JP2016005407A - 電力制御装置および電力制御方法 - Google Patents

電力制御装置および電力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電池の放電を行なうことなく、契約電力を低く抑えるための電力制御を行なうことができる電力制御装置および電力制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】整流器100において、出力電圧調整部103が、復電時における出力電力があらかじめ定めた上限以下となるように定められた設定電圧を、交流/直流変換部101cに設定することで、復電時における消費電力を抑えることができ、その結果、契約電力を抑えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力制御を行なう電力制御装置および電力制御方法に関する。
通信設備の電源システムは、下記特許文献1に示される通り、停電用に蓄電池を備えている。すなわち、停電により商用電源からの電力供給が途絶えた場合、停電用の蓄電池を放電することにより、通信設備に対して電力を供給することができる。
特開2013−143867号公報
ところで、一般的に、電気料金は基本料金と電力量料金とからなり、このうち基本料金は契約電力に応じて定まる料金である。よって、瞬間的に最も電力を必要とするピーク時の消費電力を抑制すると、契約電力を低く抑えることができ、その結果、基本料金を低く抑えることができる。ここで、ピーク時の消費電力を抑制する方法として、電力の消費ピーク時に蓄電池を放電することで、商用電源が供給する電力のピークカットに利用することが有効であると考えられている。
しかしながら、蓄電池の放電をピークカットに利用できない状態がある。無線基地局においては、一般的に空調機等の設備を備えており、停電により空調機の機能が停止すると、収容函内の温度が上がることがある。したがって、復電時においては、空調機が動作することになり、その消費電力が顕著に大きくなるという問題がある。
一方で、停電時においては、蓄電池は完全に放電してしまうことがあり、復電時においては充電のための充電電流が必要となる。よって、このような状態では蓄電池を消費電力のピークカットに利用できない、という問題がある。
図4(a)および(b)に、整流器の電圧と、蓄電池に対する充電電力との関係を示す。図4(a)に示される通り、整流器の設定電圧を一定にすると、図4(b)に示した通り、復電時直後においては、その充電電力は突出した状態となる。したがって、これを考慮して契約電力を大きくしておく必要がある。
そこで、上記課題を解決するために、蓄電池の放電を行なうことなく、契約電力を低く抑えるための電力制御を行なうことができる電力制御装置および電力制御方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の電力制御装置は、商用電源から供給される電力を、負荷および蓄電池に対して供給する出力手段と、復電時における前記出力手段からの出力電流があらかじめ定めた上限以下となるように定められた設定電圧を、前記出力手段に設定する調整手段と、を備える。
また、本発明の電力制御において、商用電源から供給される電力を、負荷および蓄電池に対して供給する出力手段を備える電力制御装置の電力制御方法において、 復電時における前記出力手段からの出力電流があらかじめ定めた上限以下となるように定められた設定電圧を、前記出力手段に設定する調整ステップと、を備える。
この発明によれば、復電時における出力電力があらかじめ定めた上限以下となるように定められた設定電圧に設定することで、蓄電池の充放電制御装置などの新たなハードウェアの追加を必要とすることなく、電圧制御によって復電時における消費電力を抑えることができ、その結果、契約電力を抑えることができる。
また、本発明の電力制御装置において、前記調整手段は、復電時において、出力手段からの出力電流が所定の閾値より小さい場合に、前記設定電圧を所定値上昇させる。
この発明によれば、出力電流が所定の閾値より小さい場合に、設定電圧を所定値上昇させることで、段階的に設定電圧を上昇させることができ、契約電力内において安定して電力供給を行なうことができる。
また、本発明の電力制御装置において、前記調整手段は、復電時において、前記設定電圧をあらかじめ定められた最小値に設定しておき、前記出力手段の出力電流に基づいて、前記設定電圧を規定値まで上昇させるように設定する。
この発明によれば、復電時において、設定電圧を最小値に設定しておき、出力電流に基づいて設定電圧を規定値まで上昇させるように設定することで、復電時直後には大電流を流すことがなくなり、消費電力のピークを抑えることができ、契約電力を抑えることができる。また、契約電力内において、電力供給を安定して行うことができる。
また、本発明の電力制御装置は、停電時における、蓄電池から出力される観測電流および観測電圧を検出する検出手段と、前記調整手段は、停電時において、前記検出手段により検出された観測電流および観測電圧に基づいて前記出力手段の設定電圧を調整する。
この発明によれば、停電時において検出される観測電流および観測電圧に基づいて、当該装置における設定電圧を調整することで、いつ復電となっても、大電流が流れることがない。よって、消費電力を契約電力内に抑えることができる。
また、本発明の電力制御装置において、前記調整手段は、前記観測電流および観測電圧に加えて、さらに前記電力制御装置の配線抵抗および前記蓄電池の内部抵抗に基づいて、前記設定電圧を調整する。
この発明によれば、出力電流に加えて、さらに装置内の配線抵抗および蓄電池の内部抵抗に基づいて、設定電圧を調整することで、いつ復電となっても、大電流が流れることがない。よって、消費電力を契約電力内に抑えることができる。この発明においては、制御間隔に比べて、電池電圧が急激に変化しないときに、簡単な制御で電力制御を行なうことができ、特に有効である。
また、本発明の電力制御装置は、前記蓄電池の電池容量に応じた設定電圧を記憶する記憶手段と、停電時における、前記蓄電池の電池容量を測定する測定手段と、を備え、前記調整手段は、停電時において、前記測定手段により測定された電池容量に対応する設定電圧を前記記憶手段から読み出して、前記出力手段に設定する。
この発明によれば、測定された蓄電池の電池容量に対応する設定電圧を読み出して、出力電圧として設定することで、いつ復電となっても、大電流が流れることがない。よって、消費電力を契約電力内に抑えることができる。この発明においては、蓄電池の劣化が顕著でない時、すなわち、満充電容量が変わっていない場合に、簡単な制御で電力制御を行なうことができ、効果的である。
また、本発明の電力制御装置は、停電時における、前記蓄電池から出力される観測電流を検出する検出手段と、あらかじめ定められた状態推定法に基づいて、前記検出手段により検出された観測電流から前記設定電圧を推定する状態推定手段と、を備え、前記調整手段は、停電時において、前記状態推定手段により推定された設定電圧を前記出力手段に設定する。
この発明によれば、あらかじめ定められた状態推定法に基づいて、出力電流から設定電圧を推定し、推定された設定電圧を出力電圧として設定することで、いつ復電となっても、大電流が流れることがない。よって、消費電力を契約電力内に抑えることができる。この発明においては、制御間隔に比べて、電池電圧が急激に変化するときに、簡単な制御で電力制御を行なうことができ、特に有効である。
本発明によれば、蓄電池の充放電制御装置などの新たなハードウェアの追加を必要とすることなく、電圧制御によって復電時における消費電力を抑えることができ、その結果、契約電力を抑えることができる。
本発明により、蓄電池の充放電制御装置がなくても、瞬間的に最も電力を必要とする復電時の電力を抑制でき、電気料金を削減することが可能となる。
本実施形態における電力制御システム10のシステム構成を示すシステム図である。 整流器100の機能構成を示すブロック図である。 整流器100の動作を示すフローチャートである。 充電電力と整流器100の設定電圧との関係を示したグラフである。 、整流器100の理想的な電圧の遷移を示す説明図である。 停電時における観測電圧、蓄電池電圧および設定電圧との関係を示す説明図である。 第2実施形態の整流器100aの機能構成を示すブロック図である。 整流器100aの動作を示すフローチャートである。 整流器100bの機能構成を示すブロック図である。 データ記憶部に記憶されているデータベースの具体例を示す説明図である。 整流器100bの動作を示すフローチャートである。 状態予測法を用いて観測電圧から蓄電池電圧および設定電圧を導出することを示す説明図である。 整流器100cの機能構成を示すブロック図である。 整流器100cの動作を示すフローチャートである。
添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態における電力制御システム10のシステム構成を示すシステム図である。図1に示される通り、電力制御システム10は、整流器100、蓄電池200、および通信装置300から構成されている。この電力制御システム10は、本実施形態においては、携帯電話と通信するための無線通信局に備えられているものであるが、これは一例であって、無線通信局に限定するものではない。
整流器100は、商用電源である商用電力400からの交流電流を直流電流に変換する装置である。この整流器100は、復電時において、出力される電圧(出力電圧)を、通信装置300が許容する範囲で最小とする値に設定しておくことで、消費電力をあらかじめ定めた上限値以下に制御する電力制御装置としての機能を有する。無線通信基地局の電源システムの場合、通信装置300が供給をうける電力の直流電圧は41V〜57Vの範囲になっているため、この範囲で電圧を可変に設定できるように構成されている。
そして、蓄電池200の電池電圧に対して、外部印加電圧が高いほど、充電電流は大きくなる。よって、整流器100は、蓄電池200に対する充電電流を大きくしたいときは整流器100の設定電圧を上げ、充電電流を小さくしたいときは蓄電池200の電池電圧を下回らない範囲で、整流器100の設定電圧を下げるように動作する。
蓄電池200は、整流器100において変換された直流電流により充電がなされ、また停電時には放電することにより整流器100を介して通信装置300に対して電力供給をする部分である。
通信装置300は、携帯電話との間で無線通信を行なう部分である。通常は、通信装置300は、商用電力400から供給される電力によって動作するが、停電時においては、蓄電池200により電力供給を受けることにより、動作することができる。本実施形態では、商用電力400および蓄電池200から電力供給を受ける負荷としての位置付けである。
つぎに、このような電力制御システム10における整流器100の構成について説明する。図2は、整流器100の機能構成を示すブロック図である。図2に示される通り、整流器100は、交流/直流変換部101(出力手段)、出力電流検出部102、および出力電圧調整部103(調整手段)を含んで構成されている。以下、構成要素について説明する。
交流/直流変換部101は、商用電力400から出力される交流電流を直流電流に変換する部分である。この交流/直流変換部101は、停電時(商用電力400からの電流が0)または復電時(商用電力400からの電流が0を超えた値になった)に、通信装置300が許容する範囲で最小となるように、整流器100の出力電圧を設定することができ、その後、出力電圧調整部103による制御によって、電圧を可変に設定することにより供給する電力を制御することができる。
出力電流検出部102は、交流/直流変換部101から出力された電流を検出する部分である。
出力電圧調整部103は、出力電流検出部102において検出された出力電流に基づいて、交流/直流変換部101の設定電圧を設定する部分である。例えば、出力電流検出部102において、復電直後の交流/直流変換部101から出力された電流があらかじめ定めた閾値以下であると判断される場合には、交流/直流変換部101における設定電圧を微小量上げるよう設定を行ない、閾値よりも大きいと判断する場合には、設定電圧を変更しないよう設定制御を行なう。そして、設定電圧が規定値(上限値)に達するまで、設定電圧の更新制御を行なう。
このとき、閾値となる電流値は、満充電状態が要求される時間と蓄電池200の電池容量とから決まり、復電時のピーク抑制の観点から満充電状態が要求される時間と閾値となる電流値の積が蓄電池の容量となるように設定するのが望ましい。整流器100の出力電圧が浮動充電電圧などの制約による規定値(上限値)に達したとき、本制御は終了する。
例えば、復電時の整流器100の設定電圧を41.0Vとすると、充電されるにつれ蓄電池200の電池電圧は上昇するので、充電電流は減少していく。そして充電電流が閾値よりも小さくなったとき、設定電圧を41.1Vに変更することで、充電電流は増加する。その後は、充電されるにつれ、充電電流は減少し、設定電圧を大きくするという動作を、整流器100の設定電圧が規定値に達するまで繰り返す。
このように構成された整流器100の動作について説明する。図3は、整流器100の動作を示すフローチャートである。図3に示される通り、交流/直流変換部101において電流が流れて復電したと判断されると(S101)、その交流/直流変換部101の設定電圧が最小値に設定される(S102)。そして、整流器100の出力電流が閾値以下であるか否かが、出力電流検出部102により検出される(S103)。ここで、閾値以下であると判断されると(S103)、出力電圧調整部103により、整流器100の設定電圧が微小量上げるよう制御がなされる(S104)。そして、整流器100の設定電圧が規定値(上限)に達するまで、S103〜S104の処理が繰り返し行われる。一方、S103において、出力電流が閾値を超えたと判断されると、整流器100の出力電流が閾値以下になるまで待機する(S106)。そして、出力電流が閾値以下になると、整流器100の設定電圧をあげるため、設定電圧の制御がなされる(S104)。
このような制御を行なうことにより、復電時における整流器100からの充電電力は、抑制されることになる。その充電電力と、電圧との関係を示したグラフを図4(c)および図4(d)に示す。図4(c)は、整流器100の設定電圧と出力された充電電力との関係を示した図である。図4(c)においては、縦軸に整流器100における設定電圧、横軸に復電時からの時間経過を規定しており、出力電流に応じて、時間経過とともに設定電圧を上げるように制御している。図4(d)においては、縦軸に充電電力、横軸に復電時からの時間経過を規定しており、時間経過に関わらず充電電力(出力電流に相当)は、一定であることを示している。以上のことから、整流器100において設定電圧を制御することによって、整流器100からの充電電力は一定となり、その契約電力以下に抑えることが可能となる。
上記実施形態は整流器100の設定電圧の制御に関して述べたものであったが、無線基地局が蓄電池200の充放電制御装置を備える場合には、復電時に充放電制御装置が定める充電量を上述閾値となる電流値に設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態は整流器100の内部に出力電流検出部102、および出力電圧調整部103を備えるものであったが、これは整流器100の外に設置しても良い。
また、上記実施形態は、無線基地局において復電時に瞬間的に最も電力を必要とすることから、蓄電池200の充電電流を制御することでピーク電力を抑制し、電気料金を削減するというものであったが、これは無線基地局に限定しなくてもよい。
つぎに、本実施形態の整流器100の作用効果について説明する。この整流器100において、出力電圧調整部103が、復電時における出力電流があらかじめ定めた上限以下となるように定められた設定電圧に、交流/直流変換部101cの設定電圧を設定することで、蓄電池の充放電制御装置などの新たなハードウェアの追加を必要とすることなく、電圧制御によって、復電時における消費電力を抑えることができ、その結果、契約電力を抑えることができる。さらに、電圧制御といったソフトウエアによる制御であるため、そのようなソフトウエアを追加するだけで、新たなハードウェアを必要とせず、また蓄電池の種類によってそれぞれ開発が必要なものでもないため、コストを低く抑えることができる。
また、復電時において、出力電圧調整部103が、交流/直流変換部101における出力電圧を最小値に設定しておき、交流/直流変換部101からの出力電流に基づいて、その交流/直流変換部101の設定電圧を規定値まで上昇させるように設定することで、復電時直後には大電流を流すことがなくなり、消費電力のピークを抑えることができ、契約電力を抑えることができる。また、契約電力内において、電力供給を安定して行うことができる。
また、整流器100において、出力電流が所定の閾値より小さい場合に、交流/直流変換部101の設定電圧を所定値上昇させることで、段階的に出力電圧を上昇させることができ、契約電力内において安定して電力供給を行なうことができる。
[第2実施形態]
つぎに、第2実施形態について説明する。第1実施形態については、復電時に、あらかじめ定めた最小電圧を整流器100aに設定するものであるが、復電はいつ起きるかわからないため、停電時に整流器100a内において設定電圧を変更しておくことが必要である。図5は、整流器100の理想的な電圧の遷移を示す説明図である。図5に示すように、停電時においては、徐々に整流器100aの設定電圧および蓄電池の電圧を下げるよう制御し、復電時においては、徐々に上げるように制御することで、蓄電池200に対して流すべき充電電流が流れるように出力電圧が設定されることになる。理想的には一定電力が流れるように設定される。
図6に、本実施形態における停電時における整流器100aの出力電圧の設定方法について説明する。図7に示される通り、この整流器100aは、交流/直流変換部101a(出力手段)、出力電流・電圧検出部102a、出力電圧調整部103a(調整手段)、観測電流・電圧検出部104a(検出手段)を含んで構成されている。なお、この整流器100aが組み込まれる電力制御システム10は、図1に示されるシステム構成と同じである。また、この第2実施形態においては、整流器100aにおいて設定される電圧を設定電圧と称し、実際に出力されている電流の電圧を出力電圧と称する。
図6において、観測電圧V1は、停電時において蓄電池200から整流器100a内を通って流れる電流の電圧であり、観測電流・電圧検出部104aにより計測可能な値である。蓄電池電圧V2は、観測電圧V1に基づいて計算される、蓄電池200内における電圧である。また、設定電圧V3は、整流器100aにおいて設定される電圧であり、この設定電圧V3に従って電流は出力される。この設定電圧V3は、出力電力に基づいて計算される電圧である。なお、図6においては、停電からの経過時間txを復電時点としている。以下、その具体的な計算式を示す。

蓄電池電圧V2=観測電圧V1+ΔV
設定電圧V3=観測電圧V1+ΔV+ΔV’
ΔV=整流器100aの観測電流I×(配線抵抗R1+蓄電池の内部抵抗R2)
ΔV’=√(流すべき一定電力P×(配線抵抗+蓄電池の内部抵抗))
なお、流すべき一定電力Pは契約電力に基づいて定まる値であることから、ΔV’は、固定値となり、あらかじめ定めた値としてもよい。また、配線抵抗R1は、交流/直流変換部101aと通信装置300との間の配線の抵抗であり、蓄電池200の内部抵抗R2は、蓄電池200と整流器100aとの間の配線の抵抗である。
図6に示されるように、整流器100aにおける観測電圧V1に基づいて設定電圧V3を設定することにより、復電時における電力がピークを超えることなく、一定電力が消費されることができる。以下、そのための整流器100aの機能構成について説明する。
図7は、第2実施形態の整流器100aの機能構成を示すブロック図である。この整流器100aは、交流/直流変換部101a、出力電流・電圧検出部102a、出力電圧調整部103a、および観測電流・電圧検出部104aを含んで構成されている。
交流/直流変換部101aは、商用電力400から出力される交流電流を直流電流に変換する部分である。本実施形態においては、停電時において、観測電流・電圧検出部104aにより検出される観測電流Iおよび観測電圧V1に基づいて設定電圧V3が算出され、その設定電圧V3が交流/直流変換部101aに設定され、設定電圧V3で定められた電圧で電流が出力される。
復電時においては、第1実施形態と同様に、交流/直流変換部101aは、出力電圧調整部103aによる制御によって、電圧を可変に設定することにより出力する電流(電力)を制御することができる。
出力電流・電圧検出部102aは、交流/直流変換部101aから出力される出力電流および出力電圧を検出する部分である。交流/直流変換部101aから蓄電池200に対する出力電流を検出する必要があることから、その検出地点は、交流/直流変換部101aと蓄電池200とを結ぶ配線上とする必要がある。
出力電圧調整部103aは、観測電流・電圧検出部104aにより検出された観測電流および観測電圧に基づいて、ΔVおよびΔV’を計算することで、設定電圧V3を計算し、設定電圧V3を交流/直流変換部101aの出力電圧として設定する部分である。
さらに、出力電圧調整部103aは、出力電流/電圧検出部102aにおいて、復電直後の交流/直流変換部101aから出力された電流があらかじめ定めた閾値以下であると判断される場合には、交流/直流変換部101aにおける設定電圧を微小量上げるよう設定を行ない、閾値よりも大きいと判断する場合には、設定電圧を変更しないよう設定制御を行なう。そして、設定電圧が上限値に達するまで、その設定電圧の更新制御を行なう。
観測電流・電圧検出部104aは、停電時において蓄電池200が放電した出力電流および出力電圧を観測電流および観測電圧として検出する部分である。蓄電池の放電した出力電流および出力電圧を検出するため、その検出地点は、図7に示される通り、通信装置300と蓄電池200との結ぶ配線上とする。
つぎに、この整流器100aの動作について説明する。図8は、本実施形態の整流器100aの動作を示すフローチャートである。この整流器100aにおいて、交流/直流変換部101aにより、商用電力400からの電力供給が途絶え、電流が流れていないと判断されると、停電した判断される(S201)。そして、停電した後、蓄電池200から電流が流れ、観測電流・電圧検出部104aにより、観測電流および観測電圧が検出される(S202)。
出力電圧調整部103aにおいて、観測電流・電圧検出部104aにより検出された観測電流Iおよび観測電圧V1に基づいてΔVが計算され、蓄電池電圧V2が計算される(S203)。そして、蓄電池電圧V2に基づいて整流器100aに設定されるべき設定電圧V3が計算され(S204)、その設定電圧V3が整流器100aに出力電圧として設定される(S205)。これらS202からS205の処理が復電するまで(S206:NO)、継続してまたは所定周期をもってして行われる。そして、復電すると、図3に示される処理が実行され、消費電力のピークを抑えた電力制御を可能にする。
このように停電時において、整流器100aにおける設定電圧V3を、停電時からの時間経過に伴って低くするように制御することにより、復電時において出力電力が契約電力を超えることなく、整流器100aからの出力電力を一定となるように抑えることができる。
つぎに、第2実施形態の整流器100aの作用効果について説明する。この整流器100aによれば、観測電流・電圧検出部104aは、停電時において蓄電池200から出力される出力電流および出力電圧を観測電流および観測電圧として検出する。そして、出力電圧調整部103aは、この観測電流および観測電圧に基づいて蓄電池200の電池電圧を算出し、さらに電池電圧に基づいて交流/直流変換部101の設定電圧を求めて、設定することができる。これにより、いつ復電となっても、大電流が流れることがなくなり、よって、消費電力を契約電力内に抑えることができる。
また、この整流器100aにおいて、交流/直流変換部101の出力電流に加えて、さらに整流器100aの配線抵抗および蓄電池200の内部抵抗に基づいて、蓄電池200の電池電圧を求めることで、交流/直流変換部101の設定電圧を調整することができ、いつ復電となっても、大電流が流れることがない。よって、消費電力を契約電力内に抑えることができる。特に、この整流器100aにおいては、制御間隔に比べて、電池電圧が急激に変化しないときに、簡単な制御で電力制御を行なうことができ、有効である。
[第3実施形態]
つぎに、第3実施形態について説明する。この第3実施形態においては、あらかじめ定めたデータベースを用いて、蓄電池200の電池容量に応じて、停電時における整流器100bを設定電圧V3に設定しておき、いつ復電が起きても、その出力される電流に基づいた消費電力が一定電力となるように制御することを特徴とする。
一般的に、蓄電池200のSOC(電池容量)と蓄電池電圧とは静的な非線形関係が成り立つものである。本実施形態においては、この非線形な関係を利用して、データベースにあらかじめSOCと、適切な設定電圧とを対応付けておき、SOCに応じた設定電圧を設定することができる。これは、蓄電池200の劣化(満充電容量が変わる)が顕著でない時に効果的である。以下、その具体的な構成および動作について説明する。
図9は、第3実施形態における整流器100bの機能構成を示すブロック図である。なお、この整流器100bが組み込まれる電力制御システム10は、図1に示されるシステム構成と同じである。図9に示される通り、整流器100bは、交流/直流変換部101b(出力手段)、出力電流・電圧検出部102b、出力電圧調整部103b(調整手段)、放電電流検出部104b、放電量算出部105b(測定手段)およびデータ記憶部106b(記憶手段)を含んで構成されている。
交流/直流変換部101aは、商用電力400から出力される交流電流を直流電流に変換する部分である。さらに、本実施形態においては、停電時において、蓄電池200の電池容量およびあらかじめ定められたデータベースに基づいて定められた設定電圧V3が設定され、復電時においてこの設定電圧V3で電流の出力を行なう。
出力電流・電圧検出部102bは、交流/直流変換部101bから出力される出力電流および出力電圧を検出する部分である。さらに、出力電流・電圧検出部102bは、停電時において、蓄電池200の放電量を検出するとともに、その累積値を計算する部分である。
出力電圧調整部103bは、放電量算出部105bにより算出された蓄電池200の放電量の累積値から算出された電池容量(SOC)に基づいて、データ記憶部1056から設定電圧V3を読み出し、これを交流/直流変換部101bに設定する。
さらに、第1実施形態と同様に、出力電圧調整部103bは、出力電流・電圧検出部102bにおいて、復電直後の交流/直流変換部101bから出力された電流が、あらかじめ定めた閾値以下であると判断される場合には、交流/直流変換部101bにおける設定電圧を微小量上げるよう設定を行ない、閾値よりも大きいと判断する場合には、設定電圧を変更しないよう設定制御を行なう。そして、設定電圧が上限値に達するまで、設定電圧の更新制御を行なう。
放電電流検出部104bは、蓄電池200が放電したことにより出力した放電電流を検出する部分である。この検出地点は、通信装置300と蓄電池200とを結んだ配線上とする。
放電量算出部105bは、放電電流検出部104bにより検出された蓄電池200からの放電電流の累積値から電池容量を算出する部分である。
データ記憶部106bは、電池容量と設定電圧V3とを対応付けて記憶する部分である。図10は、その具体例を示す説明図である。図10に示される通り、このデータ記憶部106bは、電池容量として100%、90%・・・などに対応付けて、交流/直流変換部101bに設定される設定電圧V3を記憶している。なお、図10は例示であり、このように10%おきに設定電圧を対応付けることに限定するものではなく、より細かく設定電圧V3を対応付けておいてもよい。
つぎに、このように構成された整流器100bの動作について説明する。図11は、本実施形態の整流器100bの動作を示すフローチャートである。図11に示される通り、交流/直流変換部101bにより、停電発生と判断されると(S301)、放電電流検出部104bにより、蓄電池200の放電量が検出され(S302)、放電量算出部105bにより、その累積値が算出される(S303)。そして、放電量算出部105bにより、放電量の累積値から蓄電池200の電池容量が算出される(S304)。
つぎに、出力電圧調整部103bにより、放電量算出部105bにより算出された電池容量に応じた設定電圧V3がデータ記憶部106bから読み出され(S306)、交流/直流変換部101bに設定される(S306)。これが復電されるまで(S307)、繰り返し処理され、交流/直流変換部101bの設定電圧が更新される。そして、復電すると、図3に示される処理が実行され、消費電力のピークを抑えた電力制御を可能にする。
つぎに第3実施形態の整流器100bの作用効果について説明する。この整流器100bにおいて、放電電流検出部104bが蓄電池200の放電電流を検出し、放電量算出部105bは、その放電電流の累積値を計算して、電池容量を算出する。そして、出力電圧調整部103bは、蓄電池200の電池容量に対応する設定電圧を、データ記憶部106bから読み出して、交流/直流変換部101bに設定することで、いつ復電となっても、大電流が流れることがない。よって、消費電力を契約電力内に抑えることができる。この実施形態においては、蓄電池200の劣化が顕著でない時、すなわち、満充電容量が変わっていない場合に、簡単な制御で電力制御を行なうことができ、効果的である。
[第4実施形態]
つぎに、第4実施形態について説明する。この第4実施形態においては、カルマンフィルタやベイズ推定などの状態推定法を用いて、蓄電池200の電池電圧を予測し、予測した電池電圧に基づいて整流器100に設定すべき設定電圧V3を導出することを特徴とする。
図12を用いて、状態推定法を用いた設定電圧V3の推定について説明する。図12において、時間t1における蓄電池電圧V2は、その前の時間t0に検出された観測電圧V1および観測電流と状態推定法とを用いて推定される。そして、整流器100cに設定される設定電圧V3は、第2実施形態において説明したΔV’を加算することで算出される。なお、時間txは、復電した時点を示す。
ここで状態推定法としてカルマンフィルタを用いた方法について説明する。クーロンカウント法による蓄電池200の電池容量SOC(State Of Charge)の計算をサンプリング周期Tで離散化すると、以下の式(1)で表すことができる。なお、FCCは、蓄電池200の満充電容量を示す。
Figure 2016005407
そして、推定すべき状態をx(k)=SOC(k) とし、V(k)、w(k) を互いに独立なシステム雑音と観測雑音とすると、スカラ非線形状態方程式は、以下の式(2)および(3)の通りに表すことができる。ここでu(k)は、観測電流であり、y(k)は、観測電圧であるとする。
Figure 2016005407
ここで、Rを抵抗(配線抵抗+内部抵抗)とし、蓄電池200の電圧(開回路電圧)OCV(Open CircuitVoltage)がSOCとの間で式(6)に記すような静的な非線形関係が成り立つことを用いると、各パラメータは以下で表すことができる。
Figure 2016005407
線形近似の為、ヤコビアンは、以下の式(7)の通りとなる。
Figure 2016005407
このようなことを前提に、拡張カルマンフィルタに適用すると、次のアルゴリズムで事前推定値を推定することができる。
Figure 2016005407
ここでは、式(8)を用いて、事前推定値
Figure 2016005407

を導出している。式(9)から式(10)は、式(8)を求めるための式となる。そして、ここでは、事前推定値とは、電池容量SOCであることから、式(6)示す関数から 電池電圧OCVを導きだすことができる。そして、この電池電圧OCVに、例えば第1実施形態で示したΔV’を加えると、整流器100に設定する予測すべき設定電圧V3を算出することができる。
なお、本実施形態では、カルマンフィルタを用いた状態予測法について説明したが、状態予測法は、公知の技術であり、そのほかベイズ予測法などを適用することができる。
つぎに、上述説明した状態推定法を実行することができる整流器100cの機能構成について説明する。図13は、本実施形態の整流器100cの機能構成を示すブロック図である。この整流器100cは、交流/直流変換部101c(出力手段)、出力電流・電圧検出部102c、出力電圧調整部103c(調整手段)、観測電流・電圧検出部104c(検出手段)および状態推定部106c(状態推定手段)を含んで構成されている。
交流/直流変換部101cは、商用電力400から出力される交流電流を直流電流に変換する部分である。本実施形態においては、停電時において、出力電流・電圧検出部102cにより検出される観測電流u(k)に基づいて、設定電圧V3が推定され、交流/直流変換部101cに設定される。
復電時においては、第1実施形態と同様に、交流/直流変換部101cは、出力電圧調整部103cによる制御によって、電圧を可変に設定することにより出力する電流(電力)を制御することができる。
出力電流・電圧検出部102cは、交流/直流変換部101cから出力される出力電流を検出する部分である。
出力電圧調整部103cは、状態推定部106cにより推定された設定電圧V3を、交流/直流変換部101に出力電圧として設定する部分である。
さらに、第1実施形態と同様に、出力電圧調整部103cは、出力電流・電圧検出部102cにおいて、復電直後の交流/直流変換部101cから出力された電流が、あらかじめ定めた閾値以下であると判断される場合には、交流/直流変換部101cにおける設定電圧を微小量上げるよう設定を行ない、閾値よりも大きいと判断する場合には、設定電圧を変更しないよう設定制御を行なう。そして、設定電圧が上限値に達するまで、設定電圧の更新制御を行なう。
状態推定部106cは、上述したとおり、観測電流・電圧検出部104cにより検出された観測電流をカルマンフィルタなどの状態推定法に適用することにより、蓄電池200の蓄電池電圧V2を推定する部分である。さらに、状態推定部106cは、推定した蓄電池200の電池電圧に基づいて設定電圧V3を算出する。例えば、推定した蓄電池電圧V2に、第1実施形態で求めたΔV’を加算することにより設定電圧V3を算出する。
つぎに、このように構成された整流器100cの動作について説明する。図14は、整流器100cの動作を示すフローチャートである。この整流器100cにおいて、交流/直流変換部101cにより、商用電力400からの電力供給が途絶え、電流が流れていないと判断されると、停電した判断される(S401)。そして、停電したと判断されると、出力電流・電圧検出部102cにより、交流/直流変換部101cから変換されて出力された観測電流u(k)が検出される(S402)。
そして、状態推定部106cにより、観測電流u(k)に基づいて観測電圧y(k)が算出され(S403)、あらかじめ定めた状態推定法により、蓄電池200の電池電圧(OVC)が算出される(S404)。算出された電池電圧にΔV’(第2実施形態を参照)を加算することにより設定電圧V3が算出され(S405)、算出された設定電圧V3は、交流/直流変換部101cに設定される(S406)。これらS402からS406の処理が復電するまで(S407:NO)、継続してまたは所定周期をもってして行われる。そして、復電すると、図3に示される処理が実行され、消費電力のピークを抑えた電力制御を可能にする。
つぎに、第4実施形態の整流器100cの作用効果について説明する。この整流器100cにおいて、状態推定部106cは、あらかじめ定められた状態推定法に基づいて、観測電流・電圧検出部104cにより検出された観測力電流および観測電圧から、交流/直流変換部101cに設定すべき設定電圧を推定する。
より具体的には、状態推定部106cは、例えばカルマンフィルタを用いて、観測電流から観測電圧を求め、さらに、蓄電池200の電池電圧を推定する。出力電圧調整部103cは、推定した蓄電池200の電池電圧に対して、例えば第1実施形態で示したΔV’を加算することにより、交流/直流変換部101cの出力電圧として設定する設定電圧を算出することができる。そして、出力電圧調整部103cは、算出した設定電圧を交流・直流変換部101cに設定することで、いつ復電となっても、大電流が流れることがない。よって、消費電力を契約電力内に抑えることができる。この整流器100cにおいては、制御間隔に比べて、電池電圧が急激に変化するときに、簡単な制御で電力制御を行なうことができ、特に有効である。
10…電力制御システム、100、100a、100b、100c…整流器、101、101a、101a、101b、101c…交流/直流変換部、102…出力電流検出部、102a、102b、102c…出力電流・電圧検出部、103、103a、103b、103c…出力電圧調整部、104b…放電電流検出部、105b…放電量算出部、106b…データ記憶部、106c…状態推定部、200…蓄電池、300…通信装置、400…商用電力。

Claims (8)

  1. 商用電源から供給される電力を、負荷および蓄電池に対して供給する出力手段と、
    復電時における前記出力手段からの出力電流があらかじめ定めた上限以下となるように定められた設定電圧を、前記出力手段に設定する調整手段と、を備える電力制御装置。
  2. 前記調整手段は、復電時において、出力手段からの出力電流が所定の閾値より小さい場合に、前記設定電圧を所定値上昇させる、請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記調整手段は、復電時において、前記設定電圧をあらかじめ定められた最小値に設定しておき、前記出力手段からの出力電流に基づいて、前記設定電圧を規定値まで上昇させるように設定する、請求項2に記載の電力制御装置。
  4. 停電時における、蓄電池から出力される観測電流および観測電圧を検出する検出手段と、
    前記調整手段は、停電時において、前記検出手段により検出された観測電流および観測電圧に基づいて前記出力手段における設定電圧を調整する、請求項1または2に記載の電力制御装置。
  5. 前記調整手段は、前記観測電流および前記観測電圧に加えて、さらに前記電力制御装置の配線抵抗および前記蓄電池の内部抵抗に基づいて、前記設定電圧を調整する、請求項4に記載の電力制御装置。
  6. 前記蓄電池の電池容量に応じた設定電圧を記憶する記憶手段と、
    停電時における、前記蓄電池の電池容量を測定する測定手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、停電時において、前記測定手段により測定された電池容量に対応する設定電圧を前記記憶手段から読み出して、前記出力手段に設定する、請求項1または2に記載の電力制御装置。
  7. 停電時における、前記蓄電池から出力される観測電流を検出する検出手段と、
    あらかじめ定められた状態推定法に基づいて、前記検出手段により検出された観測電流から前記設定電圧を推定する状態推定手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、停電時において、前記状態推定手段により推定された設定電圧を前記出力手段に設定する、請求項1または2に記載の電力制御装置。
  8. 商用電源から供給される電力を、負荷および蓄電池に対して供給する出力手段を備える電力制御装置の電力制御方法において、
    復電時における前記出力手段からの出力電流があらかじめ定めた上限以下となるように定められた設定電圧を、前記出力手段に設定する調整ステップと、を備える電力制御方法。
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