JP2016005106A - ファイル番号配布システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の撮像装置の間で、ファイル番号を連番にして、撮像装置が常時他の装置と接続されていなくても、それぞれの撮像装置で撮影した画像を集めた時に、撮影順に画像を表示できるようにする。
【解決手段】ファイル番号配布装置が、複数の撮像装置のファイル番号を管理し、それぞれの撮像装置で写真を撮影した時に、ファイル番号配布装置にファイル番号を発行してもらい、その番号で画像を保存する。撮像装置がファイル番号配布装置に接続できない場合は、仮番号で画像を保存し、ファイル番号配布装置に接続できた時点で、仮番号を正式番号にふり直す。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の撮像装置でファイル番号を連番にするためのファイル番号配布に関する。
カメラなどの撮像装置で写真を撮影し、画像を保存するときに、ファイルに対して撮影順にファイル番号が付加される。ファイル番号はファイル名に付加され、保存される。
ファイル表示を行うソフトウェアの多くは、ファイル名順にファイルを表示するので、通常、撮像装置で撮影された画像ファイルは撮影順に表示される。
しかし、複数の撮像装置で写真を撮影した場合、画像のファイル番号が、撮像装置ごとに付加されるため、後で画像を集めて表示した時に、撮影順に並ばない。例えば、近年、スマートフォンや一眼レフカメラの普及により、スマートフォンと一眼レフカメラを1台ずつ持ち歩くケースが増えている。
SNS(ソーシャル・ネットーワーク・サービス)に画像をアップロードしたい場合はスマートフォンで撮影し、高品質の写真を撮影したい場合は、一眼レフカメラで撮影をする場合などがある。そのような場合に、スマートフォンで撮影した画像と一眼レフカメラで撮影した画像を後で同じフォルダに集めた場合、それぞれのデバイスごとにファイル番号が付加されるため、撮影順に並ばない。
撮影日時順にファイルを表示するソフトウェアも存在するが、ほとんどのソフトウェアはファイル名順に表示をおこなう。また、撮像装置内の時計がずれていると画像の撮影日時がずれてしまうので、撮影日順に表示しても、必ずしも撮影順に並ぶとは言えない。
複数の撮像装置で撮影した画像を後で集めた時に、同名ファイルがあるために混合してしまい、上書きされるおそれがあるので、ファイルに撮像装置固有の識別番号を付加したり、イベントごとの識別番号を付加してファイルを区別する(特許文献1)。
特開2006−115062号公報
本発明の目的は、複数の撮像装置の間で、ファイル番号を連番にして、撮像装置が常時他の装置と接続されていなくても、それぞれの撮像装置で撮影した画像を集めた時に、撮影順に画像を表示できるようにする。
本発明は、複数の撮像装置とファイル番号配布装置からなるシステムで、撮像装置はファイル番号配布装置に接続可能な時点で、撮影した画像のファイル番号を要求する手段と、ファイル番号配布装置からファイル番号が配布された場合に撮像装置内のファイルのファイル番号を付加する手段から構成され、ファイル番号配布装置は、ファイル番号を連番にする全撮像装置の一覧を記憶する手段と、撮像装置から要求があった場合に、過去の撮影日時とファイル番号を取得する手段と、取得した撮影日時とファイル番号から、ファイル番号を撮影順にふり直す手段と、撮像装置にファイル番号を付加するように要求する手段、から構成されるシステム、である。
本発明によれば、ファイル番号配布装置が、ファイル番号を管理し、撮像装置に発行することで、撮像装置とファイル番号配布装置が常時接続されていなくても、複数の撮像装置間で、ファイル番号を連番にすることができ、撮影順にファイルを表示できる。
本発明の一実施形態に係る撮影装置およびファイル番号配布装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にファイル番号配布装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るファイル番号配布装置と撮影装置の記憶領域に記憶されている内容と各装置のデータの流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置とファイル番号配布装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の表示部に表示する画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置とファイル番号配布装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置とファイル番号配布装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係るファイル番号配布装置がファイル番号を連番にするために必要なデータの構成図である。 本発明の一実施形態に係るファイル番号配布装置と撮影装置の記憶領域に記憶されている内容と各装置のデータの流れをを示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置とファイル番号配布装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置とファイル番号配布装置の表示部に表示する画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置とファイル番号配布装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置とファイル番号配布装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係るファイル番号配布装置がファイル番号を連番にするために必要なデータの構成図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
カメラ等の撮像増装置が複数あり、その撮像装置間で、サーバーを利用してファイル番号を連番にする例を以下に示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置100は、光学系101と、撮像素子102と、CPU103と、一次記憶装置104と、二次記憶装置105と、記憶媒体106と、表示部107と、操作部108と、通信装置109とから構成されている。
光学系101は、レンズ、シャッター、絞りから構成されていて、被写体からの光を適切な量とタイミングで撮像素子102に結像させる。撮像素子102は、光学系101を通って結像した光を画像に変換する。CPU103は、入力された信号やプログラムに従って、各種の演算や、撮像装置100を構成する各部分の制御を行う。一次記憶装置104は、一時的なデータを記憶し、CPU103の作業用に使われる。
二次記憶装置105は、撮像装置100を制御するためのプログラム(ファームウェア)や各種の設定情報などを記憶する。記憶媒体106は、撮影した画像データ、辞書データなどを記憶する。なお、撮影後に記憶媒体106は取り外すことが可能であり、パーソナルコンピュータ(以下、PC)などに装着してデータを読み出すことが可能である。
つまり、撮像装置100は記憶媒体106へのアクセス手段を有し、記憶媒体106へのデータの読み書きが行えればよい。表示部107は、撮影時のビューファインダー画像の表示、撮影した画像の表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。操作部108は、使用者の操作を受け付けるためのものである。操作部108は例えばボタンやレバー、タッチパネルなどを用いることが可能である。
通信装置109は、外部装置と接続し制御コマンドやデータの送受信を行う。接続を確立し、データ通信するためのプロトコルとしては、例えば、PTP(Picture Transfer Protocol)やMTP(Media Transfer Protocol)が用いられる。
なお、前記通信装置109は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどの有線接続により通信を行ってもよい。また、無線LANなどの無線接続により通信を行ってもよい。また、外部装置と直接接続してもよいし、サーバを経由したり、インターネットなどのネットワークを介して外部装置と接続してもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係るファイル番号配布装置の構成を示すブロック図である。PC200は、表示部201と、操作部202と、CPU203と、一次記憶装置204と、二次記憶装置205と、通信装置206とから構成されている。
各構成の基本的な機能は撮像装置100と同様であるから、ここでは詳細な説明は省略する。なお、表示部201にはLCDなどのディスプレイ装置が用いられる。また表示部201はPC200が備える必要はなく、PC200は表示部201の表示を制御する表示制御機能を有していればよい。さらに、操作部202としては、キーボードやマウスなどを用いることが可能である。
図3は、本発明の一実施形態に係るファイル番号配布装置と撮影装置の記憶領域に記憶されている内容と各装置のデータの流れをを示す図である。ファイル番号配布装置3000はサーバーで、3001は二次記憶装置205に記憶されており、撮像装置から次に要求があった場合に発行する最新のファイル番号である。3002は、二次記憶装置205に記憶されており、撮像装置から送信されてきた撮影日時とファイル番号配布装置が発行したファイル番号のリストである。
本実施例では、ファイル番号配布装置と撮像装置の内部に保持している時刻が一致している場合を例として、3002は撮影日時とファイル番号を関連づけて、記載しているが、それぞれの撮像装置の時刻がずれていた場合でも、ファイル番号配布装置が保持している時刻に対して、それぞれの撮像装置の撮影日時とファイル番号を関連付けるリストにすればよい。
3100は、撮像装置で、撮像装置3100で撮影した画像3101〜3103と、ファイル番号配布装置へ接続するためのURL3104が二次記憶装置105に記憶されている。3106、3208は、撮像装置のIDで撮像装置ごとに異なる。3200も、撮像装置で、撮像装置3200で撮影した画像3201〜3204と、ファイル番号配布装置へ接続するためのURL3205が二次記憶装置105に記憶されている。
URL3104、3205は予めPCと撮像装置3100、3200を接続して書き込んだり、操作部108から入力してもよい。3206は、撮像装置3200がファイル番号配布装置3000に送信するファイルで、撮像装置3200が写真を撮影してファイル番号配布装置3000から番号を取得するときに、ファイル番号配布装置3000に接続できなかった場合、画像を仮番号で保存するが、仮番号を正式番号にふり直すために送信する、仮番号と撮影日時のリストである。
3207は、ファイル番号配布装置3000が撮像装置3200に送信するファイルで、撮像装置3200に保存されている仮番号の画像3202〜3204の名前を正式番号に書きかえるために、仮番号に対応した正式番号が記載されたリストである。3105は、ファイル番号配布装置3000が撮像装置3100に送信するファイルで、撮像装置3100に保存されている画像3101〜3103の番号を書きかえるために、仮番号に対応した正式番号が記載されたリストである。
図4は、複数の撮像装置で画像のファイル番号を連番にするための、連番にする撮像装置をファイル番号配布装置に登録する動作を示すフローチャート図である。図5は、連番にする撮像装置をファイル番号配布装置に登録する時に撮像装置の表示装置に表示する画面である。図4のS1001で、撮像装置3100をユーザーが操作し、撮像装置3100を連番モードに設定する。
設定は、図5の4001のような画面を撮像装置3100の表示部107に表示し、[はい]を選択することで行われる。4001で[はい]を選択したら、撮像装置3100の表示部107に4002のように、連番モード(以下、複数の撮像装置でファイル番号を連番にすることを連番モードと呼ぶことにする)に登録する撮像装置のIDの一覧を表示する。S1002で、撮像装置3100のID(図5だと「aaa」)と撮像装置3100内に保存している画像の名前のファイル番号の値が最大の番号をファイル番号配布装置3000に送信する。
S1101で、ファイル番号配布装置3000は、撮像装置からの要求を待っていて、S1002やS1202でファイル番号の最大値と撮像装置のIDが送信されたら、S1102へ進む。S1102では、S1002で送信された撮像装置3100のIDをリスト3002に追加する。S1103では、S1002で送信されたファイル番号の最大値を3001に保存し、S1101に戻り、他の撮像装置からの要求を待つ。
次に、撮像装置3200も、同様にユーザーが操作し、撮像装置3200を連番モードに設定する。設定は、撮像装置3100同様、図5の4101のような画面を撮像装置3100の表示部107に表示し、[はい]を選択することで行われるが、撮像装置3200は二台目なので、4003のような画面は表示せず、4102を表示する。このとき、撮像装置3100は、ファイル番号配布装置3000から連番モード登録中の撮像装置のIDを取得し、4003のように表示する。
S1202では、S1002同様、撮像装置3200が、ファイル番号配布装置3000にファイル番号の最大値と撮像装置3200のIDを送信する。ファイル番号配布装置は、S1102で、S1202で送信された撮像装置3200のIDをリストに追加し、S1103では、S1202で送信されたファイル番号の最大値と、既に保存されている3001の値を比較し、大きい方を3001に保存する。
図4は、撮像装置が二台の例だが、三台目以降の撮像装置があった場合も撮像装置3200と同じ作業を行う。登録の完了を行う際は、S1003で、ユーザー操作により登録を完了する。登録の完了は、図5の4003の画面で[登録完了]を選択することで行われる。[登録完了]が選択されたら、S1004で、登録が完了したことをファイル番号配布装置3000に通知する。ファイル番号配布装置3000は、S1104で通知を待っており、通知があったら、S1105に進む。
図4では、わかりやすくするために、S1101とS1104を分けて記載しているが、撮像装置からの要求を待っていることに変わりなく、撮像装置からの要求に応じて、S1102に進むか、S1105に進むか判断する。
S1105では、ファイル番号の最大値3001をインクリメントする。S1105の動作により、複数ある撮像装置に保存している画像のファイル番号の最大値の次の値から連番モードが開始されるので、連番モードが開始されても既に保存している画像のファイル番号と重なることがなくなる。S1106では、連番モードを開始することを撮像装置3100と3200に通知し、S1005、S1203で連番モードが開始される。
図6は、連番モード開始後、撮像装置で撮影時のファイル番号配布装置からの番号の取得動作を示すフローチャート図である。撮像装置3200とファイル番号配布装置3000を例に説明するが、フローチャートの左側のフローは連番モードにする全ての撮像装置の動作である。
S2001で、ユーザーが撮像装置のシャッターを押下したかどうかを待っていて、シャッターが押された場合、S2002で撮影をする。S2003で、ファイル番号配布装置3000に接続可能か確認し、接続できなかった場合は、S2004で、画像ファイルを仮番号で保存しS2001に戻る。図3の3202の例だと、ファイル名に「tmp」などをつけ仮番号としている。
S2003でファイル番号配布装置3000に接続可能な場合は、S2005で、ファイル番号配布装置3000に撮像装置のID3208とS2002で撮影した画像の撮影日時のデータを送信する。撮影日時は画像データ3202の中に埋め込まれおり、ファイル番号配布装置に送信するときは、撮像装置のIDと撮影日時だけのテキストデータに変換して送信する。
ファイル番号配布装置3000は、S2101で撮像装置からの要求を待っていて、S2005で撮像装置から撮影日時が送信された場合は、S2102で、3002のリストに、撮影日時が送信された撮像装置のIDの列に追加する。S2103で、ファイル番号配布装置3000は、撮像装置3200に3001のファイル番号データを送信する。S2104では、3001の番号をインクリメントし(3001の例だと、54になっているので55にする)、S2101に戻る。
撮像装置3200は、S2006で、ファイル番号配布装置3000から送信された3001のファイル番号をS2002で撮影した画像のファイル名に付加し(ファイル番号配布装置3000から送信された番号が「0050」の場合3201の例だと、「IMG_0050.jpg」というファイル名にする)、S2001に戻る。
図7は、撮像装置内に仮番号のファイルが作成された場合に仮番号を正式番号にふり直す動作を示すフローチャート図である。撮像装置3200は、S3001でファイル番号配布装置3000に接続可能か確認し、接続可能な場合は、S3002に進む。S3002で、3202〜3204のような仮番号の画像が撮像装置内に存在するか確認し、存在しない場合は終了する。存在した場合は、S3003で、ファイル番号配布装置3000に、撮像装置3200のID3208と撮影日時と仮番号のリスト3206を送信する。
ファイル番号配布装置3000は、S3101で撮像装置からの要求を待っており、要求があった場合は、S3102に進む。S3102では、3002のリストと3206のリストから仮番号に対して正式番号をつけ直し、撮影日時順に連番にする。具体的には、3002と3206のリストをマージして、撮影日時順に並べ、図8の5001のようにする。
その後、撮影日時順に再度番号をふり直し、5002にのように変換する。S3103で、撮像装置3200には番号をふり直すための3207のリスト、撮像装置3100には、3105のリストを送信する。
S3004で、撮像装置3200はファイル番号配布装置3000から送信されたリスト3207を参照し、3202〜3204のファイル名を「IMG_tmp0001.png」から「IMG_0052.png」へ変更する。また、「IMG_tmp0002.png」から「IMG_0054.png」へ、「IMG_tmp0003.png」から「IMG_0056.png」へ変更する。撮像装置3100も同様に、3105を参照し、画像3102と3103のファイル名を変更する。
上述のように、撮像装置で撮影する際に、ファイル番号配布装置から番号を取得することで、複数の撮像装置間で、画像ファイル名を連番にすることができるので、後から画像ファイルを集めた場合、撮影順にファイルを表示することができる。また、常時、ファイル番号配布装置に接続できなくても、後から番号をふり直すことが可能なので、一つの撮像装置はネットワークにつながる環境、もう一つの撮像装置はネットワークにつながらない環境にあった場合でもファイル名を連番にすることができる。
実施例1では、サーバーを利用して、ファイル番号を連番にする例を説明したが、実施例2では、撮像装置と一緒に携帯するスマートフォンを利用して、複数の撮像装置とスマートフォンの間でファイル番号を連番にする例を示す。以下の例では、スマートフォンは撮影機能を備えていることとする。
図9は、本発明の一実施形態に係るファイル番号配布装置と撮影装置の記憶領域に記憶されている内容と各装置のデータの流れをを示す図である。ファイル番号配布装置6000はスマートフォンで、6001は二次記憶装置105に記憶されており、撮像装置から次に要求があった場合に発行する最新のファイル番号である。6002は、二次記憶装置105に記憶されており、撮像装置から送信されてきた撮影日時とファイル番号配布装置が発行したファイル番号のリストである。
本実施例では、ファイル番号配布装置と撮像装置の内部に保持している時刻が一致している場合を例として、6002は撮影日時とファイル番号を関連づけて記載している。しかし、それぞれの撮像装置の時刻がずれていた場合でも、ファイル番号配布装置が保持している時刻に対して、それぞれの撮像装置の撮影日時とファイル番号を関連付けるリストにすればよい。
ファイル番号配布装置6000は、撮像機能も備えており、撮影した画像6003〜6005が二次記憶装置105に記憶されている。6006、6108は、撮像装置のIDで撮像装置ごとに異なる。6100は、撮像装置で、撮像装置6100で撮影した画像6101〜6104と、ファイル番号配布装置へ接続するためのURL6105が二次記憶装置105に記憶されている。
URL6105は予めPCと撮像装置6100を接続して書き込んだり、操作部108から入力してもよい。6106は、撮像装置6100がファイル番号配布装置6000に送信するファイルである。撮像装置6100が写真を撮影してファイル番号配布装置6000から番号を取得するときに、ファイル番号配布装置6000に接続できなかった場合、画像を仮番号で保存するが、仮番号を正式番号にふり直すために送信する、仮番号と撮影日時のリストである。
6107は、ファイル番号配布装置6000が撮像装置6100に送信するファイルで、撮像装置6100に保存されている仮番号の画像6102〜6104の名前を正式番号に書きかえるために、仮番号に対応した正式番号が記載されたリストである。
図10は、複数の撮像装置で画像のファイル番号を連番にするための、連番にする撮像装置をファイル番号配布装置に登録する動作を示すフローチャート図である。図11は、連番にする撮像装置をファイル番号配布装置に登録する時に撮像装置の表示装置に表示する画面である。
図10のS4001で、ファイル番号配布装置6000をユーザーが操作し、ファイル番号配布装置6000を連番モードに設定する。設定は、図10の7001のような画面をファイル番号配布装置6000の表示部107に表示し、[はい]を選択することで行われる。7001で[はい]を選択したら、ファイル番号配布装置6000の表示部107に7002のように、連番モードに登録する撮像装置のIDの一覧を表示する。
S4002で、ファイル番号配布装置6000のID(図11だと「aaa」)を6002のリストに登録し、ファイル番号配布装置6000内に保存している画像の名前のファイル番号の値が最大の番号を6001に登録する。S4003で、ファイル番号配布装置6000は、撮像装置からの要求を待っていて、S4102でファイル番号の最大値と撮像装置のIDが送信されたら、S4004へ進む。
S4102でファイル番号の最大値と撮像装置のIDを送信する手段は、S4101でユーザーが操作し、撮像装置6100を連番モードに設定する。設定は、図11の7101のような画面を撮像装置6100の表示部107に表示し、[はい]を選択することで行われるが、撮像装置6100はファイル番号配布装置を含めると二台目なので、7003のような画面は表示せず、7102を表示する。
このとき、ファイル番号配布装置6000は、7003のように表示する。S4004では、S4102で送信された撮像装置6100のIDをリスト6002に追加する。S4005では、S4102で送信されたファイル番号の最大値と既に登録されている6100の値を比較し、大きい方を6001に保存し、S4003に戻り、他の撮像装置からの要求を待つ。
図10は、ファイル番号配布装置を含む撮像装置が二台の例だが、三代目以降の撮像装置があった場合も撮像装置6100と同じ作業を行う。登録の完了を行う際は、S4006で、ユーザー操作により登録を完了する。登録の完了は、図11の7003の画面で[登録完了]を選択することで行われる。[登録完了]が選択されたら、S4007で、ファイル番号の最大値6001をインクリメントする。
S4007の動作により、複数ある撮像装置に保存している画像のファイル番号の最大値の次の値から連番モードが開始されるので、連番モードが開始されても既に保存している画像のファイル番号と重なることがなくなる。S4008で、連番モードを開始することを撮像装置6100に通知し、S4009、S4103で連番モードが開始される。
図12は、連番モード開始後、撮像装置で撮影時のファイル番号配布装置からの番号の取得動作を示すフローチャート図である。撮像装置6100とファイル番号配布装置3000を例に説明するが、フローチャートの左側のフローは連番モードにする全ての撮像装置の動作である。S5001で、ユーザーが撮像装置のシャッターを押下したかどうかを待っていて、シャッターが押された場合、S5002で撮影をする。
S5003で、ファイル番号配布装置6000に接続可能か確認し、接続できなかった場合は、S5004で、画像ファイルを仮番号で保存し52001に戻る。図9の6102の例だと、ファイル名に「tmp」などをつけ仮番号としている。S5003でファイル番号配布装置6000に接続可能な場合は、S5005で、ファイル番号配布装置6000に撮像装置のID6108とS5002で撮影した画像の撮影日時のデータを送信する。撮影日時は画像デー6102の中に埋め込まれおり、ファイル番号配布装置に送信するときは、撮像装置のIDと撮影日時だけのテキストデータに変換して送信する。
ファイル番号配布装置6000は、S5101で撮像装置からの要求を待っていて、S5005で撮像装置から撮影日時が送信された場合は、S5102で、6002のリストに、撮影日時が送信された撮像装置のIDの列に追加する。S5103で、ファイル番号配布装置6000は、撮像装置6100に6001のファイル番号データを送信する。S5104では、6001の番号をインクリメントし(6001の例だと、54になっているので55にする)、S5101に戻る。
撮像装置6100は、S5006で、ファイル番号配布装置6000から送信された6001のファイル番号をS5002で撮影した画像のファイル名に付加し(ファイル番号配布装置6000から送信された番号が「0050」の場合6101の例だと、「IMG_0050.jpg」というファイル名にする)、S5001に戻る。実施例2では、ファイル番号配布装置6000も撮影を行うことができるが、その場合、撮影した画像の撮影日時を6002のリストに追加し、画像のファイル名に6001の番号をつければよい。
図13は、撮像装置内に仮番号のファイルが作成された場合に仮番号を正式番号にふり直す動作を示すフローチャート図である。撮像装置6100は、S6001でファイル番号配布装置6000に接続可能か確認し、接続可能な場合は、S6002に進む。S6002で、6202〜6204のような仮番号の画像が撮像装置内に存在するか確認し、存在しない場合は終了する。存在した場合は、S6003で、ファイル番号配布装置6000に、撮像装置6100のID6108と撮影日時と仮番号のリスト6106を送信する。
ファイル番号配布装置6000は、S6101で撮像装置からの要求を待っており、要求があった場合は、S6102に進む。S6102では、6002のリストと6106のリストから仮番号に対して正式番号をつけ直し、撮影日時順に連番にする。具体的には、6002と6106のリストをマージして、撮影日時順に並べ、図14の8001のようにする。その後、撮影日時順に再度番号をふり直し、8002にのように変換する。
S6103で、撮像装置6100には番号をふり直すための6107のリストを送信する。S5004で、撮像装置6100はファイル番号配布装置6000から送信されたリスト6107を参照する。そして、6102〜6104のファイル名を「IMG_tmp0001.png」から「IMG_0052.png」へ変更する。また、「IMG_tmp0002.png」から「IMG_0054.png」へ、「IMG_tmp0003.png」から「IMG_0056.png」へ変更する。S6104で、8002を参照して、画像6004と6005のファイル名を変更する。
上述のように、撮像装置で撮影する際に、ファイル番号配布装置から番号を取得することで、複数の撮像装置間で、画像ファイル名を連番にすることができるので、後から画像ファイルを集めた場合、撮影順にファイルを表示することができる。また、常時、ファイル番号配布装置に接続できなくても、後から番号をふり直すことが可能なので、一つの撮像装置はネットワークにつながる環境、もう一つの撮像装置はネットワークにつながらない環境にあった場合でもファイル名を連番にすることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 撮像装置、101 光学系、102 撮像素子、103 CPU、
104 一次記憶装置、105 二次記憶装置、106 記憶媒体、
108 操作部、109 通信装置

Claims (3)

  1. 複数の撮像装置とファイル番号配布装置からなるシステムで、撮像装置はファイル番号配布装置に接続可能な時点で、撮影した画像のファイル番号を要求する手段と、ファイル番号配布装置からファイル番号が配布された場合に撮像装置内のファイルのファイル番号を付加する手段から構成され、ファイル番号配布装置は、ファイル番号を連番にする全撮像装置の一覧を記憶する手段と、撮像装置から要求があった場合に、過去の撮影日時とファイル番号を取得する手段と、取得した撮影日時とファイル番号から、ファイル番号を撮影順にふり直す手段と、撮像装置にファイル番号を付加するように要求する手段、から構成されるシステム。
  2. ファイル番号配布装置が配布するファイル番号が、撮像装置がファイル番号を連番にする前に撮影した画像のファイル番号と重ならないようにする手段から構成される請求項1に記載のシステム。
  3. ファイル番号配布装置が配布するファイル番号の開始を、全撮像装置から取得したファイル番号の最大値の次の値に決定する手段から構成される請求項2に記載のシステム。
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