2801に戻る。
終了させる操作を受け付けた場合(ステップS2805:Yes)、端末装置Miは、画面変更操作または音量変更操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS2806)。画面変更操作または音量変更操作を受け付けない場合(ステップS2806:No)、端末装置Miの処理はステップS2810に移行する。
画面変更操作または音量変更操作を受け付けた場合(ステップS2806:Yes)、端末装置Miは、表示サイズを変更する操作を特定する操作情報と音量を変更する操作を特定する操作情報とを操作情報DB2111に記憶する(ステップS2807)。次に、端末装置Miは、記憶した操作情報DB2111の操作情報を操作情報管理サーバ2103に送信する(ステップS2808)。
この後、端末装置Miは、操作情報DB2111と端末情報DB2113に基づいて、制御情報を作成し、制御情報DB2112を更新する(ステップS2809)。この後、端末装置Miは、表示部での画面データの表示を終了させる(ステップS2810)。
これにより、本フローチャートにおける一連の処理は終了する。本フローチャートを実行することで、端末装置Miの操作情報DB2111および制御情報DB2112が更新される。
(操作情報管理サーバ2103の端末情報、操作情報、制御情報処理)
図29は、実施の形態2にかかる操作情報管理サーバ2103の端末情報、操作情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図29のフローチャートにおいて、まず、操作情報管理サーバ2103は、端末装置Miから端末情報を受信したか否かを判断する(ステップS2901)。
端末情報を受信しない場合(ステップS2901:No)、操作情報管理サーバ2103の処理は、ステップS2904に移行する。端末情報を端末装置Miから受信した場合(ステップS2901:Yes)、操作情報管理サーバ2103は、端末装置Miから受信した端末情報を端末情報管理DB2118に記憶する(ステップS2902)。この後、操作情報管理サーバ2103は、端末装置Miに端末情報の登録完了を通知する(ステップS2903)。
次に、操作情報管理サーバ2103は、端末装置Miから操作情報を受信したか否かを判断する(ステップS2904)。操作情報を受信しない場合(ステップS2904:No)、操作情報管理サーバ2103の処理は、ステップS2906に移行する。
操作情報を受信した場合(ステップS2904:Yes)、操作情報管理サーバ2103は、端末装置Miが送信した操作情報を操作情報管理DB2117に記憶する(ステップS2905)。
次に、操作情報管理サーバ2103は、端末装置Miから操作情報と端末情報を要求されたか否かを判断する(ステップS2906)。操作情報と端末情報を要求されない場合(ステップS2906:No)、操作情報管理サーバ2103の処理は、終了する。操作情報と端末情報を要求された場合(ステップS2906:Yes)、操作情報管理サーバ2103は、操作情報管理DB2117の操作情報と端末情報管理DB2118の端末情報を端末装置Miに送信する(ステップS2907)。
これにより、本フローチャートにおける一連の処理は終了する。本フローチャートを実行することで、操作情報管理サーバ2103の操作情報管理DB2117および端末情報管理DB2118が更新され、端末装置Miの操作情報DB2111および端末情報DB2113が更新される。
以上説明したように、実施の形態2では、端末装置Mjが、端末装置Miでの画面データの表示サイズを変更する操作を特定する情報と端末装置Miの端末情報を取得し、取得した情報に基づき当該画面データを表示する際の画面データの表示サイズを制御する。これにより、端末装置Mjは、端末装置Miが表示した画面データを表示する際に、画面データの表示態様を変更して、閲覧しやすいように画面データの表示サイズを調整するなどのユーザの操作負担を軽減する。操作情報管理サーバ2103は、操作情報および端末情報を保存する機能を有するだけでよい。
また、端末装置Mjは、端末装置Miでの画面データの表示中の音量を変更する操作を特定する情報を取得し、取得した情報に基づき端末装置Mjが当該画面データを表示中の音量を制御する。これにより、端末装置Mjは、端末装置Miが表示した画面データを表示する際に、端末装置Mjの音量を変更して、音量を変更するユーザの操作負担を軽減する。
また、実施の形態1および実施の形態2において、制御情報は、ユーザが過去に表示した画面データの操作情報に基づいて作成される。このため、ユーザが初めて表示する画面データについては、画面データの表示サイズを変更する操作負担または端末装置の音量を変更する操作負担は軽減されない。
そこで、制御情報を他のユーザが画面データを表示中に行った操作を特定する操作情報に基づいて作成してもよい。この場合、ユーザが初めて表示する画面データについても、画面データの表示サイズを変更する操作負担または端末装置の音量を変更する操作負担が軽減される。
また、実施の形態1および実施の形態2において、操作情報は、操作情報管理サーバに送信され、記憶されている。このため、表示制御方法を実行するため、操作情報管理サーバがネットワーク上に設置されていた。
しかしながら、複数の端末装置のいずれか一つが操作情報管理サーバの機能を有する構成であってもよい。また、複数の端末装置が、相互に操作情報を送受信することで、複数の端末装置のすべてが操作情報管理サーバの機能を有する構成であってもよい。
なお、本実施の形態で説明した表示制御プログラムは、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本表示制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本表示制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが、
第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を取得して、前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、
前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、取得した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部における前記画面データの表示態様を前記第2の端末装置に制御させる、
処理を実行することを特徴とする表示制御方法。
(付記2)前記コンピュータが、
前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記第1の端末装置の音量を変更する操作を特定する音量操作情報を取得して、前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、
前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、取得した前記音量操作情報に基づいて、前記第2の端末装置の音量を制御させる、
処理を実行することを特徴とする付記1に記載の表示制御方法。
(付記3)前記操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する最初の操作を特定する情報であることを特徴とする付記1または2に記載の表示制御方法。
(付記4)前記音量操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記第1の端末装置の音量を変更する最初の操作を特定する情報であることを特徴とする付記2に記載の表示制御方法。
(付記5)前記操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する最後の操作を特定する情報であることを特徴とする付記1または2に記載の表示制御方法。
(付記6)前記音量操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記第1の端末装置の音量を変更する最後の操作を特定する情報であることを特徴とする付記2に記載の表示制御方法。
(付記7)前記コンピュータが、
取得した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を特定する制御情報を作成する処理を実行し、
前記表示態様を制御させる処理は、
作成した前記制御情報を前記第2の端末装置に送信することにより、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御させることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の表示制御方法。
(付記8)前記コンピュータが、
取得した前記音量操作情報に基づいて、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記第2の端末装置の音量を特定する音量制御情報を作成する処理を実行し、
前記音量を制御させる処理は、
作成した前記音量制御情報を前記第2の端末装置に送信することにより、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記第2の端末装置の音量を制御させることを特徴とする付記2、4または6のいずれか一つに記載の表示制御方法。
(付記9)前記コンピュータは、前記第2の端末装置のコンピュータであり、
前記操作情報を取得する処理は、
前記第1の端末装置と通信可能な情報処理装置から、前記操作情報と前記第1の端末装置の表示部に関する情報とを受信し、
前記表示態様を制御させる処理は、
受信した前記操作情報と、受信した前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、自装置の表示部に関する情報とに基づいて、自装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御させることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の表示制御方法。
(付記10)前記コンピュータは、前記第2の端末装置のコンピュータであり、
前記操作情報を取得する処理は、
前記第1の端末装置と通信可能な情報処理装置から、前記音量操作情報を受信し、
前記音量を制御させる処理は、
受信した前記音量操作情報に基づいて、自装置の表示部に前記画面データを表示させる際の自装置の音量を制御させことを特徴とする付記2、4または6のいずれか一つに記載の表示制御方法。
(付記11)前記操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に前記画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示サイズを変更する操作を特定する情報であり、
前記表示態様を制御させる処理は、
取得した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示サイズを制御させることを特徴とする付記1または2に記載の表示制御方法。
(付記12)コンピュータに、
第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を取得して、前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、
前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、取得した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部における前記画面データの表示態様を前記第2の端末装置に制御させる、
処理を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
(付記13)前記コンピュータに、
前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記第1の端末装置の音量を変更する操作を特定する音量操作情報を取得して、前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、
前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、取得した前記音量操作情報に基づいて、前記第2の端末装置の音量を制御させる、
処理を実行させることを特徴とする付記12に記載の表示制御プログラム。
(付記14)他の端末装置と通信可能な情報処理装置から、前記他の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報と前記他の端末装置の表示部に関する情報とを受信し、
受信した前記操作情報と、受信した前記他の端末装置の表示部に関する情報と、自装置の表示部に関する情報とに基づいて、自装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御する、
制御部を有することを特徴とする端末装置。
(付記15)前記他の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記他の端末装置の音量を変更する操作を特定する音量操作情報を受信し、
受信した音量操作情報に基づいて、前記自装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記自装置の音量を制御する、
制御部を有することを特徴とする付記14に記載の端末装置。
(付記16)第1の端末装置と第2の端末装置と情報処理装置とを含む表示制御システムであって、
前記情報処理装置は、
前記第1の端末装置から受信した、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、記憶した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部における前記画面データの表示態様を制御する制御情報を生成する第1制御部と、
生成した前記制御情報を前記第2の端末装置に送信する送信部と、を有し、
前記第2の端末装置は、
前記情報処理装置から受信した前記制御情報に基づいて、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御する第2制御部を有することを特徴とする表示制御システム。
(付記17)第1の端末装置と第2の端末装置と情報処理装置とを含む表示制御システムであって、
前記情報処理装置は、
前記第1の端末装置から受信した、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置に、記憶した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とを前記第2の端末装置に送信する送信部を有し、
前記第2の端末装置は、
前記情報処理装置から前記操作情報と前記第1の端末装置の表示部に関する情報とを受信し、受信した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御する第2制御部を有することを特徴とする表示制御システム。
100、2100 表示制御システム
101、102、N1〜Nn、M1〜Mn 端末装置
103、2103 操作情報管理サーバ
104 情報提供サーバ
121、122 ディスプレイ
1101、2301 受付部
1102、2302 表示制御部
1103、2303 通信制御部
1104、2304 閲覧条件制御部
1201、2401 通信制御部
1202 閲覧情報管理部

Claims (13)

  1. コンピュータが、
    第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を取得して、前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、
    前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、取得した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部における前記画面データの表示態様を前記第2の端末装置に制御させる、
    処理を実行することを特徴とする表示制御方法。
  2. 前記コンピュータが、
    前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記第1の端末装置の音量を変更する操作を特定する音量操作情報を取得して、前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、
    前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、取得した前記音量操作情報に基づいて、前記第2の端末装置の音量を制御させる、
    処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の表示制御方法。
  3. 前記操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する最初の操作を特定する情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御方法。
  4. 前記音量操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記第1の端末装置の音量を変更する最初の操作を特定する情報であることを特徴とする請求項2に記載の表示制御方法。
  5. 前記操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する最後の操作を特定する情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御方法。
  6. 前記音量操作情報は、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記第1の端末装置の音量を変更する最後の操作を特定する情報であることを特徴とする請求項2に記載の表示制御方法。
  7. 前記コンピュータが、
    取得した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を特定する制御情報を作成する処理を実行し、
    前記表示態様を制御させる処理は、
    作成した前記制御情報を前記第2の端末装置に送信することにより、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の表示制御方法。
  8. 前記コンピュータが、
    取得した前記音量操作情報に基づいて、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記第2の端末装置の音量を特定する音量制御情報を作成する処理を実行し、
    前記音量を制御させる処理は、
    作成した前記音量制御情報を前記第2の端末装置に送信することにより、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記第2の端末装置の音量を制御させることを特徴とする請求項2、4または6のいずれか一つに記載の表示制御方法。
  9. 前記コンピュータは、前記第2の端末装置のコンピュータであり、
    前記操作情報を取得する処理は、
    前記第1の端末装置と通信可能な情報処理装置から、前記操作情報と前記第1の端末装置の表示部に関する情報とを受信し、
    前記表示態様を制御させる処理は、
    受信した前記操作情報と、受信した前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、自装置の表示部に関する情報とに基づいて、自装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の表示制御方法。
  10. 前記コンピュータは、前記第2の端末装置のコンピュータであり、
    前記操作情報を取得する処理は、
    前記第1の端末装置と通信可能な情報処理装置から、前記音量操作情報を受信し、
    前記音量を制御させる処理は、
    受信した前記音量操作情報に基づいて、自装置の表示部に前記画面データを表示させる際の自装置の音量を制御させことを特徴とする請求項2、4または6のいずれか一つに記載の表示制御方法。
  11. コンピュータに、
    第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を取得して、前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶部に記憶し、
    前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、取得した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部における前記画面データの表示態様を前記第2の端末装置に制御させる、
    処理を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
  12. 他の端末装置と通信可能な情報処理装置から、前記他の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された、前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報と前記他の端末装置の表示部に関する情報とを受信し、
    受信した前記操作情報と、受信した前記他の端末装置の表示部に関する情報と、自装置の表示部に関する情報とに基づいて、自装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御する、
    制御部を有することを特徴とする端末装置。
  13. 第1の端末装置と第2の端末装置と情報処理装置とを含む表示制御システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第1の端末装置から受信した、前記第1の端末装置の表示部に画面データを表示中に実行された前記画面データの表示態様を変更する操作を特定する操作情報を前記第1の端末装置の所有者を特定する情報と対応付けて記憶する記憶部と、
    前記第1の端末装置の所有者を特定する情報に基づき特定される、前記第1の端末装置と所有者が一致する第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際に、記憶した前記操作情報と、前記第1の端末装置の表示部に関する情報と、前記第2の端末装置の表示部に関する情報とに基づいて、前記第2の端末装置の表示部における前記画面データの表示態様を制御する制御情報を生成する第1制御部と、
    生成した前記制御情報を前記第2の端末装置に送信する送信部と、を有し、
    前記第2の端末装置は、
    前記情報処理装置から受信した前記制御情報に基づいて、前記第2の端末装置の表示部に前記画面データを表示する際の前記画面データの表示態様を制御する第2制御部を有することを特徴とする表示制御システム。
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