JP2016010481A - 内視鏡乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡に付着した水滴の除去性能を向上させる。
【解決手段】スタートスイッチ51をオンすると内視鏡2の除水乾燥動作がスタートし、エアー噴出用ノズル部17cが挿入部3にエアーを吹き付けながら上限位置から下降し、また、エアー噴出用ノズル部18cがユニバーサルコード5にエアーを吹き付けながら上限位置から下降することで、挿入部3やユニバーサルコード5に付着している水滴が外表面に沿って下方へと除水されていく。そして、エアー噴出用ノズル部17c,18cが下限位置に達したとき、電磁弁32,33を閉弁して吹出部16,19へのエアー供給を遮断することで、エアー噴出用ノズル部17c,17cから吹き出すエアーの流速を上昇させ、挿入部3及びユニバーサルコード5下端部からの水滴の滴り落ちを促進し、水滴の除去性能を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡に付着した水滴を除去して乾燥させる内視鏡乾燥装置に関する。
医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を体内に挿入することによって、体内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。
この医療分野の内視鏡は、特に検査、及び治療を目的として体内に挿入されて使用されるものであるため、使用後に、再度使用するため洗浄消毒が必要となる。この使用済みの内視鏡の消毒洗浄は、手洗い洗浄消毒の他、内視鏡洗浄消毒装置によって自動で行われることが周知である。
特許文献1には、洗浄工程を行なった後に、噴射手段によって洗浄槽内に空気等の気体を吹き付け、内視鏡の外皮や洗浄槽の内面に付着/残存している水(あるいは洗浄液)を除去することのできる内視鏡洗浄機が開示されている。
特開2009−61087号公報
特許文献1に開示されている内視鏡洗浄機の送風機能は、固定された部位からの送風であり、送風が当たらない死角となる部位が生じる虞がある。このため、固定された部位からの送風だけでは、内視鏡に対して送風の死角となる部位に水滴が留まってしまう可能性があり、十分な除水性能を得られるとは限らない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、内視鏡に付着した水滴の除去性能を向上させることのできる内視鏡乾燥装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様の内視鏡乾燥装置は、内視鏡の挿入部が操作部よりも重力方向下となるように前記操作部を保持して前記内視鏡を吊り下げる保持部と、前記保持部により吊り下げられた前記内視鏡に向けて気体を吹き出す吹出口を有する吹出部と、前記吹出部を、前記内視鏡に沿って前記保持部側から下降させる移送部と、を含む。
本発明によれば、内視鏡に付着した水滴の除去性能を向上させることができる。
内視鏡乾燥装置の構成図 図1のA−A線要部断面図 図1のB−B線要部断面図 エアー噴出用ノズル部の構成例を示す説明図 エアー噴出用ノズル部の他の構成例を示す説明図 図2のC矢視図 除水乾燥制御処理のフローチャート 除水乾燥機能を有する内視鏡保管庫の例を示す説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に示す内視鏡乾燥装置1は、内視鏡2を吊り下げるハンガー10に、内視鏡2に気体を送風しながら送風部位を上から下に移動させる機能を付加することで、内視鏡2の除水・乾燥性能を向上させたものである。以下では、内視鏡2に吹き付ける除水・乾燥用の気体として、エアーを用いる例について説明する。
内視鏡2は、先端部に被検体の照明光学系や観察光学系を備える細長の挿入部3と、挿入部3の基端側に連設され、挿入部3の湾曲操作や各種操作を行うための操作ノブやスイッチ等が配置されると共に把持部を兼用する操作部4と、操作部4の側部から延出され、観察部位への照明光を導光するライトガイドや各種信号ケーブルが挿入されるユニバーサルコード5とを備えている。ユニバーサルコード5の端部には、光源装置や信号処理装置に接続するための内視鏡コネクタ6が設けられている。
ハンガー10は、設置の台座となる基台11の中央に、支柱12を立設して構成されている。支柱12の形状は特に限定されず、例えば角柱状または円柱状に形成される。支柱12の上部には、内視鏡2を重力方向の下方向に吊り下げるための保持部13,14が設けられ、支柱12の下部には、内視鏡2から滴下させた水滴を受ける水滴受けプレート15が設けられている。水滴受けプレート15は、例えば、中央部に支柱12が挿通される開口孔を有し、その開口孔の周囲が環状の凹部をなすように形成されている。
内視鏡2を吊り下げるための保持部13,14は、図2に示すように、同様に構成され、支柱12の上部から延出されるアーム状の部材の先端に、二股状に分かれた懸架部13a,14aを備えている。一方の保持部13の懸架部13aには内視鏡2の操作部4が懸架され、内視鏡2の挿入部3が下方に吊り下げられる。また、他方の保持部14の懸架部14aには内視鏡2のユニバーサルコード5が懸架され、下端に内視鏡コネクタ6が吊り下げられる。
尚、図2〜図6においては、各構成の図示を明確化するため、内視鏡2の図示を省略している。また、本実施の形態においては、1台のハンガー10に1台の内視鏡2を吊り下げて除水乾燥を行うようにしているが、1台のハンガー10に保持部13,14を複数組備えて複数の内視鏡2を吊り下げ、除水乾燥を行うことも可能である。
また、支柱12の保持部13の上部には、内視鏡2の操作部4に吹き付けるエアーを吹き出す吹出部16が配設されている。保持部13から吊り下げられる挿入部3は、支柱12から突出する吹出部17のエアー噴出用ノズル部17c(図3参照)内に挿通され、このエアー噴出用ノズル部17cから噴出するエアーが挿入部3に吹き付けられる。
一方、保持部14から吊り下げられるユニバーサルコード5は、支柱12から突出する吹出部18のエアー噴出用ノズル部18c(図3参照)内に挿通され、このエアー噴出用ノズル部18cから噴出するエアーがユニバーサルコード5に吹き付けられる。また、ユニバーサルコード5下端の内視鏡コネクタ6に対向する支柱12の位置には、内視鏡コネクタ6に吹き付けるエアーを吹き出す吹出部19が配設されている。
内視鏡2の挿入部3及びユニバーサルコード5へのエアーを吹き出す吹出部17,18は、支柱12に沿って上下に移動可能に構成されている。図3に示すように、吹出部17,18は、同様に構成され、それぞれ、支柱12の側壁に沿って上下方向に設けられたガイドレール20,21によって上下方向に移動案内されるキャリア17a,18aを備えている。キャリア17a,18aには、ガイドレール20,21に係合されるフック部17b,18bと、エアーを噴出するエアー噴出用ノズル部17c,18cとが連結されている。
キャリア17a,18aは、内部にエアー通路を有し、フック部17b,18bが連結される側の端部に、エアー供給用の送気チューブ22a,22bが接続されている。送気チューブ22a,22bから供給されるエアーは、キャリア17a,18a内部のエアー通路を経てエアー噴出用ノズル部17c,18cから噴出される。送気チューブ22a,22bは、吹出部17,18の上下動に応じて伸縮可能なコイル状のチューブとして形成されている。
エアー噴出用ノズル部17c,18cは、挿入部3やユニバーサルコード5を囲む内周面がカーブしているリング状に形成されており、図4に示すように、蝶番H及び留め金Cを備え、リング部分を開閉可能に形成されている。内視鏡2の挿入部3やユニバーサルコード5をセットする場合、蝶番Hを開閉軸としてエアー噴出用ノズル部17c(18c)のリング部分を開き、挿入部3(ユニバーサルコード5)を内側に配置した後、リング部分を閉じて留め金Cによってロックすることで、装置へのセット状態とする。
エアー噴出用ノズル部17c(18c)の内周のカーブ面Fには、内視鏡2の挿入部3(ユニバーサルコード5)に向けてエアーを吹き出す吹出口として、複数のノズルNZが周方向に配置されている。これらの複数のノズルNZは、エアーの噴出方向がリング部分の中心軸に対して重力方向の下向きとなるように配設されており、挿入部3(ユニバーサルコード5)に向けて複数方向からエアーを噴出する。
例えば、複数のノズルNZを、エアーの噴出方向がリング部分の中心軸上の1点或いは複数の点を指向するように配置したり、複数のノズルNZのそれぞれがリング部分の中心軸に対して所定の角度に設定されて、下方向に旋回流れが発生するように配置する。そして、エアー噴出用ノズル部17c(18c)を上から下に移動させながらエアーを下方向に噴出させることで、付着した水滴を効果的に滴下させることができ、除水性能を向上することができる。
尚、エアー噴出用ノズル部17c(18c)は、蝶番H及び留め金Cを備えることなく、図5に示すような形状のエアー噴出用ノズル部17c'(18c')としても良い。図5の例では、エアー噴出用ノズル部17c'(18c')のリング部分を螺旋状に形成して一部に開口部Wを設けており、この開口部Wから内視鏡2の挿入部3やユニバーサルコード5を差し込んでセットし、カーブ面Fに配置した複数のノズルNZからエアーを吹き付ける。
ここで、各吹出部16,17,18,19から噴出されるエアーは、図6に示すように、水滴受けプレート15の下部で基台11上に設置された気体供給源としてのエアーコンプレッサ30によって供給される。尚、前述したように、図6においては内視鏡2の図示を省略している。
気体供給源30は内視鏡乾燥装置に内蔵されていても良いし、着脱可能に接続されていてもよい。気体供給源30を着脱可能に備える場合、内視鏡乾燥装置は気体供給源接続部を備える。図6では、気体供給源接続部として吐出ホース31が図示されている。
気体供給源30としては、エアーコンプレッサの他に、フィンまたはプロペラが挙げられる。気体供給源30は図6の様に足元に置かれてもよいし、小型のものであれば吹出部17、保持部13、14または支柱12に内蔵されていてもよい。
エアーコンプレッサ30の吐出口には吐出ホース31が接続され、この吐出ホース31が吹出部17(内視鏡2の挿入部3用)の送気チューブ22aと、吹出部18(内視鏡2のユニバーサルコード5用)の送気チューブ22bとに接続されている。送気チューブ22aは、途中で分岐されて内視鏡コネクタ6用の吹出部19に電磁弁32を介して接続されている。言い換えると、気体供給源30は、吐出ホース31、送気チューブ22a、送気チューブ22b、および吹出部19からなる送気管路により吹出口NZに接続されている。
更に、送気チューブ22aは、吹出部17への接続部から延出され、操作部4用の吹出部16に電磁弁33を介して接続されると共に、内視鏡2の操作部4に送気用コネクタ26a,26bを介して接続される送気チューブ23に接続されている(図1参照)。送気チューブ23は、内視鏡2の吸引/送気・送水チャンネルや鉗子チャンネルに送風して内部を乾燥させるためのものであり、送気用コネクタ26a,26bは、それぞれ、操作部4に設けられた吸引/送気・送水チャンネル口金部、鉗子栓口金部に接続される。
電磁弁32,33は、エアーコンプレッサ30から吹出部16〜19に供給するエアー供給量を複数段階に調整する調整部として機能する。本実施の形態においては、電磁弁32,33は開閉弁として構成され、後述するように、電磁弁32,33を開弁して吹出部16〜19の全てにエアーを供給している状態から電磁弁32,33を閉弁して吹出部19,16へのエアー供給を遮断することにより、吹出部17,18へのエアーの供給量を増大させ、噴出するエアーの流速を上昇させる。
前述したように、吹出部16〜19のうち、挿入部3用の吹出部17とユニバーサルコード5用の吹出部18とは、支柱12に沿って上下に移動可能に構成されている。このため、本実施の形態においては、吹出部17,18のキャリア17a,18aは、エアー噴出用ノズル部17c,18cを上下移動させるための駆動用ベルト40,41に連結・固定されている。
駆動用ベルト40,41は、図1及び図6に示すように、それぞれ、支柱12の上部の設けたプーリ42,43と、水滴受けプレート15の下部で基台11上に設置された上下移動用モータ44,45の出力軸に取り付けられた駆動プーリ44a,45aとの間に巻回されている。これらの駆動ベルト40,41、プーリ42,43、上下移動用モータ44,45、駆動プーリ44a,45aにより、エアー噴出用ノズル部17c,18cを上下移動させる移送部が構成されており、上下移動用モータ44,45が駆動されると、モータの回転方向に応じて駆動用ベルト40,41が時計回り方向或いは反時計回り方向に走行し、駆動用ベルト40,41に連結されたキャリア17a,18aを介してエアー噴出用ノズル部17c,18cが上下動する。
上下移動用モータ44,45によるエアー噴出用ノズル部17c,18cの可動範囲は、所定の上限位置と下限位置との間に制限される。このため、支柱12のガイドレール20に、エアー噴出用ノズル部17cの上限位置を検出するための位置検出センサ46と下限位置を検出するための位置検出センサ47とが設置されており、この位置検出センサ46,47により、吹出部17の可動範囲L1が決定される。また、支柱12のガイドレール21には、エアー噴出用ノズル部18cの上限位置を検出するための位置検出センサ48と下限位置を検出するための位置検出センサ49とが設置されており、この位置検出センサ48,49により、吹出部18の可動範囲L2が決定される。
位置検出センサ46〜49は、例えば、光学式又は磁気式の無接触センサ、或いは接触式のリミットスイッチで構成され、キャリア17a,18aの近接或いは接触によって作動するように、ガイドレール20,21の設定位置に設置されている。尚、位置検出センサ46〜49の設置位置は、予め固定しておいても良く、内視鏡2の形式・種類によって異なる挿入部3やユニバーサルコード5の長さに合わせて調整可能としても良い。
以上の吹出部16〜19に対するエアーコンプレッサ30及び電磁弁32,33を介した送風制御と、位置検出センサ46〜49を用いた上下移動用モータ44,45の駆動制御(吹出部17,18の上下移動制御)とを含む内視鏡乾燥装置1の動作は、制御部としてのコントローラ50によって制御される。コントローラ50は、例えばマイクロコンピュータを主として、各種入出力回路、駆動回路、電源回路等を含んで構成されている。
コントローラ50には、支柱12に設置されたスタートスイッチ51及びストップスイッチ52が接続されており、スタートスイッチ51からの信号がコントローラ50に入力されたとき、内視鏡乾燥装置1の動作が開始され、また、ストップスイッチ52からの信号がコントローラ50に入力されたとき、内視鏡乾燥装置1の動作が停止される。
尚、コントローラ50は、ハンガー10とは別体の筐体内に収納しても良く、或いは基台11内に収納するようにしても良い。また、スタートスイッチ51及びストップスイッチ52は、コントローラ50の筐体パネル面や基台11のパネル面に設けるようにしても良い。
次に、内視鏡乾燥装置1による内視鏡2の除水乾燥動作について説明する。この除水乾燥動作に際しては、検査に使用した内視鏡2をリプロセス(洗浄/消毒/すすぎ)し、作業者がリプロセス終了後の内視鏡2をハンガー10にセットする。具体的には、作業者が内視鏡2の操作部4をハンガー10の支柱12上部に設けた保持部13に懸架して挿入部3を重力方向に吊り下げ、また、ユニバーサルコード5を保持部14に掛け、内視鏡コネクタ6を下端に吊り下げる。
次に、内視鏡2の挿入部3を吹出部17のエアー噴出用ノズル部17c内に通し、また、内視鏡2のユニバーサルコード5を吹出部18のエアー噴出用ノズル部18c内に通す。更に、内視鏡2の管路送気用の送気チューブ23の送気用コネクタ26a,26bを内視鏡2の操作部4の吸引/送気・送水チャンネル口金部や鉗子栓口金部に接続する。
内視鏡2をハンガー10にセットした後は、スタートスイッチ51をオンすると、コントローラ50によって制御される内視鏡2の除水乾燥動作がスタートする。以下、コントローラ50によって実行される内視鏡乾燥制御処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
この内視鏡乾燥制御処理が開始されると、初期動作として、挿入部3側の上下移動用モータ44の駆動によるエアー噴出用ノズル部17cの上限位置への移動処理(ステップS1a〜S3a)と、ユニバーサルコード5側の上下移動用モータ45の駆動によるエアー噴出用ノズル部18cの上限位置への移動処理(ステップS1b〜S3b)とを並列的に実行する。
挿入部3用のエアー噴出用ノズル部17cで代表して説明すると、先ず、コントローラ50は、エアー噴出用ノズル部17cが上方向に移動するように、上下移動用モータ44を回転駆動する(ステップS1a)。これにより、駆動用ベルト40を介してエアー噴出用ノズル部17cが支柱12のガイドレール20に沿って上方向に移動する。
次に、コントローラ50は、位置検出センサ46からの信号入力を監視し、エアー噴出用ノズル部17cが上限位置に達したか否かを調べる(ステップS2a)。エアー噴出用ノズル部17cがガイドレール20に設置されている位置検出センサ46に近接或いは接触すると、位置検出センサ46が反応し、コントローラ50に検出信号が入力される。コントローラ50は、位置検出センサ46からの検出信号を受けてエアー噴出用ノズル部17cが上端位置に達したことを認識し、上下移動用モータ44の動作を停止させる(ステップS3a)。
ユニバーサルコード5用のエアー噴出用ノズル部18cに対する処理(ステップS1b〜S3b)も同様であり、挿入部3用のエアー噴出用ノズル部17c及びユニバーサルコード5用のエアー噴出用ノズル部18cが上限位置に達すると、コントローラ50は、エアーコンプレッサ30を作動させる。また、エアーコンプレッサ30の作動と同時に或いは前後して、内視鏡コネクタ6用の吹出部19に接続される電磁弁32と、操作部4用の吹出部16に接続される電磁弁33とを開弁動作させる(ステップS4)。
これにより、エアーコンプレッサ30から送気チューブ22a,22b,23を介して吹出部16〜19及び内視鏡2内に所定の圧力でエアーが供給され、内視鏡2の外部(挿入部3,操作部4,ユニバーサルコード5,内視鏡コネクタ6)及び内部(吸引/送気・送水チャンネル、鉗子チャンネル)にエアーが吹き付けられ、各部に付着している水滴の除水が開始される。
続いて、コントローラ50は、挿入部3側の上下移動用モータ44の駆動によるエアー噴出用ノズル部17cの下限位置への移動処理(ステップS5a〜S7a)と、ユニバーサルコード5側の上下移動用モータ45の駆動によるエアー噴出用ノズル部18cの下限位置への移動処理(ステップS7b〜S7b)とを並列的に実行する。この場合、上下移動用モータ44,45の回転方向は、上限位置への移動制御の場合と逆方向となる。
挿入部3用のエアー噴出用ノズル部17cで代表して説明すると、コントローラ50は、エアー噴出用ノズル部17cが下方向に移動するように、上下移動用モータ44を回転駆動する(ステップS5a)。これにより、駆動用ベルト40を介してエアー噴出用ノズル部17cが支柱12のガイドレール20に沿って下方向に移動する。エアー噴出用ノズル部17cがエアーを吹出しながら下方へ移動することで、挿入部3に付着している水滴が外表面に沿って下方へと除水されていく。
その後、コントローラ50は、下限位置検出用の位置検出センサ47からの信号を監視してエアー噴出用ノズル部17cが下限位置に達したか否かを調べる(ステップS6a)。そして、コントローラ50は、位置検出センサ47が反応してエアー噴出用ノズル部17cが下限位置に達したことを認識すると、上下移動用モータ44の動作を停止させる(ステップS7a)。ユニバーサルコード5用のエアー噴出用ノズル部18cに対する処理(ステップS5b〜S7b)も同様である。
次に、コントローラ50は、挿入部3用のエアー噴出用ノズル部17c及びユニバーサルコード5用のエアー噴出用ノズル部18cが下限位置に達したとき、エアーコンプレッサ30を作動させたまま、電磁弁32,33を閉弁動作させる(ステップS8)。尚、このとき、コントローラ50は、電磁弁32,33の閉弁後の経過時間を計時するため、内部タイマ(カウンタ)をスタートさせる。
電磁弁32,33の閉弁に伴い、内視鏡コネクタ6用の吹出部19及び操作部4用の吹出部16へのエアーの供給が遮断され、挿入部3用の吹出部17、及びユニバーサルコード5用の吹出部18へのエアーの供給量が増大される。これにより、エアー噴出用ノズル部17cから挿入部3に吹き付けられるエアーの流速、及びエアー噴出用ノズル部18cからユニバーサルコード5に吹き付けられるエアーの流速が上昇し、挿入部3及びユニバーサルコード5下端部からの水滴の滴り落ちを促進させる。滴り落ちた水滴は、ハンガー10の下方に設置されている水滴受けプレート15に回収される。
その後、コントローラ50は、タイマの計数値から電磁弁32,33の閉弁後の経過時間が設定時間に達したか否かを調べる(ステップS9)。そして、設定時間に達したとき、エアーコンプレッサ30の作動を停止させ(ステップS10)、内視鏡2の除水乾燥動作を完了する。尚、除水乾燥動作中に動作を停止させたい場合は、ストップスイッチ52を操作することで動作を中断させることができる。
以上の内視鏡乾燥装置1は、図8に示すように、保管庫100の内部に複数のハンガー10Aを設置した内視鏡乾燥装置1Aとして構成するようにしても良い。図8に例示する内視鏡乾燥装置1Aでは、保管庫100の扉100aを開けて複数のハンガー10Aのそれぞれに内視鏡2を吊り下げた後、扉100aを閉めて複数の内視鏡2の除水乾燥動作を同時に行う。
ハンガー10Aは、上述のハンガー10をそのまま使用することも可能であるが、複数台を同時に駆動制御するため、ハンガー10に対して、エアーコンプレッサ30、上下移動用モータ44,45、コントローラ50を別に備える構成とする。例えば、保管庫100の下部に、1台乃至複数台のエアーコンプレッサ30、各ハンガー毎或いは共通駆動用の上下移動用モータ44,45等の駆動部101を設け、保管庫100の上部に、コントローラ50を組み込んだ制御部102を設ける。
制御部102の前面には、操作パネル102aを設け、作業者が操作パネル102aを操作することにより、除水乾燥動作の開始/中断を行う。この保管庫100内にハンガー10Aを設置した内視鏡乾燥装置1Aでは、除水乾燥後すぐに使用する予定の無い内視鏡を、そのまま保管することができ、利便性を向上することができる。
このように本実施の形態においては、内視鏡2の挿入部3にエアーを吹き付けるエアー噴出用ノズル部17cと、内視鏡2のユニバーサルコード5にエアーを吹き付けるエアー噴出用ノズル部18cとを上から下に移動させながらエアーを下方向に噴出させることで、挿入部3及びユニバーサルコード5のそれぞれの外表面に付着した水滴を効果的に滴下させることができる。
しかも、エアー噴出用ノズル部17c,18cを挿入部3やユニバーサルコード5を囲むリング状に形成して、周方向に配置した複数のノズルNZからエアーを吹き付けることにより、水滴を残留させることなく滴下させることができる。そして、エアー噴出用ノズル部17c,18cを下限位置まで下降させた段階で、ノズルNZから吹き出すエアーの流速を上昇させことにより、挿入部3及びユニバーサルコード5下端部からの水滴を確実に滴り落ちさせることができる。
1,1A 内視鏡乾燥装置
2 内視鏡
3 挿入部
4 操作部
5 ユニバーサルコード
6 内視鏡コネクタ
10,10A ハンガー
11 基台
12 支柱
13,14 保持部
13a,14a 懸架部
15 水滴受けプレート
16,17,18,19 吹出部
17a,18a キャリア
17b,18b フック部
17c,18c エアー噴出用ノズル部
20,21 ガイドレール
22a,22b,23 送気チューブ
26a,26b 送気用コネクタ
30 気体供給源、エアーコンプレッサ
31 気体供給源接続部、吐出ホース
32,33 電磁弁
40,41 駆動用ベルト
42,43 プーリ
44,45 上下移動用モータ
44a,45a 駆動プーリ
46,47,48,49 位置検出センサ
50 コントローラ
51 スタートスイッチ
52 ストップスイッチ
100保管庫
100a 扉
101駆動制御部
101a操作パネル
C 留め金
F カーブ面
H 蝶番
L1 可動範囲
L2 可動範囲
NZ 吹出口、ノズル
W 開口部

Claims (6)

  1. 内視鏡の挿入部が操作部よりも重力方向下となるように前記操作部を保持して前記内視鏡を吊り下げる保持部と、
    前記保持部により吊り下げられた前記内視鏡に向けて気体を吹き出す吹出口を有する吹出部と、
    前記吹出部を、前記内視鏡に沿って前記保持部側から下降させる移送部と、
    を含むことを特徴とする内視鏡乾燥装置。
  2. 前記吹出部は、前記内視鏡を囲うためにカーブしているカーブ面を有し、
    前記吹出口は前記カーブ面に複数配置されて複数方向から前記内視鏡に向けて前記気体を吹き出すことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡乾燥装置。
  3. 前記気体の流速を複数段階に調整可能な調整部と、
    前記調整部および前記移送部を制御する制御部とを含み、
    前記制御部は、前記移送部が前記吹出部を所定の高さまで下降させた段階で、前記調整部を介して前記吹出部から吹き出す気体の流速を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡乾燥装置。
  4. 前記吹出部は、前記気体を前記内視鏡に向けて下方向に吹き出すことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡乾燥装置。
  5. 気体供給源に接続するための気体供給源接続部と、
    前記気体供給源接続部および前記吹出口を連通させる送気管路と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡乾燥装置。
  6. 前記吹出口に向けて気体を流動させる気体供給源を含むことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡乾燥装置。
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