JP2016009970A - 耳掛け式イヤホン,耳掛け式ヘッドセット,及び耳掛けハンガ - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを抑えつつ良好な装着感が得られる耳掛け式イヤホンを提供する。
【解決手段】スピーカユニット(SP)が取り付けられた本体部(1)と、本体部(1)側に連結し、湾曲した腕部(3d)を有する耳掛けハンガ部(3)と、腕部(3d)に設けられ本体部(1)から離れる方向に延出する第1の延出部(3f1)及び第2の延出部(3f2)を有する掛止部(3f)と、を備える。掛止部(3f)の横断面形状において、第1の延出部(3f1)と第2の延出部(3f2)とは、腕部(3d)から離れるに従って互いに離隔するように延出形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、耳掛け式イヤホン,耳掛け式ヘッドセット,及び耳掛けハンガに関する。
イヤホンに関し、耳介に掛ける耳掛けハンガ及びそれを一体的に備えた耳掛け式イヤホンが知られており、一例が特許文献1に記載されている。
また、イヤホンとマイクとの両方を備えた所謂ヘッドセットにおいて、耳掛け式としたものが、特許文献2に記載されている。
また、耳掛け式のヘッドセットにおいて、装着状態を良好にするために、耳掛け部にスポンジ状の球体なるパッドを備えたものが、特許文献3に記載されている。
特開2012−244514号公報 特開2010−193344号公報 特開2008−300903号公報
耳掛け式イヤホンは、耳掛け式でないものと比較して、耳介への装着姿勢が比較的安定することから、運動を伴う使用や業務用無線通信用など、多くの用途に用いられる。
しかしながら、耳掛けハンガが装着される、耳介と頭部側面との間の隙間間隔や隙間形状の個人差は大きい。
そのため、耳掛け式においても耳介の個人差に影響を受けずに良好な装着感が得られる工夫が特許文献3に示されるように検討されている。
それでも、特許文献3に記載されたような耳掛け部に別部材のパッドを取り付ける方法は、部品数が増えてコストアップになるという問題があり、更なる工夫が望まれているのが現状である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、コストアップを抑えつつより良好な装着感が得られる耳掛け式イヤホン,耳掛け式ヘッドセット,及び耳掛けハンガを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1) スピーカユニット(SP)が取り付けられた本体部(1)と、
前記本体部(1)側に連結し、湾曲した腕部(3d)を有する耳掛けハンガ部(3)と、
前記腕部(3d)に設けられ、前記本体部(1)から離れる方向に延出する第1の延出部(3f1)及び第2の延出部(3f2)を有する掛止部(3f)と、
を備え、
前記掛止部(3f)の横断面形状において、前記第1の延出部(3f1)と前記第2の延出部(3f2)とは、前記腕部(3d)から離れるに従って互いに離隔するように延出形成されている耳掛け式イヤホン(52)である。
2) 1)に記載の耳掛け式イヤホン(52)と、
一端側にマイクユニット(MU)を有し他端側が前記耳掛け式イヤホン(52)の前記本体部(1)に連結したアーム状のマイク部(4)と、
を備えたことを特徴とする耳掛け式ヘッドセット(51)である。
3) 耳掛け式ではないイヤホン(EP)に取り付けて耳掛け使用を可能とする耳掛けハンガ(54)であって、
湾曲腕状に形成されたハンガ本体部(543d)と、
前記ハンガ本体部(543d)に設けられ前記イヤホン(EP)から延出するコード(65)が嵌め込まれる溝(543j)と、
前記ハンガ本体部(543d)の湾曲外側面に設けられ、径外方に延出する第1の延出部(543f1)及び第2の延出部(543f2)を有する掛止部(543f)と、
を備え、
前記掛止部(543d)の横断面形状において、前記第1の延出部(543f1)と前記第2の延出部(543f2)とは、前記ハンガ本体部(543d)から離れるに従って互いに離隔するように延出していることを特徴とする耳掛けハンガ(54)である。
本発明によれば、コストアップを抑制しつつ、より良好な装着感が得られる、耳掛け式イヤホン,耳掛け式ヘッドセット,及び耳掛けハンガを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る耳掛け式ヘッドセットの実施例であるヘッドホン51を説明するための後面図である。 ヘッドセット51の右側面図である。 ヘッドセット51の上面図である。 ヘッドセット51を左耳に装着した状態を説明するための斜視図である。 図1におけるS1−S1位置での断面図である。 ヘッドセット51を左耳に装着した状態での掛止部1fにおける断面図である。 本発明の実施の形態に係る耳掛け式イヤホンの実施例(ヘッドセット51に対する変形例1)である耳掛け式イヤホン52を説明するための後面図である。 本発明の実施の形態に係る耳掛けハンガの実施例(ヘッドセット51に対する変形例2)である耳掛けハンガ54を説明するためも模式図である。 他の変形例を説明するための断面図である。 さらに別の変形例を説明するための模式図である。
本発明の実施の形態に係る耳掛け式ヘッドセットなどを、好ましい実施例及び変形例により図1〜図10を参照して説明する。
以下の説明において、上下前後左右の各概略方向を各図の矢印の方向に規定している。この方向は、使用状態の姿勢における方向等とは直接関係がなく、理解容易のため便宜的に規定したものである。
(実施例)
実施の形態に係る耳掛式ヘッドセットの実施例としてヘッドセット51を説明する。まず、ヘッドセット51の概略構成を図1〜図3を参照して説明する。
図1はヘッドセット51の後面図であり、図2は右側面図であり、図3は上面図である。
ヘッドセット51は、後述するように、耳掛けハンガ部3(以下、単にハンガ部3とも称する)を180°回転させると共に、マイク部4を所定角度回動させることにより、左耳と右耳とのいずれにも装着してヘッドセットとして使用できるようになっている。
図1〜図3は、左耳に装着する態様を示しており、左耳への装着状態で前方が頭部側、左方が顔側となる。
また、上下方向は、便宜的に、ハンガ支柱部2の軸線CLa方向としてある。この上下方向は、使用者の耳介の形などにより、装着状態での上下(天地)方向とは必ずしも一致しない(詳細後述)。
ヘッドセット51は、スピーカユニットSPが内部に取り付けられ、前方側を大底とする略円錐台状の本体部1と、本体部1に備えられて縁部から上方に突出するハンガ支柱部2と、ハンガ支柱部2に対し、その軸線CLaまわりに回動可能に連結されたハンガ部3と、本体部1から斜め下方に向け延出するマイク部4と、本体部1から下方に引き出されたコード5と、を有している。以下の説明で、本体部1は、ハンガ支柱部2を含むものとする。
ハンガ支柱部2の軸線CLaは、この例では、後面視において本体部1の概ね中心位置を通るように設定されているが、中心位置から偏倚した位置を通るように設定されていてもよい。
本体部1の大底側は、使用状態において外耳道を覆うように耳介に当接する。この当接する面を耳当て部1aとする。
本体部1内に収容されたスピーカユニットSPからは、リード(図示せず)が延出してコード5内に通されている。
ハンガ支柱部2は、本体部1に一体とされた先細り段付きの支持軸部2aを有し、その細軸部にハンガ部3の基部3aが回動自在に外嵌されている。支持軸部2aの先端は、基部3aの抜け止めとなる止め部2bが取り付けられている。
ハンガ部3は、ハンガ支柱部2に対し、図1に示されるように右方側に延在する左耳装着用位置と、左方側に延在する右耳装着用位置(二点鎖線参照)と、の間の、少なくとも180°の角度範囲で、軸線CLaまわりに回動可能とされている。すなわち、ハンガ部3を本体部1に対して180°回動させることで、右耳と左耳とのいずれの耳に対して選択的に装着可能とされている。
ハンガ部3は、基部3aから止め部2bの右方縁に沿って上方に延出する並軸部3bと、並軸部3bの上方端において右方に折れ曲がる屈曲部3cと、屈曲部3cから右下方に向け、耳介Eの後頭部側の根本部位形状に沿うように湾曲延出した腕部3dと、を有している(図4参照)。
腕部3dは、装着状態で、本体部1の下方を通って軸線CLaの左方側領域に先端部3eが位置するように形成されている。
腕部3dは、屈曲部3cと先端部3eとの間の湾曲領域における、先端部3eよりも屈曲部3cに近い部位に、掛止部3fを有している。掛止部3fの詳細は後述する。
腕部3dは、一平面に沿うように延在して形成されている。これにより、左耳装着用位置及び右耳装着用位置のいずれの位置においても、違和感なく耳に装着することができる。
また、腕部3dは、弾力性を有する材料で形成される。これにより、基部3aを固定端としたときに、先端部3e側を図1の反時計まわり又は時計まわりに移動させるように湾曲度合いを拡縮させる変形と、先端部3e側を図1の前後方向(紙面表裏方向)に移動させる捻じれ変形と、が可能になっている。
マイク部4は、本体部1に対し、軸線CLbまわりの所定角度範囲で回動可能に組みつけられたマイク基部4aと、左耳装着用位置においてマイク基部4aから左下斜め前方に延出したポール部4bと、ポール部4bの先端に設けられ、マイクユニットMUを収容したマイク本体部4cと、を有している。
マイクユニットMUからは、リード(図示せず)が延出し、そのリードは、ポール部4bを通ってスピーカユニットSPからのリードと共にコード5内に通されている。
マイク部4が軸線CLbまわりに回動する際の所定角度範囲は、図1の後面視において、軸線CLaを中心として左右方向に同じ角度θ4で設定されている。この角度θ4は、ヘッドセット51を耳介Eに装着した状態で、マイク本体部4cが使用者の口元近傍に位置する角度として、ポール部4bの形状等と共に適宜設定される。例えば角度θ4≒45°とされる。
図1では、ヘッドセット51が右耳装着用位置とした場合のマイク部4の使用位置が、二点鎖線で示されている。
コード5の先端側は、外部機器に接続されるプラグ(図示せず)とされている。そのプラグを外部機器に接続することで、外部機器からの出力音声がスピーカユニットSPから出力され、マイクユニットMUで収音された音声が外部機器に供給されるようになっている。
ヘッドセット51は、上述の構成により、ハンガ部3を耳介Eの後方側根本に引っ掛けることで、耳当て部1aがおのずと外耳道を塞ぐように耳介Eの一部に当接すると共に、引っ掛けに伴うハンガ部3のわずかな撓みによって耳当て部1aが耳介Eを付勢するようになっているので、ある程度の安定感をもって装着することができる。
図4は、この装着状態を示した斜視図である。この装着状態で、マイク本体部4c(図4では不図示)は、使用者の口元近傍に位置して、使用者の声を良好に収音するようになっている。
図4には、頭部の左側の側部HDと、耳介Eと、耳介Eに装着されたヘッドセット51と、が示されている。ヘッドセット51を一般的な形の耳介Eに装着した場合、軸線CLaが、直立した使用者の頭部上下方向に対して、上方がやや前方に傾斜する姿勢となる。
また、ヘッドセット51は、装着状態で、ハンガ部3における並軸部3bの後頭部側の縁部3b1が、耳輪脚E3における顔側の縁部E3aに近接又は接触した位置になると共に、腕部3dが耳介Eの後方根本側の外形形状に沿って先端部3eが耳垂E2に対応した位置を顔側に超えるほどに延在することで、耳介Eに装着される。
次に、腕部3dの掛止部3fを、図5及び図6を主に参照して説明する。
図5は、図1におけるS1−S1位置での断面図である。図5では、便宜的に腕部3dの湾曲形状に対する内方(本体部1側)と外方とを矢印で示してある。
ヘッドセット51の使用状態で、外方は概ね上方になる側であり、内方は概ね下方になる側である。図6は、ヘッドセット51を左耳に装着した状態の掛止部3fにおける断面図である。
腕部3dは、芯材として湾曲形成された芯部3d1と、芯部3d1のほぼ全周面を被覆する被覆部3d2と、を有し、例えば二色成形で形成されている。
腕部3dにおいて、芯部3d1は、基部3a側から図1におけるコード5よりも手前となる部位まで埋設されている。
すなわち、コード5に対応する部位を含む先端部3e側の部位AR1は、芯部3d1は埋設されずに被覆部3d2のみで形成されている。従って、部位AR1は、芯部3d1が埋設された部位よりも柔軟になっている。
これにより、ハンガ部3を左耳装着用位置と右耳装着用位置との間で回動させる際に、部位AR1を大きく変形させてコード5をまたげるようになっている。
芯部3d1は、例えばPOM(ポリアセタール)樹脂で形成される。被覆部3d2は、例えば熱可塑性エラストマやシリコーンゴムで形成される。
腕部3dは、横断面形状が前後方向を長手とする略楕円を呈する。
例えば、長手長さDa=5.2mm、短手長さDb=4.2mmとされる。
図5に示されるように、掛止部3fは、被覆部3d2の長手端部の一方から斜め外後方に延出形成された延出部3f1と、長手端部の他方から斜め外前方に延出形成された延出部3f2と、を有している。
この例において、延出部3f1と延出部3f2とは、腕部3dの、屈曲部3cから先端部3eまでの間の湾曲延在方向において同じ位置に形成されている。
また、延出部3f1と延出部3f2とは、薄い平板状に形成されている。
図5において、延出部3f1の延出方向となる延出線CLf1と、延出部3f2の延出方向となる延出線CLf2と、のなす劣角θaは、例えば約100°で、腕部3dの湾曲延在方向において一定とされる。
また、腕部3dの短径の延長線LNaに対し、延出線CLf1と延出線CLf2とは、同じ角度(劣角θaの半分:θa/2)で傾斜している。この角度は高精度で一致する必要はなく、目視で概ね同じ角度と認識できる程度の略等角度で十分である。
延長線LNaは、腕部3dが延在する平面に沿うように設定される。
各延出部3f1,3f2の延出高さLf1,Lf2を、各延出部3f1,3f2の先端から、腕部3dの外形線と延出線CLf1,CLf2との交点P1,P2との距離として設定すると、この例において、延出部3f1の延出高さLf1と延出部3f2の延出高さLf2とは、等しくなっている。
また、その延出高さは、例えば、Lf1(=Lf2)=4.3mmとされる。
各延出部3f1,3f2は、腕部3dに沿う方向において、少なくとも図1に示される所定の延在距離Rbの範囲に形成されている。また、各延出部3f1,3f2は、延在距離Rbの範囲において、例えば一定の延出高さとなるように形成されている。
ここで延在距離は、最短直線距離ではなく腕部3dの湾曲延在方向に沿った距離を意味する。
この延在距離Rbの範囲は、並軸部3bの縁部3b1から所定の延在距離Raを隔てて設定されている。
この延出距離Rbが腕部3d上に位置する範囲であるが、ハンガ支柱部2との連結箇所から前記腕部3dの長さの半分の範囲に、各延出部3f1、3f2の少なくとも1部が延在していればよい。
この設定によれば、耳介Eは、下半分が、上半分と比較して顕著に柔らかいので、装着の安定性の観点において、掛止部3fを耳介Eの上半分に対応させた方が装着姿勢が安定し、好ましい。
マイク部4は、ポール部4bが長く延出してアーム状に形成されていることから、本体部1を支点として先端のマイク本体部4cが図1の紙面直交方向に振られやすい。そのため、本体部1を視点としてマイク本体部4cとは反対側の腕部3dに掛止部3fを設けることで、マイク本体部4cの振れを効果的に抑制することができる。
各延出部3f1,3f2は、図1などに示されるように、その延出高さLf1,Lf2が屈曲部3cに向かうに従って徐々に低くなる傾斜部3f1a,3f2aを、延在距離Ra1の範囲で有している。また、先端部3eに向かうに従って徐々に低くなる傾斜部3f1b,3f2bを、延在距離Rc1の範囲で有している。
延出部3f1及び延出部3f2は、柔軟な被覆部3d2と一体に形成されている。従って、延出部3f1及び延出部3f2は、それぞれ、延出線CLf1,CLf2と延長線LNaとのなす角度が増減する方向(矢印DRa方向)に可撓性を有している。
延出部3f1及び延出部3f2は、互いの離間角度である劣角θaと、延出高さ3f1,3f2と、の設定により、前後方向の距離LHが、所定距離LHa以上となるように設定されている。
この所定距離LHaは、12mmであり、一般的な人間の頭部の側部HDと耳介Eとの根本側の隙間よりも大きく設定されている。
すなわち、腕部3dを図5に示される姿勢で耳介Eに引っ掛けると、延出部3f1が耳介Eの頭部側の面に当接し、かつ延出部3f2が頭部の側部HDに当接するようになっている。
これについて図6も参照して説明する。
図6は、上述した掛止部3fを有するハンガ部3を備えたヘッドセット51を耳介Eに装着した際の、掛止部3fに対応する部分の断面図である。
具体的には、図6は、図4におけるS2−S2位置での断面に相当し、耳介Eの耳輪E1と頭部の側部HDとを含んで記載されている。
腕部3dを耳介Eに掛けて使用状態にすると、掛止部3fの延出部3f1は耳輪E1の頭部側の面E1aに当接し、延出部3f2は頭部の側部HDに当接する。
そして、距離LH(図5参照)が耳輪E1と側部HDとの根本側の隙間間隔よりも広いので、両延出部3f1,3f2は、互いに接近するように撓む(白ヌキ矢印)。
この撓みに伴い、延出部3f1は耳輪E1を側部HDから遠ざける方向に付勢し(矢印F1)、延出部3f2は側部HDを頭部内側に向け付勢する(矢印F2)。
これにより、掛止部3fと耳輪E1及び側部HDとの間に隙間がなくなると共に、腕部3dの装着位置が安定して維持される。
そのため、掛止部3fを有するハンガ部3を備えたヘッドセット51は、装着姿勢が安定してより良好な装着感を得ることができる。
掛止部1fは、腕部3dの、屈曲部3cから先端部3eまでの間の、装着時に耳介Eに対応する部位であれば、どこに設けてあってもよい。
ただし、耳輪E1の顔側の、側部HDに接続する耳輪脚E3近傍は、耳輪E1と側部HDとが成す角度がより鋭角であるため、矢印F1および矢印F2で示した付勢する力が大きくなる。そのため、使用者の装着違和感を生じさせないように、この近傍部位を避けて形成することが好ましい。
すなわち、腕部3dにおいて、屈曲部3cと掛止部3fとの間に、延出部3f1,3f2が存在しない部位(非掛止部:延在距離Raに対応する部位)を設けてあることが好ましい。
屈曲部3cが設けられていない場合は、腕部3dが本体部1側に連結した位置である腕部3dの根本となる部位と、掛止部3fとの間に、延出部3f1,3f2が存在しない部位を設けてあることが好ましい。
これにより、延出部3f1,3f2は、耳介Eの比較的固い変形しにくい部位を避けた部位に当接し、かつ、その部位を側部HDから離れる方向に広げるように付勢するので、無理なく装着が可能であり、使用者に違和感を生じさせる可能性が極めて少なくなる。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において次に示されるような変形例としてもよい。
(変形例1)
ヘッドセット51は、マイク部4を除いて図7に示されるような耳掛け式イヤホン52としてもよい。換言するならば、ヘッドセット51は、耳掛け式イヤホン52にマイク部4を付加したものである。
耳掛け式イヤホン52の本体部は、いわゆるインナーイヤータイプやカナルタイプであってもよい。
(変形例2)
本体部1とハンガ部3とは、一体化されていなくてもよい。例えば、掛止部3fを備えたハンガ部3は、耳掛け式ではないイヤホンに取り付けて耳掛け式として使えるようにするための耳掛けハンガ54であってもよい。
図8は、耳掛けハンガ54を説明するための模式図である。
図8(a)には、耳掛け式ではないイヤホンの一例であるカナルタイプのイヤホンEPと、このイヤホンEPを耳掛け式として使えるようにする変形例2の耳掛けハンガ54と、が示されている。
イヤホンEPは、本体部61と、使用時に外耳道内に挿入されるイヤピース68と、本体部61から引き出されたコード65と、を有している。
耳掛けハンガ54は、ヘッドセット51のハンガ部3と同様の湾曲部材であり、腕部3d,屈曲部3c,及び掛止部3fに対応するハンガ本体部543d,屈曲部543c,及び掛止部543fを有している。掛止部543fは、実施例で説明した掛止部3fと同様構造であり、ハンガ本体部543dの湾曲形状の外側面に設けられた、延出部3f1,3f2に相当する延出部543f1,543f2を有している。
また、ハンガ本体部543dには、湾曲形状の内側部分にコード65を嵌着できる溝543jが設けられている。
イヤホンEPのコード65を、耳掛けハンガ54の溝543jに嵌め込むことで、イヤホンEPを、図8(b)に示されるような耳掛け式として使用することができる。
(他の変形例)
上述の実施例及び変形例1,2は、左右いずれの耳にも装着可能なものに限定されず、左耳専用又は右耳専用のものとしてもよい。
左側と右側とのいずれか一方の耳専用とした場合、例えば、実施例における腕部3dを、一平面に沿う形状とせずに、装着する側の耳介Eと頭部の側部HD形状により適合させるべく、図1の紙面直交方向にも曲がった形状とすることができる。
また、掛止部3fについても、実施例で説明したような延長線LNaに対して延出線CLf1,CLf2を前後均等角度で設定するものでなくてもよい。
例えば、左耳専用とした場合を、図9を参照して説明する。
図9(a)は、図6に示されたものと同じ、左耳の耳輪E1及び側部HDを後頭部側から見た断面図であり、図9(b)は、左耳装着用としてより好適な、掛止部3fAの形状を説明するための図である。
図9(a)では、使用者の直立状態での上下方向を天地方向として矢印で示してある。
図9(a)に示されるように、頭部の側部HDは、概ね天地方向に沿った面となっている。一方、耳輪E1の頭部側の面E1aは、天側に向かうに従って側部HDから離れるように天地方向に対して概ね傾斜した面となっている。
従って、掛止部3fの延出線CLf1,CLf2を、延長線LNaに対して前後に均等角度で割り振って設定すると、側部HDに当接する延出部3f2Aの変形が延出部3f1Aの変形よりも大きくなる場合がある。この場合、側部HDを付勢する力が大きくなって使用者にとって自然な装着感が得にくくなるおそれがある。また、反面、耳輪E1を付勢する力が小さくなり過ぎて、耳介形状によっては、より安定した装着感が望まれる場合があり得る。
そこで、図9(b)に示されるように、側部HD側の延出部3f2Aの延出線CL2Aと延長線LNaとのなす角度θbを、延出部3f1Aの延出線CL1Aと延長線LNaとのなす角度θaよりも小さく設定するとよりよい。
すなわち、θb<θaにするとよりよい。
これにより、装着時の延出部3f1Aの撓み度合と、延出部3f2Aの撓み度合と、の差が小さくなる。すなわち、側部HDへの付勢力と耳輪E1への付勢力との差が小さくなる。そのため、使用者にとって自然な装着感が得られる。
また、耳輪E1を付勢する力が小さくなり過ぎることがなく、耳介形状の影響をほとんど受けずにより安定した装着感を得ることができる。
掛止部3fの延出部3f1,3f2の形状や互いの位置関係は、種々変形することができる。それらの例が図10(b)〜(d)に示されている。
実施例で説明した延出部3f1,3f2は、互いに対応した位置に延出長さが同じように設けられており、図10(a)に示される。
図10(a)〜(c)は、掛止部3fをその真上方向(図5における外方)から見た図である。また、図10(d)は、掛止部3fを側方(図5における後方)から見た図である。
図10(b)に示されるように、延出部3f1、3f2は、互いに対応していない位置に交互に設けられていてもよい。
この例において、延出部3f1は、延出部3f1aと延出部3f1bに分割離隔形成され、それらの間に対応した位置に延出部3f2が形成されている。
延出部3f1,3f2を複数に分割することで、耳輪E1及び側部HDへの付勢力が局所的に集中することなく分散されやすいので、装着感がより自然に得られる。
延出部3f1と延出部3f2との間の間隔は、一定でなくてもよい。例えば、図10(c)に示されるように、屈曲部3c側が狭く先端部3e側が広くなるように形成するとよい。側部HDと耳輪E1との隙間間隔は、後頭部側に向かうに従って広くなるのが一般的な耳介Eの形状である。従って、この例は、側部HDと耳輪E1との隙間への装着において、両者への密着度合がより高まるので望ましい。
延出部3f1,3f2の延出長さLf1,Lf2は、一定でなくてもよい。例えば、図10(d)に示されるように、
屈曲部3c側よりも先端部3e側が長く(高く)なるように形成するとよい。
耳輪E1は、顔側となる耳輪脚E3側が変形しにくく、耳輪脚E3から離れて後頭部側に向かうに従って柔らかく変形しやすくなっている。
従って、耳輪脚E3側の耳輪E1を過剰に付勢すると、使用者によっては付勢力を感じて装着に違和感を覚える場合があり得る。そこで、後頭部側の付勢力の方を大きくできるこの変形例はその点で好ましい。
同様の考え方により、延出部3f1,3f2の厚さを、一定ではなく、屈曲部3c側よりも先端部3e側の方を厚くしてもよい。これにより、耳輪脚E3側の付勢力が抑制されるので、装着における違和感を、より感じにくくできるので好ましい。
上述の実施例及び各変形例は、可能な範囲で互いに自由に組み合わせることができる。
1,61 本体部、 1a 耳当て部
2 ハンガ支柱部、 2a 支持軸部、 2b 止め部
3 ハンガ部
3a 基部、 3b 並軸部、 3b1 縁部、 3c 屈曲部
3d 腕部、 3d1 芯部、 3d2 被覆部、 3e 先端部
3f,3fA 掛止部、 3f1,3f2,3f1A,3f2A 延出部
4 マイク部
4a マイク基部、 4b ポール部、 4c マイク本体部
5,65 コード
51 ヘッドセット、 52,EP イヤホン
54 耳掛けハンガ
543d ハンガ本体部、 543c 屈曲部、 543f 掛止部
543j 溝
68 イヤピース
AR1 部位
CLa,CLb 軸線、 CLf1,CLf2 延出線
Da 長手長さ、 Db 短手長さ
E 耳介
E1 耳輪、 E1a 面、 E2 耳垂、 E3 耳輪脚
E3a 縁部
HD 側部
Lf1,Lf2 延出高さ、 LH 距離、 LHa 所定距離
LNa 延長線
MU マイクユニット、 SP スピーカユニット
P1,P2 交点
Ra,Rb,Ra1,Rc1 延在距離
θa 劣角、 θb 角度、 θ4 角度

Claims (5)

  1. スピーカユニットが取り付けられた本体部と、
    前記本体部側に連結し、湾曲した腕部を有する耳掛けハンガ部と、
    前記腕部に設けられ、前記本体部から離れる方向に延出する第1の延出部及び第2の延出部を有する掛止部と、
    を備え、
    前記掛止部の横断面形状において、前記第1の延出部と前記第2の延出部とは、前記腕部から離れるに従って互いに離隔するように延出形成されている耳掛け式イヤホン。
  2. 前記腕部が本体部と連結する連結部から前記腕部の長さの半分の範囲に、前記掛止部の一部が延在することを特徴とする請求項1記載の耳掛け式イヤホン。
  3. 前記耳掛けハンガ部が前記本体部に対し少なくとも180度回動可能とされて前記耳掛け式イヤホンは右耳と左耳との両方に装着可能となっており、
    前記耳掛けハンガ部の前記腕部は、一平面に沿って湾曲形成されると共に、前記第1の延出部と前記第2の延出部とは、前記一平面を挟んで略等角度で傾斜延出していることを特徴とする請求項1または2に記載の耳掛け式イヤホン。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の耳掛け式イヤホンと、
    一端側にマイクユニットを有し他端側が前記耳掛け式イヤホンの前記本体部に連結したアーム状のマイク部と、
    を備えたことを特徴とする耳掛け式ヘッドセット。
  5. 耳掛け式ではないイヤホンに取り付けて使用時の耳掛けを可能とする耳掛けハンガであって、
    湾曲腕状に形成されたハンガ本体部と、
    前記ハンガ本体部に設けられ前記イヤホンから延出するコードが嵌め込まれる溝部と、
    前記ハンガ本体部の湾曲外側面に設けられ、径外方に延出する第1の延出部及び第2の延出部を有する掛止部と、
    を備え、
    前記掛止部の横断面形状において、前記第1の延出部と前記第2の延出部とは、前記ハンガ本体部から離れるに従って互いに離隔するように延出していることを特徴とする耳掛けハンガ。
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