JP2016017197A - 高炉の炉頂バンカーからの原料の排出挙動推定方法および排出挙動推定システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】炉頂バンカー5内の原料3の傾斜角を求め、前記求めた傾斜角を用いて、原料3が炉頂バンカー5から排出される際の排出挙動を計算する計算モデルによって原料3の排出挙動を推定する排出挙動推定方法であって、前記傾斜角が、原料3の装入が完了した時点の原料3の斜面の角度(第1の角度)又は、装入された原料3の炉頂バンカー5の排出口6からの排出を開始してからある遷移期間を経た後に安定して形成される、排出口6の上方の位置から炉頂バンカー5の側壁側に向かって上方に傾斜する原料の斜面の角度(第2の角度)である原料3の排出挙動推定方法。
【選択図】図1
Description
は以下のとおりである。
炉頂バンカー内の原料の傾斜角を求め、その傾斜角を用いて前記計算モデル内のパラメータの値を決定することを特徴とし、
前記傾斜角が、前記炉頂バンカーへの原料の装入が完了した時点の原料の斜面の角度(第1の角度)、および/または、装入された原料の前記炉頂バンカーの排出口からの排出を開始してからある遷移期間を経た後に安定して形成される、前記排出口の上方の位置から前記炉頂バンカーの側壁側に向かって上方に傾斜する原料の斜面の角度(第2の角度)であることを特徴とする高炉原料の排出挙動推定方法。(1)によれば、上記目的を達成することができる。
原料が前記炉頂バンカーから排出される際の排出挙動を計算する計算モデルによって原料の排出挙動を計算する計算処理部と、前記傾斜角から前記計算モデルに用いられているパラメータを決定するパラメータ決定部と、を備える排出挙動推定システム。(7)によれば、上記目的を達成することができる。
傾斜角検出手段(傾斜角検出部)であるレベル計12とレベル測定制御部20は、炉頂バンカー5内に装入された原料が形成する斜面の傾斜角を求めるための手段である。原料の傾斜角は、後述のように原料の排出挙動の推定に用いられる。本実施形態の傾斜角検出手段によって求めることができる傾斜角は、炉頂バンカー5への原料装入が完了した後、原料の排出が開始される前の時点において、堆積した原料が静止している状態の傾斜角(つまり安息角)と、原料の排出口6からの排出中に形成される原料の斜面の傾斜角(以下、動的傾斜角)とが含まれる。排出中の原料の動的傾斜角は原料が排出されることで変化するため、タイミングによって角度は異なる。
パラメータ決定部40は、レベル計12とレベル測定制御部20によって求められる傾斜角の値から、計算処理部30のモデル内のパラメータを決定する。計算処理部40は、プロセッサなどの処理部と、予め定められた傾斜角の値とモデル内のパラメータとの対応関係を記憶する記憶部等とを備えるコンピュータでよい。
(計算処理部30)
計算処理部30は、パラメータ決定部40で定められた値を計算モデルに用いて、計算モデルにより原料の排出挙動を推定する処理装置である。計算処理部30は、プロセッサなどの処理部と原料の排出挙動を計算する計算モデルのプログラム等を記憶する記憶部等を備えるコンピュータでよい。計算処理部30は、当該プログラムを実行して後述のように原料の排出挙動を計算する。なお、計算処理部30によって実現される機能の一部または全部がASIC等の処理回路によって実現されてもよい。
まず1つ目の計算モデル1を用いて排出挙動を推定する方法について説明する。図3は、計算モデル1に用いるパラメータであるθ1からθ3の角度について説明する図である。本計算モデルは、Kaoru NAKANO, Kohei SUNAHARA, Takanobu INADA 「Advanced Supporting System for Burden Distribution Control at Blast Furnace Top」 ISIJ International, Vol.50(2010), No.7,pp.994−999に記載のモデルである。
次に、2つ目の計算モデル2を用いる場合の原料の排出挙動の推定方法について説明する。計算モデル2は、離散要素法(DEM;Discrete Element Method)を用いて原料の排出挙動を推定するものである。DEMは、個々の粒子運動を運動方程式に基づいて求める手法であり、当該手法により炉頂バンカー5から排出される原料全体についての排出挙動を求める。
以下、本発明を実施例によってより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されない。本実施例は、鉄源の原料として鉱石とコークスの両方を含む原料を炉頂バンカー5に装入して実際に排出した場合に、排出される原料中に含まれるコークスの量(含有率)の経時変化を計算モデルによって求めた。そして、実際に排出原料を一定間隔でサンプリング(採取)してコークスの含有量を測定した実測値と、当該計算モデルによって求めた計算値とを比較した。計算モデルには、一例として本発明の方法によって求めた原料の傾斜角θ1とラットホール角であるθ2を利用した計算モデル1を用いた。
2 装入ベルトコンベア
3 原料
4 切替シュート
5 炉頂バンカー
6 排出口
7 流量調整弁
8 集合ホッパー
9 旋回シュート
10 高炉
12 レベル計
20 レベル測定制御部
30 計算処理部
40 パラメータ決定部
Claims (9)
- 原料が炉頂バンカーから排出される際の排出挙動を計算する計算モデルによって原料の排出挙動を推定する排出挙動推定方法において、
炉頂バンカー内の原料の傾斜角を求め、その傾斜角を用いて前記計算モデル内のパラメータの値を決定することを特徴とし、
前記傾斜角が、前記炉頂バンカーへの原料の装入が完了した時点の原料の斜面の角度(第1の角度)、および/または、装入された原料の前記炉頂バンカーの排出口からの排出を開始してからある遷移期間を経た後に安定して形成される、前記排出口の上方の位置から前記炉頂バンカーの側壁側に向かって上方に傾斜する原料の斜面の角度(第2の角度)であることを特徴とする高炉原料の排出挙動推定方法。 - 前記傾斜角が、炉頂バンカーから原料を排出する際に優先して原料が排出されるラットホール領域の、ラットホール領域と隣接する領域との境界面の角度(第3の角度)を含み、
前記第3の角度が、予め定められた第1の角度と第3の角度との相関関係に基づいて、前記求めた第1の角度から推定されることを特徴とする請求項1に記載の高炉原料の排出挙動推定方法。 - 前記炉頂バンカーの横断面における前記排出口の上方の位置から前記側壁までの範囲における複数の位置において、前記炉頂バンカーに装入された原料の表面の高さである表面レベルを測定し、
測定される原料の表面レベルの差に基づき原料の傾斜角を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の高炉原料の排出挙動推定方法。 - 原料の斜面の3か所以上の位置で前記表面レベルを測定し、
2組以上の位置の表面レベルの差に基づき測定対象の斜面の傾斜角をそれぞれ求め、
求めた複数の傾斜角に基づき原料の傾斜角を決定することを特徴とする請求項3に記載の高炉原料の排出挙動推定方法。 - 炉頂バンカー内に複数種類の原料が種類ごとに装入される場合に、
前記傾斜角が各原料の装入後の原料の斜面の傾斜角を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の高炉原料の排出挙動推定方法。 - 炉頂バンカー内に複数種類の原料が種類ごとに装入される場合に、
前記傾斜角に加えて、原料の種類ごとの炉頂バンカー内における装入位置を求め、求めた装入位置も用いて前記計算モデル内のパラメータの値を決定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の高炉原料の排出挙動推定方法。 - 炉頂バンカー内の原料の傾斜角を求める傾斜角検出部と、
原料が前記炉頂バンカーから排出される際の排出挙動を計算する計算モデルによって原料の排出挙動を計算する計算処理部と、前記傾斜角から前記計算モデルに用いられているパラメータを決定するパラメータ決定部と、を備える高炉原料の排出挙動推定システム。 - 前記傾斜角検出部が、前記炉頂バンカーへの原料の装入が完了した時点の原料の斜面の角度(第1の角度)および/または、装入された原料の前記炉頂バンカーの排出口からの排出を開始してからある遷移期間を経た後に安定して形成される、前記排出口の上方の位置から前記炉頂バンカーの側壁側に向かって上方に傾斜する原料の斜面の角度(第2の角度)を求め、
前記パラメータ決定部が、前記傾斜角検出部が求めた第1および/または第2の角度を、前記計算モデル内のパラメータの決定に用いる請求項7に記載の高炉原料の排出挙動推定システム。 - 炉頂バンカーから原料を排出する際に優先して原料が排出されるラットホール領域の、ラットホール領域と隣接する領域との境界面の角度(第3の角度)と、前記第1の角度との相関関係を予め定めておき、
前記パラメータ決定部は、前記相関関係に基づいて前記求めた第1の角度に対応する前記炉頂バンカーに装入された原料についての第3の角度を求め、求めた前記第1の角度と前記第3の角度とを前記計算モデルのパラメータの決定に用いる請求項8に記載の高炉原料の排出挙動推定システム。
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2014
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