JP2016018219A - 発信機装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発信機の点検操作を容易して点検の作業効率を向上可能とする。
【解決手段】通報装置10の外扉14の内側に、通報装置本体12の開口を閉鎖する内扉26を設ける。外扉14の保護板22をリング状の取付枠20に装着した発信機操作部18aを設け、外扉14の保護板22に相対した内扉26に、保護板22を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンするスイッチノブ30を持つ押し釦スイッチ28を取り付ける。点検時には、外扉14を開いて内扉16に設けた発信機18のスイッチノブ30を露出させて押し釦スイッチ28をオン操作する。
【選択図】図4
【解決手段】通報装置10の外扉14の内側に、通報装置本体12の開口を閉鎖する内扉26を設ける。外扉14の保護板22をリング状の取付枠20に装着した発信機操作部18aを設け、外扉14の保護板22に相対した内扉26に、保護板22を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンするスイッチノブ30を持つ押し釦スイッチ28を取り付ける。点検時には、外扉14を開いて内扉16に設けた発信機18のスイッチノブ30を露出させて押し釦スイッチ28をオン操作する。
【選択図】図4
Description
本発明は、非常通報装置や消火器装置などに設けられる発信機装置に関する。
従来、高速道路のトンネル等に設置される通報装置として例えば図8に示すものが知られている。なお、図8(A)は正面を示し、図8(B)は内部構造を示している。
図8に示すように、通報装置100はトンネル側壁の人が操作可能な高さの位置に所定間隔で設置され、箱型の本体102の前面開口に扉104を開閉自在に設け、扉104の表側に、押し釦式の発信機106、応答ランプ108及び蓋付きの電話ジャック110を設けている。
発信機106は取付部110の背後に防水ゴムで覆われた押し釦スイッチ112を配置し、押しボタンスイッチ112の前部にはスイッチノブを突出して配置している。取付部110の前方にはリング状に形成したプラスチック材の取付枠114により透明な有機ガラス板などを使用した保護板116を配置している。
車両事故に伴う火災時には、利用者が通報装置100に設けた保護板116を強く押し込むと、保護板116が取付枠114から外れて発信機106の押し釦スイッチ112に設けたスイッチノブを押し込んでオン操作し、発信機106から発信信号が監視室の火災受信機に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて、応答ランプ108を点灯するようにしている。
ところで、このような従来の発信機にあっては、トンネル非常設備を定期点検するときに、通報装置に設けた発信機を操作して正常に動作することを確認する点検を行っている。
この発信機の点検は、図9(A)に発信機106の部分を取り出して示すように、取付枠114の周囲に形成した切欠にマイナスドライバ118等を掛けて手前に引くことで、図9(B)に示すように枠部材114を保護板116が嵌められた状態を維持して取り外す。そして、開口穴122に露出した発信機106のスイッチノブ120を操作して動作点検を行う。
点検が終了したら、取り外した取付枠114及び保護板116を開口穴122にはめ込み固定して初期状態に戻す。
このため従来の発信機を点検する場合には、保護板及び枠部材を工具を使って取り外し、発信機の押し釦操作による点検を行った後に、保護板を装着した取付枠を元の状態に戻す作業が必要であり、発信機の点検に手間と時間がかかる。更に、トンネル設備等においては所定間隔で設置している多数の発信機を順次点検していく必要があるため、他の非常設備を含めて行う点検作業の効率化できないという問題が残されている。
このような問題は、トンネル内に非常設備として設置している消火器箱や消火栓装置に設けた発信機の点検作業についても同様である。
本発明は、発信機の点検操作を容易して点検の作業効率を向上可能とした発信機装置を提供することを目的とする。
本発明は、発信機装置に於いて、
前方に開口した箱型の通報装置本体と、
通報装置本体の開口に対して開閉自在に設けた外扉と、
外扉の内側に位置し、通報装置本体に設けた内扉と、
外扉に形成した取付穴に配置した枠本体内に保持され、所定の力を超える押し込み力を受けた際に外れる保護板と、
外扉の保護板に相対して内扉に設けられ、保護板を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンする押し釦スイッチを備えた発信機と、
を備え、外扉を開いて内扉に設けた発信機の押し釦スイッチを操作可能な構造としたことを特徴とする。
前方に開口した箱型の通報装置本体と、
通報装置本体の開口に対して開閉自在に設けた外扉と、
外扉の内側に位置し、通報装置本体に設けた内扉と、
外扉に形成した取付穴に配置した枠本体内に保持され、所定の力を超える押し込み力を受けた際に外れる保護板と、
外扉の保護板に相対して内扉に設けられ、保護板を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンする押し釦スイッチを備えた発信機と、
を備え、外扉を開いて内扉に設けた発信機の押し釦スイッチを操作可能な構造としたことを特徴とする。
本発明の別の形態にあっては、
装置本体に設けた通報装置扉と、
通報装置扉に形成した取付穴に配置した枠本体内に保持され、所定の力を超える押し込み力を受けた際に前記枠本体から外れる保護板と、
通報装置扉の保護板を含む所定領域に相対して通報装置扉の内側に開閉自在に設けられ、閉鎖状態で保護板の内側に相対して位置し、開放状態で通報装置扉の内側に開放する内側子扉と、
内扉子扉に設けられ、内扉の閉鎖状態で前記通報装置扉の保護板に相対し、保護板を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンする押し釦スイッチを備えた発信機と、
を備え、外扉を開いた状態で内扉子扉を開いて発信機の押し釦スイッチを操作可能な構造としたことを特徴とする。
装置本体に設けた通報装置扉と、
通報装置扉に形成した取付穴に配置した枠本体内に保持され、所定の力を超える押し込み力を受けた際に前記枠本体から外れる保護板と、
通報装置扉の保護板を含む所定領域に相対して通報装置扉の内側に開閉自在に設けられ、閉鎖状態で保護板の内側に相対して位置し、開放状態で通報装置扉の内側に開放する内側子扉と、
内扉子扉に設けられ、内扉の閉鎖状態で前記通報装置扉の保護板に相対し、保護板を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンする押し釦スイッチを備えた発信機と、
を備え、外扉を開いた状態で内扉子扉を開いて発信機の押し釦スイッチを操作可能な構造としたことを特徴とする。
本発明の発信機装置によれば、前方に開口した箱型の通報装置本体と、通報装置本体の開口に対して開閉自在に設けた外扉と、外扉の内側に位置し、通報装置本体に設けた内扉と、外扉に形成した取付穴に配置した枠本体内に保持され、所定の力を超える押し込み力を受けた際に外れる保護板と、外扉の保護板に相対して内扉に設けられ、保護板を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンする押し釦スイッチを備えた発信機とを備え、外扉を開いて内扉に設けた発信機の押し釦スイッチを操作可能な構造とするようにしたため、通報装置に設けた発信機の点検を操作する場合、外扉を開くことで内扉に設けた発信機の押し釦スイッチを露出できることから、これを操作するだけの簡単な作業で済み、従来のように、外扉の枠本体や保護板をドライバー等の工具を使用して着脱するといった手間と時間のかかる作業が不要となり、発信機の点検操作を容易して点検の作業効率の向上を可能とする。
また本発明の別の形態の発信機装置によれば、装置本体に設けた通報装置扉と、通報装置扉に形成した取付穴に配置した枠本体内に保持され、所定の力を超える押し込み力を受けた際に前記枠本体から外れる保護板と、通報装置扉の保護板を含む所定領域に相対して通報装置扉の内側に開閉自在に設けられ、閉鎖状態で保護板の内側に相対して位置し、開放状態で通報装置扉の内側に開放する内側子扉と、内側子扉に設けられ、内扉の閉鎖状態で通報装置扉の保護板に相対し、保護板を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンする押し釦スイッチを備えた発信機とを備え、外扉を開いた状態で内扉子扉を開いて発信機の押し釦スイッチを操作可能な構造とするようにしたため、発信機を点検のために操作する場合、外扉を開いてその内側に設けた内側子扉を開くと、内側子扉に取付ている発信機の押し釦スイッチの操作側が露出し、これを操作するだけの簡単な作業で済み、従来のように、外扉の枠本体及び保護板をドライバー等の工具を使用して着脱するといった手間と時間のかかる作業が不要となり、発信機の点検操作を容易して点検の作業効率の向上を可能とする。
[通報装置に設けた発信機装置]
図1はトンネルに設置する通報装置に発信機を設けた発信機装置の実施形態を示した説明図であり、図1(A)は正面を示し、図1(B)は側面を示す。図2は図1の通報装置の内部構造を側面から見た断面で示した断面図、図3は外扉と内扉に分けて設けた発信機装置の取付構造を示した説明図、図4は外扉を閉鎖した場合(図4(A))と開放した場合(図4(B))に分けて発信機装置の取付構造を平面から見た断面で示した説明図である。
図1はトンネルに設置する通報装置に発信機を設けた発信機装置の実施形態を示した説明図であり、図1(A)は正面を示し、図1(B)は側面を示す。図2は図1の通報装置の内部構造を側面から見た断面で示した断面図、図3は外扉と内扉に分けて設けた発信機装置の取付構造を示した説明図、図4は外扉を閉鎖した場合(図4(A))と開放した場合(図4(B))に分けて発信機装置の取付構造を平面から見た断面で示した説明図である。
(発信機装置の構成)
図1に示すように、通報装置10はトンネル側壁に沿って所定間隔で配置され、箱型の通報装置本体12の開口した前面に、蝶番16により外扉14を開閉自在に設けている。外扉14の表側には発信機18の発信機操作部18a、応答ランプ24及び銘板34を設けている。
図1に示すように、通報装置10はトンネル側壁に沿って所定間隔で配置され、箱型の通報装置本体12の開口した前面に、蝶番16により外扉14を開閉自在に設けている。外扉14の表側には発信機18の発信機操作部18a、応答ランプ24及び銘板34を設けている。
外扉14に設けた発信機操作部18aは、外扉14に形成した取付穴に、有機ガラス板などの透明材料で作られた保護板22を装着した取付枠20を嵌め入れている。取付枠20は弾性材料で作られたリング状の部材であり、保護板22を中に装着した状態で外扉14の取付穴に前方から押し込むことで取り付けている。
保護板22は取付枠20に装着した状態で、外部から径20ミリメートルの棒で押し込む力が20ニュートンでは外れないが、80ニュートン以上となった場合には外れるように、取付枠20の厚さや形状により変形強度を設定している。取付枠20は例えばプラスチック材質であり、耐候性、耐熱性、耐寒性、耐水性、耐薬品性が優れたものが好ましい。
図2に示すように、通報装置本体12の開口には、内扉26を取付け固定している。内扉26の手前に位置する外扉14は後方に開口した薄形の箱型形状を持ち、内扉26との間に収納空間25を形成している。
内扉26には発信機18を取り付けている。発信機18は内扉26に形成した取付穴に溶接等で固定した取付部材27に押し釦スイッチ28をねじ込み固定しており、押し釦スイッチ28の前方側に弾性力のある防水キャップで覆ったスイッチノブ30を突出させて外扉14の内側に形成した収納空間25の中に位置させている。また押し釦スイッチ28の周囲及び後部には防水カバー29が装着され、防水カバー29の内部に位置するスイッチ端子に外部から信号線を防水性を持って引き込んで接続可能としている。内扉26も回動可能であり、開放することで通報装置本体12内部を開放して通線作業、メンテナンスを行うことができる。
このような外扉14及び内扉26に対する発信機18の取付構造は、図3に示すように、外扉14に取付枠20及び保護板22でなる発信機操作部18aを設け、外扉14の発信機操作部18aと収納空間25を介して相対した内扉26の位置に、スイッチノブ30を備えた押し釦スイッチ28を取り付けた分離取付構造となる。中空リング状の取付枠20は、外扉14の開口部に着脱自在に装着され、取付枠20内には保護板22が着脱自在に取付けられる。
また、図2に示すように、内扉26の発信機18とは別の取付穴には電話ジャック32を裏側から取付固定しており、取付穴を介して内扉26の表側に、キャップ32aを装着したジャック端子を位置させており、発信機の点検作業時と同じように外扉14を開放することで、通話を行うことができる。
通報装置10に設けた発信機18、応答ランプ24及び電話ジャック32に対する外部との信号線接続は、通報装置本体12背面に設けた電線管接続口38から電線管を通したケーブルを引き込み、その芯線を端子台36に接続し、発信機18、応答ランプ24及び電話ジャック32からの信号線を端子台36に接続して行う。
(非常通報操作)
運用中にあっては、図4(A)に示すように、通報装置10の外扉14は閉じており、トンネル内での車両事故あるいは火災が発生した場合、利用者は外扉14の取付枠20に装着している保護板22を装置本体内側へ強く押し込むことで通報操作を行う。
運用中にあっては、図4(A)に示すように、通報装置10の外扉14は閉じており、トンネル内での車両事故あるいは火災が発生した場合、利用者は外扉14の取付枠20に装着している保護板22を装置本体内側へ強く押し込むことで通報操作を行う。
利用者が保護板22を強く押し込むと、取付枠20から保護板22が外れ、外れた保護板22がスイッチノブ30を押し込んで押し釦スイッチ28をオン操作する。押し釦スイッチ86をオン操作するとスイッチオン信号が監視室などの受信機に送られて非常警報がされ、受信機から応答信号が送り返されることで図1に示した応答ランプ24を点灯することになる。
(点検操作)
通報装置10に設けた発信機18を点検する場合には、図4(B)に示すように、外扉14を開くと、内扉26に設けた押し釦スイッチ28のスイッチノブ30が露出し、点検員はスイッチノブ30を直接に押し込むことで押し釦スイッチ28を簡単にオン操作することができる。したがって、従来のように取付枠20、保護板22を外したり、点検後に取り付ける煩わしい作業を省略することができる。
通報装置10に設けた発信機18を点検する場合には、図4(B)に示すように、外扉14を開くと、内扉26に設けた押し釦スイッチ28のスイッチノブ30が露出し、点検員はスイッチノブ30を直接に押し込むことで押し釦スイッチ28を簡単にオン操作することができる。したがって、従来のように取付枠20、保護板22を外したり、点検後に取り付ける煩わしい作業を省略することができる。
[消火器箱の通報装置扉に設けた発信機装置]
図5はトンネルに設置する消火器箱に発信機を設けた発信機装置の実施形態を示した説明図であり、図5(A)に正面を示し、図5(B)に側面から見た断面を示している。また、図6は図5の通報装置の内部構造を平面面から見た断面で示した説明図であり、図6(A)に全体を示し、図6(B)に発信機部分を拡大して示している。更に、図7は外扉及び内側子扉を閉鎖した場合(図7(A))と開放した場合(図7(B))に分けて発信機装置の取付構造を平面から見た断面で示した説明図である。
図5はトンネルに設置する消火器箱に発信機を設けた発信機装置の実施形態を示した説明図であり、図5(A)に正面を示し、図5(B)に側面から見た断面を示している。また、図6は図5の通報装置の内部構造を平面面から見た断面で示した説明図であり、図6(A)に全体を示し、図6(B)に発信機部分を拡大して示している。更に、図7は外扉及び内側子扉を閉鎖した場合(図7(A))と開放した場合(図7(B))に分けて発信機装置の取付構造を平面から見た断面で示した説明図である。
(消火器箱の概要)
図5及び図6に示すように、消火器箱40はトンネル側壁に所定間隔で埋め込み設置され、前面に開口した消火器箱本体42の左側には消火器扉44を設け、消火器扉44に対応した消火器箱本体42の内部を消火器収納空間とし、例えば2本の消火器48を収納している。
図5及び図6に示すように、消火器箱40はトンネル側壁に所定間隔で埋め込み設置され、前面に開口した消火器箱本体42の左側には消火器扉44を設け、消火器扉44に対応した消火器箱本体42の内部を消火器収納空間とし、例えば2本の消火器48を収納している。
消火器扉44にはハンドル45を設け、ハンドル45を手前に引くと、左側の軸54を回動軸として前方に開くことができる。また、消火器扉44には覗き窓46を設け、外部から消火器48の収納状態を確認可能としている。
消火器扉44の右側には通報装置扉50を設け、ここに赤色表示灯52、発信機操作部18a、応答ランプ24及び銘板34を設けている。赤色表示灯52は常時点灯し、消火器箱40の設置場所が遠方から分かるようにしている。火災時には、発信機操作部18aの保護板を押して内蔵した押し釦スイッチ28をオン操作すると、発信信号が監視室の火災受信機に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて、応答ランプ24を点灯するようにしている。
通報装置扉50は右側の軸56を回動軸として前方に開くことができる。通報装置扉50に形成した取付穴に、有機ガラス板などの透明材料で作られた保護板22を装着した取付枠20を着脱自在に嵌め入れている。取付枠20はリング状の部材であり、内側に保護板22を装着した状態で通報装置扉50の取付穴に前方から押し込むことで取り付けている。保護板22は所定の値を超える押込み力を受けた場合に消火器箱背面方向に外れるように、取付枠20の厚さや形状により変形強度を設定している。
通報装置扉50に設けた発信機操作部18aに相対した扉裏面に、内側子扉60を開閉自在に設け、この内側子扉60に発信機18のスイッチノブ30を備えた押し釦スイッチ28を取付け固定している。
内側子扉60の構造は、通報装置扉50に取付固定した発信機操作部18aを挟んだ両側に奥行方向に一対のリブ62を起立して収納空間65を形成し、リブ62の左側に軸64を回動軸として奥行き方向へ開閉自在に内側子扉60を支持し、リブ62にロック部66を設けている。
内側子扉60に対する発信機18の取付け固定は、内側子扉60に形成した取付穴に溶接等で固定した取付部材27に押し釦スイッチ28をねじ込み固定しており、押し釦スイッチ28の前方側に弾性材の防水キャップで覆ったスイッチノブ30を突出させて、通報装置扉50の内側に形成した収納空間65の中に位置させている。また押し釦スイッチ28の周囲及び後部には防水カバー29を装着し、防水カバー29の内部に位置するスイッチ端子に外部から信号線を引き込んで接続可能としている。
また、発信機18の背後となる消火器箱本体42内には、電話ジャック32を取付け固定しており、表側にキャップ32aを装着したジャック端子を位置させている。
(非常通報操作)
運用中にあっては、図7(A)に示すように、消火器箱40の消火器扉44及び通報装置扉50は閉じており、トンネル内での車両事故や火災等の非常事態が発生した場合、利用者は通報装置扉50に設けた発信機操作部18aの取付枠20により装着した保護板22を強く押し込むことで通報操作を行う。
運用中にあっては、図7(A)に示すように、消火器箱40の消火器扉44及び通報装置扉50は閉じており、トンネル内での車両事故や火災等の非常事態が発生した場合、利用者は通報装置扉50に設けた発信機操作部18aの取付枠20により装着した保護板22を強く押し込むことで通報操作を行う。
利用者が保護板22を強く押し込むと、取付枠20から保護板22が奥行き方向へ外れ、外れた保護板22が内側子扉60に取付け固定している押し釦スイッチ28のスイッチノブ30を押し込み、押し釦スイッチ28をオン操作する。押し釦スイッチ28をオン操作すると、スイッチオン信号が監視室などの受信機に送られ、非常警報が行われるとともに、受信機から応答信号が送り返され、図5に示した応答ランプ24を点灯することになる。
(点検操作)
消火器箱40の通報装置扉50側に設けた発信機18を点検する場合には、図7(B)に示すように、図5に示したハンドル45を手前に引くことで消火器扉44を軸54を回動軸として開くことができる。
消火器箱40の通報装置扉50側に設けた発信機18を点検する場合には、図7(B)に示すように、図5に示したハンドル45を手前に引くことで消火器扉44を軸54を回動軸として開くことができる。
消火器扉44を開くと、通報装置扉50を軸56を回動軸として手前に開くことができ、通報装置扉50を開いた状態で、その内側に設けている内側子扉60を軸64を回動軸として後方へ回動させて開くと、内側子扉60に取付固定している押し釦スイッチ28のスイッチノブ30が外部に露出し、点検員はスイッチノブ32を直接に押し込むことで押し釦スイッチ28を簡単且つ容易にオン操作して点検することができる。
なお、図6の実施形態においては、通報装置扉50の左側本体内が開放していることから、通報装置扉50を開放せずに、内側子扉60のみを開放することでも、スイッチノブ30を消火器箱40内で露出させることができて、点検者が保護板を介さずに点検操作することもできる。従って、装置構成によっては、通報装置扉は回動しない固定板とすることも可能である。
[本発明の変形例]
実施形態は、トンネル内に設置する通報装置及び消火器箱に発信機を設けた場合を例にとるものであったが、トンネル内に側壁に沿って所定間隔で埋め込み設置している消火栓装置についても、消火栓扉を備えた消火栓装置の左側に、図5及び図6に示したと同様な消火器箱及び通報装置扉を連結固定していることから、この消火栓装置に設けた通報装置扉についても、図5乃至図7に示したと同様に、発信機操作部18aを通報装置扉50側に取付固定し、通報装置扉50の内側に設けた内側子扉60に、同様に発信機を取付固定して、発信機に設けた押し釦装置の点検に伴うオン操作を行うようにしても良い。
実施形態は、トンネル内に設置する通報装置及び消火器箱に発信機を設けた場合を例にとるものであったが、トンネル内に側壁に沿って所定間隔で埋め込み設置している消火栓装置についても、消火栓扉を備えた消火栓装置の左側に、図5及び図6に示したと同様な消火器箱及び通報装置扉を連結固定していることから、この消火栓装置に設けた通報装置扉についても、図5乃至図7に示したと同様に、発信機操作部18aを通報装置扉50側に取付固定し、通報装置扉50の内側に設けた内側子扉60に、同様に発信機を取付固定して、発信機に設けた押し釦装置の点検に伴うオン操作を行うようにしても良い。
また、図4に示す実施形態に設けた内扉26について、図7に示す実施形態の通報装置扉50の内側に設けた内側子扉60の場合と同様に、外扉14の内側に軸により内扉26を開閉自在に設け、内扉26に取り付けた発信機18の押し釦スイッチ28を点検時に操作する場合には、外扉14を開いた状態で内扉26を開いて押し釦スイッチ28のスイッチノブ30を露出させてオン操作するようにしても良い。
また、上記実施形態は、トンネル内に設置される通報装置や消火器箱に発信機を設ける場合を例にとっているが、これに限らず、ビル等の壁面に取り付けられ通報装置や消火器箱に設けた発信機についても同様に適用できる。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。また本発明は上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:通報装置
12:通報装置本体
14:外扉
18:発信機
18a:発信機操作部
20:取付枠
22:保護板
26:内扉
28:押し釦スイッチ
30:スイッチノブ
40:消火器箱
42:箱本体
44:消火器扉
50:通報装置扉
52:赤色表示灯
60:内側子扉
62:リブ
66:ロック部
12:通報装置本体
14:外扉
18:発信機
18a:発信機操作部
20:取付枠
22:保護板
26:内扉
28:押し釦スイッチ
30:スイッチノブ
40:消火器箱
42:箱本体
44:消火器扉
50:通報装置扉
52:赤色表示灯
60:内側子扉
62:リブ
66:ロック部
Claims (2)
- 前方に開口した箱型の通報装置本体と、
前記通報装置本体の開口に対して開閉自在に設けた外扉と、
前記外扉の内側に位置し、前記通報装置本体に設けた内扉と、
前記外扉に形成した取付穴に配置した枠本体内に保持され、所定の力を超える押し込み力を受けた際に外れる保護板と、
前記外扉の保護板に相対して前記内扉に設けられ、前記保護板を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンする押し釦スイッチを備えた発信機と、
を備え、前記外扉を開いて前記内扉に設けた前記発信機の押し釦スイッチを操作可能な構造としたことを特徴とする発信機装置。
- 装置本体に設けた通報装置扉と、
前記通報装置扉に形成した取付穴に配置した枠本体内に保持され、所定の力を超える押し込み力を受けた際に前記枠本体から外れる保護板と、
前記通報装置扉の保護板を含む所定領域に相対して前記通報装置扉の内側に開閉自在に設けられ、閉鎖状態で前記保護板の内側に相対して位置し、開放状態で前記通報装置扉の内側に開放する内側子扉と、
前記内扉子扉に設けられ、前記内扉の閉鎖状態で前記通報装置扉の保護板に相対し、前記保護板を押し込んで外れた場合の押込み力を受けてオンする押し釦スイッチを備えた発信機と、
を備え、前記外扉を開いた状態で前記内扉子扉を開いて前記発信機の押し釦スイッチを操作可能な構造としたことを特徴とする発信機装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014138200A JP2016018219A (ja) | 2014-07-04 | 2014-07-04 | 発信機装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014138200A JP2016018219A (ja) | 2014-07-04 | 2014-07-04 | 発信機装置 |
Publications (1)
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