JP2016016878A - 梱包部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で、所定方向に延びる物品を梱包可能な梱包部材を提供する。
【解決手段】紙が中心折り目に沿って折り曲げられた場合、基準線Cの延びる方向に離隔した当て部83,84が、それぞれ折り目61,66を跨いで梱包部材50の内側に突出する。当て部83,84の間には、基準線Cに沿って紙の内側に配置された電子ペン3を保持して、電子ペン3が基準線Cから離隔する方向に移動することを規制する保持部81,82が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、所定方向に延びる物品を梱包するための梱包部材に関する。
従来、例えば筆記具のように所定方向に延びる物品を梱包するための梱包部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の梱包箱では、直方体形状の箱本体の内部に、互いに直交する複数の仕切板で形成された区画部材によって、複数の収容室が設けられる。箱本体の側板内面と区画部材の側面との間に、緩衝空間が設けられる。各収容室に収容されている筆記具又は筆記具用部品は、例えば輸送時の落下衝撃で損傷することが抑制される。
特開2010−126159号公報
上記の梱包箱は、複数の部材を組み合わせて形成されるので、構造が複雑であった。従って、梱包箱の製造に要する時間及びコストが増大するおそれがあった。
本発明の目的は、簡易な構造で、所定方向に延びる物品を梱包可能な梱包部材を提供することである。
本発明の一態様に係る梱包部材は、互いに異なる方向である第一方向及び第二方向を含む所定方向に延びる物品を梱包可能であり、且つ所定の基準線を通る折り目に沿って折り曲げ可能な一枚の紙で形成される梱包部材であって、折り曲げられた前記紙の前記折り目を跨いで、前記紙の内側に突出する前記紙の一部である第一当て部と、前記第一当て部から前記基準線の延びる方向に離隔した位置にある前記紙の一部であって、前記折り目を跨いで前記紙の内側に突出する第二当て部と、前記第一当て部と第二当て部との間にある前記紙の一部であって、前記基準線に沿って前記紙の内側に配置された前記物品を、前記所定方向と前記基準線とが略平行に延びる姿勢で保持して、前記物品が前記基準線から離隔する方向に移動することを規制する保持部とを備え、前記第一当て部及び前記第二当て部は、それぞれ、前記基準線の延びる方向に対向する一対の切れ目の間に形成された、前記紙が折り曲げられた場合に前記基準線から離隔する方向に屈折又は湾曲する部分であり、前記第一当て部は、前記保持部によって保持されている前記物品に前記第一方向側から対向して、前記物品の前記第一方向の移動を規制し、前記第二当て部は、前記保持部によって保持されている前記物品における前記第二方向側から対向して、前記物品の前記第二方向の移動を規制することを特徴とする。
これによれば、紙が折り目に沿って折り曲げられた場合、基準線の延びる方向に離隔した第一当て部及び第二当て部が、折り目を跨いで紙の内側に突出する。第一当て部と第二当て部との間には、基準線に沿って紙の内側に配置された物品を保持して、物品が基準線から離隔する方向に移動することを規制する保持部が設けられている。第一当て部及び第二当て部は、それぞれ紙が折り曲げられた場合に基準線から離隔する方向に屈折又は湾曲する部分である。第一当て部及び第二当て部は、保持部によって保持されている物品に互いに反対方向から対向して、物品の移動を規制する。従って、一枚の紙を折り曲げた簡易な構造で、所定方向に延びる物品を梱包できる。
位置検出装置1の斜視図である。 電子ペン3の斜視図である。 折り曲げられる前の梱包部材50の正面図である。 折り曲げられた後の梱包部材50の斜視図である。 電子ペン3が梱包される過程にある梱包部材50の斜視図である。 電子ペン3が梱包された状態にある梱包部材50の斜視図である。 電子ペン3が梱包された状態にある梱包部材50の正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照し、位置検出装置1の概要を説明する。以下の説明では、図1の上側、下側、右上側、左下側、左上側、右下側を、それぞれ位置検出装置1の前側、後側、上側、下側、左側、右側とする。位置検出装置1は、位置検出装置1に配置された紙媒体5に電子ペン3によって記入された情報を、電子データとして取得する装置である。
位置検出装置1は、樹脂製で矩形薄板状の筐体8L,8Rを備える。位置検出装置1は、筐体8L,8Rを左右方向に見開いた状態(図1参照)と、筐体8L,8Rを折り畳んだ状態(図示略)とに変形できる。紙媒体5は、筐体8L,8Rのそれぞれの正面に配置される。筐体8L,8Rは、それぞれ、センサ基板9L,9R等の各種基板(図示略)を収容する。
センサ基板9L,9Rは、それぞれ、互いに直交する二軸方向に並ぶ複数のアンテナコイル(図示略)をセンサ面上に張り巡らせた、矩形の基板である。センサ基板9L,9Rの制御部(図示略)は、アンテナコイルのスイッチを順に切り換え、個々のアンテナコイルに順に電流を流し、センサ面を二軸方向それぞれにおいてスキャンする。電子ペン3はコイル20(図2参照)を内蔵し、コイル20から磁界を発生させる。センサ基板9L,9Rの制御部は、電磁誘導によってアンテナコイルを流れる電流に生じた変化に基づく信号を検出し、センサ基板9L,9Rに対する電子ペン3の位置(座標)を算出して出力可能である。
紙媒体5は、左右方向に見開き可能な冊子状の媒体である。紙媒体5は、一対の表紙(表表紙6L、裏表紙6R)と複数の用紙7を、それぞれの縁部で綴じて形成したものであり、例えばA5サイズのノートである。紙媒体5は、表表紙6Lが筐体8Lの正面に載置され、且つ、裏表紙6Rが筐体8Rの正面に載置されるように、位置検出装置1に配置される。紙媒体5が位置検出装置1に配置された状態で、ユーザは電子ペン3を用いて紙媒体5に情報を記入する。このとき、位置検出装置1は、センサ基板9L,9Rから出力される電子ペン3の位置(座標)に基づいて、紙媒体5に記入された情報を示す電子データを生成する。
図2を参照し、電子ペン3の外観構造を説明する。以下の説明では、図2の上下方向は、電子ペン3の延びる軸方向である。軸方向の両端側を、それぞれ電子ペン3の基端側及び先端側という。図2の上側及び下側は、それぞれ電子ペン3の基端側及び先端側である。
電子ペン3は、軸方向に長く延びる円筒状のカバー体10を備える。カバー体10の先端部に、ペン孔14が形成されている。カバー体10の基端部に、ノック部17が設けられている。ノック部17が下側へ押圧されると、カバー体10の内部に設けられた周知のラチェット機構によって、リフィル15のペン先16がペン孔14を介して進退する。リフィル15は、インクが充填された管を有する替え芯である。ペン先16は、リフィル15が有する管の先端部に設けられている。ペン孔14を介して進出したペン先16は、カバー体10の外部に突出する。ペン孔14を介して退入したペン先16は、カバー体10の内部に収容される。
カバー体10の基端側の内部に、電子回路を実装する基板(図示外)が収容されている。カバー体10の外部に突出したペン先16が用紙7に押し付けられると、リフィル15はカバー体10内で基端側へ移動して、基板に外力を伝達する。外力が伝達されている基板では、電子回路のスイッチを閉じられてオン状態になる。ペン先16が用紙7から離されると、リフィル15はカバー体10内で先端側へ移動するため、基板に外力を伝達しない。外力が伝達されていない基板では、基板の電子回路のスイッチが開かれてオフ状態になる。
上記の電子回路は、コイル20への通電を行う通電回路を含む。通電回路は、電子回路がオン状態になると、コイル20に所定の電流を流して磁界を発生させる。これにより位置検出装置1は、先述したようにセンサ基板9L,9Rによって電子ペン3の位置を検出できる。
カバー体10は、握り部11、挟み部12、及び胴軸部13を含む。挟み部12は、胴軸部13の基端側に設けられている。挟み部12及び胴軸部13は、円筒状に形成されている。挟み部12及び胴軸部13は、互いに同軸上に配置された状態で、円環状のリング19を介して連結される。握り部11は、胴軸部13の先端部に取り付けられる。握り部11は、その軸方向の中央部が膨らむ筒状である。握り部11の先端部中央に、上記のペン孔14が形成されている。本実施形態では、カバー体10のうちで最も径方向長さが大きい部位は、握り部11の軸方向の中央部である。径方向長さは、電子ペン3の軸方向と直交する方向における長さである。
挟み部12の側面には、板状のクリップ18が設けられている。クリップ18は、軸方向に長い弾性のある板状部である。クリップ18の基端部は、挟み部12の側面と連結されている。クリップ18を例えば背広のポケット等に掛けることで、ユーザは電子ペン3を保持できる。
図3を参照し、梱包部材50を説明する。以下の説明では、図3の上側、下側、右側、左側、紙面手前側、紙面奥側を、それぞれ梱包部材50の上側、下側、右側、左側、前側、後側とする。図3は、梱包部材50が折り曲げられる前の状態を示す。本実施形態の梱包部材50は、後述の基準線Cを中心に折り曲げ可能な一枚の紙59で形成された、電子ペン3を梱包するための部材である。
図3では、谷折り線を破線で示し、山折り線を二点鎖線で示し、基準線Cを一点鎖線で示す。谷折り線は、正面視で谷折り線が二つ折りされた紙の内側に隠れるように、紙を折ることを示す仮想線である。紙の内側は、二つ折りされた紙における鋭角側(所謂、谷側)である。山折り線は、正面視で山折り線が二つ折りされた紙の外側に現れるように、紙を折ることを示す仮想線である。紙の外側は、二つ折りされた紙における鈍角側(所謂、山側)である。基準線Cは、折り曲げられる前の紙59を左右方向略中心において、上下方向に延びる仮想線である。
図3に示すように、折り曲げられる前の紙59は、上下方向に長く、且つ左右対称な略矩形状である。紙59は、左部分50L、右部分50R、及び中心折り目60を含む。中心折り目60は、作業者が紙59を折り曲げやすいように、紙59に予め加工されている折り目である。中心折り目60は、基準線C上に設けられる。左部分50Lは、紙59のうちで中心折り目60よりも左側の部分である。右部分50Rは、紙59のうちで中心折り目60よりも右側の部分である。左部分50L及び右部分50Rは、基準線Cを挟んで左右対称である。
左部分50Lは、第一部分51L、第二部分52L、及び折り目53Lを含む。折り目53Lは、基準線Cから左方向に所定距離離れた位置に設けられ、且つ左部分50Lに亘って上下方向に延びる。第一部分51Lは、左部分50Lのうちで折り目53Lよりも左側の部分である。第二部分52Lは、左部分50Lのうちで折り目53Lよりも右側の部分である。本実施形態では、第一部分51Lの左右方向長さは、第二部分52Lの左右方向長さよりも小さい。
同様に、右部分50Rは、第一部分51R、第二部分52R、及び折り目53Rを含む。第一部分51R、第二部分52R、及び折り目53Rは、基準線Cを挟んで、それぞれ第一部分51L、第二部分52L、及び折り目53Lと左右対称である。
切れ目71,72,73,74,75,76,77が、第二部分52L,52Rに予め形成されている。切れ目71〜73は、紙59の上側部分に設けられている。切れ目74〜77は、紙59の下側部分に設けられている。
切れ目71は、紙59の上辺部中央から下側に向けて、矩形状に切欠かれた切れ目である。切れ目77は、紙59の下辺部中央から上側に向けて、矩形状に切欠かれた切れ目である。切れ目71,77は、いずれも基準線Cを挟んで左右対称である。本実施形態の切れ目71,77は、互いに形状及び大きさの少なくとも一つが異なる。切れ目71の上下方向長さは、切れ目77の上下方向長さよりも若干大きい。切れ目71の左右方向長さは、切れ目77の左右方向長さよりも若干大きい。
切れ目72は、切れ目71の下方に設けられた、紙59を矩形状に開口する切れ目である。切れ目72は、基準線Cを挟んで左右対称をなす矩形状である。切れ目71の下辺部と切れ目72の上辺部は、上下方向に対向する。本実施形態では、切れ目72の左右方向長さは、切れ目71の左右方向長さよりも若干大きい。
切れ目73〜76は、紙59を前後方向に貫通する、左右方向に延びる直線状の切れ目である。切れ目73〜76は、いずれも基準線Cを挟んで左右対称である。切れ目73は、切れ目72の下方に設けられ、切れ目72の下辺部と上下方向に対向する。切れ目76は、切れ目77の上方に設けられ、切れ目77の上辺部と上下方向に対向する。切れ目74,75は、いずれも切れ目76の上方に設けられている。切れ目74,75は、所定間隔を空けて上下方向に対向している。本実施形態では、切れ目73〜75の各左右方向長さは、いずれも切れ目72と左右方向長さと略等しい。切れ目76の左右方向長さは、切れ目77と左右方向長さと略等しい
中心折り目60は、複数の折り目61,62,63,64,65,66を含む。折り目61は、切れ目71,72に亘って延びている。折り目62は、切れ目72,73に亘って延びている。折り目63は、切れ目73,74に亘って延びている。折り目64は、切れ目74,75に亘って延びている。折り目65は、切れ目75,76に亘って延びている。折り目66は、切れ目76,77に亘って延びている。尚、折り目63は、複数の折り目61〜66のうちで、最も上下方向長さが大きい。
更に、折り目54L,54R,55L,55R,56L,56R,57L,57Rが、予め紙59に加工されている。折り目54Lは、切れ目71の左下端部と切れ目72とに亘って、上下方向に延びている。折り目54Rは、切れ目71の右下端部と切れ目72とに亘って、上下方向に延びている。折り目54L,54Rは、折り目61を挟んで左右方向に対向する。
折り目55Lは、切れ目72の左下端部と切れ目73の左端部とに亘って、上下方向に延びている。折り目55Rは、切れ目72の右下端部と切れ目73の右端部とに亘って、上下方向に延びている。折り目55L,55Rは、折り目62を挟んで左右方向に対向する。折り目56Lは、切れ目74の左端部と切れ目75の左端部とに亘って、上下方向に延びている。折り目56Rは、切れ目74の右端部と切れ目75の右端部とに亘って、上下方向に延びている。折り目56L,56Rは、折り目64を挟んで左右方向に対向する。
折り目57Lは、切れ目76の左端部と切れ目77の左上端部とに亘って、上下方向に延びている。折り目57Rは、切れ目76の右端部と切れ目77の右上端部とに亘って、上下方向に延びている。折り目57L,57Rは、折り目66を挟んで左右方向に対向する。
図4〜図7を参照して、梱包部材50を用いた電子ペン3の梱包態様を説明する。図4〜図7において、折り曲げられた紙59における基準線Cは、谷折りされた折り目63,65を通っている。
図4に示すように、まず作業者は、折り曲げられる前の紙59(図3参照)を、以下の手順によって、図4に示すように折り曲げる。すなわち作業者は、紙59を折り目53L,53Rに沿って山折りする。これにより、第一部分51Lの後面と第二部分52Lの後面とが近づくように、紙59が折り目53Lに沿って折り曲げられる。第一部分51Rの後面と第二部分52Rの後面とが近づくように、紙59が折り目53Rに沿って折り曲げられる。
更に作業者は、紙59を中心折り目60に沿って折る。このとき、折り目61,63,65,66が谷折りとなり、且つ折り目62,64が山折りとなるように、作業者は紙59を折る。これにより、第二部分52L,52Rの各前面が近づくように、紙59が中心折り目60に沿って折り曲げられる。同時に、紙59のうちで切れ目72,73(図3参照)の間にある部分が切れ目72,73から前側に剥離し、紙59のうちで切れ目74,75(図3参照)の間にある部分が切れ目74,75から前側に剥離する。
作業者は折り目55L,55Rを谷折りすることで、切れ目72,73から剥離した部分を前側に屈折又は湾曲させる。これにより、基準線Cから前方に離隔した位置に、保持部81が形成される。同様に、作業者は折り目56L,56Rを谷折りすることで、切れ目74,75から剥離した部分を前側に屈折又は湾曲させる。これにより、基準線Cから前方に離隔した位置に、保持部82が形成される。
その結果、図4に示すように、紙59は平面視で略Mの字に折り曲げられる。紙59の内側(図4に示す例では、紙59の前側)には、保持部81,82が上下方向に並んで形成されている。保持部81は、折り目62を跨いで紙59の内側に突出する。保持部82は、折り目64を跨いで紙59の内側に突出する。基準線Cから保持部81,82までの各距離は、いずれも電子ペン3の径方向長さの最大値以上である。保持部81,82の内側(本実施形態では、後側)に、上下方向に貫通する隙間が形成される。保持部81,82の内側にそれぞれ形成された隙間は、少なくとも電子ペン3のカバー体10を挿入可能な開口幅を有する。
次に作業者は、ペン先16が退入されている電子ペン3を、保持部81,82の内側に上方から挿入する。このとき作業者は、電子ペン3の軸方向が梱包部材50の上下方向と略一致する姿勢で、谷折りされた折り目61,63,65,66に沿って、電子ペン3を保持部81,82の内側に挿入する。更に作業者は、電子ペン3の挟み部12とクリップ18との間に保持部81を挿入することで、クリップ18を保持部81に上方から掛ける。作業者は、クリップ18の基端部が保持部81の上辺部に接触する位置まで、電子ペン3を下方に移動させる。
これにより、図5に示すように、電子ペン3の胴軸部13が折り目63に沿って、紙59の内側に配置される。保持部81は、その内側に挿入された挟み部12に接触することで、電子ペン3を挟み部12の内側に保持する。保持部82は、その内側に挿入された握り部11に接触することで、握り部11を保持部81の内側に保持する。つまり、保持部81,82は、基準線Cに沿って紙59の内側に配置された電子ペン3を保持して、電子ペン3が基準線Cから離隔する方向に移動することを規制する。
クリップ18の基端部が保持部81の上端部に接触しているため、電子ペン3の下側移動が規制されている。この場合、電子ペン3のノック部17よりも上側に、折り目61が配置される。作業者は、谷折りされている折り目61が山折りになるように、紙59のうちで切れ目71,72(図3参照)の間にある部分を前側に押し出す。これにより、保持部81の上側に、折り目61を跨いで紙59の内側に突出する当て部83が形成される。基準線Cから当て部83までの距離は、電子ペン3の径方向長さの最大値未満である。当て部83の内側に、上下方向に貫通する隙間が形成される。当て部83の内側に形成された隙間は、ノック部17を挿入可能であり、且つ挟み部12を挿入困難な開口幅を有する。
本実施形態では、先述したように、二か所の切れ目71,77(図3参照)の切欠き形状が互いに異なっている。紙59の上下方向両端部に形成された切れ目71,77の切欠き形状の違いによって、作業者は紙59の上下方向を容易に特定できる。従って作業者は、紙59の上下方向を誤ることなく、電子ペン3を保持部81,82の内側に上方から挿入できる。
次に作業者は、図6及び図7に示すように、電子ペン3を若干上方に移動させて、ノック部17を当て部83の内側に挿入する。本実施形態では、保持部81を形成する一対の切れ目72,73の上下方向距離は、クリップ18の軸方向の長さよりも小さい。従って作業者は、クリップ18が保持部81に掛かっている状態を維持しつつ、電子ペン3を上方に移動できる。
ノック部17が当て部83の内側に挿入されている状態では、当て部83の下辺部は挟み部12の上端部と上下方向に対向する。作業者は、挟み部12の上端部が当て部83の下辺部に接触する位置まで、電子ペン3を上方に移動させる。挟み部12の上端部が当て部83の下辺部に接触すると、電子ペン3の上側移動が規制される。
挟み部12の上端部が当て部83の下辺部に接触している状態では、電子ペン3の握り部11よりも下側に折り目66が配置されている。作業者は、谷折りされている折り目66が山折りになるように、紙59のうちで切れ目76,77(図3参照)の間にある部分を前側に押し出す。これにより、保持部82の下側に、折り目66を跨いで紙59の内側に突出する当て部84が形成される。
基準線Cから当て部84までの距離は、電子ペン3の径方向長さの最大値未満である。本実施形態では、基準線Cから当て部84までの距離は、基準線Cから当て部83までの距離よりも若干小さい。当て部84の内側に、上下方向に貫通する隙間が形成される。当て部84の内側に形成された隙間は、握り部11を挿入困難な開口幅を有する。当て部84の上辺部は、握り部11の下端部と上下方向に対向する。電子ペン3が例えば自重によって下方向に移動すると、握り部11の下端部が当て部84の上辺部に接触するため、電子ペン3の下側移動が規制される。
これにより、電子ペン3は、挟み部12の上端部に上側から対向する当て部83によって、保持部81,82の内側から上方に抜け出すことが防止される。電子ペン3は、握り部11の下端部に上側から対向する当て部84によって、保持部81,82の内側から下方に抜け出すことが防止される。更に当て部83,84の上下方向距離は、カバー体10の上下方向長さ(つまり、挟み部12の上端部から握り部11の下端部までの長さ)と略同一又は若干大きい程度である。電子ペン3は当て部83,84によって上下方向の可動範囲が制限されるため、ノック部17が当て部83から下方に抜け出すことも防止される。
電子ペン3が梱包された梱包部材50は、図示外の梱包箱に収容される。電子ペン3が収容された梱包箱は、例えば輸送又は保管される。例えば輸送中の梱包箱に振動が生じた場合でも、梱包箱内の電子ペン3は保持部81,82及び当て部83,84によって梱包部材50から外れることが抑制される。従って、電子ペン3に傷が生じることを抑制しつつ、電子ペン3の適切に輸送及び保管できる。
図示しないが、電子ペン3の挟み部12の表面には、例えばロゴを示す表記部が形成されている。電子ペン3が梱包部材50に梱包された状態では、挟み部12の表記部が切れ目72を介して、紙59の後側に露出する。従って作業者は、梱包部材50に梱包されている電子ペン3の表記部を、切れ目72を介して確認できる。例えば輸送中の梱包箱に振動が生じた場合でも、挟み部12の表記部が紙59に接触して擦れることを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、紙59が中心折り目60に沿って折り曲げられた場合、基準線Cの延びる方向に離隔した当て部83,84が、それぞれ折り目61,66を跨いで梱包部材50の内側に突出する。当て部83,84の間には、基準線Cに沿って紙59の内側に配置された電子ペン3を保持して、電子ペン3が基準線Cから離隔する方向に移動することを規制する保持部81,82が設けられている。当て部83,84は、それぞれ紙59が折り曲げられた場合に基準線Cから離隔する方向に屈折又は湾曲する部分である。当て部83,84は、保持部81,82によって保持されている電子ペン3に互いに反対方向から対向して、電子ペン3の移動を規制する。従って、一枚の紙59を折り曲げた簡易な構造で、上下方向に延びる電子ペン3を梱包できる。
上記実施形態において、第一方向が本発明の「上方向」に相当する。第二方向が本発明の「下方向」に相当する。電子ペン3が本発明の「物品」に相当する。中心折り目60が本発明の「折り目」に相当する。当て部83が本発明の「第一当て部」に相当する。当て部84が本発明の「第二当て部」に相当する。保持部81,82の少なくとも一つが、本発明の「保持部」に相当する。切れ目71,72及び切れ目76,77が、本発明の「一対の切れ目」に相当する。保持部81が本発明の「第一保持部」に相当する。保持部82が本発明の「第二保持部」に相当する。カバー体10が本発明の「本体部」に相当する。切れ目72が本発明の「開口部」に相当する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更が可能である。例えば、電子ペン3を保持する保持部81,82は、梱包部材50に一つだけ設けてもよいし、三つ以上設けてもよい。梱包部材50に保持される物品は、電子ペン3に限定されず、所定方向に延びる物品(例えば、懐中電灯、釣竿、リモコン等)であればよい。連続して並ぶ複数の梱包部材50を、一枚の紙59で形成してもよい。この場合、一枚の紙59で形成された複数の梱包部材50のそれぞれに、物品を梱包できる。
3 電子ペン
10 カバー体
14 ペン孔
16 ペン先
17 ノック部
50 梱包部材
59 紙
60 中心折り目
71〜77 切れ目
81,82 保持部
83,84 当て部

Claims (7)

  1. 互いに異なる方向である第一方向及び第二方向を含む所定方向に延びる物品を梱包可能であり、且つ所定の基準線を通る折り目に沿って折り曲げ可能な一枚の紙で形成される梱包部材であって、
    折り曲げられた前記紙の前記折り目を跨いで、前記紙の内側に突出する前記紙の一部である第一当て部と、
    前記第一当て部から前記基準線の延びる方向に離隔した位置にある前記紙の一部であって、前記折り目を跨いで前記紙の内側に突出する第二当て部と、
    前記第一当て部と第二当て部との間にある前記紙の一部であって、前記基準線に沿って前記紙の内側に配置された前記物品を、前記所定方向と前記基準線とが略平行に延びる姿勢で保持して、前記物品が前記基準線から離隔する方向に移動することを規制する保持部とを備え、
    前記第一当て部及び前記第二当て部は、それぞれ、前記基準線の延びる方向に対向する一対の切れ目の間に形成された、前記紙が折り曲げられた場合に前記基準線から離隔する方向に屈折又は湾曲する部分であり、
    前記第一当て部は、前記保持部によって保持されている前記物品に前記第一方向側から対向して、前記物品の前記第一方向の移動を規制し、
    前記第二当て部は、前記保持部によって保持されている前記物品における前記第二方向側から対向して、前記物品の前記第二方向の移動を規制する
    ことを特徴とする梱包部材。
  2. 前記基準線から前記第一当て部までの距離は、前記物品の径方向長さの最大値未満であり、
    前記径方向長さは、前記所定方向と直交する方向における長さであり、
    前記基準線から前記第二当て部までの距離は、前記物品の前記径方向長さの最大値未満であることを特徴とする請求項1に記載の梱包部材。
  3. 前記保持部は、前記基準線の延びる方向に対向する一対の切れ目の間に形成された、前記紙が折り曲げられた場合に前記基準線から離隔する方向に屈折又は湾曲する部分であり、
    前記基準線から前記保持部までの距離は、前記物品の前記径方向長さの最大値以上であり、
    前記保持部は、前記保持部の内側に形成される隙間に挿入された前記物品と接触することで、前記物品を前記保持部の内側に保持することを特徴とする請求項2に記載の梱包部材。
  4. 前記保持部は、
    前記第一当て部の前記第二方向側において、前記物品の一部を保持する第一保持部と、
    前記第一保持部の前記第二方向側、且つ前記第二当て部の前記第一方向側において、前記物品の一部を保持する第二保持部と
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の梱包部材。
  5. 前記保持部と前記第一当て部との間に形成された、前記紙を貫通する開口部を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の梱包部材。
  6. 前記物品は、前記保持部に掛けることが可能なクリップを有し、
    前記保持部を形成する前記一対の切れ目の距離は、前記クリップの前記所定方向の長さよりも小さいことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の梱包部材。
  7. 前記物品は、
    インクを出すペン先と、
    前記ペン先を収容した本体部と、
    前記本体部の前記第一方向の端部に設けられ、前記本体部から前記ペン先を進出させ、又は前記本体部に前記ペン先を退入させるために、押圧操作が可能なノック部と、
    前記本体部の前記第二方向の端部に設けられ、前記ペン先が進退可能なペン孔とを有し、
    前記第一当て部は、前記第一当て部の内側に形成される隙間に挿入された前記ノック部と接触することで、前記ノック部を前記第一当て部の内側に保持し、且つ、前記本体部の前記第一方向の端部に接触することで、前記物品の前記第一方向の移動を規制し、
    前記第二当て部は、前記第一当て部よりも前記基準線から距離が小さく、且つ前記本体部の前記第二方向の端部に接触することで、前記物品の前記第二方向の移動を規制することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の梱包部材。
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