JP2016005873A - 外表面に画像が形成された吸収性基材及びその製造方法 - Google Patents

外表面に画像が形成された吸収性基材及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016005873A
JP2016005873A JP2014127086A JP2014127086A JP2016005873A JP 2016005873 A JP2016005873 A JP 2016005873A JP 2014127086 A JP2014127086 A JP 2014127086A JP 2014127086 A JP2014127086 A JP 2014127086A JP 2016005873 A JP2016005873 A JP 2016005873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active energy
water
energy ray
base material
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014127086A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6660082B2 (ja
Inventor
井戸 久利
Hisatoshi Ido
久利 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUNISON KK
Unison Corp
Original Assignee
YUNISON KK
Unison Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUNISON KK, Unison Corp filed Critical YUNISON KK
Priority to JP2014127086A priority Critical patent/JP6660082B2/ja
Priority to KR1020150082063A priority patent/KR20150145698A/ko
Priority to CN201510337550.7A priority patent/CN105196767A/zh
Publication of JP2016005873A publication Critical patent/JP2016005873A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6660082B2 publication Critical patent/JP6660082B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)

Abstract

【課題】外表面に発色性に優れた塗膜による画像が形成された吸収性基材の製造方法を提供する。【解決手段】下記工程:(1)吸収性基材の外表面に、樹脂、水及び水溶性有機溶剤を含む水性下地剤を塗布する工程、及び(2)水性下地剤が塗布されている外表面に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物をインクジェット塗布し、画像を形成する工程、を含む、外表面に画像が形成された吸収性基材の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、外表面に画像が形成された吸収性基材の製造方法に関する。具体的には、吸収性基材の外表面における活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の塗布による画像形成の前に、水性下地剤を当該外表面に予め塗布する製造方法に関するものである。
近年、種々の建材用の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物が提案されている。例えば、特許文献1は、活性エネルギー線硬化型インクを用いて、低汚染であり、耐候性が改善された化粧コンクリートブロックを製造することを記載している。特許文献2は、粘度を調節した光硬化型インクジェットインクを用いて、高濃度かつ鮮明な画像をコンクリートブロック表面に形成することを記載している。
国際公開第2011/136172号 特開2012−148485号公報
しかしながら、従来の塗装方法は、吸収性基材へ適用した場合、画像を形成する塗膜の発色性が必ずしも十分でないという問題があった。
本発明者は、吸収性基材の塗装技術について鋭意検討したところ、吸収性基材の内部へインクが浸透することで起こる塗膜の発色性の問題を、インク塗布前に、特定の組成を有する水性下地剤を吸収性基材の外表面に予め塗布しておくことにより解決できることを見いだした。本発明は、この知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明は、下記に関するものである。
1.外表面に画像が形成された吸収性基材の製造方法であって、
(1)吸収性基材の外表面に、樹脂、水及び水溶性有機溶剤を含む水性下地剤を塗布する工程、及び
(2)水性下地剤が塗布されている外表面に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物をインクジェット塗布し、画像を形成する工程、
を含む、製造方法。

2.水性下地剤の塗布量が2.0〜50.0g/m2である、前記1に記載の製造方法。

3.工程(1)の水性下地剤の塗布を、工程(2)で活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を塗布する領域にのみ行う、前記1又は2に記載の製造方法。

4.工程(2)の塗布をウエットオンウエット法で行う、前記1乃至3のいずれかに記載の製造方法。

5.吸収性基材が建築用の吸収性基材である、前記1乃至4のいずれかに記載の製造方法。

6.吸収性基材が、コンクリート製ブロック、レンガ、木材又は天然石である、前記1乃至5のいずれかに記載の製造方法。

7.前記1乃至6のいずれかに記載の製造方法により製造される、外表面に画像が形成された吸収性基材。

8.外表面に画像が形成された吸収性基材であって、
樹脂、水及び水溶性有機溶剤を含む水性下地剤に由来する塗膜の上に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物由来の塗膜による画像が形成されていることを特徴とする、基材。

9.吸収性基材の外表面に画像を形成する方法であって、
(1)吸収性基材の外表面に、樹脂、水及び水溶性有機溶剤を含む水性下地剤を塗布する工程、及び
(2)水性下地剤が塗布されている外表面に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物をインクジェット塗布し、画像を形成する工程、
を含む、形成方法。
本発明は、後述する実施例で示されるように、画像を形成する塗膜の付着性を維持しつつ、該塗膜の発色性に優れた吸収性基材を製造することができる。
したがって、本発明は、従来品にはない付加価値を有する優れた吸収性基材、特に建築用の吸収性基材を提供する手段として有用である。
以下に、本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、下記の工程(1)及び(2):
(1)吸収性基材の外表面に、樹脂、水及び水溶性有機溶剤を含む水性下地剤を塗布する工程、及び
(2)水性下地剤が塗布されている外表面に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物をインクジェット塗布し、画像を形成する工程、
を含む、外表面に画像が形成された吸収性基材の製造方法に関するものである。
工程(1)
[吸収性基材]
本発明で用いる吸収性基材は、後述の「吸収性」の条件を満たす限り特に限定されない。吸収性基材は天然材料であってもよく、合成材料であってもよい。吸収性基材の具体例としては、
コンクリート製ブロック、レンガ、木材、天然石;
鉄、アルミニウム、銅またはこれらの合金等の金属類;
ガラス、セメント、コンクリート等の無機材料;
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂類や各種のFRP等のプラスチック材料;
紙や布等の繊維材料等が挙げられる。
これらの中では、コンクリート製ブロック、レンガ、木材又は天然石へ、本発明を好適に用いることができる。
吸収性基材のなかでも、建築用の吸収性基材に対して本発明を好適に用いることができる。
また、吸収性基材は、元々吸収性を有する基材(例えば、コンクリート製ブロックやレンガ等)であってもよく、吸収性のない基材を表面処理(例えば、吸収性のないガラス表面へ吸収性を付与するプライマーを塗布)することによって吸収性を有するものとなったものであってもよい。
「吸収性」とは、JIS A 5406 吸水率試験による水の吸収率(吸水率)が0.1%以上であることをいう。
本発明は、吸水率が0.1%以上である吸収性基材に用いることができるが、より好適には吸水率が0.1〜20%の吸収性基材、さらに好適には吸水率が5〜10%の吸収性基材に用いることができる。
吸収性基材は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
吸収性基材は一種類の材料からなるものであってもよく、複合材料からなるものであってもよい。
[水性下地剤]
水性下地剤は、後述する活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の吸収性基材への吸い込みを抑制して、塗膜の付着性を維持しつつ、該塗膜の発色性を改善するために用いられる。
水性下地剤は、樹脂と、水と、水溶性有機溶剤とを含有する。
[樹脂]
水性下地剤へ配合する樹脂の具体例としては、ビニル樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂、フェノール樹脂、ノボラック樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、メラミン、ベンゾグアナミン等のアミノ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステルポリアミド樹脂、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ニトロセルロース、硝酸セルロース、プロピオン酸セルロース、セルロースアセテートブチレート等のセルロースエステル樹脂、メチルセルロース、エチルセルロース、ベンジルセルロース、トリメチルセルロース、シアンエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、アミノエチルセルロース等のセルロースエーテル樹脂、酢酸ビニル共重合樹脂及びこれらの変性樹脂等を挙げることができる。
これらの中では、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及びアクリル樹脂が好ましく、アクリル樹脂がより好ましい。
樹脂は水溶性樹脂であることが、水性下地剤の付着性の点で好ましい。樹脂に関する水溶性とは、常温常圧下で樹脂が水に0.01質量%以上溶解することをいう。
樹脂は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
樹脂は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
樹脂(固形分)の配合量は、使用する樹脂の種類等により任意に決定できるが、例えば水性下地剤の総質量に対して0.1〜20質量%であり、好ましくは0.5〜10質量%である。0.1質量%以上であると、水性下地剤としての効果を充分に得ることができる。20質量%以下であると、水性下地剤の良好な取り扱い性を得ることができる。
[水]
水としては、水道水、イオン交換水、純水、蒸留水など、いずれも用いることができる。なかでもイオン交換水が好適である。
[水溶性有機溶剤]
水溶性有機溶剤とは、水に溶解することができる有機溶剤をいう。有機溶剤に関する水溶性とは、常温常圧下で有機溶剤が水に0.01質量%以上溶解することをいう。
水溶性有機溶剤の具体例としては、
メチルアルコール、エチルアルコール等のアルコール類;
アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
酢酸エチル、乳酸エチル等のエステル類;
エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリン等の多価アルコール類;
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等のグリコールエーテル類;
γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−カプロラクトン、ε−バレロラクトン等のラクトン化合物;
N−メチル−2−ピロリドン等を挙げることができる。
これらの中では、多価アルコール類やグリコールエーテル類が好ましく、1,3−ブタンジオール、グリセリン及びジエチレングリコールジエチルエーテルがより好ましい。
水溶性有機溶剤は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
水溶性有機溶剤は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
水溶性有機溶剤の配合量は、後述の「水性」の条件を満たす量である限り特に限定されず、使用する水溶性有機溶剤の種類等により任意に決定できるが、例えば水溶性有機溶剤の総質量に対して10〜49質量%であり、好ましくは20〜40質量%である。
[水性]
水性下地剤に関する「水性」とは、水性下地剤が水を含んでいることをいう。水性下地剤における水の含量は、水性下地剤の総質量に対して、好ましくは20〜99質量%、より好ましくは30〜90質量%である。
[任意成分]
水性下地剤には、吸収性基材に用いられる着色剤、紫外線吸収剤、硬化触媒、光安定剤、増粘剤、消泡剤、界面活性剤(表面調整剤)、湿潤剤、pH調整剤、防腐剤、防かび剤や、りん系酸化防止剤や等を任意成分として適宜配合することができる。
水性下地剤は無色であってもよいが、着色料を配合することにより有色であってもよい。着色剤としては染料や顔料等が挙げられるが、耐候性の観点から、顔料が好ましい。
着色剤の具体例としては以下のものが挙げられる。
C.I.Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、7、9、10、12、13、14、15、16、17、24、32、34、35、36、37、41、42、43、49、53、55、60、61、62、63、65、73、74、75、77、81、83、87、93、94、95、97、98、99、100、101、104、105、106、108、109、110、111、113、114、116、117、119、120、123、124、126、127、128、129、130、133、138、139、150、151、152、153、154、155、165、167、168、169、170、172、173、174、175、176、179、180、181、182、183、184、185、191、193、194、199、205、206、209、212、213、214、215、219、
C.I.Pigment Orange 1、2、3、4、5、13、15、16、17、19、20、21、24、31、34、36、38、40、43、46、48、49、51、60、61、62、64、65、66、67、68、69、71、72、73、74、81、
C.I.Pigment Red 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、14、15、16、17、18、21、22、23、31、32、38、41、48、48:1、48:2、48:3、48:4、48:5、49、52、52:1、52:2、53:1、54、57:1、58、60:1、63、64:1、68、81:1、83、88、89、95、101、104、105、108、112、114、119、122、123、136、144、146、147、149、150、164、166、168、169、170、171、172、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、187、188、190、193、194、200、202、206、207、208、209、210、211、213、214、216、220、220、221、224、226、237、238、239、242、245、247、248、251、253、254、255、256、257、258、260、262、263、264、266、268、269、270、271、272、279、
C.I.Pigment Violet 1、2、3、3:1、3:3、5:1、13、15、16、17、19、23、25、27、29、31、32、36、37、38、42、50、
C.I.Pigment Blue 1、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:5、15:6、16、17:1、24、24:1、25、26、27、28、29、36、56、60、61、62、63、75、79、80、
C.I.Pigment Green 1、4、7、8、10、15、17、26、36、50、
C.I.Pigment Brown 5、6、23、24、25、32、41、42、
C.I.Pigment Black 1、6、7、9、10、11、20、31、32、34、
C.I.Pigment White 1、2、4、5、6、7、11、12、18、19、21、22、23、26、27、28、
アルミニウムフレーク、ガラスフレーク、及び、中空粒子。
着色剤は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
着色剤は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
着色剤の配合量は、例えば水性下地剤の総質量に対して0.1〜10質量%である。
表面調整剤としては、例えばシリコーン系表面調整剤、フッ素系表面調整剤及びアクリル系表面調整剤等が挙げられる。
表面調整剤は市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
表面調整剤は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
表面調整剤の配合量は、例えば水性下地剤の総質量に対して0.05〜5質量%である。
[水性下地剤の入手手段]
水性下地剤は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
[水性下地剤の塗布]
工程(1)では、水性下地剤を吸収性基材の外表面に塗布する。
塗布方法は、水性下地剤を吸収性基材の外表面に塗布できるものである限り特に制限されない。具体例としては、スプレー、フローコーター、スピンコーター、ロールコーター、シルクスクリーン、インクジェット等の塗装機具を用いた方法や、吸収性基材を水性下地剤中に浸漬する方法等が挙げられる。これらの中では、薄く均一な塗膜形成に優れる、スプレー塗装及びインクジェット塗装が好ましい。
水性下地剤は、吸収性基材の地肌面へ直接塗布することが好ましい。
水性下地剤の塗布量は、水性下地剤の使用目的を達成できる限り特に限定されず、塗布方法や吸収性基材の用途に応じて任意に設定することができるが、例えば2.0〜50.0g/m2、好ましくは2.0〜20.0g/m2である。塗布量が2.0g/m2以上であると、活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの塗膜のより優れた発色性が得られ、50.0g/m2以下であると当該インクのより優れた付着性を得ることができる。
吸収性基材の外表面における水性下地剤を塗布する領域は、後述の工程(2)で活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物によって画像が形成される領域(以下、画像形成領域ともいう)の一部を含んでいればよい。
したがって、水性下地剤を塗布する領域は、画像が形成される外表面の全体であってもよく、外表面の一部であってもよい。
また、水性下地剤の塗布は、画像形成領域の一部であってもよく、全体であってもよいが、画像形成領域の全体であると、画像全体において水性下地剤の効果(塗膜の発色性及び付着性の改善)が得られるので好ましい。
水性下地剤の塗布を画像形成領域のみに行うと、製造コストを抑えつつ水性下地剤の使用目的を達成できるので好ましい。
水性下地剤を画像形成領域にのみ塗布する場合、塗布領域の制御性に優れるインクジェット塗装を用いることが好ましい。
工程(2)
[活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物]
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物は、吸収性基材の外表面に画像を形成するために用いられる。
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物とは、インクジェット方式により吸収性基材の外表面に塗布され、後述する活性エネルギー線の照射により硬化して画像を形成するインク組成物をいう。
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物としては、吸収性基材の外表面に画像を形成するために用いられているものを特に制限なく用いることができるが、以下に好ましい態様を説明する。
本発明の好ましい態様では、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物は、ラジカル重合性モノマー及び光重合開始剤を含む。
[ラジカル重合性モノマー]
ラジカル重合性モノマーは、官能基数が1〜2である。官能基数が1〜2であると、塗膜の硬化性及び強度のコントロールが可能になる。
官能基とは、活性エネルギー線照射により反応性を示す官能基をいう。具体例としてはアクリロイルオキシ基やメタアクリロイルオキシ基等が挙げられる。
ラジカル重合性モノマーは、分子量が1000以下であることが好ましい。
官能基数が1であるラジカル重合性モノマー(単官能モノマー)の具体例としては、ステアリルアクリレート、アクリロイルモルホリン、トリデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、N,N−ジメチルアクリルアミド、デシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート(特に、2−フェノキシエチルアクリレート)、イソデシルアクリレート、イソボルニルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、イソオクチルアクリレート、オクチルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、N−ビニルカプロラクタム、イソアミルアクリレート、2−エチルヘキシル−ジグリコールアクリレート、EO(エチレンオキシド)変性2−エチルヘキシルアクリレート、ネオペンチルグリコールアクリル酸安息香酸エステル、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルイミダゾール、テトラヒドロフルフリルアクリレート、メトキシジプロピレングリコールアクリレート、(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレート、環状トリメチロールプロパンフォルマルアクリレート、エトキシ−ジエチレングリコールアクリレート、及び2−(2’−ビニルオキシエトキシ)エチルアクリレート等が挙げられる。これらの中でも、イソボルニルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、メトキシジプロピレングリコールアクリレート、シクロヘキシルアクリレートやテトラヒドロフルフリルアクリレート等が挙げられる。
これらの中では、2−フェノキシエチルアクリレート及びイソボルニルアクリレートが好ましく、2−フェノキシエチルアクリレートがより好ましい。
単官能モノマーは一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
官能基数が2であるラジカル重合性モノマー(2官能モノマー)の具体例としては、1,10−デカンジオールジアクリレート、2−メチル−1,8−オクタンジオールジアクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、1,8−オクタンジオールジアクリレート、1,7−ヘプタンジオールジアクリレート、ポリテトラメチレングリコールジアクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、及びジプロピレングリコールジアクリレート等が挙げられる。これらの中でも、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート及びネオペンチルグリコールジアクリレート等が挙げられる。
これらの中では、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート及び1,9−ノナンジオールジアクリレートが好ましく、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートがより好ましい。
2官能モノマーは一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
ラジカル重合性モノマーは、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
ラジカル重合性モノマーは一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用(単官能モノマーと2官能モノマーとの併用を含む)してもよい。
ラジカル重合性モノマーの配合量は、配合目的を達成できる限り特に限定されず、意図する塗膜の硬化性や強度等に応じて任意に設定できるが、例えば活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の総質量に対して50〜90質量%であることが好ましい。配合量が50〜90質量%であると、より優れた塗膜の硬化性及び強度が得られる。
[光重合開始剤]
光重合開始剤は、活性エネルギー線の照射によって、上述したラジカル重合性モノマー、並びに、後述の多官能ラジカル重合性モノマー及びアクリレートオリゴマーの重合を開始させる作用を有する物質である。
光重合開始剤としては、ベンゾフェノン系化合物、アセトフェノン系化合物、チオキサントン系化合物、フォスフィンオキサイド系化合物等が挙げられるが、塗膜硬化性の観点から、照射する活性エネルギー線の波長と光重合開始剤の吸収波長とができるだけ重複するものが好ましい。
光重合開始剤の具体例としては以下のものが挙げられる。
2,2−ジメトキシー1,2−ジフェニルエタン−1−オン、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、
ベンゾフェノン、
1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、
2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)−ベンジル]−フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、
フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル、
2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、
2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン、
2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン、
ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、
ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、
2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、
1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−2−(O−ベンゾイルオキシム)]、
エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)、
2,4−ジエチルチオキサントン、
2−イソプロピルチオキサントン、及び、
2−クロロチオキサントン。
これらの中では、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイドが、インクの硬化性の観点から好ましい。
光重合開始剤は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
光重合開始剤は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
光重合開始剤の配合量は、配合目的を達成できる限り特に限定されないが、例えば活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の総質量に対して1〜25質量%であることが好ましく、1〜10質量%であることが更に好ましい。配合量が1質量%以上であると、より優れた塗膜の硬化性を得ることができる。配合量が25質量%以下であると、低温下でも析出物の発生がなく安定したインク吐出を得ることができる。
なお、光重合開始剤の開始反応を促進させるために、光増感剤等の助剤を併用してもよい。
[多官能ラジカル重合性モノマー]
塗膜の硬化性及び強度をより向上させるために、上記のラジカル重合性モノマー以外の、官能基数が3以上である多官能ラジカル重合性モノマーを活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物へ配合してもよい。
多官能ラジカル重合性モノマーは、分子量が2000未満であることが好ましい。
多官能ラジカル重合性モノマーの具体例としては、トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エトキシ化グリセリントリアクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、EO変性ジグリセリンテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
これらの中では、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びトリメチロールプロパントリアクリレートが好ましく、トリメチロールプロパントリアクリレートがより好ましい。
多官能ラジカル重合性モノマーは、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
多官能ラジカル重合性モノマーは一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
多官能ラジカル重合性モノマーの配合量は、配合目的を達成できる限り特に限定されないが、例えば活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の総質量に対して1〜20質量%であることが好ましい。配合量が1〜20質量%であると、より優れた塗膜の硬化性及び強度が得られる。
[アクリレートオリゴマー]
塗膜強度をより向上させるために、アクリレートオリゴマーを活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物へ配合してもよい。
アクリレートオリゴマーとは、アクリロイルオキシ基(CH2=CHCOO−)を一つ以上有するオリゴマーであり、アクリロイルオキシ基の数は3〜6であることが好ましい。
アクリレートオリゴマーは、分子量が2000〜20000であることが好ましい。なお、該分子量は、ポリスチレン換算の重量平均分子量である。
具体例としては、アミノアクリレートオリゴマー[アミノ基(−NH2)を複数持つアクリレートオリゴマー]、ウレタンアクリレートオリゴマー[ウレタン結合(−NHCOO−)を複数持つアクリレートオリゴマー]、エポキシアクリレートオリゴマー[エポキシ基を複数持つアクリレートオリゴマー]、シリコーンアクリレートオリゴマー[シロキサン結合(−SiO−)を複数持つアクリレートオリゴマー]、エステルアクリレートオリゴマー[エステル結合(−COO−)を複数持つアクリレートオリゴマー]及びブタジエンアクリレートオリゴマー[ブタジエン単位を複数持つアクリレートオリゴマー]等が挙げられる。
これらの中では、塗膜の耐候性や付着性の観点から、ウレタンアクリレートオリゴマーが好ましく、構造中に芳香環を持たない脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマーが更に好ましい。
アクリレートオリゴマーの更なる具体例としては、以下のものが挙げられる。
ビームセット502H、ビームセット505A−6、ビームセット550B、ビームセット575、ビームセットAQ−17(荒川化学工業社製)、
UA−306H、UA−306I、UA−510H、UF−8001G(共栄社化学社製)、
CN929、CN940、CN944B85、CN959、CN961E75、CN961H81、CN962、CN963A80、CN963B80、CN963E75、CN963E80、CN963J75、CN964、CN964A85、CN964E75、CN965、CN965A80、CN966A80、CN966B85、CN966H90、CN966J75、CN966R60、CN968、CN980、CN981、CN981A75、CN981B88、CN982A75、CN982B88、CN982E75、CN982P90、CN983、CN985B88、CN989、CN991、CN996、CN9001、CN9002、CN9004、CN9005、CN9006、CN9007、CN9008、CN9009、CN9010、CN9011、CN9014、CN9178、CN9788、CN9893(サートマー社製)、
U−4HA、U−6HA、U−6LPA、UA−1100H、UA−53H、UA−33H、U−200PA、UA−4200、UA−122P(新中村化学工業社製)、
ニューフロンティアR−1214、ニューフロンティアR−1301、ニューフロンティアR−1304、ニューフロンティアR−1306X、ニューフロンティアR−1150D(第一工業製薬社製)、
EBECRYL230、EBECRYL244、EBECRYL245、EBECRYL264、EBECRYL265、EBECRYL270、EBECRYL284、EBECRYL285、EBECRYL294、EBECRYL1290、EBECRYL4820、EBECRYL5129、EBECRYL8201、EBECRYL8402、(ダイセル・サイテック社製)、
UV−1700B、UV−7600B、UV−7605B、UV−6630B、UV−7000B、UV−7461TE、UV−3000B、UV−3310B、UV−3520TL、UV−3700B(日本合成化学社製)、及び
アートレジンUN−333、UN−1255、UN−2600、UN−2700、UN−5500、UN−5507、UN−6060P、UN−6200、UN−6300、UN−6301、UN−7600、UN−7700、UN−9000PEP、UN−9200A、UN−3320HA、UN−3320HC、UN−904(根上工業社製)
アクリレートオリゴマーは、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
アクリレートオリゴマーは一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
アクリレートオリゴマーの配合量は、配合目的を達成できる限り特に限定されないが、例えば活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の総質量に対して1〜10質量%であることが好ましい。
[光安定剤]
紫外線による塗膜の劣化を防止するために、紫外線吸収作用を有する光安定剤を活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物へ配合してもよい。
光安定剤としては、シアノアクリレート系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾエート系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ヒドロキシフェニルトリアジン系化合物、ベンジリデンカンファー系化合物、無機微粒子等が挙げられる。中でも、紫外線吸収がより短波長にあるヒドロキシフェニルトリアジン系化合物がインクの硬化性の観点から好ましい。また、硬化性の観点から、照射する活性エネルギー線の波長と光安定剤の吸収波長が出来るだけ重複しないものが好ましい。
光安定剤の具体例としては、以下のものが挙げられる。
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルフォニックアシッド、
2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−ドデシロキシベンゾフェノン−2−ヒドロキシ−4−ベンジロキシベンゾフェノン、
ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン、
2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、
2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、
2―ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノン、
2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−(ジメチルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2,2’−メチレン−ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2N−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、
メチル−3−[3−t−ブチル−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネートとポリエチレングリコールとの縮合物、
2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2,6−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、及び
ヘキサデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート。
光安定剤は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
光安定剤は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
光安定剤の配合量は、配合目的を達成できる限り特に限定されないが、例えば活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の総質量に対して0.1〜15質量%であることが好ましく、0.2〜5質量%であることが更に好ましい。配合量が0.1質量%以上であると十分な紫外線吸収効果を得られる。配合量が15質量%以下であると、充分な印刷膜硬化性が得られる。
[着色剤]
吸収性基材の用途に応じて、着色剤を活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物へ配合してもよい。
着色剤としては染料や顔料等が挙げられるが、耐候性の観点から、顔料が好ましい。
着色剤の具体例としては以下のものが挙げられる。
C.I.Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、7、9、10、12、13、14、15、16、17、24、32、34、35、36、37、41、42、43、49、53、55、60、61、62、63、65、73、74、75、77、81、83、87、93、94、95、97、98、99、100、101、104、105、106、108、109、110、111、113、114、116、117、119、120、123、124、126、127、128、129、130、133、138、139、150、151、152、153、154、155、165、167、168、169、170、172、173、174、175、176、179、180、181、182、183、184、185、191、193、194、199、205、206、209、212、213、214、215、219、
C.I.Pigment Orange 1、2、3、4、5、13、15、16、17、19、20、21、24、31、34、36、38、40、43、46、48、49、51、60、61、62、64、65、66、67、68、69、71、72、73、74、81、
C.I.Pigment Red 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、14、15、16、17、18、21、22、23、31、32、38、41、48、48:1、48:2、48:3、48:4、48:5、49、52、52:1、52:2、53:1、54、57:1、58、60:1、63、64:1、68、81:1、83、88、89、95、101、104、105、108、112、114、119、122、123、136、144、146、147、149、150、164、166、168、169、170、171、172、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、187、188、190、193、194、200、202、206、207、208、209、210、211、213、214、216、220、220、221、224、226、237、238、239、242、245、247、248、251、253、254、255、256、257、258、260、262、263、264、266、268、269、270、271、272、279、
C.I.Pigment Violet 1、2、3、3:1、3:3、5:1、13、15、16、17、19、23、25、27、29、31、32、36、37、38、42、50、
C.I.Pigment Blue 1、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:5、15:6、16、17:1、24、24:1、25、26、27、28、29、36、56、60、61、62、63、75、79、80、
C.I.Pigment Green 1、4、7、8、10、15、17、26、36、50、
C.I.Pigment Brown 5、6、23、24、25、32、41、42、
C.I.Pigment Black 1、6、7、9、10、11、20、31、32、34、
C.I.Pigment White 1、2、4、5、6、7、11、12、18、19、21、22、23、26、27、28、
アルミニウムフレーク、ガラスフレーク、及び、中空粒子。
これらの中でも、塗膜の耐候性と色再現性の観点から下記のものが好ましい。
C.I.PigmentBlack7、
C.I.PigmentBlue15:3、C.I.PigmentBlue15:4、C.I.PigmentBlue28、
C.I.PigmentRed101、C.I.PigmentRed122、
C.I.PigmentRed202、C.I.PigmentRed254、
C.I.PigmentRed282、
C.I.PigmentViolet19、
C.I.PigmentWhite7、
C.I.PigmentYellow42、C.I.PigmentYellow120、及び
C.I.PigmentYellow138、C.I.PigmentYellow139、C.I.PigmentYellow150、C.I.PigmentYellow151、C.I.PigmentYellow155、C.I.PigmentYellow213。
着色剤として顔料を用いる場合、インクの吐出安定性の観点から、インク組成物中に分散している顔料粒子は、体積平均粒子径が0.05〜0.4μmであり且つ体積最大粒子径が0.2〜1μmであることが好ましい。体積平均粒子径が0.4μm以下であり、且つ、体積最大粒子径が1μm以下であると、優れたインク吐出安定性を得ることができる。なお、体積平均粒子径及び体積最大粒子径は、動的光散乱法を用いた測定機器によって測定できる。
着色剤は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
着色剤は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
着色剤の配合量は、例えば活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の総質量に対して0.1〜10質量%である。
[顔料分散剤]
顔料(着色剤)を用いる場合、当該顔料を分散させるために、顔料分散剤を活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物へ配合してもよい。
顔料分散剤の具体例としては、以下のものが挙げられる。
ANTI−TERRA−U、ANTI−TERRA−U100、
ANTI−TERRA−204、ANTI−TERRA−205、
DISPERBYK−101、DISPERBYK−102、
DISPERBYK−103、DISPERBYK−106、
DISPERBYK−108、DISPERBYK−109、
DISPERBYK−110、DISPERBYK−111、
DISPERBYK−112、DISPERBYK−116、
DISPERBYK−130、DISPERBYK−140、
DISPERBYK−142、DISPERBYK−145、
DISPERBYK−161、DISPERBYK−162、
DISPERBYK−163、DISPERBYK−164、
DISPERBYK−166、DISPERBYK−167、
DISPERBYK−168、DISPERBYK−170、
DISPERBYK−171、DISPERBYK−174、
DISPERBYK−180、DISPERBYK−182、
DISPERBYK−183、DISPERBYK−184、
DISPERBYK−185、DISPERBYK−2000、
DISPERBYK−2001、DISPERBYK−2008、
DISPERBYK−2009、DISPERBYK−2020、
DISPERBYK−2025、DISPERBYK−2050、
DISPERBYK−2070、DISPERBYK−2096、
DISPERBYK−2150、DISPERBYK−2155、
DISPERBYK−2163、DISPERBYK−2164、
BYK−P104、BYK−P104S、BYK−P105、
BYK−9076、BYK−9077、BYK−220S、BYKJET−9150、BYKJET−9151(以上、ビックケミー・ジャパン社製)、
Solsperse3000、Solsperse5000、
Solsperse9000、Solsperse11200、
Solsperse13240、Solsperse13650、
Solsperse13940、Solsperse16000、
Solsperse17000、Solsperse18000、
Solsperse20000、Solsperse21000、
Solsperse24000SC、Solsperse24000GR、
Solsperse26000、Solsperse27000、
Solsperse28000、Solsperse32000、
Solsperse32500、Solsperse32550、
Solsperse32600、Solsperse33000、
Solsperse34750、Solsperse35100、
Solsperse35200、Solsperse36000、
Solsperse36600、Solsperse37500、
Solsperse38500、Solsperse39000、
Solsperse41000、Solsperse54000、
Solsperse55000、Solsperse56000、
Solsperse71000、Solsperse76500、
SolsperseX300(以上、ルブリゾール社製)、
ディスパロンDA−7301、ディスパロンDA−325、
ディスパロンDA−375、ディスパロンDA−234(以上、楠本化成社製)、
フローレンAF−1000、フローレンDOPA−15B、フローレンDOPA−15BHFS、フローレンDOPA−17HF、フローレンDOPA−22、フローレンDOPA−33、フローレンG−600、フローレンG−700、フローレンG−700AMP、フローレンG−700DMEA、フローレンG−820、フローレンG−900、フローレンGW−1500、フローレンKDG−2400、フローレンNC−500、フローレンWK−13E、(以上、共栄社化学社製)、
TEGO Dispers610、TEGO Dispers610S、
TEGO Dispers630、TEGO Dispers650、
TEGO Dispers652、TEGO Dispers655、
TEGO Dispers662C、TEGO Dispers670、
TEGO Dispers685、TEGO Dispers700、
TEGO Dispers710、TEGO Dispers740W、
LIPOTIN A、LIPOTIN BL、
LIPOTIN DB、LIPOTIN SB(以上、エボニック・デグサ社製)、
PB821、PB822、PN411、PA111(以上、味の素ファインテクノ社製)、
テキサホール963、テキサホール964、テキサホール987、テキサホールP60、テキサホールP61、テキサホールP63、テキサホール3250、テキサホールSF71、テキサホールUV20、テキサホールUV21(以上、コグニス社製)、及び
BorchiGenSN88、BorchiGen0451(以上、ボーシャス社製)。
顔料分散剤は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
顔料分散剤は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
顔料分散剤の配合量は、例えば活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の総質量に対して0.1〜5質量%である。
[任意成分]
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物には、吸収性基材の外表面における画像形成に用いられる表面調整剤、重合禁止剤、酸化防止剤、シランカップリング剤、可塑剤、防錆剤、溶剤、非反応性ポリマー、充填剤、pH調整剤、消泡剤、荷電制御剤、応力緩和剤、浸透剤、導光材、光輝材、磁性材、蛍光体等やこれらの組み合わせである添加剤を任意成分として適宜配合することができる。
表面調整剤としては、例えばシリコーン系表面調整剤、フッ素系表面調整剤及びアクリル系表面調整剤等が挙げられる。
表面調整剤は市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
表面調整剤は一種類を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
表面調整剤の配合量は、例えば活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の総質量に対して0.05〜5質量%である。
[活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の入手手段]
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物は、市販のものを用いてもよく、公知の方法により製造したものを用いてもよい。
例えば、インク組成物の各成分を混合して混合物を作成し、必要に応じて、使用するインクジェットプリントヘッドのノズル径の約1/10以下のポアサイズを持つフィルターを用いて、得られた混合物を濾過することによって、調製することができる。
[活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の粘度]
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の粘度は、インクジェット方式による塗布ができる粘度であるかぎり特に制限されないが、40℃における粘度が5〜15mPa・sであることが好ましく、5〜10mPa・sであることが更に好ましい。40℃におけるインク粘度が5〜15mPa・sであると、良好なインク吐出安定性が得られる。なお、インク粘度は、B型粘度計を用いて測定できる。
なお、水性下地剤を使用する本発明では、粘度が低く吸収性基材の内部への浸透が大きいためこれまでは画像形成に用いることができなかった低い粘度(例えば、40℃における粘度が15mPa・s以下、具体的には5〜10mPa・s)の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物も使用することができる。
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の粘度の調節は、配合成分の配合量(特にラジカル重合性モノマー及び光重合開始剤の配合比)を調節することにより行うことができる。
[活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の表面張力]
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物は、その25℃における表面張力が22〜36mN/mであることが好ましい。25℃におけるインク表面張力が22〜36mN/mであると、良好なインク吐出安定性が得られる。なお、インク表面張力は、プレート法により測定できる。
[活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の塗布]
工程(2)では、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を、工程(1)で水性下地剤を塗布した面にインクジェット塗布する。
インクジェット塗布は、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物をインクジェット塗布することができるインクジェットプリンタを特に制限なく用いることができる。具体例としては、荷電制御方式又はピエゾ方式によりインク組成物を噴出させるインクジェットプリンタが挙げられる。
インクジェット塗布方法は、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物のインクジェット塗布に用いられている公知の方法を特に制限なく本発明に用いることができる。
工程(2)の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の塗布は、工程(1)の水性下地剤が乾燥していない状態(ウエット状態)で行ってもよく(ウエットオンウエット法)、水性下地剤が乾燥した状態(ドライ状態)で行ってもよい(ウエットオンドライ法)。工程(2)の塗布をウエットオンウエット法で行うと、インクジェットインク塗膜の付着性がより高くなるので好ましい。
工程(2)の塗布をウエットオンドライ法で行う場合、水性下地剤の乾燥は自然乾燥であってもよく、乾燥手段を用いた強制乾燥であってもよい。
吸収性基材の外表面における活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を塗布する領域は、目的とする画像を形成する領域(画像形成領域)である。
画像は、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を塗布していない領域との対比関係で識別可能なあらゆるものを含み、具体例としては模様、文字、記号等が挙げられる。
[活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の硬化]
吸収性基材へ塗布された活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物は、活性エネルギー線を照射することにより硬化して、画像を形成する。
活性エネルギー線の照射方法は、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の硬化に用いられている公知の方法を特に制限なく本発明に用いることができる。
活性エネルギー線は、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を硬化させることができる波長を有する限り特に限定されず、当該インク組成物の組成等に応じて任意に設定することができるが、活性エネルギー線の主波長が360〜425nmであることが好ましい。
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物へ光重合開始剤を配合する場合には、活性エネルギー線の主波長は、光重合開始剤の吸収波長と重複していることが好ましい。
活性エネルギー線の照射により、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物は硬化して、画像が形成される。
「外表面に画像が形成された吸収性基材」
上述の製造方法にしたがって得られる「外表面に画像が形成された吸収性基材」では、水性下地剤に由来する塗膜の上に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物由来の塗膜による画像が形成されている。かかる構成を有する本発明の吸収性基材では、画像を形成する塗膜の付着性を維持しつつ、該塗膜の発色性が優れている。
本発明は特定の理論に拘束されるものではないが、水性下地剤中の水成分と、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物中の油成分との間の非混和性により、吸収性基材の表面上で両者の混じり合いが生じず、吸収性基材内部への活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の浸透が抑制されるため、画像を形成する塗膜の発色性が改善すると考えられる。
工程(2)の塗布をウエットオンウエット法で行うと、吸収性基材内部への活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の浸透がより抑制されるため、塗膜の発色性及び付着性が更に改善すると考えられる。
本発明の「外表面に画像が形成された吸収性基材」は、審美性が求められる建築物に好適に使用することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
[水性下地剤の調製]
表1に示す配合処方に従う混合物を得、これをディスパー撹拌して均質にして、水性下地剤を調製した。

表1
Figure 2016005873
a)水溶性アクリル樹脂(BASF)(樹脂固形分:29.5質量%)(常温常圧下における水への溶解量:0.01質量%以上)
b)シリコーン系表面調整剤(ビックケミー・ジャパン社製)
[活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の調製]
表2に示す配合処方に従う混合物を得、これをビーズミルで練合して均質にして、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を調製した。

表2
Figure 2016005873
c)顔料分散剤(ビックケミー・ジャパン社製)
d)モナーク1000(キャポット社製)
e)シリコーン系表面調整剤(信越シリコーン製)
f)2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(BASFジャパン社製)
B型粘度計により測定した、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の40℃における粘度は5.8mPa・sであった。
プレート法により測定した、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物の25℃における表面張力は23.4mN/mであった。
[外表面に画像が形成された吸収性基材の製造]
調製した水性下地剤及び活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を用いて、表3に示す製造条件により、吸収性基材の外表面に画像を形成した。

実施例1〜5及び比較例1で用いたコンクリート製ブロックはいずれも建築用のものであり、JIS A 5406 給水率試験による吸水率はいずれも6%であった。
実施例6で用いたレンガは建築用のものであり、JIS A 5406 給水率試験による吸水率は2%であった。
実施例1〜6及び比較例1における水性下地剤の塗布領域は画像形成領域のみであった。
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物のインクジェット塗布は、ピエゾ方式のインクジェットプリンタを用いて行った。
ウエットオンウエット法では、水性下地剤を塗布から20秒後に活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を塗布した。
ウエットオンドライ法では、水性下地剤を塗布後、60℃、30分間乾燥機で乾燥後、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を塗布した。
比較例1は、水性下地剤を塗布せず、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を吸収性基材の外表面へ直接塗布して画像を形成した。
実施例1〜6及び比較例1で使用した活性エネルギー線の主波長は360〜380nmであった。
[吸収性基材の外表面に形成された画像の評価]
実施例及び比較例について、画像を形成する塗膜の発色性及び付着性を評価した。結果を表3に示す。
<発色性1>
画像を形成する塗膜の反射濃度を、目視で判断し、下記の基準に従って発色性1の評価を行った。

◎:設定した画像濃度が得られた
○:ほぼ設定した画像濃度が得られ、実用上十分な発色性である
×:明らかに設定した画像濃度に到達しない品質で、実用に耐えない品質である
<発色性2>
画像を形成する塗膜の反射濃度を、反射濃度計(Macbeth RD918)を用いてOD値を測定し、下記の基準に従って発色性2の評価を行った。

◎:1.10<OD値
○:1.00≦OD値≦1.10
×:OD値<1.00
<付着性>
画像を形成する塗膜に1mm幅100マスのクロスカットを施し、セロハンテープを十分に接着させて、セロハンテープを剥がした。塗膜の付着性の評価を以下に示す基準に従って行った。

◎:カット部に剥離が確認されない。(100/100)
○:カット部に10%未満の剥離が確認できる。(91〜99/100)
×:カット部全面に剥離が確認できる。(0/100)
括弧内の数字は、分母がマスの全数(100)を示し、分子はセロハンテープを剥がしたときに基材上に残ったマスの数を示す。
表3に示されるように、実施例1〜6の製造方法で得られた塗膜は発色性及び付着性の双方に優れていた。一方、比較例1で得られた塗膜は、吸収性基材に直接活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を塗装しているため発色性が劣る結果となった。
Figure 2016005873

Claims (9)

  1. 外表面に画像が形成された吸収性基材の製造方法であって、
    (1)吸収性基材の外表面に、樹脂、水及び水溶性有機溶剤を含む水性下地剤を塗布する工程、及び
    (2)水性下地剤が塗布されている外表面に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物をインクジェット塗布し、画像を形成する工程、
    を含む、製造方法。
  2. 水性下地剤の塗布量が2.0〜50.0g/m2である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 工程(1)の水性下地剤の塗布を、工程(2)で活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物を塗布する領域にのみ行う、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 工程(2)の塗布をウエットオンウエット法で行う、請求項1乃至3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 吸収性基材が建築用の吸収性基材である、請求項1乃至4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 吸収性基材が、コンクリート製ブロック、レンガ、木材又は天然石である、請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の製造方法により製造される、外表面に画像が形成された吸収性基材。
  8. 外表面に画像が形成された吸収性基材であって、
    樹脂、水及び水溶性有機溶剤を含む水性下地剤に由来する塗膜の上に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物由来の塗膜による画像が形成されていることを特徴とする、基材。
  9. 吸収性基材の外表面に画像を形成する方法であって、
    (1)吸収性基材の外表面に、樹脂、水及び水溶性有機溶剤を含む水性下地剤を塗布する工程、及び
    (2)水性下地剤が塗布されている外表面に、活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物をインクジェット塗布し、画像を形成する工程、
    を含む、形成方法。
JP2014127086A 2014-06-20 2014-06-20 外表面に画像が形成された吸収性基材及びその製造方法 Active JP6660082B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014127086A JP6660082B2 (ja) 2014-06-20 2014-06-20 外表面に画像が形成された吸収性基材及びその製造方法
KR1020150082063A KR20150145698A (ko) 2014-06-20 2015-06-10 외표면에 화상이 형성된 흡수성 기재 및 그 제조방법
CN201510337550.7A CN105196767A (zh) 2014-06-20 2015-06-17 在外表面形成有图像的吸收性基材及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014127086A JP6660082B2 (ja) 2014-06-20 2014-06-20 外表面に画像が形成された吸収性基材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016005873A true JP2016005873A (ja) 2016-01-14
JP6660082B2 JP6660082B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=54944875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014127086A Active JP6660082B2 (ja) 2014-06-20 2014-06-20 外表面に画像が形成された吸収性基材及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6660082B2 (ja)
KR (1) KR20150145698A (ja)
CN (1) CN105196767A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109773956B (zh) * 2018-12-24 2020-11-24 湖北工业大学 无模具装饰混凝土制作方法及转印基膜

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243464A (ja) * 1988-04-14 1990-02-14 Sumitomo Durez Co Ltd 表面強化コンクリート型枠合板の製造方法
JPH11315233A (ja) * 1998-05-07 1999-11-16 Canon Inc 画像形成方法
JP2008284826A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Seiko Epson Corp 二液を用いるインクジェット記録方法及びその記録方法による記録媒体
JP2010194462A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Seiren Co Ltd 建築板の製造方法
WO2011136172A1 (ja) * 2010-04-27 2011-11-03 セーレン株式会社 化粧コンクリートブロック及び化粧コンクリートブロックの製造方法
JP2012076440A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Kuriron Kasei Kk インクジェット印刷方法
JP2012148485A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Seiren Co Ltd コンクリートブロック加飾方法および加飾コンクリートブロック
JP2013000640A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Nichiha Corp 建築板、及び建築板の製造方法
US20130065061A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-14 Nichiha Corporation Building board and building board production method
KR20130029881A (ko) * 2011-09-16 2013-03-26 니치하 가부시키가이샤 건축판, 및 건축판의 제조 방법
JP2013086354A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Seiren Co Ltd 紫外線硬化型インクジェットプリント用基材、紫外線硬化型インクジェットプリント物およびその製造方法
JP2013119585A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Hitachi Maxell Ltd エネルギー線硬化型プライマーインク

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002064689A2 (en) * 2001-02-14 2002-08-22 Ucb S.A. Waterfast ink jet inks containing a uv curable resin
US8153195B2 (en) * 2006-09-09 2012-04-10 Electronics For Imaging, Inc. Dot size controlling primer coating for radiation curable ink jet inks
WO2012110802A1 (en) * 2011-02-14 2012-08-23 Sericol Limited Ink- jet printing method
JP5817059B2 (ja) * 2011-09-06 2015-11-18 株式会社ミマキエンジニアリング Uvインクの印刷方法
CN102582246B (zh) * 2011-12-20 2014-10-29 南京林业大学 地板及家具板式部件uv数码喷印制造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243464A (ja) * 1988-04-14 1990-02-14 Sumitomo Durez Co Ltd 表面強化コンクリート型枠合板の製造方法
JPH11315233A (ja) * 1998-05-07 1999-11-16 Canon Inc 画像形成方法
JP2008284826A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Seiko Epson Corp 二液を用いるインクジェット記録方法及びその記録方法による記録媒体
JP2010194462A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Seiren Co Ltd 建築板の製造方法
WO2011136172A1 (ja) * 2010-04-27 2011-11-03 セーレン株式会社 化粧コンクリートブロック及び化粧コンクリートブロックの製造方法
JP2012076440A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Kuriron Kasei Kk インクジェット印刷方法
JP2012148485A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Seiren Co Ltd コンクリートブロック加飾方法および加飾コンクリートブロック
JP2013000640A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Nichiha Corp 建築板、及び建築板の製造方法
US20130065061A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-14 Nichiha Corporation Building board and building board production method
KR20130029881A (ko) * 2011-09-16 2013-03-26 니치하 가부시키가이샤 건축판, 및 건축판의 제조 방법
JP2013086354A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Seiren Co Ltd 紫外線硬化型インクジェットプリント用基材、紫外線硬化型インクジェットプリント物およびその製造方法
JP2013119585A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Hitachi Maxell Ltd エネルギー線硬化型プライマーインク

Also Published As

Publication number Publication date
CN105196767A (zh) 2015-12-30
KR20150145698A (ko) 2015-12-30
JP6660082B2 (ja) 2020-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6058058B2 (ja) インクセット、並びに印刷物及びその製造方法
JP6417235B2 (ja) 活性エネルギー線硬化形インクジェットインク組成物
JP6115966B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物、並びに印刷物及びその製造方法
JP6628760B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物
JP2012214603A (ja) 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物
WO2019176794A1 (ja) 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物及び印刷方法
WO2019111895A1 (ja) インクセット、インクセットを使用して形成された積層体、インクセットを使用して像を形成する像形成方法及び積層体の製造方法
JP6124353B2 (ja) 印刷方法及び印刷物
JP5798604B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物
JP6190514B1 (ja) 印刷物の製造方法
JP6660082B2 (ja) 外表面に画像が形成された吸収性基材及びその製造方法
JP6294519B2 (ja) 印刷方法及び印刷物
JP6047211B1 (ja) 印刷物の製造方法
JP6305455B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物、並びに印刷物及びその製造方法
JP6627782B2 (ja) インクセットおよび画像形成方法
JP7332281B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型インクジェットインクセットおよび活性エネルギー線硬化型インクジェットインクセットによる印刷物の製造方法
JP6967624B2 (ja) 印刷物及びその製造方法
JP7356533B1 (ja) インクセット
JP6890170B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物
JP6971532B2 (ja) 光硬化型インク組成物
EP3816244B1 (en) Injet ink, hiding layer coating agent, recording sheet and method for manufacturing the same, recorded product and method for manufacturing the same, and image recording ink
JP6971531B2 (ja) 光硬化型インク組成物
JP2024049935A (ja) インク組成物
JP2023051459A (ja) 印刷物の形成方法
JP2023024109A (ja) 印刷物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180207

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190926

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6660082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250