JP3153925U - 太陽電池パネルの架台構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】夏期あるいは冬期においての太陽の日中での高さ位置の変動に合わせて太陽電池パネルの傾斜角度を自由に変えることができる太陽電池パネルの架台構造を提供する。【解決手段】太陽電池パネルPを揺動可能に取り付ける中央支承部2を備えた架台1と、太陽電池パネルPの端部から架台1に架け渡した伸縮機構6,7とを備える。伸縮機構6,7の伸縮調整で架台1に対する太陽電池パネルPの傾斜角度を任意角度に調整可能にする。伸縮機構6,7は、太陽電池パネルPの上端部から架台1に架け渡した上端側伸縮機構6と、太陽電池パネルPの下端部から架台1に架け渡した下端側伸縮機構7とを備える。伸縮機構6,7は、太陽電池パネルPの端部に揺動可能に取り付けた支持アーム体8と、架台1に揺動可能に取り付けて、支持アーム体8にスライド調整手段10で長さ調整するように装着したスライド調整アーム体9とから成る。【選択図】図3

Description

本考案は、屋根または地上等に複数並べて設置される太陽電池パネルの傾斜角度を、季節によって変動する太陽高さ位置に対応して任意の角度に調整変更可能とした太陽電池パネルの架台構造に関する。
近年、クリーンエネルギーといわれる太陽光発電に使用される太陽電池パネルを複数並べた屋根設置型または地上設置型等の太陽光発電システムが注目されてきている。すなわち、太陽光発電システムは、太陽電池パネルを太陽の方向に向けることで太陽エネルギーを受光し、当該太陽電池パネルから得られる直流を交流に変換するDC/AC変換装置を設けることにより電力が得られるように構成されている。
このための従来における太陽電池パネルの取り付けは、鋼材を組合せたトラスフレームを基礎に取付けた支持構造物や、傾斜したコンクリートブロックに太陽電池パネルを取付ける支持構造物等が提案されていた。
例えば、特許文献1に開示されているように、道路標識や視線誘導標等を固定する支柱上端への傾斜パネルの取付構造が存在する。この傾斜パネルの取付構造は、道路周辺に設置されている支柱上端に差し込まれる取付用角形管を備え、該取付用角形管の一方の端部に傾斜面が形成され、該傾斜面に太陽電池パネルがビス等の締結手段によって固定されるものとしている。
また、特許文献2に開示されているように、浄水場や下水処理場等の屋外に設置する太陽電池付貯水槽が存在する。この太陽電池貯水槽は、貯水槽の周囲に、鉄骨フレームに鋼板またはガラス板を貼り付けた壁面が立設され、該壁面上には、太陽光を効率良く受光するために南側に傾斜して成る屋根部が設置され、該屋根部に太陽電池パネルが貼り付けられたものとしている。
また、特許文献3に開示されているように、太陽電池パネルを複数並べて取付けることができる太陽電池パネル支持構造および太陽光発電システムが存在する。この支持構造およびシステムは、施工地に所定間隔で立設した複数の架台と、架台間に掛け渡した支持材と、支持材に設けた太陽電池パネルを取付ける太陽電池パネル取付部とを備え、架台は上面全部または一部を所定の傾斜角で傾斜させ、この傾斜面に支持材を取り付けて太陽電池パネルを傾斜状態で支持するものとしている。
特開2004−251035号公報 特開2005−232843号公報 特開2007−35849号公報
しかしながら、従来においては、特許文献1による傾斜パネルの取付構造の場合、取付用角形管に形成された傾斜面に太陽電池パネルがビス等の締結手段によって固定されるとしているため、夏期あるいは冬期においての太陽の日中での高さ位置の変動に合わせて太陽電池パネルの傾斜角度を変える場合には、取付用角形管自体を長さの異なるものに交換しなければ、太陽電池パネルの傾斜角度を変えることができない。
また、特許文献2による太陽電池付貯水槽の場合、太陽光を効率良く受光するよう南側に傾斜して成る屋根部に太陽電池パネルが貼り付けられるため、夏期あるいは冬期においての太陽の日中での高さ位置の変動に合わせて太陽電池パネルの傾斜角度を変える場合には、傾斜角度の異なる屋根部に交換しなければならず、その手間は極めて面倒である。
また、特許文献3による太陽電池パネル支持構造およびシステムの場合、架台の傾斜面に支持材を介して太陽電池パネルを傾斜状態で支持しているため、太陽電池パネルの傾斜角度を変えるには、傾斜角度の異なる架台を別に用意し、これらに交換しなければならず、また、一時的にでも使用しない架台の保管等を要する。
このように夏期あるいは冬期等の季節に異なっている太陽の日中での高さ位置の変動に合わせて太陽電池パネルの傾斜角度を自由に変えることができないから、太陽エネルギーの受光量が減少して発電効率が悪くなってしまう。しかも、冬期における積雪量が多い地域では、上記した従来技術のように若干の傾きを有しながらも殆ど寝かせた状態にある太陽電池パネルでは、当該太陽電池パネル上面に雪が降り積もって遮光されてしまうことにより発電効率が悪くなるという問題点を有していた。
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、夏期あるいは冬期等の各季節においての太陽の日中での高さ位置の変動に合わせて太陽電池パネルの傾斜角度を自由に変えられるようにすることで、太陽エネルギーの受光量を大きくすることができ、これによって良好な発電効率が得られるようにした太陽電池パネルの架台構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本考案にあっては、屋根または地上に設置される太陽電池パネルPの架台構造であって、太陽電池パネルPの略中央部分が揺動可能に取り付けられる中央支承部2を備えた架台1と、太陽電池パネルPの端部から架台1に架け渡された伸縮機構(6,7)とを備え、該伸縮機構(6,7)の伸縮調整によって架台1に対する太陽電池パネルPの傾斜角度を任意の角度に調整可能としたものである。
伸縮機構(6,7)は、太陽電池パネルPの上端側から架台1に架け渡される上端側伸縮機構6と、太陽電池パネルPの下端側から架台1に架け渡される下端側伸縮機構7とを備えて成るものとできる。
伸縮機構(6,7)は、太陽電池パネルPの端部に揺動可能に取り付けられた支持アーム体8と、架台1に揺動可能に取り付けられたスライド調整アーム体9とを備え、該スライド調整アーム体9は、支持アーム体8に装着され、スライド調整手段10によって任意の長さに調整可能とした構成とすることができる。
スライド調整手段10は、支持アーム体8とスライド調整アーム体9とが締結手段(19,20)で締結可能となるよう、支持アーム体8の端側に対向貫設された支持アーム側ボルト挿入孔11と、該支持アーム側ボルト挿入孔11に対応すべくスライド調整アーム体9に任意の間隔毎に対向貫設された複数の調整アーム側ボルト挿入孔12とを備えて成るものとすることができる。
スライド調整手段10は、締結手段(19,20)の締結力でスライド調整アーム体9が支持アーム体8によって挟持固定されるよう、支持アーム体8の端側に対向貫設された支持アーム側ボルト挿入孔11と、該支持アーム側ボルト挿入孔11に対応すべくスライド調整アーム体9の長手方向に沿って任意の長さに対向穿設された調整アーム側ボルト挿入長孔13とを備えて成るものとすることができる。
以上のように構成された本考案に係る太陽電池パネルの架台構造にあって、架台1は、伸縮機構(6,7)の伸縮調整によって太陽電池パネルPの傾斜角度を任意の角度に調整させる。
すなわち、伸縮機構(6,7)は、上端側伸縮機構6を伸長させ、下端側伸縮機構7を縮小させることで、太陽電池パネルPを中央支承部2を支点にして起立方向に揺動させるものとなり、これによって例えば冬期における日中での低い位置にある太陽に向けて太陽電池パネルPを対向させる。
また、伸縮機構(6,7)は、上端側伸縮機構6を縮小させ、下端側伸縮機構7を伸長させることで、太陽電池パネルPを中央支承部2を支点にして倒伏方向に揺動させるものとなり、これによって例えば夏期における日中での高い位置にある太陽に向けて太陽電池パネルPを対向させる。
さらに、スライド調整手段10は、支持アーム体8に挿入されているスライド調整アーム体9を当該支持アーム体8から引き出したり、当該支持アーム体8に押し込んだりすることで、伸縮機構(6,7)自体を任意の長さに調整させる。
このとき、支持アーム側ボルト挿入孔11に任意の調整アーム側ボルト挿入孔12を合致させるか、あるいは調整アーム側ボルト挿入長孔13に沿って支持アーム側ボルト挿入孔11を相対スライドさせるかしてから、締結手段(19,20)として例えば両孔にボルト19を貫挿し、反対側からナット20で締結させることで、伸縮機構(6,7)自体を任意の長さに固定させる。
本考案によれば、夏期あるいは冬期等の各季節においての太陽の日中での高さ位置の変動に合わせて太陽電池パネルPの傾斜角度を自由に変えられることで、太陽エネルギーの受光量を大きくすることができ、これによって夏期、冬期のいずれであっても良好な発電効率が得られる。しかも、冬期での積雪量の多い積雪地域においては、日中での低い位置にある太陽に向けるように太陽電池パネルPを起立方向に揺動させることによって、太陽電池パネルP全面への雪の堆積が未然に防止される。
すなわち、これは本考案が、太陽電池パネルPの略中央部分が揺動可能に取り付けられる中央支承部2を備えた架台1と、太陽電池パネルPの端部から架台1に架け渡された伸縮機構(6,7)とを備え、該伸縮機構(6,7)の伸縮調整によって架台1に対する太陽電池パネルPの傾斜角度を任意の角度に調整可能としたからであり、これにより、特に太陽の高さ位置が季節によって変動する範囲が大きい北方地帯において、それに対応できることで極めて便利である。
また、伸縮機構(6,7)は、太陽電池パネルPの上端側から架台1に架け渡される上端側伸縮機構6と、太陽電池パネルPの下端側から架台1に架け渡される下端側伸縮機構7とを備えて成るので、上端側伸縮機構6を伸長させ、下端側伸縮機構7を縮小させることで、太陽電池パネルPを中央支承部2を支点にして起立方向に容易に揺動させることができ、これによって冬期における例えば日中での低い位置にある太陽に向けて太陽電池パネルPを確実に対向配置させることができる。また、上端側伸縮機構6を縮小させ、下端側伸縮機構7を伸長させることで、太陽電池パネルPを中央支承部2を支点にして倒伏方向に容易に揺動させることができ、これによって夏期における例えば日中での高い位置にある太陽に向けて太陽電池パネルPを確実に対向配置させることができる。
そして、伸縮機構(6,7)は、太陽電池パネルPの端部に揺動可能に取り付けられた支持アーム体8と、架台1に揺動可能に取り付けられたスライド調整アーム体9とを備え、該スライド調整アーム体9は、支持アーム体8に装着され、スライド調整手段10によって任意の長さに調整可能としたので、支持アーム体8に装着されているスライド調整アーム体9を当該支持アーム体8から引き出したり、当該支持アーム体8に押し込んだりすることで、伸縮機構(6,7)自体を任意の長さに調整することができ、これによって夏期あるいは冬期においての太陽の日中での高さ位置の変動に合わせて太陽電池パネルPの傾斜角度を自由に変えられる。
さらに、スライド調整手段10は、支持アーム体8とスライド調整アーム体9とが締結手段(19,20)で締結可能となるよう、支持アーム体8の開口端側に対向貫設された支持アーム側ボルト挿入孔11と、該支持アーム側ボルト挿入孔11に対応すべくスライド調整アーム体9に任意の間隔毎に対向貫設された複数の調整アーム側ボルト挿入孔12とを備えて成るので、支持アーム側ボルト挿入孔11に任意の調整アーム側ボルト挿入孔12を合致させ、締結手段(19,20)として例えば両孔にボルト19を貫挿し、反対側からナット20で締結させることで、伸縮機構(6,7)自体を任意の長さで確実に固定させることができる。
あるいは、スライド調整手段10は、締結手段(19,20)の締結力でスライド調整アーム体9が支持アーム体8によって挟持固定されるよう、支持アーム体8の端側に対向貫設された支持アーム側ボルト挿入孔11と、該支持アーム側ボルト挿入孔11に対応すべくスライド調整アーム体9の長手方向に沿って任意の長さに対向穿設された調整アーム側ボルト挿入長孔13とを備えて成るので、締結手段(19,20)の締結力を緩めてから、調整アーム側ボルト挿入長孔13に沿って支持アーム側ボルト挿入孔11を相対スライドさせ、締結手段(19,20)の締結力を強めることで、伸縮機構(6,7)自体を任意の長さで容易に固定させることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本考案が限定されるものではない。
本考案を実施するための一形態における架台の使用状態を示す側面図である。 同じく架台の使用状態を示す平面図である。 同じく架台の伸縮機構による動作を説明する側面図である。 同じく伸縮機構の一例を示すもので、(a)は図3におけるA部の要部断面図、(b)は図3におけるB部およびC部の一部省略断面図である。 同じく伸縮機構のスライド調整手段の具体例を示すもので、(a)は伸縮機構を締結手段で締結させる状態の要部斜視図、(b)は他のスライド調整手段による伸縮機構を締結手段で締結させる状態の要部斜視図である。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明すると、図において示される符号1は、太陽電池パネルPの傾斜角度を任意の角度に調整変更可能となるように支持するための架台である。該架台1は、図1および図2に示すように、例えば自動車Qを格納するカーポートRの屋根デッキプレートS上に所定間隔で複数個設置される太陽電池パネルPが、複数並べて支持できるように構成してある。また、太陽電池パネルPは、保持枠部4の内側に複数セットを連続して配置し、太陽電池パネルPから得られる直流を交流に変換するDC/AC変換装置を設けることにより、太陽光発電システムを構成している。
尚、本実施の形態では、自動車Qを格納するためのカーポートRにおいて太陽電池パネルPの架台構造を適用しているが、本考案はこれに何等限定されず、一般家屋、ビルその他の建築物の屋根上あるいは地上等に本考案に係る太陽電池パネルPの架台構造を適用しても良いことは勿論である。また、架台1の材料としては、例えば山形鋼・I形鋼・H形鋼等の形鋼や、角形・丸形等の鋼管・パイプ材等を採用しても良く、その素材も特に限定されない。
架台1は、図3に示すように、長尺な底フレーム1a、短尺な垂直フレーム1b、傾斜フレーム1cそれぞれによって全体が側面からみて略直角三角形となって枠組み形成されて成り、底フレーム1a側が屋根デッキプレートS上に例えばボルト・ナット等の締結手段等によって締着されている。
垂直フレーム1bと傾斜フレーム1cとが交差する頂部には、太陽電池パネルPが前後・上下方向に揺動可能となるように取り付けられる中央支承部2を備えている。すなわち、中央支承部2の具体的な構成としては、図4(a)に示すように、架台1の垂直フレーム1bと傾斜フレーム1cとが交差する頂部に左右一対の起立フランジによるブラケット3を突設し、該ブラケット3の略中央にはボルト挿入孔が穿設されている。一方、太陽電池パネルPが内側に組み込まれて成る保持枠部4の左右両側の略中央には、角筒体5の一端が例えば溶接等によって固着されており、角筒体5の左右側面にはボルト挿入孔が穿設されている。そして、ブラケット3の左右一対の起立フランジの間に角筒体5が挿入され、該角筒体5とブラケット3それぞれのボルト挿入孔を合致させた状態で、一端側から締結手段(19.20)である例えばボルト19を挿入し反対側からナット20をねじ込み締結することで架台1に対し太陽電池パネルPが前後・上下方向に揺動可能となるようにしている。
また、太陽電池パネルPの上端部には例えば共に丸パイプ材等の管材を使用した支持アーム体8とスライド調整アーム体9とから成る上端側伸縮機構6が架台1との間に架け渡すようにして設けられ、これに対応して、太陽電池パネルPの下端部には支持アーム体8とスライド調整アーム体9とから成る下端側伸縮機構7が架台1との間に架け渡すようにして設けられている。そして、両伸縮機構(6,7)の伸縮調整によって架台1に対する太陽電池パネルPの傾斜角度を、冬期または夏期における日中での太陽の高さ位置に応じて、例えば15°から65°の範囲内(図3参照)の任意の角度に調整して適宜変更できるようにしてある。
尚、本実施の形態では、太陽電池パネルPと架台1との間に上端側伸縮機構6および下端側伸縮機構7の2つの機構が備え付けられているが、上端側伸縮機構6または下端側伸縮機構7のいずれか1つの機構のみを採用しても良い。また、支持アーム体8およびスライド調整アーム体9は、丸パイプ材等の鋼管・管材等を使用する替わりに、例えば角形パイプ材、コ字型フレーム材、アングル材等の鋼材を採用しても良い。
すなわち、両伸縮機構(6,7)の具体的な構成としては、図4(b)に示すように、太陽電池パネルPの保持枠部4の側部上端および側部下端に、中央にボルト挿入孔が穿設された間隔の狭い左右一対の起立フランジによるパネル側ブラケット15を突設してある。そして、パネル側ブラケット15の起立フランジ相互間には、有底の支持アーム体8の底部下面に突設され且つ中央にボルト挿入孔が穿設された薄板状の支持アーム側支持片部16が挿入され、該支持アーム側支持片部16とパネル側ブラケット15それぞれのボルト挿入孔を合致させた状態で、一側面から締結手段(19.20)である例えばボルト19を挿入し、反対側面からナット20をねじ込み締結することで太陽電池パネルPに対し支持アーム体8が上下方向に揺動可能となるようにしている。
一方、架台1の傾斜フレーム1cおよび垂直フレーム1bには、太陽電池パネルPの保持枠部4の側部上端および側部下端の各パネル側ブラケット15に対応して、中央にボルト挿入孔が穿設された間隔の狭い左右一対の起立フランジによる架台側ブラケット17を突設してある。そして、架台側ブラケット17の起立フランジ相互間には、スライド調整アーム体9の底部下面に突設され且つ中央にボルト挿入孔が穿設された薄板状のアーム体側支持片部18が挿入され、該アーム体側支持片部18と架台側ブラケット17それぞれのボルト挿入孔を合致させた状態で、一側面から締結手段(19.20)である例えばボルト19を挿入し、反対側面からナット20をねじ込み締結することで太陽電池パネルPに対しスライド調整アーム体9が上下方向に揺動可能となるようにしている。
また、スライド調整アーム体9は、その開口端側が支持アーム体8の開口端側に装着され、スライド調整手段10によって任意の位置で固定可能となるようにしている。すなわち、スライド調整手段10は、図5(a)に示すように、支持アーム体8の開口端側に支持アーム側ボルト挿入孔11が対向して貫設されていると共に、該支持アーム側ボルト挿入孔11に対応すべくスライド調整アーム体9にはその長手方向に沿って任意の間隔毎に調整アーム側ボルト挿入孔12が対向して貫設されている。そして、長手方向に沿って形成された複数の調整アーム側ボルト挿入孔12のうち任意の調整アーム側ボルト挿入孔12を支持アーム側ボルト挿入孔11に合致させた状態で、一側面から締結手段(19.20)である例えばボルト19を挿入し、反対側面からナット20をねじ込み締結することで形成してある。
太陽電池パネルPの傾斜角度調整時には、締結手段(19,20)を一旦取り外して、支持アーム体8に対してスライド調整アーム体9をスライドさせ、長手方向に沿って形成された複数の調整アーム側ボルト挿入孔12のうち、所定の調整アーム側ボルト挿入孔12を支持アーム側ボルト挿入孔11に合致させた状態で、一側面から締結手段(19.20)である例えばボルト19を挿入し、反対側面からナット20をねじ込み締結することで架台1に対する太陽電池パネルPの傾斜角度を任意の角度に設定変更できるようにしている。
また、他のスライド調整手段10の構成としては、図5(b)に示すように、支持アーム体8の開口端側に支持アーム側ボルト挿入孔11が対向して貫設されると共に、該支持アーム側ボルト挿入孔11に対応すべくスライド調整アーム体9にはその長手方向に沿って任意の長さの調整アーム側ボルト挿入長孔13が対向して穿設される。そして、長手方向に沿って形成された調整アーム側ボルト挿入長孔13の任意の位置を支持アーム側ボルト挿入孔11に合致させた状態で、一側面から締結手段(19.20)である例えばボルト19を挿入し、反対側面からナット20をねじ込み締結することでスライド調整アーム体9は支持アーム体8によって挟持固定されるようにしてある。このとき、支持アーム体8の開口端側には、両支持アーム側ボルト挿入孔11とは別に一対のスリット部14が対向穿設されており、当該支持アーム体8を締結手段(19,20)による締結力によって圧縮しやすいようにしてある。
太陽電池パネルPの傾斜角度調整時には、締結手段(19,20)による締結力を一旦緩めておき、支持アーム体8に対してスライド調整アーム体9をスライドさせ、長手方向に沿って形成された調整アーム側ボルト挿入長孔13の所定の位置を支持アーム側ボルト挿入孔11に合致させた状態で、締結手段(19,20)による締結力を強めることでスライド調整アーム体9は支持アーム体8によって挟持固定され、これにより架台1に対する太陽電池パネルPの傾斜角度を任意の角度に設定変更される。
次に、以上のように構成された形態についての使用、動作の一例について説明すると、先ず、例えば冬期における日中での太陽が低い位置にある場合には、上端側伸縮機構6を伸長させ、下端側伸縮機構7を縮小させることで、太陽電池パネルPを中央支承部2を支点にして、例えば傾斜角度65°等となるよう起立方向に揺動させる(図3参照)。
一方、例えば夏期における日中での太陽が高い位置にある場合には、上端側伸縮機構6を縮小させ、下端側伸縮機構7を伸長させることで、太陽電池パネルPを中央支承部2を支点にして、例えば傾斜角度15°等となるよう倒伏方向に揺動させる(図3参照)。
また、春期、秋期等では、その傾斜角度を太陽の高さに合わせて所定の角度、例えば30°、45°等に設定すれば良く、必要があれば、支持アーム体8、スライド調整アーム体9それぞれにおける支持アーム側ボルト挿入孔11、調整アーム側ボルト挿入孔12、調整アーム側ボルト挿入長孔13において、それらの傾斜角度位置となる目盛り等を表示しておいても良い。尚、この目盛り等は、角度表示のものとしたり、異なる季節によっての角度調整位置を示す季節・月等表示のものとしたりしても良い。
このような両伸縮機構6,7においての伸縮調整は、図5(a)に示すように、両伸縮機構の締結手段(19,20)を一旦は取り外して、支持アーム体8に対してスライド調整アーム体9をスライドさせ、長手方向に沿って形成された複数の調整アーム側ボルト挿入孔12のうち、所定の調整アーム側ボルト挿入孔12を支持アーム側ボルト挿入孔11に合致させた状態で、一側面から締結手段(19.20)である例えばボルト19を挿入し、反対側面からナット20をねじ込み締結する。これによって冬期または夏期における日中での太陽の位置に向くような所定の傾斜角度に設定された太陽電池パネルPが配置される。
あるいは、図5(b)に示すように、締結手段(19,20)による締結力を一旦緩めておき、支持アーム体8に対してスライド調整アーム体9をスライドさせ、長手方向に沿って形成された調整アーム側ボルト挿入長孔13の所定の位置を支持アーム側ボルト挿入孔11に合致させた状態で、締結手段(19,20)による締結力を強めることでスライド調整アーム体9は支持アーム体8によって挟持固定される。これによって冬期または夏期における日中での太陽の高さ位置に合わせて太陽電池パネルPが当該太陽に対向配置される。
P…太陽電池パネル Q…自動車
R…カーポート S…屋根デッキプレート
1…架台 1a…底フレーム
1b…垂直フレーム 1c…傾斜フレーム
2…中央支承部 3…ブラケット
4…保持枠部 5…角筒体
6…上端側伸縮機構 7…下端側伸縮機構
8…支持アーム体 9…スライド調整アーム体
10…スライド調整手段 11…支持アーム側ボルト挿入孔
12…調整アーム側ボルト挿入孔 13…調整アーム側ボルト挿入長孔
14…スリット部 15…パネル側ブラケット
16…支持アーム側支持片部 17…架台側ブラケット
18…アーム体側支持片部 19…ボルト(締結手段)
20…ナット(締結手段)

Claims (5)

  1. 屋根または地上に設置される太陽電池パネルの架台構造であって、太陽電池パネルが揺動可能に取り付けられる中央支承部を備えた架台と、太陽電池パネルの端部から架台に架け渡された伸縮機構とを備え、該伸縮機構の伸縮調整によって架台に対する太陽電池パネルの傾斜角度を任意の角度に調整可能としたことを特徴とする太陽電池パネルの架台構造。
  2. 伸縮機構は、太陽電池パネルの上端側から架台に架け渡される上端側伸縮機構と、太陽電池パネルの下端側から架台に架け渡される下端側伸縮機構とを備えて成る請求項1記載の太陽電池パネルの架台構造。
  3. 伸縮機構は、太陽電池パネルの端部に揺動可能に取り付けられた支持アーム体と、架台に揺動可能に取り付けられたスライド調整アーム体とを備え、該スライド調整アーム体は、支持アーム体に装着され、スライド調整手段によって任意の長さに調整可能とした請求項1または2記載の太陽電池パネルの架台構造。
  4. スライド調整手段は、支持アーム体とスライド調整アーム体とが締結手段で締結可能となるよう、支持アーム体の端側に対向貫設された支持アーム側ボルト挿入孔と、該支持アーム側ボルト挿入孔に対応すべくスライド調整アーム体に任意の間隔毎に対向貫設された複数の調整アーム側ボルト挿入孔とを備えて成る請求項3記載の太陽電池パネルの架台構造。
  5. スライド調整手段は、締結手段の締結力でスライド調整アーム体が支持アーム体によって挟持固定されるよう、支持アーム体の端側に対向貫設された支持アーム側ボルト挿入孔と、該支持アーム側ボルト挿入孔に対応すべくスライド調整アーム体の長手方向に沿って任意の長さに対向穿設された調整アーム側ボルト挿入長孔とを備えて成る請求項3記載の太陽電池パネルの架台構造。
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