JP2016010035A - 緩衝構造 - Google Patents

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章 勝又
山中 利記
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【課題】携帯端末の落下による衝撃から、通信端末の故障を、より確実に防ぐことが可能な緩衝構造を提供することにある。【解決手段】本発明の緩衝部材(緩衝構造)10は、携帯端末16の筐体17の外周縁に位置し、筐体17の少なくとも一部を覆って、携帯端末16の落下時の衝撃を吸収する突起部12を具備し、突起部12は、落下時の衝撃を吸収する際に、携帯端末16の落下時における落下地面Aとの接触点C1と、携帯端末16の重心D1を通る鉛直線と落下地面Aとの交点E1と、が異なる、ことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、緩衝構造に関し、特に、携帯電話、タブレット等、携帯する機会の多い携帯型電子機器を落下等の衝撃から保護することが可能な緩衝構造に関する。
近年、普及している携帯電話、タブレット等の携帯型電子機器は、携帯する機会が多いため、携帯時の落下による衝撃から保護することが所望される。一例を示すと、携帯型電子機器の筐体を、例えば、ゴム製の緩衝部材で被覆し、落下による衝撃で筐体が破損することを防いでいる。
このように、筐体を緩衝部材で被覆するものとして、例えば、特許文献1には、緩衝部材を具備する緩衝構造が開示されている。この特許文献1に開示されている緩衝構造は、落下時に緩衝部材を弾性変形させることで、衝撃を緩和している。
特開2010−67730号公報
ところで、上記特許文献1に開示された緩衝構造では、緩衝部材を弾性変形させることで、衝撃を緩和しているが、携帯端末の正背面方向に対する側方面側から目視すると、この携帯端末の重心と携帯端末の落下地点とを結ぶ線上で衝撃を吸収している。
このため、上記特許文献1に開示された緩衝構造では、落下時の衝撃を、携帯端末の重心で、そのまま受けてしまい、この衝撃を緩和する点で改善の余地がある。したがって、上記特許文献1に開示された緩衝構造では、落下時の衝撃を、携帯端末の重心からズレた箇所で受けることで、衝撃を緩和し、落下による衝撃から携帯端末の故障を、より確実に防ぐ点については改善の余地がある。
そこで、本発明の目的は、携帯端末の落下時に、この落下による衝撃から、携帯端末の故障を、より確実に防ぐことが可能な緩衝構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の緩衝構造は、携帯端末の筐体の外周縁に位置し、上記筐体の少なくとも一部を覆って、上記携帯端末の落下時の衝撃を吸収する衝撃吸収部を具備し、上記衝撃吸収部は、落下時の衝撃を吸収する際に、上記携帯端末の落下時における落下地面との接触点と、上記携帯端末の重心を通る鉛直線と落下地面との交点と、が異なる、ことを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末の落下時に、この落下による衝撃から、携帯端末の故障を、より確実に防ぐことができる。
本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る緩衝構造に関し、この緩衝構造を正面側から目視した状態を示す正面図である。 図1におけるI−I´の断面図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る緩衝構造に関し、この緩衝構造を正面側から目視した状態を示す正面図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る緩衝構造に関し、この緩衝構造を側方面側から目視した状態を示す側方面図である。 図3における線II−II´の断面図である。 図3における線II−II´の断面図であり、緩衝構造の動作の態様の一例を示す断面図である。 図3における線II−II´の断面図であり、緩衝構造の動作の態様の他例を示す断面図である。 本発明の他の実施形態(第3の実施形態)に係る緩衝構造に関し、この緩衝構造を正面側から目視した状態を示す正面図である。 本発明の他の実施形態(第3の実施形態)に係る緩衝構造に関し、この緩衝構造を側方面側から目視した状態を示す側方面図である。 図8におけるA方向から目視した側方面図であり、緩衝構造の動作態様の一例を示す側方面図である。 本発明に関連する緩衝構造に関し、この緩衝構造を正面側から目視した状態を示す正面図である。 本発明に関連する緩衝構造に関し、この緩衝構造を側方面側から目視した状態を示す側方面図である。 図11における線III−III´の断面図である。 図11における線III−III´の断面図であり、緩衝構造の動作態様の一例を示す断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態及び本発明に関連する形態について説明する。なお、本実施形態の説明に先立ち、本実施形態の主たる特徴を、より明確にするため、図11乃至図14を用いて、本発明に関連する形態について説明する。
(関連する形態の構成)
まず、図11乃至図13を用いて、本発明に関連する緩衝部材(緩衝構造)40の構成について説明する。図11は、本発明に関連する緩衝部材(緩衝構造)40に関し、この緩衝部材40を正面側から目視した状態を示す正面図である。図12は、本発明に関連する緩衝部材40に関し、この緩衝部材40を側方面側から目視した状態を示す側方面図である。図13は、図11における線III−III´の断面図である。
図11乃至図13に例示されるように、本発明に関連する緩衝部材40は、被覆部41を具備している。この被覆部41は、携帯端末16の筐体の外周縁に位置し、この携帯端末16の筐体の外周縁の少なくとも一部を被覆している。このように、本発明に関連する緩衝部材40では、携帯端末16の筐体の外周縁を被覆することで、落下時における携帯端末16の故障を防ぐことができる。
(関連する形態の動作)
次に、図14を用いて、本発明に関連する緩衝部材40の動作について説明する。図14は、図11における線III−III´の断面図であり、緩衝部材(緩衝構造)40の動作態様の一例を示す断面図である。
図14に例示されるように、携帯端末16が落下地面Aに向かって鉛直方向B4に落下したとする。ここで、携帯端末16の落下時における突起部12と落下地面Aとの接触点を接触点C4とする。また、携帯端末16の重心D4を通る鉛直線と落下地面Aとの交点を交点E4とする。
そして、携帯端末16の落下地面Aとの接触点C4と、携帯端末16の重心D4と、を結ぶ直線を直線Y1とする。また、携帯端末16の重心D4と、交点E4と、を結ぶ直線を直線Y2とする。
図14の例では、直線Y1と直線Y2とが重なる。この場合、携帯端末16は、落下時の衝撃を重心D4で、そのまま受けてしまい、この衝撃を緩和する点で改善の余地がある。
これに対し、以下の第1の本実施形態(第2の実施形態及び第3の実施形態)では、直線Y1と直線Y2とが重ならず、落下時の衝撃を、重心D1からズレた箇所で受けることで、落下時の衝撃を緩和している。以下、図1乃至図10を用いて、本実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。図1は、本実施形態(第1の実施形態)に係る緩衝構造の構成を示す構成図である。図2は、図1におけるI−I´の断面図である。
図1及び図2に例示されるように、本実施形態の緩衝構造10は、突起部(衝撃吸収部)12を具備している。この突起部12は、携帯端末16の筐体17の外周縁に位置している。そして、突起部12は、筐体17の外周縁の少なくとも一部を被覆している。すなわち、突起部12は、携帯端末16の落下時に、この携帯端末16の筐体17の落下地面Aへの接触を防ぎ、落下時の衝撃から携帯端末16を保護している。
本実施形態において、突起部12は、筐体17の正背面方向に対し直交する側方面側から、この筐体17を目視すると、正面側18と背面側19とで非対称となるよう形成される。
ここで、携帯端末16の落下時における突起部12と落下地面Aとの接触点を接触点C1とする。また、携帯端末16の重心D1を通る鉛直線と落下地面Aとの交点を交点E1とする。
そして、本実施形態では、突起部12が、正面側18と背面側19とで非対称となるよう形成されているため、接触点C1と交点E1とが異なる。すなわち、本実施形態では、接触点C1と交点E1とにズレを生じさせている。
このように、接触点C1と交点E1とにズレを生じさせることで、接触点C1と交点E1とが一致する場合よりも、落下時の衝撃を緩和し、携帯端末16の故障を、より確実に防ぐことができる。
また、接触点C1と、携帯端末16の重心D1と、を結ぶ直線を直線Y1とし、携帯端末16の重心D1と、この重心D1から鉛直方向B1に向かう落下地面Aとの交点E1と、を結ぶ直線を直線Y2とする。
そして、本実施形態では、突起部12が、正面側部18と背面側部19とで非対称となるよう形成されるため、直線Y2が、落下地面Aに垂直(90度)となるのに対し、直線Y1が、落下地面Aに斜角(1度から89度)となる。
一例を示すと、例えば、直線Y2が落下地面Aに60度で交わるとすると、携帯端末16にかかる反作用は、落下時の衝撃である作用に「√3/2≒0.866」を乗じたものとなる。したがって、落下時における衝撃を緩和させることが可能であるといえる。
よって、本実施形態では、落下時の衝撃を吸収する際に、接触点C1と交点E1とにズレを生じさせることで、落下時の衝撃を緩和し、携帯端末16の故障を、より確実に防ぐことができる。
(第2の実施形態の構成)
図3乃至図7を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。まず、図3乃至図5を用いて、本実施形態の緩衝部材(緩衝構造)20の構成について説明する。
図3は、本実施形態(第2の実施形態)に係る緩衝部材(緩衝構造)20に関し、この緩衝部材20を正面側から目視した状態を示す正面図である。図4は、本実施形態(第2の実施形態)に係る緩衝部材20に関し、この緩衝部材20の側方面側から目視した状態を示す側方面図である。図5は、図3における線I−I´の断面図である。
図3乃至図5に例示されるように、本実施形態の緩衝部材20は、被覆部21及び突起部(衝撃吸収部)22を具備している。この被覆部21は、携帯端末16の筐体の外周縁に位置し、この携帯端末16の筐体の少なくとも一部を被覆している。
なお、本実施形態において、緩衝部材20は、被覆部21及び突起部22をゴム製の弾性部材により形成し、落下時の衝撃から筐体の破損を予防しているが、筐体の破損を予防するものであれば、特に限定されず、プラスチック等により形成しても良い。
また、本実施形態において、緩衝部材20は、携帯端末16に嵌め込む際に、この携帯端末16に当接する当接面から画成される空間に関し、携帯端末16の挟み込まれる部位よりも僅かに小さくしている。これにより、緩衝部材20は、緩衝部材20自体の弾性力を利用して強固に挟み込むことが可能になる。
なお、本実施形態では、緩衝部材20は、携帯端末16を挟み込んでいるが、これに限定されず、例えば、ネジ止め、接着等により携帯端末16に取り付けても良い。
本実施形態において、緩衝部材20の突起部22は、筐体17の正背面側に対し直交する側方面側から、この筐体17を目視すると、正面側18と背面側19とで非対称となるよう形成される。
ここで、携帯端末16の落下時における突起部22と落下地面Aとの接触点を接触点C2とする。また、携帯端末16の重心D2を通る鉛直線と落下地面Aとの交点を交点E2とする。
そして、本実施形態では、突起部22が、正面側18と背面側19とで非対称となるよう形成されているため、接触点C2と交点E2とが異なる。すなわち、本実施形態では、接触点C2と交点E2とにズレを生じさせている。
このように、接触点C2と交点E2とにズレを生じさせることで、接触点C2と交点E2とが一致する場合よりも、落下時の衝撃を緩和し、携帯端末16の故障を、より確実に防ぐことができる。
よって、本実施形態では、接触点C2と交点E2とにズレを生じさせることで、落下時の衝撃を緩和し、携帯端末16の故障を、より確実に防ぐことができる。
また、本実施形態の突起部22は、上述したように、弾性部材により形成されているため、携帯端末16の落下時における落下地面Aへの接触時に変形する。ここで、本実施形態の緩衝部材20は、仮に、携帯端末16が落下する際、この携帯端末16の上下方向を軸とし、この軸線が、落下地面Aに対し、斜角となる場合がある。この場合では、接触点C2と交点E2とが落下地面A上で一致する可能性がある。このように、接触点C2と交点E2とが落下地面A上で一致したとしても、突起部22が変形するため、重心D2を移動させる、すなわち、交点E2を移動させることが可能になる。
よって、本実施形態では、接触点C2と交点E2とにズレを生じさせることで、落下時の衝撃を緩和し、携帯端末16の故障を、より確実に防ぐことができる。
また、本実施形態の緩衝部材20は、携帯端末16の筐体の弱い箇所に設けられる。最適には、緩衝部材20は、携帯端末16の筐体の四隅に設けられる。また、緩衝部材20は、携帯端末16の筐体の四隅に限定されず、例えば、電子基板等の近傍に設けても良い。これにより、落下時の衝撃から、電子機器等を確実に予防することが可能になるといえる。
(第2の実施形態の動作)
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態の緩衝部材(緩衝構造)20の動作について説明する。図6は、図3における線II−II´の断面図であり、緩衝部材20の動作の態様の一例を示す断面図である。図7は、図3における線II−II´の断面図であり、緩衝部材20の動作の態様の他例を示す断面図である。
図6に例示されるように、携帯端末16が落下地面Aに向かって鉛直方向B2に落下したとする。この場合、落下時における落下地面Aとの接触点C2が、携帯端末16の重心D2から鉛直方向B2に向かった落下地面Aとの交点E2とは、異なる。
ここで、携帯端末16の落下時における突起部22と落下地面Aとの接触点を接触点C2とする。また、携帯端末16の重心D2を通る鉛直線と落下地面Aとの交点を交点E2とする。
そして、本実施形態では、突起部12が、正面側18と背面側19とで非対称となるよう形成されているため、接触点C2と交点E2とが異なる。すなわち、本実施形態では、接触点C2と交点E2とにズレを生じさせている。
このように、接触点C2と交点E2とにズレを生じさせることで、接触点C2と交点E2とが一致する場合よりも、落下時の衝撃を緩和し、携帯端末16の故障を、より確実に防ぐことができる。
また、接触点C2と重心D2との直線を、直線Y1とする。また、重心D2と、交点E2との直線を、直線Y2とする。そして、直線Y2が落下地面Aに対し、垂直であるのに対し、直線Y1が、落下地面Aに対し斜角となる。このように、斜角となることで、落下時の衝撃を緩和させることが可能になる。
一例を示すと、直線Y2が、落下地面Aに60度で交わるとすると、携帯端末16にかかる反作用は、落下時の衝撃である作用に「√3/2≒0.866」を乗じたものとなる。したがって、落下時における衝撃を緩和させることが可能になるといえる。
このように、本実施形態の緩衝部材20では、この異なる位置、すなわち、接触点C2が交点E2からズレた位置で、落下時の衝撃を吸収している。そして、携帯端末16は、接触点C2を基点として倒方向G2に倒れる。
このように、携帯端末16が落下した場合、接触点C2と交点E2とにズレを生じさせることで、衝撃を緩和させることが可能になる。よって、本実施形態では、携帯端末16への落下時の衝撃を緩和させることで、携帯端末16の故障を、より確実に防ぐことができる。
図7に例示されるように、携帯端末16が落下する際、この携帯端末16の上下方向を軸とし、この軸線が、落下地面Aに対し、斜角となる場合がある。この場合では、接触点C2と交点E2とが落下地面A上で一致する可能性がある。このように、接触点C2と交点E2とが落下地面A上で一致したとしても、突起部22が変形するため、重心D2を移動させる、すなわち、交点E2を移動させることが可能になる。
よって、本実施形態では、接触点C2と交点E2とにズレを生じさせることで、落下時の衝撃を緩和し、携帯端末16の故障を、より確実に防ぐことができる。
(第3の実施形態の構成)
図8乃至図10を用いて、本発明の他の実施形態(第3の実施形態)について説明する。まず、図8及び図9を用いて、本実施形態の緩衝部材(緩衝構造)30の構成について説明する。図8は、本実施形態(第3の実施形態)に係る緩衝部材(緩衝構造)30に関し、この緩衝部材30を正面側から目視した状態を示す正面図である。図9は、本実施形態(第3の実施形態)に係る緩衝部材(緩衝構造)30に関し、この緩衝部材30を側方面側から目視した状態を示す側方面図である。
なお、本実施形態は、上述の第1の実施形態及び第2の実施形態に対し、携帯端末36の筐体37に突起部(衝撃吸収部)32を一体に形成した点が異なり、他の点は同様である。したがって、上述の第1の実施形態及び第2の実施形態に対し、同様の点は同一又は相当する符号を付して、その説明を省略する。
図8及び図9に例示されるように、本実施形態の緩衝部材30は、携帯端末36の筐体37に突起部32を設けている。この突起部32は、筐体37に一体に形成される。筐体37を、この筐体37の正背面方向に対し直交する側方面側から目視すると、正面側38と背面側39とが非対称となるよう形成される。
すなわち、突起部32に関し、落下時の衝撃を吸収する際に、携帯端末36の落下時における落下地面Aとの接触点C3が、携帯端末36の重心から鉛直方向B3に向かった落下地面Aとの交点E3に対し、落下地面A上で異なる。
このように、携帯端末36が落下した際に、接触点C3と交点E3とにズレを生じさせ、落下時の衝撃による反作用を緩和させることが可能になる。よって、本実施形態では、携帯端末36の落下時の衝撃による反作用を緩和させることで、携帯端末27の故障を、より確実に防ぐことができる。
(第3の実施形態の動作)
次に、図10を用いて、本実施形態の緩衝構造の動作について説明する。図10は、図8におけるA方向から目視した側方面図であり、緩衝構造の動作態様の一例を示す側方面図である。
図10に例示されるように、携帯端末36が落下地面Aに向かって落下したとする。この場合、落下地点Aに対する携帯端末36の接触点C3が、携帯端末36の重心D3から落下地面Aに向かう落下地面Aとの交点E3に対し、落下地面A上で異なる。すなわち、携帯端末36が落下した場合、接触点C3と交点E3とで、落下地面A上でズレを生じさせ、落下時の衝撃による反作用を緩和させる。そして、携帯端末36は、接触点C3を基点として、倒方向G3又は倒方向H3に倒れる。
ここで、携帯端末36の落下時における突起部32と落下地面Aとの接触点を接触点C3とする。また、携帯端末36の重心D3を通る鉛直線と落下地面Aとの交点を交点E3とする。
そして、本実施形態では、突起部32が、正面側38と背面側39とで非対称となるよう形成されているため、接触点C3と交点E3とが異なる。すなわち、本実施形態では、接触点C3と交点E3とにズレを生じさせている。
このように、接触点C3と交点E3とにズレを生じさせることで、接触点C3と交点E3とが一致する場合よりも、落下時の衝撃を緩和し、携帯端末36の故障を、より確実に防ぐことができる。
また、接触点C3と重心D3との直線を、直線Y1とする。また、重心D3と、交点E3との直線を、直線Y2とする。そして、直線Y2が落下地面Aに対し、垂直であるのに対し、直線Y1が、落下地面Aに対し、斜角となる。
一例を示すと、直線Y2、落下地面Aに60度で交わるとすると、携帯端末36にかかる反作用は、落下時の衝撃である作用に「√3/2≒0.866」を乗じたものとなる。したがって、落下時における衝撃を緩和させることが可能になるといえる。
このように、本実施形態では、接触点C3と交点E3とが、落下地面A上で異なる位置となる。すなわち、落下地面A上で接触点C3と交点E3とにズレが生じる。したがって、携帯端末36が落下した場合、接触点C3と重心D3とにズレを生じさせ、携帯端末36への落下時の衝撃を緩和させることが可能になる。よって、本実施形態では、携帯端末36への落下時の衝撃を緩和させることで、携帯端末36の故障を防ぐことができる。
また、本実施形態では、携帯端末36の筐体37をフレキシブルな形状とし、携帯端末36の筐体37自体に突起部32を設けているため、別途、緩衝部材を設ける必要なく、携帯端末36をコンパクトにすることが可能になる。よって、本実施形態では、携帯性を向上させることができる。
10 緩衝部材(緩衝構造)
12 突起部(衝撃吸収部)
16 携帯端末
17 筐体

Claims (4)

  1. 携帯端末の筐体の外周縁に位置し、前記筐体の少なくとも一部を覆って、前記携帯端末の落下時の衝撃を吸収する衝撃吸収部を具備し、
    前記衝撃吸収部は、
    落下時の衝撃を吸収する際に、前記携帯端末の落下時における落下地面との接触点と、前記携帯端末の重心を通る鉛直線と落下地面との交点と、が異なる、
    ことを特徴とする緩衝構造。
  2. 前記衝撃吸収部は、
    前記携帯端末が落下する際、この携帯端末の上下方向を軸とし、この軸線が、前記落下地面に対し、斜角である場合であって、前記接触点と前記交点とが一致したとしても、前記携帯端末の重心を移動させるよう変形する、
    ことを特徴とする請求項1記載の緩衝構造。
  3. 前記衝撃吸収部は、
    前記携帯端末の筐体に対し、一体に形成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝構造。
  4. 前記衝撃吸収部は、
    前記携帯端末の筐体が、矩形上をなして形成された場合、矩形上をなして形成された筐体の角部に位置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の緩衝構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102272176B1 (ko) * 2020-10-15 2021-07-05 카페24 주식회사 충격 방지를 위한 휴대용 모바일 단말 장치

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