JP2016016637A - 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置に記憶部が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する画像データを効率良く保存する。
【解決手段】ページモードとして画像形成順に全てのページの画像データを送り出すコントローラと、前記コントローラからの前記画像データを受信して画像形成する画像形成装置と、を有する画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、前記画像データを用いて画像形成を制御する制御部と、前記画像データを記憶する記憶部とを備え、前記コントローラは、前記画像データに付随して付随情報を前記画像形成装置に送り出し、前記制御部は、前記付随情報を参照し、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御方法に関し、特に、ページモードとして画像形成順に全てのページの画像データを送り出すコントローラに接続される画像形成装置で画像形成する際に効率的に画像データを保存する技術に関する。
プリントコントローラとプリンタ(以下、画像形成装置と呼ぶ)とが接続される画像形成システムが存在している。ここで、プリントコントローラは、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介してコンピュータと接続されている。
なお、プリントコントローラがコンピュータから受信するプリントジョブは、文字や図形をコードデータやベクトルデータで表した印刷データである。例えば、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)で記述された印刷データ等が該当する。
一方、画像形成装置が画像形成に使用する画像データは、上述した印刷データとは別種のビットマップ形式の画像データである。
そこで、プリントコントローラは、コンピュータから送られてくるプリントジョブを、ラスタライズ処理して画像データを生成する処理(RIP処理)を実行する。なお、ラスタライズ処理(RIP処理)はコードデータやベクトルデータで構成される印刷データをビットマップ形式の画像データに展開する処理である。
また、画像形成装置がコントローラからプリントジョブを受け取った後の任意のタイミングで画像形成する場合に、プリントコントローラは、ジョブモードとして画像データを画像形成装置に供給する。この場合、複数部の画像形成を実行する場合でも、1部数分の画像データをプリントコントローラから画像形成装置に送る。そして、画像形成装置は1部数分の画像データをHDD等の記憶部に保存しておく。画像形成装置では、必要な時に該画像データをHDDから読み出して、複数部の画像形成を実行する。
一方、画像形成装置がコントローラからプリントジョブを受け取ったタイミングで画像形成する場合には、プリントコントローラは、ページモードとして画像データを画像形成装置に供給する。この場合、複数部の画像形成を実行する場合には、画像形成順に複数部数分の全て(「1部の開始ページ〜終了ページ」×「部数分」)のページの画像データをプリントコントローラから画像形成装置に送る。そして、画像形成装置はプリントコントローラからの画像データに従って、複数部の画像形成を実行する。
なお、プリントジョブの取り扱いや複数部数のプリントについては、以下の特許文献などに提案がなされている。
特開2010−208170号公報 特開2002−356016号公報
上述したページモードで動作するコントローラと画像形成装置とからなる画像形成システムにおいて、画像形成装置側では画像形成の際にDRAMなどの画像メモリを一時的に使用すれば良いため、画像データを不揮発性の記憶部に保存する必要がない。このため、ページモード用の画像形成装置はHDD等の不揮発性の記憶部を有していないことが多い。
ところで、このようなページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置においても、何らかのデータを残しておくという各種の用途のために、HDD等の不揮発性の記憶部を備えるものが登場してきている。
また、このようなページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置において、不揮発性の記憶部が搭載されている場合には、ページモードで画像形成する画像データを保存し、残しておくことが可能である。なお、画像形成装置側で画像データを保存して残しておくことで、同じ画像形成を再度実行できるという利点がある。
但し、ページモードで動作する画像形成システムであるため、画像形成装置側で保存するとなると、プリントコントローラから画像形成装置に送られる全て(「1部の開始ページ〜終了ページ」×「部数分」)のページの画像データが保存される。
この場合、同じ画像データが複数部数分について保存されるため、重複した画像データによって記憶容量が無駄に消費される問題がある。
また、本身部分の本来の画像データに対して、プリントコントローラが付加した画像データ(画質調整用サンプル出力、表紙のバナーページ、仕切り用紙、不要タブ紙などの画像データ)も、一括して画像形成装置側で保存されてしまうことになる。この場合、後の画像形成時には、画質調整用サンプル出力や不要タブ紙などが不必要になる場合がある。なお、後の画像形成時に必要になるデータが存在すれば、画像形成装置100として付加すれば良い。
しかしながら、このようなページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置に不揮発性の記憶部が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する画像データを保存する際に、重複する画像データや不必要な画像データを保存しないように制御する手法は存在していなかった。なお、上述した特許文献1と特許文献2にも、このような場合の対策は全く論じられていない。
本発明は、ページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置に記憶部が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する画像データを効率良く保存しておくことが可能な画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決する一態様としての画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御方法は、以下のように構成される。
(1)本発明は、ページモードとして画像形成順に全てのページの画像データを送り出すコントローラと、前記コントローラからの前記画像データを受信して画像形成する画像形成装置と、を有する画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、前記画像データを用いて画像形成を制御する制御部と、前記画像データを記憶する記憶部とを備え、前記コントローラは、前記画像データに付随して付随情報を前記画像形成装置に送り出し、前記制御部は、前記付随情報を参照し、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する。
(2)上記(1)において、前記コントローラは、前記画像データを前記記憶部に残すか又は残さないかのフラグを情報として含む前記付随情報を生成し、前記制御部は、前記付随情報としての前記フラグを参照して、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する。
(3)上記(1)において、前記コントローラは、前記画像データの何部目であるかを示す部数情報、あるいは、前記画像データの何ページ目であるかを示すページ情報の少なくとも一方を含む前記付随情報を生成し、前記制御部は、前記付随情報として、前記画像データの何部目であるかを示す部数情報、あるいは、前記画像データの何ページ目であるかを示すページ情報の少なくとも一方を参照して、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する。
(4)上記(1)〜(3)において、前記制御部は、前記画像データが複数部数存在する場合、いずれか1の部に属する画像データを前記記憶部に残すように制御する。
(5)上記(1)〜(4)において、前記コントローラは、前記画像データに対して付加画像データとしてページを付加して前記画像形成装置に送り出し、前記制御部は、前記コントローラにおいて前記画像データに対して付加されたページについての付加画像データを前記記憶部に残さないように制御する。
上述の課題を解決する一態様としての画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御方法では、以下のような効果が得られる。
(1)本発明では、ページモードとして画像形成順に全てのページの画像データを送り出すコントローラに、コントローラからの画像データを受信して画像形成する画像形成装置が接続されている。ここで、コントローラは、画像データに付随して付随情報を画像形成装置に送り出す。付随情報と画像データとを受信した画像形成装置では、制御部は付随情報を参照することで画像データについて重複するものを記憶部に残さないように制御する。
これにより、ページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置に記憶部が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する際の画像データについて、重複部分を記憶部に残さないように制御するため、画像データを効率良く保存して残しておくことが可能になる。
(2)上記(1)において、コントローラは、画像データを記憶部に残すか又は残さないかのフラグを含む付随情報を生成する。画像形成装置では、制御部が付随情報としてのフラグを参照して、画像データについて重複するものを記憶部に残さないように制御する。
これにより、ページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置に記憶部が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する際の画像データについて、重複部分を記憶部に残さないようにフラグに基づいて制御するため、画像データを効率良く、確実に保存して残しておくことが可能になる。
(3)上記(1)において、コントローラは、画像データの何部目であるかを示す部数情報、あるいは、画像データの何ページ目であるかを示すページ情報の少なくとも一方を含む付随情報を生成する。画像形成装置では、制御部が、付随情報として、画像データの何部目であるかを示す部数情報、あるいは、画像データの何ページ目であるかを示すページ情報の少なくとも一方を参照して、画像データについて重複するものを記憶部に残さないように制御する。
これにより、ページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置に記憶部が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する際の画像データについて、重複部分を記憶部に残さないように、部数情報やページ情報に基づいて制御するため、画像データを効率良く、確実に保存して残しておくことが可能になる。
(4)上記(1)〜(3)において、制御部は、画像データが複数部数存在する場合、いずれか1の部に属する画像データを記憶部に残すように制御する。
これにより、ページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置に記憶部が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する際の複数部数の画像データについて、重複する部数部分を記憶部に残さないように制御するため、画像データを効率良く、確実に保存して残しておくことが可能になる。
(5)上記(1)〜(4)において、コントローラは、画像データに対して付加画像データとしてページを付加して画像形成装置に送り出し、制御部は、コントローラにおいて画像データに対して付加されたページについての付加画像データを記憶部に残さないように制御する。
これにより、ページモードで動作する画像形成システムの画像形成装置に記憶部が搭載されている場合に、サンプル出力やバナーページや仕切り用紙や不要タブ紙に対応する付加画像データについて記憶部に残さないように制御するため、画像データを効率良く、確実に保存して残しておくことが可能になる。
本発明の実施形態の概略構成を示す構成図である 本発明の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の制御の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の制御の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の制御の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の制御の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の制御の様子を示す説明図である。 本発明の第2実施形態の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御方法を実施するための形態(実施形態)を詳細に説明する。
ここでは、画像形成装置と画像形成システムとの動作説明により、画像形成制御方法の処理手順についても説明する。
〔画像形成装置、画像形成システムの構成〕
ここで、第1実施形態としてプリントコントローラ10と電子写真方式の画像形成装置100とを含む画像形成システム1の構成を、図1に基づいて詳細に説明する。
なお、画像形成装置100として既知であって、本実施形態の特徴的な動作や制御に直接に関係しない一般的な部分、例えば電源部や通信I/Fなどの一般的な構成についての説明は省略してある。
図1において、プリントコントローラ10と画像形成装置100とが接続されている。なお、プリントコントローラ10と画像形成装置100とは、完全に独立して存在する装置が接続された状態であっても良いし、機械的に接続可能に構成された状態であっても良い。
図1に示されるプリントコントローラ10は、外部のコンピュータ等から、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)で記述されたコードデータやベクトルデータで構成される印刷データをプリントジョブとして受け入れる。
このプリントコントローラ10は、コンピュータから送られてくるプリントジョブを、RIP処理によりラスタライズ処理して、ビットマップ形式等の画像データに展開する。
また、プリントコントローラ10は、ページモードとして画像データを画像形成装置に供給する機能を少なくとも有する。
このページモードとは、画像形成装置100がコントローラ10からプリントジョブを受け取った場合に、受け取った後の任意のタイミングではなく、受け取りに合わせて画像形成するモードである。
このページモードでは、複数部の画像形成を実行する場合には、画像形成順に複数部数分の全て(「1部の開始ページ〜終了ページ」×「部数分」)のページの画像データを、プリントコントローラ10から画像形成装置100に送る。すなわち、ページモードにおいては、画像形成する画像データを画像形成順に従ってプリントコントローラ10が画像形成装置100に供給する。そして、画像形成装置100はプリントコントローラ10からの画像データに従って、1部又は複数部の画像形成を実行する。
図1に示される画像形成装置100は、全体制御部101、操作表示部105、入力画像処理部130、画像記憶部140、出力画像処理部150、給紙部160、画像形成部170、を備えて構成されている。なお、この画像形成装置100は、ページモードとして、画像形成順に複数部数分の全て(「1部の開始ページ〜終了ページ」×「部数分」)のページの画像データをプリントコントローラ10から受信して、プリントコントローラ10からの画像データに従って画像形成を実行する。
ここで、全体制御部101は、後述する特徴的な制御を含め、画像形成装置100の各部を制御する。操作表示部105は、操作者による各種操作入力を受け付けると共に、各種表示を行う。入力画像処理部130は、入力される画像データに対して入力画像処理を施す。画像記憶部140は、画像データや各種データを記憶すると共に、画像形成のタイミングに合わせて画像データを読み出す。出力画像処理部150は、画像記憶部140で読み出された画像データに対して出力画像処理を施す。給紙部160は、画像形成のタイミングに合わせて記録紙を画像形成部170に供給する。画像形成部170は、画像データに基づいて記録紙上に画像を形成する。
ここで、全体制御部101は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。ここで、CPUは、RAMの所定領域をワークエリアとし、ROMに記憶されている各種プログラムを実行して、画像形成装置100の各部を統括的に制御する。
操作表示部105は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスを備え、入力される各種指示を操作信号として全体制御部101に送信する。また、操作表示部105は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等の表示手段を備え、全体制御部101から入力される各種画像データを表示する。なお、この操作表示部は操作部と表示部が別であってもよいが、表示されたアイコンあるいはキーを押下するタッチパネルであってもよい。
入力画像処理部130は、プリントコントローラ10から入力される画像データに対して、各種の入力画像処理を施す。なお、入力画像処理部130は、図示されないスキャナが接続された場合には、スキャナ経由で得られた入力画像データに対しても、必要に応じて入力画像処理を施す。
画像記憶部140は、記憶に関する各種制御を実行するメモリコントローラ141、プリントコントローラ10から入力される画像データを蓄積して不揮発性記憶するHDD(Hard Disc Drive)142、画像形成出力する画像データを展開された状態で一時的に記憶するDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成された画像メモリ143、を備えて構成される。
出力画像処理部150は、画像記憶部140で記憶された画像データに対して、画像形成に必要なプリンタガンマ変換、誤差拡散処理、微小変倍処理などの出力画像処理を施す。
給紙部160は、定型サイズの用紙は給紙トレイ収容されており、ロール紙等の長尺用紙は長尺用紙収容部に収容されており、画像形成すべき記録紙を画像形成のタイミングに合わせて画像形成部170に供給する。
画像形成部170は、電子写真方式や各種方式の画像形成部や印刷装置であり、複写機やプリンタやファクシミリ装置などにおいて所定の記録紙上に画像を形成して出力する。ここで、画像形成部170は、画像形成に関する各種制御を実行するエンジン制御部171、出力画像処理部150から送られてきた画像データに基づいて画像形成を実行するプリントエンジン172、を有して構成される。
なお、以上の構成において、プリントコントローラ10と画像形成装置100とは少なくともページモードで動作することが可能に構成されている。従って、プリントコントローラ10と画像形成装置100とが、ページモード以外のモード、例えば、ジョブモードなどの機能を備えていても構わない。
〔動作(1)〕
以下、プリントコントローラ10と画像形成装置100についての第1実施形態の動作を説明する。また、プリントコントローラ10と画像形成装置100の動作は、画像形成制御方法の処理手順に該当する。ここでは、図2のフローチャート、図3以降の説明図も参照して説明する。
また、プリントコントローラ10と画像形成装置100とがページモードで動作する場合の動作を説明する。
なお、図3以降の説明図では、画像形成装置100で用紙が出力された状態を模式的に示している。実際には、プリントコントローラ10からは用紙出力状態に対応する画像データが画像形成装置100に送信され、この画像データに応じて画像が形成された用紙が画像形成装置100から出力される。
まず、プリントコントローラ10がページモードによる画像データの送信を実行するための各種処理を開始する(図2中のステップS101)。画像形成装置100は、プリントコントローラ10とハンドシェークすることにより動作モードを決定する。この実施形態では、プリントコントローラ10からの指示を受けて、画像形成装置100は、ページモードによる画像データを受信して画像形成を実行するための各種処理を開始する(図2中のステップS201)。
なお、この際に、画像形成装置100は、不揮発性の記憶部であるHDD142をページモードの画像形成において使用可能であるか否かをプリントコントローラ10に通知する。画像形成装置100は、使用可能なHDD142を搭載している場合(HDD142を搭載しており、かつ、HDD142に空き容量が存在する状態にある場合)には、HDD142をページモードの画像形成において使用可能であると、プリントコントローラ10に通知する。一方、画像形成装置100は、使用可能なHDD142を搭載していない場合(HDD142を搭載していない、又は、HDD142を搭載しているものの使用できない状態にある場合)には、ページモードの画像形成においてHDD142を使用可能ではないと、プリントコントローラ10に通知する。
画像形成装置100側でHDD142が使用可能であるとプリントコントローラ10に通知された場合(図2中のステップS102でYES)、プリントコントローラ10は、ページモードの画像形成において画像形成装置100でHDD142を使用するモードに設定する(図2中のステップS103a)。一方、画像形成装置100側でHDD142が使用可能でないとプリントコントローラ10に通知された場合(図2中のステップS102でNO)、プリントコントローラ10は、ページモードの画像形成において画像形成装置100でHDD142を使用しないモードに設定する(図2中のステップS103b)。
なお、プリントコントローラ10は、HDD142を使用するモードであるか又はHDD142を使用しないモードであるかの設定情報を、後述するページヘッダやファイルヘッダに含めるようにする。
ここで、ページモードの画像形成において画像形成装置100のHDD142を使用しないモードとは、画像データを画像メモリ143に記憶させて画像形成を実行するモードである。また、ページモードの画像形成において画像形成装置100のHDD142を使用するモードとは、画像データをHDD142に記憶させて画像形成を実行するモードである。
ページモードの画像形成において画像形成装置100側のHDD142を使用するモードである場合(図2中のステップS102でYES、S103)、プリントコントローラ10は、これから送信するページの画像データが、所定部数目の保存対象部に該当するか(図2中のステップS104)を判断する。
ここで、所定部数目とは、例えば、1部目のように予め定めた特定の部数目を意味している。すなわち、図3に示すように、複数部の画像データをプリントコントローラ10から画像形成装置100に送信する際に、例えば、1部目の画像データのみを保存対象部として保存して残しておく、というように画像形成装置100側で重複せずに保存して残しておく際の情報である。
画像形成装置100側のHDD142を使用可能なモードであり(図2中のステップS102でYES)、これから送信するページの画像データが所定部数目(保存対象部)に該当している(図2中のステップS104でYES)場合、プリントコントローラ10は更に以下の判断(保存対象ページか否か)を実行する(図2中のステップS105)。
ここで、保存対象ページとは、画像データをプリントコントローラ10から画像形成装置100に送信する際に、プリントコントローラ10で付加された付加画像データのページを除いて、本身部分の画像データのみを保存対象ページとして画像形成装置100に保存して残しておくページを意味している。
例えば、プリントコントローラ10は、本身部分の本来の画像データに対して、画質調整用サンプル出力、表紙のバナーページ、仕切り用紙、不要タブ紙などの画像データを付加することがある。例えば、図3で示したように、1〜3までの3枚の本身部分の画像データが存在している場合を想定する。
ここで、図4のように、1と2との間に画質調整用のサンプル出力の画像データを付加することがある。なお、このサンプル出力の用紙は、画像形成装置100において、本身部分とは別のトレイに排出されるように設定される。
また、図5のように、本身部分の1の前に、各種情報が記載された表紙となるバナーページの画像データを付加することがある。また、図6のように、本身部分の2と3との間に、仕切り用紙の画像データを付加することがある。また、図7のように、本身部分の2と3との間にタブ紙t_1_1の画像データを付加し、本身部分の3以降にはタブ紙t_1_2とタブ紙t_1_3の画像データを付加することがある。
ここで、タブ紙t_1_1は本来必要となるタブ紙である。一方、タブ紙t_1_2とタブ紙t_1_3とは、画像形成装置100の給紙部160に存在していて、タブ位置の関係で次の部の画像形成においては不要となるものである。このため、不要タブ紙として、次の部の画像形成の前に事前に排出しておく必要がある。
以上の具体例の場合に、画質調整用サンプル出力、表紙のバナーページ、仕切り用紙、不要タブ紙などの画像データが、現時点での画像形成のためにプリントコントローラ10が本身部分の本来の画像データに対して付加した付加画像データである。
画像形成装置100側のHDD142を使用可能なモードであり(図2中のステップS102でYES)、これから送信するページの画像データが所定部数目(保存対象部)に該当しており(図2中のステップS104でYES)、これから送信するページの画像データが付加画像データではなく保存対象ページの画像データであれば(図2中のステップS105でYES)、プリントコントローラ10は、その画像データに対するフラグを1(有効)と設定する(図2中のステップS106)。
なお、この第1実施形態において、フラグとは、画像データを保存するか否かを示すフラグを意味している。そして、画像データが保存対象であればフラグ=1であり、画像データが保存対象でなければフラグ=0である。
なお、プリントコントローラ10は、画像データが保存対象であると判断して、フラグを1(有効)と設定した場合に、このフラグの情報を後述するページヘッダに含めるようにする。
一方、画像形成装置100側のHDD142を使用可能なモードでないか(図2中のステップS102でNO)、これから送信するページの画像データが所定部数目(保存対象部)に該当していないか(図2中のステップS104でNO)、これから送信するページの画像データが付加画像データであるか(図2中のステップS105でNO)、のいずれかに該当すれば、プリントコントローラ10は、その画像データに対してフラグを0(無効)と設定する。
なお、プリントコントローラ10は、画像データが保存対象でないと判断して、フラグを0(無効)と設定した場合に、このフラグの情報を後述するページヘッダに含めるようにする。
なお、1つのジョブに含まれる画像データ全体で保存しないのであれば、そのジョブに含まれる全ての画像データについて、コントローラ10はフラグを0(無効)と設定する。例えば、コントローラ10は、図3に含まれる12枚の画像データ全体でフラグを0に設定する。
そして、プリントコントローラ10は、ページヘッダ、画像データ、ページフッタを送信する(図2中のステップS107,S108,S109)。
ここで、ページヘッダは、当該画像データのファイル形式、ファイルサイズ、縦横のサイズ、色数、何ページ目かを示すページ情報、等が記述され、画像データに先立って送信される情報である。また、ページフッタには、当該画像データの終了を示すべく、画像データに続いて送信される情報である。
また、このページヘッダには、上述した「ページモードの画像形成においてHDD142を使用する/使用しないモード」の設定情報や、上述した「画像データを保存するか否かを示すフラグ」の設定情報等も、プリントコントローラ10によって含められている。
このようにして、プリントコントローラ10は、HDD142を使用する/使用しないモードの決定、フラグ設定のための判断、フラグ設定、ページヘッダ・画像データ・ページフッタの画像形成装置100への送信を、図3に示すごとく、最終部の最終ページに至るまで繰り返す(図2中のステップS110でNO、S102〜S109)。
また、プリントコントローラ10は、画像データの画像形成装置100に対する送信を最終部の最終ページに至るまで完了したら(図2中のステップS110でYES)、ページモードによる画像データの送信を終了するための各種処理を実行する(図2中のステップS111)。
なお、以上の説明では、各画像データ毎にページヘッダとページフッタとを画像データと共に送信すると説明している。このページヘッダとページフッタとに加え、例えば、図3のように、合計12枚の画像データを送信開始する際に、当該画像データのファイル形式、当該画像データの全体内容((3ページ/部)×(4部)、合計12枚)などのジョブのプロパティ(性質)に関する情報を、画像形成装置100に対して、ファイルヘッダとして送信するようにしても良い。また、同様にして、図3のように、合計12枚の画像データの送信を終了する際に、当該画像データの一連の送信の終了を示すべく、画像形成装置100に対して、ファイルフッタを送信するようにしても良い。
一方、画像形成装置100では、プリントコントローラ10から送信されるページヘッダ・画像データ・ページフッタを受信すると(図2中のステップS202、S203、S204)、ページヘッダを参照して、HDD142を使用するモードであるか、HDD142を使用しないモードであるか、全体制御部101が判断する(図2中のステップS205)。
HDD142を使用しないモードが指定されている場合(図2中のステップS205でNO)、全体制御部101は、プリントコントローラ10から受信した画像データについて、入力画像処理部130で所定の処理を実行した後に、記憶部140内の画像メモリ143に書き込むように各部を制御する(図2中のステップS206a)。
さらに、全体制御部101は、画像メモリ143に書き込んだ画像データを読み出して(図2中のステップS207a)、出力画像処理部150で所定の処理を実行した後に、画像形成部170に供給して画像形成を実行するよう制御する(図2中のステップS208a)。
このようにして、全体制御部101は、HDD142を使用しないモードにおいて、ページヘッダ・画像データ・ページフッタの受信と画像メモリ143を使用した画像形成を、最終部の最終ページに至るまで繰り返す(図2中のステップS211でNO、S202〜S204、S205でNO、S206a〜S208a)。なお、画像メモリ143は揮発性のDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成されており、記憶する画像データは画像形成毎に書き換えられる。
一方、HDD142を使用するモードが指定されている場合(図2中のステップS205でYES)、全体制御部101は、プリントコントローラ10から受信した画像データについて、入力画像処理部130で所定の処理を実行した後に、記憶部140内のHDD142に書き込むように各部を制御する(図2中のステップS206b)。
さらに、全体制御部101は、書き込んだ画像データをHDD142から読み出して(図2中のステップS207b)、出力画像処理部150で所定の処理を実行した後に、画像形成部170に供給して画像形成を実行するよう制御する(図2中のステップS208b)。
なお、HDD142は不揮発性の記憶手段に該当するため、画像形成毎に記憶した画像データは削除しない限りHDD142内に残存している。
そこで、全体制御部101は、ページヘッダに含まれるフラグを確認し、フラグ=1であるか、すなわち画像データを残す設定であるか否かを確認する(図2中のステップS209)。
そこで、全体制御部101は、ページヘッダに含まれるフラグを確認し、フラグ=0であれば(図2中のステップS209でNO)、保存対象に該当しないため、HDD142に書き込まれた画像データを削除する(図2中のステップS210)。すなわち、画像形成のために一時的にHDD142に書き込まれた画像データについて、フラグ=0であるために、HDD142から削除されるため残存することはない。なお、既に説明したように、HDD142を使用しない設定、保存対象部以外、保存対象ページ以外、保存対象ジョブ以外、のいずれか1つでも該当する画像データは、プリントコントローラ10においてフラグ=0と設定されているため、HDD142に残存することはない。なお、このように一時的に書き込んだ画像データを削除することにより、画像データを一時的にHDD142に書き込むだけでは「画像データを保存する」という状態には該当しない。
一方、全体制御部101がページヘッダに含まれるフラグを確認し、フラグ=1であれば(図2中のステップS209でYES)、保存対象に該当するため、HDD142に書き込まれた画像データを削除しないで残すようにする。すなわち、画像形成のために一時的にHDD142に書き込まれた画像データについて、フラグ=1であるために、HDD142にそのまま残される。なお、既に説明したように、HDD142を使用する設定、保存対象ジョブ、保存対象部、保存対象ページ、の全ての項目に合致する画像データは、プリントコントローラ10においてフラグ=1と設定されているため、HDD142に残存する。
このようにして、全体制御部101は、HDD142を使用するモードにおいて、ページヘッダ・画像データ・ページフッタの受信、画像メモリ143を用いた画像形成、HDD142を使用した画像形成、HDD142を使用した場合のフラグ判定、フラグ=0の場合のHDD142における画像データの削除、を最終部の最終ページに至るまで繰り返す(図2中のステップS211でNO、S202〜S204、S205でYES、S206a〜S208a、S209〜S210)。
また、以上の説明で、フラグはページヘッダに含まれるとしていたが、これに限定されるものではない。例えば、ページフッタにフラグを含めるようにすることも可能である。
また、以上の説明で、フラグ、または、このフラグを含むページヘッダやページフッタは、画像データに付随してプリントコントローラ10から画像形成装置100に送られる付随情報を厚生している。したがって、フラグは、ページヘッダやページフッタ以外の形式の付随情報として画像データに付随して、プリントコントローラ10から画像形成装置100に送られても良い。
〔効果(1)〕
プリントコントローラ10と画像形成装置100についての第1実施形態の効果を以下に説明する。また、この効果は、画像形成制御方法の処理手順により得られる効果でもある。
この第1実施形態では、コントローラ10は、保存する画像データに関するフラグを生成し、このフラグを含む付随情報を画像データに付随して画像形成装置100に送り出す。付随情報と画像データとを受信した画像形成装置100では、全体制御部101はフラグを含む付随情報を参照することで、画像データについて重複するものを記憶部であるHDD142に残さないように制御する。これにより、ページモードで動作する画像形成システム1の画像形成装置100にHDD142等の不揮発性のHDD142が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する際の画像データについて、重複部分がHDD142に残されなくなり、画像データを効率良く保存して残しておくことが可能になる。
また、画像データをHDD142に残すか又は残さないかの付随情報としてフラグを採用することで、ページモードで画像形成する際の画像データについて、重複部分をHDD142に残さないようにフラグに基づいて制御できるため、画像データを効率良く、確実に保存して残しておくことが可能になる。
また、画像データが複数部数存在する場合、いずれか1の部に属する画像データをHDD142に残すように、重複する部数部分をHDD142に残さないように制御するため、画像データを効率良く、確実に保存して残しておくことが可能になる。
また、コントローラ10が画像データに対して付加画像データとしてページを付加して画像形成装置100に送り出した場合に、画像形成装置100では付加画像データをHDD142に残さないように制御するため、画像データを効率良く、確実に保存して残しておくことが可能になる。
また、重複しない状態で付加画像データが除かれた本身部分の画像データを画像形成装置100においてHDD142に保存して残しておけるため、任意のタイミングにおいて同じ画像形成を再度実行できるという利点がある。なお、画質調整用サンプル出力、表紙のバナーページ、仕切り用紙、不要タブ紙などについては、画像形成実行時点の必要に応じて全体制御部101が定めれば良い。
〔動作(2)〕
以下、プリントコントローラ10と画像形成装置100とがページモードで動作する場合の第2実施形態の動作を説明する。また、プリントコントローラ10と画像形成装置100の動作は、画像形成制御方法の処理手順に該当する。ここでは、第1実施形態の図2のフローチャートに対応して、図8のフローチャートを参照して説明する。
なお、図8のフローチャートにおいては、図2のフローチャートと同一の処理手順については同一ステップ番号を付すことで、重複した説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
まず、プリントコントローラ10がページモードによる画像データの送信を実行するための各種処理を開始する(図8中のステップS101)。画像形成装置100は、プリントコントローラ10とハンドシェークすることにより動作モードを決定し、各種処理を開始する(図8中のステップS201)。また、画像形成装置100は、HDD142が使用可能であるか否かをプリントコントローラ10に通知する。
画像形成装置100側でHDD142が使用可能である場合(図8中のステップS102でYES)、プリントコントローラ10は、ページモードの画像形成において画像形成装置100でHDD142を使用するモードに設定する(図8中のステップS103a)。一方、画像形成装置100側でHDD142が使用可能でない場合(図8中のステップS102でNO)、プリントコントローラ10は、ページモードの画像形成において画像形成装置100でHDD142を使用しないモードに設定する(図8中のステップS103b)。なお、プリントコントローラ10は、HDD142を使用するモードであるか又はHDD142を使用しないモードであるかの設定情報を、ページヘッダやファイルヘッダに含めるようにする。
ここで、図8に示す第2実施形態の動作では、プリントコントローラ10は、保存対象部や保存対象ページを示す各画像データ毎のフラグを設定しない。
但し、画像データにおけるページや部数に関する情報、画像データが付加画像データであるか否かの情報、HDD142を使用するか否かの情報については、ページヘッダに含めるようにする(図8中のステップS107)。
このようにして、プリントコントローラ10は、HDD142を使用する/使用しないモードの決定、ページヘッダ・画像データ・ページフッタの画像形成装置100への送信を、最終部の最終ページに至るまで繰り返す(図8中のステップS110でNO、S102、S103a又はS103b、S107、S108、S109)。
なお、以上のページヘッダとページフッタとに加え、第1実施形態でも説明したように、ジョブのプロパティに関する情報を、プリントコントローラ10から画像形成装置100に対して、ファイルヘッダとして送信するようにしても良い。
一方、画像形成装置100では、プリントコントローラ10から送信されるページヘッダ・画像データ・ページフッタを受信すると(図8中のステップS202、S203、S204)、ページヘッダを参照して、HDD142を使用するモードであるか、HDD142を使用しないモードであるか、全体制御部101が判断する(図8中のステップS205)。
HDD142を使用しないモードが指定されている場合(図8中のステップS205でNO)、全体制御部101は、プリントコントローラ10から受信した画像データについて、入力画像処理部130で所定の処理を実行し、記憶部140内の画像メモリ143に書き込み(図8中のステップS206a)、画像メモリ143に書き込んだ画像データを読み出し(図8中のステップS207a)、出力画像処理部150で所定の処理を実行した後に、画像形成部170に供給して画像形成を実行するよう制御する(図8中のステップS208a)。このようにして、全体制御部101は、HDD142を使用しないモードにおいて、ページヘッダ・画像データ・ページフッタの受信と画像メモリ143を使用した画像形成を、最終部の最終ページに至るまで繰り返す(図8中のステップS211でNO、S202〜S204、S205でNO、S206a〜S208a)。
一方、HDD142を使用するモードが指定されている場合(図8中のステップS205でYES)、全体制御部101は、プリントコントローラ10から受信した画像データについて、入力画像処理部130で所定の処理を実行し、記憶部140内のHDD142に書き込み(図8中のステップS206b)、書き込んだ画像データをHDD142から読み出して(図8中のステップS207b)、出力画像処理部150で所定の処理を実行した後に、画像形成部170に供給して画像形成を実行するよう制御する(図8中のステップS208b)。
なお、HDD142は不揮発性の記憶手段に該当するため、画像形成毎に記憶した画像データは削除しない限りHDD142内に残存している。そこで、全体制御部101は、各画像データのページヘッダに含まれるページや部数に関する情報、付加画像データであるか否かに関する情報を参照して、画像データが保存対象に該当するか否かを判定する(図8中のステップS209a)。
ここで、全体制御部101は、各画像データが、所定部数目(例えば、1部目)に含まれており、仕切り用紙や不要タブ紙といった付加画像データには該当しなければ、保存対象に該当すると判定する。
または、画像データが何ページ目かの情報を参照し、1ページ〜nページについての最初の画像データは保存対象と判定し、同じページ(1ページ〜nページ)が2度目以降にも登場した場合には重複するページであるとして、ページ情報を参照して保存対象ではないと判断することも可能である。
全体制御部101は、判定結果を確認し、画像データが保存対象に該当していなければ(図8中のステップS209bでNO)、HDD142に書き込まれた画像データを削除する(図8中のステップS210)。
一方、全体制御部101は、判定結果を確認し、画像データが保存対象に該当していれば(図8中のステップS209bでYES)、HDD142に書き込まれた画像データを削除しないで残すようにする。
このようにして、全体制御部101は、HDD142を使用するモードにおいて、ページヘッダ・画像データ・ページフッタの受信、画像メモリ143を用いた画像形成、HDD142を使用した画像形成、HDD142を使用した場合の画像データの保存対象該当判定、保護対象非該当時における画像データの削除、を最終部の最終ページに至るまで繰り返す(図8中のステップS211でNO、S202〜S204、S205でYES、S206b〜S208b、S209a、S209b、S210)。
また、以上の説明で、画像データのページ数や部数の情報などは、プリントコントローラ10によりページヘッダに含まれるとしていたが、これに限定されるものではない。例えば、プリントコントローラ10は、ページフッタに、ページ数や部数の情報を含めるようにすることも可能である。
〔効果(2)〕
この第2実施形態では、コントローラ10は、画像データの部数情報やページ情報を含む付随情報を生成して画像データと共に画像形成装置100に送る。画像形成装置100では、以上の付随情報を参照して、画像データについて重複するものをHDD142に残さないように制御する。これにより、ページモードで動作する画像形成システム1の画像形成装置100にHDD142等の不揮発性のHDD142が搭載されている場合に、ページモードで画像形成する際の画像データについて、重複部分がHDD142に残されなくなり、画像データを効率良く保存して残しておくことが可能になる。
この際に、画像データをHDD142に残すか又は残さないかの判定を、ページ数や部数の情報、又は、付加画像データであるか否かの情報といった付随情報を参照していることで、ページモードで画像形成する際の画像データについて、重複部分をHDD142に残さないようにページヘッダに含まれる付随情報に基づいて制御できるようになり、画像データを効率良く、確実に保存して残しておくことが可能になる。
また、重複しない状態で付加画像データが除かれた本身部分の画像データを画像形成装置100においてHDD142に保存して残しておけるため、任意のタイミングにおいて同じ画像形成を再度実行できるという利点がある。なお、画質調整用サンプル出力、表紙のバナーページ、仕切り用紙、不要タブ紙などについては、画像形成実行時点の必要に応じて全体制御部101が定めれば良い。
〔実施形態の変形例〕
以上の第1実施形態と第2実施形態では、画像形成装置100においてページモードで動作する際にHDD142を使用する場合には、画像形成する画像データをHDD142に書き込み、保存対象であれば残し、保存対象でなければ削除するようにしていた。
このような動作のほかに、HDD142を使用可能な画像形成装置100において、画像形成する画像データの書き込み(ステップS206b)と読み出し(ステップS207b)とは画像メモリ143を使用するようにしておき、この画像形成の動作と並行して、保存対象でなければHDD142に書き込まず、保存対象であればHDD142に書き込んで残す、といった制御を実行しても良い。
1 画像形成システム
10 プリントコントローラ
100 画像形成装置
101 全体制御部
105 操作部
130 入力画像処理部
140 画像記憶部
141 メモリコントローラ
142 HDD
143 画像メモリ
150 出力画像処理部
160 給紙部
170 画像形成部

Claims (12)

  1. ページモードとして画像形成順に全てのページの画像データを送り出すコントローラに接続され、該コントローラからの前記画像データを受信して画像形成するよう制御する制御部と、前記画像データを記憶する記憶部とを備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記コントローラから前記画像データに付随して送り出される付随情報を参照し、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記付随情報として、前記画像データを前記記憶部に残すか又は残さないかについて前記コントローラにより生成されたフラグを参照する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記付随情報として、前記画像データの何部目であるかを示す部数情報、あるいは、前記画像データの何ページ目であるかを示すページ情報の少なくとも一方を参照する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像データが複数部数存在する場合、いずれか1の部に属する画像データを前記記憶部に残すように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記コントローラにおいて前記画像データに対して付加されたページについての付加画像データを前記記憶部に残さないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. ページモードとして画像形成順に全てのページの画像データを送り出すコントローラと、前記コントローラからの前記画像データを受信して画像形成する画像形成装置と、を有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、前記画像データを用いて画像形成を制御する制御部と、前記画像データを記憶する記憶部とを備え、
    前記コントローラは、前記画像データに付随して付随情報を前記画像形成装置に送り出し、
    前記制御部は、前記付随情報を参照し、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  7. 前記コントローラは、前記画像データを前記記憶部に残すか又は残さないかの情報をフラグとして含む前記付随情報を生成し、
    前記制御部は、前記付随情報としての前記フラグを参照して、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記コントローラは、前記画像データの何部目であるかを示す部数情報、あるいは、前記画像データの何ページ目であるかを示すページ情報の少なくとも一方を含む前記付随情報を生成し、
    前記制御部は、前記付随情報として、前記画像データの何部目であるかを示す部数情報、あるいは、前記画像データの何ページ目であるかを示すページ情報の少なくとも一方を参照して、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  9. 前記制御部は、前記画像データが複数部数存在する場合、いずれか1の部に属する画像データを前記記憶部に残すように制御する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  10. 前記コントローラは、前記画像データに対して付加画像データとしてページを付加して前記画像形成装置に送り出し、
    前記制御部は、前記コントローラにおいて前記画像データに対して付加されたページについての付加画像データを前記記憶部に残さないように制御する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  11. ページモードとして画像形成順に全てのページの画像データを送り出すコントローラに接続され、該コントローラからの前記画像データを受信して画像形成するよう制御する制御部と、前記画像データを記憶する記憶部とを備えた画像形成装置における画像形成制御方法であって、
    前記コントローラから前記画像データに付随して送り出される付随情報として、前記画像データの何部目であるかを示す部数情報、あるいは、前記画像データの何ページ目であるかを示すページ情報の少なくとも一方を参照し、
    前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する、
    ことを特徴とする画像形成制御方法。
  12. ページモードとして画像形成順に全てのページの画像データを送り出すコントローラと、前記コントローラからの前記画像データを受信して画像形成する画像形成装置と、を有する画像形成システムにおける画像形成制御方法であって、
    前記画像形成装置は、前記画像データを用いて画像形成を制御する制御部と、前記画像データを記憶する記憶部とを備えて構成され、
    前記コントローラは、前記画像データを前記記憶部に残すか又は残さないかのフラグを含む付随情報を生成し、該付随情報を前記画像データと共に前記画像形成装置に送り出し、
    前記制御部は、前記付随情報に含まれる前記フラグを参照して、前記画像データについて重複するものを前記記憶部に残さないように制御する、
    ことを特徴とする画像形成制御方法。
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