JP2016014244A - 太陽光利用パネルの取り付け具及び取り付け構造 - Google Patents

太陽光利用パネルの取り付け具及び取り付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数が少なく安価で、設置箇所が不陸である場合でも容易に施工できるとともに、太陽光利用パネルの設置高さや取り付け角度を調節しやすく、雨や風の影響を受けにくい太陽光利用パネルの取り付け具及び取り付け構造を提供する。
【解決手段】水平状面に太陽光利用パネルを列設するための取り付け具1であって、地面に対して固定される固定部材2と、太陽光利用パネルを所定の高さに持ち上げるための支柱部材3と、固定部材2の上で摺動可能に着設されるとともに、支柱部材3を適当な位置で固定可能な調節部材4と、太陽光利用パネルを固定するための保持金具5と、保持金具5を固着するための横板部6aと、支柱部材3上で上下に摺動可能に着設されるとともに、適当な高さで固定可能な縦板部6bからなるレベラー部材6を備える太陽光利用パネルの取り付け具1、及びこれを用いた取り付け構造を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は太陽電池モジュール等の太陽光利用パネルを陸屋根や平地といった水平状面に固定するための太陽光利用パネルの取り付け具及び取り付け構造に関し、更に詳しくは、部品点数が少なく安価で、設置箇所が不陸である場合でも容易に施工できるとともに、太陽光利用パネルの設置高さや取り付け角度を調節しやすく、雨や風の影響を受けにくい太陽光利用パネルの取り付け具及び取り付け構造に関するものである。
近年、化石燃料コストの上昇や世界的な環境意識の高揚により様々な代替エネルギーが求められているが、そのうちの1つとして、太陽エネルギーの利用が行われている。具体的には太陽光を直接電気に変換する太陽電池モジュール、太陽熱により水を温めて風呂の湯等として用いる太陽熱温水器、同じく空気を温めて暖房等に用いる空気集熱器等があるが、これらは通常パネル状のユニットとされて屋根の上等に設置されている(これらのパネル状のユニットを総称して太陽光利用パネルと称する)。
このような太陽光利用パネルは、従来、山形の屋根の南側の斜面に設置されることが多かったので、斜面に適するような太陽光利用パネル及びその取り付け構造については多数商品化され、低コスト化も進んでいる。
一方、最近になって、二酸化炭素排出量の削減等のため、太陽光の利用が益々推奨されるようになり、陸屋根や平地など、水平状面への太陽光利用パネルの設置も徐々に多くなっている。しかしながら、水平状面に特に適する太陽光利用パネルの需要はそれほど多くないため、水平状面に太陽光利用パネルを設置する技術はあまり報告されておらず、また低コスト化も進んでいないのが実情である。
例えば、従来から陸屋根等の水平状面に太陽光利用パネルを設置するための構造としては、断面形状が直角三角形状の架台を設けて斜面を作り、山形の屋根に取り付ける場合と同様、この斜面上に太陽光利用パネルを取り付ける支持構造が用いられてきた。しかしながら、この方法では太陽光利用パネルを数枚連続して設置するため高くなりすぎ、これにより風を受ける面積が大きくなって受ける風圧も増大するので、その対策として、架台が設置される基盤に補強が必要になるうえ、架台にも風圧に耐えるだけの剛性を有する部材や補強材が必要になり、コストも高くなる。
そこで、本出願人は陸屋根や平地といった水平状面の低い位置に太陽光利用パネルを設置できる技術として、前側の太陽光利用パネルの上部枠を固定するための上側固定部と、後側の太陽光利用パネルの下部枠を固定するための下側固定部と、水平状面への接地部を一体的に設けた設置台(特許文献1参照)を提案している。この技術を利用すれば、太陽光利用パネルを低い位置に設置できるため、風圧による弊害がなく、従って基盤や架台の強度がそれほど要求されず、コストも低くなる。
特開2011−99256号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、太陽光利用パネルの位置が低すぎて、パネル下の配線や配管を設置する工事が困難になる。また、設置箇所に不陸がある場合、レベル調整が困難である。また、雨が降れば水滴が跳ねて太陽光利用パネルの表面を汚し、発電効率を低下させることがある。さらに特許文献1の技術では太陽光利用パネルの設置角度が5°前後で固定されているので、気候条件によっては太陽光利用パネルの表面に降り積もった埃等が雨により自動的に洗い流せない場合があり、これも発電効率の低下を引き起こす原因となる。
本発明は、かかる実情に鑑み、上記従来技術の問題点を解決し、部品点数が少なく安価で、設置箇所が不陸である場合でも容易に施工できるとともに、雨や風の影響を受けにくい太陽光利用パネルの取り付け具及び取り付け構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の特徴は、水平状面に太陽光利用パネルを列設するための取り付け具であって、地面に対して固定される固定部材と、太陽光利用パネルを所要の高さに持ち上げるための支柱部材と、固定部材の上に摺動可能に着設されるとともに、支柱部材を適当な位置で固定可能な調節部材と、太陽光利用パネルを固定するための保持金具と保持金具を固着するための横板部と、支柱部材上で上下に摺動可能に着設されるとともに、適当な高さで固定可能な縦板部からなるレベラー部材を備える太陽光利用パネルの取り付け具である。
本発明の別の特徴は、レベラー部材の縦板部と横部材との角度が95〜120°で固定されている上記の太陽光利用パネルの取り付け具である。
本発明のさらに別の特徴は、レベラー部材の縦板部と横板部との角度が可変である上記の太陽光利用パネルの取り付け具である。
本発明のさらに別の特徴は、基礎ブロックに上記の取り付け具の固定部材が固着され、当該取り付け具の保持金具で太陽光利用パネルの縁部が保持されている太陽光利用パネルの取り付け構造である。
本発明のさらに別の特徴は、短い支柱部材を備える前側用取り付け具と、長い支柱部材を備える後側用取り付け具を用い、太陽光利用パネルが5〜30°の傾斜状に保持されている上記の太陽光利用パネルの取り付け構造である。
本発明のさらに別の特徴は、基礎ブロックと取り付け具の間に、取り付け具を傾斜させて固着するための傾斜ブロックが介設されている上記の太陽光利用パネルの取り付け構造である。
本発明の太陽光利用パネルの取り付け具は、地面に対して固定される固定部材と、太陽光利用パネルを固定するための保持金具の間に支柱部材が設けられるので、この支柱部材により太陽光利用パネルを好適な高さまで持ち上げて、高すぎず且つ低すぎない位置に太陽光利用パネルを保持することができる。
また、支柱部材の位置を調節部材で調節できるとともに、保持金具の高さをレベラー部材により調節できるので、設置しようとする場所が不陸の場合でも、地面の凹凸に合わせて調節部材やレベラー部材を調節することにより、好適に太陽光利用パネルを設置することができる。
さらに、太陽光利用パネルを1枚づつ個別に設置し固定するため、設置高さは高くならず、風圧力等の荷重は小さくて済む。従って、基礎と架台の部材は低く抑えることができ、部品点数を少なく安価にすることができるとともに、運搬や保管も容易で工期も短縮できる。太陽光利用パネルが不要になった場合でも、撤去が簡単で元に戻しやすく、撤去した取り付け具等の再利用も可能で、しかも、撤去の際の廃材処理が不要である。従って、一時的に必要な期間だけ仮設することも可能で、緊急時にも対応できる。
レベラー部材の縦板部と横板部がなす角度を95〜120°で固定すれば、5〜30°の好ましい角度で、太陽光利用パネルを設置できる。また、レベラー部材の縦板部と横飯部をヒンジ構造を介して蝶着させれば、一種類のレベラー部材で太陽光利用パネルを任意の角度に設置できる。
上記の取り付け具を基礎ブロックに固着した状態で、当該取り付け具の保持金具で太陽光利用パネルの縁部を保持すれば、簡単な構造で容易に太陽光利用パネルを設置することができる。
この際に、短い支柱部材を備える前側用取り付け具と、長い支柱部材を備える後側用取り付け部を用いれば、太陽光利用パネルの設置角度を容易に5〜30°の傾斜状に保持することができる。
基礎ブロックと取り付け具の間に傾斜ブロックを介設して、取り付け具を傾斜させて設ければ、太陽光利用パネルの設置角度を調節、変更する場合に支柱部材を動かす移動距離が短くなるので、調節が容易になる。
図1は本発明の太陽光利用パネル取り付け具の一例を示す概略斜視図である。 図2は図1の取り付け具の可動部分を示す概略説明断面図である。 図3は本発明の取り付け具で使用できる固定部材の一例であり、(a)はその平面図であり、(b)は一部切欠き側面図である。 図4(a)は図3(b)のA−A断面図であり、(b)はその底面図である。 図5は本発明で使用する支柱部材を示し、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は背面図であり、(d)は後側用として使用可能な支柱部材を示す正面図である。 図6は本発明で使用できる調節部材を示し、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)は調節部材を用いて固定部材に支柱部材を固定した状態を示す概略断面図である。 図7(a)は本発明で使用できる保持金具の一例を示す側面図であり、(b)は保持金具の別例を示す側面図であり、(c)は保持金具の更なる別例を示す側面図である。 図8は本発明で使用できるレベラー部材を示し、(a)はその正面図、(b)はその平面図である。 図9(a)は図8に示したレベラー部材の側面図であり、(b)はレベラー部材の別例を示す側面図である。 図10はレベラー部材の更なる別例を示す側面図である。 図11はレベラー部材を上下に摺動させた状態を示し、(a)はその正面図であり、(b)はその側面図である。 図12は本発明の取り付け構造を示す概略平面図である。 図13は本発明の取り付け構造を示す概略側面図である。 図14は、本発明の取り付け構造の別例を示す概略側面図である。 図15は図14における要部拡大断面図である。
本発明は水平状面に太陽光利用パネルを列設するための取り付け具であって、図1及び図2に示すように、地面に対して固定される固定部材2と、太陽光利用パネルを所定の高さに持ち上げるための支柱部材3と、固定部材2の上で摺動可能に着設されるとともに、支柱部材3を適当な位置で固定可能な調節部材4と、太陽光利用パネルを固定するための保持金具5と、保持金具5を固着するための横板部6aと、支柱部材3上で上下に摺動可能に着設されるとともに、適当な高さで固定可能な縦板部6bからなるレベラー部材6を備えることを特徴とする。
また、本発明の太陽光利用パネルPの取り付け構造10は、図12に示すように、基礎ブロック7に上記の取り付け具1が固着され、当該取り付け具1の保持金具5で太陽光利用パネルPの縁部を保持することを特徴とする。
なお、本発明において水平状面とは、ビルの屋上といった陸屋根や地面等の実質的に水平状である面を指す。
本発明の太陽光利用パネルの取り付け具1は、図1及び図2に示されるように、固定部材2と、支柱部材3と、調節部材4と、保持金具5と、レベラー部材6を備える。
本発明における固定部材2は、後述の通り、基礎ブロックや傾斜ブロック等と固着されることにより地面に対して動かないように固定される部材であって、図2に示すように、支柱部材3及び調節部材4を摺動可能であるように設置するための部材である。
固定部材2の構成は、支柱部材3及び調節部材4を摺動可能に着設出来る限り特に限定されないが、特開2010−24668号公報に固定部材2として詳述されている部材や、特開2012−246697号公報に固定部材2として詳述されている部材が、本発明の固定部材2として好適に使用できる。
なお、図1及び図2に記載した実施例における固定部材2は、図3及び図4に記載されているように、本体2aと、本体の前後に取り付けられた前後板2bと、本体の下部に貼着された接着手段2cからなる。本体2aは矩形の下部板2a1と、この下部板2a1の長辺側の端縁から立設された側板2a3と、2枚の側板2a3の内壁から対向するように横設された摺動板2a4と、該摺動板2a4の下にこの摺動板2a4と同様の態様で設けられた仮置き板2a5からなる。
前後板2bは本体2aの前端及び後端を全部隠すように設けてもよいが、雨の際など、本体2aの中に侵入した水分を排出するため、図3bに示すように、下端を空けて設けるのが好ましい。
接着手段2cは、ビス穴2a2により、固定部材2を後述の基礎ブロックや傾斜ブロック等と固着する際に、固定部材2を仮止めしてビスによる固定を容易にするか、または固定力を補強するためのものである。具体的な態様は特に限定されず、粘着剤や接着剤を固定部材2の裏面全体に塗布してもよいが、図4(a)(b)に示すように、裏面の縁部に両面テープを貼り付けるようにすれば、容易に接着手段2cを設けることができ、且つ十分な接着力を得ることができる。
本発明における支柱部材3は、太陽光利用パネルを所定の高さに持ち上げるための部材である。その形状・構造は、所定の高さを有するとともに、後述の調節部材4やレベラー部材6を固着可能であり、且つ太陽光利用パネルPを装着する妨げにならない限り特に限定されないが、具体的には、長板状、円柱状、半円柱状、角柱状、板状部材を断面L字状に折り曲げた形状(L柱状)、板状部材を断面コ字状に折り曲げた形状(コ柱状)等が例示できる。この中でも、コ柱状は穴加工や組み立てがしやすく、変形等がしにくいため、最も好ましい。
なお、図1、図2に示した実施例で使用されている支柱部材3は、コ柱状の長尺部材である(図5(a)〜(c)参照)。この支柱部材3の上部には、後述のレベラー部材6を設置するための上部孔3aが設けられ、下部には後述の調節部材4を固着するための下部孔3bが設けられている。
本発明において調節部材4とは、固定部材2の上で摺動可能に着設されるとともに、支柱部材3を固定部材2上に固定するための部材である。その形状・構造は、固定部材2の上で摺動可能であるともに、支柱部材3を固定部材2の上に固着できるかぎり特に限定されないが、図1、図2に示した実施例で使用されている調節部材4は、側面視略L字状の上部材4aと、板状の下部材4bからなる(図6参照)。この調節部材4の上部材4aには支柱部材3と固着されるためのビス孔4a1と、下部材4bに連結するためのネジ孔4a2が設けられている。この例では、図6(c)に示されるように、上部材4aと下部材4bがネジ4cで連結されるとともに、上部材4aが支柱部材3の下部孔3bに固着される。上部材4aと下部材4bの間には固定部材2の摺動板2a4が挟持されており、ネジ4cを締めると上部材4aと下部材4bの間で摺動板2a4が締め付けられ、これにより調節部材4及び該調節部材4に固着された支柱部材3が固定部材2上に固定される。ネジ4cを緩めれば上部材4aと下部材4bの間の狭圧がなくなって摺動板2a4が開放され、これにより調節部材4及び該調節部材4に固着された支柱部材3が固定部材2上で摺動可能になる。
本発明における保持金具5は、太陽光利用パネルPを保持するための部材である。本発明において保持金具5は、単独で太陽光利用パネルPを保持できるように構成してもよいが、図7に示すように、保持金具5と後述のレベラー部材6の間で太陽光利用パネルPを挟持するように構成すれば、構造が単純で部品点数も少なく、安価に製造できる。
保持金具5の具体的な形状、構造は太陽光利用パネルPの端部を保持できる限り、特に限定されない。図1及び図2に示した実施例においては、図7(a)に示すように、押圧部材5aと厚み調整部材5bを取り付け棒5cに取り付け、押圧部材5aで厚み調整部材5bと太陽光利用パネルPの端部を両方を同時に押圧するように構成されている。このように構成すれば、厚さが異なる太陽光利用パネルであっても、厚み調整部材5bを換えることにより、同様の構成で好適に保持することができる。
なお、一定厚みの太陽光利用パネルPだけを使用する場合、図7(b)のように、厚み調整部材を使用せずに太陽光利用パネルPを保持できるように構成してもよい。あるいは、図7(c)のように、太陽光利用パネルPに接続用の突起P1が設けられているような場合には、押圧部材5aを接続用の突起P1と係合するような形状としてもよい。
本発明におけるレベラー部材6は、横板部6aと縦板部6bからなる。これらのうち横板部6aは上記の保持金具5を固着するための部分であるが、その形状、構造は保持金具5が固着できる限り、特に限定されない。図1及び図2に示した実施例における横板部6aは、図8(a)に示すように、取り付け棒5cを挿通するための取り付け孔6a1が2つ穿設された板状部材である。
本発明で使用するレベラー部材6の縦板部6bは、支柱部材3上で上下に摺動可能に着設されるとともに、適当な高さで固定可能な部材であるが、その形状、構造は支柱部材3上で、必要に応じて摺動させることができ、必要に応じて固定することができる限り、特に限定されない。図1及び図2に示した実施例における縦板部6bは、図8(b)に示しすように、中央付近に長孔6b1が縦板部6bの長さ方向に穿設された板状部材である。
本発明で使用するレベラー部材6において、横板部6aと縦板部6bは角度をつけて連接されている。横板部6aと縦板部6bがなす角度の好ましい角度については、太陽光利用パネルPの取り付け構造や太陽光利用パネルPの設置角度によっても異なるため、一概には言えないが、太陽光利用パネルPを支柱部材3に対して直交する角度に取り付ける場合には、図9(a)に示すように、横板部6aと縦板部6bがなす角度αを直角にすればよい。また、例えば支柱部材3を地面に対して垂直に立設し、太陽光利用パネルPを地面に対し角度をつけて設置する場合には、図9(b)に示すように、横板部6aと縦板部6bがなす角度αを大きくすればいい。なお、横板部6aと縦板部6bがなす角度αを95〜120°、更に好ましくは100〜115°とすれば、支柱部材3を垂直に設置した場合に太陽光利用パネルPの角度が5〜30°、あるいは10〜25°という好ましい設置角度となる。
図9(a)(b)に示した例では、横板部6aと縦板部6bがなす角度αが固定されていたが、本発明においてはこの角度αを可変にしてもよい。横板部6aと縦板部6bがなす角度を可変にする方法は特に限定されないが、図10に示すように、ヒンジ構造6cを介して横板部6aと縦板部6bを蝶着する方法が例示できる。
このようなレベラー部材6を使用すれば、支柱部材3の高さを変えるだけで、太陽光利用パネルPの設置角度を任意に設定することができる。
本発明によるレベラー部材6は、横板部6aに保持金具を固着し、さらに縦板部6bを支柱部材3に着設して使用する。上述の通り、縦板部6bは支柱部材3の上で摺動可能なので、保持金具5の高さをレベラー部材6により微調整できるようになっている。また、適当な高さでレベラー部材6を支柱部材3に固着できるように構成される。レベラー部材6と支柱部材3の具体的な着設方法は、上記のような微調整及び固着が出来る限り特に限定されないが、図1に記載された実施例では、図2及び図11に示すように、ボルト及びナット6dを支柱部材3の上部孔3aとレベラー部材6の長孔6b1に挿通することにより、レベラー部材6が支柱部材3上で摺動できるように構成されている。また、ボルト及びナット6dを緊締することにより、レベラー部材6を支柱部材3上に固着できるようになっている。
本発明では、上述の取り付け具1を用いて、水平状面に太陽光利用パネルPを取り付ける。より詳しくは、図12に示すように、基礎ブロック7の上に上記の取り付け具1を、図示しないがボルト、ナット等で固着し、この取り付け具の保持金具5で太陽光利用パネルPの縁部を保持することにより、水平状面に太陽光利用パネルを取り付けることが出来る。
このようにすれば、太陽光利用パネルPを適当な高さに保持できるので、太陽光利用パネルPの下に配線等を好適に配置することができ、さらに、太陽光利用パネルが低すぎたり高すぎたりすることによる弊害を防ぐことができる。また、水平状面に不陸があったとしても、レベラー部材6を調節することにより、太陽光利用パネルPを一定の高さに容易に保持することができる。
本発明で用いる基礎ブロック7は、太陽光利用パネルPが風等により飛ばされるのを防ぐためのものであり、十分な重さが必要である。基礎ブロックの材質は十分な強度と重さが得られるものであればどのようなのでも良いが、安価で手に入れやすいという点でコンクリートが好ましい。
通常の場合、市販のコンクリートブロックを本発明における基礎ブロック7として使用できるが、風が強い場所に太陽光利用パネルPを取り付けるような場合には、金属製の基礎ブロック7を用いたり、通常のコンクリートブロックを2個以上結束して用いたり、地面にアンカーにより固定したりして太陽光利用パネルPが吹き飛ばされるのを防ぐことができる。
太陽光利用パネルPを水平状面に取り付ける場合、適当な傾斜角をつけて取り付ければ、太陽光利用パネルPに降り積もった埃を、降雨等により自動的に洗い流すことができる。但し、傾斜角が大きすぎると、風の影響を受けて飛ばされやすくなるので、当該太陽光利用パネルPを設ける土地の降雨量や風速を考慮して、適切な傾斜角度を算出する。
降雨量や風速を考慮すれば、一般的な傾斜角度は5〜30°、好ましくは10〜25°程度である。太陽光利用パネルPをこのような傾斜状に取り付けるには、図13に示すように、短い支柱部材3を備える前側用取り付け具1Fと長い支柱部材を備える後側用取り付け具1Rを用いて太陽光利用パネルを保持する構造とすればよい。
図13に示された太陽光利用パネルPの取り付け構造において、取り付け具1は基礎ブロック7の上に直接固着されている。このような構造の場合、支柱部材3は地面に対して、ほぼ垂直に立設されるため、好適に太陽光利用パネルを取り付けるには、例えば図9(b)に記載されているような横板部6aと縦板部6bが直角よりも大きな角度で連結されているレベラー部材6や、図10に示されるような横板部6aと縦板部6bがなす角度を自由に変更できるレベラー部材6を用いる等の方法により、支柱部材3に対して傾斜状に太陽光利用パネルPを保持する必要が生じる。
太陽光利用パネルPを傾斜状に取り付ける別の方法としては、図14、図15に示すように、基礎ブロック7と取り付け具1の間に傾斜ブロック8を設ける方法が例示できる。このような構造だと、太陽光利用パネルPを支柱部材3に対して直角に設けることができ、その分、取り付け構造が安定し易く、強い構造体を得ることができる。また、傾斜ブロック8の分だけ重量が増すため、風などの外力に対する安定性が増す。
なお、図9(b)や図10に記載されているようなレベラー部材6と、図15に記載されているような傾斜ブロック8の両方を併用することも可能である。この場合、太陽光利用パネルPの傾斜角の自由度が大きく向上する。
上記したとおり、本発明の太陽光利用パネルの取り付け具及び取り付け構造は、部品点数が少なく安価で、設置箇所が不陸である場合でも容易に施工できるとともに、太陽光利用パネルの設置高さや取り付け角度を調節しやすいので該パネルを発電効率の高い傾斜角度で取り付けできるとともに、埃等が雨により自動的に洗い流されるので高い発電効率を維持し、更に、雨や風の影響を受けにくいので、極めて有用性の高いものである。
1 取り付け具
1F 前側用取り付け具
1R 後側用取り付け具
2 固定部材
2a 本体
2a1 下部板
2a2 ビス穴
2a3 側板
2a4 摺動板
2a5 仮置き板
2b 前後板
2c 接着手段
3 支柱部材
3a 上部孔
3b 下部孔
4 調節部材
4a 上部材
4a1 ビス孔
4a2 ネジ孔
4b 下部材
4c ネジ
5 保持金具
5a 押圧部材
5b 厚み調整部材
5c 取り付け棒
6 レベラー部材
6a 横板部
6a1 取り付け孔
6b 縦板部
6b1 長孔
6c ヒンジ構造
6d ボルト及びナット
7 基礎ブロック
8 傾斜ブロック
10 取り付け構造
P 太陽光利用パネル
P1 接続用の突起

Claims (6)

  1. 水平状面に太陽光利用パネルを列設するための取り付け具であって、
    地面に対して固定される固定部材と、
    太陽光利用パネルを所要の高さに持ち上げるための支柱部材と、
    固定部材の上で摺動可能に着設されるとともに、支柱部材を適当な位置で固定するための調節部材と、
    太陽光利用パネルを固定するための保持金具と
    保持金具を固着するための横板部と、支柱部材上で上下に摺動可能に着設されるとともに、適当な高さで固定可能な縦板部からなるレベラー部材を備えることを特徴とする太陽光利用パネルの取り付け具。
  2. レベラー部材の縦板部と横部材との角度が95〜120°で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光利用パネルの取り付け具。
  3. レベラー部材の縦板部と横板部との角度が可変であることを特徴とする請求項1に記載の太陽光利用パネルの取り付け具。
  4. 基礎ブロックに請求項1乃至3のいずれか1項に記載の取り付け具の固定部材が固着され、当該取り付け具の保持金具で太陽光利用パネルの縁部が保持されていることを特徴とする太陽光利用パネルの取り付け構造。
  5. 短い支柱部材を備える前側用取り付け具と、長い支柱部材を備える後側用取り付け具を用い、太陽光利用パネルが5〜30°の傾斜状に保持されていることを特徴とする請求項4に記載の太陽光利用パネルの取り付け構造。
  6. 基礎ブロックと取り付け具の間に、取り付け具を傾斜させて固着するための傾斜ブロックが介設されていることを特徴とする請求項5に記載の太陽光利用パネルの取り付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112234921A (zh) * 2020-10-15 2021-01-15 合肥凌山新能源科技有限公司 一种用于太阳能电池板安装的可调式辅助安装支架

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