JP2016016215A - 脚体構造、点滴スタンド及び識別表示部 - Google Patents

脚体構造、点滴スタンド及び識別表示部 Download PDF

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Abstract


【課題】利用者の歩行の邪魔にならない構成であって、各個体を識別可能な脚体構造、点滴スタンド及び識別表示部を提供する。
【解決手段】脚体構造2は、床面上に設置され、物品を支持する支持部3が設けられた脚体構造であって、前記支持部3が設けられる基部10と、該基部10から前記床面に沿って延びる複数の延出部11と、前記脚体構造2を識別するための識別表示部110Pと、を備え、前記識別表示部110Pは、前記延出部11の縁部に、前記延出部11の上面よりも下方の位置に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品を支持する支持部が設けられた脚体構造、点滴スタンド及び識別表示部に関するものである。
一般に、病院や介護施設、自宅等において、患者に対する治療行為として輸液を注射針で投与する点滴治療をするケースが多く見られる。点滴は、輸液パックを患者よりも高い位置に配置し、重力を利用して輸液パック内の輸液を患者の体内に送るという仕組みであるため、輸液パックを患者の上方に支持しておく点滴スタンドを用いるのが一般的である。
こうした点滴スタンドとして、床面上に設置される脚部と、脚部から上方に延びる支柱と、支柱の上部に取り付けられ輸液パックを吊り下げ可能な液体容器保持部と、を備えたものが提案されている(下記の特許文献1,2参照)。
上記の点滴スタンドは、脚部に設けられ回動可能とされたキャスタを、さらに備え、床面上を移動可能とされている。これにより、看護師や患者等の利用者は、所望の場所に点滴スタンドを移動させることができる。
特開2012−010718号公報 特許第3466180号公報
しかしながら、病院内の複数の部門において点滴スタンドを利用する場合には、上記の特許文献1,2に記載の点滴スタンドでは、利用者が点滴スタンドを所属する部門以外の部門に移動してしまう可能性がある。この場合には、一の部門において、当該一の部門の点滴スタンドと他の部門の点滴スタンドとが混在し、管理が困難になってしまうという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、各々を識別可能な脚体構造、点滴スタンド及び識別表示部を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る脚体構造は、床面上に設置され、物品を支持する支持部が設けられた脚体構造であって、前記支持部が設けられる基部と、前記基部から前記床面に沿って延びる延出部と、前記脚体構造を識別するための識別表示部と、を備え、前記識別表示部は、前記延出部の縁部に、前記延出部の上面よりも下方の位置に設けられていることを特徴とする。
このように構成された脚体構造では、基部から延びる延出部の縁部に、脚体構造を識別するための識別表示部が設けられているため、利用者は識別表示部を見ることにより脚体構造を識別することができる。
また、識別表示部は、延出部の上面よりも下方位置に設けられているため、例えば利用者の足等が識別表示部に当たることが抑制される。よって、識別表示部は汚れにくいため、識別しやすい状況を維持することができる。
また、本発明に係る脚体構造は、前記識別表示部は、前記延出部の延出する延出方向の前側に設けられ、前記識別表示部における前記延出方向に直交し床面に沿う幅方向の寸法は、前記延出部の前記幅方向の寸法以下であることが好ましい。
このように構成された脚体構造では、識別表示部は幅方向の寸法が延出部の幅方向の寸法以下であるため、延出部よりも幅方向外側に突出することがない。よって、識別表示部が延出部の幅方向以内に納まるため、コンパクトな構成とすることができる。
また、本発明に係る脚体構造は、前記延出部の寸法と略同一であることが好ましい。
このように構成された脚体構造では、識別表示部の幅方向の寸法が延出部の幅方向の寸法と略同一であるため、脚体構造の識別性を確保しつつ、識別表示部の幅方向の面積を大きく確保することができる。
また、本発明に係る脚体構造は、前記延出部に着脱可能に取り付けられて前記識別表示部の設けられた識別表示部材を、さらに備え、前記識別表示部は、前記延出部の先端よりも前記延出方向の前方に配置されていてもよい。
このように構成された脚体構造では、識別表示部は、延出部の先端よりも延出方向の前方に設けられているため、利用者は延出部の先端側で各脚体構造を識別することができる。
また、本発明に係る脚体構造は、前記識別表示部材には、内方に向かって凹む凹部が形成され、前記識別表示部は、前記凹部に設けられていてもよい。
このように構成された脚体構造では、識別表示部は識別表示部材の凹部に設けられているため、識別表示部の識別表示部材への取り付けを確実なものをすることができる。また、例えば識別表示部が蓄光性材料で形成されている場合には、識別表示部の体積を確保することができるため、良好に発光させることができる。
また、本発明に係る脚体構造は、前記床面上を走行可能なキャスタを、さらに備え、
前記識別表示部材は、前記キャスタとともに前記延出部に締結固定されていてもよい。
このように構成された脚体構造では、識別表示部の設けられた識別表示部材は、キャスタとともに延出部に締結固定されているため、識別表示部材の締結構造とキャスタの締結構造とを共通化することができる簡易な構成とすることができるとともに、キャスタにより移動可能な構成とすることができる。
また、本発明に係る脚体構造は、前記延出部の下面には、放射線状に延びるリブが形成され、前記識別表示部材の上面には、前記リブと嵌合される嵌合溝が形成されていてもよい。
このように構成された脚体構造では、延出部の下面に放射線状に形成されたリブと、識別表示部材の上面に形成された嵌合溝とが嵌合することにより、識別表示部材は延出部に対して水平方向に位置決めされる。
また、本発明に係る脚体構造は、一の前記脚体構造の前記識別表示部の色と、他の前記脚体構造の前記識別表示部の色とは異なっていてもよい。
このように構成された脚体構造では、一の脚体構造と他の脚体構造とでは、識別表示部の色が異なるため、識別性を高めることができる。
また、本発明に係る脚体構造は、前記識別表示部は、蓄光性材料から形成されていてもよい。
このように構成された脚体構造では、夜間等の照度が低い状況において、識別表示部は蓄光性材料から形成されているため発光する。よって、利用者は、識別表示部により、脚体構造の所在や脚体構造の全体的な大きさを把握できるため、使い勝手を良好とすることができる。
また、本発明に係る点滴スタンドは、上記のいずれか一に記載の脚体構造と、前記脚体構造に設けられた支柱部と、前記支持部に設けられ、輸液パックが吊り下げ支持される輸液吊り下げ部と、を備えることを特徴とする。
このように構成された点滴スタンドでは、基部から延びる延出部の縁部に、脚体構造を識別するための識別表示部が設けられているため、利用者は識別表示部を見ることにより点滴スタンドを識別することができる。
また、識別表示部は、延出部の上面よりも下方位置に設けられているため、例えば利用者の足等が識別表示部に当たることが抑制される。よって、識別表示部は汚れにくいため、識別しやすい状況を維持することができる。
また、本発明に係る識別表示部は、物品を支持する支持部が設けられる基部と、該基部から床面に沿って延びる複数の延出部と、を備えた脚体構造における前記延出部の縁部に設けられ、該脚体構造を識別するための識別表示部であって、前記識別表示部は、前記延出部の上面よりも下方の位置に設けられていることを特徴とする。
このように構成された識別表示部では、基部から延びる延出部の縁部に設けられているため、利用者は延出部の縁部を見ることにより点滴スタンドを識別することができる。
また、識別表示部は、延出部の上面よりも下方位置に設けられているため、例えば利用者の足等が識別表示部に当たることが抑制される。よって、識別表示部は汚れにくいため、識別しやすい状況を維持することができる。
本発明に係る脚体構造、点滴スタンド及び識別表示部によれば、各々を識別することができる。
本発明の一実施形態おける点滴スタンドの斜視図である。 本発明の一実施形態における点滴スタンドを構成する脚体構造の部分拡大側面図である。 本発明の一実施形態における点滴スタンドを構成する脚体構造の分解斜視図である。 本発明の一実施形態における点滴スタンドを構成する脚体構造の延出部周辺の平面図である。 本発明の一実施形態における点滴スタンドを構成する脚体構造の識別表示部の斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る点滴スタンドについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態おける点滴スタンドの斜視図である。
図1に示すように、点滴スタンド1は、病院や介護施設、自宅等の床面上に設置される脚部ブロック2と、脚部ブロック2に支持されて上方に延びる支柱部(支持部)3と、支柱部3の上端に取り付けられ、輸液パックPを吊り下げ支持する輸液吊り下げ具4と、を備えている。
(脚部ブロック)
脚部ブロック2は、支柱部3の下端を保持するボス部(基部)10と、ボス部10の外周側から放射線状に床面に沿って延びる5本の脚フレーム(延出部)11,11…と、を有している。さらに、脚部ブロック2は、脚フレーム11の先端に設けられ光を蓄えて発光する識別表示部材100と、床面上を走行可能なキャスタ12と、を有している。当該構成により、脚部ブロック2は、キャスタ12を介して床面上を移動可能にされている。
本実施形態では、脚体構造は、ボス部10と、脚フレーム11と、識別表示部材100で構成されている。
脚フレーム11は、平面視において、ボス部10を中心として、ボス部10の外周側から放射線状に延びている。隣接する脚フレーム11,11同士の離間距離が等しくなるように、各脚フレーム11は配置されている。
ここで、ボス部10から脚フレーム11の先端に向かう方向を延出方向とし、脚フレーム11側を先端側(前側)、ボス部10側を後端側とする。また、延出方向に直交し床面に沿う方向を幅方向とする。
図2は、点滴スタンド1を構成する脚部ブロック2の部分拡大側面図である。図3は、点滴スタンド1を構成する脚部ブロック2の分解斜視図である。図4は、点滴スタンド1を構成する脚フレーム11周辺の平面図である。
図2〜4に示すように、脚フレーム11は、床面の上方に配置された上壁部11Aと、上壁部11Aの幅方向の端部から下方に折曲された一対の側壁部11B,11Bと、上壁部11Aの先端から下方に折曲された先端壁部11Cと、を有している。これら上壁部11A、側壁部11B及び先端壁部11Cは、一体に形成されている。
上壁部11Aは、先端側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜配置されている。ボス部10から延び、先端側では円弧状に形成されている。これにより、先端壁部11Cは先端側にむかって膨らむように湾曲形成されている。
上壁部11Aの端部から折曲された側壁部11Bは、先端側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜配置されている。
また、上壁部11Aの下面には、側壁部11Bと幅方向に離間して一対の補強壁部11D,11Dが設けられている。一対の補強壁部11D,11Dの先端は、先端側に向かって膨らむように湾曲形成された前湾曲壁部11Eにより連結されている。
一対の補強壁部11D,11D同士は、互いに折曲形成されたプレートが組み合わさった連結体11Gにより幅方向に連結されている。
前湾曲壁部11Eと補強壁部11Dとの境界部には、後端側に向かって膨らむように湾曲形成された後湾曲壁部11Hが形成されている。前湾曲壁部11Eと後湾曲壁部11Hとにより、環状の嵌合壁部11Iが形成されている。この嵌合壁部11Iには、六角ナット11Zが嵌め込まれている。
側壁部11B及び先端壁部11Cと前湾曲壁部11Eとは、5本のリブ11Rにより連結されている。リブ11Rは、環状の嵌合壁部11Iの中心から放射線状に配置されている。
識別表示部材100は、平面視においてボス部10側に向かって開口する略U字状に形成されている。この識別表示部材100は、弾性変形可能な樹脂材料により形成されている。
識別表示部材100は、平面視略U字状に形成された台座部110と、台座部110の上部に設けられた脚嵌合部120と、を有している。これら台座部110と脚嵌合部120とは、一体に形成されている。
台座部110は、平面視略U字状に形成された上壁部111と、上壁部111の外縁から折曲形成された外周壁部112と、上壁部111の内縁から折曲形成された内周壁部113と、上壁部111と反対側に配置された下壁部114と、を有している。
上壁部111には、外周壁部112に沿って縁部110Fが形成されている。また、上壁部111において、脚フレーム11の先端側では、下方(内方)に向かって凹む凹部110Aが形成されている。
凹部110Aは、平面視においてボス部10側に向かって開口する略C字状に形成されている。凹部110Aは、平面視において脚フレーム11の幅方向中心側に向かうにしたがって幅が広くなるように形成されている。
凹部110Aには、蓄光性材料で形成された蓄光パーツ(識別表示部)110Pが貼り付けられている。この蓄光パーツ110Pは、硫化亜鉛(ZnS系)やアルミン酸ストロンチウム(SrAl系)等の蓄光素材を含む弾性を有する樹脂材料によりブロック状に形成されている。
蓄光パーツ110Pは、他の脚部ブロック2、しいては他の点滴スタンドと識別するためのものである。なお、識別表示部としては、凹部110Aに蓄光塗料を流し込むことにより形成してもよい。これにより、蓄光パーツ110Pの上面は、台座部110の上面と同一面上とされている。
内周壁部113の下側において、脚フレーム11の先端側では、連結壁部116が設けられている。この連結壁部116には、上下方向に貫通する取付孔116Aが形成されている。
脚嵌合部120は、平面視略U字状に形成されている。脚嵌合部120には、下方に向かって凹む複数の嵌合溝120Aが形成されている。嵌合溝120Aは、取付孔116Aの中心から放射線状に、脚フレーム11のリブ11Rと対応する位置に配置されている。
キャスタ12は、回動可能とされたキャスタ本体12Aと、キャスタ本体12Aの上部に設けられた軸部12Bと、軸部12Bから上方に設けられた雄ネジ部12Cと、を有している。
このキャスタ12の雄ネジ部12Cは、識別表示部材100の連結壁部116の取付孔116Aに挿通され、脚フレーム11に取り付けられた六角ナット11Zに螺合されている。この際、キャスタ12の軸部12Bの上部は、識別表示部材100を脚フレーム11に向かって押圧している。このように、識別表示部材100は、キャスタ12とともに脚フレーム11に、着脱可能に締結固定されている。
また、この状態において、脚フレーム11のリブ11Rは、識別表示部材100のそれぞれ対応する嵌合溝120Aに嵌め込まれている。これにより、脚フレーム11と識別表示部材100との水平方向の移動が規制されている。
図2、4に示すように、蓄光パーツ110Pは、脚フレーム11の下部に、詳細には脚フレーム11の上壁部11Aの上面よりも下方の位置に設けられている。また、側壁部11Bは先端側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜配置されているため、蓄光パーツ110Pの上面と脚フレーム11の側壁部11Bの下端11Xとの間には空間部Sが形成されている。また、図4に示すように、蓄光パーツ110Pの少なくとも一部は、脚フレーム11の先端よりも先端側(延出方向の前方)に配置されている。
また、蓄光パーツ110Pの幅方向の寸法は、脚フレームの幅方向の寸法以下である。本実施形態では、図4に示すように、蓄光パーツ110Pの幅方向の寸法は、脚フレームの幅方向の寸法と同じXである。
(支柱部)
支柱部3は、下端が脚部ブロック2に取り付けられた中空状のアウタ支柱3Aと、上端に輸液吊り下げ具4が取り付けられた中空状のインナ支柱3Bと、を有している。インナ支柱3Bの下部は、アウタ支柱3Aの上部に摺動自在に嵌入されている。支柱部3の内部には、アウタ支柱3Aとインナ支柱3Bとの相対位置を固定するための図示しないロック機構が装備され、そのロック機構を解除することにより、アウタ支柱3Aとインナ支柱3Bとの相対位置(支柱部3の伸縮長さ)を適宜調整できるようになっている。
インナ支柱3Bの上下方向の略中間部には、上記のロック機構を解除操作するための解除操作スリーブ14が設けられている。この解除操作スリーブ14は、インナ支柱3Bの内部においてロック機構のロック解除片に接続され、看護師等の操作者によって上方にスライド操作されたときにロック機構を解除し、下方に戻し操作されたときにロック機構を再度ロック状態に維持するようになっている。
また、アウタ支柱3Aには、荷掛けフックアタッチメント15及びハンドルアタッチメント16が昇降調整可能に取り付けられている。
荷掛けフックアタッチメント15は、アウタ支柱3Aの外周面に対して締結固定可能なボス部17と、ボス部17から相反方向に延出する一対のフック部18,18と、を有している。この荷掛けフックアタッチメント15において、各フック部18にウロバッグや手荷物19等を適宜吊り下げ支持できるようになっている。
ハンドルアタッチメント16は、円環状のハンドル本体20と、ハンドル本体20の下方に所定距離離間して配置される円板状のトレー21と、トレー21とハンドル本体20を連結する一対の連結支柱22,22と、アウタ支柱3Aの外周面に対して締結固定可能なボス部24と、を有している。
トレー21には、その中心部からオフセットした位置に、上下に貫通する挿通孔23が設けられ、その挿通孔23にアウタ支柱3Aが挿通されるようになっている。
ボス部24は、トレー21の下面の挿通孔23と同軸となる位置に設けられている。トレー21は、ハンドル本体20の内周面よりも一回り小さい円形形状に形成され、ハンドル本体20に対して同心となるように配置されている。トレー21とハンドル本体20を連結する連結支柱22は、トレー21の外周側の上面とハンドル本体20の内周側の下面を連結するように傾斜して配置されている。ハンドル本体20とトレー21の間には、連結支柱22を介して、操作者がハンドル本体20を把持するに充分な把持空間部25が確保されている。
このハンドルアタッチメント16は、ハンドル本体20が、連結支柱22とトレー21とボス部24を介してアウタ支柱3Aの外周面に結合されている。このため、ハンドル本体20を把持した操作者は、脚部ブロック2のキャスタ12がロックされていなければ、点滴スタンド1を自由な方向に移動させることができる。
また、ハンドルアタッチメント16のトレー21上にはカップ等の物品26を載置できるようになっている。ハンドル本体20は、トレー21との間に把持空間部25が確保されているものの、トレー21の上面からの高さが、カップ等の患者が日常一般に使用する物品26の高さよりも低く設定され、トレー21上に載置された物品26の落下を規制するガイド壁としても機能するようになっている。そして、この実施形態の場合、アウタ支柱3Aが挿通されるトレー21上の挿通孔23がトレー21の中心からオフセットした位置に配置されているため、トレー21上には、アウタ支柱3Aと干渉することのない充分な物品配置スペースが確保されている。
(輸液吊り下げ具)
輸液吊り下げ具4は、支柱部3のインナ支柱3Bの上端部に締結固定されるボス部27と、支柱部3の軸心o回りを取り囲むように上下方向に沿って立設された略方形筒状の周壁28と、ボス部27と周壁28を連結する連結支柱29と、周壁28の下端寄りの外側面から外側(支柱部3の軸心oの位置される側と逆側)に突出する4つの吊り下げ支持片30…と、を有している。
周壁28は、左右方向の両側の縁部が円弧状に丸みをおびた4つの支持壁31…が方形状に配置され、隣接する支持壁31,31同士が相互に連結された形状とされている。周壁28全体が硬質の樹脂材料によって方形筒状に一体に形成されている。各支持壁31の外面31a(支柱部3の軸心oの位置される側と逆側の面)は幅方向の中央領域を中心としてほぼ平坦に形成されている。
連結支柱29は、各支持壁31の下縁の幅方向の中央位置とボス部27の外面とを連結するように計4つ設けられている。吊り下げ支持片30は、金属製の板材によって断面略L字状に形成され、L字の一辺を成す部分が対応する支持壁31の下縁の幅方向の中央位置に取り付けられるとともに、L字の他辺を成す部分が上方に向かって延出している。吊り下げ支持片30のL字の一辺を成す部分は、その一部を残して先端部領域が対応する支持壁31と連結支柱29に挿し込まれ、その状態で対応する連結支柱29に固定されている。各吊り下げ支持片30には、図1に示すように、輸液パックPの吊り下げ孔7が係合可能とされている。なお、図1中の符号8aは、吊り下げ孔7が形成されている輸液パックPの上シール部であり、符号9は、図示しない点滴チューブが接続される輸液パックPの注出筒である。
このように構成された点滴スタンド1では、ボス部10から延びる脚フレーム11の先端側には、点滴スタンド1を識別するための蓄光パーツ110Pが設けられているため、利用者は蓄光パーツ110Pを見ることにより点滴スタンド1を識別することができる。
また、万が一、利用者の足が上方から床面に向かって下方に下りてきて点滴スタンド1に当たりそうにあっても、図2に示すように、蓄光パーツ110Pは、脚フレーム11の上壁部11Aの上面よりも下方の位置に設けられているため、足が蓄光パーツ110Pには当たらない。よって、蓄光パーツ110Pの汚れ、損傷を抑制することができるため、識別しやすい状況を維持することができる。
また、蓄光パーツ110Pは、蓄光パーツ110Pの上面と脚フレーム11の側壁部11Bの下端11Xとの間には空間部Sが形成するように配置されている。よって、利用者が脚フレーム11の幅方向側方の上方から脚フレーム11を見た際には、空間部Sの下方に配置された蓄光パーツ110Pを視認することができるため、点滴スタンド1の識別性を高めることができる。
また、蓄光パーツ110Pの幅方向の寸法は脚フレーム11の幅方向の寸法と略同一である。よって、点滴スタンド1の識別性を確保しつつ、蓄光パーツ110Pの幅方向の面積を大きく確保することができる。さらに、蓄光パーツ110Pが脚フレーム11よりも幅方向外側に突出することがないため、コンパクトな構成とすることができる。よって、利用者が点滴スタンド1を利用する際に、脚フレーム11の幅方向において蓄光パーツ110Pが邪魔にならない。
また、蓄光パーツ110Pは、脚フレーム11の先端に設けられているため、利用者は脚フレーム11の先端側で各点滴スタンド1を識別することができる。
また、蓄光パーツ110Pは、脚フレーム11の先端に形成された凹部110Aに設けられているため、脚フレーム11への取付面積を確保することができ、確実に取り付けることができる。さらに、蓄光パーツ110Pの体積を確保することができるため、良好に発光させることができる。
また、蓄光パーツ110Pの設けられた識別表示部材100は、キャスタ12とともに脚フレーム11に締結固定されているため、蓄光パーツ110Pの締結構造とキャスタ12の締結構造とを共通化することができ簡易な構成とすることができるとともに、キャスタ12により移動可能な構成とすることができる。
また、脚フレーム11の下面に放射線状に形成されたリブ110Rと、識別表示部材100の上面に形成された嵌合溝120Aとが嵌合することにより、蓄光パーツ110Pは脚フレーム11に対して水平方向に位置決めされる。
また、夜間等の照度が低い状況において、蓄光パーツ110Pは蓄光性材料から形成されているため発光する。よって、看護師や患者等の利用者は、蓄光パーツ110Pにより、点滴スタンド1の所在や点滴スタンド1の全体的な大きさを把握できるため、使い勝手を良好とすることができる。
また、識別表示部材100及び蓄光パーツ110Pは、弾性を有する樹脂材料により形成されているため、衝撃緩衝性能を有する。よって、他の点滴スタンド1、物品、構造物等と衝突しても、脚フレーム11の損傷を防止することができる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えば、一の点滴スタンドの識別表示部の色と、他の点滴スタンドの識別表示部の色とを異ならせてもよい。これにより、一の点滴スタンドと他の点滴スタンドとでは、識別表示部の色が異なるため、個々の識別性を高めることができる。
病院において、各診察科に属する点滴スタンドの識別表示部の色を区別すれば、万が一他の診察科に点滴スタンドが移動してしまった場合でも、識別表示部の色を見れば当該点滴スタンドの所属の診察科が分かるため、点滴スタンドの管理、所定の位置への収納が容易になる。
また、本発明は、床面上に設置され、物品を支持する支持部が設けられ脚体構造に適用可能である。よって、上記脚体構造を有するナースカートやワゴン等の什器にも適用可能である。
2…脚部ブロック
3…支柱部(支持部)
10…ボス部(基部)
11…脚フレーム(延出部)
12…キャスタ
100…識別表示部材
110P…蓄光パーツ(識別表示部)

Claims (11)

  1. 床面上に設置され、物品を支持する支持部が設けられた脚体構造であって、
    前記支持部が設けられる基部と、
    前記基部から前記床面に沿って延びる延出部と、
    前記脚体構造を識別するための識別表示部と、を備え、
    前記識別表示部は、前記延出部の縁部に、前記延出部の上面よりも下方の位置に設けられていることを特徴とする脚体構造。
  2. 前記識別表示部は、前記延出部の延出する延出方向の前側に設けられ、
    前記識別表示部における前記延出方向に直交し床面に沿う幅方向の寸法は、前記延出部の前記幅方向の寸法以下であることを特徴とする請求項1に記載の脚体構造。
  3. 前記識別表示部の前記幅方向の寸法は、前記延出部の寸法と略同一であることを特徴とする請求項2に記載の脚体構造。
  4. 前記延出部に着脱可能に取り付けられて前記識別表示部の設けられた識別表示部材を、さらに備え、
    前記識別表示部は、前記延出部の先端よりも前記延出方向の前方に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の脚体構造。
  5. 前記識別表示部材には、内方に向かって凹む凹部が形成され、
    前記識別表示部は、前記凹部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の脚体構造。
  6. 前記床面上を走行可能なキャスタを、さらに備え、
    前記識別表示部材は、前記キャスタとともに前記延出部に締結固定されていることを特徴とする請求項4または5に記載の脚体構造。
  7. 前記延出部の下面には、放射線状に延びるリブが形成され、
    前記識別表示部材の上面には、前記リブと嵌合される嵌合溝が形成されていることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の脚体構造。
  8. 一の前記脚体構造の前記識別表示部の色と、他の前記脚体構造の前記識別表示部の色とは異なることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の脚体構造。
  9. 前記識別表示部は、蓄光性材料から形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の脚体構造。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の脚体構造と、
    前記脚体構造に設けられた支柱部と、
    前記支持部に設けられ、輸液パックが吊り下げ支持される輸液吊り下げ部と、を備えることを特徴とする点滴スタンド。
  11. 物品を支持する支持部が設けられる基部と、該基部から床面に沿って延びる複数の延出部と、を備えた脚体構造における前記延出部の縁部に設けられ、該脚体構造を識別するための識別表示部であって、
    前記識別表示部は、前記延出部の上面よりも下方の位置に設けられていることを特徴とする識別表示部。
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