JP2016008579A - 軸流送風機 - Google Patents

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仁子 池田
Jinko Ikeda
仁子 池田
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Abstract

【課題】軸受部の防水及び防塵性能を高めた軸流送風機を提供すること。【解決手段】リブを介して外枠に連結された側壁部と側壁部の上側に設けられた天面部とを備えたカップ状のベース部を有するケーシングと、軸受が内周面に嵌合される軸受ハウジングと、ベース部と軸受ハウジングとによって形成されるステータ収容部に回路基板とともに配置する回路基板を備えたステータと、ステータ収納部に充填され、ステータと回路基板を覆う絶縁体と、軸受ハウジングに嵌合される軸受と、軸受に支持されるシャフトを有し、シャフトを中心軸として回転するインペラと、シャフトの上側に取付けられる環状部材と、天面部の環状部材の外周面に対向する位置に設けられ、環状部材の外周面との間に隙間を残すように環状部材の外周面に向かって突出する環状突出部と、環状突出部及び軸受ハウジングの上側の端部のいずれかに設けられ、軸受を位置決めする位置決め部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は軸流送風機に関するものであり、特に、防水構造を備えた軸流送風機に関するものである。
従来、工作機械等の制御装置に、その制御装置を冷却するための送風機が設置されている。その送風機は、工作機械等の近傍に設置されるために、水や切削液等の環境にさらされる。したがって、産業用機械や工作機械の制御装置で使用される、耐油及び防水構造(以下、単に「防水構造」という)を備えた送風機が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
これら特許文献1〜3に開示される技術は、ステータや回路基板を樹脂モールドすることで防水性能の向上を行っている。
一方で、軸受部に対する防水及び防塵に関しては、考慮がなされておらず、軸受部の防水及び防塵対策が十分ではない。
特開2003−230246号公報 特開2011−78224号公報 特開2007−174896号公報
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、軸受部の防水及び防塵性能を高めた軸流送風機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の軸流送風機は、軸方向下側の外周面でリブを介して外枠に連結された側壁部と、前記側壁部の軸方向上側から半径方向に延在する天面部と、前記側壁部の前記軸方向下側に設けられた下面開口とを備えた概略カップ状のベース部を有するケーシングと、前記天面部に設けられた中央孔から垂下し、軸受が内周面に嵌合される軸受ハウジングと、前記ベース部と前記軸受ハウジングとによって形成されるステータ収容部と、前記軸受ハウジングの外周面に嵌合されて回路基板とともに前記ステータ収納部に配置される、前記回路基板を備えたステータと、前記ステータ収納部に充填され、前記ステータと前記回路基板を覆う絶縁体と、前記軸受に回転自在に支持されるシャフトを有し、前記シャフトを中心軸として回転するインペラと、前記シャフトの前記軸方向上側の外周面に取付けられ、前記中央孔の内周部と隙間を介して外周面が対向するように前記中央孔に挿入される環状部材と、前記軸受を位置決めするために前記中央孔の内周部及び前記軸受ハウジングの前記軸方向上側の端部のいずれか一方に設けられた位置決め部と、を備える。
(2)上記(1)の構成において、前記中央孔の内周部に前記環状部材の外周面と対向する環状突出部が設けられる。
(3)上記(2)の構成において、前記環状突出部は前記軸方向下側に傾斜面と、前記傾斜面に繋がる水平面とが形成されており、前記水平面が前記位置決め部である。
(4)上記(2)の構成において、前記環状突出部には、前記軸方向下側に段部が設けられ、前記段部の前記軸方向下側の水平面が前記位置決め部である。
(5)上記(1)の構成において、前記軸受ハウジングの前記軸方向上側の端部には、内側に突出する突出部が設けられ、前記突出部が前記位置決め部である。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記環状部材が、前記環状部材の前記軸方向上側の端部にフランジ部を有する。
(7)上記(6)の構成において、前記フランジ部のフランジ面に中央側から外側に延びる突条が形成されている。
(8)上記(6)の構成において、前記フランジ部のフランジ面に中央側から外側に延びる溝が形成されている。
(9)上記(1)から(8)のいずれかの構成において、前記軸受ハウジングの下端部を閉塞する底蓋を備える。
本発明によれば、軸受部の防水及び防塵性能を高めた軸流送風機を提供することができる。
本発明による第1実施形態の軸流送風機の断面図である。 図1の分解断面図である。 インペラを組付け前の図1で示されている軸受ハウジングの上端近傍の拡大図である。 インペラ組付け後の図1で示されている軸受ハウジングの上端近傍の拡大図である。 本発明による環状部材の実施形態を説明する図である。 本発明の第3実施形態の天面部の一部拡大図である。 図3の段部と同様の機能が得られる他の形状を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、上下や水平、垂直等の方向を示す表現は、単に図面上の位置関係を説明するものであって、実際の使用時における配置を限定するものではない。また、以下の説明で記載する「軸方向」とは、軸流送風機の回転軸の軸方向を示す表現である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の軸流送風機1の断面図を示したものであり、図2は、図1の分解断面図になっている。
図2に示されるように、本発明の軸流送風機1は、インペラ10と、ケーシング20と、ステータ30と、軸受部40と、底蓋50とから主に構成されている。
(インペラ)
インペラ10は、ハブ11の外周に複数の羽根12を有している。また、ハブ11の中央にはシャフト13が固定されており、このシャフト13がインペラ10の回転の中心軸となる。
また、ハブ11の内側には、ロータヨーク14が設けられるとともに、このロータヨーク14の内側には、ロータマグネット15が装着されている。
このロータヨーク14とロータマグネット15によってロータ部が構成され、ステータ30とでモータ部を構成する。
さらに、後ほど詳細に説明するが、シャフト13の軸方向上側(図上側)の外周面には、環状部材16が取付けられている。
本実施形態では、環状部材16を樹脂(例えば、ナイロンなど)で形成し、シャフト13に圧入することで環状部材16の取付けを行っている。
なお、環状部材16の材質は、樹脂に限定されるものではなく、他の材料からなっていてもよい。
(ケーシング)
ケーシング20は、外枠23とリブ22によって外枠23に連結されるベース部21とを有している。
ベース部21は、側壁部21aと側壁部21aの軸方向上側の端部からシャフト13に向かって半径方向に延在する天面部21bと側壁部21aの軸方向下側(図下側)に設けられた下面開口24とを備えた概略カップ状になっている。
側壁部21aの軸方向下側(図下側)の外周面にリブ22の一端が接続されており、このリブ22を介して外枠23に連結されている。
天面部21bは、側壁部21aの軸方向上側(図上側)の端部に連なるように設けられている。
また、天面部21bの中央には中央孔29が設けられ、天面部21bの中央孔29から下面開口24に向けて垂下する軸受ハウジング25が設けられている。図1に示すように、本実施形態では軸受ハウジング25はベース部21とは別体の筒状部品として形成され、中央孔29の内周部と結合されてベース部21と一体化されている。
このような構造は、例えば、インサート成形法を用いることで実現できる。つまり、筒状の金属製軸受ハウジング25を金型内に配置した後に金型内に樹脂を注入して、軸受ハウジング25と一体となるようにベース部21、リブ22及び外枠23を樹脂成形することで実現できる。また、別の方法としては、樹脂モールド成形でベース部21、リブ22及び外枠23を成形する時に軸受ハウジング25も同時に成形することでも実現できる。この場合は軸受ハウジングも樹脂製となる。また、軸受ハウジング25は中央孔29の外周部と結合されていてもよい。
(ステータ)
ステータ30は、ステータコア31とインシュレータ32とインシュレータ32に巻き付けられたコイル33とからなる。また、インシュレータ32には、コイル33に供給する駆動電流を制御するための電子部品が実装されたモータ駆動用の回路基板34が取り付けられている。
(軸受部)
軸受部40は、一対の軸受(例えば転がり軸受)41a,41bとその軸受41a,41bの間に設けられる予圧用のスプリング42とからなる。
なお、予圧付与のためにスプリング42に代えてスペーサを用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では軸受部40に一対の転がり軸受を用いているが、軸受部40は転がり軸受に限定されるものではなく、滑り軸受を用いてもよい。滑り軸受の場合、スプリングやスペーサといった予圧を付与する部材は不要である。
(底蓋)
底蓋50は、軸受部40が軸受ハウジング25内に収納された後、軸受ハウジング25の軸方向下側(図下側)の下端部を閉塞するように設けられる部材である。
次に、上記で説明してきた各部材を組付ける手順の一例を説明しながら、さらに本発明の軸流送風機1について詳細な説明を行う。
まず、ケーシング20のベース部21(側壁部21a,天面部21b)と軸受ハウジング25とで形成されるステータ収納部26に、下面開口24側から軸受ハウジング25の外周面にステータコア31を嵌合させるようにして、回路基板34を備えたステータ30を収容する。
次に、ステータ収納部26に絶縁体(樹脂)60を充填し(図1参照)、ステータ30及び回路基板34を絶縁体60で覆うようにする。
このように絶縁体60で覆われるのでステータ30及び回路基板34は、外部からの水や塵に曝されることがない。
続いて、軸受ハウジング25内に軸受部40を収納する。まず、軸方向上側(図上側)に設けられる軸受41bを軸受ハウジング25の内周面に嵌合させるように挿入する。
図3は、軸受ハウジング25の軸方向上側の上端近傍を拡大した図面である。
図3に示すように、ベース部21の天面部21bの中央孔29の内周部には、環状突出部28が設けられている。
なお、後ほど説明するが、組付けが終わった状態を示す図4を見るとわかるとおり、環状突出部28は、シャフト13の軸方向上側(図上側)の外周面に取付けられた環状部材16の外周面に対向する位置に設けられており、環状部材16の外周面に向かって突出するように形成されている。
この環状突出部28には、軸方向下側(図下側)に段部27が設けられている。
軸受41bは、この段部27の水平面27aに当接することで位置決めができるようになっている。
つまり、環状突出部28に設けられた段部27の軸方向下側(図下側)の水平面27aが軸受41bを位置決めする位置決め部として機能する。
したがって、軸受41bは、水平面27aに軸受41bが当接して位置決めされるまで軸受ハウジング25内に挿入していくだけで、正確に位置決めができるようになっている。
図2に戻って説明を続ける。続いて、予圧用のスプリング42を軸受ハウジング25内に配置した後、軸方向下側(図下側)に設けられる軸受41aを軸受ハウジング25の内周面に嵌合させるように挿入することで軸受ハウジング25内に軸受部40を収納する作業が終了する。
なお、軸受として滑り軸受を用いる場合は、軸受ハウジング内に滑り軸受を挿入し嵌合させるだけで、予圧用のスプリングを配置する作業は不要である。
続いて、インペラ10のシャフト13を先ほど軸受ハウジング25内に収納した軸受部40に挿入し、シャフト13の軸方向下側(図下側)に形成されている溝部13aに止め輪13bを嵌め込んでインペラ10の軸受部40からの抜け止めを行う。
最後に、軸受ハウジング25の下端部に底蓋50を装着することで下端部を密閉する。
図4は、この組付けが終わった状態における図3で示した部分と同様の部分の拡大図である。
図4に示されるように、ベース部21の天面部21bに設けられた中央孔29の内周部には、シャフト13の軸方向上側(図上側)に取付けられた環状部材16の外周面に対向する位置に、環状部材16の外周面に向かって半径方向に突出する環状突出部28が設けられている。
そして、この環状突出部28は、環状部材16の外周面との間に、シャフト13の回転を阻害しない程度のクリアランスの小さい隙間を残すように、その突出量が決められている。
また、環状部材16の軸方向上側(図上側)の端部には、フランジ部16aが形成されており、環状突出部28とフランジ部16aとの間が狭い経路になっている。
図4に矢印で外部から侵入してくる水や塵の侵入経路を示しているが、図4を見るとわかるとおり、水や塵が、軸受41bが配置されるところに侵入するためには、環状突出部28とフランジ部16aとの間の狭い経路を水平方向に進み、さらに、その後、環状部材16と環状突出部28との間の小さい隙間を軸方向下側(図下側)に進まなければ、軸受部40に到達しない。
以上、説明してきたように、第1実施形態では、軸受ハウジング25の下端部は、底蓋50で閉塞されているので、この下端部から軸受部40に水や塵が浸入することを確実に防止することができる。
また、軸方向上側(図上側)では、環状部材16と天面部21bの中央孔29に形成された環状突出部28とでクリアランスの小さい隙間を形成するようにしているので、水や塵の軸受部40側への浸入が抑制される。
さらに、環状部材16にフランジ部16aを設けるようにして、環状突出部28とフランジ部16aとの間の隙間も小さくし、水や塵が浸入するために、隙間の小さい折れ曲がった経路(ラビリンス構造)を経由しなければ軸受部40に到達できないようにすることで、さらに、水や塵の浸入を防止できる。
一方、第1実施形態では、軸受ハウジング25がベース部21に一体に形成されているので、ケーシング20に軸受ハウジング25を組付ける工程が不要となり、作業効率が向上する。
また、インサート成形や樹脂モールド成形で軸受ハウジング25がベース部21に一体に形成されているのでベース部21と軸受ハウジング25との位置精度を高くすることができる。
このようにベース部21に対して高い位置精度で軸受ハウジング25を設けることができるので、ベース部21と軸受ハウジング25との同軸度が高い精度で得られる。当然、このことは、軸受ハウジング25に設けられる軸受部40やステータ30のベース部21に対する同軸度の精度を高くする。
軸受部40のベース部21に対する同軸度の精度が高くなると、軸受部40に回転自在に支持されるシャフト13で連結されるインペラ10側に配置される部材、例えば、ロータマグネット15のベース部21の側壁部21aに対する同軸度も向上する。
同軸ズレが大きければ、ステータ30と側壁部21aとの間の隙間およびロータマグネット15と側壁部21aとの間の隙間を組立時や組立後(可動時)の干渉を避けるために大きくすることになるが、上記のように同軸度の精度が高ければ、その分だけ、この隙間を小さくすることが可能となる。
そうすると、隙間が小さくなる分、ステータ30とロータマグネット15の間の距離を縮めることができるのでモータの効率が高まり、消費電力を低減することが可能になる。
さらに、ステータ30や軸受部40の組付け作業は、どちらもケーシングに対して同じ方向(軸方向下側)から行うことができるので組付け作業性が良い。
上記では、図3を参照して説明したように、環状突出部28に設けた段部27の軸方向下側(図下側)の水平面27aによって、軸受41bの位置決めを行う位置決め部を構成する場合について示してきた。
このように段部27を形成し、その段部27の水平面27aを軸受41bの位置決めを行う位置決め部とすることで、水平面27aは転がり軸受の外輪だけに当接し、内輪に接触することがないので軸受41bの回転を阻害することがない。
但し、その形状は、図3に示した段部27のようなものに限定されるものではなく、例えば、環状突出部28の形状を、図7に示すような形状としてもよい。
図7に示す環状突出部28には、環状部材16(図示せず)の外周面に対向する端面28aから軸方向下側(図下側)に向かって環状部材16から離れるように傾斜する傾斜面28bが形成されており、その傾斜面28bに繋がる水平面28cが形成されている。
このように形成された水平面28cを、軸受41bの位置決めを行う位置決め部とすれば、上記で説明した水平面27aと同様に、転がり軸受の外輪だけに当接し、内輪に接触することがない位置決め部となる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態と比較して環状部材16の構成が異なり、その他の点は、第1実施形態と同じであるので、以下では、この異なる点について主に説明し、同様である部分については説明を割愛する。
図5(a)は、第1実施形態の環状部材16を示す図であり、図5(b)および(c)は、第2実施形態の環状部材116を示す図である。
図5(a)、(b)、(c)の上側の図は、フランジ部16a,116aのフランジ面を示す図である。
このフランジ面を見比べると分かるとおり、第1実施形態のフランジ面16cは、平坦面とされている一方、図5(b)に示す第2実施形態のフランジ面116cには、中央側から外側に延びる複数の突条116dが設けられている。
また、図5(c)に示す第2実施形態のフランジ面116cには、中央側から外側に延びる複数の溝116fが設けられている。
なお、図5(b)に示される突条116dは、円周方向に緩やかに曲線を描くように中央側から外側に延びる突条116dを示しているが、直線で延びるような突条であってもよい。
同様に、図5(c)に示される溝116fも円周方向に緩やかに曲線を描くように中央側から外側に延びる溝116fを示しているが、直線で延びるような溝であってもよい。
そして、この環状部材116は、シャフト13の外周面に取付けられる部材であるので、シャフト13が、例えば反時計回りに回転すると、その回転によって環状部材116も図5(b)および(c)に実線矢印で示すように反時計回りに回転する。
そうすると、このフランジ面116cに形成された突条116dや溝116fによって、図5(b)および(c)に点線矢印で示すように、回転軸側から外側へ向かう風の流れが発生する。
図4を見ればわかるように、このような回転軸側(シャフト13側)から外側に向かう風の流れは、矢印で示す水や塵の浸入方向に対して逆方向になるので、水や塵を浸入方向側に押し戻すように作用する。
したがって、第1実施形態の効果に、さらに、この風の効果が加わるのでより、水や塵が軸受部40に侵入することを防止することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態と比較して軸受41bの位置決めを行う位置決め部の構成が異なり、その他の点は、第1実施形態と同じであるので、以下では、この異なる点について主に説明し、同様である部分については説明を割愛する。
図6は、図3と同様の拡大図である。但し、ベース部21の天面部21bと軸受ハウジング25だけを図示している。
第1実施形態では、段部27を環状突出部28に形成し、その段部27の軸方向下側の水平面27aを軸受41bの位置決めを行う位置決め部としていたが、第3実施形態では、段部27に代えて、図6に示すように、軸受ハウジング25の軸方向上側(図上側)の端部に、内側に突出する突出部25aを設けるようにしている点が主に異なる。
なお、軸受ハウジング25に突出部25aを設けるようにしたので、環状突出部28に段部27は設けていない。
このようにすると、軸受ハウジング25を形成する段階で突出部25aを形成しておき、インサート成形で軸受ハウジング25に一体にケーシング20を成形する時には、天面部21bの中央孔29に環状突出部28を形成するようにするだけで良い。
第3実施形態の場合も軸方向上側の軸受41bは、この軸受ハウジング25に設けられた突出部25aに当接するまで軸受ハウジング25内に嵌合するように挿入すれば良い。
以上、実施形態を用いて本発明を説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。
また、本発明の精神を逸脱しない限り多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 軸流送風機
10 インペラ
11 ハブ
12 羽根
13 シャフト
13a 溝部
13b 止め輪
14 ロータヨーク
15 ロータマグネット
16 環状部材
16a フランジ部
16c フランジ面
20 ケーシング
21 ベース部
21a 側壁部
21b 天面部
22 リブ
23 外枠
24 下面開口
25 軸受ハウジング
25a 突出部
26 ステータ収納部
27 段部
27a 水平面
28 環状突出部
28a 端面
28b 傾斜面
28c 水平面
29 中央孔
30 ステータ
31 ステータコア
32 インシュレータ
33 コイル
34 回路基板
40 軸受部
41a 軸受
41b 軸受
42 スプリング
50 底蓋
60 絶縁体
116 環状部材
116a フランジ部
116c フランジ面
116d 突条
116f 溝

Claims (9)

  1. リブを介して外枠に連結された側壁部と、前記側壁部の軸方向上側から半径方向に延在する天面部と、前記側壁部の軸方向下側に設けられた下面開口とを備えた概略カップ状のベース部を有するケーシングと、
    前記天面部に設けられた中央孔から垂下し、軸受が内周面に嵌合される軸受ハウジングと、
    前記ベース部と前記軸受ハウジングとによって形成されるステータ収納部と、
    前記軸受ハウジングの外周面に嵌合されて回路基板とともに前記ステータ収納部に配置される、前記回路基板を備えたステータと、
    前記ステータ収納部に充填され、前記ステータと前記回路基板を覆う絶縁体と、
    前記軸受に回転自在に支持されるシャフトを有し、前記シャフトを中心軸として回転するインペラと、
    前記シャフトの前記軸方向上側に取付けられ、前記中央孔の内周部と隙間を介して外周面が対向するように前記中央孔に挿入される環状部材と、
    前記軸受を位置決めするために前記中央孔の内周部及び前記軸受ハウジングの前記軸方向上側の端部のいずれか一方に設けられた位置決め部と、
    を備えることを特徴とする軸流送風機。
  2. 前記中央孔の内周部に前記環状部材外周面に対向する環状突出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の軸流送風機。
  3. 前記環状突出部は前記軸方向下側に傾斜面を有し、前記傾斜面に繋がる水平面が前記位置決め部であることを特徴とする請求項2に記載の軸流送風機。
  4. 前記環状突出部には、前記軸方向下側に段部が設けられ、
    前記段部の前記軸方向下側の水平面が前記位置決め部であることを特徴とする請求項2に記載の軸流送風機。
  5. 前記軸受ハウジングの前記軸方向上側の端部には、内側に突出する突出部が設けられ、
    前記突出部が前記位置決め部であることを特徴とする請求項1に記載の軸流送風機。
  6. 前記環状部材が、前記環状部材の前記軸方向上側の端部にフランジ部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の軸流送風機。
  7. 前記フランジ部のフランジ面に中央側から外側に延びる突条が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の軸流送風機。
  8. 前記フランジ部のフランジ面に中央側から外側に延びる溝が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の軸流送風機。
  9. 前記軸受ハウジングの下端部を閉塞する底蓋を備えていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の軸流送風機。
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