JP2016013087A - 昆布削り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】白板昆布を製造するための昆布削り装置を提供する。
【解決手段】吸引テーブルが配設された昆布載置台と、前記昆布載置台に対向して配設され、水平方向に往復可能な削り出し部と、前記吸引テーブルを前記削り出し部に向かって上下動させる吸引テーブル駆動機構と、削り出し部を往復させる削り出し部駆動機構と、前記吸引テーブルに載置した昆布を吸引固定するための吸引機構とを有する、昆布削り装置である。吸引固定によれば、粘度のある昆布を固定でき、前記削り出し部駆動機構によって白板昆布を製造することができる。
【選択図】図1
【解決手段】吸引テーブルが配設された昆布載置台と、前記昆布載置台に対向して配設され、水平方向に往復可能な削り出し部と、前記吸引テーブルを前記削り出し部に向かって上下動させる吸引テーブル駆動機構と、削り出し部を往復させる削り出し部駆動機構と、前記吸引テーブルに載置した昆布を吸引固定するための吸引機構とを有する、昆布削り装置である。吸引固定によれば、粘度のある昆布を固定でき、前記削り出し部駆動機構によって白板昆布を製造することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、白板昆布を製造しうる昆布削り装置に関する。
白板昆布は、おぼろ昆布を製造して残った下地であり、所定の形状に切り出され、押し寿司やさば寿司その他に使用される高級食材である。押し寿司の表面に酢味に調味した白板昆布を乗せると乾燥を防ぎ、また昆布のうまみで酢味を和らげることができる。また、白板昆布は、縁起物として正月の鏡餅の上に載せ、または結納飾りに用いられることもある。しかしながら、おぼろ昆布の副産物として得られるため生産量が少ない。というのも、とろろ昆布は、複数枚の昆布を圧縮した昆布塊の側面を削り出して製造できるため、機械的な生産が一般的であるが、おぼろ昆布は乾燥昆布の表面を削り出して製造されるため、昆布の一端を足で固定し他端を手で把持して、アキタと称される削刃で昆布表面を人力で削り出して白板といわれる芯部分を残して製造される。その作業は熟練を要すると共に原藻昆布を一枚ずつ削り出すため、削り職人の減少と相まって、白板昆布の生産量は低減する状況にある。
このような状況下、おぼろ昆布を機械で製造する装置として、削刃を回転ドラムの周面に取付け、複数のプーリーに懸架された押さえベルトと回転ドラムとの間に原料昆布を供給し、回転ドラムを回転させることで前記押さえベルトで移送された原料昆布を前記削刃によって一端部から他端部へ向って薄く削り進むものがある(特許文献1)。押さえベルトと回転ドラムとで昆布を固定し、アキタによる手削りに代えて回転ドラムに取り付けた削刃で昆布表面を一枚ずつ削り出す装置である。特許文献1記載の装置は、回転ドラムに配設した削刃よりも少し回転方向に寄った周面に原料昆布用の角度調整具を設け、その調整具で削刃に対する原料昆布の角度を調整することで、原料昆布を薄く削ることができるというものである。
なお、とろろ昆布を製造するものとして、刃物と、刃物を固定する刃物台と、刃物台に連設させた水平シュート、刃物台の下部の設けた昆布押上機構からなるとろろ昆布製造装置もある(特許文献2)。圧縮され長方体に成形された昆布塊を昆布押上機構に載置し、昆布塊を押し上げつつ刃物を前後に摺動させ、昆布を薄層に削り出す装置である。
白板昆布は、おぼろ昆布を製造する際に残った下地を所定サイズに切断して製造されるものであるから、特許文献1記載のおぼろ昆布製造装置を使用すれば、下地、すなわち白板部を調製することができ、これを所定のサイズに切断すれば白板昆布を製造することができる。しかしながら、上記特許文献1に記載する昆布削り装置は、手作業に代えて回転ドラムに装着した削刃で原藻昆布を削りだすものであり、1枚の原料昆布を原料昆布の固い芯も全て余すところなく削る点に特徴がある。これは、白板部分もおぼろ昆布様に薄くおぼろ状に削り出すことを意味するものであり、所定の厚さを有する白板昆布を製造することはできない。
更に、特許文献1記載の装置は、押さえベルトの速度と回転ドラムの速度とを等速に制御し、押さえベルト上の昆布を回転ドラムに配した複数個の押さえローラで押圧して昆布を固定するものである。しかしながら、押さえベルトと回転ドラムとは異なるモータによって駆動処理されるため等速制御は容易でない。なお、特許文献2に記載されるとろろ昆布製造装置は、方形の昆布塊を刃物で削り出すものであり、昆布塊は自重によって昆布押上機構に固定される。このような状況下、表面を削り出すために、軽量かつ粘度のある昆布を安定かつ簡便に固定する固定手段の開発が望まれる。
また、一般に白板昆布は、予め下処理した原藻昆布を削り出す。前記特許文献1や特許文献2記載の装置は不定形のおぼろ昆布やとろろ昆布を製造する装置であるため、白板昆布を製造するための原藻昆布の下処理に関する記載はない。しかしながら削り出しを好適に行える成形加工機構を併設すれば一連の工程によって白板昆布を製造することができ便利である。従って、昆布の削り出しと共に原藻昆布の成形加工機構を有する昆布削り装置の開発が望まれる。
上記現状に鑑み、本発明は昆布から白板昆布を製造できる昆布削り装置、更に、昆布削り装置で削り出すに好適な昆布を調製できる昆布成形装置を連設する昆布削り装置を提供することを目的とする。
本発明者は、柔軟かつ粘度のある昆布は、吸引により安定に固定できること、削刃を固設する削り出し部を昆布表面に往復運動させると、簡便に昆布を一定厚に削りだせること、昆布表面の色調に応じて昆布と削刃の刃先との距離を調整すると、所望の厚さの白板昆布を削り出せることなどを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、吸引テーブルが配設された昆布載置台と、
前記昆布載置台に対向して配設され、水平方向に往復可能な削り出し部と、
前記吸引テーブルを前記削り出し部に向かって上下動させる吸引テーブル駆動機構と、
前記削り出し部を往復させる削り出し部駆動機構と、
前記吸引テーブルに載置した昆布を吸引固定するための吸引機構とを有する、昆布削り装置を提供するものである。
前記昆布載置台に対向して配設され、水平方向に往復可能な削り出し部と、
前記吸引テーブルを前記削り出し部に向かって上下動させる吸引テーブル駆動機構と、
前記削り出し部を往復させる削り出し部駆動機構と、
前記吸引テーブルに載置した昆布を吸引固定するための吸引機構とを有する、昆布削り装置を提供するものである。
また本発明は、前記吸引テーブルの天面部は、載置される昆布の中帯部の形状に対応する凹部を有することを特徴とする、前記昆布削り装置を提供するものである。
また本発明は、前記削り出し部は、前記吸引テーブルに載置した昆布を固定する昆布固定枠をスライド可能に収納する、前記昆布削り装置を提供するものである。
また本発明は、更に、前記吸引テーブルに載置した昆布の表面の色調を解析する解析装置とが配設され、
前記解析装置の解析結果に基づいて前記吸引テーブル駆動機構が、前記吸引テーブルを削り出し部に向かって上昇および/または下降させることを特徴とする、前記昆布削り装置を提供するものである。
前記解析装置の解析結果に基づいて前記吸引テーブル駆動機構が、前記吸引テーブルを削り出し部に向かって上昇および/または下降させることを特徴とする、前記昆布削り装置を提供するものである。
また本発明は、更に、昆布を前記吸引テーブルに導入し、および前記吸引テーブルから排出する搬送機構を有することを特徴とする、前記昆布削り装置を提供するものである。
また本発明は、更に、昆布の表面にスチームを噴霧して加湿する加湿機構と、
前記加湿機構で加湿された昆布を扁平に熨す熨し機構と、
前記熨し機構で扁平に熨された昆布の水分量を調整する水分調整機構とを備える昆布成形装置とを含むことを特徴とする、前記昆布削り装置を提供するものである。
前記加湿機構で加湿された昆布を扁平に熨す熨し機構と、
前記熨し機構で扁平に熨された昆布の水分量を調整する水分調整機構とを備える昆布成形装置とを含むことを特徴とする、前記昆布削り装置を提供するものである。
また本発明は、前記昆布成形装置は、前記熨し機構に次いで扁平に熨された昆布に多孔を形成する多孔形成機構を備え、
前記水分調整機構は、前記多孔形成機構で多孔が形成された昆布の水分量を調整するものである、前記昆布削り装置を提供するものである。
前記水分調整機構は、前記多孔形成機構で多孔が形成された昆布の水分量を調整するものである、前記昆布削り装置を提供するものである。
本発明によれば、昆布表面の褐色層を削りだした後に削刃を往復させて白板昆布を製造することができる。吸引テーブルを使用して吸引固定するため、粘度のある昆布でも安定して固定され、均一な厚さの白板昆布を製造することができる。
本発明の第一は、吸引テーブルが配設された昆布載置台と、
前記昆布載置台に対向して配設され、水平方向に往復可能な削り出し部と、
前記吸引テーブルを前記削り出し部に向かって上下動させる吸引テーブル駆動機構と、
前記削り出し部を往復させる削り出し部駆動機構と、
前記吸引テーブルに載置した昆布を吸引固定するための吸引機構とを有する、昆布削り装置である。更に、前記吸引テーブルに載置した昆布の表面の色調を解析する解析装置とが配設され、
前記解析装置の解析結果に基づいて前記吸引テーブル駆動機構が、前記吸引テーブルを削り出し部に向かって上昇および/または下降させるものであってもよい。以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
前記昆布載置台に対向して配設され、水平方向に往復可能な削り出し部と、
前記吸引テーブルを前記削り出し部に向かって上下動させる吸引テーブル駆動機構と、
前記削り出し部を往復させる削り出し部駆動機構と、
前記吸引テーブルに載置した昆布を吸引固定するための吸引機構とを有する、昆布削り装置である。更に、前記吸引テーブルに載置した昆布の表面の色調を解析する解析装置とが配設され、
前記解析装置の解析結果に基づいて前記吸引テーブル駆動機構が、前記吸引テーブルを削り出し部に向かって上昇および/または下降させるものであってもよい。以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、昆布削り装置100の断面図であり、便宜のため昆布Sを載置した状態を示す。図1において、符合10は昆布載置台、11は吸引テーブル、13は吸引テーブル駆動機構、15は吸引機構、20は削り出し部、23は削刃、25は削り出し部駆動機構、27a、27bは回転ローラ、30は解析装置、40a、40b、40cおよび40dは、それぞれ送り出しローラであり、搬送機構40を構成している。なお、搬送機構40は、図示しない送り出しローラ駆動機構によって制御されている。
昆布載置台10の略中央に吸引テーブル11が配設される。吸引テーブル11の表面には多数の貫通孔が形成され、吸引機構15を駆動することで、吸引テーブル11の上部を被覆する昆布を吸引テーブル11の表面に吸引固定することができる。削り出し部20には削刃23が固設され、削り出し部駆動機構25によって水平方向に往復することができる。なお、削り出し部駆動機構25の構成に限定はないが、例えば、ボールネジ25aと、ボールネジ25aに装着される可動部25bと、可動部25bをボールネジ25a上で移動させるモータ25cとからなるものを使用することができる。削り出し部20は、可動部25bに固設され、可動部25bがボールネジ25aに沿って往復移動すると削り出し部20もこれに対応して昆布載置台10の上部で水平に往復移動する。
削り出し部20には、削刃23が固設されている。昆布Sに対する削刃23の角度θは、155±10°、より好ましくは155±5°、特に好ましくは156±1°である。削り出し部20は、昆布載置台10に対向して配設され、削り出し部駆動機構25の駆動によって水平方向に往復することができる。削り出し部20を水平方向に移動させると、昆布載置台10に載置した昆布Sが削刃23によって薄膜状に削り出される。なお、吸引テーブル11は、吸引テーブル駆動機構13によって上下動することができ、これによって昆布Sの表面と削刃23の刃先との距離が調整され、昆布Sを削る厚さが制御される。昆布Sの表面と削刃23の刃先との距離が狭いと薄層に、広いと厚みを持って昆布が削り出される。
昆布載置台10には、搬送機構40を構成する送り出しローラ40a等が回転可能に固設され、削り出し部20の下部には、前記送り出しローラ40a等と対向する位置にそれぞれ回転ローラ27a、27bが配設される。回転ローラ27a等は昆布載置台10に向かう押圧力が付加されるように、それぞれ弾性部材28a、28bが配設される。なお、弾性部材28a、28bは、削り出し部20のいずれかに固設されている。昆布載置台10に供給された昆布Sは、昆布載置台10に回転可能に固設された送り出しローラ40a等と削り出し部20に配設された回転ローラ27aとの間に挟持され、送り出しローラ40a、40b等の回転に従って移動する。
昆布削り装置100には、解析装置30を配設するものであってもよい。例えば、削り出し部20の下方に、昆布Sの表面の色調が観察し得る位置に固設する。解析装置30を吸引テーブル駆動機構13と連動させ、昆布Sの表面の色調に対応して吸引テーブル11を上下動させる。昆布は、中央の淡色部を上下の褐色層が挟む構成となっている。解析装置30が色調の褐色を検出する間はおぼろ昆布を削りだし、淡色を検出すると次の褐色を検出するまでの間、白板昆布を削り出す。
図2(A)は、昆布削り装置100の平面図であり、図2(B)はその部分断面図である。図2(A)において、便宜のため、吸引テーブル11上の昆布Sは一部を省略し、送り出しローラ40a、40b、40cおよび40dを透視させ、これらを破線で示した。送り出しローラ40a、40b、40cおよび40dは、昆布載置台10に載置される昆布Sの横幅と略同じ長さのロール状である。削り出し部20に配設される回転ローラ27a、27bは、送り出しローラ40a等と対になるよう同サイズで構成されている。昆布Sが送り出しローラ40aと回転ローラ27aに挟持されると、回転ローラ27aの押圧によって昆布Sが平滑に加工される。
本願発明の昆布削り装置100において、吸引テーブル11は、吸引テーブル駆動機構13によって上下動可能な可動吸引部11aと、可動しない固定吸引部11bとによって構成される。吸引テーブル11の上部を被装する昆布Sは、可動吸引部11aと固定吸引部11bとによって吸引固定される。図2(B)に示すように、可動吸引部11aと固定吸引部11bによって昆布Sを吸引固定したまま可動吸引部11aのみを上昇させると、昆布Sが伸張しながら可動吸引部11aの表面に吸引固定される。なお、可動吸引部11aは、吸引テーブル駆動機構13によって10μm、20μm、30μmなどのピッチで上下動することができる。
昆布Sの褐色層を削り出す工程を、図3〜図5を用いて説明する。昆布Sは、図面の左側から右側に向かって移送される。図3(A)は、装置100の停止状態であり昆布Sは存在しない。削り出し部20は、図面右側の、昆布削り装置100の昆布排出側にある。
図3(B)に示すように、昆布Sが、図面左側の、昆布削り装置100の昆布供給側に供給されると、削り出し部駆動機構25の駆動によって削り出し部20が昆布供給側に移動する。削り出し部20の移動が終了すると、昆布載置台10に配設された送り出しローラ40a、40b、40cおよび40dが回転する。昆布Sは、削り出し部20に配設された回転ローラ27a、27bと送り出しローラ40a等との間に挟持され、送り出しローラ40a等の回転に伴って移動し、昆布Sの削り出し対象部が可動吸引部11aの上部を被覆するように移送される。
次いで、図3(C)に示すように、削り出し部駆動機構25の駆動によって削り出し部20が昆布載置台10の昆布排出側に移動する。削り出し部20には、回転ローラ27a、27bが配設され、弾性部材28a、28bによって昆布Sに押圧力が付加される。削り出し部20の移動によって昆布Sが平滑に加工される。なお、削り出し部20を複数回往復させることで、更に昆布Sを平滑化してもよい。
平滑加工が終了すると、削り出し部20は、昆布載置台10の昆布供給側に移動する。ついで、図4(D)に示すように、吸引テーブル11が吸引機構15によって昆布Sを吸引固定し、吸引テーブル駆動機構13によって可動吸引部11aが固定吸引部11bより上昇される。これにより、昆布Sが可動吸引部11aの上部に張架される。
次いで、図4(E)に示すように、削り出し部20を削り出し部駆動機構25によって昆布排出側に移動させると、可動吸引部11aの上部の昆布Sが削り出される。削り出し部駆動機構25によって削り出し部20を昆布供給側に移動させ、吸引テーブル駆動機構13の駆動によって可動吸引部11aを上昇させ、削り出し部20を削り出し部駆動機構25によって再度昆布排出側に移動させる。削り出し部20に配設した解析装置30と吸引テーブル駆動機構13とは連動しており、解析装置30は、昆布Sの色調、例えばPCS値などを検知し、淡色を示すPCS値となるまで吸引テーブル駆動機構13を同じピッチで上昇させ、おぼろ昆布を削り出す。
解析装置30が淡色を示すPCS値を検出すると、図5(F)に示すように、削り出し部20を昆布供給側に移動させ、吸引テーブル11の吸引を停止させ、吸引テーブル駆動機構13を駆動して可動吸引部11aを固定吸引部11bと同じ高さに下降させる。次いで、送り出しローラ40a、40b、40cおよび40dを回転させ、削り出し部20の回転ローラ27aまたは27bで昆布Sを挟持して可動吸引部11aの長さ分だけ昆布排出側に移動させる。
次いで、褐色層を有する昆布Sの新たな削り出し対象部が吸引テーブル11の上部を被覆すると、前記したように、吸引機構15によって吸引テーブル11で昆布Sを吸引固定し、吸引テーブル駆動機構13を駆動して可動吸引部11aを固定吸引部11bより上昇させ、昆布Sを吸引可動部11aの上部に張架させる。次いで、図5(G)に示すように、削り出し部20を水平移動させることで、解析装置30が淡色を検出するまで昆布Sの褐色層を削り出す。
図4(D)から図5(G)を繰り返すことで昆布Sの全長の褐色層を削り出す。
昆布Sの全範囲の褐色層の削り出しが終了すると、送り出しローラ40a、40b、40cおよび40dを逆回転させて昆布Sを昆布供給側に移送させる。
ついで、図4(D)から図5(G)を繰り返すことで昆布Sの全淡色層を削り出し、白板昆布を製造する。この際、吸引テーブル駆動機構13を駆動して可動吸引部11aを固定吸引部11bより上昇させるピッチは、所望の白板昆布の厚さに対応させる。なお、白板昆布を削り出す際は、図4(D)から図5(G)と相違して、解析装置30が、昆布Sの表面が淡色層の下部の褐色を示すPCS値を検出するまで削り出すものとする。PCS値が褐色を示した後に更に削り出しを継続すれば、褐色部からおぼろ昆布を製造することができる。
本発明の昆布削り装置100で使用する昆布は、例えば、加湿処理、熨し処理、多孔形成処理、水分調整処理によって、ゴミなどが除去され、平滑に熨されたものを好適に使用することができる。このような加工処理を行う装置として、一対の昆布移送コンベアに配設された加湿機構、熨し機構、多孔形成機構、水分調整機構を含む昆布成形装置を連設するものであってもよい。なお、加湿機構は、昆布の表面にスチームを噴霧して加湿する工程を、熨し機構は、加湿機構で加湿された昆布を扁平に熨す工程を、多孔形成機構は、扁平に熨された昆布に多孔を形成する工程を、水分調整機構は、昆布の水分量を調整する工程を行うものである。このような昆布成形装置200の一例を図6を用いて説明する。
図6において、符合90は昆布移送コンベア、50は加湿機構、60は熨し機構、70は多孔形成機構、80は水分調整機構である。送りローラ91の外周に網目状のベルト93が配設され、これらが上下一対(90A、90B)になって移送コンベア90を構成する。乾燥昆布などの原藻は、一対の昆布移送コンベア90の間に供給される。移送コンベア90の昆布供給側近傍に高温スチームなどを噴霧しうる加湿機構50が配設されている。ベルト93は網目状で構成されるため、移送コンベア90の上部および下部から高温スチームを供給すると昆布表面を加湿することができる。加湿により、水分量を10〜40%、より好ましくは15〜35%に調整する。なお、加湿液は水に限定されない。例えば食酢や調味液自体、またはこれらを含む水溶液であってもよい。加湿機構50により高温スチームを付与することで、原藻表面の不純物やゴミ等を取り除くこともできる。
上部移送コンベア90Aと上部移送コンベア90Bとの間に、拡幅ヘラ61、押さえローラ63、ガイド65a、65bとからなる熨し機構60が配設される。拡幅ヘラ61と押さえローラ63とによって昆布Sを挟み、拡幅ヘラ61を押さえローラ63の方向に押圧すると、昆布Sが拡幅ヘラ61によって幅方向に熨される。このような拡幅ヘラ61としては、加湿機構によって柔軟かつ粘性を帯びた昆布表面を扁平に押圧しうるものを広く使用することができる。昆布Sとの接触面がゴム製であれば、昆布Sの損傷を防止しつつ拡幅することができる。なお、拡幅ヘラ61の前後にガイド65a、65bを配設することで、拡幅ヘラ61による熨し作業を効率的に行うことができる。なお、熨し機構60による処理に先立ち、または熨し機構60の後に、加湿処理された原藻を、回転ブラシなどの回転によって昆布表面に付着するゴミや小石などを除去してもよい。
移送コンベア90の端部には、一対の針付きローラで構成される多孔形成機構70が配設されてもよい。たとえば、針の突出長さは50〜100μmであり、原藻の表面に針穴を設けて多孔を形成する。多孔形成された白板昆布は、調味液を含水することができるため、調理時間を短縮することができる。なお、多孔形成機構70はなくてもよい。
加湿機構50で加湿され、熨し機構60で拡幅され、必要に応じて多孔形成機構70で多孔が形成された原藻は、乾燥し、所定の水分に調整するため水分調整機構80に移送される。通常、含水率は10〜30%、より好ましくは10〜25%に乾燥させる。
原藻から成形加工された昆布Sを製造する工程を、図6および図7を用いて説明する。
乾燥昆布などの原藻は、加湿機構50で加湿処理するために一対の移送コンベア90の間に挟持され、送りローラ91の回転によって搬送される(FL1)。搬送された原藻に加湿機構50により食酢や酢酸を2〜5%含有する水溶液が約10秒間付与される。この加湿機構50による処理によって、原藻が柔軟になる(FL2)。
乾燥昆布などの原藻は、加湿機構50で加湿処理するために一対の移送コンベア90の間に挟持され、送りローラ91の回転によって搬送される(FL1)。搬送された原藻に加湿機構50により食酢や酢酸を2〜5%含有する水溶液が約10秒間付与される。この加湿機構50による処理によって、原藻が柔軟になる(FL2)。
柔軟性を確保した原藻は、熨し処理により平定化される。移送コンベア90の一部に設けた熨し機構60は、ガイド65aに沿って搬送される原藻を拡幅ベラ61と押さえローラ63とによって熨すことができる(FL3)。
熨し処理後の原藻は、ガイド65bに従って多孔形成機構70に搬送される(FL4)。多孔形成機構70は、例えば一対の針付きローラで構成されるが、図6に示すドラム式のほか、平面状のニードル式であってもよい。針付きローラの間に搬送された原藻は、針付きローラの回転に応じて多孔を形成しつつ水分調整機構80へ搬送される。
原藻は、加湿処理により加水されている。水分調整処理により、水分率を例えば25%前後に湿度調整する(FL5)。加熱乾燥により水分量を調整してもよく、減圧その他によって水分調整を行ってもよい。
原藻昆布は、上記により熨され平滑に成形加工された後、本発明の昆布削り装置100へ搬送される(FL6)。前記成形加工された昆布は含水し、表面に粘性物質が溶出するため滑りやすい。このように成形加工された昆布は、本発明の昆布削り装置100の吸引テーブルで簡便かつ安定に吸引固定され、その表面を削り出して白板昆布を製造することができる。
昆布成形装置200で成形した昆布Sを、本発明の昆布削り装置100によって、削り出す際の工程を、図8および図9を用いて説明する。なお、図8では、図7の昆布削り装置100への搬送処理(FL6)を、昆布Sの移動(FL6)として記載した。
昆布成形装置200で成形した昆布Sを、他の移送手段を介し、または昆布削り装置100の搬送機構40によって、昆布Sの削り出し対象部が吸引テーブル11の上部を被覆するように、昆布載置台10の上面を移動させる(FL6)。
搬送機構40の送り出しローラ40a等によって吸引テーブル上の昆布Sが平滑化され(FL7)、吸引機構15の駆動によって吸引テーブル上に昆布Sが吸引固定される(FL8)。次いで、可動吸引部11aが上昇し(FL9)、削り出し部20が昆布排出側に移動して昆布Sの表面が削り出される(FL10)。削り出し後の削り出し部20は、昆布供給側に戻る。解析装置30は、削り出し部20の移動の際に昆布表面の色調を検出し(FL11)、PCSが褐色を示す場合は可動吸引部11aの上昇(FL9)、削り出し部駆動機構25による水平往復、および色調判定を繰り返す(FL9〜FL11)。
解析装置30が、昆布Sの表面の色調が淡色を示すPCS値を検出すると、隣接する新たな部位を削り出し対象部として削り出すため、昆布Sを可動吸引部11aの長さ分だけ昆布排出側に移動させる(FL6)。以下、上記昆布Sの全長の褐色層を削り出すまで、FL6〜FL11を繰返す。
昆布Sの褐色層を全て削り終わると(FL12)、搬送機構40の送り出しローラ40a等が逆回転し、昆布Sの白板昆布を削り出すため、削出し対象部を吸引テーブル11に移動させる(FL13)。
昆布Sの褐色層の削り出しと同様に、吸引機構15の駆動によって吸引テーブル上に昆布Sが吸引固定され(FL14)、可動吸引部11aが上昇し(FL15)、削り出し部20が昆布排出側に移動し昆布Sの淡色部が削り出される(FL16)。解析装置30は、削り出し部20の移動の際に昆布表面の色調を検出し(FL17)、PCSが淡色を示す場合は可動吸引部11aの上昇(FL15)、削り出し部駆動機構25による水平往復、および色調判定を繰り返す(FL15〜FL17)。
解析装置30が、昆布Sの表面の色調が褐色を示すPCS値を検出すると、昆布Sを可動吸引部11aの長さ分だけ移動させる(FL13)。以下、上記昆布Sの全長の淡色部を削り出すまで、FL13〜FL17を繰返す。
昆布S全長の淡色部を全て削り終わると(FL17)、搬送機構40によって昆布Sを装置から排出させる(FL19)。
上記構成において、解析装置30による色調の判定に応じて、吸引テーブル駆動機構13を上昇させるピッチを変更させてもよい。例えば、褐色層を検出した場合には10μmなどの小ピッチで可動吸引部11aを上昇させ、淡色を検出した場合は20μmなどの大ピッチで上昇させるように制御する。上昇ピッチを変更することで昆布Sの削り厚を変更することができ、大ピッチで上昇させて淡色部を削り出すと厚みのある白板昆布を製造することができる。
本発明の昆布削り出し装置100は、上記図8および図9に示すフローに従って昆布Sから白板昆布を製造することができるが、これら各機構の連動構成は上記に限定されるものではなく、他の連動様式を構成してもよい。例えば、図8に示すフローの色調判定(FL11)では、昆布S全長の褐色層を削り出した後に、昆布全長の淡色部から白板昆布を製造する方法である。これに対し、可動吸引部11aの上部を被覆する昆布Sの褐色部を削り出しておぼろ昆布を製造した後に、連続して淡色部から白板昆布を削り出してもよい。次いで、昆布Sを可動吸引部11aの長さ分だけ排出側に移動させ、上記と同様にしておぼろ昆布を削り出し、次いで白板昆布を削り出す。図9のFL13では、搬送機構40の送り出しローラ40a等を逆回転させて昆布Sの削出対象部を吸引テーブルに移動させるが、このような逆回転を行うことなく、昆布Sからおぼろ昆布と白板昆布とを削り出すことができる。
具体的には、図9に示す、淡色を検出した後(FL11)に、可動吸引部上昇工程(FL9)に戻し、上昇ピッチを褐色層を削り出す際よりも大きくし(FL9’)、色調判定の基準を褐色を検出するまでと設定(FL11’)し、FL9’からFL11’までの工程を繰り返す。可動吸引部11aの上部を被覆する昆布Sは、褐色層が削り出された後に、連続して昆布の淡色部から白板昆布を削り出される。可動吸引部11aにある白板昆布を削り終わる(FL12’)と、昆布Sを可動吸引部11aの長さ分だけ昆布排出側に移動させ(FL6’)、新たな削り出し対象部に対し、上記した平滑化(FL7)から白板昆布削り出し(FL12’)の工程を繰返す。このようにして昆布Sの全長の淡色部を全て削り終わると、搬送機構40によって装置から昆布Sが排出される。
本発明は、更に他の態様を含むことができる。
昆布は、表面の中央部が浅くくぼむが裏面でわずかに膨らみ、その結果、葉の中央部が両側の縁辺部分より厚くなっている。この中央部を中帯部と称し、葉体によって発達の程度が相違する。前記したように、昆布Sは、昆布削り出し装置100の回転ローラ27a、27bと回転ローラ27a,27bに挟持され、回転ローラ27aの押圧によって平滑に加工される。しかしながら、中帯部の厚みによって十分に平滑化されない場合には、例えば、図10(A)に示すように、昆布Sを載置する可動吸引部11aの天面部として、中帯部の形状に近似する湾曲した凹部11a’が形成されるものを使用してもよい。この凹部11a’により、中帯部に厚みがある昆布Sでも、安定に吸引固定することができる。また、図10(B)に示すよう、固定吸引部11bの上端を昆布Sを挟んで押圧しうる断面視コの字型の昆布固定枠11cを配設するものであってもよい。昆布Sの上下を、天面部の中央が凹状に湾曲する凹部11a’を有する可動吸引部11aと昆布固定枠11cとで挟む対応の横断面図を図11(A)に示す。また、昆布固定枠11cの平面図を図11(B)に、湾曲した凹部11a’を有する可動吸引部11aの平面図を図11(C)に示す。例えば、図10(B)に示すように、吸引に先立ち、昆布固定枠11cと固定吸引部11bの上端とで昆布の端部を押圧固定すると、可動吸引部11aによる昆布Sの吸引固定をより効率的に行うことができる。昆布固定枠11cは、例えば削り出し部20の下部にスライド可能に収納し、吸引テーブル駆動機構13と連動させる。可動吸引部11aの上昇に先立ち、昆布固定枠11cを固定吸引部11bの上部にスライドさせ、次いで、吸引テーブル駆動機構13を駆動して可動吸引部11aを上昇させる。これにより、昆布Sの端部は、固定吸引部11bと昆布固定枠11cとによって挟持される。ついで、吸引機構15によって吸引すると、昆布Sが可動吸引部11aの上面に吸着固定される。
昆布は、表面の中央部が浅くくぼむが裏面でわずかに膨らみ、その結果、葉の中央部が両側の縁辺部分より厚くなっている。この中央部を中帯部と称し、葉体によって発達の程度が相違する。前記したように、昆布Sは、昆布削り出し装置100の回転ローラ27a、27bと回転ローラ27a,27bに挟持され、回転ローラ27aの押圧によって平滑に加工される。しかしながら、中帯部の厚みによって十分に平滑化されない場合には、例えば、図10(A)に示すように、昆布Sを載置する可動吸引部11aの天面部として、中帯部の形状に近似する湾曲した凹部11a’が形成されるものを使用してもよい。この凹部11a’により、中帯部に厚みがある昆布Sでも、安定に吸引固定することができる。また、図10(B)に示すよう、固定吸引部11bの上端を昆布Sを挟んで押圧しうる断面視コの字型の昆布固定枠11cを配設するものであってもよい。昆布Sの上下を、天面部の中央が凹状に湾曲する凹部11a’を有する可動吸引部11aと昆布固定枠11cとで挟む対応の横断面図を図11(A)に示す。また、昆布固定枠11cの平面図を図11(B)に、湾曲した凹部11a’を有する可動吸引部11aの平面図を図11(C)に示す。例えば、図10(B)に示すように、吸引に先立ち、昆布固定枠11cと固定吸引部11bの上端とで昆布の端部を押圧固定すると、可動吸引部11aによる昆布Sの吸引固定をより効率的に行うことができる。昆布固定枠11cは、例えば削り出し部20の下部にスライド可能に収納し、吸引テーブル駆動機構13と連動させる。可動吸引部11aの上昇に先立ち、昆布固定枠11cを固定吸引部11bの上部にスライドさせ、次いで、吸引テーブル駆動機構13を駆動して可動吸引部11aを上昇させる。これにより、昆布Sの端部は、固定吸引部11bと昆布固定枠11cとによって挟持される。ついで、吸引機構15によって吸引すると、昆布Sが可動吸引部11aの上面に吸着固定される。
本発明の昆布削り出し装置100は、削刃23によって削出し加工を行うため、製品に削刃23の欠けその他の金属片が混入する場合に備え、いずれかに金属探知機を配設するものであってもよい。
原藻から全自動で所望の厚さの白板昆布を製造することができ有用である。
10・・・昆布載置台
11・・・吸引テーブル、
11a・・・可動吸引部、
11b・・・固定吸引部、
11c・・・昆布固定枠、
13・・・吸引テーブル駆動機構、
15・・・吸引機構、
20・・・削り出し部、
23・・・削刃、
25・・・削り出し部駆動機構、
25a・・・ボールネジ、
25b・・・可動部、
25c・・・モータ、
27a、27b・・・回転ローラ、
28a、28b・・・弾性部材、
30・・・解析装置、
40・・・搬送機構、
40a、40b、40cおよび40d・・・送り出しローラ、
50・・・加湿機構、
60・・・熨し機構、
61・・・拡幅ヘラ、
63・・・押さえローラ、
65a、65b・・・ガイド、
70・・・多孔形成機構、
80・・・水分調整機構、
90・・・移送コンベア90、
91・・・送りローラ、
93・・・ベルト、
100・・・昆布削り装置、
200・・・昆布成形装置、
S・・・昆布
11・・・吸引テーブル、
11a・・・可動吸引部、
11b・・・固定吸引部、
11c・・・昆布固定枠、
13・・・吸引テーブル駆動機構、
15・・・吸引機構、
20・・・削り出し部、
23・・・削刃、
25・・・削り出し部駆動機構、
25a・・・ボールネジ、
25b・・・可動部、
25c・・・モータ、
27a、27b・・・回転ローラ、
28a、28b・・・弾性部材、
30・・・解析装置、
40・・・搬送機構、
40a、40b、40cおよび40d・・・送り出しローラ、
50・・・加湿機構、
60・・・熨し機構、
61・・・拡幅ヘラ、
63・・・押さえローラ、
65a、65b・・・ガイド、
70・・・多孔形成機構、
80・・・水分調整機構、
90・・・移送コンベア90、
91・・・送りローラ、
93・・・ベルト、
100・・・昆布削り装置、
200・・・昆布成形装置、
S・・・昆布
Claims (7)
- 吸引テーブルが配設された昆布載置台と、
前記昆布載置台に対向して配設され、水平方向に往復可能な削り出し部と、
前記吸引テーブルを前記削り出し部に向かって上下動させる吸引テーブル駆動機構と、
前記削り出し部を往復させる削り出し部駆動機構と、
前記吸引テーブルに載置した昆布を吸引固定するための吸引機構とを有する、昆布削り装置。 - 前記吸引テーブルの天面部は、載置される昆布の中帯部の形状に対応する凹部を有することを特徴とする、請求項1記載の昆布削り装置。
- 前記削り出し部は、前記吸引テーブルに載置した昆布を固定する昆布固定枠をスライド可能に収納するものである、請求項1または2記載の昆布削り装置。
- 更に、前記吸引テーブルに載置した昆布の表面の色調を解析する解析装置とが配設され、
前記解析装置の解析結果に基づいて前記吸引テーブル駆動機構が、前記吸引テーブルを削り出し部に向かって上昇および/または下降させることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の昆布削り装置。 - 更に、昆布を前記吸引テーブルに導入し、および前記吸引テーブルから排出する搬送機構を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の昆布削り装置。
- 更に、昆布の表面にスチームを噴霧して加湿する加湿機構と、
前記加湿機構で加湿された昆布を扁平に熨す熨し機構と、
前記熨し機構で扁平に熨された昆布の水分量を調整する水分調整機構とを備える昆布成形装置とを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の昆布削り装置。 - 前記昆布成形装置は、前記熨し機構に次いで扁平に熨された昆布に多孔を形成する多孔形成機構を備え、
前記水分調整機構は、前記多孔形成機構で多孔が形成された昆布の水分量を調整するものである、請求項6記載の昆布削り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014136364A JP2016013087A (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | 昆布削り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014136364A JP2016013087A (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | 昆布削り装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016013087A true JP2016013087A (ja) | 2016-01-28 |
Family
ID=55229888
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JP2014136364A Pending JP2016013087A (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | 昆布削り装置 |
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JP (1) | JP2016013087A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019000066A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | えりも食品株式会社 | 干し昆布加工品の製造方法 |
KR102364659B1 (ko) * | 2021-04-27 | 2022-02-18 | 정이영 | 다시마 마스크팩 제조장치 |
-
2014
- 2014-07-01 JP JP2014136364A patent/JP2016013087A/ja active Pending
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JP2019000066A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | えりも食品株式会社 | 干し昆布加工品の製造方法 |
KR102364659B1 (ko) * | 2021-04-27 | 2022-02-18 | 정이영 | 다시마 마스크팩 제조장치 |
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