JP2016010033A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
無線通信に最適なアンテナ形状を決定する機能をもつアンテナ装置を提供する。
【解決手段】
複数のアンテナ素子と、隣接する前記アンテナ素子の間を導通又は非導通に設定する少なくとも1つの第1のスイッチと、前記アンテナ素子の1つ以上と接続する信号線と、
前記信号線から受信信号強度を検出する検出手段と、導通させる前記第1のスイッチの所定の複数の組み合わせのうち、最大の前記受信信号強度を与える組み合わせに第1のスイッチを設定する制御手段とを備えることを特徴とするアンテナ装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関するものである。
近年、無線通信装置の多機能化が極端に進んでいる。そのため無線通信装置は機能毎に周波数や指向性、利得などの要求条件に応じて種々の形状のアンテナを使用する必要があり、1台の装置が複数のアンテナを備えることは珍しくない。例えばスマートホンの場合、携帯電話周波数である2GHz帯と800MHz帯の他に、無線LAN(Local Area Network)周波数の2.4GHz帯と5GHz帯、Bluetooth(登録商標)の2.4GHz帯に対応するアンテナを備える装置がある。上記に加えてGPS(Global Positioning System)の1.5GHz帯、ワンセグ(携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス)の470MHz - 710MHzに対応するアンテナを備える装置も一般的に存在する。
これらのアンテナは機能間で共用できるものは共用するなどの工夫がされて、極力アンテナの数を減らす設計とされているが、今後も多機能化が進むことが見込まれている中、複数の機能で共用できるアンテナが望まれている。
そこで、特許文献1では、アンテナ素子(以下、素子)を格子状に配置し、素子と素子の間を導通または絶縁に切換えるスイッチで構成されたアンテナが提案されている。そして、スイッチの動作により素子間の電気的な接続の有無を変化させることで、アンテナの物理的形状を変化させ、アンテナの共振周波数や指向性を変化させる方法が特許文献1に開示されている。
特開2005-51572号公報
特許文献1では、アンテナが通信に適する共振周波数と指向性を実現するために、アンテナ素子間のスイッチ動作により素子同士の接続状態を変化させて、アンテナの物理的形状を変化させる方法を開示している。しかし、特許文献1には、最適なアンテナ形状をどのように決定するかについては示されていない。
本発明の目的は、通信に最適なアンテナ形状を決定することが可能な、アンテナ装置を提供することである。
複数のアンテナ素子と、隣接する前記アンテナ素子の間を導通又は非導通に設定する少なくとも1つの第1のスイッチと、前記アンテナ素子の1つ以上と接続する信号線と、
前記信号線から受信信号強度を検出する検出手段と、導通させる前記第1のスイッチの所定の複数の組み合わせのうち、最大の前記受信信号強度を与える組み合わせに第1のスイッチを設定する制御手段とを備えることを特徴とするアンテナ装置を提供する。
本発明のアンテナ装置によれば、無線通信に最適なアンテナ形状を形成することが可能となる。
本発明の第1の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の構成例を補足する図である。 本発明の第1の実施形態の構成例を補足する図である。 本発明の第1の実施形態の構成例を補足する図である。 本発明の第1の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態の動作例を示す図である。 本発明の第4の実施形態の動作例を示す図である。 本発明の第5の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の第6の実施形態の構成例を示す図である。
[第1の実施形態]
[構成の説明]
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本実施形態の構成を示す図である。
本発明の第1の実施形態におけるアンテナ装置1は、アンテナ部11、検出部15、記録部16、スイッチ制御信号生成部17、制御部18で構成される。
ここで、アンテナ部11は、格子状に配置された素子1a、1b、・・・1p(以下、素子1)を備える。素子1は金属板、プリント配線板の金属箔などの導電体で構成される。さらにアンテナ部11は、隣接する素子同士の中間に配置され、隣接する素子同士を電気的に接続か非接続に切換えるスイッチ201、202、・・・224(以下、スイッチ2)を備える。スイッチ2は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)、高周波トランジスタ、或いはPINダイオード (p-intrinsic-n Diode、以下ダイオード)などで実現される。さらにアンテナ部11は、スイッチ2を接続か非接続に制御するための制御信号線301、302、・・・324(以下、制御信号線3)を備える。制御信号線3は、スイッチ制御信号生成部17とアンテナ部11のスイッチ2とを接続する。
図1で略図的に示したスイッチ2のうちの1つは、回路図で表すと図2のように、ダイオード401とキャパシタ8、インダクタ9で構成される。そして、スイッチ制御信号生成部が正の電圧の信号を発生すると、信号は制御線3を通ってダイオード401の陰極に到達し、ダイオード401は導通状態となる。一方、制御線3にスイッチ制御信号生成部が負の電圧の信号を発生すると、ダイオード401は非導通状態となる。
図3aおよび図3bは素子1aと素子1b近傍の実体配線図を表しており、素子1aと素子1bは両面銅張基板に形成されるマイクロストリップアンテナである場合を示している。そして、図3aは素子の形成面を上部から見た図、図3bはプリント基板断面の図である。アンテナ素子であるマイクロストリップアンテナは、両面銅張基板の片面にエッチングなどでつくられた素子1aおよび素子1bの銅箔パターンと、誘電体であるスペーサ101で構成される。さらにマイクロストリップアンテナは、スペーサ101を介して素子1aおよび素子1bと対向し、基板のほぼ全面を覆う地導体102によって構成される。地導体102は素子1aおよび素子1bと同じく銅箔で形成される。素子1aには給電点103が設けられ、給電点103に高周波信号線100の心線が接続され、地導体102に高周波信号線100の外導体が接続され、さらに高周波信号線100は検出部15に接続される。
また、ダイオード401、キャパシタ8、インダクタ9はそれぞれチップ形状部品である。キャパシタ8はスイッチを導通に動作させてアンテナ素子を3つ以上並べて接続する場合に、ひとつひとつのダイオードを独立して動作させるために必要である。このキャパシタ8は、アンテナが動作する周波数において低インピーダンスとなり高周波的に導通状態となるリアクタンス値に設定される。また、インダクタ9は、制御線3に高周波電流が流れてアンテナの特性を乱さぬように、アンテナ部以外に高周波電流が流れることを阻止するためのものである。このインダクタ9は、アンテナが動作する周波数において高インピーダンスとなり高周波的に絶縁状態となるリアクタンス値に設定される。
検出部15は、アンテナ部1で受信した高周波信号の強度を受信信号強度として検出し、数値化するハードウェアである。また、記録部16は、アンテナ形状を形成する為にスイッチ2を導通か非導通に設定する制御情報(以下、制御情報)を複数個格納しているメモリである。スイッチ制御信号生成部17は、制御部18の指示に従って制御信号を生成し、制御信号線3に対して制御信号を送るハードウェアである。さらに、制御部18は、アンテナ装置1の構成要素を制御するCPU(中央演算処理装置)である。
[動作の説明]
次に本実施形態の動作について図4および図1を参照して詳細に説明する。
図4において、最初にアンテナ装置1が起動する。次に制御部18は記録部16に格納されている一連の制御情報から1番目のアンテナ形状を形成する為の制御情報を読みこむ(S101)。続いて、制御部18はスイッチ制御信号生成部17に対し、制御部18が記録部16から読み込んだ制御情報に基づいて、制御信号線3に接続しているスイッチ2が導通か絶縁のいずれかの動作を指示する信号を発信する。次いで、スイッチ制御信号生成部17は制御信号線3に信号を発信し、スイッチ2は制御信号線3から得た信号に従って、導通か絶縁のどちらかに動作する(S102)。その結果、素子同士はスイッチの動作で接続か絶縁に設定され、制御情報に従ったアンテナ形状が形成される(S103)。図1に示した例では、スイッチ204とスイッチ211が導通となり、他のスイッチは全て非導通となることで、素子1a、素子1e、素子1iが接続されたアンテナ形状を形成している。
ステップS103に続いて、アンテナ装置1は使用目的の電波を受信し(S104)、受信した高周波信号はアンテナ部11から検出部15に到達し、検出部15は受信信号強度の値(以下、受信強度)を検出する。次に、制御部18は記録部16に対し、検出部15の受信強度を記録部16に格納することを指示する信号を発信し、記録部16は検出部15から受信強度を読みこみ、自身に格納する(S105)。このとき受信強度は、その受信強度を実現しているアンテナ形状を形成する為の制御情報と関連付けて記録部16に格納される。
続いて、制御部18は記録部16の情報を参照して、受信強度と関連付けられていない制御情報が存在するかどうかを判断する(S106)。ステップS106の判断の結果、受信強度と関連付けられていない制御情報が存在すると判断すれば(S106でY)、ステップS101に戻り、次の制御情報を読み込む。
一方、ステップS106の判断の結果、受信強度と関連付けられていない制御情報が存在しないと判断すれば(S106でN)、制御部18は記録部16の情報の中から最大受信強度を実現している制御情報を読み込む(S107)。続いて、制御部18はスイッチ制御信号生成部17に対し、ステップS107で読み込んだ制御情報に基づいて、制御信号線3の各線に接続しているスイッチ2が、導通か絶縁のいずれの動作を行うかを指示する信号を発信する。スイッチ2は信号線3から得た信号に従って、導通か絶縁のどちらかに動作する(S108)。その結果、素子同士は、スイッチの動作で接続か絶縁に設定され、最大受信強度を実現する制御情報に従ったアンテナ形状が形成される(S109)。
このようにして、本実施形態におけるアンテナ装置1は、無線通信に最適なアンテナ形状を形成することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態について、図を参照して説明する。
[構成の説明]
第2の実施形態の構成は第1の実施形態の構成を示す図1と同一である。
[動作の説明]
次に本発明の第2の実施形態について、図5を参照して説明する。図5に示す構成は第1の実施形態の構成を示す図1と同一であるが、動作の説明の都合上、図5を使用する。
第2の実施形態のアンテナ装置1は第1の実施形態の動作の内、複数素子の電気的接続によって形成されるアンテナ形状が異なる。第2の実施形態のアンテナ部は、スイッチ204とスイッチ211が導通となることで、素子1a、素子1e、素子1iが接続された第1のアンテナ素子群が形成される。この第1アンテナ素子群によって形成されるアンテナ形状は、第1の実施形態で示した図1のアンテナ形状と同一である。第2の実施形態ではさらに、スイッチ206とスイッチ213が導通となることで、素子1c、素子1g、素子1kが接続された第2のアンテナ素子群が形成される。
そして、素子1aは検出部15と接続されることで、第1のアンテナ素子群は給電点を備えるが、第2のアンテナ素子群は検出部15と接続されない。第2のアンテナ素子群は第1のアンテナ素子群と高周波的な空間結合を生じ、第2のアンテナ素子群が第1のアンテナ素子に対して、いわゆる無給電素子として動作する。例えば、第1のアンテナ素子群とほぼ同形状の第2のアンテナ素子群を形成し、第2のアンテナ素子群を第1のアンテナ素子群と平行に0.25波長程度の間隔をあけて配置することで、指向性利得を高める効果を得ることができる。
このように、アンテナ装置1は第1のアンテナ素子群だけによる指向性や周波数特性(以下、特性)とは異なる特性を得ることが出来る。そこで、第2のアンテナ素子群が上述の指向性利得を高める例のように、通信に求められる特性に最適化されることで、アンテナ装置1は第1のアンテナ素子群だけによる特性と比べて、より理想的な特性を実現することが可能となる。
以上述べたように、第2の実施形態のアンテナ装置1は第1のアンテナ装置1と比べて、より無線通信に適したアンテナ形状を形成することが可能となる。
[第3の実施形態]
次に本発明の第3の実施形態について、図を参照して説明する。
[構成の説明]
第3の実施形態の構成は第1の実施形態の構成を示す図1と同一である。
[動作の説明]
次に本発明の第3の実施形態について、図6を参照して説明する。
第3の実施形態におけるアンテナ部11は、スイッチ211、204、201、202の4個が導通となることで、素子1i、1e、1a、1b、1cの5個が接続されたアンテナ素子群が形成される。そして、素子1aが高周波信号線100で検出部15に接続されている。このようにして、素子1a、1b、1cで形成される第1のアンテナ形状と、第1のアンテナ形状に直交する素子1a、1e、1iで形成される第2のアンテナ形状とが構成される。素子1aに高周波電流が給電されると、第1のアンテナ形状と第2のアンテナ形状が等振幅かつ同位相に励振されるので、送信電波は素子1aと素子1pを結ぶ方向の偏波となり、アンテナ装置1は斜め偏波のアンテナ装置として機能する。尚、アンテナ部1は受動素子で構成されているので、アンテナの可逆性により送信も受信も同じ特性である。
このようにして、第1の実施形態に示すアンテナ装置1の偏波は素子1aと素子1mを結ぶ方向の垂直方向の偏波のアンテナとして機能することに対して、第3の実施形態に示すアンテナ装置1は上述の斜め偏波のアンテナ装置として機能する。
従って、第3の実施形態に示すアンテナ装置1は、斜め偏波が必要とされる用途に対して、第1の実施形態に示すアンテナ装置1より好適な特性を実現することが可能となる。
[第4の実施形態]
次に本発明の第4の実施形態について、図を参照して説明する。
[構成の説明]
第4の実施形態のアンテナ装置1は第1の実施形態の構成の内、アンテナ部の構成が異なる。
図7aおよび図7bは第4の実施形態のアンテナ部11を示す図である。図7bは図7aの構成を、図3aで示した時と同様に、両面銅張基板を用いたマイクロストリップアンテナを素子とし、3個の素子を並べて配置した素子形成面を上部から見た実体図である。
第1の実施形態では、素子と素子の間のスイッチは1個であった。例えば図1において、素子1aと素子1bの間のスイッチは、スイッチ201の1個である。第4の実施形態では、素子と素子の間のスイッチは複数個であることが第1の実施形態と異なる。すなわち図7aに模式的に示したアンテナ部の例では、素子1aと素子1bの間のスイッチは、スイッチ201a、201b、201cの3個である。
[動作の説明]
第4の実施形態の動作は、図4で示した第1の実施形態の動作と同じである。
ここで、図7bにおいてダイオード401cとダイオード402cが導通した場合に、アンテナ上の高周波電流は、図8の点線で示した経路で流れ、他のスイッチの組合せと比べてアンテナ全体の給電点からの電気長が最も短くなる。一方、ダイオード401aとダイオード402cを導通とした場合には、アンテナ上の高周波電流が最短経路で流れるとしても、図9の点線で示した経路となり、アンテナ全体の給電点からの電気長が他のスイッチの組合せと比べて最も長くなる。アンテナの電気長が短ければアンテナの共振周波数は高くなり、アンテナの電気長が長ければアンテナの共振周波数は低くなる。
尚、スイッチの接続位置の違いによってアンテナの電気長が異なる効果は、素子の寸法と素子間隔の相対的な大きさに左右される。例えば素子間隔が素子より著しく小さい場合は、素子の寸法が支配的となり、スイッチ2の接続位置による電気長の違いは無視される。また、素子間隔が素子より著しく大きい場合は、スイッチ2を含む素子間隔の接続線の長さが支配的となり、スイッチ2の接続位置による電気長の違いは無視される。従って、スイッチの接続位置の違いによってアンテナの電気長が異なる効果は、素子と素子間隔がほぼ等しい場合に顕著である。
以上説明した通り、本実施形態に示すアンテナ装置1は、第1の実施形態のアンテナ装置1のように素子同士が1つのスイッチで接続されるのではなく、複数のスイッチで接続される。その結果、アンテナ装置1は、アンテナ全体の電気長を素子単位の寸法より細かく制御することが可能となる。すなわち、アンテナの共振周波数を素子の接続個数で調整する場合の周波数の変化量では大き過ぎて、素子の個数単位より小さい周波数変化量を求める場合に、本実施形態に示すような素子間のスイッチの組み合わせで電気長を変化させる方法が有効である。
このようにして、第4の実施形態に示すアンテナ装置1は第1の実施形態に示すアンテナ装置1と比べて、より無線通信に最適なアンテナ形状を形成することが可能となる。
[第5の実施形態]
次に本発明の第5の実施形態について図10および図11を参照して説明する。
図10は第5の実施形態の構成を示す図である。
第1の実施形態では、検出部15は素子1aとだけ高周波信号線100で接続されていた。しかし、第5の実施形態では、図10のように素子1のうち素子1a〜1d、1h、1l、1pがスイッチ41ないしスイッチ47(以下、スイッチ4)を介して高周波信号線100で検出部15に接続されている。図10を参照すると、素子1aにはスイッチ41が接続され、素子1pにはスイッチ47が接続されている。さらに、スイッチ4にはスイッチ4を制御するための制御信号線51ないし制御信号線57(以下、制御信号線5)が接続されていて、制御信号線5はスイッチ制御信号生成部17に接続されている。尚、図10に示した構成の他、素子1のどの素子についても、スイッチ4を介して検出部15と接続される構成とすることが可能である。
[動作の説明]
第5の実施形態では、検出部15が複数の素子と接続可能となったことにより、第1の実施形態と比べてアンテナ形状により多くの自由度を与える。即ち第1の実施形態において、スイッチ動作によって形成されたアンテナは、素子1aだけに給電点であったが、第5の実施形態の例を示す図10では給電点とする素子は1aだけではない。図10の例で給電点とする素子は、素子1a〜1d、1h、1l、1pの各素子を選択することが出来る。従って、第1の実施形態で実現するアンテナ形状より、多くのアンテナ形状が実現可能となる。
尚、第5の実施形態では、アンテナ部11内に複数のアンテナを同時形成することが可能である。図10の例では、素子1aに給電されて素子1a、1e、1iで構成されるアンテナに加えて、素子1pに給電されて素子1p、1o、1nで構成されるアンテナも形成されている。この2つのアンテナを同時動作させることにより、同時に二つの偏波のアンテナを実現することが可能となる。
また、アンテナ部11内に複数のアンテナを形成し、それぞれ異なる素子数とすることで、形成される複数のアンテナのそれぞれの電気長を変えることが可能であり、その結果、アンテナ装置1は複数周波数の共振を得ることが可能である。
このようにして、第5の実施形態に示すアンテナ装置1は、第1の実施形態に示したアンテナ装置1では得られなかったアンテナ特性を実現することが可能となる。
[第6の実施形態]
次に本発明の第6の実施形態について図11を参照して説明する。
本発明の第6の実施形態におけるアンテナ装置1は、複数のアンテナ素子1a、1bと、前記アンテナ素子1aと1bの間を導通又は非導通に設定する第1のスイッチ201と、前記アンテナ素子の1つ以上と接続する信号線100を備える。また、アンテナ装置1は、前記信号線100から受信信号強度を検出する検出手段21を備える。さらに、アンテナ装置1は、導通させる前記第1のスイッチ201の所定の複数の組み合わせのうち、最大の前記受信信号強度を与える組み合わせに第1のスイッチ201を設定する制御手段22とを備える。このようにして、第6の実施形態におけるアンテナ装置1は、無線通信に最適なアンテナ形状を形成することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、次のように拡張または変形できる。
例えば、本発明の第1の実施形態では、受信強度の情報は全ての制御情報と関連づけられて記録部16に格納されるが、次のようにすることも可能である。すなわち、直前に読み込んだ受信強度の情報と、新たに読み込んだ受信強度の情報を比較して、大きい方の制御情報にフラグを立て、最後に残ったフラグに対応する制御情報に従ってスイッチを制御する。このようにしても、本発明の第1の実施形態と同一のアンテナ形状を形成することが可能となる。
また、本発明の第1の実施形態では、素子1は正方格子の配置としたが、第2、第3の実施形態のように素子1を直線状に配置する場合もある他、素子1を同心円状や、三角格子状など種々の形状に配置しても実現可能である。
更に、本発明の第5の実施形態を実現する別の構成を、図12に示す。図12では素子1aから素子1dは切換えスイッチ6を介して検出部15に接続されている。給電する素子を選択する必要があるが、複数個所への同時給電は不要である場合には、図12に示すスイッチ6を用いる方法が、図10に示したスイッチ4を用いる方法より配線などの実装設計上、好適な場合がある。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
複数のアンテナ素子と、
隣接する前記アンテナ素子の間を導通又は非導通に設定する少なくとも1つの第1のスイッチと、
前記アンテナ素子の1つ以上と接続する信号線と、
前記信号線から受信信号強度を検出する検出手段と、
導通させる前記第1のスイッチの所定の複数の組み合わせのうち、最大の前記受信信号強度を与える組み合わせに第1のスイッチを設定する制御手段と
を備えることを特徴とするアンテナ装置。
(付記2)
前記第1のスイッチの少なくとも1つは、前記アンテナ素子上、アンテナ素子の隣接する共振周波数の間隔より小さい周波数に対応した差を有して互いに異なる電気長の伝搬路が隣接する前記アンテナ素子の間に形成されるような位置に接続された複数の要素スイッチを含む
ことを特徴とする、付記1に記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記複数の組み合わせの情報を格納する記憶手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記記憶手段から読み出した情報に従って前記設定を行なう
ことを特徴とする付記1または付記2に記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記信号線と前記複数のアンテナ素子との間に第2のスイッチを備え、
前記複数の組み合わせは、導通させる前記第2のスイッチの組み合わせを含む
ことを特徴とする付記1乃至付記3に記載のアンテナ装置。
(付記5)
前記複数の組み合わせは、前記第1のスイッチが導通することにより前記アンテナ素子が複数個接続されたアンテナ素子群として、前記信号線と接続されるようなアンテナ素子を含む第1のアンテナ素子群と、
前記信号線と接続されるアンテナ素子を含まない第2のアンテナ素子群を含むような組み合わせを含む
ことを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記複数の組み合わせは、前記第1のスイッチが導通することにより接続された前記アンテナ素子のうち隣接する複数のアンテナ素子と接続されるものに前記信号線が接続されるような組み合わせを含む
ことを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載のアンテナ装置。
(付記7)
前記複数の組み合わせは、前記信号線に接続されたものを含む複数の前記アンテナ素子が前記第1のスイッチが導通することにより接続されたアンテナ素子群が複数形成されるような組み合わせを含む
ことを特徴とする付記1乃至付記6のいずれかに記載のアンテナ装置。
(付記8)
付記1乃至付記7のいずれかに記載の前記アンテナ装置を備える
ことを特徴とする無線通信装置。
(付記9)
複数のアンテナ素子と、
隣接する前記アンテナ素子の間を第1のスイッチにより導通又は非導通に設定し、
前記アンテナ素子の1つ以上を信号線と接続し、
前記信号線から受信信号強度を検出し、
導通させる前記第1のスイッチの所定の複数の組み合わせのうち、最大の前記受信信号強度を与える組み合わせに第1のスイッチを設定する
ことを特徴とするアンテナ装置の制御方法。
(付記10)
前記第1のスイッチの少なくとも1つは、前記アンテナ素子上、アンテナ素子の隣接する共振周波数の間隔より小さい周波数に対応した差を有して互いに異なる電気長の伝搬路が隣接する前記アンテナ素子の間に形成されるような位置に接続された複数の要素スイッチを含む
ことを特徴とする、付記9に記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記11)
前記複数の組み合わせの情報を記憶手段に格納し、
前記記憶手段から読み出した情報に従って前記設定を行なう
ことを特徴とする、付記9または付記10に記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記12)
前記信号線と前記複数のアンテナ素子との間を第2のスイッチにより導通又は非導通に設定し、
前記複数の組み合わせは、導通させる前記第2のスイッチの組み合わせを含む
ことを特徴とする付記9乃至付記11に記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記13)
前記複数の組み合わせは、前記第1のスイッチが導通することにより前記アンテナ素子が複数個接続されたアンテナ素子群として、前記信号線と接続されるようなアンテナ素子を含む第1のアンテナ素子群と、
前記信号線と接続されるアンテナ素子を含まない第2のアンテナ素子群を含むような組み合わせを含む
ことを特徴とする付記9乃至付記12のいずれかに記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記14)
前記複数の組み合わせは、前記第1のスイッチが導通することにより接続された前記アンテナ素子のうち隣接する複数のアンテナ素子と接続されるものに前記信号線が接続されるような組み合わせを含む
ことを特徴とする付記9乃至付記13のいずれかに記載のアンテナ装置の制御方法。
(付記15)
前記複数の組み合わせは、前記信号線に接続されたものを含む複数の前記アンテナ素子が前記第1のスイッチが導通することにより接続されたアンテナ素子群が複数形成されるような組み合わせを含む
ことを特徴とする付記9乃至付記14のいずれかに記載のアンテナ装置の制御方法。
1 アンテナ装置
3 制御信号線
6 スイッチ
7 制御信号線
8 キャパシタ
9 インダクタ
11 アンテナ部
15 検出部
16 記録部
17 スイッチ制御信号生成部
18 制御部
21 検出手段
22 制御手段
1a、1b、・・・1p 素子
41、42、・・・47 スイッチ
51、52、・・・57 制御信号線
100 信号線
101 スペーサ
102 地導体
103 給電点
201、202、・・・224 スイッチ
301、302、・・・324 制御信号線
401 ダイオード
401a、401b、401c ダイオード
402a、402b、402c ダイオード

Claims (10)

  1. 複数のアンテナ素子と、
    隣接する前記アンテナ素子の間を導通又は非導通に設定する少なくとも1つの第1のスイッチと、
    前記アンテナ素子の1つ以上と接続する信号線と、
    前記信号線から受信信号強度を検出する検出手段と、
    導通させる前記第1のスイッチの所定の複数の組み合わせのうち、最大の前記受信信号強度を与える組み合わせに第1のスイッチを設定する制御手段と
    を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1のスイッチの少なくとも1つは、前記アンテナ素子上、アンテナ素子の隣接する共振周波数の間隔より小さい周波数に対応した差を有して互いに異なる電気長の伝搬路が隣接する前記アンテナ素子の間に形成されるような位置に接続された複数の要素スイッチを含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記複数の組み合わせの情報を格納する記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段から読み出した情報に従って前記設定を行なう
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記信号線と前記複数のアンテナ素子との間に第2のスイッチを備え、
    前記複数の組み合わせは、導通させる前記第2のスイッチの組み合わせを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記複数の組み合わせは、前記第1のスイッチが導通することにより前記アンテナ素子が複数個接続されたアンテナ素子群として、前記信号線と接続されるようなアンテナ素子を含む第1のアンテナ素子群と、
    前記信号線と接続されるアンテナ素子を含まない第2のアンテナ素子群を含むような組み合わせを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記複数の組み合わせは、前記第1のスイッチが導通することにより接続された前記アンテナ素子のうち隣接する複数のアンテナ素子と接続されるものに前記信号線が接続されるような組み合わせを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記複数の組み合わせは、前記信号線に接続されたものを含む複数の前記アンテナ素子が前記第1のスイッチが導通することにより接続されたアンテナ素子群が複数形成されるような組み合わせを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の前記アンテナ装置を備える
    ことを特徴とする無線通信装置。
  9. 複数のアンテナ素子と、
    隣接する前記アンテナ素子の間を第1のスイッチにより導通又は非導通に設定し、
    前記アンテナ素子の1つ以上を信号線と接続し、
    前記信号線から受信信号強度を検出し、
    導通させる前記第1のスイッチの所定の複数の組み合わせのうち、最大の前記受信信号強度を与える組み合わせに第1のスイッチを設定する
    ことを特徴とするアンテナ装置の制御方法。
  10. 前記第1のスイッチの少なくとも1つは、前記アンテナ素子上、アンテナ素子の隣接する共振周波数の間隔より小さい周波数に対応した差を有して互いに異なる電気長の伝搬路が隣接する前記アンテナ素子の間に形成されるような位置に接続された複数の要素スイッチを含む
    ことを特徴とする、請求項9に記載のアンテナ装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003049227A1 (fr) * 2001-12-04 2003-06-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenne et appareil comportant ladite antenne
US20110175791A1 (en) * 2008-09-19 2011-07-21 Delphi Technologies, Inc. Multi-beam, polarization diversity narrow-band cognitive antenna

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