JP2016011811A - 集熱レシーバ - Google Patents

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Takashi Ito
孝 伊藤
久保 修一
Shuichi Kubo
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Abstract

【課題】大型の太陽熱発電装置の集熱部に適用可能な新しいコンセプトの高強度の集熱レシーバを提供する。
【解決手段】集熱レシーバ10Aによれば、太陽光を吸収する吸収体20Aと、吸収体20Aを保持するハウジング30Aとからなるので、吸収体20Aにより吸収された熱を、ハウジング30A内に取り込んで外部に漏らさないようにすることができる。また、吸収体20Aは、ハウジング30A内部に備えられた吸収体保持具46に、支持棒47を用いて支持されているので、吸収体20Aが大面積であっても、ケーシングなどで分割することなしに吸収体20Aの撓みを防止することができる。また、集熱レシーバ10Aの受光面211は吸収体20Aのみで、構成することができるので、耐熱性を高めることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽光を受けて熱に変換する集熱レシーバに関する。
太陽熱、地熱などを利用した自然エネルギーは、天然資源を枯渇させることがない上に、大気汚染、地球温暖化、廃棄物等の問題がなく、核燃料、化石燃料に替わるエネルギー源として期待されている。中でも太陽光を利用した太陽熱発電は、エネルギーの量が豊富であり、地熱エネルギーのように偏在せず、どこでも得られるのでその利用が期待されている。
太陽熱発電には、太陽の追尾機能を有するミラーを用い太陽光をタワーに備えられた集熱レシーバに集光させるタワー型の太陽熱発電がある。タワー型の太陽熱発電では、多くのミラーからの光を1カ所に集めるので高い温度が得られ、エネルギー効率が高い特徴がある。
タワー型の太陽熱発電に用いられる集熱レシーバは、高い温度を得るために、材質、構造など様々な工夫がされている。
特許文献1には、太陽熱発電装置に使用される集熱レシーバが、熱媒体を通過させるための複数の流路が並設された1個又は複数個のハニカムユニットからなる熱吸収体と、該熱吸収体を支持するとともに、熱媒体を流通させる支持体(ケーシング)からなる。熱吸収体は、炭化ケイ素を含んで構成され、支持体の内表面から所定の距離離れて支持されている。
特開2012−93003号公報
しかしながら、特許文献1に記載の集熱レシーバは、多くの太陽熱を受光するために受光部を大面積にすると、多くの集熱レシーバを配列して使用する必要が生じる。
多くの集熱レシーバを配列して使用すると、熱吸収体を取り囲む支持材(ケーシング)にも太陽光が当たり、高温に曝され耐熱性が必要となるうえに、重力、風圧などにより強度も必要となる。このため、支持材(ケーシング)の材料選定、構造設計は、大型の太陽熱発電装置を得る上で、重要な課題となる。
本発明では、前記課題を鑑み、大型の太陽熱発電装置の集熱部に適用可能な新しいコンセプトの高強度の集熱レシーバを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための本発明の集熱レシーバは、太陽光を吸収する受光面を有するとともに配列する複数のハニカム体からなる吸収体と、吸収体を保持するハウジングと、からなる集熱レシーバであって、前記吸収体は、前記ハウジングの内部に備えられた吸収体保持具と、前記吸収体保持具に連結された支持棒とにより支持されている。
本発明の集熱レシーバによれば、太陽光を吸収する吸収体と、吸収体を保持するハウジングとからなるので、吸収体により吸収された熱を、ハウジング内に取り込んで外部に漏らさないようにすることができる。
また、吸収体は、ハウジング内部に備えられた吸収体保持具に支持棒により支持されているので、吸収体が大面積であっても、ケーシングなどで分割することなしに吸収体の撓みを防止することができる。また、集熱レシーバの受光面は吸収体のみで構成でき、ケーシングなどの余分な部材は無いので、耐熱性を高めることができる。
これにより、大型の太陽熱発電装置の集熱部に適用可能な新しいコンセプトの高強度の集熱レシーバを提供することができる。
さらに、本発明の集熱レシーバは、以下の態様であることが望ましい。
(1)前記支持棒を複数有する。
本発明の集熱レシーバは、複数の支持棒を有するので、大面積の吸収体を構成しても撓みを発生しにくくすることができる。
(2)前記複数のハニカム体は、接着層で互いに接合されている。
本発明の集熱レシーバは、接着層よりなる接合手段によって互いに接合され、1つの吸収体を構成する。このため、容易に作成することができ、吸収体の強度を保つことができるとともに、吸収体からハニカム体の脱落することを防止することができる。
(3)前記吸収体は、長さが互いに異なるハニカム体によって構成され、一部のハニカム体が吸収体保持具により支持される支持棒である。
本発明の集熱レシーバは、吸収体が互いに異なるハニカム体によって構成され、一部のハニカム体が、吸収体保持具により支持される支持棒として機能する。このため、支持棒を別途設ける必要がなくなるので、部品点数を減少させて、構造を簡略化することができる。また、支持棒を設けるスペースが必要なくなるので、集熱レシーバのコンパクト化を図ることができる。
本発明によれば、吸収体は、ハウジングの内部に備えられた吸収体保持具と、支持棒とにより支持されているので、吸収体が大面積であっても、ケーシングなどで分割することなしに吸収体の撓みを防止することができる。また、集熱レシーバの受光面は吸収体のみで構成でき、ケーシングなど余分な部材は無いので、耐熱性を高めることができる。これにより、大型の太陽熱発電装置の集熱部に適用可能な新しいコンセプトの高強度の集熱レシーバを提供することができる。
本発明に係る集熱レシーバを用いた発電装置の全体図である。 (A)は集熱レシーバの一部の正面図、(B)は(A)中B−B位置の断面図である。 本発明に係る第1実施形態の集熱レシーバの断面図である。 本発明に係る第2実施形態の集熱レシーバの断面図である。 図4中V方向から見た正面図である。 (A)は集熱レシーバの一部の正面図、(B)は(A)中B−B位置の断面図である。
本発明の集熱レシーバについて説明する。
本発明の集熱レシーバは、太陽光を吸収する受光面を有するとともに配列する複数のハニカム体からなる吸収体と、吸収体を保持するハウジングと、からなる集熱レシーバであって、前記吸収体は、前記ハウジングの内部に備えられた吸収体保持具と、前記吸収体保持具に連結された支持棒とにより支持されている。
本発明の集熱レシーバによれば、太陽光を吸収する吸収体と、吸収体を保持するハウジングとからなるので、吸収体により吸収された熱を、ハウジング内に取り込んで外部に漏らさないようにすることができる。
また、吸収体は、ハウジングの内部に備えられた吸収体保持具と、支持棒とにより支持されているので、吸収体が大面積であっても、ケーシングなどで分割することなしに吸収体の撓みを防止することができる。また、集熱レシーバの受光面は吸収体のみで構成できケーシングなど余分な部材は無いので、耐熱性を高めることができる。
これにより、大型の太陽熱発電装置の集熱部に適用可能な新しいコンセプトの高強度の集熱レシーバを提供することができる。
さらに、本発明の集熱レシーバは、以下の態様であることが望ましい。
(1)前記支持棒を複数有する。
本発明の集熱レシーバは、複数の支持棒を有するので、大面積の吸収体を構成しても撓みを発生しにくくすることができる。
(2)前記複数のハニカム体は、接着層で互いに接合されている。
本発明の集熱レシーバは、接着層よりなる接合手段によって互いに接合され、1つの吸収体を構成する。このため、容易に作成することができ、吸収体の強度を保つことができるとともに、吸収体からハニカム体の脱落することを防止することができる。
(3)前記吸収体は、長さが互いに異なるハニカム体によって構成され、一部のハニカム体が吸収体保持具により支持される支持棒である。
本発明の集熱レシーバは、吸収体が互いに異なるハニカム体によって構成され、一部のハニカム体が、吸収体保持具により支持される支持棒として機能する。このため、支持棒を別途設ける必要がなくなるので、部品点数を減少させて、構造を簡略化することができる。また、支持棒を設けるスペースが必要なくなるので、集熱レシーバのコンパクト化を図ることができる。
(第1実施形態)
図1、図2(A)、図2(B)に示すように、以下に説明する各実施形態の集熱レシーバ10Aは、太陽光を用いた発電装置1に用いることができる。発電装置1は、中央に中央タワー2を有しする。中央タワー2の最も高い位置には、後述する集熱レシーバ10Aが配設されている。集熱レシーバ10Aの下には、順次、蒸気発生器4、蓄熱器5および蒸気タービン6が配設されている。
また、中央タワー2の周囲には、多数のヘリオスタット8が配置されている。ヘリオスタット8は、反射角度や鉛直方向を軸とした回転方向を自由に制御することが可能なように設定されている。ヘリオスタット8は、時事刻々と変化する太陽光を反射して、中央タワー2の集熱レシーバ10Aに集めるように自動的に制御されている。
図2(A)および図2(B)に示すように、集熱レシーバ10Aでは、太陽光照射面が開放された箱に複数の集熱レシーバ10Aが、太陽光の照射を受ける受光面を正面に向けて整列した状態で配置されている。
次に、第1実施形態の集熱レシーバ10Aについて、図を用いながら説明する。
図3に示すように、第1実施形態の集熱レシーバ10Aでは、ヘリオスタット8から反射してきた太陽光SBを吸収する複数のハニカム体21からなる吸収体20Aと、吸収体20Aを保持するハウジング30Aを有する。
ハウジング30Aは、吸収体20Aを収容する収容部31と、収容部31に連続して蒸気発生器4等に連通するパイプ33を有する。
吸収体20Aは、例えば、正方形の断面形状を有するハウジング30Aの収容部31に、複数個のハニカム体21を収容している。ここでは、例えば、縦4個×横4個の合計16個のハニカム体21が収容されている。各ハニカム体21の受光面である外側端面211は、互いに隣り合う。なお、ハニカム体21の個数は限定するものではない。
ハニカム体21は、セラミックで形成されている。ハニカム体21は、例えば、アルミナ、コージェライト、炭化硅素、チタン酸アルミニウムより選択される1または2以上のセラミックより形成されているのが望ましい。
吸収体20Aは、ハウジング30Aの内部に備えられた吸収体保持具46と、吸収体保持具46に連結された支持棒47とにより裏面より支持されている。
吸収体20Aにおいては、支持棒47を、複数個設けることができる。また、複数のハニカム体21は、互いに接合手段である接着層で接合されている。
ハウジング30Aの内部には、ハニカム体21における外側端面211とは反対側の内側端面212が設けられている。内側端面212は、パイプ33に連通する。
なお、集熱レシーバは、ハニカム体21の前端部を支持するための接合手段29を有している。接合手段29は、空気が流通しない板状部材、接着層などを用いることができるが、網目状や、格子状の、空気が流通可能な部材を用いることも可能である。
次に、第1実施形態の集熱レシーバ10Aの作用、効果について説明する。
第1実施形態の集熱レシーバ10Aによれば、太陽光SBを吸収する吸収体20Aと、吸収体20Aを保持するハウジング30Aとからなるので、吸収体20Aにより吸収された熱を、ハウジング30Aの内部に取り込んで外部に漏らさないようにすることができる。
また、吸収体20Aは、ハウジング30Aの内部に備えられた吸収体保持具46に、支持棒47により支持されているので、吸収体20Aが大面積であっても、ケーシングなどで分割することなしに吸収体20Aの撓みを防止することができる。また、集熱レシーバ10Aの受光面は吸収体20Aのみで、構成することができるので、耐熱性を高めることができる。
これにより、大型の発電装置1の集熱部に適用可能な新しいコンセプトの高強度の集熱レシーバ10Aを提供することができる。
第1実施形態の集熱レシーバ10Aは、複数の支持棒47を有するので、大面積の吸収体20Aを構成しても撓みを発生しにくくすることができる。
第1実施形態の集熱レシーバ10Aは、複数のハニカム体21を接着層で互いに接合して吸収体20Aが形成されているので、吸収体20Aの強度を保つことができる。また、容易に作成することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の集熱レシーバについて、図を用いながら説明する。
なお、前述した第1実施形態の集熱レシーバ10Aと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図4に示すように、第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、ヘリオスタット8から反射してきた太陽光SBを吸収する吸収体20Bと、吸収体20Bを保持するハウジング30Bとを有する。
ハウジング30Bは、吸収体20Bを収容する収容部31と、収容部31に連続して蒸気発生器4等に連通するパイプ32、33を有する。
吸収体20Bは、例えば、正方形の断面形状を有するハウジング30Bの収容部31に、複数個のハニカム体21を収容している。ここでは、例えば、縦5個×横5個の合計25個のハニカム体21が収容されている。第2実施形態では、ハニカム体21は、第1のハニカム体22および第2のハニカム体23の2種類のハニカム体よりなる。第1のハニカム体22の受光面である外側端面221と、第2のハニカム体23の受光面である外側端面231は、互いに隣り合う。
図5に示すように、ここでは、例えば中央の4個のハニカム体21が第2のハニカム体23で、そのほかのハニカム体21が第1のハニカム体22である。
すなわち、第1のハニカム体22は、第2のハニカム体23に挟まれており、第1のハニカム体22と、第2のハニカム体23とは、交互に配置されている。
第1のハニカム体22および第2のハニカム体23は、互いに同一の材質であるセラミックで形成されている。第1のハニカム体22および第2のハニカム体23は、例えば、アルミナ、コージェライト、炭化硅素、チタン酸アルミニウムより選択される1または2以上のセラミックより形成されているのが望ましい。
図4および図6(A)に示すように、第1のハニカム体22は、第2のハニカム体23に比して、空気の流れる方向の長さが短い。また、第2のハニカム体23は、吸収体保持具により支持される支持棒の機能を果たすことができる。
吸収体保持具の形状は、特に限定されない。支持棒として機能する第2のハニカム体23を支持することができればよく、例えば棒状、格子状、板状などどのような形態でも利用することができる。
第2実施形態の吸収体保持具は板状の隔壁28を構成する。本実施形態の吸収体保持具である隔壁を、第2のハニカム体23が貫通し、第1のハニカム体22は貫通していない。このような構成により、以下の機能を新たに付与することができる。
第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、ハウジング30Bの内部における第1のハニカム体22の外側端面221とは反対側の内側端面222の後方(図4において右方)には、第1の空間24が設けられている。すなわち、第1の空間24は、第1のハニカム体22を介して、集熱レシーバ10Bの外部と連通している。
ハウジング30Bの収容部31には、第1の空間24と連通する第1の接続孔25が設けられている。第1の接続孔25には、パイプ32が取り付けられている。
ハウジング30Bの内部には、第2のハニカム体23における外側端面231とは反対側の内側端面232に連続する第2の空間26が設けられている。第2の空間26には、第2の接続孔27が連続して設けられている。第2の接続孔27には、パイプ33が接続されている。
第2のハニカム体23における内側端面232付近には、第1の空間24と第2の空間26を隔離する隔壁28が設けられており、第2のハニカム体23は隔壁28を介してハウジング30Bに取り付けられる。このため、第1の空間24の空気と、第2の空間26の空気は、混ざらない(図6(B)参照)。なお、隔壁28は、吸収体20Bの撓みを防止するための吸収体保持具として機能するとともに、太陽熱で暖められた空気に曝されるために、強固で、耐熱性を備えた材料で構成される。隔壁28を構成する材料は特に限定されないが、例えば、鉄、ステンレスなどの金属、アルミナ、炭化珪素、コージェライト、窒化珪素、チタン酸アルミニウムなどのセラミックなどが好適に利用することができる。
なお、吸収体20Bは、第1のハニカム体22および第2のハニカム体23の前端部を支持するための接合手段29を設けることができる。このとき、接合手段29は、空気が流通しない板状部材、接着層などを用いることができるが、網目状や、格子状の、空気が
流通可能な部材を用いることも可能である。吸収体20Bは、裏面側で支持棒として機能する第2のハニカム体23によって支持されるとともに、前端部側で接合手段29によって互いに接合されることによって、ハニカム体21が風圧によって脱落することを防止することができる。
次に、第2実施形態の集熱レシーバ10Bにおける空気の流れについて説明する。第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、第2のハニカム体23が支持棒として機能するだけでなく、第2のハニカム体23が第2の空間26とつながり、第1のハニカム体22が、第1の空間24とつながっている。また、第1の空間24と、第2の空間26とは、隔壁28によって隔てられていることによって、特徴ある空気の動きを形成することができる。
図4に示すように、ヘリオスタット8からの太陽光に照らされた空気は、第1のハニカム体22の外側端面221から吸引され、第1のハニカム体22を通って内側端面222から第1の空間24に収容される。第1の空間24に収容された空気は、第1の接続孔25を介してパイプ32により蒸気発生器4等に送られて、発電に用いられる。
発電に使用された空気は、例えば冷却器からパイプ33を通り、第2の接続孔27を介して第2の空間26に送られる。第2の空間26に収容された空気は、第2のハニカム体23の内側端面232から第2のハニカム体23に送られ、外側端面231から返送される。なお、返送された空気の一部は、第2のハニカム体23に隣接する第1のハニカム体22の外側端面221から再度吸引される。
次に、第2実施形態の集熱レシーバ10Bの有するさらなる作用、効果について説明する。
第2実施形態の集熱レシーバ10Bによれば、太陽光を吸収する吸収体20Bと、吸収体20Bを保持するハウジング30Bとからなるので、吸収体20Bにより吸収された熱を、ハウジング30Bの内部に取り込んで外部に漏らさないようにすることができる。
また、吸収体20Bが、互いに受光面としての外側端面221、231が隣り合う第1のハニカム体22および第2のハニカム体23からなるので、受光部の空気を返送する側も吸引する側も同等のハニカム体で構成することができる。このため、形状、材質など制約を受けることなく、集熱レシーバ10Bを構成することができる。また、第1のハニカム体22および第2のハニカム体23のいずれから太陽光により昇温した空気を吸引することも可能である。同様に、いずれのハニカム体から使用後の空気を返送することができる。
ハウジング30Bの内部には、第1のハニカム体22における外側端面221とは反対側の内側端面222に連続する第1の空間24を有するとともに、第1の空間24には第1の接続孔25が設けられている。このため、第1のハニカム体22から吸収して第1の空間24に溜められた熱い空気を、第1の接続孔25を介して例えば発電機等に送ることができる。あるいは、第1の空間24に溜められた使用後の空気を、第1の接続孔25を介して第1のハニカム体22から外部に返送することができる。
また、第2のハニカム体23における外側端面231とは反対側の内側端面232に連続する第2の空間26を有するとともに、第2の空間26には第2の接続孔27が設けられている。このため、第2の空間26に溜められた使用後の空気を、第2のハニカム体23から外部に返送することができる。あるいは、第2のハニカム体23から吸収して第2の空間26に溜められた熱い空気を、第2の接続孔27を介して例えば発電機等に送ることができる(図6(B)参照)。
さらに、第2の空間26は、第1の空間24と隔壁28で隔離されているので、吸引した空気と返送する空気が混ざるのを防止できるとともに、太陽光により昇温された空気の吸引および返送を連続して行うことができる。
第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、吸収体20Bが第1のハニカム体22および第2のハニカム体23をそれぞれ複数有しているので、吸収体20Bに温度バラツキがあっても、熱応力が蓄積しにくく、高強度の集熱レシーバ10Bを構成することができる。
第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、第1のハニカム体22が、第2のハニカム体23に挟まれているので、第1のハニカム体22から返送された空気を第2のハニカム体23が効率良く吸引できる。あるいは第2のハニカム体23から返送された空気を第1のハニカム体22が効率良く吸引することができる。
第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、第1のハニカム体22と第2のハニカム体23とが交互に配置されるので、第1のハニカム体22から返送された空気を第2のハニカム体23がさらに効率良く吸引できる。あるいは第2のハニカム体23から返送された空気を第1のハニカム体22がさらに効率良く吸引することができる。
第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、第1のハニカム体22および第2のハニカム体23がセラミックからなるので、耐熱性、耐蝕性を備え、高強度である。このため、高温環境下あるいは腐食性環境下など過酷な環境下でも使用することができる。
第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、アルミナ、コージェライト、炭化珪素、チタン酸アルミニウム等のセラミックからなるので、耐熱性、耐食性を備え、高強度な集熱レシーバ10Bを提供することができる。
第2実施形態の集熱レシーバ10Bは、第1のハニカム体22および第2のハニカム体23が、互いに同一の材質よりなるので、温度が変化した際に、同様に膨張および収縮し、変形や応力を抑えることができる。
本発明の集熱レシーバは、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
本発明の集熱レシーバは、太陽光を受けて熱に変換して発電する発電機等に用いることができる。
10A、10B 集熱レシーバ
20A、20B 吸収体
21 ハニカム体
211 外側端面(受光面)
30A、30B ハウジング
46 吸収体保持具
47 支持棒

Claims (4)

  1. 太陽光を吸収する受光面を有するとともに配列する複数のハニカム体からなる吸収体と、吸収体を保持するハウジングと、からなる集熱レシーバであって、
    前記吸収体は、前記ハウジングの内部に備えられた吸収体保持具と、前記吸収体保持具に連結された支持棒とにより支持されていることを特徴とする集熱レシーバ。
  2. 請求項1に記載の集熱レシーバにおいて、
    前記支持棒を複数有する集熱レシーバ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の集熱レシーバにおいて、
    前記複数のハニカム体は、接着層で互いに接合されている集熱レシーバ。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の集熱レシーバにおいて、
    前記吸収体は、長さが互いに異なるハニカム体によって構成され、一部のハニカム体が吸収体保持具により支持される支持棒である集熱レシーバ。
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