JP2016008141A - 設備管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通路に沿って配置された製造に関連する複数の設備と、通路を移動しながら複数の設備を通過する搬送車であって、複数の設備の各々を検知する検知手段、複数の設備の各々を通過する際に検知された設備を撮像する撮像手段、及び生成された経路情報に基づいて経路を表示する表示手段を備えた搬送車と、撮像手段で撮像された複数の画像を取得する取得手段、取得された複数の画像に基づいて次回に通過する少なくとも1つの設備を特定する特定手段、及び特定された設備を通過する経路を示す経路情報を生成する生成手段を備えた制御装置と、を有する設備管理システムとする。
【選択図】図1
Description
(全体図)
本発明の実施の形態に係る設備管理システムの全体構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る設備管理システム100の構成の一例を示す概略図である。図1に示すように、本実施の形態に係る設備管理システム100は、複数の製造ライン10周囲の通路12、通路12に沿って配置された製造に関連する複数の設備14、通路12を移動しながら複数の設備14を通過する搬送車20、システム全体を制御する制御装置30、及び複数の設備14を含む範囲を連続して撮像する広角撮像装置40を備えている。広角撮像装置40は、支持部材42により複数の設備14が配置された室内の天井Sに取り付けられている。
次に、搬送車20に搭載される端末装置20Aについて説明する。
図2は搬送車20に搭載される端末装置20Aの電気的構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態では、コンピュータ及び周辺機器で構成された端末装置20Aが、搬送車20に搭載されている。上記した検知部22、撮像部24、表示部26、及び操作部27の各々は、端末装置20Aの周辺機器である。また、図2に示すように、端末装置20Aは、周辺機器として通信部23と報知部25とを備えている。通信部23は、有線又は無線の通信回線を介して制御装置30と通信を行うためのインターフェースである。報知部25は、操作者Aに各種情報を画像や音声で報知するための機器である。例えば、表示部26に報知画面を表示して報知してもよく、報知音を発生させて報知してもよい。
図4は端末装置20Aの表示部26及び操作部27の構成の一例を示す概略図である。表示部26は、各種画面を表示し、機能選択画面での接触動作により機能を選択するタッチパネルである。図示した例では、往路を示す経路50が表示されている。本実施の形態では、操作者Aが搬送車20を押しながら通路12を往復移動して、部品28の供給と廃棄物Gの回収とを行う。往路では、始点Oを出発して複数の設備14の各々を通過し終点Eに至る。即ち、往路を示す経路50は、複数の設備14の各々を通過するように予め設定されている。そして設備14を通過した際に、複数の設備14の各々を撮像する。
次に、システム全体を制御する制御装置30について説明する。
図3は制御装置30の電気的構成の一例を示すブロック図である。制御装置30は、制御部32、表示部34、操作部36、及び通信部38を備えている。制御部32は、コンピュータであり、CPU32A、ROM32B、RAM32C、不揮発性メモリ32D、及びI/O32Eを備えている。CPU32A、ROM32B、RAM32C、不揮発性メモリ32D、及びI/O32Eの各々は、バス32Fを介して接続されている。CPU32Aは、ROM32Bに記憶されたプログラムを読み出し、RAM32Cをワークエリアとしてプログラムを実行する。
次に、復路の経路探索について説明する。
本実施の形態では、操作者Aが搬送車20を押しながら通路12を往復移動して、部品28の供給と廃棄物Gの回収とを行う。往路では、複数の設備14の各々を通過して、複数の設備14の各々を撮像する。後述する通り、制御装置30では、往路で撮像した複数の設備14の画像に基づいて、復路で通過する必要のある設備を特定する。例えば、部品28を供給する必要がない部品配置部14Pや、廃棄物Gを回収する必要がない廃棄部14Dは、通過する必要が無い。そして、特定された設備14を通過するように復路の経路を探索し、端末装置20Aを介して復路を示す経路を操作者Aに提示する。操作者Aは、提示された経路に従って移動することで、通過する必要がない設備14に立ち寄らなくて済む。
次に、設備管理システム100の動作について説明する。
上記の通り、設備管理システム100の動作は、端末装置20A側と制御装置30側とで実行される。
まず、端末装置20A側で実行される処理について説明する。
図8は「端末操作処理」の手順の一例を示すフローチャートである。「端末操作処理」を実行するためのプログラムは、端末装置20Aの制御部21内のROM21Bに記憶されており、CPU21Aにより読み出されて実行される。また、「端末操作処理」は、操作者Aにより端末装置20Aの表示部26及び操作部27が操作されて、機能が選択され且つ選択された機能の実行が指示されると開始される。ここでは、設備撮像、情報送信、復路表示、及び復路報知の何れかの機能が選択される。
次に、「往路撮像処理」について説明する。
この「往路撮像処理」は「端末操作処理」のサブルーチンとして実行される。本実施の形態では、操作者Aは搬送車20を押しながら、往路において複数の設備14の各々を通過する。その際に、複数の設備14の各々を撮像するように、操作者Aは、端末装置20Aの表示部26及び操作部27を介して「設備撮像」を指示するのである。
次に、「復路表示処理」について説明する。
この「復路表示処理」は「端末操作処理」のサブルーチンとして実行される。本実施の形態では、操作者Aは、往路の移動を終えると、往路で撮像した複数の設備14の画像を表す画像情報を制御装置30に送信し、復路表示を指示する。また、後述する通り、制御装置30が、往路で撮像した複数の設備14の画像情報に基づいて、復路で通過する経路を示す経路情報を生成する。以下、復路で通過する経路を示す経路情報を「復路を示す経路情報」という。
次に、「復路報知処理」について説明する。
この「復路報知処理」は「端末操作処理」のサブルーチンとして実行される。本実施の形態では、操作者Aは、端末装置20Aの表示部26に表示された復路で通過する経路を見て、復路の移動を開始する。このとき、通過する必要がある設備14Aか否かを操作者Aに報知することで、通過する必要がある設備14Aが操作者Aに認識される。以下、通過する必要がある設備を「通過対象」という場合がある。この復路報知処理により、通過対象である部品配置部14Pへの部品28の供給と、通過対象である廃棄部14Dからの廃棄物Gの回収とが行い易くなる。
次に、制御装置30側で実行される処理について説明する。制御装置30側では、復路で通過する経路を探索する「復路探索処理」と、複数の設備14を含む範囲での異常の発生を検出する「異常検出処理」とを実行する。「復路探索処理」及び「異常検出処理」を実行するためのプログラムは、制御装置30のROM32Bに記憶されており、CPU32Aにより読み出されて実行される。
まず、「復路探索処理」について説明する。
図13は「復路探索処理」の手順の一例を示すフローチャートである。図13に示すように、まず、ステップ600で、通過要件を取得する。ここで「通過要件」とは、復路で通過する必要がある設備14Aと判定するための要件である。本実施の形態では、部品配置部、廃棄部、及び両方の何れかが通過対象として設定されるので、「設備の種類」が通過要件に含まれる。
次に、「異常検出処理」について説明する。
図16は「異常検出処理」の手順の一例を示すフローチャートである。
広角撮像装置40は、複数の設備14を含む範囲を連続して撮像している。しかしながら、広角撮像装置40により撮像された動画をすべて保存するには、大きな記憶容量が必要になる。そこで、往路で撮像された複数の設備14の画像(静止画)に異常が発見された場合にだけ、異常の発生を示す画像を含む動画の画像情報だけを不揮発性メモリ32Dに記憶しておく。異常の発生を示す画像を含む動画は、異常の発生原因の究明に役立つ。
上記実施の形態で説明した設備管理システムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。例えば、設備管理システムの動作を、端末装置側と制御装置側とで実行する例について説明したが、制御装置側の制御部で実行される処理を、端末装置側の制御部で実行してもよい。
12 通路
14 設備
14A 通過対象の設備
14P 部品配置部
14D 廃棄部
14W 透明窓
16 ICタグ
20 搬送車
20A 端末装置
21 制御部
22 検知部
23 通信部
24 撮像部
25 報知部
26 表示部
27 操作部
28 部品
29 容器
30 制御装置
32 制御部
34 表示部
37 操作部
38 通信部
40 広角撮像装置
50 経路
52 経路
54A 経路
54B 経路
56 現在位置
58 矢印
70 通過対象設定画面
72 対象選択部
74 指示部
100 設備管理システム
O 始点
E 終点
G 廃棄物
Claims (7)
- 通路に沿って配置された製造に関連する複数の設備と、
前記通路を移動しながら前記複数の設備を通過する搬送車であって、前記複数の設備の各々を検知する検知手段、前記複数の設備の各々を通過する際に検知された設備を撮像する撮像手段、及び生成された経路情報に基づいて経路を表示する表示手段を備えた搬送車と、
前記撮像手段で撮像された複数の画像を取得する取得手段、取得された前記複数の画像に基づいて次回に通過する少なくとも1つの設備を特定する特定手段、及び特定された設備を通過する経路を示す経路情報を生成する生成手段を備えた制御装置と、
を有する設備管理システム。 - 前記制御装置の特定手段が、前記複数の設備の各々について撮像された画像と当該設備について予め定めた画像とを比較して、予め定めた要件を満たす設備を次回に通過する設備として特定する、請求項1に記載の設備管理システム。
- 前記制御装置の生成手段が、特定された設備を最短の経路で通過する経路を示す経路情報を生成する、請求項1又は請求項2に記載の設備管理システム。
- 前記複数の設備が、製造に使用する部品を配置する部品配置部、及び製造工程で発生した廃棄物を廃棄する廃棄部の少なくとも一方を含む、請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の設備管理システム。
- 前記前記複数の設備が部品配置部を含む場合に、
前記制御装置の特定手段が、予め定めた数量の部品が配置されていない部品配置部を、次回に通過する設備として特定する、請求項4に記載の設備管理システム。 - 前記前記複数の設備が廃棄部を含む場合に、
前記制御装置の特定手段が、廃棄物の占める容積率が予め定めた容積率以上の廃棄部を、次回に通過する設備として特定する、請求項4又は請求項5に記載の設備管理システム。 - 更に、前記複数の設備を含む範囲を連続して撮像する広角撮像装置を備え、
前記制御装置が、取得された前記複数の画像に基づいて異常の発生を示す画像を検出する検出手段と、画像情報を記憶する記憶手段とを備え、前記検出手段で異常の発生を示す画像が検出された場合に、当該画像と関連する前記広角撮像装置で撮像された連続画像を前記記憶手段に記憶する、請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の設備管理システム。
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