JP2016007019A - イベントトリガ型アクセス端末メッセージングに基づいてアクセスポイント送信電力を制御すること - Google Patents

イベントトリガ型アクセス端末メッセージングに基づいてアクセスポイント送信電力を制御すること Download PDF

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Abstract

【課題】アクセスポイントの送信電力が、そのアクセスポイントによって現在サービスされていない、1つまたは複数のアクセス端末からの測定報告に基づいて制御される方法を提供する。【解決手段】アクセスポイント106は、特定のイベントに対応する受信したメッセージの数,及びコンテンツに基づいて送信電力制御112を行う。さらに、アクセスポイント106は、受信したメッセージ中に含まれる信号強度情報を使用して、自身が現在サービスしていない報告アクセス端末104の定義されたサブセットにおける干渉を緩和する送信電力レベルを判断し、送信電力制御112を行う。【選択図】図1

Description

優先権の主張
本出願は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2010年2月22日に出願され、弁理士整理番号第101067P1号を付与された、同一出願人が所有する米国特許仮出願第61/306,885号の利益および優先権を主張する。
本出願は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、限定はしないが、アクセスポイント送信電力を制御することに関する。
序論
ワイヤレス通信ネットワークは、地理的エリア内のユーザに様々なタイプのサービス(たとえば、ボイス、データ、マルチメディアサービスなど)を提供するために、その地理的エリアにわたって展開され得る。典型的な実装形態では、マクロネットワークによってサービスされる地理的エリア内で動作しているアクセス端末(たとえば、セルフォン)にワイヤレス接続性を与えるために、(たとえば、各々が1つまたは複数のセルを介してサービスを提供する)マクロアクセスポイントがマクロネットワーク全体にわたって分散される。
高速なマルチメディアデータサービスの需要が急速に増大するにつれて、向上したパフォーマンスをもつ効率的でロバストな通信システムを実装することが課題となっている。従来のネットワークアクセスポイントを補うために(たとえば、拡張されたネットワークカバレージを与えるために)、小カバレージアクセスポイント(たとえば、低電力アクセスポイント)を展開して、よりロバストな屋内ワイヤレスカバレージまたは他のカバレージを家庭、企業ロケーション(たとえば、オフィス)、または他のロケーション内のアクセス端末に与え得る。そのような小カバレージアクセスポイントは、たとえば、フェムトセル、フェムトアクセスポイント、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイント基地局と呼ばれることがある。一般に、そのような小カバレージアクセスポイントは、DSLルータまたはケーブルモデムを介してインターネットおよびモバイル事業者のネットワークに接続される。便宜上、以下の説明では、小カバレージアクセスポイントをフェムトセルまたはフェムトアクセスポイントと呼ぶことがある。
ホームノードBなどのフェムトセルの同一チャネルまたは共有キャリア展開では、パイロット、オーバーヘッド、データ、および他のチャネルのためのホームノードBの送信電力を制限することによって、ホームノードBからの干渉から(非許可アクセス端末またはマクロアクセス端末としても示される)非限定加入者グループ(non-Closed Subscriber Group)アクセス端末を保護する必要がある。この送信電力制御はホームノードB電力較正と呼ばれることがある。送信電力較正アルゴリズムの1つの目的は、サーブド(served)アクセス端末(たとえば、ホームアクセス端末)に与えられるホームノードBカバレージと、非サーブド(non-served)アクセス端末(たとえば、マクロアクセス端末または他のフェムトアクセス端末)に対する干渉影響を制限することとの間のバランスをとることである。
いくつかの従来の送信電力較正方式は、ホームノードBにおいてダウンリンク受信機(たとえば、ネットワークリッスンモジュール)によって行われる測定に基づく。この較正は、近くのホームアクセス端末および近くのマクロアクセス端末がネットワークリッスンモジュールと同じまたは同様のRF状態を経験するという仮定に基づく。しかしながら、この仮定は十分に正確ではない。したがって、ネットワークリッスンモジュールベース送信電力較正には2つの不整合状態がある。
第1に、RF不整合状態があり得る。たとえば、窓の近くに配置されたホームノードBは、窓から圧倒的に離れていることがあるホームアクセス端末よりも著しく高いマクロ干渉を経験し得る。別の例として、地階に配置されたホームノードBは、圧倒的により高い階にあるホームアクセス端末よりも著しく低いマクロ干渉を経験し得る。
第2に、展開不整合状態があり得る。たとえば、ネットワークリッスンモジュールは、ホームノードB展開を囲むマクロアクセス端末トラフィックに気づいていない。繁華街頭近くで小さいアパート中に展開されたホームノードBは、郊外の家の深奥に展開されたホームノードBよりも、多くのマクロアクセス端末に影響を及ぼし得る。この不整合は、電力設定がマクロユーザに対してあまりに多くの干渉を引き起こし得るという意味で、ホームノードBに対して不正確な電力設定を引き起こす。この干渉は、(たとえば、ホームノードBが窓の近くまたは繁華街頭近くに配置されたとき)過剰な周波数間ハンドオーバまたは呼ドロップにつながり得るか、または(たとえば、ホームノードBが地階に配置されたとき、またはホームノードBがランチハウス(ranch house)中で使用されるとき)ホームアクセス端末のための不十分なカバレージを生じ得る。
上記に鑑みて、フェムトセルからの干渉からマクロセルユーザおよび他の非許可ユーザを保護し、依然として、許可フェムトセルユーザに十分なカバレージを与えるための効果的な技法が必要である。
本開示のいくつかの例示的な態様の概要について以下で説明する。本概要は、読者の便宜のために与えられるものであり、本開示の幅を完全に定義するものではない。便宜上、本明細書では、本開示の単一の態様または複数の態様を指すために、いくつかの態様という用語を使用することがある。
本開示は、いくつかの態様では、アクセスポイントの送信電力を制御することに関する。特に、アクセスポイントの送信電力は、そのアクセスポイントによって現在サービスされていない1つまたは複数のアクセス端末(たとえば、別のアクセスポイントとのアクティブな呼中のまたはアイドルモードにあるアクセス端末)からそのアクセスポイントによって受信された測定報告に基づいて制御され得る。そのような方式は、たとえば、マクロアクセスポイントおよび/または他のフェムトセルと共有されるキャリア上で動作しているフェムトセルのために送信電力較正を行うために使用され得る。受信した測定報告に基づいてフェムトセル展開の境界を効果的に学習することによって、フェムトセルは、フェムトセルからの干渉によって影響を受ける非サーブドアクセス端末(たとえば、マクロアクセス端末)の数を制限するようにそれの送信電力を構成し得る。有利には、そのような測定報告ベース方式は、ネットワークリッスンモジュールベース較正方式においてさもなければ存在し得るRF不整合状態および/または展開不整合状態を緩和(たとえば、解消)し得る。
本開示は、いくつかの態様では、アクセスポイントによって受信された特定のイベントに対応する測定報告メッセージの数に基づいて送信電力を制御することに関する。いくつかの態様では、イベントベース送信電力制御方式は、アクセスポイントにおいてメッセージを受信することであって、メッセージが、そのアクセスポイントによって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を備える、受信することと、特定のタイプのイベントの発生を示すメッセージの量を識別することと、その量をしきい値と比較することと、比較に基づいてアクセスポイントの送信電力を制御することとに関与し得る。
本開示は、いくつかの態様では、受信した測定報告メッセージのコンテンツに基づいて送信電力を制御することに関する。たとえば、アクセスポイントは、メッセージ中に含まれる信号強度情報を使用して、報告アクセス端末をランク付けし、報告アクセス端末の定義されたサブセットにおける干渉を緩和する送信電力レベルを判断し得る。いくつかの態様では、ランク付けベース送信電力制御方式は、アクセスポイントにおいてメッセージを受信することであって、メッセージが、そのアクセスポイントによって現在サービスされていない複数のアクセス端末からの測定報告を備える、受信することと、受信したメッセージに基づいてアクセス端末をランク付けすることであって、ランク付けが、アクセスポイントによる送信に起因するアクセス端末における信号状態に対応する、ランク付けすることと、ランク付けに基づいてアクセス端末のサブセットを指定することと、アクセス端末のサブセットにおいて特定の信号状態を達成するようにアクセスポイントの送信電力を制御することとに関与し得る。
本開示は、いくつかの態様では、受信した測定報告に基づいて送信電力を制御するアクセスポイントに測定報告を送るネットワークエンティティに関する。いくつかの態様では、測定報告処理方式は、ネットワークエンティティにおいて測定報告を受信することであって、測定報告の各々が特定の(すなわち、同じ)アクセスポイントに対応する、受信することと、特定のアクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御すると判断することと、判断の結果として測定報告を特定のアクセスポイントに送ることとに関与し得る。
本開示のこれらおよび他の例示的な態様について、以下の発明を実施するための形態および添付の特許請求の範囲、ならびに添付の図面において説明する。
アクセスポイントがアクセス端末測定報告に基づいてそれの送信電力を制御する、通信システムのいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 アクセス端末測定報告に基づいてアクセスポイントの送信電力を制御することに関連して実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。 イベントトリガ型測定報告に基づいてアクセスポイントの送信電力を制御することに関連して実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。 アクセス端末測定報告のランク付けに基づいてアクセスポイントの送信電力を制御することに関連して実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。 ネットワークエンティティにおいて測定報告の処理に関連して実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。 アクセスポイントが送信電力を制御するために多段電力制御方式を使用する、通信システムのいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 多段送信電力制御方式に関連して実行され得る動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。 通信ノードにおいて採用され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 ワイヤレス通信システムの簡略図。 フェムトノードを含むワイヤレス通信システムの簡略図。 ワイヤレス通信のためのカバレージエリアを示す簡略図。 通信構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 本明細書で教示する、送信電力を制御するように構成された装置のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 本明細書で教示する、送信電力を制御するように構成された装置のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 本明細書で教示する、送信電力を制御するように構成された装置のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
慣例により、図面に示す様々な特徴は一定の縮尺で描かれていないことがある。したがって、様々な特徴の寸法は、わかりやすいように任意に拡大または縮小されることがある。さらに、図面のいくつかは、わかりやすいように簡略化されることがある。したがって、図面は、所与の装置(たとえば、デバイス)または方法の構成要素のすべてを示しているわけではないことがある。最後に、明細書および図の全体にわたって同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用されることがある。
本開示の様々な態様について以下で説明する。本明細書の教示は多種多様な形態で実施され得、本明細書で開示されている特定の構造、機能、またはその両方は代表的なものにすぎないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示する態様は他の態様とは無関係に実装され得ること、およびこれらの態様のうちの2つ以上は様々な方法で組み合わせられ得ることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置を実装し、または方法を実施し得る。さらに、本明細書に記載の態様のうちの1つまたは複数に加えて、あるいはそれら以外の他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置を実装し、またはそのような方法を実施し得る。さらに、態様は、請求項の少なくとも1つの要素を備え得る。
図1に、例示的な通信システム100(たとえば、通信ネットワークの一部)のいくつかのノードを示す。説明のために、本開示の様々な態様について、互いに通信する1つまたは複数のアクセス端末、アクセスポイント、およびネットワークエンティティの文脈で説明する。ただし、本明細書の教示は、他の用語を使用して参照される他のタイプの装置または他の同様の装置に適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、様々な実装形態では、アクセスポイントは、基地局、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、マクロセル、フェムトセルなどと呼ばれることがあり、または基地局、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、マクロセル、フェムトセルなどとして実装されることがあり、アクセス端末は、ユーザ機器(UE)、モバイルなどと呼ばれることがあり、またはユーザ機器(UE)、モバイルなどとして実装されることがある。
システム100中のアクセスポイントは、システム100のカバレージエリア内に設置され得るか、またはシステム100のカバレージエリア全体にわたってローミングし得る、1つまたは複数のワイヤレス端末(たとえば、アクセス端末102および104)に1つまたは複数のサービスへのアクセス(たとえば、ネットワーク接続性)を与える。たとえば、様々な時点で、アクセス端末102は、アクセスポイント106、アクセスポイント108、またはシステム100中の何らかのアクセスポイント(図示せず)に接続し得る。同様に、様々な時点で、アクセス端末104は、アクセスポイント108、またはシステム100中の何らかのアクセスポイントに接続し得る。
いくつかのタイプのアクセスポイント(たとえば、フェムトセル)は、異なるタイプのアクセスモードをサポートするように構成され得る。たとえば、オープンアクセスモードでは、アクセスポイントは、いずれのアクセス端末もアクセスポイントを介して任意のタイプのサービスを取得することを許可し得る。制限付き(または限定)アクセスモードでは、アクセスポイントは、認可されたアクセス端末のみがアクセスポイントを介してサービスを取得することを許可し得る。たとえば、アクセスポイントは、ある加入者グループ(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group))に属するアクセス端末(たとえば、いわゆるホームアクセス端末)のみがアクセスポイントを介してサービスを取得することを許可し得る。シグナリング専用(またはハイブリッド)アクセスモードでは、外来アクセス端末(たとえば、非ホームアクセス端末、非CSGアクセス端末)は、アクセスポイントを介してシグナリングアクセスを取得することのみを許可され得る。たとえば、フェムトセルのCSGに属さないマクロアクセス端末は、フェムトセルにおいていくつかのページング、登録および他のシグナリング動作を実行することは許可され得るが、フェムトセルを介してアクティブモードサービスを取得することは許可され得ない。
アクセスポイントの各々は、ワイドエリアネットワーク接続性を可能にするために、(便宜上、ネットワークエンティティ110によって表される)1つまたは複数のネットワークエンティティと通信し得る。これらのネットワークエンティティは、たとえば、1つまたは複数の無線および/またはコアネットワークエンティティなどの様々な形態をとり得る。したがって、様々な実装形態では、ネットワークエンティティは、(たとえば、運用、アドミニストレーション、管理、およびプロビジョニングエンティティによる)ネットワーク管理、呼制御、セッション管理、モビリティ管理、ゲートウェイ機能、インターワーキング機能のうちの少なくとも1つなどの機能、または何らかの他の好適なネットワーク機能を表し得る。また、これらのネットワークエンティティの2つ以上が共同設置され得、および/または、これらのネットワークエンティティの2つ以上がネットワーク全体にわたって分散され得る。
アクセスポイント106(たとえば、フェムトセル)は、指定されたキャリア周波数上で動作するサービスチャネルを使用することによって近くのアクセス端末にサービスを提供する。場合によっては(たとえば、同一チャネル展開)、このキャリア周波数は異なるタイプのアクセスポイント(たとえば、フェムトセルおよびマクロセル)によって使用され得る。他の場合には、異なるタイプのアクセスポイントは異なるキャリア周波数上で動作し得る。たとえば、フェムトセルは、専用フェムトキャリア周波数上にそれらのサービスチャネルを展開し得、マクロセルは、1つまたは複数のマクロキャリア周波数上にそれらのサービスチャネルを展開し得る。後者の場合、フェムトセルは、各マクロキャリア周波数上で動作している近くのアクセス端末がフェムトセルを発見することを可能にするために、そのキャリア周波数上でビーコンを送信し得る。したがって、同一チャネル展開シナリオまたは非同一チャネル展開シナリオのいずれにおいても、所与のキャリア周波数上でのフェムトセルによる送信は、別のアクセスポイント(たとえば、マクロセルまたは別のフェムトセル)とアクティブに通信している近くのアクセスポイントにおける信号受信に干渉し得る。
アクセスポイントによる潜在的な干渉送信は様々な形態をとり得る。たとえば、同一チャネル展開では、(たとえば、サービスチャネルのための)フェムトセルの順方向リンク送信は、同じキャリア周波数上で動作している近くのマクロアクセス端末において干渉を生じ得る。別の例として、フェムトセルがマクロキャリア周波数上でビーコンを送信する展開では、これらのビーコン送信は、そのマクロキャリア周波数上で動作している近くのマクロアクセス端末において干渉を生じ得る。いくつかの実装形態では、アクセスポイントは異なる電力レベルでビーコンを送信する。ここで、アクセスポイントは、通常、ビーコンによって生じる干渉を最小限に抑えるために低電力レベルでビーコンを送信する。しかしながら、アクセスポイントは、より大きく離れたアクセス端末を引きつけることを可能にするために、短い時間期間の間、より高い電力レベル(または複数のより高いレベル)でビーコンを定期的に送信することになる。
アクセスポイント106は、アクセスポイント106による送信が、アクセスポイント106によって現在サービスされていない(たとえば、アクセスポイント106からアクティブモードサービスを受信することを認可されない)近くのアクセス端末(たとえば、アクセス端末l04)に与え得る干渉を緩和しながら、アクセスポイント106からアクティブモードサービスを受信することを認可されたアクセス端末(たとえば、アクセス端末l02)を引きつけるためおよび/またはそれらと通信するための通信カバレージの所望のエリアを与えるために送信電力制御を採用する。たとえば、アクセス端末102はアクセスポイント106のCSGのメンバーであり得、アクセス端末104はそのCSGのメンバーでない。この場合、アクセス端末102が、特定の距離から(たとえば、アクセスポイント106が展開された建築物全体にわたって)アクセスポイント106の存在を検出し、および/またはアクセスポイント106と通信することが可能であるように、アクセスポイント106は(たとえば、ビーコンおよび/または順方向リンク送信のために)十分な送信電力を使用することが望ましい。逆に、アクセスポイント106による送信は、アクセスポイント108(たとえば、アクセス端末104のためのサービングマクロセル)から信号を受信するアクセス端末104の能力に過度に干渉しないことが好ましい。
本明細書の教示によれば、アクセスポイント106は、アクセスポイント106によって現在サービスされていない1つまたは複数のアクセス端末からの測定報告に基づく送信電力制御方式を採用する。そのような方式の使用によって、アクセスポイントが展開された建築物のサイズや、アクセスポイントの近傍にある影響を受けた非サーブドアクセス端末(たとえば、マクロアクセス端末などの非許可アクセス端末)の数などの展開固有シナリオを考慮に入れる方法でアクセスポイント送信電力の較正が達成され得る。したがって、アクセスポイント(たとえば、限定フェムトセル)のカバレージと非サーブドアクセス端末への干渉との間でより良いトレードオフが達成され得る。次に、そのような送信電力制御方式に関連して実行され得るメッセージング動作の一例について、図2に関して説明する。
便宜上、図2の動作(または、本明細書で説明または教示する他の動作)については、特定の構成要素(たとえば、図1および図8の構成要素)によって実行されるものとして説明することがある。ただし、これらの動作は、他のタイプの構成要素によって実行され、異なる数の構成要素を使用して実行され得ることを諒解されたい。また、本明細書で説明する動作の1つまたは複数は、所与の実装形態では採用されないことがあることを諒解されたい。
図2のブロック202によって表されるように、様々な時点で、アクセス端末104は、近くのアクセスポイントからRF信号(たとえば、順方向リンク信号、パイロット信号)を受信し、これらのRF信号の受信信号品質を測定する。これらのRF信号の受信元であるアクセスポイントは、アクセス端末104を現在サービスしているアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント108)を含むことになり、アクセス端末104を現在サービスしていない他のアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント106)を含み得る。
ブロック204によって表されるように、アクセス端末104は、RF信号測定値に基づいて測定報告メッセージを生成し、これらのメッセージをそれのサービングアクセスポイント108に送る。たとえば、アクセス端末は、周期的またはイベントトリガ型測定報告メッセージ(MRM:measurement report message)をそれのサービングアクセスポイント(たとえば、サービング基地局)にまたは何らかの他のネットワークエンティティ(たとえば、無線ネットワークコントローラ)に与えるように構成または要求され得る。
いくつかの態様では、これらの測定報告は、アクセス端末から見た無線状態と周囲アクセスポイントとを伝達する。すなわち、測定報告は、各観測されたアクセスポイントの識別情報の指示を与え、アクセス端末104において測定されたRF信号の受信信号品質の指示を与える。たとえば、測定報告は、サービングマクロセルの、近くのフェムトセルの、および他の近くのセルのパイロット信号強度(たとえば、CPICH RSCP)などの受信信号品質パラメータを含み得る。別の例として、測定報告は、キャリア上の総広帯域受信電力(たとえば、Ioまたは受信信号強度指示(RSSI))を示し得る。さらに別の例として、測定報告は、サービングマクロセルの、近くのフェムトセルの、および他の近くのセルのCPICH Ec/Ioなどの導出されたパラメータを含み得る。
これらのパラメータおよびアクセスポイントの送信電力の値などの追加情報から、アクセス端末からアクセスポイントへの経路損失などの量の推定値が取得され得る。典型的に、これらの測定報告は、アクセス端末モビリティのためにネットワークによって使用されてきた(すなわち、アクセス端末のためのハンドオーバ決定を行うために使用されてきた)。
ブロック206によって表されるように、もっぱらモビリティ動作のためにこの情報を使用する代わりに、アクセスポイント108は、非サービングアクセスポイント106のための測定情報を含む報告メッセージをアクセスポイント106に送る。たとえば、これらの報告メッセージは、ブロック204において受信された測定報告を備え得るか、またはこれらの報告メッセージは、単に、測定報告からの測定報告情報の一部を含み得る。アクセスポイント108は、ネットワークエンティティ110を介して、または場合によっては直接、報告メッセージをアクセスポイント106に送り得る。
(たとえば、一連のネットワークエンティティを表す)ネットワークエンティティ110を介してメッセージ報告が送られる場合の例として、アクセスポイントは、ネットワークバックホールを介して報告メッセージを送り得、それにより、ネットワークエンティティ110は、対応する報告メッセージをアクセスポイント106に送る。場合によっては、アクセスポイント108および/またはネットワークエンティティ110は、単に、受信した測定報告をアクセスポイント106に転送し得る。他の場合には、図5に関して以下でより詳細に説明するように、アクセスポイント108および/またはネットワークエンティティ110は、報告メッセージをアクセスポイント106に送ることに関連して、受信した測定報告情報を処理し得る。たとえば、アクセスポイント108および/またはネットワークエンティティ110は、受信したメッセージをアグリゲートし、メッセージのグループを周期的にアクセスポイント106に送り得る。
メッセージ報告がアクセスポイント106に直接送られる場合の一例として、一部の通信ネットワークは、アクセスポイント間の非バックホールシグナリング接続をサポートする。たとえば、アクセスポイント106とアクセスポイント108とが両方ともフェムトセルである場合、アクセスポイント106とアクセスポイント108とは、(たとえば、フェムト(たとえば、ホームノードB)管理サーバを介して)互いに直接通信することが可能であり得る。
ブロック208によって表されるように、非サービングアクセスポイント106は、アクセス端末104において発信された測定情報を含むメッセージを受信する。図5に関して以下でより詳細に説明するように、これらのメッセージは、(たとえば、各測定報告が生成されたときに)個別に受信され得るか、またはアグリゲートベースで受信され得る(たとえば、メッセージのグループがネットワークエンティティによって周期的に収集され、送られ得る)。
ブロック210によって表されるように、アクセスポイント106は、受信した報告メッセージに基づいて(たとえば、送信電力制御構成要素112の動作によって)アクセスポイント106の送信電力を制御する。たとえば、図3に関して以下でより詳細に説明するように、いくつかの実装形態では、送信電力制御構成要素112はイベントベース送信電力制御アルゴリズムを採用し、それにより、送信電力は、特定のイベントに関連する受信した報告メッセージ(たとえば、アクセス端末104において特定のイベントの発生によってトリガされたメッセージ)の数に基づいて調整される。別の例として、図4に関して以下でより詳細に説明するように、いくつかの実装形態では、送信電力制御構成要素112はランク付けベース送信電力制御アルゴリズムを採用し、それにより、送信電力は、異なる報告アクセス端末における信号状態のランク付けに基づいて調整される。
図3を参照すると、このフローチャートには、送信電力を制御するためにアクセスポイントにおいて採用され得るイベント数ベースアルゴリズムの例が記載されている。ここで、イベントは、アクセスポイントの近傍にある非サーブドアクセス端末における測定報告生成に関係する。
一般に、アクセス端末における測定報告メッセージ生成はイベントトリガ型である。たとえば、アクセス端末は、観測されたアクセスポイントの信号強度がしきい値を超えたときに測定報告を生成し得る。このしきい値は、たとえば、絶対値または観測された最良信号強度に関係する値の形態をとり得る。そのようなイベントの一例は、UMTSにおいて定義されているイベント1Aである。
非サーブドアクセス端末による特定のタイプのイベントに対応する多数の測定報告は、アクセスポイントが展開された建築物(たとえば、フェムトセルユーザのホーム)の外でのアクセスポイント送信電力の漏れを示し得る。したがって、非サーブドアクセス端末において発生した測定報告トリガリングイベントの数がある構成可能なしきい値を上回る場合、これらのアクセス端末における干渉を緩和するために、アクセスポイントの送信電力、したがってアクセスポイントのカバレージ範囲が低減される。逆に、イベントの数が同じまたは何らかの他のしきい値よりも少ない場合、許可アクセス端末(たとえば、ホームアクセス端末)のためのカバレージを改善するために送信電力が増加される。
したがって、図3のブロック302によって表されるように、様々な時点で、アクセスポイントは、そのアクセスポイントによって現在サービスされていない1つまたは複数のアクセス端末から測定報告ベースメッセージを受信することになる。たとえば、フェムトセルは、近くのマクロアクセス端末によって生成されたか、または別のフェムトセルによってサービスされている近くのアクセス端末によって生成された測定報告を受信し得る。上記で説明したように、報告アクセス端末は、それのサービングアクセスポイントに測定報告を送り得、その後、測定報告(または他の好適なメッセージ)は(たとえば、バックホールを介してまたは何らかの他の方法で)フェムトセルに送られる。
ブロック304によって表されるように、アクセスポイントは、特定のタイプのイベントの発生を示す受信したメッセージの量を識別する。ここで、その量は、定義された時間期間(たとえば、日、週など)にわたって計算され得る。
たとえば、UMTSベースシステムでは、フェムトセルは、(1つまたは複数の)報告アクセス端末におけるイベント1Aの発生によってトリガされた受信した測定報告の数を計数し得る。たとえば、マクロアクセス端末におけるイベント1Aは、フェムトセルからの受信信号出力がマクロアクセス端末のサービングマクロセルからの受信信号出力の定義されたしきい値(たとえば、定義されたdB量)内にあることに対応し得る。そのようなイベントに関連して、マクロアクセス端末は、ハンドオーバ関係の動作のためにフェムトセルをマクロアクセス端末のアクティブセットに追加することを試み得る。
ブロック306によって表されるように、アクセスポイントは、ブロック304において判断された量をしきい値と比較する。2つ以上のしきい値が場合によっては採用され得ることを諒解されたい。たとえば、あるしきい値は、送信電力が減少されるべきかどうかを判断するために使用され得、別の(たとえば、より低い)しきい値は、送信電力が増加されるべきかどうかを判断するために使用され得る。
ブロック308によって表されるように、アクセスポイントは、ブロック306の比較に基づいてそれの送信電力を制御する。たとえば、量がしきい値よりも多い(または、しきい値以上である)場合は送信電力が減少され得、量がしきい値よりも少ない(または、しきい値以下である)場合は送信電力が増加され得る。
特定の例として、定義された更新間隔で、アクセスポイントは、式Pnew=Pcurrent+ΔPに基づいてそれの送信電力レベルを更新し得る。いくつかの実装形態では、電力調整ΔPは、測定報告イベントの量としきい値との比較に基づいて計算される。
特定の例として、あるタイプ(たとえば、イベント1A)のイベントに対応する測定報告が更新期間中に計数される。これらのイベントの数をObserved_Event_Countによって示す。次いで、この量は、更新期間中のそのようなイベントの所望の数を制御する構成可能なしきい値Target_Event_Countと比較される。次いで、ΔPが、式ΔP=g(Target_Event_Count−Observed_Event_Count)に従って計算される。ここで、g(x)は、x=0の場合、値0をとる単調非減少関数を備え得る(すなわち、ターゲットが満たされる場合、送信電力は不変である)。
上記の例では、送信電力調整の方向(たとえば、増加または減少)ならびに送信電力調整の大きさは、観測数とターゲット数との間の差に基づく。したがって、イベントの数がターゲットとは著しく異なる場合、比較的大きい送信電力調整が行われ得る。逆に、イベントの数がターゲットに比較的近接している場合、比較的小さい送信電力調整が行われ得る。いずれの場合も、新たに計算された送信電力(Pnew)は、(たとえば、アクセスポイントのために規定された、および/または別の送信電力制御アルゴリズムによる)最小および最大送信電力限界によって抑制され得る。
次に図4を参照すると、このフローチャートには、送信電力を制御するためにアクセスポイントにおいて採用され得る測定報告コンテンツベースアルゴリズムの例が記載されている。ここで、送信電力設定の計算のために有用である測定報告のサブセットを取得するために、受信した測定報告のコンテンツが検査される。したがって、この場合、送信電力は、測定報告の数のみに基づくのではなく、測定報告のコンテンツにも基づいて判断される。
そのようなアルゴリズムは、たとえば、測定報告がイベントトリガ型報告と周期的報告の両方からなる実装形態において特に有利であることが判明し得る。たとえば、(たとえば、イベント1Aまたは何らかの他のイベントに基づく)イベントトリガ型報告は、マクロアクセス端末がフェムトセルカバレージとマクロセルカバレージとの境界にあるときに発生し得る。一方、周期的報告の下での測定報告は、フェムトセルカバレージ内のどこででも生成され得る。したがって、周期的報告は、フェムトセルの近傍における干渉状態に関するより詳細な情報を与え得る。
図4のブロック402によって表されるように、様々な時点で、アクセスポイントは、そのアクセスポイントによって現在サービスされていない異なるアクセス端末から測定報告ベースメッセージを受信する。たとえば、フェムトセルは、フェムトセルを通っている異なるマクロアクセス端末から発信した測定報告を受信し得る。さらに、フェムトセルは、フェムトセルの近傍において他のフェムトセルによってサービスされる異なるアクセス端末から発信した測定報告を受信し得る。
受信したメッセージは、発信アクセス端末に従ってグループ化される。たとえば、第1のマクロアクセス端末から発信したメッセージはあるグループに入れられ、第2のマクロアクセス端末から発信したメッセージは別のグループに入れられ、別のフェムトセルによってサービスされているアクセス端末から発信したメッセージはさらに別のグループに入れられるなどである。
これらのメッセージのグループ化は、システム中の様々なエンティティにおいて実行され得る。場合によっては、メッセージの宛先アクセスポイント(たとえば、フェムトセル)がグループ化を実行する。場合によっては、ネットワークエンティティがグループ化を実行する。たとえば、無線ネットワークコントローラなどのネットワークエンティティは、発信アクセス端末に従って、そのネットワークエンティティが受信したすべてのメッセージをアグリゲートし得る。次いで、ネットワークエンティティは、グループ化されたメッセージを宛先アクセスポイントに送り得る。場合によっては、発信アクセス端末から測定報告を受信したサービングアクセスポイント(たとえば、マクロセルまたは他のフェムトセル)が、発信アクセス端末に従ってこれらの測定報告をグループ化し得る。
ブロック404によって表されるように、受信したメッセージに基づいてアクセス端末をランク付する。たとえば、メッセージの各グループ中に含まれる信号状態を示す情報(たとえば、Ec/Io、CPICH RSCP)に基づいて、アクセス端末は、そのアクセス端末がアクセスポイントからの干渉によってどのように影響を受けるかに従ってランク付けされ得る。
特定の例として、測定報告のグループごとに、対応するアクセス端末(たとえば、マクロアクセス端末)に対するフェムトセルの最悪の影響を示す測定報告が選択される。言い換えれば、アクセス端末ごとに、そのアクセス端末の測定報告グループから最悪の報告された信号状態が識別される。
最悪信号状態(影響)は様々な方法で判断され得る。場合によっては、最悪信号状態は、報告されたフェムトセル信号強度(たとえば、CPICH RSCPfemtoまたはCPICH Ec/Iofemto)があるしきい値を上回るとき、最も低い報告されたサービングマクロセル信号強度(たとえば、CPICH RSCPmacroまたはCPICH Ec/Iomacro)に基づいて選択される。したがって、この判断は、フェムトセルによる送信がマクロアクセス端末におけるマクロセル信号の受信にどのように影響を及ぼしているかの指示を与える。場合によっては、最悪信号状態は、最も高い報告されたフェムトセル信号強度に基づいて選択される。この判断は、マクロアクセス端末から見たフェムトセル送信の強度の指示を与える。
アクセス端末ごとの最悪信号状態が識別された後、アクセス端末はこれらの信号状態に従ってランク付けされる。たとえば、最も低い測定されたマクロセル信号強度を報告したマクロアクセス端末はランク「1」を与えられ得、次に低いマクロセル信号強度を報告したマクロアクセス端末はランク「2」を与えられ得るなどである。別の例として、最も高い測定されたフェムトセル信号強度を報告したマクロアクセス端末はランク「1」を与えられ得、次に高いマクロセル信号強度を報告したマクロアクセス端末はランク「2」を与えられ得るなどである。
ブロック406によって表されるように、ブロック404のランク付けに基づいてアクセス端末のサブセットを指定する。たとえば、最悪信号状態(たとえば、最も低いマクロセル信号強度または最も高いフェムトセル信号強度)に関連するいくつかのアクセス端末が「除外」され、より良好な信号状態を有するアクセス端末のみがサブセット中に残り得る。ここで、サブセットに入れられるアクセス端末の数は、アクセス端末の定義された数または報告アクセス端末の定義された部分(たとえば、割合)に基づいて判断され得る。たとえば、サブセットは20個のアクセス端末に限定され得るか、または報告アクセス端末の90%に限定され得る。
特定の例として、サブセットのサイズは、送信電力更新期間の間の影響を受けたアクセス端末の許容数を示す構成可能な数Target_Affected_UEsに基づいて規定され得る。たとえば、フェムトセルは、所与の更新期間中にTarget_Affected_UEsの数のアクセス端末に影響を及ぼすことを許されるように構成され得る。言い換えれば、この数のマクロアクセス端末においてフェムトセルによって生じた干渉が(たとえば、マクロアクセス端末においてマクロ受信を中断する干渉レベルに対応し得る)規定された干渉レベルを超えることは許容できると見なされる。したがって、この量の最も影響を受けたアクセス端末は報告アクセス端末のセットから「除外」され、それにより、フェムトセルの送信が干渉を生じないことになるアクセス端末のサブセットが残る。したがって、サブセット中のアクセス端末の数が0よりも大きい場合、フェムトセルは、それの送信電力がサブセット中のアクセス端末に過度に干渉しないことを保証する必要がある。
ブロック408によって表されるように、アクセスポイントは、アクセス端末のサブセットにおいて特定の信号状態を達成するようにそれの送信電力を制御する。たとえば、フェムトセルは、必要に応じて、アクセス端末のサブセットにおいて許容できる干渉レベルを生じるようにそれの送信電力を調整し得る。場合によっては、送信電力は、アクセス端末のサブセットがマクロアクセスポイントから後で受信した信号に対応する後で測定された信号状態(たとえば、受信マクロセル信号強度)が、定義されたしきい値以上になるように調整され得る。逆に、他の場合には、送信電力は、アクセス端末のサブセットがフェムトセルから後で受信した信号に対応する後で測定された信号状態(たとえば、受信フェムトセル信号強度)が、定義されたしきい値以下になるように調整され得る。
特定の例として、フェムトセルの送信電力は、アクセス端末のサブセットのうちの最悪信号状態を有するアクセス端末(たとえば、サブセット中の最も低い数のランク付けを有するアクセス端末)が、定義されたしきい値以上であるマクロ信号強度を経験するように較正される。ここで、フェムトセルは、マクロセルの送信電力と、フェムトセルの送信電力と、アクセス端末とマクロセルとの間の経路損失と、アクセス端末とフェムトセルとの間の経路損失とを判断し得るので、フェムトセルはこの送信電力値を計算し得る。
上記のように、新たに計算された送信電力(Pnew)は、(たとえば、アクセスポイントのために規定された、および/または別の送信電力制御アルゴリズムによる)最小および最大送信電力限界によって抑制され得る。
図5には、本明細書で説明する送信電力制御技法に関連して、測定報告関係のメッセージングを処理するためにネットワークエンティティにおいて実行され得る例示的な動作が記載されている。本明細書で説明するように、ネットワークエンティティは、たとえば、無線ネットワークコントローラ、フェムト管理サーバ、またはアクセスポイント(たとえば、マクロアクセスポイントまたはフェムトアクセスポイント)を含む様々な形態をとり得る。
ブロック502によって表されるように、様々な時点で、ネットワークエンティティは、1つまたは複数のアクセス端末から発信した測定報告を受信する。たとえば、コアネットワークエンティティ(たとえば、無線ネットワークコントローラ)は、そのネットワークエンティティによって管理される異なるアクセスポイントから測定報告関係のメッセージを受信し得る。別の例として、アクセスポイントは、そのアクセスポイントによってサービスされる様々なアクセス端末から測定報告を受信し得る。
本明細書で説明するように、所与のアクセス端末によって生成された測定報告は、一般に、いくつかのアクセスポイントのための測定情報を含む。したがって、ネットワークエンティティは異なるアクセスポイントに宛てられた測定報告を受信することになる。したがって、本明細書の教示に従って特定のアクセスポイントにおける送信電力較正を可能にするために、ネットワークエンティティは、特定の(すなわち、同じ)アクセスポイントに対応する測定報告を識別する。
ブロック504によって表されるように、ネットワークエンティティは、特定のアクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御するかどうかを判断する。たとえば、アクセスポイントがこのようにして送信電力を制御しない場合、ネットワークエンティティは、単に、送信電力較正(たとえば、干渉管理)ではなく従来のハンドオーバ関係の動作のために測定報告を使用し得る。逆に、アクセスポイントが、非サーブドアクセス端末からの測定報告に基づいて送信電力を制御するとネットワークエンティティが判断した場合、ネットワークエンティティは、この情報をアクセスポイントに送るために適切なアクションをとる。
ブロック506によって表され、本明細書で説明するように、ネットワークエンティティは、いずれのアクセス端末が所与の測定報告を送ったかに基づいて受信した測定報告をアグリゲートする。すなわち、ネットワークエンティティは、所与のアクセス端末からの測定報告のすべてを一緒にグループ化し得る。
ブロック508によって表されるように、アクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御するという(ブロック504の)判断の結果として、アクセスポイントは測定報告を特定のアクセスポイントに送る。測定報告は、異なる実装形態において異なる方法で送られ得る。場合によっては、ネットワークエンティティは、単に、受信時に測定報告を送る(たとえば、ネットワークエンティティは、測定報告をアグリゲートしないか、または事前指定された時間にそれらの配信をスケジュールしない)。他の場合には、ネットワークエンティティは、(たとえば、本明細書で説明するように)測定報告をアグリゲートし、対応するグループ中の測定報告を送る。これらの場合、各測定報告グループは、測定報告の発信元であるアクセス端末を識別する指示とともに送られ得る。また、場合によっては(たとえば、アグリゲーションの場合)、ネットワークエンティティは測定報告ベースメッセージの送信をスケジュールする。たとえば、メッセージは、送信電力更新期間ごとに1回、周期的に送られ得る。
測定報告の送信は様々な方法で開始され得る。場合によっては、ネットワークエンティティは測定報告を周期的に送る。場合によっては、ネットワークエンティティによる測定報告の送信は、特定のアクセスポイントからの要求によってトリガされる。
ネットワークエンティティは、様々な方法で測定報告メッセージのための宛先アクセスポイントを一意に識別し得る。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、アクセスポイントの一意の識別子(たとえば、セル識別子)を測定報告中に含める。たとえば、アクセス端末は、アクセスポイントによって送信されたブロードキャスト信号からこの識別子を捕捉し得る。いくつかの実装形態では、アクセスポイントの一意の識別情報は、ネットワーク中の異なるアクセスポイントによって使用される異なるタイミング情報に基づいて判断される。他の場合には、他のアクセスポイント識別情報ディスアンビギュエーション(disambiguation)技法が採用され得る。
次に図6のシステム600を参照すると、いくつかの実装形態では、上記の測定報告送信電力方式は多段送信電力制御方式において採用され得る。たとえば、アクセスポイント606は、ブロック612によって表されるネットワークリッスンベース電力較正(NLPC:network listen-based power calibration)機能と、ブロック614によって表されるモバイル支援型範囲チューニング(MART:mobile assisted range tuning)機能と、ブロック616によって表されるアクティブモバイル保護機能とを一緒に採用し得る。所与の時点において、送信電力は、アクセスポイント606の状態に応じて制御(たとえば、較正)される。
例示的な実装形態では、これらの状態は、初期化(たとえば、電源投入または再較正)状態と、初期化後状態と、アクセスポイント606の近傍におけるアクティブマクロユーザの存在の検出に関係する状態とを備え得る。たとえば、アクセスポイント606が電源投入されたとき、アクセスポイント606は初めにNLPCを使用する。
その後、アクセスポイント606はモバイル(すなわち、アクセス端末)支援型範囲チューニングを使用する。たとえば、アクセスポイント606は、近くのアクセス端末から十分な量の情報を収集した後、MART状態に切り替わり得る。この情報は、異なる方法で収集され得、異なる形態をとり得る。たとえば、様々な時点で、アクセスポイント606は、それのサービスチャネル上で情報を送信することになり、1つまたは複数のビーコンチャネル上でも送信し得る。これらの送信の結果として、アクセスポイント606は近くのアクセス端末からメッセージを受信し得る。
場合によっては、MARTは、アクセスポイント606によって現在サービスされていない近くのアクセス端末(たとえば、アクセス端末604)によって生成された測定報告メッセージに基づく。ここで、アクセス端末604は、それのサービングアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント608)に測定報告メッセージを送り得、その後、そのメッセージは、(たとえば、バックホールを介して)非サービングアクセスポイント606に転送され、図1〜図4において上記で説明したように電力制御のために使用される。
場合によっては、MARTは、アクセスポイント606を介してアクティブモードサービスを取得することを認可された近くのアクセス端末(たとえば、アクセス端末602)によって生成された測定報告メッセージに基づく。この場合、アクセス端末602はアクセスポイント606に測定報告メッセージを直接送る。これらの測定報告メッセージは、フェムト順方向リンクサービスチャネルおよび/または(1つまたは複数の)ビーコンチャネルについてアクセス端末602において測定された(たとえば、信号電力に関する)チャネル品質を報告し得る。場合によっては、アクセスポイント606は、アクセス端末に、フェムトサービスチャネルおよび/または(1つまたは複数の)ビーコンチャネル上のチャネル品質を測定し、測定報告メッセージを使用してこの情報を報告するように要求し得る。さらに、場合によっては、アクセスポイント606は、アクセス端末に、フェムトサービスチャネルおよび/またはビーコンチャネル上の経路損失を報告し、測定報告メッセージを使用してこの情報を報告するように要求し得る。
場合によっては、MARTは、アクセスポイント606からアクティブモードサービスを受信することを認可されない近くのアクセス端末(たとえば、アクセス端末604)から受信された登録メッセージに基づく。ここで、アクセス端末604は、別のアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント608)によってサービスされ得るかまたはアイドルモードにあり得る。アクセス端末604は、アクセスポイント606から順方向リンク信号、パイロット、またはビーコンを受信した結果として、アクセスポイント606に登録しようと試み得る。したがって、アクセス端末604はアクセスポイント606に登録メッセージを送ることになる。しかしながら、アクセス端末は、アクセスポイント606を介してアクティブモードサービスにアクセスすることを許可されないので、この登録要求は失敗することになる。以下でより詳細に説明するように、これらの登録メッセージを受信した結果として、アクセスポイント606は、十分なカバレージを与えることと、そのような非許可アクセス端末への干渉を最小限に抑えることとの間の許容できるトレードオフを与えるために、それの送信電力を調整する最も良い方法を判断し得る。場合によっては、アクセスポイント606は、信号電力、品質または経路損失のうちの1つまたは複数がアクセス端末604から登録メッセージの一部として報告されることを要求し得る。
MART状態では、アクセスポイント606は送信電力を断続的に(たとえば、周期的に)更新し得る。たとえば、アクセスポイント606は、近くのアクセス端末から情報(たとえば、非サーブドアクセス端末および/またはホームアクセス端末からのチャネル品質、受信電力、および経路損失報告、ならびに登録統計値)を捕捉し、次いで、この情報に基づいて(たとえば、上記で説明した更新期間に従って)送信電力を周期的に微調整し得る。
さらに、MART状態にある間、アクセスポイント606は、(たとえば、フェムトセルロケーションの変化および/または近傍におけるアクセスポイントの設置/削除による)ネットワーク状態の有意な変化があったかどうかを判断するために、ネットワーク状態を定期的に監視し得る。有意な変化があった場合、アクセスポイント606は、1つまたは複数の電力制御パラメータ(たとえば、送信電力限界)を更新するために、ネットワークリッスンベース電力較正状態にスイッチバックし得る。たとえば、フェムトセルは、ネットワークリッスン測定を周期的に実行し得、RF環境が変化した場合、再較正を実行する。RF環境の変化(たとえば、識別されたチャネル状態の変化)は、前のネットワークリッスン測定値(たとえば、前に受信したパイロット信号)を新しいネットワークリッスン測定値(たとえば、新たに受信したパイロット信号)と比較することによって検出され得る。変化が検出された場合、送信電力は(たとえば、識別されたチャネル状態に基づいて少なくとも1つの送信電力限界を設定することによって)再較正され得る。場合によっては、これは、ネットワークリッスン測定値を、受信したメッセージから前に学習された情報と組み合わせることに関与し得る。再較正のためにネットワークリッスン測定を行う周期は、MART周期よりも小さくなり得る。また、再較正は、アクセスポイントが再電源投入されたとき、RF環境が変化したとき、またはアクセスポイントがネットワークによって再較正するように明示的に指示されたときなどのイベントの下で行われる。
また、NLPC状態またはMART状態にある間、アクセスポイント606は、近くのアクティブユーザの存在を定期的に(たとえば、断続的に)監視し得る。たとえば、フェムトセルは、1つまたは複数の逆方向リンク周波数上のセル外干渉を測定することによって近くのアクティブマクロユーザを監視するために、アクティブモバイル保護(AMP: active mobile protection)状態に周期的に切り替わり得る。近くのアクティブユーザが所与のキャリア周波数上で検出された場合、アクセスポイント606はアクティブモバイル保護状態に切り替わる。ここで、アクセスポイント606は、たとえば、そのキャリア周波数上の送信電力を低減するかまたは送信を中止することによって、それの送信を一時的に制限し得る。次いで、ユーザがもはや近くにいないかまたはもはやアクティブでないと判断すると、アクセスポイント606は前の状態(たとえば、NLPCまたはMART)に戻る。
以上のことから、NLPC状態にある間、アクセスポイント606は、NLPCアルゴリズムによって判断された送信電力パラメータを使用して送信し得ることを諒解されたい。逆に、MART状態にある間、アクセスポイント606は、1つまたは複数のMARTアルゴリズムによって判断された送信電力パラメータを使用して送信し得、それにより、送信電力パラメータは、少なくとも1つのアクセス端末(たとえば、ホームアクセス端末および/または外来アクセス端末)から受信されたメッセージに基づいて判断される。MART状態では、アクセスポイント606は、少なくとも1つのアクセス端末からメッセージを収集し続けることになる。さらに、アクティブモバイル保護のために、アクセスポイント606は、アクセスポイント606からの干渉を受け得る他のアクセス端末(たとえば、アクティブマクロアクセス端末)を定期的に監視し得る。
送信電力方式(たとえば、NLPC、MART、AMP)は、異なる実装形態において異なる方法で相互作用し得る。場合によっては、異なる状態中に送信電力を制御するために、異なる送信電力方式が連続して使用され得る。たとえば、上記で説明したように、NLPCは初期化において採用され得る。次いで、NLPCはMARTによって取って代わられ得、今度は、時々AMPによって取って代わられる。他の場合には、ある送信電力方式は、別の方式によって使用される1つまたは複数のパラメータを与え得る。たとえば、NLPCは、非サーブドアクセス端末測定報告ベースMARTアルゴリズムまたは登録メッセージベースMARTアルゴリズムによって後で使用される最小および最大送信電力限界のセットを与えるために使用され得る。別の例として、ホームアクセス端末(HAT: home access terminal)報告ベースMARTアルゴリズムは、非サーブドアクセス端末測定報告ベースMARTアルゴリズムまたは登録メッセージベースMARTアルゴリズムによって後で使用される最小および最大送信電力限界のセットを与えるために使用され得る。
図7に、多段送信電力制御方式に関連して実行され得る例示的な動作を示す。フローチャートに示すように、本明細書で教示する非サーブドアクセス端末報告ベースアルゴリズムに関連して、所与の実装形態において、場合によってはNLPC、AMP、HAT報告ベースMART、または登録メッセージベースMARTのうちの1つまたは複数が採用され得る。
ブロック702によって表されるように、アクセスポイント(たとえば、フェムトセル)は、電源投入され得るか、リセットされ得るか、またはアクセスポイントの初期化を開始する何らかの他のプロシージャを受け得る。次いで、アクセスポイントは、初期化が開始された後にネットワークリッスンベース電力較正(NLPC)を採用する。いくつかの態様では、これは、アクセスポイントから見た対応するチャネル品質(たとえば、受信信号強度)を判断するために(たとえば、対応するキャリア周波数上の)1つまたは複数のチャネルを監視することに関与する。アクセスポイントは、ネットワークリッスンモジュール(NLM)または他の好適な(1つまたは複数の)構成要素を使用して、この監視を実行し得る。判断されたチャネル品質に基づいて、アクセスポイントは、そのアクセスポイントによって使用されるべき初期送信電力を設定する。この初期送信電力は、たとえば、送信電力のために使用されるべき初期値、または送信電力がそれ以内に制限されることになる(たとえば、最小限界と最大限界とによって規定された)初期範囲を備え得る。
いわゆる同一チャネル展開では、フェムトセルは、マクロセルと同じキャリア周波数上に展開される。すなわち、フェムトセルの(ダウンリンクとも呼ばれる)順方向リンクは、マクロセルの順方向リンクと同じキャリア周波数上にある。この場合、フェムトセルは、NLPCを使用して、フェムトセルの送信がこの周波数上で動作する近くのアクセス端末(たとえば、マクロアクセス端末)に与え得る干渉を緩和するために、このキャリア周波数上の送信電力を制御し得る。
ここで、フェムトセルの順方向リンク送信電力は、周囲マクロセルの順方向リンクチャネル品質(たとえば、RSSI、CPICH Ec/Io、RSCP)を測定することによって較正され得る。フェムトセルは、マクロセルRSSI測定値と(入力としての)定義されたカバレージ半径とを使用して初期送信電力を設定する。送信電力は、アイドル再選択要件を満たすように選定される。たとえば、フェムトセルのCPICH Ec/Ioは、カバレージ半径のエッジにおいて(または所与の経路損失において)フェムトセルのためのQqualminよりも良好であるべきである。これを達成するために、送信電力レベルは、測定されたマクロ品質(CPICH/Io)と経路損失値とに応じて選定される。さらに、近くのアクセス端末(たとえば、マクロアクセス端末)において誘起される干渉を制限するために、別の潜在的な要件は、フェムトセル送信について、フェムトセルカバレージ範囲のエッジにおいて(または所与の経路損失において)高々ある固定量だけIoを増加させることである。次いで、フェムトセル送信電力は、これらの2つの基準のうちの最小値になるように選定される。この場合も、これは、フェムトセルがマクロネットワークにおけるそれのロケーションに基づいてそれの送信電力を適応させることを可能にする。送信電力は、マクロセルRSSIが強いロケーションと比較して、マクロセルRSSIが弱いロケーションにおいてより低く設定される。
ブロック704によって表されるように、アクセスポイントはまた、いくつかの実装形態ではアクティブモバイル保護を採用し得る。たとえば、フェムトセルの順方向リンク送信は、フェムトセルの近傍中のアクティブマクロユーザのボイス呼品質を劣化させ得る。そのような干渉からこれらのアクティブマクロモバイルを保護するために、近くのアクティブマクロユーザの存在が検出されたときはいつでも、フェムトセルはそれの順方向リンク送信を一時的に抑圧する(すなわち、制限する)。
したがって、アクセスポイントは、近くのアクティブ非ホームアクセス端末(たとえば、アクティブマクロアクセス端末)の存在を定期的に(たとえば、連続的に)監視し、そのアクセス端末が近傍を出るかまたはアクティブ通信を終了するまで、アクセスポイントの送信を制限するためのアクションをとり得る。そのようなアクティブアクセス端末がもはやアクセスポイントの近傍になくなると、アクセスポイントは、他の送信電力アルゴリズム(たとえば、NLPCまたはMART)によって規定された送信電力レベルを使用することを再開し得る。
アクセスポイントは、様々な方法でそれの送信を制限し得る。たとえば、アクセスポイントは、それの送信電力を一時的に低減し得るか、それの送信の周期を一時的に低減し得るか、または送信を一時的に中止し得る。アクセスポイントは、定義された時間期間の間それの送信を制限し得るか、またはアクセスポイントは、終了イベントが発生するまで、それの送信を制限し得る。たとえば、アクセス端末の検出が、測定された受信信号強度がしきい値を超えることに基づく場合、アクセスポイントは、測定された受信信号強度がある構成可能なしきい値を下回ったときに送信の制限を終了し得る。これらのいずれの場合も、送信の制限を終了したときに、アクセスポイントは、送信の制限より前に使用されていた送信電力レベルおよび/または周期で送信することを再開し得る。
アクセスポイントは、様々な方法でアクティブアクセス端末の存在を検出し得る。いくつかの実装形態では、フェムトセルは、(1つまたは複数の)マクロセル順方向リンクキャリア周波数とペアになった(1つまたは複数の)マクロセル逆方向リンクキャリア周波数上の受信信号強度を測定することによって、近くのマクロセルユーザの存在を検出する。たとえば、ある時間期間にわたってある期待値(たとえば、しきい値)を超える逆方向リンクRSSI値の測定値は、対応する順方向リンク周波数上で受信しているアクティブマクロセルユーザの存在の指示として働き得る。いくつかの実装形態では、近くのアクティブマクロセルユーザの存在はアクセスポイントにアプリオリに知られていることがある。たとえば、制限付きユーザまたはゲストユーザのための(一般にアクティブハンドアウトと呼ばれる)フェムトセルからマクロセルへのアクセス端末のアクティブハンドオーバの場合、フェムトセルは、このアクセス端末がそのフェムトセルの近傍にあり、マクロセルによって現在サービスされていることを知っていることになる。
ブロック706によって表されるように、アクセスポイントは、NLPCに一時的に戻るべきかどうかを判断するために、チャネル品質の変化を定期的に(たとえば、周期的に)監視し得る。たとえば、(たとえば、アクセスポイントのロケーションの変化、および/または近傍におけるアクセスポイントの設置/削除による)チャネル品質の最近の有意な変化があった場合、MARTのために収集された情報は信頼できないと見なされ得る。そのような場合、アクセスポイントは、新しいMART情報が捕捉されるまで、アクセスポイントのための初期送信電力限界を再確立するためにNLPC状態にスイッチバックし得る。
したがって、初期化時の初期電力設定に加えて、NLPC技法は、アクセスポイントのロケーションの変化などのイベントによるRF環境の変化を識別し、それに応じて送信電力を調整するために再較正目的で使用され得る。そのような再較正は、アクセスポイントによって自律的に開始され得るかまたはネットワークによって指示され得る。再較正はまた、フェムトセルの再電源投入またはリセット時に開始され得る。リセットまたは再電源投入後に、フェムトセルは最初にチャネル品質の変化について検査し得る。有意な変化が検出されない場合、フェムトセルは、リセットまたは再電源投入イベントより前に使用されていた送信電力を使用し得る。そうでない場合、フェムトセルは、初期送信電力レベルを再確立するためにNLPC状態にスイッチバックし得る。
上記で説明したように、NLPCはいくつかの固有の制限を有する。したがって、ブロック708によって表されるように、周期的にアクセスポイントの送信電力を調整するためにMARTが使用され得る。たとえば、NLPCを適用した後に、MARTは、本明細書で説明するようにアクセスポイントにおいて受信されたメッセージに基づいて定期的に(たとえば、24時間ごとに、2日ごとになど)実行され得る。このようにして、MARTを使用して、アクセスポイントのための最適な長期送信電力レベルを判断し得る。
ブロック710によって表されるように、いくつかの実装形態では、MARTは、ホームアクセス端末によって送られたチャネル品質報告(HAT報告)に基づく。いくつかの態様では、HAT報告を使用することによって、ホームアクセス端末のための十分なカバレージが保証され得る。HATフィードバックに基づいて、フェムトセルは、建築物内の所望のカバレージ範囲(すなわち、建築物内の異なるロケーションにおける経路損失)とRF状態とを学習し、次いで、最適な送信電力レベルを選定し得る。たとえば、フェムトセルは、小さい建築物内に展開されたときと比較して、大きい建築物内に展開されたときに比較的より高い電力で送信し得る。いくつかの実装形態では、HAT報告に基づく送信電力の変更は、アクセスポイントが十分な数(たとえば、定義された数)のHAT報告を受信するまで行われ得ない。
ブロック712によって表されるように、いくつかの実装形態では、MARTは、フェムトセルのカバレージ中にあるアクセス端末(たとえば、好適なアクセス端末、またはマクロアクセス端末などの非ホームアクセス端末)によって実行される登録の統計値に基づく。登録統計値は、たとえば、定義された時間期間にわたってアクセスポイントにおいて行われた登録試み(たとえば、外来アクセス端末による失敗した登録)の数に対応し得る。いくつかの態様では、外来アクセス端末による多数の登録は、ホーム外での漏れの指示である。したがって、外来アクセス端末による登録の数がある構成可能なしきい値を上回るとき、送信電力、したがってフェムトセルのカバレージ範囲は、外来アクセス端末への干渉を制御するために低減される。
ブロック714によって表されるように、本明細書の教示によれば、MARTは、図1〜図4において上記で説明したように、非サーブドアクセス端末から受信された測定報告メッセージに基づき得る。
ブロック716によって表されるように、アクセスポイントは、ブロック710〜714のうちの1つまたは複数において収集されたメッセージに基づいて、それの送信電力を設定する。これらのメッセージからの情報を使用することによって、フェムトセルは、カバレージと干渉最小化とのトレードオフのバランスをとるために所望の送信電力設定を選定し得る。たとえば、受信したHAT報告を使用して、フェムトセルは、建築物内の異なるロケーションにおけるホームアクセス端末に対する経路損失、ならびにこれらのロケーションにおけるマクロチャネル品質(および/または受信信号電力)を推定し得る。このようにして、フェムトセルは、建築物内の必要とされるカバレージ範囲とRF状態とを学習し、それに応じてそれの送信電力を微調整し得る。その結果、フェムトセルは、小さい建築物内に展開されたときと比較して、大きい建築物内に展開されたときに比較的より高い電力で自動的に送信し得る。
しかしながら、この送信電力判断に対する制限として、フェムトセルは、近くの非サーブドアクセス端末への干渉を緩和するために、登録統計値および/または非サーブド測定報告を使用し得る。たとえば、送信電力は、多数の登録メッセージが受信されたかどうか、多数のイベントトリガ型測定報告が受信されたかどうか、許容数よりも多いアクセス端末が干渉を受けるかどうかに基づいて、またはこれらのファクタの何らかの組合せに基づいて、HAT報告ベース送信電力値からスケールバックされ得る。
本明細書で説明する送信電力制御方式は、異なる実装形態において様々な方法で実装され得る。たとえば、本明細書の教示は、様々なタイプのチャネル上の送信電力を制御するために採用され得る。
さらに、アクセスポイントは、様々な方法で測定報告情報を捕捉し得る。たとえば、いくつかの実装形態では、アクセスポイントは、近くのアクセス端末の順方向リンクを監視することによって、この情報を捕捉し得る。
図8に、本明細書で教示する送信電力制御関係の動作を実行するために(たとえば、アクセスポイント106またはアクセスポイント606に対応する)アクセスポイント802および(たとえば、ネットワークエンティティ110または上記で説明したアクセスポイントに対応する)ネットワークエンティティ804などのノードに組み込まれ得る(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。説明する構成要素は、通信システム中の他のノードにも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他のノードは、同様の機能を与えるために、アクセスポイント802とネットワークエンティティ804とに関して説明する構成要素と同様の構成要素を含み得る。また、所与のノードは、説明する構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、アクセスポイントは、アクセスポイントが複数の周波数上で動作し、および/または様々な技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
図8に示すように、アクセスポイント802は、他のノードと通信するためのトランシーバ806を含む。トランシーバ806は、1つまたは複数のキャリア周波数上で信号(たとえば、データ、ビーコン、メッセージ)を送るための送信機808と、1つまたは複数のキャリア周波数上で信号(たとえば、メッセージ、登録メッセージ、パイロット信号、測定報告)を受信するための受信機810とを含む。ネットワークエンティティ804がワイヤレス通信をサポートする(たとえば、ネットワークエンティティがアクセスポイントを備える)実装形態では、ネットワークエンティティ804はまた、他のノードと通信するための送信機814と受信機816とを備えるトランシーバ812を含む。
アクセスポイント802およびネットワークエンティティ804はまた、それぞれ、他のネットワークノード(たとえば、ネットワークエンティティ)と通信するためのネットワークインターフェース818および820を含む。たとえば、ネットワークインターフェース818および820は、ワイヤベースまたはワイヤレスバックホールを介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成され得る。いくつかの態様では、ネットワークインターフェース818および820は、ワイヤベースまたはワイヤレス通信をサポートするように構成された(たとえば、送信機および受信機構成要素を含む)トランシーバとして実装され得る。したがって、図8の例では、ネットワークインターフェース818は、メッセージ(たとえば、測定報告)を送信および受信するための送信機822および受信機824を含むものとして示され、ネットワークインターフェース820は、メッセージ(たとえば、測定報告)を送信および受信するための送信機826および受信機828を含むものとして示されている。
アクセスポイント802およびネットワークエンティティ804は、本明細書で教示する送信制御関係の動作に関連して使用され得る他の構成要素を含む。たとえば、アクセスポイント802は、アクセスポイント802の送信電力を制御する(たとえば、メッセージの量を識別し、その量をしきい値と比較し、比較に基づいて送信電力を制御し、アクセス端末が情報をアクティブに受信していると判断し、送信を制限し、チャネル状態を識別し、送信電力のための少なくとも1つの限界を設定し、アクセス端末をランク付けし、アクセス端末のサブセットを指定し、アクセス端末のサブセットにおいて特定の信号状態を達成するように送信電力を制御する)ため、および本明細書で教示する他の関係する機能を与えるための送信電力コントローラ830を含む。いくつかの実装形態では、送信電力コントローラ830の機能の一部は、受信機810および/または送信機808において実装され得る。ネットワークエンティティ804は、測定報告関係のメッセージングを処理する(たとえば、アクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御すると判断し、測定報告をアグリゲートする)ため、および本明細書で教示する他の関係する機能を与えるための測定報告コントローラ832を含む。アクセスポイント802およびネットワークエンティティ804はまた、それぞれ、通信を制御する(たとえば、メッセージを送信および受信する)ため、および本明細書で教示する他の関係する機能を与えるための通信コントローラ834および836を含み得る。また、アクセスポイント802およびネットワークエンティティ804は、それぞれ、情報(たとえば、受信したメッセージ情報)を維持するための(たとえば、メモリデバイスをそれぞれ含む)メモリ構成要素838および840を含む。
便宜上、アクセスポイント802およびネットワークエンティティ804は、本明細書で説明する様々な例において使用され得る構成要素を含むものとして図8に示されている。実際には、これらのブロックのうちの1つまたは複数の機能は、異なる実施形態では異なり得る。たとえば、ブロック830の機能は、図4に従って実装される展開に比較して、図3に従って実装される展開では異なり得る。
図8の構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図8の構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路(たとえば、プロセッサ)は、この機能を与えるために回路によって使用される情報または実行コードを記憶するためのデータメモリを使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック806および818によって表される機能の一部、ならびにブロック830、834、および838によって表される機能の一部または全部は、アクセスポイントの1つまたは複数のプロセッサと、アクセスポイントのデータメモリとによって(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック812および820によって表される機能の一部、ならびにブロック832、836、および840によって表される機能の一部または全部は、ネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサと、ネットワークエンティティのデータメモリとによって(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。
上記で説明したように、いくつかの態様では、本明細書の教示は、大規模カバレージ(たとえば、一般にマクロセルネットワークまたはWANと呼ばれる3Gネットワークなどの広域セルラーネットワーク)と、より小規模のカバレージ(たとえば、一般にLANと呼ばれるレジデンスベースまたは建築物ベースのネットワーク環境)とを含むネットワークにおいて採用され得る。アクセス端末(AT)がそのようなネットワーク中を移動するとき、アクセス端末は、いくつかのロケーションでは、マクロカバレージを与えるアクセスポイントによってサービスされ、他のロケーションでは、より小規模のカバレージを与えるアクセスポイントによってサービスされることがある。いくつかの態様では、より小さいカバレージノードを使用して、(たとえば、よりロバストなユーザエクスペリエンスのために)増分キャパシティの増大と、屋内カバレージと、様々なサービスとを与え得る。
本明細書の説明では、比較的大きいエリアにわたるカバレージを与えるノード(たとえば、アクセスポイント)をマクロアクセスポイントと呼び、比較的小さいエリア(たとえば、レジデンス)にわたるカバレージを与えるノードをフェムトアクセスポイントと呼ぶことがある。本明細書の教示は、他のタイプのカバレージエリアに関連付けられたノードに適用され得ることを諒解されたい。たとえば、ピコアクセスポイントは、マクロエリアよりも小さく、フェムトエリアよりも大きいエリアにわたるカバレージ(たとえば、商業建築物内のカバレージ)を与え得る。様々な適用例では、マクロアクセスポイント、フェムトアクセスポイント、または他のアクセスポイントタイプのノードを指すために他の用語を使用することがある。たとえば、マクロアクセスポイントを、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eノードB、マクロセルなどとして構成すること、またはそのように呼ぶことがある。また、フェムトアクセスポイントを、ホームノードB、ホームeノードB、アクセスポイント基地局、フェムトセルなどとして構成すること、またはそのように呼ぶことがある。いくつかの実装形態では、ノードを1つまたは複数のセルまたはセクタに関連付けることがある(たとえば、そのように呼ぶこと、または分割することがある)。マクロアクセスポイント、フェムトアクセスポイント、またはピコアクセスポイントに関連付けられたセルまたはセクタを、それぞれ、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルと呼ぶことがある。
図9に、本明細書の教示が実装され得る、いくつかのユーザをサポートするように構成されたワイヤレス通信システム900を示す。システム900は、たとえば、マクロセル902A〜902Gなど、複数のセル902の通信を可能にし、各セルは、対応するアクセスポイント904(たとえば、アクセスポイント904A〜904G)によってサービスされる。図9に示すように、アクセス端末906(たとえば、アクセス端末906A〜906L)は、時間とともにシステム全体にわたって様々なロケーションに分散され得る。各アクセス端末906は、たとえば、アクセス端末906がアクティブかどうか、およびアクセス端末906がソフトハンドオフ中かどうかに応じて、所与の瞬間に順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)上で1つまたは複数のアクセスポイント904と通信し得る。ワイヤレス通信システム900は大きい地理的領域にわたってサービスを提供し得る。たとえば、マクロセル902A〜902Gは、近隣内の数ブロックまたは地方環境の数マイルをカバーし得る。
図10に、1つまたは複数のフェムトアクセスポイントがネットワーク環境内に展開された例示的な通信システム1000を示す。特に、システム1000は、比較的小規模のネットワーク環境中に(たとえば、1つまたは複数のユーザレジデンス1030中に)設置された複数のフェムトアクセスポイント1010(たとえば、フェムトアクセスポイント1010Aおよび1010B)を含む。各フェムトアクセスポイント1010は、DSLルータ、ケーブルモデム、ワイヤレスリンク、または他の接続手段(図示せず)を介して、ワイドエリアネットワーク1040(たとえば、インターネット)とモバイル事業者コアネットワーク1050とに結合され得る。以下で説明するように、各フェムトアクセスポイント1010は、関連するアクセス端末1020(たとえば、アクセス端末1020A)、および、随意に、他の(たとえば、ハイブリッドまたは外来)アクセス端末1020(たとえば、アクセス端末1020B)にサービスするように構成され得る。言い換えれば、フェムトアクセスポイント1010へのアクセスは制限され得、それによって、所与のアクセス端末1020は、指定された(1つまたは複数の)(たとえば、ホーム)フェムトアクセスポイント1010のセットによってサービスされ得るが、指定されていないフェムトアクセスポイント1010(たとえば、ネイバーのフェムトアクセスポイント1010)によってサービスされ得ない。
図11に、いくつかの追跡エリア1102(またはルーティングエリアまたはロケーションエリア)が画定されたカバレージマップ1100の例を示し、そのエリアの各々はいくつかのマクロカバレージエリア1104を含む。ここで、追跡エリア1102A、1102B、および1102Cに関連付けられたカバレージのエリアは太線によって示され、マクロカバレージエリア1104は大きい六角形によって表される。追跡エリア1102はフェムトカバレージエリア1106をも含む。この例では、フェムトカバレージエリア1106の各々(たとえば、フェムトカバレージエリア1106Bおよび1106C)は、1つまたは複数のマクロカバレージエリア1104(たとえば、マクロカバレージエリア1104Aおよび1104B)内に示されている。ただし、フェムトカバレージエリア1106の一部または全部がマクロカバレージエリア1104内にないことがあることを諒解されたい。実際問題として、多数のフェムトカバレージエリア1106(たとえば、フェムトカバレージエリア1106Aおよび1106D)を所与の追跡エリア1102またはマクロカバレージエリア1104内に画定し得る。また、1つまたは複数のピコカバレージエリア(図示せず)を所与の追跡エリア1102またはマクロカバレージエリア1104内に画定し得る。
再び図10を参照すると、フェムトアクセスポイント1010の所有者は、たとえば、3Gモバイルサービスなど、モバイル事業者コアネットワーク1050を介して提供されるモバイルサービスに加入し得る。さらに、アクセス端末1020は、マクロ環境と、より小規模の(たとえば、宅内)ネットワーク環境の両方で動作することが可能であり得る。言い換えれば、アクセス端末1020の現在のロケーションに応じて、アクセス端末1020は、モバイル事業者コアネットワーク1050に関連付けられたマクロセルアクセスポイント1060によって、または、フェムトアクセスポイント1010のセット(たとえば、対応するユーザレジデンス1030内に常駐するフェムトアクセスポイント1010Aおよび1010B)のいずれか1つによってサービスされ得る。たとえば、加入者は、自宅の外にいるときは標準のマクロアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント1060)によってサービスされ、自宅の中にいるときはフェムトアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント1010A)によってサービスされる。ここで、フェムトアクセスポイント1010は、レガシーアクセス端末1020と後方互換性があり得る。
フェムトアクセスポイント1010は、単一の周波数上に展開され得、または代替として、複数の周波数上に展開され得る。特定の構成に応じて、単一の周波数、あるいは複数の周波数のうちの1つまたは複数は、マクロアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント1060)によって使用される1つまたは複数の周波数と重なることがある。
いくつかの態様では、アクセス端末1020は、そのような接続性が可能であるときはいつでも、好適なフェムトアクセスポイント(たとえば、アクセス端末1020のホームフェムトアクセスポイント)に接続するように構成され得る。たとえば、アクセス端末1020Aがユーザのレジデンス1030内にあるときはいつでも、アクセス端末1020Aがホームフェムトアクセスポイント1010Aまたは1010Bのみと通信することが望ましいことがある。
いくつかの態様では、アクセス端末1020がマクロセルラーネットワーク1050内で動作しているが、(たとえば、好適ローミングリスト中で定義された)その最も好適なネットワーク上に常駐していない場合、アクセス端末1020は、ベターシステムリセレクション(BSR)手順を使用して、最も好適なネットワーク(たとえば、好適なフェムトアクセスポイント1010)を探索し続け得、ベターシステムリセレクションでは、より良好なシステムが現在利用可能であるかどうかを判断するために利用可能なシステムの周期的スキャニングを行い、その後、そのような好適なシステムを捕捉し得る。アクセス端末1020は、特定の帯域およびチャネルの探索を制限し得る。たとえば、1つまたは複数のフェムトチャネルが定義され得、それにより、領域中のすべてのフェムトアクセスポイント(またはすべての制限付きフェムトアクセスポイント)は(1つまたは複数の)フェムトチャネル上で動作する。最も好適なシステムの探索が周期的に繰り返され得る。好適なフェムトアクセスポイント1010が発見されると、アクセス端末1020は、そのカバレージエリア内にあるときに使用するために、フェムトアクセスポイント1010を選択し、それに登録する。
フェムトアクセスポイントへのアクセスは、いくつかの態様では、制限されることがある。たとえば、所与のフェムトアクセスポイントは、いくつかのサービスをいくつかのアクセス端末のみに提供し得る。いわゆる制限付き(または限定)アクセスを用いた展開では、所与のアクセス端末は、マクロセルモバイルネットワークと、フェムトアクセスポイントの定義されたセット(たとえば、対応するユーザレジデンス1030内に常駐するフェムトアクセスポイント1010)とによってのみサービスされ得る。いくつかの実装形態では、アクセスポイントは、少なくとも1つのノード(たとえば、アクセス端末)にシグナリング、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを提供しないように制限され得る。
いくつかの態様では、(限定加入者グループホームノードBと呼ばれることもある)制限付きフェムトアクセスポイントは、制限されたプロビジョニングされたアクセス端末のセットにサービスを提供するフェムトアクセスポイントである。このセットは、必要に応じて、一時的にまたは永続的に拡大され得る。いくつかの態様では、限定加入者グループ(CSG)は、アクセス端末の共通のアクセス制御リストを共有するアクセスポイント(たとえば、フェムトアクセスポイント)のセットとして定義され得る。
したがって、所与のフェムトアクセスポイントと所与のアクセス端末との間には様々な関係が存在し得る。たとえば、アクセス端末の観点から、オープンフェムトアクセスポイントは、無制限のアクセスをもつフェムトアクセスポイントを指すことがある(たとえば、そのフェムトアクセスポイントはすべてのアクセス端末にアクセスを許可する)。制限付きフェムトアクセスポイントは、何らかの形で制限された(たとえば、アクセスおよび/または登録について制限された)フェムトアクセスポイントを指すことがある。ホームフェムトアクセスポイントは、アクセス端末がアクセスし、その上で動作することを許可される(たとえば、永続的なアクセスが、1つまたは複数のアクセス端末の定義されたセットに与えられる)フェムトアクセスポイントを指すことがある。ハイブリッド(またはゲスト)フェムトアクセスポイントは、異なるアクセス端末が異なるサービスレベルを提供される(たとえば、あるアクセス端末では、部分的なアクセスおよび/または一時的アクセスが許可され得るが、他のアクセス端末ではフルアクセスが許可され得る)フェムトアクセスポイントを指すことがある。外来フェムトアクセスポイントは、おそらく非常事態(たとえば、911番)を除いて、アクセス端末がアクセスし、またはその上で動作することを許可されないフェムトアクセスポイントを指すことがある。
制限付きフェムトアクセスポイントの観点から、ホームアクセス端末は、そのアクセス端末の所有者のレジデンス中に設置された制限付きフェムトアクセスポイントへのアクセスを許可されるアクセス端末を指すことがある(通常、ホームアクセス端末は、そのフェムトアクセスポイントへの永続的なアクセスを有する)。ゲストアクセス端末は、(たとえば、最終期限、使用時間、バイト、接続回数、または何らかの他の1つまたは複数の基準に基づいて制限された)制限付きフェムトアクセスポイントへの一時的アクセスをもつアクセス端末を指すことがある。外来アクセス端末は、たとえば、おそらく911番などの非常事態を除いて、制限付きフェムトアクセスポイントにアクセスする許可を有していないアクセス端末(たとえば、制限付きフェムトアクセスポイントに登録する証明書または許可を有していないアクセス端末)を指すことがある。
便宜上、本明細書の開示では、フェムトアクセスポイントの文脈で様々な機能について説明する。ただし、ピコアクセスポイントは、同じまたは同様の機能をより大きいカバレージエリアに与え得ることを諒解されたい。たとえば、所与のアクセス端末に対して、ピコアクセスポイントが制限され得、ホームピコアクセスポイントが定義され得る、などである。
本明細書の教示は、複数のワイヤレスアクセス端末のための通信を同時にサポートするワイヤレス多元接続通信システムにおいて採用され得る。ここで、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数のアクセスポイントと通信し得る。順方向リンク(またはダウンリンク)は、アクセスポイントから端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末からアクセスポイントへの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力システム、多入力多出力(MIMO)システム、または何らかの他のタイプのシステムを介して確立され得る。
MIMOシステムは、データ送信用の複数(NT)個の送信アンテナと複数(NR)個の受信アンテナとを採用する。NT個の送信アンテナとNR個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるNS個の独立チャネルに分解され得、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルの各々は1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成された追加の次元数が利用された場合、MIMOシステムは改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を与え得る。
MIMOシステムは時分割複信(TDD)および周波数分割複信(FDD)をサポートし得る。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同じ周波数領域上で行われるので、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがアクセスポイントで利用可能なとき、アクセスポイントは順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
図12に、例示的なMIMOシステム1200のワイヤレスデバイス1210(たとえば、アクセスポイント)およびワイヤレスデバイス1250(たとえば、アクセス端末)を示す。デバイス1210では、いくつかのデータストリームのトラフィックデータが、データソース1212から送信(TX)データプロセッサ1214に供給される。各データストリームは、次いで、それぞれの送信アンテナを介して送信され得る。
TXデータプロセッサ1214は、符号化データを与えるために、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定の符号化方式に基づいてフォーマットし、符号化し、インターリーブする。各データストリームの符号化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、典型的には、知られている方法で処理される知られているデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよび符号化データは、変調シンボルを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ1230によって実行される命令によって判断され得る。データメモリ1232は、プロセッサ1230またはデバイス1210の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶し得る。
次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ1220に供給され、TX MIMOプロセッサ1220はさらに(たとえば、OFDM用に)その変調シンボルを処理し得る。TX MIMOプロセッサ1220は、次いで、NT個の変調シンボルストリームを、NT個のトランシーバ(XCVR)1222A〜1222Tに供給する。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ1220は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを付加する。
各トランシーバ1222は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を与える。次いで、トランシーバ1222A〜1222TからのNT個の変調信号は、それぞれNT個のアンテナ1224A〜1224Tから送信される。
デバイス1250では、送信された変調信号はNR個のアンテナ1252A〜1252Rによって受信され、各アンテナ1252からの受信信号は、それぞれのトランシーバ(XCVR)1254A〜1254Rに供給される。各トランシーバ1254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与える。
次いで、受信(RX)データプロセッサ1260は、特定の受信機処理技法に基づいてNR個のトランシーバ1254からNR個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを与える。次いで、RXデータプロセッサ1260は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ1260による処理は、デバイス1210におけるTX MIMOプロセッサ1220およびTXデータプロセッサ1214によって実行される処理を補足するものである。
プロセッサ1270は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に判断する(後述)。プロセッサ1270は、行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。データメモリ1272は、プロセッサ1270またはデバイス1250の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶し得る。
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備え得る。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース1236からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ1238によって処理され、変調器1280によって変調され、トランシーバ1254A〜1254Rによって調整され、デバイス1210に戻される。
デバイス1210では、デバイス1250からの変調信号は、アンテナ1224によって受信され、トランシーバ1222によって調整され、復調器(DEMOD)1240によって復調され、RXデータプロセッサ1242によって処理されて、デバイス1250によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。次いで、プロセッサ1230は、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
図12はまた、通信構成要素が、本明細書で教示する送信電力制御動作を実行する1つまたは複数の構成要素を含み得ることを示す。たとえば、送信電力制御構成要素1290は、デバイス1210のプロセッサ1230および/または他の構成要素と協働して、本明細書で教示するデバイス1210による送信(たとえば、デバイス1250などの別のデバイスへの送信)のための送信電力を制御し得る。各デバイス1210および1250について、説明する構成要素のうちの2つ以上の機能が単一の構成要素によって提供され得ることを諒解されたい。たとえば、単一の処理構成要素が送信電力制御構成要素1290およびプロセッサ1230の機能を提供し得る。
本明細書の教示は、様々なタイプの通信システムおよび/またはシステム構成要素に組み込まれ得る。いくつかの態様では、本明細書の教示は、利用可能なシステムリソースを共有することによって(たとえば、帯域幅、送信電力、符号化、インターリーブなどのうちの1つまたは複数を指定することによって)、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムにおいて採用され得る。たとえば、本明細書の教示は、符号分割多元接続(CDMA)システム、多重キャリアCDMA(MCCDMA)、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、高速パケットアクセス(HSPA、HSPA+)システム、時間分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、または他の多元接続技法の技術のいずれか1つまたは組合せに適用され得る。本明細書の教示を採用するワイヤレス通信システムは、IS−95、cdma2000、IS−856、W−CDMA、TDSCDMA、および他の規格など、1つまたは複数の規格を実装するように設計され得る。CDMAネットワークは、Universal
Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000、または何らかの他の技術などの無線技術を実装し得る。UTRAは、W−CDMAおよび低チップレート(LCR)を含む。cdma2000技術は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM)(登録商標)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。本明細書の教示は、3GPP Long Term Evolution(LTE)システム、Ultra Mobile Broadband(UMB)システム、および他のタイプのシステムで実装され得る。LTEは、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されており、cdma2000は、「3rd Generation Partnership
Project 2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本開示のいくつかの態様については、3GPP用語を使用して説明することがあるが、本明細書の教示は、3GPP(たとえば、Rel99、Rel5、Rel6、Rel7)技術、ならびに3GPP2(たとえば、1xRTT、1xEV−DO Rel0、RevA、RevB)技術および他の技術に適用され得ることを理解されたい。
本明細書の教示は、様々な装置(たとえば、ノード)に組み込まれ得る(たとえば、装置内に実装され得る、または装置によって実行され得る)。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるノード(たとえば、ワイヤレスノード)はアクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。
たとえば、アクセス端末は、ユーザ機器、加入者局、加入者ユニット、移動局、モバイル、モバイルノード、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、または衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
アクセスポイントは、ノードB、eノードB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局(BS)、無線基地局(RBS)、基地局コントローラ(BSC)、送受信基地局(BTS)、トランシーバ機能(TF)、無線トランシーバ、無線ルータ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、マクロセル、マクロノード、ホームeNB(HeNB)、フェムトセル、フェムトノード、ピコノード、または何らかの他の同様の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られることがある。
いくつかの態様では、ノード(たとえば、アクセスポイント)は、通信システムのためのアクセスノードを備え得る。そのようなアクセスノードは、たとえば、ネットワークへのワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を与え得る。したがって、アクセスノードは、別のノード(たとえば、アクセス端末)がネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスできるようにし得る。さらに、一方または両方のノードはポータブルでも、場合によっては比較的非ポータブルでもよいことを諒解されたい。
また、ワイヤレスノードは、非ワイヤレス方式で(たとえば、ワイヤード接続を介して)情報を送信および/または受信することが可能であり得ることを諒解されたい。したがって、本明細書で説明する受信機および送信機は、非ワイヤレス媒体を介して通信するために適切な通信インターフェース構成要素(たとえば、電気的または光学的インターフェース構成要素)を含み得る。
ワイヤレスノードは、好適なワイヤレス通信技術に基づくあるいは好適なワイヤレス通信技術をサポートする1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを介して通信し得る。たとえば、いくつかの態様では、ワイヤレスノードはネットワークに関連し得る。いくつかの態様では、ネットワークはローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを備え得る。ワイヤレスデバイスは、本明細書で説明するような様々なワイヤレス通信技術、プロトコル、または規格(たとえば、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)など)のうちの1つまたは複数をサポートあるいは使用し得る。同様に、ワイヤレスノードは、様々な対応する変調方式または多重化方式のうちの1つまたは複数をサポートあるいは使用し得る。したがって、ワイヤレスノードは、上記または他のワイヤレス通信技術を使用して1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを確立し、それを介して通信するために適切な構成要素(たとえば、エアインターフェース)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、ワイヤレス媒体上の通信を可能にする様々な構成要素(たとえば、信号生成器および信号処理器)を含み得る関連する送信機構成要素および受信機構成要素をもつワイヤレストランシーバを備え得る。
(たとえば、添付の図の1つまたは複数に関して)本明細書で説明した機能は、いくつかの態様では、添付の特許請求の範囲において同様に指定された「手段」機能に対応し得る。図13〜図15を参照すると、装置1300、1400、および1500は一連の相互に関係する機能モジュールとして表される。ここで、メッセージを受信するためのモジュール1302または1404は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する受信機に対応し得る。メッセージの量を識別するためのモジュール1304は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。量をしきい値と比較するためのモジュール1306は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。アクセス端末をランク付けするためのモジュール1404は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。アクセス端末のサブセットを指定するためのモジュール1406は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。送信電力を制御するためのモジュール1308または1408は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。他のメッセージを受信するためのモジュール1310または1410は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する受信機に対応し得る。登録メッセージを受信するためのモジュール1312または1412は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する受信機に対応し得る。別のアクセス端末が情報をアクティブに受信していると判断するためのモジュール1314または1414は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。送信を制限するためのモジュール1316または1416は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。パイロット信号を受信するためのモジュール1318または1418は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する受信機に対応し得る。チャネル状態を識別するためのモジュール1320または1420は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。送信電力のための少なくとも1つの限界を設定するためのモジュール1322または1422は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。測定報告を受信するためのモジュール1502は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する受信機に対応し得る。アクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御すると判断するためのモジュール1504は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。測定報告をアクセスポイントに送るためのモジュール1506は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する送信機に対応し得る。測定報告をアグリゲートするためのモジュール1508は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するコントローラに対応し得る。
図13〜図15のモジュールの機能は、本明細書の教示に合致する様々な方法で実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実装され得る。いくつかの態様では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装され得る。本明細書で説明するように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関係する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。これらのモジュールの機能はまた、本明細書で教示するように何らかの他の方法で実装され得る。いくつかの態様では、図13〜図15中の破線ブロックのうちの1つまたは複数は随意である。
本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素への言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでないことを理解されたい。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つ以上の要素またはある要素の複数の例を区別する便利な方法として使用され得る。したがって、第1および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。また、別段に記載されていない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備え得る。さらに、明細書または特許請求の範囲において使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という形式の用語は、「AまたはBまたはC、あるいはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。
情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのいずれかは、電子ハードウェア(たとえば、ソースコーディングまたは何らかの他の技法を使用して設計され得る、デジタル実装形態、アナログ実装形態、またはそれら2つの組合せ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことがある)、あるいは両方の組合せとして実装され得ることを当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路(IC)、アクセス端末、またはアクセスポイント内に実装され得るか、またはそれらによって実行され得る。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、電気構成要素、光学構成要素、機械構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを備え得、ICの内部に、ICの外側に、またはその両方に常駐するコードまたは命令を実行し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。コンピュータ可読媒体は任意の好適なコンピュータプログラム製品に実装され得ることを諒解されたい。
開示した態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの態様への様々な修正は当業者にはすぐに明らかになり、本明細書で定義した一般原理は本開示の範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1] アクセスポイントにおいてメッセージを受信することと、
特定のタイプのイベントの発生を示す前記メッセージの量を識別することと、
前記量をしきい値と比較することと、
前記比較に基づいて前記アクセスポイントの送信電力を制御することと、を備え、
前記メッセージは、前記アクセスポイントによって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を含む、
通信の方法。
[C2] 前記特定のタイプのイベントは、UMTSイベント1Aを含む、C1に記載の方法。
[C3] 前記メッセージは、ネットワークバックホールを介して前記少なくとも1つのアクセス端末から受信される、C1に記載の方法。
[C4] 前記量が観測イベント数を成し、
前記しきい値がターゲットイベント数を成す、C1に記載の方法。
[C5] 前記送信電力を前記制御することが、
前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の差に基づいて電力調整を判断することと、
判断された電力調整に基づいて前記送信電力を調整することと、を含む、C4に記載の方法。
[C6] 前記電力調整の前記判断が、前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の前記差に単調非減少関数を適用することを含む、C5に記載の方法。
[C7] 前記アクセスポイントがフェムトセルを構成し、
前記少なくとも1つのアクセス端末がマクロセルによって現在サービスされている、C1に記載の方法。
[C8] 前記アクセスポイントによって現在サービスされている少なくとも1つのアクセス端末から他のメッセージを受信することをさらに備え、
前記他のメッセージが、前記アクセスポイントの順方向リンク上のチャネル品質を示し、
前記送信電力を前記制御することが前記他のメッセージにさらに基づく、C1に記載の方法。
[C9] 前記アクセスポイントにおいて登録メッセージを受信することをさらに備え、
前記登録メッセージが、前記アクセスポイントを介してアクティブモードサービスを受信することを認可されない少なくとも1つのアクセス端末による登録試みの量を示し、
前記送信電力を前記制御することが前記登録メッセージにさらに基づく、C1に記載の方法。
[C10] 前記アクセスポイントの近くの別のアクセス端末が別のアクセスポイントから情報をアクティブに受信していると判断することと、
前記判断の結果として前記アクセスポイントによる送信を制限することと、をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11] 前記アクセスポイントにおいてパイロット信号を受信することと、
前記受信したパイロット信号に基づいて前記アクセスポイントにおけるチャネル状態を識別することと、
前記識別されたチャネル状態に基づいて前記送信電力のための少なくとも1つの限界を設定することと、をさらに備え、
前記パイロット信号が少なくとも1つの他のアクセスポイントから受信される、C1に記載の方法。
[C12] 通信のための装置であって、
メッセージを受信するように動作可能な受信機と、
特定のタイプのイベントの発生を示す前記メッセージの量を識別するように動作可能であり、前記量をしきい値と比較するようにさらに動作可能であり、前記比較に基づいて前記装置の送信電力を制御するようにさらに動作可能であるコントローラと、を備え、
前記メッセージが、前記装置によって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を含む、
装置。
[C13] 前記特定のタイプのイベントは、UMTSイベント1Aを含む、C12に記載の装置。
[C14] 前記メッセージは、ネットワークバックホールを介して前記少なくとも1つのアクセス端末から受信される、C12に記載の装置。
[C15] 前記量が観測イベント数を成し、
前記しきい値がターゲットイベント数を成す、C12に記載の装置。
[C16] 前記送信電力を前記制御することが、
前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の差に基づいて電力調整を判断することと、
判断された電力調整に基づいて前記送信電力を調整することとを含む、C15に記載の装置。
[C17] 前記電力調整の前記判断が、前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の前記差に単調非減少関数を適用することを含む、C16に記載の装置。
[C18] 前記装置がフェムトセルを構成し、
前記少なくとも1つのアクセス端末がマクロセルによって現在サービスされている、C12に記載の装置。
[C19] 前記受信機は、さらに、前記装置によって現在サービスされている少なくとも1つのアクセス端末から他のメッセージを受信する動作が可能であり、
前記他のメッセージは、前記装置の順方向リンク上のチャネル品質を示し、
前記送信電力を前記制御することが前記他のメッセージにさらに基づく、C12に記載の装置。
[C20] 前記受信機は、さらに、登録メッセージを受信する動作が可能であり、
前記登録メッセージが、前記装置を介してアクティブモードサービスを受信することを認可されない少なくとも1つのアクセス端末による登録試みの量を示し、
前記送信電力を前記制御することが前記登録メッセージにさらに基づく、C12に記載の装置。
[C21] 前記コントローラは、さらに、
前記装置の近くの別のアクセス端末がアクセスポイントから情報をアクティブに受信していると判断し、
前記判断の結果として前記装置による送信を制限する、動作が可能である、C12に記載の装置。
[C22] 前記受信機は、さらに、少なくとも1つのアクセスポイントからパイロット信号を受信する動作が可能であり、
前記コントローラは、さらに、前記受信したパイロット信号に基づいて前記装置におけるチャネル状態を識別する、動作が可能であり、
前記コントローラは、さらに、前記識別されたチャネル状態に基づいて前記送信電力のための少なくとも1つの限界を設定する動作が可能である、C12に記載の装置。
[C23] 通信のための装置であって、
メッセージを受信するための手段であって、前記メッセージが、前記装置によって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を備える、受信するための手段と、
特定のタイプのイベントの発生を示す前記メッセージの量を識別するための手段と、
前記量をしきい値と比較するための手段と、
前記比較に基づいて前記装置の送信電力を制御するための手段と、を備える、通信のための装置。
[C24] 前記量が観測イベント数を成し、
前記しきい値がターゲットイベント数を成す、C23に記載の装置。
[C25] 前記送信電力を前記制御することが、
前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の差に基づいて電力調整を判断することと、
判断された電力調整に基づいて前記送信電力を調整することとを含む、C24に記載の装置。
[C26] 前記電力調整の前記判断が、前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の前記差に単調非減少関数を適用することを含む、C25に記載の装置。
[C27] 前記装置がフェムトセルを構成し、
前記少なくとも1つのアクセス端末がマクロセルによって現在サービスされている、C23に記載の装置。
[C28] 前記装置の近くの別のアクセス端末がアクセスポイントから情報をアクティブに受信していると判断するための手段と、
前記判断の結果として前記装置による送信を制限するための手段とをさらに備える、C23に記載の装置。
[C29] 少なくとも1つのアクセスポイントからパイロット信号を受信するための手段と、
前記受信したパイロット信号に基づいて前記装置におけるチャネル状態を識別するための手段と、
前記識別されたチャネル状態に基づいて前記送信電力のための少なくとも1つの限界を設定するための手段とをさらに備える、C23に記載の装置。
[C30] アクセスポイントにおいてメッセージを受信することと、
特定のタイプのイベントの発生を示す前記メッセージの量を識別することと、
前記量をしきい値と比較することと、
前記比較に基づいて前記アクセスポイントの送信電力を制御することと、コンピュータに、を行わせるためのコードを有するコンピュータ可読媒体を備え、
前記メッセージが、前記アクセスポイントによって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を含む、コンピュータプログラム製品。
[C31] 前記量が観測イベント数を成し、
前記しきい値がターゲットイベント数を成す、C30に記載のコンピュータプログラム製品。
[C32] 前記送信電力を前記制御することが、
前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の差に基づいて電力調整を判断することと、
判断された電力調整に基づいて前記送信電力を調整することとを含む、C31に記載のコンピュータプログラム製品。
[C33] 前記電力調整の前記判断が、前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の前記差に単調非減少関数を適用することを含む、C32に記載のコンピュータプログラム製品。
[C34] 前記アクセスポイントがフェムトセルを構成し、
前記少なくとも1つのアクセス端末がマクロセルによって現在サービスされている、C30に記載のコンピュータプログラム製品。
[C35] 前記コンピュータ可読媒体が、
前記アクセスポイントの近くの別のアクセス端末が別のアクセスポイントから情報をアクティブに受信していると判断することと、
前記判断の結果として前記アクセスポイントによる送信を制限することとを前記コンピュータに行わせるためのコードをさらに備える、C30に記載のコンピュータプログラム製品。
[C36] 前記コンピュータ可読媒体が、
前記アクセスポイントにおいてパイロット信号を受信することと、
前記受信したパイロット信号に基づいて前記アクセスポイントにおけるチャネル状態を識別することと、
前記識別されたチャネル状態に基づいて前記送信電力のための少なくとも1つの限界を設定することと、を前記コンピュータに行わせるためのコードをさらに備え、
前記パイロット信号が少なくとも1つの他のアクセスポイントから受信される、C30に記載のコンピュータプログラム製品。
[C37] ネットワークエンティティにおいて測定報告を受信することと、
前記特定のアクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御すると判断することと、
前記判断の結果として前記測定報告を前記特定のアクセスポイントに送ることと、を備え、
前記測定報告の各々が特定のアクセスポイントに対応する、通信の方法。
[C38] 前記測定報告が複数のアクセス端末から受信され、
前記方法は、前記アクセス端末のうちのいずれのアクセス端末が前記測定報告のうちの所与の測定報告を送ったかに基づいて前記測定報告をアグリゲートすることをさらに含み、
前記測定報告を前記送ることが、前記アクセス端末の各々によって送られた前記測定報告の各サブセットを識別する指示とともに前記アグリゲートされた測定報告を送ることを含む、C37に記載の方法。
[C39] 前記測定報告を前記送ることが前記特定のアクセスポイントからの要求によってトリガされる、C37に記載の方法。
[C40] 前記測定報告を前記送ることが周期的に実行される、C37に記載の方法。
[C41] 前記特定のアクセスポイントがフェムトセルを構成される、C37に記載の方法。
[C42] 前記ネットワークエンティティが、無線ネットワークコントローラ、ホームノードB管理サーバ、またはフェムトセルを構成する、C37に記載の方法。
[C43] 測定報告を受信するように動作可能な受信機と、
前記特定のアクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御すると判断するように動作可能なコントローラと、
前記判断の結果として前記測定報告を前記特定のアクセスポイントに送るように動作可能な送信機と、を備え、
前記測定報告の各々が特定のアクセスポイントに対応する、通信のための装置。
[C44] 前記測定報告が複数のアクセス端末から受信され、
前記コントローラは、さらに、前記アクセス端末のうちのいずれのアクセス端末が前記測定報告のうちの所与の測定報告を送ったかに基づいて前記測定報告をアグリゲートする動作が可能であり、
前記測定報告を前記送ることが、前記アクセス端末の各々によって送られた前記測定報告の各サブセットを識別する指示とともに前記アグリゲートされた測定報告を送ることを含む、C43に記載の装置。
[C45] 前記測定報告を前記送ることが前記特定のアクセスポイントからの要求によってトリガされる、C43に記載の装置。
[C46] 前記測定報告を前記送ることが周期的に実行される、C43に記載の装置。
[C47] 前記特定のアクセスポイントがフェムトセルを構成する、C43に記載の装置。
[C48] 前記装置が、無線ネットワークコントローラ、ホームノードB管理サーバ、またはフェムトセルを構成する、C43に記載の装置。
[C49] 測定報告を受信するための手段と、
前記特定のアクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御すると判断するための手段と、
前記判断の結果として前記測定報告を前記特定のアクセスポイントに送るための手段と、を備え、
前記測定報告の各々が特定のアクセスポイントに対応する、通信のための装置。
[C50] 前記測定報告が複数のアクセス端末から受信され、
前記装置は、前記アクセス端末のうちのいずれのアクセス端末が前記測定報告のうちの所与の測定報告を送ったかに基づいて前記測定報告をアグリゲートするための手段をさらに備え、
前記測定報告を前記送ることが、前記アクセス端末の各々によって送られた前記測定報告の各サブセットを識別する指示とともに前記アグリゲートされた測定報告を送ることを含む、C49に記載の装置。
[C51] 前記測定報告を前記送ることが前記特定のアクセスポイントからの要求によってトリガされる、C49に記載の装置。
[C52] 前記測定報告を前記送ることが周期的に実行される、C49に記載の装置。
[C53] 、
ネットワークエンティティにおいて測定報告を受信することと、
前記特定のアクセスポイントが測定報告に基づいて送信電力を制御すると判断することと、
前記判断の結果として前記測定報告を前記特定のアクセスポイントに送ることと、をコンピュータに行わせるためのコードを有するコンピュータ可読媒体を備え、
前記測定報告の各々が特定のアクセスポイントに対応する、コンピュータプログラム製品。
[C54] 前記測定報告が複数のアクセス端末から受信され、
前記コンピュータ可読媒体は、前記コンピュータに、前記アクセス端末のうちのいずれのアクセス端末が前記測定報告のうちの所与の測定報告を送ったかに基づいて前記測定報告をアグリゲートさせるためのコードをさらに有し、
前記測定報告を前記送ることが、前記アクセス端末の各々によって送られた前記測定報告の各サブセットを識別する指示とともに前記アグリゲートされた測定報告を送ることを含む、C53に記載のコンピュータプログラム製品。
[C55] 前記測定報告を前記送ることが前記特定のアクセスポイントからの要求によってトリガされる、C53に記載のコンピュータプログラム製品。
[C56] 前記測定報告を前記送ることが周期的に実行される、C53に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (36)

  1. アクセスポイントにおいてメッセージを受信することと、
    特定のタイプのイベントの発生を示す前記メッセージの量を識別することと、
    前記量をしきい値と比較することと、
    前記比較に基づいて前記アクセスポイントの送信電力を制御することと、を備え、
    前記メッセージは、前記アクセスポイントによって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を含み、前記メッセージは、前記少なくとも1つのアクセス端末に現在サービスしている別のアクセスポイントから受信され、前記量は、定義された時間期間にわたって識別される、
    通信の方法。
  2. 前記特定のタイプのイベントは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)イベント1Aを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記メッセージは、ネットワークバックホールを介して前記少なくとも1つのアクセス端末から受信される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記量が観測イベント数を成し、
    前記しきい値がターゲットイベント数を成す、請求項1に記載の方法。
  5. 前記送信電力を前記制御することが、
    前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の差に基づいて電力調整を判断することと、
    判断された電力調整に基づいて前記送信電力を調整することと、を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記電力調整の前記判断が、前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の前記差に単調非減少関数を適用することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記アクセスポイントがフェムトセルを構成し、
    前記少なくとも1つのアクセス端末がマクロセルによって現在サービスされている、請求項1に記載の方法。
  8. 前記アクセスポイントによって現在サービスされている少なくとも1つのアクセス端末から他のメッセージを受信することをさらに備え、
    前記他のメッセージが、前記アクセスポイントの順方向リンク上のチャネル品質を示し、
    前記送信電力を前記制御することが前記他のメッセージにさらに基づく、請求項1に記載の方法。
  9. 前記アクセスポイントにおいて登録メッセージを受信することをさらに備え、
    前記登録メッセージが、前記アクセスポイントを介してアクティブモードサービスを受信することを認可されない少なくとも1つのアクセス端末による登録試みの量を示し、
    前記送信電力を前記制御することが前記登録メッセージにさらに基づく、請求項1に記載の方法。
  10. 前記アクセスポイントの近くの別のアクセス端末が別のアクセスポイントから情報をアクティブに受信していると判断することと、
    前記判断の結果として前記アクセスポイントによる送信を制限することと、をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記アクセスポイントにおいてパイロット信号を受信することと、
    前記受信したパイロット信号に基づいて前記アクセスポイントにおけるチャネル状態を識別することと、
    前記識別されたチャネル状態に基づいて前記送信電力のための少なくとも1つの限界を設定することと、をさらに備え、
    前記パイロット信号が少なくとも1つの他のアクセスポイントから受信される、請求項1に記載の方法。
  12. 通信のための装置であって、
    メッセージを受信するように動作可能な受信機と、
    特定のタイプのイベントの発生を示す前記メッセージの量を識別するように動作可能であり、前記量をしきい値と比較するようにさらに動作可能であり、前記比較に基づいて前記装置の送信電力を制御するようにさらに動作可能であるコントローラと、を備え、
    前記メッセージが、前記装置によって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を含み、前記メッセージは、前記少なくとも1つのアクセス端末に現在サービスしている別の装置から受信され、前記量は、定義された時間期間にわたって判断される、
    装置。
  13. 前記特定のタイプのイベントは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)イベント1Aを含む、請求項12に記載の装置。
  14. 前記メッセージは、ネットワークバックホールを介して前記少なくとも1つのアクセス端末から受信される、請求項12に記載の装置。
  15. 前記量が観測イベント数を成し、
    前記しきい値がターゲットイベント数を成す、請求項12に記載の装置。
  16. 前記送信電力を前記制御することが、
    前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の差に基づいて電力調整を判断することと、
    判断された電力調整に基づいて前記送信電力を調整することとを含む、請求項15に記載の装置。
  17. 前記電力調整の前記判断が、前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の前記差に単調非減少関数を適用することを含む、請求項16に記載の装置。
  18. 前記装置がフェムトセルを構成し、
    前記少なくとも1つのアクセス端末がマクロセルによって現在サービスされている、請求項12に記載の装置。
  19. 前記受信機は、さらに、前記装置によって現在サービスされている少なくとも1つのアクセス端末から他のメッセージを受信する動作が可能であり、
    前記他のメッセージは、前記装置の順方向リンク上のチャネル品質を示し、
    前記送信電力を前記制御することが前記他のメッセージにさらに基づく、請求項12に記載の装置。
  20. 前記受信機は、さらに、登録メッセージを受信する動作が可能であり、
    前記登録メッセージが、前記装置を介してアクティブモードサービスを受信することを認可されない少なくとも1つのアクセス端末による登録試みの量を示し、
    前記送信電力を前記制御することが前記登録メッセージにさらに基づく、請求項12に記載の装置。
  21. 前記コントローラは、さらに、
    前記装置の近くの別のアクセス端末がアクセスポイントから情報をアクティブに受信していると判断し、
    前記判断の結果として前記装置による送信を制限する、動作が可能である、請求項12に記載の装置。
  22. 前記受信機は、さらに、少なくとも1つのアクセスポイントからパイロット信号を受信する動作が可能であり、
    前記コントローラは、さらに、前記受信したパイロット信号に基づいて前記装置におけるチャネル状態を識別する動作が可能であり、
    前記コントローラは、さらに、前記識別されたチャネル状態に基づいて前記送信電力のための少なくとも1つの限界を設定する動作が可能である、請求項12に記載の装置。
  23. 通信のための装置であって、
    メッセージを受信するための手段であって、前記メッセージが、前記装置によって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を備え、前記メッセージは、前記少なくとも1つのアクセス端末に現在サービスしている別の装置から受信される、受信するための手段と、
    特定のタイプのイベントの発生を示す前記メッセージの量を識別するための手段であって、前記量は、定義された時間期間にわたって判断される、識別するための手段と、
    前記量をしきい値と比較するための手段と、
    前記比較に基づいて前記装置の送信電力を制御するための手段と、を備える、通信のための装置。
  24. 前記量が観測イベント数を成し、
    前記しきい値がターゲットイベント数を成す、請求項23に記載の装置。
  25. 前記送信電力を前記制御することが、
    前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の差に基づいて電力調整を判断することと、
    判断された電力調整に基づいて前記送信電力を調整することとを含む、請求項24に記載の装置。
  26. 前記電力調整の前記判断が、前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の前記差に単調非減少関数を適用することを含む、請求項25に記載の装置。
  27. 前記装置がフェムトセルを構成し、
    前記少なくとも1つのアクセス端末がマクロセルによって現在サービスされている、請求項23に記載の装置。
  28. 前記装置の近くの別のアクセス端末がアクセスポイントから情報をアクティブに受信していると判断するための手段と、
    前記判断の結果として前記装置による送信を制限するための手段とをさらに備える、請求項23に記載の装置。
  29. 少なくとも1つのアクセスポイントからパイロット信号を受信するための手段と、
    前記受信したパイロット信号に基づいて前記装置におけるチャネル状態を識別するための手段と、
    前記識別されたチャネル状態に基づいて前記送信電力のための少なくとも1つの限界を設定するための手段とをさらに備える、請求項23に記載の装置。
  30. アクセスポイントにおいてメッセージを受信することと、
    特定のタイプのイベントの発生を示す前記メッセージの量を識別することと、
    前記量をしきい値と比較することと、
    前記比較に基づいて前記アクセスポイントの送信電力を制御することと、コンピュータに、を行わせるためのコードを有し、
    前記メッセージが、前記アクセスポイントによって現在サービスされていない少なくとも1つのアクセス端末からの測定報告を含み、前記メッセージは、前記少なくとも1つのアクセス端末に現在サービスしている別のアクセスポイントから受信され、前記量は、定義された時間期間にわたって判断される、コンピュータ可読記憶媒体。
  31. 前記量が観測イベント数を成し、
    前記しきい値がターゲットイベント数を成す、請求項30に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  32. 前記送信電力を前記制御することが、
    前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の差に基づいて電力調整を判断することと、
    判断された電力調整に基づいて前記送信電力を調整することとを含む、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  33. 前記電力調整の前記判断が、前記ターゲットイベント数と前記観測イベント数との間の前記差に単調非減少関数を適用することを含む、請求項32に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  34. 前記アクセスポイントがフェムトセルを構成し、
    前記少なくとも1つのアクセス端末がマクロセルによって現在サービスされている、請求項30に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  35. 前記アクセスポイントの近くの別のアクセス端末が別のアクセスポイントから情報をアクティブに受信していると判断することと、
    前記判断の結果として前記アクセスポイントによる送信を制限することとを前記コンピュータに行わせるためのコードをさらに備える、請求項30に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  36. 前記アクセスポイントにおいてパイロット信号を受信することと、
    前記受信したパイロット信号に基づいて前記アクセスポイントにおけるチャネル状態を識別することと、
    前記識別されたチャネル状態に基づいて前記送信電力のための少なくとも1つの限界を設定することと、を前記コンピュータに行わせるためのコードをさらに備え、
    前記パイロット信号が少なくとも1つの他のアクセスポイントから受信される、請求項30に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
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