JP2016006559A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間に表示された画像を利用して円滑に入力操作を行うことができる入力装置を提供する。【解決手段】入力装置1は、空間に表示される画像Iに対する指示体3の進退及び位置を検出可能に設けられる第1の検出部15と、第1の検出部15によって検出された情報に基づいて入力処理を行う処理部10と、を備えている。処理部10は、指示体3の画像Iへの進入位置と、画像Iに含まれる入力受付領域とのずれを検出すると、指示体3の動きに基づいてエラーを報知するか否かを判断する。【選択図】図1

Description

本発明は入力装置に関する。
従来、空間に表示された画像を指先で指示して入力を行うことができる入力装置が知られている(例えば特許文献1参照)。当該入力装置においては、例えば、空間に表示された画像中の入力受付領域(例えばボタン表示がされる部分等)を押す動作を行うことで、当該入力受付領域に関連付けられた処理が実行される。
特開2013−205885号公報
しかしながら、空間に表示された画像に対して入力操作を行う構成では、ユーザーが感覚的に捉える入力受付領域が、装置によって想定される入力受付領域と一致しないことがある。このような不一致が生じると、入力位置のずれが生じ、入力操作のやり直しが繰り返される等、円滑な入力が妨げられる。
以上の点に鑑みて、本発明の目的は、空間に表示された画像を利用して円滑に入力操作を行うことができる入力装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明の入力装置は、空間に表示される画像に対する指示体の進退及び位置を検出可能に設けられる第1の検出部と、前記第1の検出部によって検出された情報に基づいて入力処理を行う処理部と、を備え、前記処理部は、前記指示体の前記画像への進入位置と、前記画像に含まれる入力受付領域とのずれを検出すると、前記指示体の動きに基づいてエラーを報知するか否かを判断する構成(第1の構成)になっている。
本構成の入力装置は、指示体の画像への進入位置が入力受付領域からずれている場合に、指示体が特徴的な動きを行うと、ユーザーに対してエラーを報知する構成とできる。特徴的な動きとして、ユーザーが画像に対する感覚ずれを生じている場合に行うことが多い動きを想定しておけば、ユーザーの感覚ずれを矯正できる。
なお、前記第1の検出部は、光源と、前記光源から出射された光を走査する光走査部と、前記光走査部によって走査された光の前記指示体による反射光を受光する受光部と、を含む構成であるのが好ましい。このような構成によれば、検出部から得られる情報が複雑とならず、応答性を良くできる。
上記第1の構成の入力装置において、前記処理部は、前記ずれを検出した後に、前記指示体が前記画像に対して更に押し込む動作を行ったと判断すると、前記エラーを報知する処理を行う構成(第2の構成)であってよい。本構成によれば、ユーザーの、画像に対する画面方向の感覚ずれを矯正することが可能である。
上記第1又は第2の構成の入力装置において、前記処理部は、前記ずれを検出した後に、前記指示体が前記入力受付領域からずれた領域への進入を繰り返したと判断すると、前記エラーを報知する処理を行う構成(第3の構成)であってよい。本構成によれば、ユーザーの、画像に対する画面方向の感覚ずれを矯正することが可能である。
上記第1から第3のいずれかの構成の入力装置において、前記処理部は、前記ずれを検出した後に、前記指示体が前記画像に対して進入した状態が所定時間以上継続したと判定すると、前記エラーを報知する処理を行う構成(第4の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、ユーザーの、画像に対する画面方向の感覚ずれに加えて奥行方向(画面と垂直な方向)の感覚ずれも矯正できる。
上記第1から第4のいずれかの構成の入力装置には、前記画像から離れた位置に設定される検出面に対する前記指示体の進退を検出可能に設けられる第2の検出部が更に備えられ、前記処理部は、前記指示体が前記検出面に進入後、前記画像に進入することなく前記検出面から退出する動作を所定回数以上行ったと判断すると、エラーを報知する処理を行う構成(第5の構成)であってよい。本構成によれば、ユーザーの、画像に対する画面方向の感覚ずれに加えて奥行方向(画面と垂直な方向)の感覚ずれも矯正できる。なお、所定回数は、1回でもよいし、2回以上でもよい。
本発明によれば、空間に表示された画像を利用して円滑に入力操作を行うことができる入力装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る入力装置の構成を示すブロック図 本発明の第1実施形態に係る入力装置によって、空間に表示される画像に対して赤外レーザー光が走査される様子を示した模式図 空間に表示される画像に対して指示体が進入した状態を示す模式図 空間に表示される画像に対して指示体が進入した状態を示す模式図 入力操作を行うユーザーが感覚ずれを起こしている状態の一例を示す模式図で、正面方向から見た状態を示す図 入力操作を行うユーザーが感覚ずれを起こしている状態の一例を示す模式図で、側面方向から見た状態を示す図 本発明の第1実施形態に係る入力装置における、ユーザーの入力操作に対する処理フローを示すフローチャート 入力操作を行うユーザーが奥行方向の感覚ずれを起こしている状態の一例を示す模式図で、側面方向から見た状態を示す図 本発明の第2実施形態に係る入力装置における、ユーザーの入力操作に対する処理フローの一部を示すフローチャート 本発明の第3実施形態に係る入力装置の概略構成を説明するための模式図 本発明の第3実施形態に係る入力装置における、ユーザーの入力操作に対する処理フローの一部を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態に係る入力装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る入力装置1の構成を示すブロック図である。入力装置1は、画像表示装置2によって空間に表示された画像Iを指示体3で指示することによって入力操作を行う装置である。指示体3としては、特に限定する趣旨ではないが、例えば手指や指示棒等が利用できる。
ここで、空間に画像を表示する画像表示装置2について簡単に説明しておく。画像表示装置2は、画像光を発光する画像光発光部21と、画像光発光部21における画像光を画像光発光部21と反対側の空間に結像させる結像素子22と、画像光発光部21を制御する表示制御部23とを備えている。
画像光発光部21は、例えば、入力操作を受け付けるために必要となる画像(例えば入力ボタン等の入力受付領域を含む画像)や、入力操作に関わる通知を行うための画像(例えばユーザーへのメッセージ画像等)等、様々な画像の画像光を発光可能に設けられる。画像光発光部21は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等で構成できる。また、画像光発光部21は、プロジェクタと、プロジェクタから光を投射されるスクリーンとで構成されてもよい。
結像素子22は、複数行複数列に配置された複数の2面コーナーリフレクタを備える公知の2面コーナーリフレクタアレイとできる。2面コーナーリフレクタアレイとして構成される結像素子22は、素子面の一方側(図1では下側)の空間に配置した光学像の鏡像を、素子面に対する面対称位置に結像させる。これによりユーザーは、空間に画像が表示されているとの感覚を得ることができる。
入力装置1は、装置を構成する各部を制御する制御部10を備える。制御部10は、不図示のメモリに記憶される各種のプログラムやデータを利用して、制御処理を適宜実行する。制御部10は、画像表示装置2に備えられる表示制御部23との間で信号のやりとりをできるように設けられている。なお、制御部10は、本発明の処理部の一例である。
入力装置1は、画像表示装置2によって空間に表示される画像Iに対してレーザー光を照射する光源ユニット11を備える。光源ユニット11には、赤外レーザー光を出射する光源111と、光源111から出射された赤外レーザー光を2次元的に走査する走査ミラー112(光走査部の一例)とが含まれる。走査ミラー112は、水平方向(X方向)と垂直方向(Y方向)との二軸方向に駆動可能に設けられ、画像Iに対してレーザー光を2次元的に走査する。このような走査ミラー112は、例えば共振型のMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーによって構成できる。
なお、光源ユニット11には、レンズ等の他の光学部材が適宜含まれてよい。また、光源111から出射される光は、場合によっては可視光等の赤外光以外の光であっても構わないが、赤外光が好ましい。
入力装置1は、制御部10の制御のもと、光源111を駆動させる光源ドライバー12を備える。また、入力装置1は、制御部10の制御のもと、走査ミラー112を駆動させるミラードライバー13を備える。また、入力装置1は、光源ユニット11から出射されて空中画像Iに接近する指示体3で反射された赤外レーザー光を受光する受光部14を備える。受光部14は、検出した情報を制御部10に適宜送信する。なお、受光部14には、1つの光検出素子が含まれるが、場合によっては複数の光検出素子が含まれるようにしてもよい。
光源111と、走査ミラー112と、受光部14とを含む第1の検出部15は、本発明の第1の検出部の一例である。第1の検出部15によって、空間に表示される画像Iに対する指示体3の進退及び位置を検出することができる。これについて、図2、図3A、及び、図3Bを参照しながら更に詳しく説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る入力装置1によって、空間に表示される画像Iに対して赤外レーザー光が走査される様子を示した模式図である。図2において、X方向は画面の水平方向であり、Y方向は画面の垂直方向である。図3A及び図3Bは、空間に表示される画像Iに対して指示体3が進入した状態を示す模式図である。図3Aと図3Bとでは、指示体3の画像Iに対する進入量が異なる。図3Bの方が、図3Aに比べて、指示体3の画像Iに対する進入量が大きい。
図2に示すように、光源111から出射された赤外レーザー光は、走査ミラー112の駆動によって、画像I(画面)の全範囲を網羅するような所定のパターンで走査される。当該所定のパターンの走査は、繰り返し行われる。図2においては、ラスタ状のパターンで赤外レーザー光が走査される例を示しているが、画像Iの全範囲を網羅するパターンであれば、他のパターンであっても構わない。
画像Iに指示体3が接近すると光源111から出射される赤外レーザー光が、指示体3によって反射される。受光部14は、画面と略一致するセンシング層SL1(図3A及び図3B参照)内に進入した指示体3からの反射光を検出するように調整されている。このために、光源111と、走査ミラー112と、受光部14とで構成される第1の検出部15によって、指示体3の画像Iに対する進入と退出(進退)を検出できる。
また、制御部10は、光源ユニット11から出射される赤外レーザー光の走査タイミングを把握している。このために、制御部10は、受光部14で反射光を受光したタイミングによって、画像Iに進入する指示体3のXY方向の位置を特定できる。また、図3A及び図3Bに示すように、指示体3の画像Iに対する進入量が異なると、センシング層SL1で検出される指示体3の大きさ(図3A及び図3Bの符号W参照)が異なるものになる。このために、制御部10は、受光部14から出力される情報に基づいて、画像Iに進入する指示体3の奥行方向(画面に直交する方向、Z方向)の位置(動き)を特定できる。
以上の説明からわかるように、画像表示装置2によって空間に表示される画像Iに入力操作用の入力受付領域(例えば入力ボタンの画像等)を設定すれば、指示体3で入力受付領域を指示することによって入力操作を行える。ただし、空間に表示された画像Iに対して入力操作を行う場合、ユーザーが感覚的に捉える入力受付領域が、装置によって想定される入力受付領域と一致しないことがある。
図4A及び図4Bは、入力操作を行うユーザーが感覚ずれを起こしている状態の一例を示す模式図である。図4Aは、正面方向から見た状態を示す図である。図4Bは、側面方向から見た状態を示す図である。ユーザーは、感覚ずれを起こしているために、入力受付領域Aから下方向にずれた位置に対して押す動作を行っている。
このような場合、ユーザーは、例えば、入力受付領域Aを更に押し込む動作を行ったり、入力受付領域Aを再度押す動作を行ったりする。入力装置1では、このようなユーザーの動作を捉えて、ユーザーが感覚ずれを起こしていることを検出し、ユーザーに感覚ずれを報知する構成になっている。
図5は、本発明の第1実施形態に係る入力装置1における、指示体3による入力操作に対する処理フローを示すフローチャートである。なお、図5に示す処理フローは一例にすぎず、適宜変更されて構わない。まず、制御部10は、第1の検出部15を利用して、画像Iに指示体3が進入した否かの監視を行う(ステップS1)。制御部10は、指示体3がセンシング層SL1に進入すると、指示体3が画像Iに進入したことを検出する。
制御部10は、指示体3が画像Iに進入したと判断すると、指示体3のXY方向(画面方向)の位置(領域)を求め、指示体3が入力受付領域A内にあるか否かを確認する(ステップS2)。なお、入力受付領域Aに関する情報は、画像表示装置2の表示制御部23から取得できる。制御部10は、指示体3のXY位置が入力受付領域A内にあると判断すると(ステップS2でYes)、当該入力受付領域Aに対応したイベントを実行させるための処理を行う(ステップS3)。
一方、制御部10は、指示体3のXY位置が入力受付領域A外にあると判断すると(ステップS2でNo)、先に取得した指示体3のXY位置を含む2次元領域Rを設定する(ステップS4)。2次元領域Rは、例えば、先に取得した指示体3のXY方向の進入位置(進入領域)を中心としてX方向とY方向とに数%ずつ広げた領域とされる。なお、2次元領域Rは、場合によっては、先に取得した指示体3の進入位置と同じとしてもよいが、以後の処理を考慮すると、先に取得した領域よりも広めとするのが好ましい。
制御部10は、2次元領域Rを設定すると、当該領域R内にて、指示体3が更に押し込む動作を行ったか否かを確認する(ステップS5)。上述のように、指示体3がセンシング層SL1に進入した状態で画面と垂直な方向(Z方向)に動いた場合、そのことを制御部10は検出できる。このため、制御部10は、指示体3が更に押し込む動作を行ったか否かを確認できる。
制御部10は、指示体3が更に押し込む動作を行ったと判断すると(ステップS5でYes)、ユーザーが感覚ずれを起こしていると判断して、指示体3の入力位置がずれていることを通知(エラーを報知)するための処理を行う(ステップS6)。入力位置がずれていることを通知する手法としては、例えば、上述の2次元領域Rを画像I中に表示する、2次元領域Rと入力受付領域A(通常複数有る)との位置関係から特定の入力受付領域Aの色を変化させる、位置ずれが生じている旨のメッセージを画像I中に表示する等が挙げられる。また、これらの組み合わせが、入力位置がずれていることを通知する手法として利用されてもよい。また、場合によっては、入力位置がずれていることを通知する手法として音声が利用されてもよい。
なお、画像Iを利用して位置ずれを通知する場合には、制御部10は、画像表示装置2の表示制御部23と連携して処理動作を行う。
入力位置の位置ずれを通知するための処理を行った後は、制御部10は2次元領域Rを解除して(ステップS7)、一連の入力操作に対する処理を一旦終了させて、次の入力操作を待つ(ステップS1)。
一方、制御部10は、指示体3が更に押し込む動作を行っていないと判断すると(ステップS5でNo)、指示体3が画像Iから退出したか否かを確認する(ステップS8)。制御部10は、指示体3がセンシング層SL1に存在しなくなると、指示体3が画像Iから退出したことを検出する。制御部10は、指示体3が画像Iから退出していないと判断した場合には(ステップS8でNo)、その後、指示体3の押し込み動作が行われる可能性があるので、ステップS5に戻る。
制御部10は、指示体3が画像Iから退出したと判断した場合には(ステップS8でYes)、所定時間内に所定回数以上、指示体10が2次元領域Rに進入したか否かを確認する(ステップS9)。所定回数は1回でもよいし、それ以上でもよい。所定時間内に所定回数以上、指示体10が2次元領域Rに進入したと判断される場合(ステップS9でYes)、制御部10は、2次元領域Rに繰り返し入力操作が行われているために、ユーザーが感覚ずれを生じていると判断する。このために、上述のステップS6に進んで、指示体3の入力位置がずれていることを報知するための処理を行う。
制御部10は、所定時間内に所定回数以上、指示体10が2次元領域Rに進入していないと判断される場合には(ステップS9でNo)、ユーザーが感覚ずれを生じていないと判断して、ステップS7に進む。
以上に示した第1実施形態の入力装置1によれば、指示体3の画像Iへの進入位置が入力受付領域Aからずれており、且つ、指示体3が特徴的な動きを行った場合に、ユーザーが感覚ずれを生じていると判断して、エラーを報知する。このために、ユーザーは、感覚ずれを矯正して、円滑に入力操作を行うことができる。また、第1実施形態の入力装置1によれば、単に誤って入力位置がずれた場合に、一々エラーが報知されない。このために、入力装置1はユーザーにとって使い勝手が良い。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の入力装置について説明する。第1実施形態においては、入力装置1は、ユーザーの画面方向(XY方向)の感覚ずれのみを検出して報知する構成とした。しかしながら、図6に示すように、ユーザーが画面方向に加えて、奥行方向(画面と垂直な方向;Z方向)の感覚ずれを起こしている可能性もある。
なお、図6は、入力操作を行うユーザーが奥行方向の感覚ずれを起こしている状態の一例を示す模式図で、側面方向から見た状態を示す図である。図6においては、ユーザーはXY方向の感覚ずれを起こしているために、入力受付領域Aからずれた位置に指示体3を進入させる。また、ユーザーは、Z方向の感覚ずれも起こしているために、指示体3を画像Iに進入させたままの状態で指示体3を動かして入力受付領域Aを探している。
第2実施形態の入力装置は、第1実施形態の入力装置1の構成とほぼ同様であるが、図6に示すような感覚ずれをユーザーに報知して、入力操作を円滑に進めるようにできる点で、第1実施形態の構成と異なる。以下、この異なる点に絞って説明を行う。
図7は、本発明の第2実施形態に係る入力装置における、ユーザーの入力操作に対する処理フローの一部を示すフローチャートである。第2実施形態の入力装置において実行される処理は、図5に示す処理フローと概ね同じであるが、一部が異なる。制御部10は、指示体3の画面方向(XY方向)の位置ずれを検出して2次元領域Rを設定した後、指示体3が更に押し込み動作を行った否かを確認する(ステップS5)。この点は、第1実施形態の場合と同じである。なお、指示体3が更に押し込み動作を行っていないと判断した場合(ステップS5でNo)の処理も、第1実施形態の場合と同じである。
一方、指示体3が更に押し込み動作を行ったと判断される場合には(ステップS5でYes)、制御部10は、第1実施形態の場合と異なる処理を行う。すなわち、制御部10は、指示体3が更に押し込み動作を行ったと判断した場合に、即座に入力位置のずれを通知する(エラーを報知する)ための処理を行うのではなく、所定時間内に指示体3の退出があったか否かを確認する(ステップT1)。
所定時間内に指示体3の退出があったと判断した場合には(ステップT1でYes)、ユーザーがZ方向の感覚ずれを起こしていないと判断される。この場合には、第1実施形態と同様に、制御部10は、単に、指示体3の入力位置がずれていることを通知するための処理を行う(ステップS6)。一方、所定時間内に指示体3の退出がないと判断される場合には(ステップT1でNo)、ユーザーがZ方向の感覚ずれを起こしており、なかなか指示体3を画像Iから引き抜かないことが予想される。この場合には、制御部10は、指示体3の入力位置がずれていることに加えて、指示体3を画像Iから引き抜くことをユーザーに通知するための処理を行う(ステップT2)。当該通知は、画像Iを利用する構成でよいし、場合によっては音声を利用する構成でもよい。
なお、ステップS6及びステップT2の後はステップS7に進み、これ以降は第1実施形態の場合と同じ処理が行われる。
以上に示した第2実施形態の構成によれば、第1実施形態の効果に加えて、ユーザーの奥行方向の感覚ずれを抑制でき、ユーザーが入力操作を円滑に行うことが期待できる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の入力装置について説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係る入力装置の概略構成を説明するための模式図である。図8に示すように、ユーザーが奥行方向の感覚ずれを起こしている場合、指示体3が画像Iに進入することなく、入力操作が行われないといったことが繰り返される可能性がある。第3実施形態の入力装置には、このような事態を避けるための工夫が含まれている。なお、第3実施形態の入力装置の構成は、概ね第1実施形態或いは第2実施形態の構成と同じであるために、同じ部分の説明は省略し、これらと異なる点に絞って説明を行う。
図8に示すように、第3実施形態の入力装置には、第1の検出部15に加えて、画像Iより手前側の離れた位置に設定される検出面Sに対する指示体3の進退(進入と退出)を検出可能な第2の検出部16が備えられる。検出面Sは、画像Iの画像面に略平行な面である。第2の検出部16は、第1の検出部15と同様に、光源と、走査ミラーと、受光部と、を含む。なお、光源は、赤外レーザー光を出射するレーザー光源であるのが好ましい。
第2の検出部16に含まれる走査ミラーは、検出面Sの所定の範囲を走査できるように設けられている。所定の範囲は、画像Iに近づく指示体3が画像Iに進入することなく退出する状況を検出できるように適宜設定される。検出面Sの走査は、例えば、画像Iを走査する場合と同様にラスタ状のパターンとしてよく、当該パターンの走査が繰り返し行われる。また、第2の検出部16に含まれる受光部は、検出面Sと略一致するセンシング層SL2内に進入した指示体3からの反射光を検出するように調整されている。
図9は、本発明の第3実施形態に係る入力装置における、ユーザーの入力操作に対する処理フローの一部を示すフローチャートである。第3実施形態の入力装置において実行される処理は、図5に示す処理フロー、或いは、図5に示す処理フローを変形した図7に示す処理フローと概ね同じであるが、上述のステップS1に代わってステップU1〜U4が行われる点が異なる。
制御部10は、検出面Sに指示体3が進入したか否かの監視を行う(ステップU1)。制御部10は、指示体3が検出面Sと略一致するように設けられるセンシング層SL2に進入すると、指示体3が検出面Sに進入したことを検出する。制御部10は、指示体3が検出面Sに進入したと判断すると(ステップU1でYes)、第1の検出部15を利用して画像Iに指示体3が進入したか否かの確認を行う(ステップU2)。制御部10は、指示体3が画像Iと略一致するように設けられるセンシング層SL1に進入すると、指示体3が画像Iに進入したことを検出する。
制御部10は、指示体3が画像Iに進入したと判断すると(ステップU2でYes)、ユーザーが、一応、奥行方向の感覚ずれを起こしていないと判断されるために、上述のステップS2に進む。ステップS2以降の処理は、第1実施形態或いは第2実施形態の場合と同様の処理となる。
一方、制御部10は、指示体3が画像Iに進入していないと判断すると、第2の検出部16を利用して、指示体3が検出面Sから退出したか否かを確認する(ステップU3)。指示体3が検出面Sから退出していないと判断される場合には(ステップU3でNo)、制御部10は、ステップS2に戻ってステップS2以降の処理を行う。指示体3が検出面Sから退出したと判断される場合には(ステップU3でYes)、制御部10は、ユーザーが奥行方向の感覚ずれを起こしていると判断して、指示体3の挿入不足を通知(エラーを報知)する(ステップU4)。当該通知は、画像Iを利用する構成でよいし、場合によっては音声を利用する構成でもよい。当該通知をした場合は、一例の入力操作に関わる処理を一旦終了し、次の入力操作を待つ(ステップU1)。
なお、以上に示した第3実施形態では、指示体3の検出面Sに対する進入と退出(画像Iに進入しない退出)が一度行われると、奥行方向の感覚ずれが生じていると判断する構成になっている。しかし、これは一例にすぎない。すなわち、指示体3の検出面Sに対する進入と退出とが所定回数以上繰り返された場合に、奥行方向の感覚ずれが生じていると判断する構成としても構わない。
以上に示した第3実施形態の構成によれば、第1実施形態或いは第2実施形態の効果に加えて、ユーザーの奥行方向の感覚ずれを抑制でき、ユーザーが入力操作を円滑に行うことが期待できる。
<その他>
以上に示した実施形態は本発明の例示であり、本発明の適用範囲は、以上に示した実施形態の構成に限定されるものではない。本発明の技術思想を超えない範囲で、以上の実施形態は適宜変更されてよいのは勿論である。
例えば、以上に示した実施形態では、入力装置1と画像表示装置2とが別々の装置として設けられる構成としたが、これに限らず、入力装置が画像表示機能を併せ持つ構成としても構わない。例えば、本発明の入力装置に、画像を投射する画像投射装置に必要な構成を組み込んで、入力操作機能と、画像表示機能とを実現してもよい。
また、場合によっては、撮像素子を利用して画像Iに対する指示体3の進退及び位置を検出するようにしても構わない。
1 入力装置
3 指示体
10 制御部(処理部)
11 光源ユニット
14 受光部
15 第1の検出部
16 第2の検出部
111 光源
112 走査ミラー
A 入力受付領域
I 画像
S 検出面

Claims (5)

  1. 空間に表示される画像に対する指示体の進退及び位置を検出可能に設けられる第1の検出部と、
    前記第1の検出部によって検出された情報に基づいて入力処理を行う処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、前記指示体の前記画像への進入位置と、前記画像に含まれる入力受付領域とのずれを検出すると、前記指示体の動きに基づいてエラーを報知するか否かを判断する、入力装置。
  2. 前記処理部は、前記ずれを検出した後に、前記指示体が前記画像に対して更に押し込む動作を行ったと判断すると、前記エラーを報知する処理を行う、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記処理部は、前記ずれを検出した後に、前記指示体が前記入力受付領域からずれた領域への進入を繰り返したと判断すると、前記エラーを報知する処理を行う、請求項1又は2に記載の入力装置。
  4. 前記処理部は、前記ずれを検出した後に、前記指示体が前記画像に対して進入した状態が所定時間以上継続したと判定すると、前記エラーを報知する処理を行う、請求項1から3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 前記画像から離れた位置に設定される検出面に対する前記指示体の進退を検出可能に設けられる第2の検出部を更に備え、
    前記処理部は、前記指示体が前記検出面に進入後、前記画像に進入することなく前記検出面から退出する動作を所定回数以上行ったと判断すると、エラーを報知する処理を行う、請求項1から4のいずれかに記載の入力装置。
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