JP2016007569A - 多管式分離膜モジュールの組立方法 - Google Patents

多管式分離膜モジュールの組立方法 Download PDF

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【課題】組み立て時における分離膜の損傷が確実に防止される多管式分離膜モジュールの組立方法を提供する。【解決手段】多管式分離膜モジュール1は、筒状のハウジング2と、ハウジング2の長手方向に配置された複数の管状分離膜3と、管状分離膜3の連結体を支持する支持板5と、該支持板5と平行に配置され、管状分離膜が挿通された挿通孔7a,8aを有するバッフル7,8とを有する。鞘管40を挿通孔7a,8aに挿入した後、鞘管40内に管状分離膜3を挿入し、その後、鞘管40を抜去して管状分離膜3の設置作業を行う。【選択図】図4

Description

本発明は溶液や混合気体等の流体から一部の成分を分離するために用いられる多管式分離膜モジュールの組立方法に関する。
溶液又は混合気体中の成分を分離するための機器として多管式分離膜モジュールが知られている。この多管式分離膜モジュールに用いる管状分離膜は、管状の多孔質セラミック支持体と、該支持体の外周面に設けられたゼオライト等からなる多孔質の分離膜とを有する。溶液や混合気体等の流体から特定の成分を分離するためには、溶液の流体を分離膜エレメントの一方(外面)に接触させて、もう一方(内面)を減圧することにより、特定の成分を気化させ分離する方法や、溶液を気化させて気体状態で分離膜に接触させて、非接触面側を減圧して特定成分を分離する方法、加圧状態の混合気体を分離膜に接触させて特定の成分を分離する方法などが知られている(特許文献1,2)。
このような、多管式分離膜モジュールにおいて、分離効率を高めるためには、分離対象となる溶液や混合気体等の流体を分離膜エレメントの全長にわたって効率よく接触させることが必要とされる。
特許文献1,2には、流体(液体または気体)を膜に効率よく接触させるために、多管式分離膜モジュールのハウジング内にチューブ(管状分離膜)と直交状にバッフルを設けることが記載されている。
特許文献1,2の多管式分離膜モジュールにおいては、バッフルに設けた複数の孔にそれぞれチューブを挿通している。バッフルのチューブ(管状分離膜)挿通孔の口径をチューブ外径よりも大きくし、孔の内周面とチューブ外周面との間に間隙を形成している。
特開2013−39546号公報 特開2010−247107号公報
多管式分離膜モジュールを組み立てるに際しては、ハウジング内にバッフルを配置しておき、管状分離膜をバッフルの挿通孔に挿通する作業が行われる。このように管状分離膜を挿通孔に挿通しているときに管状分離膜の外周面が挿通孔に内周面に接触すると、管状分離膜外周面のゼオライト等よりなる分離膜が損傷するおそれがある。
本発明は、かかる組み立て時における分離膜の損傷が確実に防止される多管式分離膜モジュールの組立方法を提供することを目的とする。
本発明の多管式分離膜モジュールの組立方法は、筒状のハウジングと、該ハウジング内に該ハウジングの長手方向に配置された複数の管状分離膜と、該ハウジング内に配置され、管状分離膜が挿通された挿通孔を備えたバッフルとを有する多管式分離膜モジュールを組み立てる方法であって、該ハウジング内に配置されたバッフルの前記挿通孔に管状分離膜を挿通する管状分離膜挿通工程を有する多管式分離膜モジュールの組立方法において、該挿通孔に鞘管を挿通しておき、該鞘管内に管状分離膜を挿入し、その後、該鞘管を撤去することにより管状分離膜挿通工程を行うことを特徴とするものである。
本発明では、前記ハウジングを筒軸心方向が鉛直方向となるように配置しておき、前記鞘管をワークパイプに外嵌させて保持して挿通孔に挿入した後、ワークパイプを鞘管から抜去して鞘管をハウジング内に残置し、次いで該鞘管内に管状分離膜を挿入し、その後、鞘管を管状分離膜から下方に抜去することが好ましい。
本発明の多管式分離膜モジュールの組立方法にあっては、バッフルの挿通孔に管状分離膜を挿通するに際し、予め鞘管を挿通孔に挿入しておき、管状分離膜を該鞘管に挿入した後、鞘管に引き抜くので、管状分離膜の挿通作業中に管状分離膜がバッフルの挿通孔内周面に直接に当ることがなく、管状分離膜外周面の分離膜の損傷が防止される。
鞘管をワークパイプに外嵌して保持した状態で挿通孔に挿入する場合、ワークパイプの真直性が高いので、バッフルが複数枚配置されていても、各バッフルの挿通孔に鞘管付きワークパイプを容易に挿通することができる。また、ハウジングを筒軸心方向が鉛直となるように配置しておくと、ワークパイプや管状分離膜を鉛直上方から挿通孔に挿入することができ、ワークパイプや管状分離膜がたわまないので、作業効率が良好となる。
実施の形態に係る多管式分離膜モジュールの組立方法を示す断面図である。 実施の形態に係る多管式分離膜モジュールの組立方法を示す断面図である。 実施の形態に係る多管式分離膜モジュールの組立方法を示す断面図である。 実施の形態に係る多管式分離膜モジュールの組立方法を示す断面図である。 実施の形態に係る多管式分離膜モジュールの組立方法を示す断面図である。 実施の形態に係る組立方法より組み立てられた多管式分離膜モジュールのハウジング軸心線方向に沿う縦断面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 多管式分離膜モジュール同士の接続方式を示すブロック図である。
図6〜8を参照して、本発明の一実施の形態に係る組立方法により組み立てられた多管式分離膜モジュール1について説明する。
この多管式分離膜モジュール1は、筒軸心方向を上下方向とした円筒状ハウジング2と、ハウジング2の軸心線と平行方向に配置された複数の管状分離膜3と、ハウジング2内の上部に設けられた支持板5及び底部に設けられた支持板15と、ハウジング2の上端に取り付けられたトップカバー6A及び下端に取り付けられたボトムカバー6Bと、支持板5,15と平行にハウジング2内の上部及び下部にそれぞれ配置された第1のバッフル(整流板)7及び第2のバッフル(整流板)8等とを有する。第1のバッフル7は支持板5の下側に配置され、第2のバッフル8は支持板15の上側に配置されている。
この実施の形態では、管状分離膜3の上端にエンド管4が連結され、管状分離膜3の下端にエンドプラグ20が連結されている。エンド管4及びエンドプラグ20はそれぞれ熱収縮フィルムによって管状分離膜3に連結されている。
ハウジング2の上部の外周面に被処理流体の流入口9が設けられ、下部の外周面に被処理流体の流出口10が設けられている。流入口9は、支持板5と第1のバッフル7との間の室11に臨むように設けられている。流出口10は、支持板15と第2のバッフル8との間の室12に臨むように設けられている。バッフル7,8間は膜分離を行うための主室13となっている。
主室13内の流れと管状分離膜3内の流れは並流であっても、向流であっても差し支えなく、被処理流体の流入口9と流出口10とは入れ替えても差し支えない。
多管式分離膜モジュール1は、トップカバー6A側を上にして使用しても(図7)、またボトムカバー6B側を上にして使用しても差し支えない。
各バッフル7,8には、管状分離膜3を挿通させるための円形の挿通孔7a,8aが設けられており、管状分離膜3が各挿通孔7a,8aに挿通されている。挿通孔7a,8aの口径は、管状分離膜3の直径(外径)よりも大きく、挿通孔7a,8aの内周面と管状分離膜3の外周面との間に全周にわたって間隙があいている。
支持板5には、管状分離膜3に連結されたエンド管4を支持するための開口5aが設けられている。エンド管4は、開口5aに差し込まれており、エンド管4の外周面と各開口5aの内周面との間は溶接などにより気密にシールされている。支持板5へのエンド管4の取り付けは、エンド管4の外周部および支持板5の開口5aにねじを切ることにより、ねじ込んでも差し支えない。
各エンド管4の上端側は、トップカバー6Aと支持板5との間の流出室16に向って開放している。トップカバー6Aには、分離された透過流体の取出口6aが設けられている。
この実施の形態では、ハウジング2の上端及び下端側とトップカバー6A及びボトムカバー6Bの外周縁にそれぞれ外向きのフランジ2a,2b,6b,6cが設けられ、ボルト(図示略)によってこれらが固定されている。支持板5の周縁部は、フランジ2a,6b間にガスケット(図示略)を介して挟持されている。
底部の支持板15から複数のロッド14が立設され、該ロッド14にバッフル7,8が支持されている。ロッド14の上端は支持板5に対しナットなどによって固着されている。バッフル7,8はロッド14に対しピンなどの係止部材(図示略)によって所定高さに支持されている。
バッフル7,8の外周面とハウジング2の内周面との間には、Oリング、Vパッキン、Cリングなどのシール部材が介在されている。
管状分離膜3は、管状の多孔質支持体と、該多孔質支持体の外周面に形成されたセラミック分離膜としてのゼオライト膜とを有する。
このように構成された多管式分離膜モジュール1において、被処理流体は流入口9からハウジング2の室11内に導入され、バッフル7の挿通孔7aの内周面とエンド管4の外周面との間の間隙を通って主室13に流入し、主室13を通った後、バッフル8の挿通孔8aとエンドプラグ20との間隙を通って室12に流出する。主室13を流れる間に被処理流体の一部の成分が管状分離膜3を透過して管状分離膜3内から流出室16及び取出口6aを介して取り出される。透過しなかった流体は、流出口10から多管式分離膜モジュール1外に流出する。
この実施の形態では、管状分離膜3の上下両端に連結されたエンド管4とエンドプラグ20がそれぞれバッフル7,8の挿通孔7a,8aに差し込まれている。そのため、管状分離膜3が振動ないし揺動してエンド管4及びエンドプラグ20が挿通孔7a,8aの内周面に当接してもゼオライト膜が損傷することがなく、長期にわたって安定して運転を行うことができる。
次に、この多管式分離膜モジュール1の組立方法について図1〜5を参照して説明する。図1の通り、円筒状のハウジング2を筒軸心方向が鉛直方向となるように作業台31上に立設する。ハウジング2内にはロッド14及び該ロッド14に支持されたバッフル7,8が配置されている。ロッド14は作業台31の係止部31aに支持されている。
次に、図2の通り、フッ素樹脂(例えばPTFE、FEP)やポリイミドなどの摩擦係数の小さい合成樹脂よりなる鞘管40をバッフル7,8の挿通孔7a,8aに挿通する。この実施の形態では、鞘管40は下端が封じられ、上端が開放した管状体よりなる。この鞘管40をワークパイプ41に外嵌した状態で挿通孔7a,8aに挿通する。ワークパイプ41は、挿通孔7a,8aと同数個、かつ平面視において挿通孔7a,8aと同配列にて配列され、昇降盤(図示略)に垂設されている。鞘管40が外嵌されたワークパイプ41の中心孔に負圧をかけて鞘管40の脱落を防止するようにしてもよい。
この鞘管40付きのワークパイプ40を上方から挿通孔7a,8aに挿通する。ハウジング2の下部に予め受台42を配置しておき、挿通孔8aを通過した鞘管40及びワークパイプ41の下端が受台42に到達した後、ワークパイプを図3の通り引き上げる。この際、ワークパイプ41の中心孔に空気圧(正圧)を加えてワークパイプ41の外周面と鞘管40の内周面との間に空気層を形成し、図3の通りワークパイプ41を引き上げ、鞘管40から抜去するようにしてもよい。
これにより、鞘管40のみが挿通孔7a,8aに挿通されてハウジング2内に残置される。
そこで、図4の通り、各鞘管40内に上方から管状分離膜3を挿入する。管状分離膜3は支持板5から垂設されており、すべての管状分離膜3が同時に各鞘管40内に挿入される。支持板5がフランジ部2a上に載置されるまで管状分離膜3を鞘管40内に挿入した後、図5の通り、受台42を撤去し、鞘管40を下方に引き抜く。これにより、管状分離膜3の外周面を各挿通孔7a,8aに全く接触させることなく、管状分離膜3をハウジング2内に設置することができる。
なお、支持板5をフランジ2a上に載せるときに、ロッド14の上端を支持板5のロッド挿通孔に差し込む。その後は、ロッド14の上端にナット締めし、トップカバー6Aと、支持板15を備えたボトムカバー6Bとをハウジング2に連結することにより、図6に示す多管式分離膜モジュール1が組み立てられる。
この実施の形態では、鞘管40をワークパイプ41に外嵌させて挿通孔7a,8aに挿通しているので、鞘管40の挿通作業を容易に行うことができる。ただし、鞘管40が所定以上の剛性を有しているときには、ワークパイプ41を用いることなく鞘管40を挿通孔7a,8aに挿通してもよい。
この実施の形態では、支持板5に垂設されている管状分離膜3を鞘管40に挿入するものとしたが、管状分離膜3を着脱自在に保持する保持部材に垂設しておいてもよい。この場合、管状分離膜3を鞘管40に挿入し、鞘管40を抜去した後、管状分離膜3の下端側に雌ねじ孔を有する支持板の該雌ねじ孔を当接させ、管状分離膜3を回して管状分離膜3を該雌ねじ孔に螺合させるようにしてもよい。このように構成した場合、多管式分離膜モジュール1の1本又は一部の管状分離膜3を回して撤去し、新品の管状分離膜3と交換することができる。
次に、多管式分離膜モジュールの構成部材の材料等について説明する。エンド管4及びエンドプラグ20の材料としては金属、セラミックスなど、流体を透過させないものが例示されるが、これに限定されない。バッフル7,8の材料としては、SUS304、SUS316等のステンレス材が好適であるが、これに限定されない。
管状分離膜の多孔質支持体の材質としては、シリカ、α−アルミナ、γ−アルミナ、ムライト、ジルコニア、チタニア、イットリア、窒化珪素、炭化珪素などを含むセラミックス焼結体の無機多孔質支持体が挙げられる。その中でもアルミナ、シリカ、ムライトのうち少なくとも1種を含む無機多孔質支持体が好ましい。多孔質支持体表面が有する平均細孔径は特に制限されるものではないが、細孔径が制御されているものが好ましく、通常0.02μm以上、好ましくは0.05μm以上、さらに好ましくは0.1μm以上であり、通常20μm以下、好ましくは10μm以下、さらに好ましくは5μm以下の範囲が好ましい。
多孔質支持体の表面においてゼオライトを結晶化させゼオライト膜を形成させるのが好ましい。ゼオライト膜を構成する主たるゼオライトは、通常、酸素6−10員環構造を有するゼオライトを含み、好ましくは酸素6−8員環構造を有するゼオライトを含む。
ここでいう酸素n員環を有するゼオライトのnの値は、ゼオライト骨格を形成する酸素とT元素で構成される細孔の中で最も酸素の数が大きいものを示す。例えば、MOR型ゼオライトのように酸素12員環と8員環の細孔が存在する場合は、酸素12員環のゼオライトとみなす。
酸素6−10員環構造を有するゼオライトの一例を挙げれば、AEI、AEL、AFG、ANA、BRE、CAS、CDO、CHA、DAC、DDR、DOH、EAB、EPI、ESV、EUO、FAR、FRA、FER、GIS、GIU、GOO、HEU、IMF、ITE、ITH、KFI、LEV、LIO、LOS、LTN、MAR、MEP、MER、MEL、MFI、MFS、MON、MSO、MTF、MTN、MTT、MWW、NAT、NES、NON、PAU、PHI、RHO、RRO、RTE、RTH、RUT、SGT、SOD、STF、STI、STT、TER、TOL、TON、TSC、TUN、UFI、VNI、VSV、WEI、YUG等がある。
ゼオライト膜は、ゼオライトが単独で膜となったものでも、前記ゼオライトの粉末をポリマーなどのバインダー中に分散させて膜の形状にしたものでも、各種支持体上にゼオライトを膜状に固着させたゼオライト膜複合体でもよい。ゼオライト膜は、一部アモルファス成分などが含有されていてもよい。
ゼオライト膜の厚さとしては、特に制限されるものではないが、通常、0.1μm以上であり、好ましくは0.6μm以上、さらに好ましくは1.0μm以上である。また通常100μm以下であり、好ましくは60μm以下、さらに好ましくは20μm以下の範囲である。
ただし、本発明はゼオライト膜以外の分離膜を有した管状分離膜を用いてもよい。
管状分離膜3の外径Cは、好ましくは3mm以上、より好ましくは6mm以上、さらに好ましくは10mm以上、好ましくは20mm以下、より好ましくは18mm以下、さらに好ましくは16mm以下である。外径Cが小さすぎると管状分離膜の強度が十分でなく壊れやすくなることがあり、大きすぎるとモジュール当りの膜面積が低下する。バッフル7,8の挿通孔7a,8aの内周面と管状分離膜3の外周面との隙間は0.5〜10mm特に1〜5mm程度が好適である。
この多管式分離膜モジュールにおいて、管状分離膜は通常2〜850本配置され、管状分離膜同士の最短距離は、2mm〜10mmとなるように配置されることが好ましい。ハウジングの大きさ、管状分離膜の本数は処理する流体量によって適宜変更されるものである。
多管式分離膜モジュールを並列に設置して流体を分岐してガスを供給してもよい。この時さらに並列したそれぞれのモジュールに直列でモジュールを設置することもできる。並列としたモジュールを直列とする場合、供給ガス量が直列方向に低下し線速が低下するので、適宜線速を保つように並列の設置数を減少させることが好ましい。
モジュールを直列に配置する場合の透過した成分はモジュール毎に排出しても良く、モジュール間を連結して集合して排出しても良い。
多管式分離膜モジュールを直列に接続する場合、図9(a)のように各多管式分離膜モジュール1を図6の正立状態で設置し、上流側の多管式分離膜モジュール1から流出した非透過流体を下流側の多管式分離膜モジュール1の上部の流入口9に接続してもよいが、このようにすると接続配管1aの長さが長くなる。そこで、図9(b)のように、偶数番目の多管式分離膜モジュール1については倒立状態とし、奇数番目の正立状態の多管式分離膜モジュール1から流出した非透過流体を下流側の倒立状態の多管式分離膜モジュール1の下部の流入口9に流入させるようにしてもよい。このようにすれば、接続配管1aの長さが短くて済む。また洋上など設置面積を大きく取れない場所に多数のモジュールを配置しなければならない場合には設置面積を大きくすることなく多数のモジュールを設置することができる。奇数番目の多管式分離膜モジュール1を倒立とし、偶数番目の多管式分離膜モジュール1を正立としてもよい。
1 多管式分離膜モジュール
2 ハウジング
3 管状分離膜
4 エンド管
5 支持板
6A トップカバー
6B ボトムカバー
6a 取出口
7,8 バッフル
7a,8a 挿通孔
9 流入口
10 流出口
11,12 室
13 主室
14 ロッド
16 流出室
20 エンドプラグ
31 作業台
40 鞘管
41 ワークパイプ
42 受台

Claims (5)

  1. 筒状のハウジングと、
    該ハウジング内に該ハウジングの長手方向に配置された複数の管状分離膜と、
    該ハウジング内に配置され、管状分離膜が挿通された挿通孔を備えたバッフルと
    を有する多管式分離膜モジュールを組み立てる方法であって、
    該ハウジング内に配置されたバッフルの前記挿通孔に管状分離膜を挿通する管状分離膜挿通工程を有する多管式分離膜モジュールの組立方法において、
    該挿通孔に鞘管を挿通しておき、該鞘管内に管状分離膜を挿入し、その後、該鞘管を撤去することにより管状分離膜挿通工程を行うことを特徴とする多管式分離膜モジュールの組立方法。
  2. 請求項1において、前記鞘管は合成樹脂製であることを特徴とする多管式分離膜モジュールの組立方法。
  3. 請求項1又は2において、前記ハウジングを筒軸心方向が鉛直方向となるように配置しておき、
    前記鞘管をワークパイプに外嵌させて保持して挿通孔に挿入した後、ワークパイプを鞘管から抜去して鞘管をハウジング内に残置し、
    次いで該鞘管内に管状分離膜を挿入し、
    その後、鞘管を管状分離膜から下方に抜去することを特徴とする多管式分離膜モジュールの組立方法。
  4. 請求項3において、バッフルに設けられた挿通孔と同数本のワークパイプにそれぞれ鞘管を外嵌させておき、各ワークパイプを同時に挿通孔に挿入し、各ワークパイプを同時に各鞘管から抜去してハウジング内に鞘管を残置することを特徴とする多管式分離膜モジュールの組立方法。
  5. 請求項4において、ハウジング内に残置された鞘管の各々に管状分離膜を同時に挿入することを特徴とする多管式分離膜モジュールの組立方法。
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