JP2016009932A - 電話端末装置、情報処理方法及び情報処理システム - Google Patents

電話端末装置、情報処理方法及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示部を有する電話端末装置において、当該電話端末装置の有する電話機能を用いて通話している、画像表示部を目視することができない期間に、ユーザーに画像の更新を認識させる、方法を提供する。【解決手段】電話端末装置100は、画像表示部165と、音出力部155と、検出部170とを有し、電話端末装置が通話に使用されていることが検出部によって検出されている状態において、画像表示部に表示される画像が更新されたことに応じて、音出力部が画像の更新を通知する音を出力する。【選択図】図2

Description

本開示は、電話端末装置、情報処理方法及び情報処理システムに関する。
スマートフォン等の携帯電話端末装置においては、ユーザがタッチパネルディスプレイ等を操作することで、スマートフォン内のプロセッサ回路等の情報処理部に対して操作信号を入力することができる。情報処理部は、操作信号に応じたデータ処理を行って所定の画像データを作成し、画像を携帯電話端末装置のディスプレイに表示させる。
ところで、ユーザがディスプレイに表示された画像を見ている際に、携帯電話端末装置の電話機能もしくは通話用のアプリケーションソフトウェア(以下、両者を併せて通話機能と呼ぶ。またアプリケーションソフトウェアをアプリと呼ぶ)を使用する場合がある。例えばディスプレイに、ある特定アプリによる画像が表示されている状態で、他のユーザからの通話要求を受信した場合等である。なお、ユーザによる通話機能の使用を可能とするため、携帯電話端末装置はスピーカとマイクを有する。このような状況において、当該特定アプリを起動させたままで通話機能を起動させ、通話が開始された後は通話機能をバックグランドで動作させ、画像の表示を行う特定アプリをフォアグランドで動作させたとする。この場合、携帯電話端末装置のユーザは、スピーカから発せられる他のユーザの通話音を聞き取るために携帯電話端末装置を耳の付近へ保持することになり、ディスプレイの表示内容を目視することができない。そのため、通話中に当該特定アプリの処理による表示の内容が変わったとしても、ユーザはそのことを認識することができない。
特開2008−167373号公報
画像表示部を有する電話端末装置において、ユーザが、電話端末装置の有する通話機能を用いて通話している期間は、ユーザは画像表示部を目視することができず、その期間に生じた画像の更新を認識することができない。同様の問題は、通話音以外にスピーカから再生される音声や音楽等の音を聞くために、ユーザが電話端末装置を耳の付近に保持する場合にも生じる。
開示の電話端末装置は、画像表示部と、音出力部と、電話端末装置が通話に用いられていることを検出する検出部を有し、電話端末装置が通話に用いられていることが検出部によって検出されている状態において、画像表示部に入力される画像が更新されたことに応じて、音出力部が画像の更新を通知する音を出力することを特徴とする。
画像表示部を有する電話端末装置のユーザが、通話機能を使用している期間においても、画像内容が更新されたことを認識することができる。
電話端末装置の主な構成を示す図である。 第1実施例における電話端末装置のハードウェア構成図である。 第1実施例におけるプロセッサの機能ブロック図である。 第1実施例において、操作信号を受信した際のプロセッサの処理フローチャートである。 第1実施例において、検出信号を受信した際のプロセッサの処理フローチャートである 第1実施例における画像の更新種別の推定方法を説明する図である。 第1実施例における画像の更新種別の推定方法を説明する図である。 第1実施例における差分抽出及び通知音データの生成に関するプロセッサの処理フローチャートである。 第2実施例におけるシンクライアントシステムの構成図である。 第2実施例における情報処理装置のハードウェア構成図である。 第2実施例における電話端末装置が有するプロセッサの機能ブロック図である。 第2実施例における情報処理装置が有するプロセッサの機能ブロック図である。 第2実施例において、操作信号を受信した際の情報処理装置が有するプロセッサの処理フローチャートである。 第2実施例において、検出信号を受信した際の情報処理装置が有するプロセッサの処理フローチャートである 第3実施例におけるシンクライアントシステムの構成図である。 第3実施例における端末装置のハードウェア構成図である。 第3実施例における画像の更新種別の推定方法を説明する図である。
<第1実施例>
本実施例では、画像表示部を有するスマートフォン等の電話端末装置に、当該電話端末装置が通話に使用されていることを検出する検出手段を設ける。検出手段が、電話端末装置が通話に使用されていることを検出した場合、すなわち電話端末装置が電話ツールとして使用されている状態では、ユーザは電話端末装置を自身の耳の近傍に保持しているために画像表示部を見ることができないと考えられる。このような場合であって、画像表示部に表示されている画像内容が更新された場合は、電話端末装置はユーザに対して、画像内容の更新の様子を音で通知する。これによりユーザは、画像表示部の表示内容を目視にて確認することが困難であっても、音通知により画像が更新されたことを認識することができる。例えばユーザが電話端末装置を用いて通話している最中に、メールを受信した旨の通知が画面に表示されると、画面表示の更新に対応する通知音が電話端末装置のスピーカから発せられる。
尚、本明細書において「画像」とは、事象を視覚的に表現した動画像や静止画像だけでなく、テキストデータとしてディスプレイ上に表示される文字の像も含むものとする。また本明細書において「音」には、音声や擬音、機械音も含まれる。
図1は、スマートフォン等の電話端末装置の主な構成を示す図である。電話端末装置100は、筐体の一の面に設けられた、画像を表示するディスプレイである画像表示部165と、通話音声等を出力するスピーカである音声出力部155を有する。電話端末装置100は、ユーザからの入力を受け付ける操作入力装置として、画像表示部165内にタッチパネル方式のキーボードを設けてもよく、もしくは画像表示部165とは別に物理的なキーボードを電話端末装置100の何れかの部位に実装してもよい。電話端末装置100として、スマートフォン以外の携帯電話端末装置や、通信機能が付随されたタブレット型のPersonal Computer(PC)、Personal Digital Assistant(PDA)等を用いてもよい。
図2は、電話端末装置100のハードウェア構成図である。電話端末装置100は、プロセッサ110、揮発性メモリ130、不揮発性メモリ135、通信モジュール140、増幅回路150、音出力部155、音入力部156、ドライバー回路160、画像表示部165、近接センサ170、操作入力装置175、バッテリ180、電源制御回路185及びバス190を有する。プロセッサ110は、電話端末装置100全体の制御や、画像データや音データの生成処理等を行う。プロセッサ110は、Central Processing Unit(CPU)、Micro−Processing Unit(MPU)、Digital Signal Processor(DSP)、Field−Programmable Gate Array(FPGA)等の電子回路部品である。揮発性メモリ130は、プロセッサ110が所定の処理を行うために必要なデータ等を格納する。また揮発性メモリ130を、プロセッサ110が作成した画像データを格納するフレームバッファとして機能させてもよい。揮発性メモリ130は、Dynamic Random Access Memory(DRAM)、Static Random Access Memory(SRAM)等の電子回路部品である。不揮発性メモリ135は、プロセッサ110が実行するコンピュータプログラム等を格納する。不揮発性メモリ135は、Mask Read Only Memory(マスクROM)や、Programable ROM(PROM)、又はフラッシュメモリ等の電子回路部品である。
通信モジュール140は、他の端末装置やサーバ等の情報処理装置と、音データや画像データのデータ通信を行う。データ通信は無線による通信と有線による通信の何れであってもよい。無線通信の場合、通信モジュール140は例えば無線回路、ベースバンド回路、増幅回路、アンテナ等を含む。通信モジュール140として、電話端末装置100の通話機能を実現する通信モジュール部と、その他のデータ通信を実現する通信モジュール部を別個に設けてもよい。増幅回路150は、音データに関する信号を増幅する回路であり、増幅された信号を音出力部155へ送信する。増幅回路150は、作動増幅回路等の電子回路部品である。音出力部155は、増幅回路150から受けた信号に基づき音出力を行う。音出力部155は例えば電話端末装置100の前面に設けられたスピーカである。音入力部156は、ユーザが電話端末装置100を電話ツールとして用いる場合に、音入力を行う入力デバイスであり、例えば電話端末装置100の前面に設けられたマイクである。
ドライバー回路160は、揮発性メモリ130等に格納された画像データを画像表示部165へ出力するドライバー回路である。画像表示部165はドライバー回路160から受けた画像データを表示するディスプレイである。近接センサ170は、電話端末装置100の例えば音出力部155の近傍に設けられ、ユーザが電話端末装置100を耳に近づけたことを検知するセンサであり、近接センサ170から所定距離以内に存在する物体を検知して検出信号を出力する。所定距離は、例えば5センチメートルである。この距離はあくまでも例示であり、ユーザによる電話端末装置100の使い易さを考慮して適宜設定されるものである。近接センサ170は、ユーザが電話端末装置100の通話機能を使用していることを検出する手段の一例である。近接センサ170としては、静電容量型、超音波型、電磁波型、誘導型、赤外線型等のセンサを用いることが可能である。また検出手段の他の例としては、光センサや照度センサ、又は、ジャイロや加速度センサ等を用いて電話端末装置100が保持されている状態等を把握する手段が挙げられる。
バッテリ180は、電話端末装置100の電力供給源であり、電話端末装置100が電源アダプタに接続されている際に電荷をチャージし、電話端末装置100が電源アダプタから切り離されている場合には電荷をディスチャージし、電話端末装置100内の回路に対して必要な電荷の供給を行う。電源制御回路185は、バッテリ180の制御回路であり、例えば電荷のチャージ速度の制御を行い、またプロセッサ110からの指示に基づき、電話端末装置100の消費電力を抑制するために、電荷のディスチャージ量を制御する。電源制御回路185は例えばDirect Current−Direct Current(DC−DC)変換回路である。バス190はプロセッサ110や揮発性メモリ130等の回路を接続し、互いのデータ送信の経路として機能する。
図3は、プロセッサ110の機能ブロック図である。プロセッサ110は、不揮発性メモリ135等に格納された所定のコンピュータプログラムを実行することにより、図3に示される各機能を実現する。プロセッサ110は検出信号受信部111、操作信号受信部112、制御部113、応答音データ生成部114、フレームデータ生成部115、フレームバッファ116、差分抽出部117、通知音データ生成部118、通話音信号受信部119、通話音信号デコード部120、音データ合成部121として機能する。検出信号受信部111は、近接センサ170が対象物を検出した際、近接センサ170からの検出信号を受信する。操作信号受信部112は、ユーザが電話端末装置100に対して操作入力装置175を操作して入力を行った場合に、操作信号を受信する。例えばユーザがキーボード等の操作入力装置175を用いて入力したデータや、表示中のウェブサイトの特定のコンテンツにアクセスするためにユーザがブラウズ操作によって入力した操作信号が、操作信号受信部112で受信される。
制御部113は、操作信号受信部112が受信した操作信号に基づき、後述の応答音データ生成部114やフレームデータ生成部115を用いて所定のデータ処理を行う。また制御部113は、操作信号に対する応答として画像表示部165に表示させるフレームデータや、操作信号に対する応答として音出力部155に再生させる応答音の音データ等を生成する。制御部113は例えばカーネル層で実現される。
応答音データ生成部114は、制御部113からの指示に従い、応答音データを生成し、音データ合成部121へ送信する。本明細書では、電話端末装置100に入力されたユーザからの操作入力に対する応答として出力される音を「応答音」と呼び、電話端末装置100の通話機能が通話先から受信する音を「通話音」と呼ぶ。更に後述するように、画像内容の更新に伴い、画像更新の様子をユーザに通知するための音を「通知音」と呼ぶ。
フレームデータ生成部115は、制御部113からの指示、例えばGraphics Device Interface(GDI)命令等に従い、画像表示部165に表示させる画像のフレームデータを生成する。フレームデータ生成部115によって生成されたフレームデータはフレームバッファ116に格納される。フレームバッファ116に格納されたフレームデータは、ドライバー回路160により画像表示部165上に表示される。差分抽出部117はデータバッファを有し、フレームバッファ116に入力されたフレームデータ(先のフレームデータ)を取得し、次のフレームのフレームデータ(次のフレームデータ)がフレームバッファ116に入力されるまで保持する。差分抽出部117は、自身が保持する先のフレームデータと、フレームバッファ116に入力された次のフレームデータとの相違(差分)を抽出する。すなわち、一のフレームと、当該一のフレームの次に表示されるフレームとの間で表示内容に更新のあった部分に相当するデータを抽出する。差分抽出部117は、差分を抽出した後、自身が保持する先のフレームデータを、フレームバッファ116に保持された次のフレームデータで上書きする。通知音データ生成部118は、差分抽出部117にて抽出された差分に基づいて、画像内容にどのような変化が生じたのかを推定し、推定結果に応じた通知音を選択する。フレームデータの差分に基づいて画像内容の更新の種別を推定する方法の詳細については後述する。通知音データ生成部118は、選択した通知音に相当する通知音データ生成し、音データ合成部121へ送信する。
通話音信号受信部119はユーザが電話端末装置100の通話機能を用いて他の電話端末装置との間で通話を行う際に、他の電話端末装置から受信した通話音の音信号を受信する。通話音信号デコード部120は、通話音信号受信部119が受信した通話音信号をデコードし、通話音データを生成する。通話音信号デコード部120が生成した通話音データは音データ合成部121へ送信される。
音データ合成部121は、入力される複数の音データの合成(ミキシング)を行う。例えば応答音データ生成部114から応答音データが入力され、かつ通話音信号デコード部120から通話音データが入力された場合には、これらの音データを音データ合成部121は合成する。また、例えば通話音信号デコード部120から通話音データが入力され、かつ通知音データ生成部118から通知音データが入力された場合には、これらの音データを音データ合成部121は合成する。合成された音データは、増幅回路150を介して音出力部155にて再生される。この場合ユーザは、通話音に加えて通知音を聞くことができ、通話機能を用いた通話中であっても、画像の更新の様子を認識することができる。
尚、図3に示す機能ブロックの全てが、プロセッサ110にて実現される必要はない。例えば、フレームバッファ116は、プロセッサ110の外部デバイスである揮発性メモリ130を用いて実現されてもよく、通話音信号受信部119及び通話音信号デコード部120は、通信モジュール140のベースバンド回路や、専用の音コーデック回路を用いて実現されてもよい。更に音データ合成部121は、増幅回路150を加算増幅回路として用いて、複数のアナログ音信号を合成することにより実現されてもよい。具体的には、応答音データ等の複数の音データをアナログ変換した電圧信号を各々、抵抗素子を介して並列に増幅回路150に入力させる。この場合、各々の抵抗素子の抵抗値を制御することにより、各音の音量を適宜調節することができる。
図4は、操作信号受信部112がユーザからの操作信号を受けた際にプロセッサ110によって実行される処理のフローチャートである。処理1000にて処理が開始され、処理1001において操作信号受信部112がユーザからの操作信号を受信する。処理1002においてフレームデータ生成部115が、操作信号に応じて画像表示部165に表示させる画像のフレームデータを生成する。処理1003においてフレームバッファ116が、生成されたフレームデータを格納する。処理1004においてフレームバッファ116が、格納されているフレームデータをドライバー回路160へ送信する。
また、処理1001において操作信号受信部112が操作信号を受信した後、処理1005において応答音データ生成部114が、応答音データを生成する。処理1006において音データ合成部121は、生成された応答音データを増幅回路150へ送信する。処理1004及び処理1006の後、処理1007で処理が終了する。図4では、ユーザからの操作信号を受信したプロセッサ110がフレームデータに加えて応答音データも生成する場合を想定して説明した。しかし、プロセッサ110がフレームデータだけを生成し、応答音データを生成しない場合は、処理1005及び処理1006の実行は省略される。
図5は、検出信号受信部111が、近接センサ170等の通話状態検出手段から検出信号を受信した場合に、プロセッサ110によって実行される処理のフローチャートである。処理1100にて処理が開始され、処理1101において検出信号受信部111が検出信号を受信する。処理1102において差分抽出部117が、フレームバッファ116に格納されている少なくとも2枚のフレームに対応するフレームデータに基づき、フレームデータ間の差分を抽出する。処理1103において通知音データ生成部118が、差分抽出部117が抽出したフレームデータ間の差分に基づいて、画像の更新の種別を推定する。画像の更新の種別の例としては、メールを受信した旨の通知表示がポップアップで画像表示部165に表示されることや、動画が再生されることにより連続的に画像が更新されることなどが挙げられる。
処理1104において通知音データ生成部118が、推定された画像の更新の種別に基づいて通知音を選択し、選択された通知音に対応する通知音データを生成する。処理1105において音データ合成部121が、応答音データ生成部114で生成された応答音データや通話音信号デコード部120で生成された通話音データに、通知音データ生成部118で生成された通知音データを合成する。処理1106において音データ合成部121は、合成された音データを増幅回路150へ送信する。応答音データや通話音データが生成されない場合は、音データ合成部121は通知音データのみを増幅回路150へ送信する。また、処理1101の後、処理1107において制御部113は、画像表示部165をオフにする。これにより、ユーザが電話端末装置100を用いて通話を行っている期間、画像表示部165の表示に要する電力を削減することができる。画像表示部165をオフにする方法としては、画像表示部165への電力供給を停止する方法や、画像表示部165が液晶画面である場合は、バックライトの照度を低下もしくは消灯する方法が挙げられる。また、画像表示部165をオフにすることに加え、ドライバー回路160の処理を停止させてもよい。尚、処理1107は、本実施例を行ううえで必須の処理ではなく、電話端末装置100の電力管理の手段の一つとして適宜実施するものである。但し、画像表示部165やドライバー回路160の電源をオフにする場合であっても、画像データに関する処理、例えばフレームデータの生成、フレームデータ間の差分抽出の処理は継続して実行する。これらの処理により、画像の更新が生じたことを通知音データ生成部118が認識でき、ユーザに通知することが可能となるからである。
また、音データ合成部121が行う複数の音データの合成は、それぞれの音が重なって同時に再生されるように行われてもよく、又は、それぞれの音が交互に再生されるよう時分割方式で行われてもよい。また、音データ合成部121は、各音データの音量が適切なものとなるよう、各データに音量の重み付けを行ってもよい。例えば、通話音を聞こえ易くするように、通話音の音量に比べて応答音もしくは通知音の音量が小さくなるように制御してもよい。
図6は、フレームバッファ116に格納されたフレームデータに基づいて、画像の更新の種別を選定するための方法を説明する図である。差分抽出部117によるフレーム間の差分データの抽出は、フレームをメッシュ状に配置される複数の単位領域に分割したマップを用いて行われる。図6(a)は、フレームをメッシュ状に配置された複数の単位領域に分割した様子を示している。フレームは例えば16行及び16列の単位領域に分割されるが、ここではその一部の6行及び9列の単位領域群を示す。各単位領域は複数の画素(ピクセル)を含むものである。一つの単位領域は例えば8行及び8列の画素を含む。図中の1aは単位領域を示し、1bは画素を示し、1cは更新矩形領域を示す。図6(a)において、ハッチングされた複数の矩形領域は、連続して表示される二つのフレーム間で表示内容が相違する領域を示している。本明細書ではこの矩形領域を更新矩形領域と呼ぶ。尚、表示内容が更新された領域が矩形形状であることは本実施例の本質ではなく、表示内容の更新領域が矩形以外の形状を有していてもよい。
差分抽出部117は、単位領域毎に、何個の更新矩形領域と重なりを有しているかをカウントする。図6(b)は、図6(a)に示された例において、単位領域毎のカウント数を示したものである。何れの更新矩形領域とも重なりを有していない単位領域については、カウント数は「0」となる。また複数の、例えば2つの更新矩形領域と重なる単位領域については、カウント数は「2」となる。
次に、単位領域毎に更新矩形領域との重なりの数をカウントする動作を一定期間、例えば1秒間実行し、その間にフレーム更新が複数回行われた場合は、カウントされた数を累積加算する。1秒間に30フレームが表示される場合は、30回分のカウント結果が累積加算される。図6(c)は、一定期間に累積加算された、単位領域毎のカウント数を例示するものである。
次に、図6(c)に示した結果に基づいて、通知音データ生成部118が行う画像の更新の種別の推定方法について説明する。図7は、単位領域毎の累積カウント数と、累積カウント数が所定値以上となった単位領域数と、種別の推定内容と、通知音の種類との関係を例示する表である。この表の第1欄に示した例では、累積カウント数が「3以上」という条件に合致する単位領域数が「25以上、50以下」である場合には、画像の更新の種別は、例えばメール受信に基づいて画像表示部165上にポップアップで表示されたメール受信通知メッセージであると判定する。これは、フレームデータのうち、データ内容が更新された範囲が一定の領域に限られているという判断に基づくものである。図6(c)に示した例では、累積カウント数が「3」以上を示す単位領域は28個存在するため、上述の条件に合致する。そして、通知音としては、「ピン」という機械音が選択される。
また、図7の第2欄に示した例では、累積カウント数が「10以上」という条件に合致する単位領域数が「200以上」である場合には、画像の更新の種別は、例えば動画再生に基づく連続的なフレームの更新であると判定する。これは、フレームデータのうち、データ内容が更新される範囲が比較的広く、また更新回数も比較的多いという判断に基づくものである。この場合は、通知音として「カラカラ」という映写機が回る様子を描写した機械音が選択される。図7に示す通知音はいずれも一例であり、他の音であってもよい。
このように、累積カウント数と単位領域数との関係を用いて推定種別を予め定めておくことにより、差分抽出部117で取得された差分に関するデータに基づいて画像の更新種別を推定することができる。
図8は、フレームデータ間の差分抽出及び通知音データの生成に関する処理のフローチャートである。処理1200にて処理が開始され、処理1201においてフレームバッファ116が、新たなフレームデータを受信する。処理1202において差分抽出部117が、前回に受信したフレームデータと新たに受信したフレームデータとの差分を抽出し、更新矩形領域があるか否かを判定する。処理1202において更新矩形領域がないと判定された場合は処理1201へ戻り、次に新しいフレームデータがフレームバッファ116に格納されるまで処理を待つ。処理1202において更新矩形領域があると判定された場合は処理1203へ進む。処理1203において差分抽出部117が、更新矩形領域と重なりを有する単位領域について、重なりを有する更新矩形領域の数をカウントし、加算する。処理1204において差分抽出部117が、所定時間として例えば1秒が経過したか否かを判定する。処理1204において所定時間が経過していないと判定された場合は処理1201へ戻り、所定時間が経過するまで、処理1201、処理1202及び処理1203を繰り返す。この所定時間は、画像の更新の種別を推定する精度を考慮して適切に設定される。例えば所定時間が短い場合は、推定のために使用するデータ蓄積量が少ないため、適切に更新の種別を判定することができない場合がある。また所定時間が長い場合は、所定期間内に複数の異なる種別の画像更新が発生し、適切な通知音を選定することができない場合がある。従って、画像の更新の種別を推定する精度を考慮して、所定時間は、例えば「30フレーム分のデータを取得する時間」や「1秒」等として設定される。
処理1204において所定時間が経過したと判定された場合は、処理1205へ進む。処理1205において通知音データ生成部118が、差分抽出部117のカウント結果に基づき、画像の更新の種別を推定する。具体的には、図7に示すような判定テーブルを例えば揮発性メモリ130に格納しておき、処理1203で得られたカウント結果に基づき判定テーブルを参照することにより、更新の種別を特定する。処理1206において差分抽出部117が、推定した更新の種別に対応する通知音を選定する。処理1207において通知音データ生成部118が、選定された通知音に対応する通知音データを生成して音データ合成部121へ送信し、処理1208において処理が終了する。
このように、第1実施例では、電話端末装置100のユーザが電話端末装置100の通話機能を使用し、電話端末装置100を耳の近傍に保持している場合には、画像表示部165に表示される画像内容の更新に基づき、更新の種別に応じた通知音が電話端末装置100の音出力部155から再生される。これにより、画像表示部165を目視することができないユーザが、画像表示部165に表示される画像の更新を音により認識することができる。この通知音によって画像内容が更新されたことを認識したユーザは、一度電話端末装置100を耳から離して画像表示部165の表示内容を目視にて確認することができるようになり、電話端末装置100の利便性を向上させることができる。また本実施例に開示された技術は、ユーザが電話端末装置100の通話機能を利用するケース以外においても効果を奏する。例えば音出力部155から再生される音楽や、通話音以外の音、例えば応答音を聞くために、ユーザが電話端末装置100を耳の付近に保持した場合にも、画像表示部165に表示される画像の更新が音によりユーザに通知される。
ここで、通知音の種類について追記する。通知音は、機械音でも人語の音声であってもよい。例えば、メール受信を通知する表示がポップアップされた場合には、「ピン」という機械音を通知音としてもよく、「メールが受信されました」という音声を通知音としてもよい。また、例えば動画が再生される場合の通知音として、映写機が回る「カラカラカラ」という機械音を通知音としてもよく、「動画再生中です」という音声を通知音としてもよい。
尚、画像が更新されたことを認識する方法として、フレームバッファ116に格納されたフレームデータの差分を抽出する方法を例として示したが、他の方法を用いて画像の更新を認識してもよい。例えば、画像表示部165に表示させるテキストデータなどのコンテンツの差分を抽出することにより、画像表示部165に表示される画像が更新されることを推定する方法を用いてもよい。
<第2実施例>
第2実施例では、電話端末装置100と、電話端末装置100からの操作信号を受けて所定の画像データや音データを電話端末装置100へ送信するサーバを含むシンクラインントシステムを例とし、電話端末装置100のユーザに、画像の更新の種別を通知する手法について説明する。図9に示すように、電話端末装置100は、ネットワーク500を介してサーバ等の情報処理装置300に接続されている。ネットワーク500は、有線または無線を問わず、インターネット、Local Area Network(LAN)やVirtual Private Network(VPN)などの任意の種類の通信網を採用できる。
情報処理装置300は、電話端末装置100からのアクセスに応じ、電話端末装置100に表示させる画像データをリモート制御するサービスを提供する機能を有する。シンクライアントシステムでは、電話端末装置100に対してユーザからの操作入力がなされると、当該操作入力がネットワーク500を介して情報処理装置300へ送信される。そしてユーザの操作入力に従い、情報処理装置300が実際のデータ処理を実行し、処理結果や情報処理装置300が保持するデータを、ネットワーク500を介して電話端末装置100へ送信する。電話端末装置100は、情報処理装置300から送信された処理結果やデータを画像表示部165に表示させる。これによりユーザは、あたかも電話端末装置100が主体となってデータ処理を実行したり、データを保持したりしているかのように、電話端末装置100を使用することができる。一例として、シンクライアントシステムは、情報処理装置300で資料作成やメールなどの業務に関するアプリを実行し、そのアプリの処理結果を電話端末装置100に表示させることができる。
第2実施例では、シンクライアントシステムにおいて、情報処理装置300から配信された画像データが電話端末装置100にて表示させている状態で、ユーザが通話機能を使用した場合に画像内容が更新されたことを音でユーザに通知するための技術を開示する。例えばeラーニングシステムにおいて情報処理装置300から所定の教育資料の画像データが電話端末装置100に配信されている状態で、eラーニングを実施中のユーザが通話機能を使用して通話を行った場合を想定する。この場合、eラーニングシステム上で提供される教育資料のページが更新されると、ページが更新されたことを通知する音が、電話端末装置100の音出力部から出力される。
図10は、情報処理装置300のハードウェア構成図である。情報処理装置300は、プロセッサ310、揮発性メモリ330、不揮発性メモリ335、通信モジュール340、及びバス390を有する。プロセッサ310は、情報処理装置300全体の制御や、ネットワーク500を介して電話端末装置100から受け付けた操作信号に基づく画像データの作成処理や音データの作成処理を行う。プロセッサ310は、CPU、MPU、DSP、FPGA等の電子回路部品である。揮発性メモリ330は、プロセッサ310が処理を行うために必要なデータを格納する。また揮発性メモリ330を、プロセッサ310が作成した表示データを格納するフレームバッファとして用いてもよい。揮発性メモリ330は、DRAM、SRAM等の電子回路部品である。不揮発性メモリ335は、プロセッサ310が実行するコンピュータプログラム等を格納する。不揮発性メモリ335は、Hard Disc Drive(HDD)やマスクROM、PROM、フラッシュメモリ等の電子回路部品である。通信モジュール340は、情報処理装置300と電話端末装置100との間でのデータ通信を制御する。通信モジュールは例えばNetwork Interface Card(NIC)である。バス390は、プロセッサ310、揮発性メモリ330、不揮発性メモリ335、通信モジュール340を互いに接続し、相互にデータの送受信を行うための通信経路として機能する。
図11は、第2実施例における電話端末装置100の有するプロセッサ110の機能ブロック図である。プロセッサ110は、不揮発性メモリ135等に格納された所定のコンピュータプログラムを実行することにより、図11に示す各機能を実現する。図3にて説明した機能ブロックと同内容の機能ブロックについては、同一の参照符号を付し、説明を適宜省略する。プロセッサ110は、検出信号受信部111、操作信号受信部112、フレームバッファ116、通話音信号受信部119、通話音信号デコード部120、音データ合成部121、配信音信号デコード部122及びフレーム信号デコード部123として機能する。検出信号受信部111は、近接センサ170からの検出信号を受信する。本実施例では、検出信号受信部111にて受信された検出信号は、通信モジュール140を介して情報処理装置300に対して転送される。操作信号受信部112は、ユーザが電話端末装置100に対して入力した操作信号を受信する。本実施例では、操作信号受信部112にて受信された操作信号は、通信モジュール140を介して情報処理装置300に対して転送される。シンクライアントシステムでは、実際のデータ処理の少なくとも一部が情報処理装置300にて処理されるためである。
配信音信号デコード部122は、操作信号受信部112から転送された操作信号に対して情報処理装置300から配信された音データを、通信モジュール140を介して受信し、デコードする。情報処理装置300から電話端末装置100へ配信される音データは、後述するように、電話端末装置100から送信される操作信号に応じて生成された応答音データと、画像内容の更新の種別に応じて生成された通知音データとを合成した音データである。本明細書では、情報処理装置300から電話端末装置100へ送信された音データを「配信音データ」と呼ぶ。フレーム信号デコード部123は、情報処理装置300から配信された画像信号を、通信モジュール140を介して受信し、デコードする。デコードされた画像データは、フレームバッファ116へ格納され、画像表示部165に表示される。
図12は、情報処理装置300のプロセッサ310の機能ブロック図である。プロセッサ310は、不揮発性メモリ335等に格納された所定のコンピュータプログラムを実行することにより、図12に示す各機能を実現する。プロセッサ310は、検出信号受信部311、操作信号受信部312、制御部313、応答音データ生成部314、フレームデータ生成部315、フレームバッファ316、差分抽出部317、通知音データ生成部318、音データ合成部321、画像データ圧縮部324及び情報付加部325として機能する。検出信号受信部311は、電話端末装置100の検出信号受信部111から転送された、近接センサ170が対象物を検出した旨を通知する検出信号を、ネットワーク500を経由して受信する。操作信号受信部312は、電話端末装置100の操作信号受信部312から転送された、電話端末装置100に入力された操作信号を、ネットワーク500を経由して受信する。
制御部313は、操作信号受信部312が受信した操作信号に基づき、後述の応答音データ生成部314やフレームデータ生成部315を制御し、操作信号に対する応答として電話端末装置100に表示又は再生させる画像データや音データ等を生成する。また制御部313は検出信号の受信に基づき、電話端末装置100がユーザの耳の近くに保持されていると判断し、後述の差分抽出部317や通知音データ生成部318の制御を行う。応答音データ生成部314は、制御部313からの指示に従い、電話端末装置100への音応答データ、例えばPulse Code Modulation(PCM)形式の音データを生成し、音データ合成部321へ送信する。
フレームデータ生成部315は、制御部313からの指示に従い、電話端末装置100に表示させる画像のフレームデータを生成する。フレームデータ生成部315によって生成されたフレームデータはフレームバッファ316に格納される。差分抽出部317はデータバッファを有し、フレームバッファ316に入力されたフレームデータ(先のフレームデータ)を取得し、次のフレームのフレームデータ(次のフレームデータ)がフレームバッファ316に入力されるまで保持する。差分抽出部317は、自身が保持する先のフレームデータと、フレームバッファ316に入力された次のフレームデータとの相違(差分)を抽出する。すなわち、一のフレームと、当該一のフレームの次に表示されるフレームとの間で表示内容に更新のあった部分に相当するデータを抽出する。通知音データ生成部318は差分抽出部317にて抽出された差分に基づいて、画像内容の更新の種別を推定し、推定結果に応じた通知音を選択する。通知音データ生成部318は、選択した通知音に相当する通知音データを音データ合成部321へ送信する。音データ合成部321は、応答音データ生成部314が生成した応答音データと、通知音データ生成部318が生成した通知音データを合成し、電話端末装置100へ送信するための配信音データを、例えばMP3(MPEG−1 Audio Layer−3)やOggVorbis(登録商標)等の方式により圧縮して生成する。
画像データ圧縮部324は、差分抽出部317によって抽出された差分データを、例えばJoint Photographic Experts Group(JPEG)やPortable Network Grafic(PNG)等の画像圧縮コードを用いて圧縮し、電話端末装置100へ送信する圧縮画像データを作成する。情報付加部325は、例えばフレーム番号等の、デコードに必要な付加情報を生成し、画像データ圧縮部324が作成した圧縮画像データにヘッダ等として付加し、送信パケットを生成する。また情報付加部325は、音データ合成部321が生成した配信音データに対しても、必要な付加情報を付加し、送信パケットを生成する。尚、図12に示す機能ブロックの全てをプロセッサ310で実現する必要はない。例えば、フレームバッファ316を、プロセッサ310の外部デバイスである揮発性メモリ330を用いて実現してもよい。
図13は、情報処理装置300が電話端末装置100から操作信号を受信した際の、プロセッサ310の処理フローチャートである。処理1300にて処理が開始され、処理1301において操作信号受信部312が、操作信号をネットワーク500経由で電話端末装置100から受信する。処理1302においてフレームデータ生成部315が、操作信号の内容に応じて、電話端末装置100の画像表示部165に表示させるフレームデータを生成する。処理1303においてフレームバッファ316が、生成されたフレームデータを格納する。処理1304において差分抽出部317が、フレームバッファ316に格納されたフレームデータから、前回のフレームデータの内容と相違する部分のデータを抽出する。処理1305において画像データ圧縮部324が、抽出された相違する部分のデータを圧縮して圧縮画像データを生成する。このように、前回のフレームデータの内容と相違する部分のデータを抽出して圧縮することにより、情報処理装置300から電話端末装置100へ送信するデータ量を削減することができる。処理1306において情報付加部325が、生成された圧縮画像データに、電話端末装置100へのデータ送信及び電話端末装置100における画像データの再生に必要な付加情報を、例えば送信パケットのヘッダとして付加する。処理1307において情報付加部325が、生成された圧縮画像データを通信モジュール340へ送信し、処理1309において処理が終了する。その後、通信モジュール340が、生成された圧縮画像データを、ネットワーク500を介して電話端末装置100へ送信する。
また、操作信号に基づいて生成され、電話端末装置100へ送信されるデータが、画像データ以外に音データもある場合は、処理1301の後、処理1308において応答音データ生成部314が、応答音データを生成する。処理1308で生成された応答音データに対しても、処理1306において情報付加部325が、電話端末装置100へのデータ送信及び電話端末装置100における応答音データの再生に必要な付加情報を、例えば送信パケットのヘッダとして付加する。
図14は、電話端末装置100から送信された検出信号を情報処理装置300が受信した際の、プロセッサ310が行う処理フローチャートである。処理1400において処理が開示され、処理1401において検出信号受信部311が、電話端末装置100から送信された検出信号を受信する。これによりプロセッサ310は、ユーザが電話端末装置100の通話機能を使用中であると認識する。処理1402において差分抽出部317が、フレームバッファ316に格納されているフレームデータと、差分抽出部317が保持するフレームデータの差分を抽出する。処理1403において通知音データ生成部318が、差分抽出部317が抽出したフレームデータの差分に基づき、画像内容の更新の種別を推定する。処理1404において通知音データ生成部318が、推定された画像内容の更新の種別に応じて、更新の種別をユーザに通知するための通知音を選定し、通知音データを生成する。処理1405において音データ合成部321が、応答音データ生成部314にて生成された応答音データと、通知音データ生成部318にて生成された通知音データを合成(ミキシング)し、配信音データを生成する。処理1406において情報付加部325が、生成された配信音データに、電話端末装置100への送信や電話端末装置100での再生に必要な付加情報を付加して送信パケットを生成する。処理1407において通信モジュール340が、生成された送信パケットを、ネットワーク500を介して電話端末装置100へ送信し、処理1409にて処理が終了する。
尚、処理1408において制御部313が、画像データ圧縮部324の処理を停止させることにより、圧縮画像データの生成を停止させてもよい。検出信号が電話端末装置100から送信されている状態においては、ユーザは画像表示部165を見ることができない状態であると考えられる。そのため、画像データの圧縮処理を停止し、画像データの送信を行わないようにすることで、通信モジュール340の送信負荷及びネットワーク500の通信負荷を軽減することができる。また、電話端末装置100においても表示に関する処理を停止させることで、電話端末装置100の消費電力を削減することもできる。
また、検出信号が電話端末装置100から送信されている状態において、情報処理装置300から電話端末装置100への圧縮画像データの送信頻度を低下させる処理を行うことにより、通信モジュール340の送信負荷及びネットワーク500の通信負荷を軽減することができる。この場合、検出信号受信部311が検出信号を受信したことに基づき制御部313は、通信モジュール340に対して、例えば通常時の毎秒30回の圧縮画像データの送信頻度を毎秒5回に低下させる制御を行う。1秒間に30フレームの更新が行われる場合に送信頻度を毎秒5回とすると、1回の送信で6フレーム分の差分データを圧縮して送信する。
尚、第2実施例におけるフレームデータ間の差分抽出及び通知音データの生成に関する処理のフローチャートは、図8に示した内容と同一であり、ここでは図示及び説明を省略する。但し、各処理の処理主体に関しては、図8の説明において「フレームバッファ116」を「フレームバッファ316」と、「差分抽出部117」を「差分抽出部317」と、「通知音データ生成部118」を「通知音データ生成部318」とそれぞれ読み替えるものとする。
このように第2実施例においては、シンクライアントシステムを利用した情報処理を例として説明した。第2実施例も第1実施例と同様に、ユーザが電話端末装置100の通話機能を使用している状態においては、画像内容が更新されたことを音でユーザに通知することにより、画像表示部165を見ることができないユーザの利便性を向上させることができる。
<第3実施例>
次に、複数のユーザがシンクライアントシステムを利用したコラボレーション作業を行うシーンを想定した実施例を説明する。図15は、ネットワーク500を介して電話端末装置100と端末装置200が情報処理装置300に接続されるシンクライアントシステムを示す。端末装置200には、電話端末装置100と同様に、スマートフォン等の電話端末装置や、その他の携帯電話端末装置、タブレット型PC、PDA等が適用可能である。尚、本実施例において端末装置200は、通話機能を有することは必須ではない。
図15において、電話端末装置100及び端末装置200は、ネットワーク500を介して情報処理装置300の共通のソースにアクセスしているものとする。また電話端末装置100と端末装置200は、情報処理装置300から提供される共通の画像データをそれぞれの画像表示部に表示させているものとする。また電話端末装置100のユーザと端末装置200のユーザはそれぞれ情報処理装置300の共通のソースに対して、データやコメント等の入力を行うことができるものとする。このようなシーンにおいて、電話端末装置100のユーザが、情報処理装置300の共通のソースの内容について、端末装置200のユーザと音通話で質問や議論を行うために、電話端末装置100の通話機能を使用したとする。そして端末装置200のユーザが、電話端末装置100のユーザとの通話中に、電話端末装置100からのコメントに関して共通ソースに何等かの情報入力を行うために、端末装置200のキーボードやマウスを用いて入力を行ったとする。この場合、端末装置200のユーザの入力に応じて情報処理装置300の共通ソースの表示内容が更新される。しかし電話端末装置100のユーザは、電話端末装置100を通話手段として用いており、電話端末装置100の画像表示部165を見ることができない。そのため、端末装置200のユーザからどのような情報が共通ソースに書込まれたのか、もしくはその情報によって情報処理装置300の共通ソースの表示がどのように更新されたのかを、認識することができない。
本実施例では、情報処理装置300を介して電話端末装置100のユーザと端末装置200のユーザがコラボレーション作業を行う際、相手の入力状況(端末装置の操作状況)の認識を可能とし、コラボレーション作業をよりスムーズに行うためのものである。本実施例では、端末装置200においてキーボードやマウスの入力操作が行われた際に、操作信号を情報処理装置300へ通知する。操作信号には、端末装置200のユーザが、どのような入力操作を行ったかを示す操作情報が含まれる。操作情報には、例えば、キーボード入力、マウス移動、マウスホイール、マウスドラッグ等が含まれる。情報処理装置300は受信した操作情報と、第2実施例で説明したフレームデータの差分とに基づき、通知音を選択する。例えば、キーボード操作により端末装置200のユーザから入力があり、表示が更新された場合には、例えばキーボードを押す「カチカチ」という音が通知音として選択され、電話端末装置100に送信される。これにより、電話端末装置100のユーザは、コラボレーション作業の相手が、キーボード操作により共通ソースに何等かの情報入力を行っていることを音により認識することができる。よって電話端末装置100のユーザは、必要に応じてディスプレイを目視で確認し、より効率的にコラボレーション作業を遂行することができる。本実施例では、情報処理装置300の操作信号受信部312は、端末装置200から受信した操作信号を記録し、一定期間保持する。そして通知音データ生成部318は、通知音を選択する際、差分抽出部317によって抽出されたフレームデータ間の差分のみならず、端末装置200から受信した操作情報を参照して、適切な通知音を選定する。
図16は、端末装置200のハードウェア構成図である。端末装置200は、電話端末装置100と同様の構成を有する電話端末装置であってもよいが、端末装置200自体が通話機能を有することは必須でなく、それ故、通話検出手段も必須ではない。よって本実施例では、端末装置200がPCである場合を例として説明する。端末装置200はプロセッサ210、揮発性メモリ230、不揮発性メモリ235、通信モジュール240、ドライバー回路260、画像表示部265、操作入力装置275、バス290を有する。
プロセッサ210は、端末装置200全体の制御や、画像データや音データに関する処理等を行う。プロセッサ210は、CPU、MPU、DSP、FPGA等の電子回路部品である。揮発性メモリ230は、プロセッサ210が処理を行うために必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ230は、DRAM、SRAM等の電子回路部品である。不揮発性メモリ235は、プロセッサ210が実行するプログラム等を格納する。不揮発性メモリ235は、マスクROM、PROM、フラッシュメモリ等の電子回路部品である。通信モジュール240は、電話端末装置100や情報処理装置300との間でデータ通信を行う。ドライバー回路260は、揮発性メモリ230等に格納されたフレームデータを画像表示部265へ出力するドライバー回路である。画像表示部265はドライバー回路260から受けたフレームデータを表示するディスプレイである。バス290はプロセッサ210や揮発性メモリ230等の回路を接続し、互いのデータ送信の経路として機能する。操作入力装置275は、キーボードやマウス等の入力装置である。
端末装置200のユーザがキーボードやマウス等の操作入力装置275を用いて入力を行った場合、当該入力はネットワーク500を介して情報処理装置300に操作信号として送信される。操作信号は操作信号受信部312にて受信される。操作信号受信部312は、操作信号に含まれる操作情報を記録し、一定期間保持する。通知音データ生成部318は、フレームバッファ316に格納されているフレームデータ間の差分の抽出に加え、操作信号受信部312に記録されている操作情報に基づき、通知音を選定する。
図17は、通知音データ生成部318が通知音を選択する際に用いる条件の例を示すものである。例えば第1欄は、所定期間内の累積カウント数が2以上となる単位領域数が200以上あり、かつ、記録されている操作情報がマウスドラッグ操作又はマウスホイール操作を示す場合は、画像内容の更新が、ブラウズ操作によるものであると判定する。そして、ブラウズ操作に相当する通知音が選択される。また第2欄は、所定期間内の累積カウント数が1以上となる単位領域数が1以上3以下であり、かつ、操作情報がキーボード操作を示す場合は、画像内容の更新が、テキストの更新であると判定する。そして、テキストの更新に相当する通知音が選択される。
尚、第3実施例におけるフレームデータ間の差分抽出及び通知音データの生成に関する処理のフローチャートは、図8に示した内容と同一であり、ここでは図示及び説明を省略する。但し、各処理の処理主体に関しては、図8の説明において「フレームバッファ116」を「フレームバッファ316」と、「差分抽出部117」を「差分抽出部317」と、「通知音データ生成部118」を「通知音データ生成部318」とそれぞれ読み替えるものとする。更に処理1205については、通知音データ生成部318が、差分抽出部317のカウント結果及び操作信号受信部312に記録された操作情報に基づいて、画像の更新の種別を推定する、と図8の説明を読み替えるものとする。
このように第3実施例では、シンクライアントシステムを利用した複数ユーザによるポラボレーション作業において、電話端末装置100を耳に当てている状態のユーザに対して、フレームデータの更新及び相手ユーザの入力操作に関する情報に基づいて選択された通知音を通知する。これにより、コラボレーション作業をよりスムーズに行うことができる。
以上、第1実施例乃至第3実施例を説明したが、本発明は第1実施例乃至第3実施例にて開示した適用例に限定されるものではない。例えば、画像の更新をユーザに通知する手段として、更新種別に対応する音を、電話端末装置100の音出力部155から出力させる例を示したが、通知する手段として他の代替手段もしくは追加手段も考えられる。例えば電話端末装置100の有するバイブレーション機能を利用し、画像が更新された際に、バイブレーション動作を実行させることにより、画像の更新をユーザに通知してもよい。この際、電話端末装置100が震動する時間を適宜選択したり、電話端末装置100を間欠的に振動させる場合にはその間隔等を適宜選択することにより、画像の更新種別をユーザに区別させることが可能となる。
また、シンクライアントシステムを用いたコラボレーション作業において、他の端末装置から入力された操作情報がキーボードによるテキストデータである場合は、画像の更新種別を通知する音に加え、もしくは通知する音に代えて、入力されたテキストデータを音に変換して、電話端末装置100の音出力部155から出力させてもよい。これにより、電話端末装置100のユーザに、コラボレーション作業の相手である端末装置200のユーザの入力を、より詳細に正確に認識することが可能となり、コラボレーション作業を効率的に進めることができる。テキストデータの音への変換としては、例えば電話端末装置100に音変換アプリをダウンロードし、検出信号受信部111が検出信号を受信したことに基づき、プロセッサ110が音変換アプリを実行することで、入力されたテキストデータを音に変換する方法が適用可能である。
開示の実施例に基づき、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
画像表示部と音出力部を有する電話端末装置であって、前記電話端末装置が通話に用いられていることを検出する検出部を有し、前記電話端末装置が通話に用いられていることが前記検出部によって検出されている状態において、前記画像表示部に入力される画像が更新されたことに応じて、前記音出力部が前記画像の更新を通知する音を出力することを特徴とする電話端末装置。
(付記2)
前記画像のフレームデータを格納するフレームバッファを有し、前記フレームバッファに格納された前記フレームデータの更新内容に基づき、前記音を決定することを特徴とする付記1に記載の電話端末装置。
(付記3)
前記画像のフレームに含まれる複数の単位領域のうち、前記フレームデータが更新された領域を含む単位領域数と、前記複数の単位領域の各々において所定期間に前記フレームデータが更新された回数とに基づいて、前記画像の更新種別を推定し、推定された前記更新種別に応じて、前記音を決定することを特徴とする付記1又は2に記載の電話端末装置。
(付記4)
前記電話端末装置が通話に用いられていることが前記検出部によって検出されている期間の少なくとも一部において、前記フレームバッファに格納された前記フレームデータの、前記画像表示部への表示を停止することを特徴とする付記1乃至3何れか一つに記載の電話端末装置。
(付記5)
前記検出部は近接センサであることを特徴とする付記1乃至4何れか一つに記載の電話端末装置。
(付記6)
前記音出力部は、前記音に通話音を重畳させて出力することを特徴とする付記1乃至5何れか一つに記載の電話端末装置。
(付記7)
画像表示部と、音出力部と、検出部とを有する電話端末装置を用いた情報処理方法において、前記検出部が、前記電話端末装置が通話に使用されていることを検出する工程と、前記電話端末装置が通話に使用されていることが前記検出部によって検出されている状態において、前記画像表示部に入力される画像が更新された場合に、前記音出力部に前記画像の更新を通知する音を出力させる工程とを有することを特徴とする情報処理方法。
(付記8)
前記電話端末装置は、前記画像のフレームデータを格納するフレームバッファを有し、前記音出力部に前記音を出力させる工程は、前記フレームバッファに格納された前記フレームデータの更新内容に基づき、前記音を決定する工程を含むことを特徴とする付記7に記載の情報処理方法。
(付記9)
前記音出力部に前記音を出力させる工程は、フレームに含まれる複数の単位領域のうち、前記フレームデータが変更された領域を含む単位領域数と、前記複数の単位領域の各々において所定期間に前記フレームデータが更新された回数とに基づいて、前記画像の更新種別を推定する工程と、推定された前記更新種別に応じて、前記音を決定する工程とを含むことを特徴とする付記7又は8に記載の情報処理方法。
(付記10)
前記検出部が、前記電話端末装置が通話に使用されていることを検出している期間の少なくとも一部において、前記フレームバッファに格納された前記フレームデータの前記画像表示部への表示を停止させる工程を更に有することを特徴とする付記7乃至9何れか一つに記載の情報処理方法。
(付記11)
前記電話端末装置が情報処理装置へ操作信号を送信する工程と、前記情報処理装置が、前記操作信号に応じて前記フレームデータの前記電話端末装置への送信を実行する工程と、前記電話端末装置が通話に使用されていることが前記検出部によって検出された場合、前記電話端末装置から前記情報処理装置へ通知を送信する工程と、前記情報処理装置が、前記通知に基づき、前記音に対応する音データを前記電話端末装置へ送信する工程と、を更に有することを特徴とする付記7乃至10何れか一つに記載の情報処理方法。
(付記12)
前記情報処理装置が、前記通知に基づき、前記フレームデータの送信を停止する工程を更に有することを特徴とする付記11に記載の情報処理方法。
(付記13)
前記音を決定する工程において、前記フレームに含まれる複数の単位領域のうち前記データが更新された領域を含む単位領域数と、前記複数の単位領域の各々において所定期間に前記データが更新された回数と、他の端末装置から前記情報処理装置に入力された操作情報とに基づいて、前記画像の前記更新種別を判定し、判定された前記更新種別に応じて、前記音が決定されることを特徴とする付記11又は12に記載の情報処理方法。
(付記14)
前記情報処理装置が、前記通知に基づき、前記フレームデータの送信の頻度を低下させる工程を更に有することを特徴とする付記11乃至13何れか一つに記載の情報処理方法。
(付記15)
前記検出部は近接センサであることを特徴とする付記7乃至14何れか一つに記載の情報処理方法。
(付記16)
前記音出力部は、前記音に通話音を重畳させて出力することを特徴とする付記7乃至15何れか一つに記載の情報処理方法。
(付記17)
情報処理装置と、画像表示部と音出力部と検出部とを有する電話端末装置と、を有し、前記情報処理装置は、前記電話端末装置からの指示に応じて前記画像表示部に入力させる画像のフレームデータの前記端末装置への送信を実行し、前記電話端末装置は、前記フレームデータに基づいて前記画像を前記画像表示部に表示し、前記検出部が、前記電話端末装置が通話に使用されていることを検出した場合、前記電話端末装置から前記情報処理装置へ通知を送信し、前記情報処理装置は、前記通知に基づき、前記画像の更新に関する音データを前記電話端末装置へ送信し、前記電話端末装置は、前記音データに基づく音を、前記音出力部を用いて出力することを特徴とする情報処理システム。
(付記18)
前記情報処理装置は、前記フレームデータを格納するフレームバッファを有し、前記フレームバッファに格納された前記フレームデータの更新に基づき、前記音を決定することを特徴とする付記17に記載の情報処理システム。
(付記19)
前記情報処理装置は、前記画像のフレームに含まれる複数の単位領域のうち、前記フレームデータが更新された領域を含む単位領域数と、前記複数の単位領域の各々において所定期間に前記フレームデータが更新された回数とに基づいて、前記フレームデータの更新種別を推定し、推定された前記更新種別に応じて、前記音を決定することを特徴とする付記17又は18に記載の情報処理システム。
(付記20)
前記情報処理装置は、前記画像のフレームに含まれる複数の単位領域のうち、前記フレームデータが更新された領域を含む単位領域数と、前記複数の単位領域の各々において所定期間に前記フレームデータが更新された回数と、他の端末装置から前記情報処理装置へ入力された操作情報とに基づいて、前記更新種別を推定し、推定された前記更新種別に応じて、前記音を決定することを特徴とする付記17又は18に記載の情報処理システム。
(付記21)
前記情報処理装置は、前記通知に基づき、前記フレームデータの送信を停止するか、もしくは前記フレームデータの送信の頻度を低下させることを特徴とする付記17乃至20何れか一つに記載の情報処理システム。
(付記22)
前記検出部は近接センサであることを特徴とする付記17乃至21何れか一つに記載の情報処理システム。
(付記23)
前記音出力部は、前記音に通話音を重畳させて出力することを特徴とする付記17乃至22何れか一つに記載の情報処理システム。
(付記24)
筐体の第1の面に設けられ、画面を有する表示部と、
前記第1の面に近接する物体を検出するセンサと、
前記センサが前記物体を検出している間、前記画面の表示内容の変更を音で通知する出力部と
を有する電話端末装置。
100、210、310 電話端末装置
200 端末装置
300 情報処理装置
500 ネットワーク
110、210、310 プロセッサ
130、230、330 揮発性メモリ
135、235、335 不揮発性メモリ
140、240、340 通信モジュール
150 増幅回路
155 音出力部
156 音入力部
160、260 ドライバー回路
165、265 画像表示部
170 近接センサ
175、275 操作入力装置
180 バッテリ
185 電源制御回路
190、290、390 バス
111、311 検出信号受信部
112、312 操作信号受信部
113、313 制御部
114、314 応答音データ生成部
115、315 フレームデータ生成部
116、316 フレームバッファ
117、317 差分抽出部
118、318 通知音データ生成部
119 通話音信号受信部
120 通話音信号デコード部
121、321 音データ合成部
122 配信音信号デコード部
123 フレーム信号デコード部
324 画像データ圧縮部
325 情報付加部
1a 単位領域
1b 画素
1c 更新矩形領域

Claims (14)

  1. 画像表示部と音出力部を有する電話端末装置であって、
    前記電話端末装置が通話に用いられていることを検出する検出部を有し、
    前記電話端末装置が通話に用いられていることが前記検出部によって検出されている状態において、前記画像表示部に入力される画像が更新されたことに応じて、前記音出力部が前記画像の更新を通知する音を出力することを特徴とする電話端末装置。
  2. 前記画像のフレームデータを格納するフレームバッファを有し、前記フレームバッファに格納された前記フレームデータの更新内容に基づき、前記音を決定することを特徴とする請求項1に記載の電話端末装置。
  3. 前記画像のフレームに含まれる複数の単位領域のうち、前記フレームデータが更新された領域を含む単位領域数と、前記複数の単位領域の各々において所定期間に前記フレームデータが更新された回数とに基づいて、前記画像の更新種別を推定し、推定された前記更新種別に応じて、前記音を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電話端末装置。
  4. 前記検出部は近接センサであることを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の電話端末装置。
  5. 前記音出力部は、前記音に通話音を重畳させて出力することを特徴とする請求項1乃至4何れか一項に記載の電話端末装置。
  6. 画像表示部と、音出力部と、検出部とを有する電話端末装置を用いた情報処理方法において、
    前記検出部が、前記電話端末装置が通話に使用されていることを検出する工程と、
    前記電話端末装置が通話に使用されていることが前記検出部によって検出されている状態において、前記画像表示部に入力される画像が更新された場合に、前記音出力部に前記画像の更新を通知する音を出力させる工程と
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  7. 前記電話端末装置は、前記画像のフレームデータを格納するフレームバッファを有し、
    前記音出力部に前記音を出力させる工程は、前記フレームバッファに格納された前記フレームデータの更新内容に基づき、前記音を決定する工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記音出力部に前記音を出力させる工程は、フレームに含まれる複数の単位領域のうち、前記フレームデータが変更された領域を含む単位領域数と、前記複数の単位領域の各々において所定期間に前記フレームデータが更新された回数とに基づいて、前記画像の更新種別を推定する工程と、推定された前記更新種別に応じて、前記音を決定する工程とを含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理方法。
  9. 前記電話端末装置が情報処理装置へ操作信号を送信する工程と、
    前記情報処理装置が、前記操作信号に応じて前記データの前記電話端末装置への送信を実行する工程と、
    前記電話端末装置が通話に使用されていることが前記検出部によって検出された場合、前記電話端末装置から前記情報処理装置へ通知を送信する工程と、
    前記情報処理装置が、前記通知に基づき、前記音データを前記電話端末装置へ送信する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項6乃至8何れか一項に記載の情報処理方法。
  10. 前記音出力部は、前記音に通話音を重畳させて出力することを特徴とする請求項6乃至9何れか一項に記載の情報処理方法。
  11. 情報処理装置と、
    画像表示部と、音出力部と、検出部とを有する電話端末装置と、を有し、
    前記情報処理装置は、前記電話端末装置からの指示に応じて前記画像表示部に入力させる画像のフレームデータの前記端末装置への送信を実行し、
    前記電話端末装置は、前記フレームデータに基づいて前記画像を前記画像表示部に表示し、
    前記検出部が、前記電話端末装置が通話に使用されていることを検出した場合、前記電話端末装置から前記情報処理装置へ通知を送信し、
    前記情報処理装置は、前記通知に基づき、前記画像の更新に関する音データを前記電話端末装置へ送信し、
    前記電話端末装置は、前記音データに基づく音を、前記音出力部を用いて出力する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  12. 前記情報処理装置は、前記フレームデータを格納するフレームバッファを有し、前記フレームバッファに格納された前記フレームデータの更新に基づき、前記音を決定することを特徴とする請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記音出力部は、前記音に通話音を重畳させて出力することを特徴とする請求項11又は12に記載の情報処理システム。
  14. 筐体の第1の面に設けられ、画面を有する表示部と、
    前記第1の面に近接する物体を検出するセンサと、
    前記センサが前記物体を検出している間、前記画面の表示内容の変更を音で通知する出力部と
    を有する電話端末装置。
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