JP2016015470A - リソグラフィ装置、及び物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】重ね合わせ精度とスティッチング精度との両立に有利なリソグラフィ装置を提供する。【解決手段】スティッチング領域を共有する基板上の第1領域及び第2領域のそれぞれにビームを順次照射してパターンを形成するリソグラフィ装置であって、前記第1領域へのビームの照射の前における前記第2領域の第1位置情報と、該照射の後における前記第2領域の第2位置情報とのそれぞれに重みを与えて前記第2領域の位置情報を得る処理部、を有することを特徴とするリソグラフィ装置を提供する。【選択図】図5
Description
本発明は、リソグラフィ装置、及び物品の製造方法に関する。
半導体デバイス等の物品を製造するためのリソグラフィ装置として、例えば、電子線やイオン線などのビームを用いて基板にパターン形成を行うものが知られている。当該装置では、1つのショット領域を複数の領域に分割し、該分割により得られた複数の領域のそれぞれにビームを照射してパターンを形成し、かかるパターンを繋ぎ合わせることでパターンを形成するスティッチング法が知られている(特許文献1参照)。
スティッチング法では、領域間のパターンを繋ぎ合わせるスティッチング精度が重要であるため、各領域にパターンを描画する位置のずれが課題となる。そこで、特許文献1には、描画する領域どうしが重なる領域(多重描画領域)を設定し、それぞれの領域と描画パターンとの関係に基づいて描画パターンを制御することでスティッチング精度を保証する技術が開示されている。
ここで、スティッチング法において、パターンを領域に描画したときに発生した熱は、次にパターンを描画する領域に影響を及ぼしうる。このような熱による影響は、基板上に既に形成されたパターンの変化(位置、寸法及び形状のうち少なくとも1つの変化)として現れる。
一方、現行の半導体露光装置の基板アライメントには、一般に、グローバルアライメントが採用されている。グローバルアライメントは、基板上のグローバルなショット領域に設けられたアライメントマークの検出結果に対して処理(回帰式を用いた回帰演算等)を行って各ショット領域の配列(位置等)を決定する。そして、かかる配列に基づいて基板ステージを駆動して露光のため各ショット領域を位置決めするものである。
しかしながら、グローバルアライメントを行っても、上述した熱の影響に起因して、重ね合わせ精度が低下しうる。
また、基板上のローカルなショット領域に設けられたアライメントマークを検出し、かかる検出の結果に基づきかかるショット領域を位置決めするアライメント(ゾーンアライメント)も考えられる。ゾーンアライメントを行うことで、上述した熱による影響を軽減することができる。しかしながら、それだけでは不十分であることが本発明者の検討によって明らかになった。
例えば、ゾーンアライメントは、重ね合わせ精度の点では有利となる一方、スティッチング精度の点では不利となりうる。スティッチング精度が低下すると、線幅精度(CD(Critical Dimension)精度ともいう)が低下しうる。
このように、ゾーンアライメントを行えば、重ね合わせ精度は改善しうるが、スティッチング精度は低下しうる。一方、グローバルアライメントを行えば、スティッチング精度は低下しないが、重ね合わせ精度は改善しえない。
本発明は、重ね合わせ精度とスティッチング精度との両立に有利なリソグラフィ装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのリソグラフィ装置は、スティッチング領域を共有する基板上の第1領域及び第2領域のそれぞれにビームを順次照射してパターンを形成するリソグラフィ装置であって、前記第1領域へのビームの照射の前における前記第2領域の第1位置情報と、該照射の後における前記第2領域の第2位置情報とのそれぞれに重みを与えて前記第2領域の位置情報を得る処理部、を有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、重ね合わせ精度とスティッチング精度との両立に有利なリソグラフィ装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一側面としての描画装置1の構成を示す概略図である。描画装置1は、パターンを基板に形成するリソグラフィ装置である。描画装置1は、複数のビームを偏向させながら、かかるビームの照射のON/OFFを個別に制御することで、所定のパターンを基板の所定の位置に描画するマルチビーム方式の描画装置である。また、描画装置1は、描画する領域どうしが重なる領域(スティッチング領域)を共有する基板上の第1領域及び第2領域のそれぞれにビームを順次照射してパターンを形成するスティッチング法を採用する。
ここで、ビームは、本実施形態では、電子線であるが、イオン線などの他の荷電粒子線であってもよい。また、描画装置1は、光ビーム(レーザービーム)を音響光学素子によって回折させる(制御する)ことで描画を行う光ビーム描画装置であってもよい。
描画装置1は、図1に示すように、電子銃2と、電子銃2のクロスオーバ3から発散された電子線を複数の電子線に分割、偏向及び結像する光学系4と、基板7を保持する基板ステージ5とを有する。また、描画装置1は、描画装置1の全体(即ち、各構成要素の動作など)を制御する制御部6と、検出部20と、設定部(コンソール)40と、アライメント系50とを有する。以下では、基板に対する電子線の照射方向にZ軸を採用し、Z軸に垂直な平面内で互いに直交する方向にX軸及びY軸を採用する。
なお、大気雰囲気では電子線が急激に減衰するために、更には、高電圧による放電を防止するために、制御部6及び設定部40を除く描画装置1の構成要素は、真空排気系によって内部圧力が調整された空間に配置される。例えば、電子銃2及び光学系4は、高い真空度に維持された電子光学鏡筒内に配置され、基板ステージ5は、電子光学鏡筒内よりも低い真空度に維持されたチャンバ内に配置される。また、基板7は、例えば、単結晶シリコンからなるウエハであり、その表面には、感光性のレジストが塗布されている。
電子銃2は、熱や電界の印加によって電子線を放出し、図1では、クロスオーバ3から発散された電子線(の軌道)2aを点線で示している。光学系4は、電子銃側から順に、コリメーターレンズ10、アパーチャアレイ11、第1静電レンズアレイ12、ブランキング偏向器アレイ13、ブランキングアパーチャアレイ14、偏向器アレイ15及び第2静電レンズアレイ16を含む。また、光学系4は、ブランキングアパーチャアレイ14の下流側に、第3静電レンズアレイ17を含んでいてもよい。
コリメーターレンズ10は、電磁レンズで構成され、クロスオーバ3から発散された電子線を略平行にする。アパーチャアレイ11は、マトリクス状に配列された複数の円形状の開口を有し、コリメーターレンズ10からの電子線を複数の電子線に分割する。第1静電レンズアレイ12は、円形状の開口を有する3枚の電極板で構成され、ブランキングアパーチャアレイ14に対して、電子線を結像する。
ブランキング偏向器アレイ13及びブランキングアパーチャアレイ14は、マトリクス状に配置され、各電子線の照射のON(非ブランキング)/OFF(ブランキング)動作を制御する。偏向器アレイ(偏向器)15は、基板ステージ5に保持された基板7の上の像をX軸方向に偏向する。第2静電レンズアレイ16は、ブランキングアパーチャアレイ14を通過した電子線を基板7の上に結像する。また、第2静電レンズアレイ16は、基板ステージ5に配置された検出部20に対して、クロスオーバ3の像を結像する。
基板ステージ5は、6軸駆動が可能な構成を有し、基板7を、例えば、静電吸着によって保持しながら、少なくともX軸方向及びY軸方向の2軸方向に移動する。基板ステージ5の位置は、干渉計(レーザー測長器)などによって実時間で計測される。かかる干渉計の分解能(即ち、基板ステージ5の駆動精度)は、例えば、0.1nm程度である。
基板ステージ5には、基板7に照射される電子線の特性を検出するための検出部20が配置されている。検出部20の出力信号(電気信号)は、電子線の特性(の変化)の検出に用いられる。ここで、電子線の特性とは、電子線の位置、形状、強度(強度分布)などを含む。検出部20は、当業界で周知のいかなる構成をも適用可能であるが、例えば、スリットを利用して、上述したような電子線の特性を検出する。
制御部6は、描画装置1の描画処理に関わる各構成要素の動作を制御するために、主制御部30と、レンズ制御部(不図示)と、ブランキング制御部31と、偏向制御部32と、検出制御部33と、ステージ制御部34とを含む。主制御部30は、レンズ制御部、ブランキング制御部31、偏向制御部32、検出制御部33及びステージ制御部34を統括する。
レンズ制御部は、コリメーターレンズ10、第1静電レンズアレイ12、第2静電レンズアレイ16及び第3静電レンズアレイ17のそれぞれの動作を制御する。ブランキング制御部31は、描画パターン生成部、ビットマップ変換部及びブランキング指令生成部によって生成されるブランキング信号に基づいて、ブランキング偏向器アレイ13の動作を制御する。ここで、描画パターン生成回路は、描画パターンを生成し、かかる描画パターンは、ビットマップ変換部によってビットマップデータに変換される。ブランキング指令生成部は、ビットマップデータに基づいて、ブランキング信号を生成する。偏向制御部32は、偏向信号生成部によって生成される偏向信号に基づいて、偏向器アレイ15の動作を制御する。
検出制御部33は、検出部20の出力信号に基づいて電子線の照射の有無を判定し、かかる判定結果を主制御部30に入力する。また、検出制御部33は、主制御部30を介してステージ制御部34や偏向制御部32と協同することで、基板7に照射される電子線の特性(電子線の位置、形状、強度)を求める。具体的には、検出制御部33は、検出部20の出力信号、ステージ制御部34からの基板ステージ5の位置情報、及び、偏向制御部32からの電子線の偏向量(偏向幅)に基づいて、電子線の特性を求める。
ステージ制御部34は、主制御部30からの指令に基づいて、基板ステージ5の目標位置を求め、基板ステージ5が目標位置に位置するように基板ステージ5の移動を制御する。基板ステージ5の移動の制御には、干渉計によって計測された基板ステージ5の位置(干渉計による計測データ)が用いられる。
ステージ制御部34は、パターンの描画中、基板ステージ5(基板7)をY軸方向に連続的に走査(スキャン)する。この際、偏向器アレイ15は、干渉計によって計測された基板ステージ5の位置を基準として、基板7に照射される電子線をX軸方向に偏向させる。また、ブランキング偏向器アレイ13は、基板上で目標線量(目標とする照射量)が得られるように、電子線の照射のON/OFFを行う。
アライメント系50は、基板上のマークを検出する検出部である。アライメント系50は、例えば、グローバルアライメント、ゾーンアライメント、ダイバイダイアライメントなどに用いられ、基板上の複数の領域のそれぞれに設けられたアライメントマークを検出する。かかるアライメントマークは、基板上の実素子領域に描画されるパターンと同時に基板上のスクライブラインに描画される。また、アライメント系50は、スクライブラインに描画されるアライメントマークの代わりに、実素子領域に描画されたパターンの一部などをアライメントマークとして検出することも可能である。
主制御部30は、上述したように、レンズ制御部、ブランキング制御部31、偏向制御部32、検出制御部33及びステージ制御部34を統括し、描画装置1の全体(動作)を制御する機能を有する。また、主制御部30は、後述するように、基板7のアライメントにおいて、パターンを形成する位置(描画位置)を決定する。この際、主制御部30は、基板上の第1領域へのビームの照射の前における基板上の第2領域の第1位置情報と、第1領域へのビームの照射後における第2領域の第2位置情報とのそれぞれに重みを与えて第2領域の位置情報を得る処理部として機能する。なお、上述したように、基板上の第1領域と第2領域とは、スティッチング領域を共有する領域である。
ここで、図2(a)、図2(b)、図3(a)、図3(b)及び図4を参照して、スティッチング法において、基板上の領域にパターン(部分パターン)を描画したときの熱による配列変化の影響について詳細に説明する。図2(a)、図2(b)、図3(a)、図3(b)及び図4では、基板上の第1領域及び第2領域のそれぞれに既に形成された第1部分パターンZ11及びZ12を四角形で表現している。また、これから第1領域及び第2領域のそれぞれに描画する第2部分パターンZ21及びZ22を三角形で表現している。但し、これらの形状は、実際に描画する部分パターンの形状を表すものではない。また、理解を容易にするために、第1部分パターンZ11と第1部分パターンZ12とを離して図示しているが、実際には、第1部分パターンZ11と第1部分パターンZ12とは隣接しており、スティッチングによって連続的なパターンを形成する。第2部分パターンZ21と第2部分パターンZ22についても同様である。
図2(a)は、基板上の隣接する第1領域及び第2領域のそれぞれに第1部分パターンZ11と第1部分パターンZ12を描画した状態であって、第1部分パターンZ11と第1部分パターンZ12とが正しく隣接している理想状態を示している。図2(b)は、第1部分パターンZ11に対して第2部分パターンZ21を重ね合わせて描画し、第2部分パターンZ12に対して第2部分パターンZ22を重ね合わせて描画した状態を示している。ここで、第2部分パターンZ21を描画してから第2部分パターンZ22を描画するまでの間にゾーンアライメントが行われたとする。この際、第2部分パターンZ21を描画したときの熱による影響がなく、且つ、第1部分パターンZ12の位置にずれ(描画位置のずれ)がない状態であれば、図2(b)に示す理想状態となる。換言すれば、第1部分パターンZ11及びZ12のそれぞれに対して第2部分パターンZ21及びZ22が正しく重ね合わされて描画される。
但し、実際には、第1部分パターンZ11に対して第2部分パターンZ21を重ね合わせて描画したときの熱の影響によって配列変化が生じ、図3(a)に示すように、第1部分パターンZ12の位置が変化してしまう(第1部分パターンZ12が回転している)。第2部分パターンZ21を描画してから第2部分パターンZ22を描画するまでの間にゾーンアライメントを行うことで、図3(b)に示すように、第1部分パターンZ12に対して第2部分パターンZ22を正しく重ね合わせて描画することができる。一方、図3(b)では、第2部分パターンZ21と第2部分パターンZ22とが連続的なパターンとならず(即ち、ずれたパターンとなり)、スティッチング精度(線幅(CD)精度)が低下してしまう。
また、第2部分パターンZ21を描画してから第2部分パターンZ22を描画するまでの間にゾーンアライメントを行わない(又はゾーンアライメントの結果を反映しない)で第2部分パターンZ22を描画すると、図4に示す状態となる。図4では、第2部分パターンZ21と第2部分パターンZ22とが連続的なパターンとなるため、スティッチング精度は低下しない。一方、第1部分パターンZ12に対して第2部分パターンZ22を正しく重ね合わせて描画することができず、重ね合わせ精度が低下してしまう。
このように、スティッチング法では、基板上の領域にパターンを描画したときの熱による配列変化の影響によって、重ね合わせ精度とスティッチング精度の両方を最適な状態とすることが困難である。換言すれば、重ね合わせ精度とスティッチング精度とは、相反する関係であるため、それらを両立させることは困難である。
また、パターンの形成に要求される重ね合わせ精度及びスティッチング精度は、半導体デバイスやその製造工程に応じて異なる。従って、それぞれの精度を個別に補正すると、ユーザが求める結果とは異なる結果となる(即ち、パターンの形成に要求される重ね合わせ精度及びスティッチング精度を満たすことができない)可能性がある。
そこで、本実施形態の描画装置1では、重ね合わせ精度を優先するのか、スティッチング精度を優先するのか、或いは、重ね合わせ精度もスティッチング精度も同程度にするのか、などをユーザが任意に入力(制御)することができるようにしている。具体的には、ユーザの入力に応じて、重ね合わせ精度とスティッチング精度の優先順位を表す順位パラメータの値や重ね合わせとスティッチングとのそれぞれに与える重みを表す重み付けパラメータの値を設定する設定部40を描画装置1が有している。描画装置1では、設定部40によって設定された順位パラメータや重み付けパラメータの値に応じて描画を行うことで、ユーザが求める結果、即ち、パターンの形成に要求される重ね合わせ精度及びスティッチング精度を保証している。
図5を参照して、描画装置1におけるスティッチング法による描画処理について説明する。かかる描画処理は、上述したように、制御部6、特に、主制御部30が描画装置1の各部を統括的に制御することで行われる。また、ここでは、基板上の1つのショット領域を複数の分割領域に分割し、かかる分割領域に部分パターンを描画するものとする。
S502では、基板7を描画装置1の外部から描画装置1に搬入し、かかる基板7を基板ステージ5に保持させる。描画装置1に搬入される基板7には、パターンを描画するために必要なレジストが予め塗布されている。また、描画装置1に搬入される基板7には、下地のパターン(回路パターン)及びアライメントマークが既に形成されている。
S504では、基板上のショット領域の配列(位置)を求めるために、グローバルアライメント計測を行う。グローバルアライメント計測では、まず、図6に示すように、基板7の複数のショット領域SRのうちグローバルなサンプルショット領域(特定のサンプル領域)SSに設けられたアライメントマークAMをアライメント系50で検出する。そして、アライメント系50の検出結果に対して処理(回帰式を用いた回帰演算等)を行うことで基板上の各ショット領域SRの配列を求める。アライメントマークAMは、例えば、スクライブラインSLに形成されたX計測用アライメントマークAMX及びY計測用アライメントマークAMYを含む。グローバルアライメント計測の利点は、基板上の全てのショット領域SRの位置を短時間で求めることが可能であること、及び、アライメントマークAMの形状誤差によるエラーの影響が小さいことである。但し、グローバルアライメント計測には、ショット領域ごとに位置ずれ(描画位置のずれ)があるような場合には、重ね合わせ精度が低下するという欠点もある。
S506では、基板上の複数の分割領域のうち部分パターンの描画の対象となる対象分割領域(第2領域)について、部分パターンを形成するための第1位置情報を求める。第1位置情報は、基板上の対象分割領域に隣接する領域(第1領域)へのビームの照射の前における対象分割領域の位置であって、スティッチング精度を優先する描画位置である。また、第1位置情報は、基板上の対象分割領域に隣接する領域へのビームの照射の前における対象分割領域の並進、回転、形状及び寸法のうち少なくとも1つに関する情報を含む。第1位置情報は、S504におけるグローバルアライメント計測で求められた基板上のショット領域の配列から求めることが可能である。また、第1位置情報は、対象分割領域に下地のパターンを形成する際に行われたゾーンアライメント計測やダイバイダイアライメント計測の結果から求めてもよい。この際には、例えば、下地のパターンを描画したときの描画情報が用いられる。描画情報は、例えば、制御部6のメモリなどの記憶部に記憶され、下地のパターンを描画したときに基板7に照射した電子線の積算照射量、描画時のシフト、倍率、回転などの線形補正量と基板ステージ5の位置などを含む。このように、第1位置情報は、グローバルアライメント、ゾーンアライメント及びダイバイダイアライメントのうちいずれかに関する手順に基づいて得られる。なお、ゾーンアライメント計測とは、基板上のローカルなショット領域に設けられたアライメントマークをアライメント系50で検出するものである。例えば、アライメント系50は、図7(a)や図7(b)に示すように、対象分割領域及び対象分割領域とグループ化された対象分割領域の周りの領域を含むゾーンZNに設けられたアライメントマークを検出する。なお、ゾーンZNは、次の対象分割領域の位置に応じて任意の形状に決定され、図7(a)や図7(b)に示す形状に限定されるものではない。一方、ダイバイダイアライメント計測とは、対象分割領域に設けられたアライメントマークをアライメント系50で検出するものである。
S508では、対象分割領域について、対象分割領域について、対象分割領域に既に形成されたアライメントマークをアライメント系50で検出し、その検出結果に基づいて、部分パターンを形成するための第2位置情報を求める。第2位置情報は、基板上の対象分割領域に隣接する領域(第1領域)へのビームの照射の後における対象分割領域の位置であって、重ね合わせ精度を優先する描画位置である。また、第2位置情報は、第1位置情報と同様に、基板上の対象分割領域に隣接する領域へのビームの照射の後における対象分割領域の並進、回転、形状及び寸法のうち少なくとも1つに関する情報を含む。第1位置情報は、ゾーンアライメント計測やダイバイダイアライメント計測を用いて求められる。ゾーンアライメント計測やダイバイダイアライメント計測によって、直前の描画の熱による配列変化を計測することができ、第2位置情報に基づいて描画を行うことで重ね合わせ精度の低下を防止することができる。
S510では、設定部40によって設定された順位パラメータの値及び重み付けパラメータの値を取得し、その値に対応して第1位置情報及び第2位置情報のそれぞれに与える重み(重み付け)を決定する。順位パラメータは、重ね合わせ精度を優先するのか、スティッチング精度を優先するのかを表す変数を含む。例えば、順位パラメータの変数が「1」である場合にはスティッチング精度を優先し、第1位置情報に与える重みを「1」、第2位置情報に与える重み付けを「0」とする。また、順位パラメータの変数が「0」である場合には重ね合わせ精度を優先し、第1位置情報に与える重みを「0」、第2位置情報に与える重みを「1」とする。一方、重み付けパラメータは、第1位置情報に与える重みを表す第1変数(第1重み)と第2位置情報に与える重みを表す第2変数(第2重み)とを含む。なお、重み付けパラメータの第1変数及び第2変数のそれぞれは0以上1以下の実数であり、第1変数と第2変数との和は1である。従って、第1変数が「1」、第2変数が「0」である場合にはスティッチング精度を優先し、第1変数が「0」、第2変数が「1」である場合には重ね合わせ精度を優先することになる。また、それ以外の場合、例えば、第1変数が「0.3」、第2変数が「0.7」である場合には、スティッチング精度及び重ね合わせ精度のそれぞれが3:7の割合で考慮されることになる。
S512では、対象分割領域について、部分パターンを形成する位置を決定する。具体的には、S506で求めた第1位置情報及びS508で求めた第2位置情報のそれぞれにS510で決定した重みを与え、重みが与えられた第1位置情報及び第2位置情報に基づいて部分パターンを形成する位置を決定する。
S514では、S512で決定した位置に基づいて、対象分割領域に部分パターンを描画する。S516では、S514で部分分割領域に部分パターンを描画したときの描画情報(基板7に照射した電子線の積算照射量、描画時のシフト、倍率、回転などの線形補正量と基板ステージ5の位置など)を、例えば、制御部6のメモリなどの記憶部に記憶する。S516で記憶された描画情報は、第1位置情報を求める(S506)ときに、必要に応じて用いられる。
S518では、基板上の全ての分割領域に部分パターンを描画したかどうかを判定する。基板上の全ての分割領域に部分パターンを描画していない場合には、S506に移行して、部分パターンが描画されていない分割領域を対象分割領域として、部分パターンを形成するための第1位置情報を求める。また、基板上の全ての分割領域に部分パターンを描画している場合には、S520に移行して、かかる基板7を描画装置1の外部に搬出する。
このように、描画装置1では、重ね合わせ精度とスティッチング精度との間の優先度を決定するパラメータを基板又はそのロットごとに設定することが可能である。従って、描画装置1は、パターンの形成に要求される重ね合わせ精度及びスティッチング精度の両立に有利なリソグラフィ装置を実現することができる。
本実施形態では、描画装置1がマルチビーム方式である場合を例に説明したが、描画装置1がシングルビーム方式である場合であっても同様な効果を得ることができる。また、重ね合わせ精度とスティッチング精度との間の優先度を決定するパラメータは、本実施形態では、1つの基板で固定しているが、1つの基板又はロット内で固定していなくてもよい(即ち、基板又はロット内で変動させてもよい)。
また、描画装置1では、基板上の領域にパターンを描画したときの熱による配列変化の影響に起因して、グローバルアライメント計測の結果とゾーンアライメント計測又はダイバイダイアライメント計測の結果とが異なる場合を対象としている。グローバルアライメント計測の結果とゾーンアライメント計測又はダイバイダイアライメント計測の結果とが異なる要因は、熱による描画対象領域の配列変化を含めて、例えば、以下の3つのものがある。なお、当該配列変化は、当該領域の並進、回転、形状及び寸法のうち少なくとも1つに関する変化としうる。
要因1: 前工程と今工程との間での基板ステージによる理想格子配列(XY座標)のずれ(パターン形成対象の2つのレイヤの間での基板ステージの位置決め誤差の相違)
要因2: パターンの描画に起因する熱の影響による配列変化
要因3: アライメントマークの非対称性
要因2と要因1及び要因3との違いは、基板を描画することで発生するかどうかである。要因2では、パターンを描画したときの熱の影響で基板の一部が局所的に歪んで配列変化が発生する。従って、パターンを描画せずに基板上のアライメントマークを検出した結果から、要因2と要因1又は要因3とを区別することができる。例えば、パターンを描画せずに基板上のアライメントマークを検出し、その格子配列が描画後の格子配列と異なるならば、要因2であると判断することができる。
要因1: 前工程と今工程との間での基板ステージによる理想格子配列(XY座標)のずれ(パターン形成対象の2つのレイヤの間での基板ステージの位置決め誤差の相違)
要因2: パターンの描画に起因する熱の影響による配列変化
要因3: アライメントマークの非対称性
要因2と要因1及び要因3との違いは、基板を描画することで発生するかどうかである。要因2では、パターンを描画したときの熱の影響で基板の一部が局所的に歪んで配列変化が発生する。従って、パターンを描画せずに基板上のアライメントマークを検出した結果から、要因2と要因1又は要因3とを区別することができる。例えば、パターンを描画せずに基板上のアライメントマークを検出し、その格子配列が描画後の格子配列と異なるならば、要因2であると判断することができる。
要因1と要因3とでは、描画後の格子配列が同じであるため、別の方法で判断する必要がある。例えば、基板を90度又は180度回転させてアライメントマークを検出すればよい。要因3では、アライメントマークの形状が非対称であるため、その影響で格子配列の誤差の要因となる。従って、基板を回転した場合、格子配列の誤差も回転するため、要因1と要因3とを区別することができる。なお、アライメントマークの形状の非対称性の分布が基板の中心で極座標的に対称である場合には、基板を回転させても要因1と要因3とを区別することはできない。但し、実際には、アライメントマークの形状の非対称性の分布が基板の中心で極座標的に対称になることは殆どないため、基板を回転させることが要因1と要因3とを区別するのに有効である。
また、実際には、上述した3つの要因は同時に発生する。従って、パターンを描画したときの熱による配列変化(要因2)と、グローバルアライメント計測の結果とゾーンアライメント計測又はダイバイダイアライメント計測の結果とが異なる分を区別する必要がある。そこで、要因1と要因3とを区別する上述した方法によって、グローバルアライメント計測の結果とゾーンアライメント計測又はダイバイダイアライメント計測の結果との間での異なる値を定量的に求めてテーブルとして保存しておく。そして、かかるテーブルを実際の描画時に用いることで、上述した3つの要因が同時に発生した場合にも対応することができる。即ち、重ね合わせ誤差への要因1及び要因3の影響は軽減することができる。
なお、描画装置1におけるスティッチング法による描画処理は図5に示す処理に限定されるものではなく、例えば、図8に示す処理に置換することもできる。図8に示す処理は、図5に示す処理と比較して、S502乃至S520については同様であるが、S506とS508との間で、新たな処理(S522及びS524)を行う。以下、S522及びS524での処理について説明する。ここで、S502では、基板7を基板ステージ5に保持させるが、かかる基板ステージ5による基板7の保持は、上述したように、静電吸着(静電力又は静電引き付け)によってなされる。
S522では、設定部40によって設定された順位パラメータの値及び重み付けパラメータの値を参照し、重ね合わせ精度をスティッチング精度よりも優先するかどうかを判定する。例えば、重み付けパラメータにおいて、第2位置情報に与える重みを表す第2変数(第2重み)が第1位置情報に与える重みを表す第1変数(第1重み)よりも大きいかどうかを判定する。重ね合わせ精度を優先しない、即ち、スティッチング精度を優先する場合には、S508に移行する。一方、重ね合わせ精度を優先する場合には、S524に移行する。
S524では、基板ステージ5による基板7の保持(引き付け)の解除を行い、かかる解除の後に基板ステージ5による基板7の保持(引き付け)を再開する。このように、第2位置情報を求める(S508)前に、基板ステージ7による基板7の保持を一度解除して、パターンを描画したときの熱(露光熱)によって基板7に溜まったストレスを開放する。これにより、露光熱による基板7の熱変形力と基板7に対する保持力(摩擦力)との力関係に起因する基板7の非線形な変形を緩和することができる。
描画装置1は、スティッチング法で基板に重ね合わせ描画を行うのに有利であるため、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に描画装置1を用いてパターンを形成する工程(基板に描画を行う工程)と、かかる工程でパターンを形成された基板を処理(現像)する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含みうる。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明は、リソグラフィ装置を描画装置に限定するものではなく、露光装置にも適用することができる。ここで、露光装置は、光や荷電粒子等のビームを用い、レチクル又はマスク及び投影光学系を介して基板を露光するリソグラフィ装置である。また、本発明は、基板上の複数の分割領域を基板の複数のショット領域のそれぞれとして適用することができる。
1:描画装置 6:制御部 30:主制御部 50:アライメント系
Claims (12)
- スティッチング領域を共有する基板上の第1領域及び第2領域のそれぞれにビームを順次照射してパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
前記第1領域へのビームの照射の前における前記第2領域の第1位置情報と、該照射の後における前記第2領域の第2位置情報とのそれぞれに重みを与えて前記第2領域の位置情報を得る処理部、
を有することを特徴とするリソグラフィ装置。 - 前記基板上のマークを検出する検出部を有し、
前記第1位置情報及び前記第2位置情報は、前記検出部の出力に基づいて得る、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。 - 前記第1位置情報と前記第2位置情報とのそれぞれに与える重みを入力に応じて設定する設定部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のリソグラフィ装置。
- 前記設定部は、前記第1位置情報に与える第1重みと前記第2位置情報に与える第2重みとを設定することを特徴とする請求項3に記載のリソグラフィ装置。
- 前記第1重み及び前記第2重みのそれぞれは0以上1以下の実数であり、前記第1重みと前記第2重みとの和は1であることを特徴とする請求項4に記載のリソグラフィ装置。
- 前記処理部は、グローバルアライメント、ゾーンアライメント及びダイバイダイアライメントのうちいずれかに関する手順に基づいて前記第1位置情報を得ることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
- 前記処理部は、ゾーンアライメント又はダイバイダイアライメントに関する手順に基づいて前記第2位置情報を得ることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
- 前記第1位置情報及び前記第2位置情報のそれぞれは、前記第2領域の並進、回転、形状及び寸法のうち少なくとも1つに関する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
- 前記設定部は、スティッチング精度及び重ね合わせ精度の少なくとも一方の入力に応じて前記第1重み及び前記第2重みを設定することを特徴とする請求項4に記載のリソグラフィ装置。
- 前記ビームは、荷電粒子線であることを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
- 前記基板を保持するステージを有し、
前記処理部は、前記第1位置情報に与える第1重みより前記第2位置情報に与える第2重みが大きい場合、前記第2位置情報を得る前に、前記ステージによる前記基板の保持の解除と、該解除の後の前記ステージによる前記基板の保持とを行うことを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。 - 請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置を用いてパターンを基板に形成する工程と、
前記工程で前記パターンを形成された前記基板を処理する工程と、
を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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